JP2020194689A - 車両用照明装置、および車両用灯具 - Google Patents

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Hiromitsu Shiraishi
寛光 白石
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Abstract

【課題】筐体に対する車両用照明装置の位置決めを行うことができ、且つ、位置決めの際にゴミが発生するのを抑制することができる車両用照明装置、および車両用灯具を提供することである。【解決手段】実施形態に係る車両用照明装置は、板状を呈するフランジと;前記フランジの一方の面に設けられた装着部と;前記装着部の、前記フランジ側とは反対の端部側に設けられ、少なくとも1つの発光素子を有する発光モジュールと;を具備している。前記フランジの外側面には、少なくとも1つの位置決め部が設けられている。【選択図】図2

Description

本発明の実施形態は、車両用照明装置、および車両用灯具に関する。
ソケットと、ソケットの一方の端部側に設けられた発光モジュールと、を備えた車両用照明装置がある。車両用照明装置を車両用灯具の筐体に取り付ける際には、発光モジュールが設けられたソケットの端部が、筐体に設けられた孔に挿入される。
ここで、車両用照明装置を車両用灯具の筐体に取り付けた際に、ソケットの端部の位置がばらつくと、車両用灯具に設けられたレンズなどと発光モジュールとの位置が変化する。そのため、所定の配光特性が得られなくなるおそれがある。
この場合、ソケットの端部の外側面と、筐体に設けられた孔の内壁面との間の隙間を小さくすれば、ソケットの端部の位置のばらつきを小さくすることができるので、所定の配光特性を得るのが容易となる。ところが、ソケットの端部の外側面と、孔の内壁面との間の隙間を小さくすれば、ソケットの端部の外側面と孔の内壁面とが擦れてゴミが発生しやすくなる。筐体の外部において、ソケットのフランジと筐体とはシール部材を介して密着しているので、発生したゴミは筐体の外部に排出されず、筐体の内部に侵入する場合がある。筐体の内部にゴミが侵入すると、車両用灯具の品質が低下するおそれがある。
そこで、筐体に対する車両用照明装置の位置決めを行うことができ、且つ、位置決めの際にゴミが発生するのを抑制することができる技術の開発が望まれていた。
特開2014−120446号公報
本発明が解決しようとする課題は、筐体に対する車両用照明装置の位置決めを行うことができ、且つ、位置決めの際にゴミが発生するのを抑制することができる車両用照明装置、および車両用灯具を提供することである。
実施形態に係る車両用照明装置は、板状を呈するフランジと;前記フランジの一方の面に設けられた装着部と;前記装着部の、前記フランジ側とは反対の端部側に設けられ、少なくとも1つの発光素子を有する発光モジュールと;を具備している。前記フランジの外側面には、少なくとも1つの位置決め部が設けられている。
本発明の実施形態によれば、筐体に対する車両用照明装置の位置決めを行うことができ、且つ、位置決めの際にゴミが発生するのを抑制することができる車両用照明装置、および車両用灯具を提供することができる。
本実施の形態に係る車両用照明装置を例示するための模式斜視図である。 (a)、(b)は、車両用照明装置の位置決めを例示するための模式斜視図である。 (a)は、凹部の作用を例示するための模式図である。(b)は、突起の作用を例示するための模式図である。 他の実施形態に係る車両用照明装置を例示するための模式斜視図である。 他の実施形態に係る車両用照明装置を例示するための模式斜視図である。 (a)は、位置決め部の作用を例示するための模式図である。(b)は、位置決め部の作用を例示するための模式図である。 車両用灯具を例示するための模式部分断面図である。
以下、図面を参照しつつ、実施の形態について例示をする。なお、各図面中、同様の構成要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
(車両用照明装置)
