JP2020194733A - 真空バルブ - Google Patents

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昂 大坊
Akira Daibo
昂 大坊
丹羽 芳充
Yoshimitsu Niwa
芳充 丹羽
直紀 浅利
Naoki Asari
直紀 浅利
岳志 野田
Takashi Noda
岳志 野田
智博 竪山
Tomohiro Tateyama
智博 竪山
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Abstract

【課題】真空バルブのコイルが生成する磁界を強化し、遮断性能を向上すること。【解決手段】真空バルブは、軸方向において接離可能な一対の電極5Aを備えている。前記一対の電極の少なくとも一方は、前記軸方向と平行な軸を中心とした周方向の成分を有する電流が流れる複数のコイル10A、20A、30Aを備えている。前記複数のコイルは、前記軸方向に並びかつ互いに接続することにより、電極間で発生する磁界を強化し、遮断性能を向上した真空バルブ。【選択図】図2

Description

本発明の実施形態は、真空バルブに関する。
接離可能な一対の電極を真空絶縁容器に収容した真空バルブが知られている。例えば、各電極は、磁界を生成するコイルと、コイルの先端に接合された接触子とを備えている。各電極の接触子が離間した状態においては、これら接触子の間にアークが発生する。このアークは、各電極のコイルが生成する磁界により拡散され、これにより接触子の局所的な加熱が抑制される。コイルが生成する磁界を強化すれば、アークの良好な拡散が期待できる。
特開2019−53955号公報
本発明が解決しようとする課題は、真空バルブのコイルが生成する磁界を強化することである。
一実施形態に係る真空バルブは、軸方向において接離可能な一対の電極を備えている。前記一対の電極の少なくとも一方は、前記軸方向と平行な軸を中心とした周方向の成分を有する電流が流れる複数のコイルを備えている。前記複数のコイルは、前記軸方向に並びかつ互いに接続されている。
図1は、第1実施形態に係る真空バルブの概略的な構成を示す断面図である。 図2は、第1実施形態に係る第1電極に適用し得る構成の一例を示す側面図である。 図3は、図2に示した第1コイルおよび第1接触子の概略的な斜視図である。 図4は、第1コイルにスリットを形成する工程の一例を示す概略的な斜視図である。 図5は、コイルの段数と磁界の強さの関係をシミュレーションした結果を示すグラフである。 図6は、第1実施形態に係る第1電極の一部を示す概略的な斜視図である。 図7は、第2実施形態に係る第1電極の一部を示す概略的な斜視図である。 図8は、第2実施形態に係る第1コイルを底部側から見た概略的な斜視図である。 図9は、第3実施形態に係る第1コイルを底部側から見た概略的な斜視図である。 図10は、第3実施形態に係る第1電極の一部を示す概略的な斜視図である。 図11は、第4実施形態に係る第1電極の概略的な斜視図である。 図12は、第4実施形態に係る第1コイルおよび複数の棒材の概略的な斜視図である。 図13は、第5実施形態に係る第1電極の概略的な斜視図である。 図14は、図13に示す第1電極の概略的な断面図である。
いくつかの実施形態につき、図面を参照しながら説明する。各実施形態に開示する真空バルブは一例であり、他の構造を備えた真空バルブに対して、各実施形態に開示する構成の一部を適用することもできる。また、各図においては、真空バルブを構成する各部材の相対的な大きさや位置を模式的に示すことがある。
[第1実施形態]
図1は、第1実施形態に係る真空バルブ1の概略的な構成を示す断面図である。真空バルブ1は、例えば真空遮断器として利用することができる。また、この真空遮断器は、スイッチギヤに利用されてもよい。
図1の例において、真空バルブ1は、絶縁容器2と、第1金具3Aと、第2金具3Bと、第1通電軸4Aと、第2通電軸4Bと、第1電極5Aと、第2電極5Bと、シールド6と、ベローズ7と、カバー8とを備えている。
絶縁容器2は、第1電極5A、第2電極5B、シールド6、ベローズ7およびカバー8を収容している。第1通電軸4Aおよび第2通電軸4Bは、一端が絶縁容器2の内部に位置するとともに、他端が絶縁容器2の外部に位置している。
