JP2020194382A - 人材検索システム - Google Patents

Abstract

【課題】事業者のサービス等を利用していて、良好な関係を有している顧客から適切な人材を選択することにより、人手不足の状況においても事業者の人材の確保可能性を高めることが可能となる人材検索システムを提供する。【解決手段】事業者が、事業者端末２によってプロジェクト情報を入力し、プロジェクト情報をサーバ４に送信する。プロジェクト情報を受信したサーバ４は、制御部７により、プロジェクト条件を生成する。さらに制御部７において、プロジェクト条件と顧客データ５１に基づき候補者の順位付けを行う。順位付けにおいて上位となった候補者から順に、プロジェクトに参加するか否かについての通知を行う。通知を行った候補者が設定した期限までにプロジェクトに参加を拒否したり、期限までに回答がなかった場合は、次の順位の候補者に通知を行う。【選択図】図３

Description

本発明は、人材検索システムに関するものである。

従来、インターネット上で求人を行う場合、求人者は、仲介業者のホームページに求人内容を掲載するよう依頼し、求職者が、そのような仲介業者のホームページで、自分の希望に合った求人を検索するという方法が一般に行われている（特許文献１）。

特開２００２−７３８６８号公報

しかしながら、人材不足の状況になった場合、求人者が思ったような人材を採用することが困難になる。また、これまでの就職活動における人材検索システムは、登録されている人材を検索し選ぶだけであるため、やる気や能力があるかどうかはわからない。そのため、人手不足の状況となった場合等は、条件に合った人材を確保するのが難しく、実際のやる気や能力の有無を判断するのは非常に困難である。

本発明の目的は、人手不足の状況においても人材の確保可能性を高め、求職者の実際のやる気や能力を確認することを可能とする人材検索システムを提供することである。

本発明者は、鋭意検討を重ねた結果、一般的な求職者だけでなく、顧客から適切な人材を選択することにより、確実に人材を確保することが可能となり、人材の能力等もより詳細に知ることができることを見出した。

すなわち、本発明は、事業者端末と、顧客端末と、サーバとを含む人材検索システムであって、前記事業者端末は、プロジェクト情報を入力する入力部と、入力した前記プロジェクト情報を前記サーバに送信する送信部を備え、前記サーバは、前記プロジェクト情報を受信する受信部と、少なくとも顧客情報を記憶する記憶部と、前記事業者端末から送信された前記プロジェクト情報からプロジェクト条件を生成し、前記プロジェクト条件と前記顧客情報に基づいて顧客の順位付けを行い、当該順位付けに基づいて送信対象の顧客端末を決定する制御部と、前記プロジェクト情報及び前記プロジェクト条件を前記顧客端末に送信する送信部を備え、前記顧客端末は、前記サーバから送信された前記プロジェクト情報及び前記プロジェクト条件を受信する受信部と、前記プロジェクト情報及び前記プロジェクト条件を画面に表示する表示部と、プロジェクトに参加するか否かを入力する入力部と、前記入力部で入力されたデータを送信する送信部を備える人材検索システムに関する。

本発明の人材検索システムでは、事業者のサービス等を利用していて、良好な関係を有している顧客から適切な人材を選択することにより、人手不足の状況においても事業者の人材の確保可能性を高めることが可能となる。

本発明の人材検索システムの第一の実施形態の一例の概略構成例を示す図である。 本発明の人材検索システムの第一の実施形態に係るサーバの一例の概略構成を示すブロック図である。 本発明の人材検索システムの検索処理の一例を示すフローチャートである。

以下、本発明の実施形態について図を参照しながら説明する。ただし、本発明は当該実施形態に限定されるものではない。

図１は、本発明の人材検索システムの第一の実施形態の一例の概略構成例を示す図である。人材検索システム１は、図１に示すように、事業者端末２、顧客端末３、及びそれら端末がインターネット等のネットワークＮＷを介して接続可能なサーバ４を備えている。事業者端末２及び顧客端末３としては、例えば、パーソナルコンピュータ、スマートフォン、タブレット端末、携帯電話機などが挙げられる。

事業者端末２は、入力部により、各種情報を入力することができる。本発明の人材検索システムの一実施形態においては、事業者が計画する事業に関するプロジェクト情報を入力することができる。また、事業者端末２は、データを送受信する通信部を備え、送信部によってプロジェクト情報をサーバ４に送信することができる。事業者としては、特に限定されるものではなく、例えば、自治体、学校、病院、プロスポーツチーム、芸能人等が所属する芸能プロダクション、自衛隊等が挙げられる。

顧客端末３は、通信部を備え、受信部によってネットワークＮＷを介してサーバ４からのデータを受信することができ、入力部により、各種情報を入力することができ、入力したデータを送信部によって送信することができる。顧客としては、特に限定されるものではなく、例えば、事業者との関係で、ボランティア、学生、患者、ファン等が挙げられる。

ネットワークＮＷとしては、例えば、インターネット、LAN、ＷｉＦｉや専用回線等が挙げられる。

図２は、本発明の人材検索システムの第一の実施形態に係るサーバの一例の概略構成を示すブロック図である。この例では、サーバ４はデータベース５を含んでいるが、データベース５を別に設けるようにしてもよい。同様に、サーバ４は、ウェブサーバ６、制御部７を含んでいるが、これらをそれぞれ別に設けるようにしてもよい。