本実施の形態に係る車両用照明装置1は、例えば、自動車や鉄道車両などに設けることができる。自動車に設けられる車両用照明装置1としては、例えば、フロントコンビネーションライト(例えば、デイタイムランニングランプ(DRL:Daytime Running Lamp)、ポジションランプ、ターンシグナルランプなどが適宜組み合わされたもの)や、リアコンビネーションライト(例えば、ストップランプ、テールランプ、ターンシグナルランプ、バックランプ、フォグランプなどが適宜組み合わされたもの)などに用いられるものを例示することができる。ただし、車両用照明装置1の用途は、これらに限定されるわけではない。
図1は、本実施の形態に係る車両用照明装置1を例示するための模式斜視図である。
図1に示すように、車両用照明装置1には、ソケット10、発光モジュール20、および給電端子30を設けることができる。
ソケット10には、装着部11、バヨネット12、フランジ13、放熱フィン14、およびコネクタホルダ15を設けることができる。
装着部11は、フランジ13の一方の面に設けることができる。装着部11の外形形状は、柱状とすることができる。装着部11の外形形状は、例えば、円柱状とすることができる。装着部11は、フランジ13側とは反対側の端面に開口する凹部11aを有することができる。
発光モジュール20(基板21)は、凹部11aの底面に接着することができる。この場合、接着剤は、熱伝導率の高い接着剤とすることが好ましい。例えば、接着剤は、無機材料を用いたフィラーが混合された接着剤とすることができる。無機材料は、熱伝導率の高い材料(例えば、酸化アルミニウムや窒化アルミニウムなどのセラミックス)とすることが好ましい。接着剤の熱伝導率は、例えば、0.5W/(m・K)以上、10W/(m・K)以下とすることができる。
また、発光モジュール20(基板21)は、熱伝導グリス(放熱グリス)からなる層を介して、凹部11aの底面に設けることもできる。熱伝導グリスの種類には特に限定はないが、例えば、変性シリコーンに、熱伝導率の高い材料(例えば、酸化アルミニウムや窒化アルミニウムなどのセラミックス)を用いたフィラーが混合されたものとすることができる。熱伝導グリスの熱伝導率は、例えば、1W/(m・K)以上、5W/(m・K)以下とすることができる。
また、発光モジュール20(基板21)と凹部11aの底面との間に伝熱部を設けることができる。例えば、伝熱部は、板状を呈し、アルミニウム、アルミニウム合金、銅、銅合金などの金属から形成することができる。例えば、伝熱部は、前述した熱伝導率の高い接着剤を用いて凹部11aの底面に接着したり、インサート成形法を用いて凹部11aの底面に埋め込んだり、前述した熱伝導グリスを介して凹部11aの底面に取り付けたりすることができる。
バヨネット12は、装着部11の外側面11bに複数設けることができる。複数のバヨネット12は、車両用照明装置1の外側に向けて突出させることができる。複数のバヨネット12は、フランジ13と対峙させることができる。複数のバヨネット12は、車両用照明装置1を車両用灯具100の筐体101に取り付ける際に用いることができる。複数のバヨネット12は、ツイストロックに用いることができる。
フランジ13は、板状を呈するものとすることができる。フランジ13の外側面13aは、バヨネット12の外側面よりも車両用照明装置1の外方に設けることができる。
放熱フィン14は、フランジ13の、装着部11が設けられる側とは反対の面に設けることができる。放熱フィン14は、板状を呈したものとすることができる。放熱フィン14は、複数設けることもできる。複数の放熱フィン14を設ける場合には、複数の放熱フィン14が互いに平行となるように並べて設けることができる。
コネクタホルダ15は、フランジ13の、装着部11が設けられる側とは反対の面に設けることができる。コネクタホルダ15は筒状を呈するものとすることができる。シール部材105aを有するコネクタ105は、コネクタホルダ15の内部に挿入される。そのため、コネクタホルダ15の孔の断面形状は、シール部材105aを有するコネクタ105の断面形状に適合したものとすることができる。
発光モジュール20において発生した熱は、主に、装着部11およびフランジ13を介して放熱フィン14に伝わる。放熱フィン14に伝わった熱は、主に、放熱フィン14から外部に放出することができる。そのため、発光モジュール20において発生した熱を外部に伝えることを考慮して、ソケット10は高い熱伝導率を有する材料から形成することが好ましい。高い熱伝導率を有する材料は、例えば、アルミニウムなどの金属とすることができる。