例えば、絶縁容器2は、真空バルブ1の軸AXを中心とした円筒状である。絶縁容器2は、例えばアルミナ等の絶縁性のセラミックスで形成することができるが、この例に限られない。絶縁容器2が樹脂材料で形成され、さらに絶縁容器2の外面を覆う樹脂層が設けられてもよい。
第1金具3Aおよび第2金具3Bは、例えば円盤状であり、絶縁容器2の両端の開口を塞いでいる。第1金具3Aおよび第2金具3Bは、例えばステンレス鋼で形成することができるが、この例に限られない。
第1通電軸4Aおよび第2通電軸4Bは、いずれも軸AXに沿って延びている。第1通電軸4Aは、第1金具3Aの開口に通され、第1金具3Aに接合されている。第2通電軸4Bは、第2金具3Bの開口に通されている。第2通電軸4Bと当該開口の内面との間には、隙間が設けられている。第1通電軸4Aおよび第2通電軸4Bは、例えば無酸素銅で形成することができるが、この例に限られない。
第1電極5Aは、第1コイル10Aと、第2コイル20Aと、第3コイル30Aと、第1接触子40Aとを備えている。第2コイル20Aは、第1コイル10Aと第3コイル30Aとの間に配置されている。第3コイル30Aは、第2コイル20Aと第1通電軸4Aとの間に配置されている。第1接触子40Aは、第2電極5Bと対向する第1コイル10Aの端部(図中の下端部)に配置されている。第1コイル10Aと第2コイル20A、第2コイル20Aと第3コイル30A、第3コイル30Aと第1通電軸4A、第1接触子40Aと第1コイル10Aは、例えば銀ろう等の接合材を用いて互いに接合されている。
第2電極5Bは、第1コイル10Bと、第2コイル20Bと、第3コイル30Bと、第2接触子40Bとを備えている。第2コイル20Bは、第1コイル10Bと第3コイル30Bとの間に配置されている。第3コイル30Bは、第2コイル20Bと第2通電軸4Bとの間に配置されている。第2接触子40Bは、第1電極5Aと対向する第1コイル10Bの端部(図中の上端部)に配置されている。第1コイル10Bと第2コイル20B、第2コイル20Bと第3コイル30B、第3コイル30Bと第2通電軸4B、第2接触子40Bと第1コイル10Bは、例えば銀ろう等の接合材を用いて互いに接合されている。
第1接触子40Aおよび第2接触子40Bは、互いに対向している。本実施形態において、第1電極5Aはいわゆる固定側電極に相当し、第2電極5Bはいわゆる可動側電極に相当する。すなわち、第1電極5Aおよび第2電極5Bは、接離可能である。図1の例においては、第1接触子40Aと第2接触子40Bが離間した開極状態を示している。第1電極5Aが第2電極5Bに向けて移動することで、第1接触子40Aと第2接触子40Bが接触し、閉極状態となる。各コイル10A,20A,30A,10B,20B,30Bは、例えば無酸素銅で形成することができるが、この例に限られない。各接触子40A,40Bは、例えば銅クロムで形成することができるが、この例に限られない。
シールド6は、例えば軸AXを中心とした筒状であり、第1電極5Aおよび第2電極5Bを囲っている。シールド6は、開極状態において第1電極5Aと第2電極5Bの間に生じるアークにより飛散する金属溶融物が絶縁容器2に付着して絶縁容器2の絶縁性能が低下することを抑制する。シールド6は、例えばステンレス鋼や銅で形成することができるが、この例に限られない。
ベローズ7は、軸AXに沿って伸縮可能である。ベローズ7の一端は、第1金具3Aに接合されている。ベローズ7の他端は、例えばカバー8を介して第1通電軸4Aに接合されている。ベローズ7の当該他端は、第1通電軸4Aに直接接合されてもよい。カバー8は、ベローズ7を覆っており、アークにより飛散する金属溶融物がベローズ7に付着することを抑制する。
第1金具3A、第2金具3B、ベローズ7およびカバー8により、絶縁容器2の内部が気密に保たれている。絶縁容器2の内部の圧力は、1×10−2Pa以下であることが好ましい。
図2は、第1電極5Aに適用し得る構成の一例を示す側面図である。図3は、図2に示した第1コイル10Aおよび第1接触子40Aの概略的な斜視図である。図2および図3に示すように、第1コイル10Aは、軸AXを中心とした中空の円筒部11と、円筒部11の一方の開口を塞ぐ底部12(第1底部)とを有している。円筒部11は、複数のスリット13(第1スリット)と、隣り合うスリット13の間にそれぞれ設けられた複数のアーム14(第1アーム)とを有している。
