JP2020193942A - 回転位置検出装置、回転位置検出方法、及び回転位置検出プログラム - Google Patents

回転位置検出装置、回転位置検出方法、及び回転位置検出プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2020193942A
JP2020193942A JP2019101359A JP2019101359A JP2020193942A JP 2020193942 A JP2020193942 A JP 2020193942A JP 2019101359 A JP2019101359 A JP 2019101359A JP 2019101359 A JP2019101359 A JP 2019101359A JP 2020193942 A JP2020193942 A JP 2020193942A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sensors
rotation
rotation position
rotor
microcontroller
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2019101359A
Other languages
English (en)
Inventor
秀行 小田切
Hideyuki Odagiri
秀行 小田切
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nidec Corp
Original Assignee
Nidec Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nidec Corp filed Critical Nidec Corp
Priority to JP2019101359A priority Critical patent/JP2020193942A/ja
Publication of JP2020193942A publication Critical patent/JP2020193942A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)

Abstract

【課題】ハンチングの発生による消費電力の増加を抑制することのできる回転位置検出装置、回転位置検出方法、及び回転位置検出プログラムを提供する。【解決手段】エンコーダは、センサ12、13と、マイクロコントローラ11と、を備える。センサ12、13は、回転体の回転位置を検出するための複数のセンサである。マイクロコントローラ11は、センサ12、13に間欠的に電力を供給して駆動し、センサ12、13からの出力信号を得る。そして、マイクロコントローラ11は、センサ12、13からの出力信号に基づいて、回転体の回転方向を検出し、検出した回転方向の変化に基づいて、センサ12、13に電力を供給する駆動周期を変更する。【選択図】図1