また、近年においては、車両用照明装置1の軽量化が望まれている。そのため、ソケット10は高熱伝導性樹脂を用いて形成することが好ましい。高熱伝導性樹脂は、例えば、PET(Polyethylene terephthalate)やナイロン(Nylon)等の樹脂に、無機材料を用いたフィラーを混合させたものとすることができる。無機材料は、例えば、酸化アルミニウムなどのセラミックスや炭素などとすることができる。
高熱伝導性樹脂を用いてソケット10を形成すれば、発光モジュール20において発生した熱を効率よく放熱することができる。また、車両用照明装置1の軽量化を図ることができる。この場合、装着部11、バヨネット12、フランジ13、放熱フィン14、およびコネクタホルダ15は、射出成形法などを用いて一体に形成することができる。
発光モジュール20は、装着部11の、フランジ13側とは反対の端部側に設けることができる。発光モジュール20には、基板21、発光素子22、および抵抗23を設けることができる。
基板21は、板状を呈するものとすることができる。基板21の平面形状は、例えば、四角形とすることができる。基板21の材料や構造には特に限定はない。例えば、基板21は、セラミックス(例えば、酸化アルミニウムや窒化アルミニウムなど)などの無機材料、紙フェノールやガラスエポキシなどの有機材料などから形成することができる。また、基板21は、金属板の表面を絶縁性材料で被覆したものであってもよい。なお、金属板の表面を絶縁性材料で被覆する場合には、絶縁性材料は、有機材料からなるものであってもよいし、無機材料からなるものであってもよい。発光素子22の発熱量が多い場合には、放熱の観点から熱伝導率の高い材料を用いて基板21を形成することが好ましい。熱伝導率の高い材料としては、例えば、酸化アルミニウムや窒化アルミニウムなどのセラミックス、高熱伝導性樹脂、金属板の表面を絶縁性材料で被覆したものなどを例示することができる。また、基板21は、単層構造を有するものであってもよいし、多層構造を有するものであってもよい。
また、基板21の、凹部11aの底面側とは反対側の面には、配線パターン21aを設けることができる。配線パターン21aは、例えば、銀を主成分とする材料や銅を主成分とする材料などから形成することができる。
発光素子22は、基板21の上に設けることができる。発光素子22は、基板21の表面に設けられた配線パターン21aと電気的に接続することができる。発光素子22は、少なくとも1つ設けることができる。図1に例示をしたものの場合には、2つの発光素子22が設けられている。複数の発光素子22が設けられる場合には、複数の発光素子22を直列接続することができる。また、発光素子22は、抵抗23と直列接続することができる。
発光素子22は、例えば、発光ダイオード、有機発光ダイオード、レーザダイオードなどとすることができる。
発光素子22の形式には特に限定はない。発光素子22は、例えば、PLCC(Plastic Leaded Chip Carrier)型などの表面実装型の発光素子、砲弾型などのリード線を有する発光素子、COB(Chip On Board)により実装されるチップ状の発光素子などとすることができる。図1に例示をした発光素子22は、PLCC型の発光素子である。
なお、チップ状の発光素子22をCOBにより実装すれば、狭い領域に多くの発光素子22を設けることができる。そのため、発光モジュール20の小型化、ひいては車両用照明装置1の小型化を図ることができる。チップ状の発光素子22は、フリップチップ型の発光素子、上部電極型の発光素子、および上下電極型の発光素子のいずれかとすることができる。上部電極型の発光素子または上下電極型の発光素子は、例えば、ワイヤーボンディング法により配線パターン21aと電気的に接続することができる。フリップチップ型の発光素子は、配線パターン21aに直接実装することができる。
抵抗23は、基板21の上に設けることができる。抵抗23は、基板21の表面に設けられた配線パターン21aと電気的に接続することができる。抵抗23は、例えば、表面実装型の抵抗器、リード線を有する抵抗器(酸化金属皮膜抵抗器)、スクリーン印刷法などを用いて形成された膜状の抵抗器などとすることができる。なお、図1に例示をした抵抗23は、表面実装型の抵抗器である。