各スリット13および各アーム14は、軸AXと平行な軸方向および軸AXを中心とした周方向の双方と交差する方向に延びている。各スリット13は、軸AXに関して互いに回転対称となる3次元形状を有している。同様に、各アーム14は、軸AXに関して互いに回転対称となる3次元形状を有している。
図3に示すように、円筒部11の端部には、円筒部11の内周面から外周面に亘る複数の凹部11aが設けられている。これら凹部11aは、軸AXを中心とした周方向に一定間隔で並んでいる。各アーム14の先端部14a(第1先端部)は、これら凹部11aの間に位置している。また、各スリット13は、凹部11aに繋がっている。
第1接触子40Aは、例えば円盤状であり、外周から所定長さで延びる複数の切り込み部41と、隣り合う切り込み部41の間にそれぞれ設けられた複数の接続部42とを有している。複数の切り込み部41は、凹部11aと同じピッチで軸AXを中心とした周方向に並んでいる。複数の接続部42は、先端部14aと同じピッチで当該周方向に並んでいる。
第1コイル10Aと第1接触子40Aは、各先端部14aがそれぞれ接続部42と接触し、かつ各凹部11aがそれぞれ切り込み部41と重なるように接合される。このように接合された状態においては、先端部14aの全体が第1接触子40Aと接触する。
図2に示す第2コイル20Aおよび第3コイル30Aの形状は、第1コイル10Aと同様である。すなわち、第2コイル20Aは、円筒部21および底部22(第2底部)を備え、円筒部21は複数のスリット23(第2スリット)と複数のアーム24(第2アーム)とを有している。さらに、円筒部21は複数の凹部21aを有し、各アーム24は隣り合う凹部21aの間に先端部24a(第2先端部)を有している。
また、第3コイル30Aは、円筒部31および底部32(第3底部)を備え、円筒部31は複数のスリット33(第3スリット)と複数のアーム34(第3アーム)とを有している。さらに、円筒部31は複数の凹部31aを有し、各アーム34は隣り合う凹部31aの間に先端部34a(第3先端部)を有している。
第1コイル10Aと第2コイル20Aは、各アーム24の先端部24aがそれぞれ底部12と接触するように接合される。第2コイル20Aと第3コイル30Aは、各アーム34の先端部34aがそれぞれ底部22と接触するように接合される。第1通電軸4Aは、底部32に接合される。
先端部24aと底部12との接触位置は、アーム14の付け根部分、すなわち周方向において隣り合うスリット13の下端部間の領域であることが好ましい。また、先端部34aと底部22との接触位置は、アーム24の付け根部分、すなわち周方向において隣り合うスリット23の下端部間の領域であることが好ましい。
図4は、第1コイル10Aにスリット13を形成する工程の一例を示す概略的な斜視図である。例えば、スリット13は、回転するブレードBLによって円筒部11を切削することにより形成できる。他のコイル20A,30Aも同様の方法で加工することができる。
例えば図3に示すように、第1コイル10Aを流れる電流Iは、各アーム14を通る。この電流Iは、周方向の成分を有するため、第1コイル10Aの内部においては縦方向(軸方向)の成分を有する磁界MFが発生する。
第1接触子40Aと第2接触子40Bが離間した状態においては、第1電極5Aと第2電極5Bの間にアークが発生し得る。仮にこのアークが第1接触子40Aの所定部分に集中すると、当該部分が局所加熱されて高温となり、熱電子を発生させることがある。このような熱電子は、真空バルブ1の遮断性能を低下させる。
一方、図2および図3に示した構成においては、アークを構成する荷電粒子が各コイル10A,20A,30Aにより生成される磁界MFの磁力線に捕捉され、当該磁力線を中心に螺旋運動する。これにより、アークが拡散されて第1接触子40Aおよび第2接触子40Bの全体に広がる。したがって、アークの集中による第1接触子40Aおよび第2接触子40Bの局所加熱を抑制でき、結果として真空バルブ1の遮断性能が向上する。