データベース５は、顧客データ５１、事業者における従業者データ５２、取引先データ５３などの人物データの他、プロジェクトデータ５４、商品・サービスデータ５５、及び、その他のデータ５６を含んでいる。

顧客データ５１としては、特に限定されないが、例えば、住所、電話番号、年齢、性別、職業、所有資格、健康状態、事業者に対する愛着度合、資産状況、ボランティア経験、家族構成、各種ネットワーク情報、商品購入・サービス利用履歴、事業者が行ったプロジェクトへの関連性等が挙げられる。各種ネットワーク情報としては、例えば、メールアドレス、ソーシャルネットワークサービスに関する各種情報等が挙げられる。

従業者データ５２としては、特に限定されないが、例えば、住所、電話番号、年齢、性別、経歴・実績、所有資格、健康状態、資産状況、ボランティア経験、タスク・スケジュール、各種ネットワーク情報等が挙げられる。

取引先データ５３としては、例えば、住所、電話番号、取引商品・サービス、担当者データ等が挙げられる。担当者データとしては、例えば、年齢、性別、所有資格、健康状態、事業者に対する愛着度合、資産状況、ボランティア経験、各種ネットワーク情報等が挙げられる。

プロジェクトデータ５４は、事業者のプロジェクトに関連するデータを含んでおり、例えば、プロジェクトの内容、規模、スケジュール等の情報が考えられる。プロジェクトデータ５４は、進められているものに限らず、過去のものや将来に向けて計画されているものが含まれていてもよい。プロジェクト情報は、事業者端末２から入力され、制御部７によりプロジェクト条件が生成されるが、これらのプロジェクト情報及びプロジェクト条件もプロジェクトデータ５４に記録される

商品・サービスデータ５５は、事業者が販売している商品及び提供しているサービスに関するデータを含んでいる。商品・サービスデータ５５は、商品の購入者やサービスの利用者である顧客に関する顧客データ５１と関連付けられていてもよい。

その他データ５６には、上述したデータ以外の各種データを含めることができる。

ウェブサーバ６は、ネットワークＮＷを介して、事業者端末２、及び、顧客端末３と接続されている。

制御部７は、受信したプロジェクト情報の解析を行い、プロジェクト条件を生成する。顧客データ５１と生成されたプロジェクト条件とを関連付け、候補者を順位付けする。この過程で、過去のプロジェクト参加者の情報を教師データとして、機械学習された学習済みモデルに基づいて、候補者の順位付けを行うこともできる。

図３は、本発明の人材検索システムの検索処理の一例を示すフローチャートである。この図に基づき、検索処理の流れをステップごとに説明する。

まず、Ｓ１において、事業者が事業者端末２によって、プロジェクト情報を入力し、Ｓ２として、プロジェクト情報をサーバ４に送信する。

プロジェクト情報を受信したサーバ４は、制御部７により、プロジェクト条件を生成する（Ｓ３）。さらに制御部７において、プロジェクト条件と顧客データ５１に基づき候補者の順位付けを行う（Ｓ４）。

順位付けにおいて上位となった候補者から順に、プロジェクトに参加するか否かについての通知を行う（Ｓ５）。通知を行った候補者が、設定した期限までにプロジェクトに参加する意思を表明した場合はＳ７に進み、参加を拒否したり期限までに回答がなかった場合はＳ５に戻る（Ｓ６）。

プロジェクト終了後、事業者は参加者についての評価を行い、事業者端末２の入力部で評価に関する情報を入力する（Ｓ８）。当該入力情報は、サーバ４に送信され、データベース５の顧客データ５１に更新データとして格納される（Ｓ９）。

本実施形態のように顧客データ５１が更新されていくことで、事業者が、よりプロジェクトに適切な人材を顧客から選択することが可能となる。

今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。

１ 人材検索システム
２ 事業者端末
３ 顧客端末
４ サーバ
５ データベース
６ ウェブサーバ
７ 制御部
NW ネットワーク

Claims (2)

1. 事業者端末と、顧客端末と、サーバとを含む人材検索システムであって、
   前記事業者端末は、
   プロジェクト情報を入力する入力部と、
   入力した前記プロジェクト情報を前記サーバに送信する送信部を備え、
   前記サーバは、
   前記プロジェクト情報を受信する受信部と、
   少なくとも顧客情報を記憶する記憶部と、
   前記事業者端末から送信された前記プロジェクト情報からプロジェクト条件を生成
   し、前記プロジェクト条件と前記顧客情報に基づいて顧客の順位付けを行い、当
   該順位付けに基づいて送信対象の顧客端末を決定する制御部と、
   前記プロジェクト情報及び前記プロジェクト条件を前記顧客端末に送信する送信
   部を備え、
   前記顧客端末は、
   前記サーバから送信された前記プロジェクト情報及び前記プロジェクト条件を受信
   する受信部と、
   前記プロジェクト情報及び前記プロジェクト条件を画面に表示する表示部と、
   プロジェクトに参加するか否かを入力する入力部と、
   前記入力部で入力されたデータを送信する送信部を備える
   人材検索システム。
2. 前記顧客情報は、顧客の住所、電話番号、年齢、性別、職業、専門分野、所有資格、家族構成、各種ネットワーク情報、商品購入・サービス利用履歴、事業者が行ったプロジェクトへの参加回数及び過去のプロジェクトにおける貢献度からなる群より選ばれる１種以上を含む請求項１に記載の人材検索システム。