ここで、発光素子22の順方向電圧特性には、ばらつきがあるので、アノード端子とグランド端子との間の印加電圧を一定にすると、発光素子22から出射される光の明るさ(光束、輝度、光度、照度)にばらつきが生じる。そのため、発光素子22から出射される光の明るさが所定の範囲内に収まるように、抵抗23により、発光素子22に流れる電流の値が所定の範囲内となるようにすることができる。この場合、抵抗23の抵抗値を変化させることで、発光素子22に流れる電流の値が所定の範囲内となるようにすることができる。
抵抗23が表面実装型の抵抗器やリード線を有する抵抗器などの場合には、発光素子22の順方向電圧特性に応じて適切な抵抗値を有する抵抗23を選択することができる。抵抗23が膜状の抵抗器の場合には、抵抗23の一部を除去すれば、抵抗値を増加させることができる。例えば、抵抗23にレーザ光を照射すれば抵抗23の一部を容易に除去することができる。抵抗23の数、大きさ、配置などは、例示をしたものに限定されるわけではなく、発光素子22の数や仕様などに応じて適宜変更することができる。
また、発光モジュール20には、ダイオード、プルダウン抵抗、被覆部などをさらに設けることもできる。ダイオードは、逆方向電圧が発光素子22に印加されないようにするため、および、逆方向からのパルスノイズが発光素子22に印加されないようにするために設けることができる。プルダウン抵抗は、発光素子22に関する導通の検出や、誤点灯防止などのために設けることができる。ダイオードおよびプルダウン抵抗は、配線パターン21aと電気的に接続することができる。被覆部は、配線パターン21aや膜状の抵抗器などを覆うものとすることができる。被覆部は、例えば、ガラス材料を含むものとすることができる。
また、チップ状の発光素子22の場合には、枠部および封止部を設けることができる。枠部は、基板21の上に接着することができる。枠部は、枠状を呈するものとすることができる。枠部に囲まれた領域には発光素子22を設けることができる。例えば、枠部は、複数の発光素子22を囲むことができる。枠部は、例えば、熱可塑性樹脂から形成することができる。また、発光素子22から出射した光に対する反射率を向上させるために、枠部に酸化チタンなどの粒子を含めたり、枠部を白色の樹脂から形成したりすることもできる。また、枠部の内壁面を傾斜させて、内壁面に入射した光が車両用照明装置1の正面側に向けて出射し易くすることもできる。すなわち、枠部は、封止部の形成範囲を規定する機能と、リフレクタの機能とを有することができる。なお、枠部は、省略することもできる。枠部が省略される場合には、ドーム状の封止部が基板21の上に形成される。
封止部は、枠部により囲まれた領域に設けることができる。封止部は、チップ状の発光素子22を覆うように設けることができる。封止部は、例えば、枠部により囲まれた領域にシリコーン樹脂などを充填することで形成することができる。樹脂の充填は、例えば、ディスペンサなどの液体定量吐出装置を用いて行うことができる。また、封止部には、必要に応じて、YAG系蛍光体(イットリウム・アルミニウム・ガーネット系蛍光体)などの蛍光体を含めることができる。ただし、蛍光体の種類は、車両用照明装置1の用途などに応じて所定の発光色が得られるように適宜変更することができる。
給電端子30は、複数設けることができる。複数の給電端子30は、ソケット10の内部に設けることができる。複数の給電端子30は、棒状体とすることができる。複数の給電端子30は、凹部11aの底面から突出し、基板21に設けられた配線パターン21aに半田付けすることができる。複数の給電端子30の放熱フィン14側の端部は、コネクタホルダ15の内部に露出させることができる。コネクタホルダ15の内部に露出する複数の給電端子30には、コネクタ105を嵌め合わせることができる。複数の給電端子30は、例えば、銅合金などの金属から形成することができる。なお、給電端子30の数、形状、配置、材料などは例示をしたものに限定されるわけではなく、適宜変更することができる。