例えば第1電極5Aと第2電極5Bを高速で開極させる場合、開極時における両電極間の距離が大きくなる。各コイル10A,20A,30Aが第1接触子40Aと第2接触子40Bの間に発生させる磁界MFの強さは、この距離が大きくなるほど低下する。また、磁界MFの強さは、軸AXを中心とした半径方向の外側ほど低下する傾向がある。このため、電極間の距離が大きくなると、アークの拡散範囲が狭くなり、局所加熱を十分に抑制できない可能性がある。
一般に、コイルが生成する磁界の強さ(磁束密度Bz)は、コイルの巻き数に比例する。そこで、コイルの巻き数を増やして磁界を強めれば、アークを良好に拡散できると考えられる。しかしながら、図4に示した加工方法においては、巻き数を増やすこと、すなわちスリット13,23,33を長くすることが困難である。
このように、コイル10A,20A,30Aのそれぞれにおいて巻き数を増やすことは難しい。しかしながら、コイル10A,20A,30Aを軸方向に接合した構造であれば、これらコイル10A,20A,30Aのアーム14,24,34により、巻き数の多いコイルが構成される。これにより、第1電極5Aにおける磁界が強化され、アークを良好に拡散することができる。
図5は、コイルを1段有する電極、コイルを2段有する電極、本実施形態のようにコイルを3段有する電極のそれぞれにつき磁界の強さをシミュレーションした結果を示すグラフである。横軸は真空バルブ1の軸AXからの距離rであり、縦軸は磁束密度Bzである。
1段、2段、3段のいずれの場合も、距離rが小さい領域では磁束密度Bzが強く、距離rが大きくなると磁束密度Bzが低下する。ただし、1段に比べて2段の方が全体的に磁束密度Bzが高く、さらに2段に比べて3段の方が全体的に磁束密度Bzが高くなっている。例えば距離r=0の位置において、2段の磁束密度Bzは、1段に比べて約50%向上している。また、距離r=0の位置において、3段の磁束密度Bzは、1段に比べて約60%向上している。
以上、第1電極5Aの各コイル10A,20A,30Aおよび第1接触子40Aについて説明した構成は、第2電極5Bのコイル10B,20B,30Bおよび第2接触子40Bに対しても適用することができる。これにより、第2電極5Bによる磁界も強まり、アークをより好適に拡散できる。
本実施形態において、各コイルが備える複数のアームは、底部によって連結されている。これにより、各アームを別々の部品として用意する場合に比べて、部品点数を削減できるとともに、各電極5A,5Bの組み立ても容易となる。
本実施形態においては、各コイルのアームの先端部が、隣接するコイルの底部や接触子に接続されている。このような構造においては、各電極5A,5Bの内部が各コイルの底部によって複数の空間に区切られ、結果として各電極5A,5Bの強度が増す。
上記複数の空間の少なくとも1つに補強材が配置されてもよい。この場合には、各電極5A,5Bの強度をより高めることができる。また、上記複数の空間の少なくとも1つに磁性体が配置されてもよい。この場合においては、各電極5A,5Bにおける磁界の強度をより高めることができる。
各電極5A,5Bが備えるコイルの数は、3つに限られず、2つであってもよいし、4つ以上であってもよい。図5に示したグラフから分かるように、コイルが2段積まれた場合であっても磁界の強度を十分に高めることができる。また、段数を増やすほど磁界の強度を高めることができる。
さらに、各電極5A,5Bが備えるコイルの数が異なってもよい。この場合において、各電極5A,5Bの一方が複数のコイルを備え、他方がコイルを1つのみ備えてもよい。例えば、高速な開極を実現するためには、可動側電極である第2電極5Bが軽い方が好ましい。そこで、第2電極5Bのコイルの数を第1電極5Aより少なくしてもよい。
[第2実施形態]
第2実施形態について説明する。図6は、上述した第1実施形態に係る第1電極5Aの一部を示す概略的な斜視図である。第1電極5Aを流れる電流Iの多くは、図中の右側から左側に向けた矢印で示すように、第3コイル30Aのアーム34から第2コイル20Aのアーム24へ流れ、このアーム24から第1コイル10Aのアーム14へ流れる。このような流れは、上述の磁界の強化に寄与する。
ただし、スリット33とスリット23は互いに離れており、スリット23とスリット13も互いに離れていることから、電流Iと逆の周方向成分を有する電流Icも生じ得る。このような電流Icは、電流Iによる磁界を弱める一因となる。
そこで、本実施形態においては、電流Icを抑制するための構造を開示する。特に言及しない構成および効果については、第1実施形態と同様である。