前述したように、ソケット10は熱伝導率の高い材料から形成することが好ましい。ところが、熱伝導率の高い材料は導電性を有している場合がある。例えば、金属や、炭素からなるフィラーを含む高熱伝導性樹脂などは導電性を有している。そのため、導電性を有するソケット10の場合には、複数の給電端子30と、ソケット10との間に絶縁部を設けることができる。なお、ソケット10が絶縁性を有する高熱伝導性樹脂(例えば、セラミックスからなるフィラーを含む高熱伝導性樹脂など)から形成される場合には、絶縁部を省くことができる。この場合、ソケット10が複数の給電端子30を保持する。
ここで、後述する図2(a)、図2(b)、および図7に示すように、車両用照明装置1を車両用灯具100の筐体101に取り付ける際には、発光モジュール20が設けられたソケット10の端部(装着部11)が、筐体101に設けられた取付孔101aに挿入される。この場合、装着部11の外側面11bと取付孔101aの内壁面との間の隙間が大きいと、車両用照明装置1の取り付け位置がばらつくことになる。車両用照明装置1の取り付け位置のばらつきが大きくなると、車両用灯具100の光学要素103と発光モジュール20との位置関係がばらついて所定の配光特性が得られなくなるおそれがある。
一方、装着部11の外側面11bと取付孔101aの内壁面との間の隙間を小さくすれば、車両用照明装置1の取り付け位置のばらつきを小さくすることができる。そのため、所定の配光特性を得るのが容易となる。ところが、装着部11の外側面11bと取付孔101aの内壁面との間の隙間を小さくすれば、装着部11の外側面11bと取付孔101aの内壁面とが擦れてゴミが発生しやすくなる。筐体101の外部において、ソケット10のフランジ13と筐体101はシール部材104を介して密着している。そのため、発生したゴミは筐体101の外部に排出されず、筐体101の内部に侵入する場合がある。筐体101の内部にゴミが侵入すると、車両用灯具100の品質が低下するおそれがある。
そこで、本実施の形態に係る車両用照明装置1においては、筐体101の外部に露出するフランジ13に位置決め部13bを設けている。位置決め部13bは筐体101の外部に設けられることになるため、車両用照明装置1の位置決めを行った際にゴミが発生したとしても、ゴミが筐体101の内部に侵入するのを抑制することができる。また、車両用照明装置1の位置決めはフランジ13の位置決め部13bにより行われるので、装着部11の外側面11bと取付孔101aの内壁面との間の隙間を大きくしても車両用照明装置1の取り付け位置のばらつきには影響がない。そのため、装着部11の外側面11bと取付孔101aの内壁面との間の隙間を大きくすることが可能となるので、擦れによるゴミの発生を抑制することができる。
図2(a)、(b)は、車両用照明装置1の位置決めを例示するための模式斜視図である。
図2(a)は、装着部11を取付孔101aに挿入する前の状態を表した図である。
図2(b)は、位置決め部13bと凸部101cとによる車両用照明装置1の位置決めを例示するための図である。
図1、図2(a)、および図2(b)に示すように、位置決め部13bはフランジ13の外側面13aに設けることができる。例えば、位置決め部13bは、外側面13aに設けられた平坦面とすることができる。例えば、円板状のフランジ13の周縁近傍を切り欠くことで平坦面(位置決め部13b)を設けることができる。位置決め部13bは少なくとも1つ設けることができる。ただし、2つ以上の位置決め部13bを設ければ、位置決めの精度を向上させることができる。また、3つ以上の位置決め部13bを設ければ、位置決めの精度を向上させることができ、且つ、位置決めに使用する位置決め部13bを選択することが可能となる。そのため、凸部101cの数や位置が異なる複数種類の筐体101に対応することが可能となる。例えば、図1に例示をした車両用照明装置1には、4つの位置決め部13bが設けられている。そして、図2(a)、(b)に示すように、4つの位置決め部13bのうちの2つの位置決め部13bを用いて位置決めを行うようにしている。
図2(b)に示すように、車両用照明装置1を筐体101に取り付けた際には、位置決め部13bが凸部101cに接触するようにすることができる。この場合、例えば、凸部101cの、位置決め部13bと接触する部分の近傍をゴムなどの弾性材料で形成することができる。この様にすれば、凸部101cを位置決め部13bに密着させるのが容易となる。また、複数の凸部101cのうちの一部の凸部101cに弾性材料で形成された部分を設け、残りの凸部101cには弾性材料で形成された部分を設けないようにすることができる。この様にすれば、弾性材料で形成された部分を有さない凸部101cを位置決めの基準にして位置決めを行うことができる。そのため、位置決め精度を向上させることができる。なお、例えば、凸部101cの、位置決め部13bと接触する部分がバネなどの弾性部材により移動可能となっていてもよい。
また、例えば、複数の凸部101cのうちの一部の凸部101cをネジなどの締結部材で筐体101に固定することもできる。締結部材で固定された凸部101cは位置の調整が可能であるため、凸部101cを位置決め部13bに密着させることができる。また、例えば、筐体101と一体に設けられた凸部101cを位置決めの基準にして位置決めを行うことができるので、位置決め精度を向上させることができる。
また、図1に示すように、位置決め部13bに凹部13b1をさらに設けることもできる。
図3(a)は、凹部13b1の作用を例示するための模式図である。
図3(a)に示すように、凸部101cの端部には突起101c1を設けることができる。そして、凹部13b1の内部に突起101c1を嵌合させることができる。この様にすれば、中心軸周りの位置ズレが車両用照明装置1に生じるのを抑制することができる。すなわち、車両用照明装置1が回転方向にズレるのを抑制することができる。なお、複数の位置決め部13bが設けられる場合には、少なくとも1つの位置決め部13bに凹部13b1を設ければよい。
図3(b)は、突起13b2の作用を例示するための模式図である。
図3(b)に示すように、位置決め部13bに突起13b2をさらに設けることもできる。この場合、凸部101cの端部には凹部101c2を設けることができる。そして、凹部101c2の内部に突起13b2を嵌合させることができる。この様にしても中心軸周りの位置ズレが車両用照明装置1に生じるのを抑制することができる。
また、一の位置決め部13bに凹部13b1を設け、他の位置決め部13bに突起13b2を設けることもできる。
以上に説明したように、平坦面(位置決め部13b)には、平坦面に開口する凹部13b1、または、平坦面から突出する突起13b2をさらに設けることができる。
図4は、他の実施形態に係る車両用照明装置1aを例示するための模式斜視図である。 図4に示すように、車両用照明装置1aには、ソケット10a、発光モジュール20、および給電端子30を設けることができる。
ソケット10aには、装着部11、バヨネット12、フランジ43、放熱フィン44、およびコネクタホルダ15を設けることができる。
フランジ43は、平面形状が多角形の板状体とすることができる。この様にすれば、フランジ43の外側面が平坦面となるので、フランジ43の外側面を位置決め部43aとすることができる。なお、多角形は例示をしたものに限定されるわけではなく、車両用照明装置1aが設けられるスペースなどに応じて適宜変更することができる。
放熱フィン44は、前述した放熱フィン14と同様とすることができる。ただし、放熱フィン44の外側面はフランジ43の外側面(位置決め部43a)に連続する平坦面とすることができる。この様にすれば、省スペース化を図ることができる。
図5は、他の実施形態に係る車両用照明装置1bを例示するための模式斜視図である。 図5に示すように、車両用照明装置1bには、ソケット10b、発光モジュール20、および給電端子30を設けることができる。
ソケット10bには、装着部11、バヨネット12、フランジ53、放熱フィン14、およびコネクタホルダ15を設けることができる。
フランジ53は、円板状を呈するものとすることができる。フランジ53の外側面53aには凹状の位置決め部53bを設けることができる。すなわち、位置決め部53bは、フランジ53の外側面53aに開口する凹部とすることができる。位置決め部53bは、フランジ53の装着部11が設けられる面にも開口させることもできる。
位置決め部53bは、少なくとも1つ設けることができる。ただし、2つ以上の位置決め部53bを設ければ、位置決めの精度を向上させることができる。また、3つ以上の位置決め部53bを設ければ、位置決めの精度を向上させることができ、且つ、位置決めに使用する位置決め部53bを選択することが可能となる。そのため、凸部101cの数や位置が異なる複数種類の筐体101に対応することが可能となる。