図7は、第2実施形態に係る第1電極5Aの一部を示す概略的な斜視図である。本実施形態において、第1コイル10Aは、複数のノッチ15(第1ノッチ)を有している。各ノッチ15は、凹部21aを介してスリット13とスリット23とを接続する。
同様に、第2コイル20Aは、複数のノッチ25(第2ノッチ)を有している。各ノッチ25は、凹部31aを介してスリット23とスリット33とを接続する。また、第3コイル30Aは、各スリット33に繋がる複数のノッチ35(第3ノッチ)を有している。
このような構成であれば、スリット13,23,33が互いに接続される。そのため、図6に示した電流Icが抑制され、結果としてアーム14,24,34を螺旋状に流れる電流Iを大きくすることができる。電流Iが大きくなれば磁界が強まるので、アークを良好に拡散できる。
図8は、第1コイル10Aを底部12側から見た概略的な斜視図である。各ノッチ15は、円筒部11の外周面から軸AXに向けて一定の幅で直線状に延びている。ノッチ15の半径方向の長さLは、第2コイル20Aのアーム24から第1コイル10Aに流れる電流が、当該アーム24に対応するアーム14に流れ、他のアーム14に流れないように定めることが好ましい。
このようなノッチ15の長さLの一例につき、図8に示すスリット13X,13Y、アーム14X,14Yおよびノッチ15X,15Yを用いて説明する。スリット13X,13Yは、周方向に隣接するスリット13である。アーム14Xはスリット13Y,13Xの間のアーム14であり、アーム14Yはスリット13Yを介してアーム14Xに隣接するアーム14である。ノッチ15Xはスリット13Xに繋がるノッチ15であり、ノッチ15Yはスリット13Yに繋がるノッチ15である。
アーム14Xに対応するアーム24の先端部24aは、斜線を付した接触領域CAにおいて底部12に接触する。なお、「アーム14Xに対応するアーム24」とは、ノッチ15Xを介してスリット13Xに繋がるスリット23と、ノッチ15Yを介してスリット13Yに繋がるスリット23との間に位置するアーム24を意味する。
実線矢印で示す経路は、接触領域CAに含まれる位置Pからノッチ15Xとスリット13Xの接続部分(アーム14Xの付け根部分)までの最短経路M1である。破線矢印で示す経路は、位置Pからノッチ15Yとスリット13Yの接続部分(アーム14Yの付け根部分)までの最短経路M2である。位置Pは、接触領域CAにおいて最短経路M2が最も小さくなる位置である。
ノッチ15Yの半径方向の長さLが長ければ、最短経路M2が長くなる。そこで、長さLは、最短経路M1が最短経路M2よりも短くなるように定めることが好ましい。このようにすれば、接触領域CAを通る電流が主にアーム14Xに流れ、アーム14Yには殆ど流れない。
他の観点からいうと、長さLは、アーム14Xの内周面や接触領域CAよりも第1コイル10Aの軸(すなわち軸AX)に近い位置まで延びていることが好ましい。このようにすれば、ノッチ15Yを迂回する分だけ最短経路M2が大きくなるので、接触領域CAに流れる電流がアーム14Yに流れにくくなる。
他のノッチ15や第2コイル20Aのノッチ25についても、ノッチ15Yと同様に半径方向の長さを定めることができる。第2電極5Bの各コイル10B,20Bにノッチを設け、このノッチの形状を本実施形態と同様に定めてもよい。
以上説明したように、各コイルにノッチを設け、かつこのノッチの半径方向における長さを工夫することで、各コイルが生成する磁界を強化することができる。結果として、第1電極5Aと第2電極5Bの間に生じるアークが良好に拡散され、真空バルブ1の遮断性能が一層向上する。
なお、図8においては全てのスリット13に対してノッチ15が設けられる構成を例示した。しかしながら、一部のスリット13に対してのみノッチ15が設けられてもよい。他のコイル20A,30A,10B,20B,30Bについても同様である。
[第3実施形態]
第3実施形態について説明する。特に言及しない構成および効果については、上述の各実施形態と同様である。
図9は、第3実施形態に係る第1コイル10Aを底部12側から見た概略的な斜視図である。図10は、第3実施形態に係る第1電極5Aの一部を示す概略的な斜視図である。