図6(a)は、位置決め部53bの作用を例示するための模式図である。
図6(a)に示すように、凸部101cの端部には突起101c3を設けることができる。そして、位置決め部53bの内部に突起101c3を嵌合させることができる。この様にすれば、中心軸周りの位置ズレが車両用照明装置1bに生じるのを抑制することができる。すなわち、車両用照明装置1bが回転方向にズレるのを抑制することができる。なお、凸部101cの端面がフランジ53の外側面53aに接触するようにしてもよい。
また、凹状の位置決め部53bに代えて、あるいは凹状の位置決め部53bと共に凸状の位置決め部53cを設けるようにしてもよい。位置決め部53cは、フランジ53の外側面53aから突出する突起とすることができる。
図6(b)は、位置決め部53cの作用を例示するための模式図である。
図6(b)に示すように、凸部101cの端部には凹部101c4を設けることができる。そして、凹部101c4の内部に位置決め部53cを嵌合させることができる。この様にすれば、中心軸周りの位置ズレが車両用照明装置1bに生じるのを抑制することができる。すなわち、車両用照明装置1bが回転方向にズレるのを抑制することができる。なお、凸部101cの端面がフランジ53の外側面53aに接触するようにしてもよい。
以上に説明したように、位置決め部53cは、フランジ53の外側面53aに開口する凹部、および、フランジ53の外側面53aから突出する突起の少なくともいずれかとすることができる。
(車両用灯具)
次に、車両用灯具100について例示する。
なお、以下においては、一例として、車両用灯具100が自動車に設けられるフロントコンビネーションライトである場合を説明する。ただし、車両用灯具100は、自動車に設けられるフロントコンビネーションライトに限定されるわけではない。車両用灯具100は、自動車や鉄道車両などに設けられる車両用灯具であればよい。
また、以下においては、一例として、車両用照明装置1が設けられる場合を説明するが、車両用照明装置1a、1bが設けられる場合も同様とすることができる。
図7は、車両用灯具100を例示するための模式部分断面図である。
図7に示すように、車両用灯具100には、車両用照明装置1、筐体101、カバー102、光学要素103、シール部材104、およびコネクタ105を設けることができる。
筐体101には車両用照明装置1を取り付けることができる。筐体101は、装着部11を保持することができる。筐体101は、一方の端部側が開口した箱状を呈するものとすることができる。筐体101は、例えば、光を透過しない樹脂などから形成することができる。筐体101の底面には、装着部11のバヨネット12が設けられた部分が挿入される取付孔101aを設けることができる。取付孔101aの周縁には、装着部11に設けられたバヨネット12が挿入される凹部101bを設けることができる(例えば、図2(a)を参照)。なお、筐体101に取付孔101aが直接設けられる場合を例示したが、取付孔101aを有する取付部材が筐体101に設けられていてもよい。また、筐体101の外面であって、取付孔101aの周辺には少なくとも1つの凸部101cを設けることができる。すなわち、筐体101の外部に設けられ、フランジ13の外側面13aに設けられた位置決め部13bと協働して車両用照明装置1の位置決めを行う凸部101cを設けることができる。
図2(a)に例示をしたように、車両用照明装置1を筐体101に取り付ける際には、装着部11のバヨネット12が設けられた部分を取付孔101aに挿入し、車両用照明装置1を回転させる。すると、取付孔101aの周縁に設けられた嵌合部にバヨネット12が保持される。この様な取り付け方法は、ツイストロックと呼ばれている。
また、図2(b)に例示をしたように、車両用照明装置1を筐体101に取り付けた際には、位置決め部13bが凸部101cに接触して車両用照明装置1が位置決めされる。なお、位置決め部13bや凸部101cなどの作用は前述したものと同様とすることができるので詳細な説明は省略する。
カバー102は、筐体101の開口を塞ぐように設けることができる。カバー102は、透光性を有する樹脂などから形成することができる。カバー102は、レンズなどの機能を有するものとすることもできる。
光学要素103には、車両用照明装置1から出射した光を入射させることができる。光学要素103は、例えば、車両用照明装置1から出射した光の反射、拡散、導光、集光、所定の配光パターンの形成の少なくともいずれかを行うことができる。例えば、図7に例示をした光学要素103はリフレクタである。この場合、光学要素103は、車両用照明装置1から出射した光を反射して、所定の配光パターンが形成されるようにすることができる。
シール部材104は、フランジ13と筐体101の間に設けることができる。シール部材104は、環状を呈するものとすることができる。シール部材104は、ゴムやシリコーン樹脂などの弾性を有する材料から形成することができる。
車両用照明装置1が筐体101に取り付けられた際には、シール部材104は、フランジ13と筐体101との間に挟まれる。そのため、シール部材104により、筐体101の内部空間が密閉される。また、シール部材104の弾性力により、バヨネット12が筐体101に押し付けられる。そのため、車両用照明装置1が、筐体101から脱離するのを抑制することができる。
コネクタ105は、コネクタホルダ15の内部に露出している複数の給電端子30の端部に嵌め合わせることができる。コネクタ105には、図示しない電源などを電気的に接続することができる。そのため、コネクタ105を給電端子30の端部に嵌め合わせることで、図示しない電源などと、発光素子22とを電気的に接続することができる。また、シール部材105aを有するコネクタ105がコネクタホルダ15の内部に挿入されることで、コネクタホルダ15の内部が水密となるように密閉される。シール部材105aは、環状を呈し、ゴムやシリコーン樹脂などの弾性を有する材料から形成することができる。
以上、本発明のいくつかの実施形態を例示したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更などを行うことができる。これら実施形態やその変形例は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。また、前述の各実施形態は、相互に組み合わせて実施することができる。
1 車両用照明装置、1a 車両用照明装置、1b 車両用照明装置、10 ソケット、10a ソケット、10b ソケット、11 装着部、11b 外側面、13 フランジ、13a 外側面、13b 位置決め部、13b1 凹部、13b2 突起、20 発光モジュール、21 基板、22 発光素子、43 フランジ、43a 位置決め部、53 フランジ、53a 外側面、53b 位置決め部、53c 位置決め部、100 車両用灯具、101 筐体、101c 凸部、101c1 突起、101c2 凹部、101c3 突起、101c4 凹部

Claims (5)

  1. 板状を呈するフランジと;
    前記フランジの一方の面に設けられた装着部と;
    前記装着部の、前記フランジ側とは反対の端部側に設けられ、少なくとも1つの発光素子を有する発光モジュールと;
    を具備し、
    前記フランジの外側面には、少なくとも1つの位置決め部が設けられている車両用照明装置。
  2. 前記位置決め部は、前記フランジの外側面に設けられた平坦面である請求項1記載の車両用照明装置。
  3. 前記平坦面には、前記平坦面に開口する凹部、または、前記平坦面から突出する突起がさらに設けられている請求項2記載の車両用照明装置。
  4. 前記位置決め部は、前記フランジの外側面に開口する凹部、および、前記フランジの外側面から突出する突起の少なくともいずれかである請求項1記載の車両用照明装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1つに記載の車両用照明装置と;
    前記車両用照明装置が取り付けられる筐体と;
    前記筐体の外部に設けられ、前記車両用照明装置が有するフランジの外側面に設けられた位置決め部と協働して前記車両用照明装置の位置決めを行う凸部と;
    を具備した車両用灯具。
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