本実施形態においては、軸AXを中心とした周方向における各ノッチ15の幅が、軸AX側から円筒部11の外周面側に向けて徐々に広がっている。すなわち、各ノッチ15は、扇形である。
さらに図9の例においては、各ノッチ15の半径方向における長さLが図8の例に比べて大きい。一例として、長さLは、第1コイル10Aの直径の1/3以上であるが、この例に限られない。
アーム14に電流Iが流れ始めると、この電流Iの立ち上がりに応じて磁界MFが強くなる。仮にノッチ15が設けられていないと、このような磁界MFの変化により、底部12に大きな渦電流VIが流れる。渦電流VIにより発生する磁界MFVは、磁界MFと逆方向であるために、磁界MFが弱められる。これに対し、図9の例のようにノッチ15の長さLを大きくすれば、渦電流VIが生じ得る領域が小さくなる。これにより渦電流VIが抑制され、結果として磁界MFを強めることができる。
図10に示すように、第2コイル20Aおよび第3コイル30Aには、第1コイル10Aと同様の形状を適用できる。本実施形態においてはノッチ15の幅が大きいため、図10に示すように先端部24aの一部がノッチ15において底部12から露出している。同様に、先端部34aの一部がノッチ25において底部22から露出している。
このような構成であれば、先端部24aが全体的に底部12によって覆われる場合に比べ、アーム24からアーム14に流れる電流Iの経路が軸方向に対して垂直に近い角度(周方向に近い角度)となる。これにより、電流Iの周方向成分が強まり、電流Iにより生じる磁界の軸方向成分が増加する。同様に、アーム34からアーム24に流れる電流の経路も軸方向に対して垂直に近い角度となるので、当該電流によって生じる磁界の軸方向成分が増加する。
一方で、ノッチ15の幅が大きすぎると、図9に示す接触領域CAが小さくなり、アーム24からアーム14に至る経路の抵抗が増大する。そこで、ノッチ15の形状は、接触領域CAの面積がアーム14の最小横断面積A以上となるように定めることが好ましい。
ここで、最小横断面積Aは、アーム14の延出方向に対して垂直な横断面の面積のうち、最小のものを意味する。例えば図9の例においては、破線枠と斜線で示すように、アーム14の付け根部分における横断面の面積が、最小横断面積Aに相当する。接触領域CAの面積は、アーム14の最小横断面積Aだけでなく、アーム24の最小横断面積以上であってもよい。なお、第1コイル10Aと第2コイル20Aの形状が同じであれば、アーム14,24の最小横断面積は同じである。ノッチ25についても同様に、先端部34aと底部22の接触領域の面積が、アーム24やアーム34の最小横断面積以上となるように形状を定めることができる。
アーム14と第1接触子40Aの接触領域に関しても、当該接触領域の面積がアーム14の最小横断面積A以上となるように定めることができる。このようにすれば、アーム14から第1接触子40Aに流れる電流の抵抗を低減できる。また、第2電極5Bの各コイル10B,20B,30Bにノッチを設け、このノッチの形状を本実施形態と同様に定めてもよい。
以上説明したように、各コイルのノッチの形状を工夫することで、各コイルが生成する磁界を強化することができる。結果として、第1電極5Aと第2電極5Bの間に生じるアークが良好に拡散され、真空バルブ1の遮断性能が一層向上する。
[第4実施形態]
第4実施形態について説明する。特に言及しない構成および効果については、上述の各実施形態と同様である。
図11は、第4実施形態に係る第1電極5Aの概略的な斜視図である。本実施形態において、第1電極5Aは、第1接触子40Aと第3コイル30Aの底部32との間に配置された複数の棒材50を備えている。
棒材50は、例えば各コイル10A,20A,30Aにより生成される磁界を強めるための磁性体である。また、棒材50は、閉極時の衝撃力や各電極5A,5Bを接触させるワイプ荷重による第1電極5Aの変形を抑制する補強材であってもよい。棒材50は、各コイル10A,20A,30A、第1接触子40Aおよび第1通電軸4Aよりも抵抗が大きい材料で形成される。例えば棒材50が磁性体である場合、その材料としては鉄を用いることができる。また、棒材50が補強材である場合、その材料としては鉄またはステンレス鋼を用いることができる。
図12は、第1コイル10Aおよび各棒材50の概略的な斜視図である。図示した第1コイル10Aの形状は、第3実施形態(図9および図10)と同様である。第2コイル20Aも第3実施形態と同様の形状を有している。さらに、ノッチ15とノッチ25が軸方向において重なるように、第1コイル10Aと第2コイル20Aが接合される。
図12に示すように、各棒材50は例えば円柱状であり、ノッチ15に通されている。さらに、各棒材50は、ノッチ25にも通される。各棒材50の一端は、第1接触子40Aに接合されている。各棒材50の他端は、例えば第3コイル30Aの底部32に接合されている。この場合においては、各棒材50との接合領域を確保するために、図10に示したノッチ35を底部32に設けなくてもよい。あるいは、ノッチ35が他のノッチ15,25と軸方向において重ならないように、第3コイル30Aの形状を他のコイル10A,20Aと異ならせてもよい。
本実施形態においては、各コイル10A,20A,30Aの内部を貫く棒材50を開示したが、このような棒材50に代えて各コイル10A,20A,30Aの内部にそれぞれ磁性体や補強材が配置されてもよい。第2電極5Bについても、本実施形態と同様の構成を適用できる。
以上説明したように、第1電極5Aおよび第2電極5Bの少なくとも一方に磁性体または補強材である棒材50を設けることで、各コイルが生成する磁界の強化や、各電極5A,5Bの機械的強度の向上が期待できる。結果として、真空バルブ1の遮断性能や信頼性を向上させることができる。
[第5実施形態]
第5実施形態について説明する。特に言及しない構成および効果については、上述の各実施形態と同様である。
図13は、第5実施形態に係る第1電極5Aの概略的な斜視図である。図14は、図13に示す第1電極5Aの概略的な断面図である。本実施形態において、第1電極5Aは、第1コイル10A、第2コイル20Aおよび第1接触子40Aを備えるが、第3コイル30Aを備えていない。図13および図14に示す各コイル10A,20Aおよび第1接触子40Aの形状は、第3実施形態(図9および図10)と同様であるが、第1実施形態(図2および図3)または第2実施形態(図7および図8)と同様の形状であってもよい。
また、本実施形態においては、各アーム14の先端部14aと、各アーム24の先端部24aとが接合されている。スリット13とスリット23は、凹部11a,21aを介して接続される。
第1接触子40Aは、底部12に接合されている。図13の例においては、隣接するノッチ15の間において、底部12と第1接触子40Aの接続部42とが接触している。第1接触子40Aの切り込み部41は、軸方向においてノッチ15と重なっている。第1通電軸4Aは、底部22に接合されている。
このように第1コイル10Aと第2コイル20Aを接合した場合、図14に示すように、各アーム14,24および各底部12,22で囲われた空間SPが形成される。例えば、この空間SPには、第4実施形態にて例示した棒材50よりも容量の大きい磁性体を配置することができる。これにより、コイル10A,20Aが生成する磁界をより強化することができる。
なお、空間SPには、磁性体に代えて、あるいは磁性体とともに、閉極時の衝撃力や各電極5A,5Bを接触させるワイプ荷重による第1電極5Aの変形を抑制するための補強材を配置してもよい。
本実施形態のようにアーム14の先端部14aとアーム24の先端部24aとを接合する場合であっても、各コイル10A,20Aにより巻き数の多い1つのコイルを構成できる。また、各コイル10A,20Aの内部に底部12,22が位置しないために、大きな空間SPを形成でき、上述のように容量の大きい磁性体や補強材の配置に利用できる。
なお、第2電極5Bについても、第1電極5Aと同様に2つのコイル10B,20Bと第2接触子40Bを含む構成を適用し得る。第1電極5Aと第2電極5Bの一方が第1乃至第4実施形態にて開示したように3つのコイルを含み、他方が本実施形態にて開示したように2つのコイルを含んでもよい。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
各実施形態においては、第1電極5Aおよび第2電極5Bがそれぞれコイルとは別体の接触子40A,40Bを備える構成を例示した。他の例として、これら接触子40A,40Bは、コイルの一部であってもよい。例えば、図13および図14に示した構成においては、第1コイル10Aの底部12が第1接触子40Aとして機能してもよい。
1…真空バルブ、4A,4B…通電軸、5A,5B…電極、10A,20A,30A,10B,20B,30B…コイル、40A,40B…接触子、11,21,31…円筒部、11a,21a,31a…凹部、12,22,32…底部、13,23,33…スリット、14,24,34…アーム、14a,24a,34a…先端部、15,25,35…ノッチ。

Claims (13)

  1. 軸方向において接離可能な一対の電極を備え、
    前記一対の電極の少なくとも一方は、前記軸方向と平行な軸を中心とした周方向の成分を有する電流が流れる複数のコイルを備え、
    前記複数のコイルは、前記軸方向に並びかつ互いに接続されている、
    真空バルブ。
  2. 前記複数のコイルは、第1コイルと、前記軸方向において前記第1コイルに隣接する第2コイルと、を含み、
    前記第1コイルは、前記軸方向および前記周方向の双方と交差する方向に延びる複数の第1スリットと、隣り合う前記第1スリットの間にそれぞれ位置する複数の第1アームと、前記複数の第1アームの一方の端部を連結する第1底部と、を有し、
    前記第2コイルは、前記軸方向および前記周方向の双方と交差する方向に延びる複数の第2スリットと、隣り合う前記第2スリットの間にそれぞれ位置する複数の第2アームと、前記複数の第2アームの一方の端部を連結する第2底部と、を有する、
    請求項1に記載の真空バルブ。
  3. 前記一対の電極は、互いに対向する一対の接触子を備え、
    前記第1アームは、前記第1底部の反対側に位置する第1先端部を有し、
    前記接触子と前記第1先端部とが接続されている、
    請求項2に記載の真空バルブ。
  4. 前記第1先端部と前記接触子が接触する領域の面積は、前記第1アームの最小横断面積以上である、
    請求項3に記載の真空バルブ。
  5. 前記第2アームは、前記第2底部の反対側に位置する第2先端部を有し、
    前記第2先端部と前記第1底部とが接続されている、
    請求項3または4に記載の真空バルブ。
  6. 前記第2先端部と前記第1底部が接触する領域の面積は、前記第1アームまたは前記第2アームの最小横断面積以上である、
    請求項5に記載の真空バルブ。
  7. 前記第1底部は、前記複数の第1スリットと前記複数の第2スリットとをそれぞれ接続する複数の第1ノッチを有する、
    請求項5または6に記載の真空バルブ。
  8. 一対の前記第2スリットの間の前記第2アームから、当該一対の第2スリットとそれぞれ前記第1ノッチを介して接続された一対の前記第1スリットの間の前記第1アームに流れる電流の経路は、当該第2アームから前記第1ノッチを迂回して他の前記第1アームに至る経路よりも短い、
    請求項7に記載の真空バルブ。
  9. 前記第2先端部は、前記第1ノッチにおいて前記第1底部から露出している、
    請求項7または8に記載の真空バルブ。
  10. 前記第1ノッチは、前記第1アームの内周面よりも前記第1コイルの軸に近い位置まで延びている、
    請求項7乃至9のうちいずれか1項に記載の真空バルブ。
  11. 前記第2底部は、前記複数の第2スリットにそれぞれ繋がるとともに前記第2アームの内周面よりも前記第2コイルの軸に近い位置まで延びる複数の第2ノッチを有し、
    前記軸方向において重なる前記第1ノッチおよび前記第2ノッチに挿通された磁性体または補強材をさらに備える、
    請求項10に記載の真空バルブ。
  12. 前記軸方向に延びる通電軸をさらに備え、
    前記複数のコイルは、前記軸方向において前記第2コイルに隣接する第3コイルをさらに含み、
    前記第3コイルは、前記通電軸と接続されている、
    請求項2乃至11のうちいずれか1項に記載の真空バルブ。
  13. 前記第1アームは、前記第1底部の反対側に位置する第1先端部を有し、
    前記第2アームは、前記第2底部の反対側に位置する第2先端部を有し、
    前記複数の第1アームのそれぞれの前記第1先端部と、前記複数の第2アームのそれぞれの前記第2先端部とが接続されている、
    請求項2に記載の真空バルブ。
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