Description

本発明は、回転体の回転位置を検出する回転位置検出装置、回転位置検出方法、及び回転位置検出プログラムに関する。
従来、サーボモータのロータの回転位置(回転角度)を検出するエンコーダが知られている(例えば、特許文献1参照)。このエンコーダは、ロータを構成する回転軸等に固定されるセンサ磁石と、センサ磁石に対向配置される磁気抵抗素子及び2個のホール素子を含むセンサとを備えている。また、このエンコーダは、主電源から供給される電力によってエンコーダが動作する通常動作モードと、主電源からの電力の供給が停止された場合にバックアップ用の電池から供給される電力によってエンコーダが動作するバックアップモードとに切り替え可能となっている。また、このエンコーダでは、センサに対して電力を周期的に供給する間欠駆動が行われる。
特許6196532号
例えば、上記特許文献1に記載の従来のエンコーダにおいて、消費電力を低減するために、ロータが回転していないと判定されているときには、ロータが回転していると判定されているときよりもセンサの駆動周期を長くする構成が考えられる。
しかしながら、このような構成において、サーボモータが停止した際に、ロータの回転位置が、エンコーダにおいて判別される2つの回転位置の境界付近になっていると、ロータの位置のわずかな変化や、電源電圧の変化などによって、センサから得られるセンサ値が交互に変化するハンチングが発生する場合がある。ハンチングが発生すると、センサ値が変化するためロータが回転していると判定され、サーボモータが停止しているにも拘らず、センサの駆動周期が短く設定されて消費電力が増加する。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、ハンチングの発生による消費電力の増加を抑制することができる回転位置検出装置、回転位置検出方法、及び回転位置検出プログラムを提供することを目的としている。
(1)
回転体の回転位置を検出するための複数のセンサと、
前記複数のセンサに間欠的に電力を供給して駆動し、前記複数のセンサからの出力信号を得るセンサ制御部と、を備え、
前記センサ制御部は、前記出力信号に基づいて、前記回転体の回転方向を検出し、検出した前記回転方向の変化に基づいて、前記センサに電力を供給する駆動周期を変更する、回転位置検出装置。
(1)のように構成すると、検出した回転体の回転方向の変化に基づいて、ハンチングが発生している場合にはセンサの駆動周期を短くしないようにすることが可能になる。これにより、ハンチングの発生による消費電力の増加を抑制することができる。
(2)
(1)記載の回転位置検出装置であって、
前記センサ制御部は、前記出力信号に変化がない場合、及び前記出力信号の変化毎に前記回転方向が変化した場合は、第1周期で前記センサを駆動し、他の場合は、前記第1周期より短い第2周期で前記センサを駆動する、回転位置検出装置。
(2)のように構成すると、回転体が回転していない場合は、センサの駆動周期を長くし、消費電力を低減することができる。また、回転体が回転している場合は、その回転に追従できるようにセンサの駆動周期を短くし、検出漏れなく回転位置を検出することができる。そして、ハンチングが発生している場合は、センサの出力信号が変化していてもセンサの駆動周期を長くし、消費電力の増加を抑制することができる。
(3)
(2)記載の回転位置検出装置であって、
前記回転方向が変化している場合は、前記回転方向が前記出力信号の変化毎に反転するハンチング状態を検出した場合である、回転位置検出装置。
(3)のように構成すると、ハンチングの発生による消費電力の増加を抑制することができる。
(4)
(3)記載の回転位置検出装置であって、
前記センサ制御部は、前記出力信号の変化毎の前記回転方向の反転が所定回数以上連続した場合に、前記ハンチング状態であると判断する、回転位置検出装置。
(4)のように構成すると、ハンチングの発生を検出することが可能になり、ハンチングの発生による消費電力の増加を抑制することができる。
(5)
(4)記載の回転位置検出装置であって、
前記所定回数は、2である、回転位置検出装置。
(5)のように構成すると、回転体の回転方向が正常な駆動によって変化した場合にハンチング状態であると誤判定することを抑制しつつ、ハンチングの発生を早期に検出することが可能になり、ハンチングの発生による消費電力の増加を抑制することができる。
(6)
(2)から(5)のいずれか1つに記載の回転位置検出装置であって、
前記センサ制御部は、主電源又はバックアップ用の電池によって動作するものであり、
前記センサ制御部は、前記主電源によって動作している場合は前記第2周期より短い周期で前記センサを駆動する、回転位置検出装置。
(6)のように構成すると、主電源によって動作しており電池切れのおそれがない状況において、回転体の高速な回転にも追従して検出漏れなく回転位置を検出することができる。
(7)
(1)から(5)のいずれか1つに記載の回転位置検出装置であって、
前記センサ制御部は、主電源又はバックアップ用の電池によって動作するものであり、
前記主電源による前記センサ制御部の動作と、前記電池による前記センサ制御部の動作と、が同一である、回転位置検出装置。
(7)のように構成すると、センサ制御部が主電源及び電池のいずれにより動作中であるかの判断を含まない処理により、駆動周期の制御を行うことができる。したがって、駆動周期の制御を行うための処理の量を低減することができる。これにより、処理遅延による検出漏れを抑制して検出漏れなく回転位置を検出することができるとともに、駆動周期の制御を行うための処理による消費電力を低減することができる。
(8)
回転体の回転位置を検出するための複数のセンサを備える回転位置検出装置における回転位置検出方法であって、
前記複数のセンサに間欠的に電力を供給して駆動し、前記複数のセンサからの出力信号を得る工程と、
前記出力信号に基づいて、前記回転体の回転方向を検出し、検出した前記回転方向の変化に基づいて、前記センサに電力を供給する駆動周期を変更する工程と、を備える回転位置検出方法。
(8)のように構成すると、検出した回転体の回転方向の変化に基づいて、ハンチングが発生している場合にはセンサの駆動周期を短くしないようにすることが可能になる。これにより、ハンチングの発生による消費電力の増加を抑制することができる。
(9)
回転体の回転位置を検出するための複数のセンサを備える回転位置検出装置における回転位置検出プログラムであって、
前記複数のセンサに間欠的に電力を供給して駆動し、前記複数のセンサからの出力信号を得るステップと、
前記出力信号に基づいて、前記回転体の回転方向を検出し、検出した前記回転方向の変化に基づいて、前記センサに電力を供給する駆動周期を変更するステップと、をコンピュータに実行させるための回転位置検出プログラム。
(9)のように構成すると、検出した回転体の回転方向の変化に基づいて、ハンチングが発生している場合にはセンサの駆動周期を短くしないようにすることが可能になる。これにより、ハンチングの発生による消費電力の増加を抑制することができる。
本発明によれば、ハンチングの発生による消費電力の増加を抑制することができる。
本発明の回転位置検出装置の一実施形態であるエンコーダ10のセンサ12、13及びユニット10aの概略構成を説明するためのブロック図である。 エンコーダ10の機械的な構成を説明するための概略図である。 モータ駆動装置がモータ駆動を開始する場合の、マイクロコントローラ11による駆動周期の制御を説明するための図である。 ハンチングが発生している場合の、マイクロコントローラ11による駆動周期の制御を説明するための図である。 エンコーダ10による回転位置及び回転方向の判定方法を説明するための図である。 ロータの回転位置の変化に応じたセンサ12、13の各センサ値及びマルチターンデータの変化の例を示す図である。 エンコーダ10においてハンチングが発生する状態を説明するための図である。 エンコーダ10による処理を説明するためのフローチャートである。
以下、図面を参照しながら、本発明に係る実施の形態を説明する。
(回転位置検出装置の構成)
図1は、本発明の回転位置検出装置の一実施形態であるエンコーダ10のセンサ12、13及びユニット10aの概略構成を説明するためのブロック図である。図2は、エンコーダ10の機械的な構成を説明するための概略図である。本実施形態のエンコーダ10は、少なくとも回転体の回転位置(回転角度)を検出する回転位置検出装置の一実施形態である。エンコーダ10は、ユニット10a、センサ12、13及び検出用磁石19により構成される。ユニット10aは、マイクロコントローラ11、抵抗14、15、主電源16及び電池17を含む、エンコーダ10の回路部である。
具体的には、エンコーダ10は、回転体としてのサーボモータのロータの回転位置を検出する回転位置検出装置であり、サーボモータに取り付けられている。このエンコーダ10は、サーボモータの駆動及び制御を行うモータ駆動装置(モータドライバ)に電気的に接続されている。また、エンコーダ10は、ロータの1回転以上の回転量を検出するバッテリバックアップ方式のアブソリュートエンコーダである。
また、本実施形態のエンコーダ10は、磁気式のロータリエンコーダである。具体的には、エンコーダ10は、2個のセンサ12、13と、検出用磁石19と、マイクロコントローラ11と、を備えたQEP(Quadrature Encoder Pulse)方式のロータリエンコーダである。センサ12、13は、磁界を検出するホール素子(Hall1、Hall2)である。ただし、センサ12、13は、ホール素子に限らず、MR(Magneto Resistive)センサや磁気インピーダンス素子などの、磁界を検出可能な各種の磁気センサ又は光学式のセンサとすることができる。センサ12、13は、検出用磁石19に対向配置されている。センサ12、13は、回転体の回転位置を検出するための複数のセンサを構成する。
検出用磁石19は、円板状に形成された永久磁石であって、サーボモータのロータを構成する回転軸18に固定される。図2は、センサ12、13、及び検出用磁石19を、回転軸18の反対側から見た状態を示している。検出用磁石19の、センサ12、13との対向面には、ロータの周方向において、N極とS極とが1極ずつ形成されている。検出用磁石19は、回転軸18の軸方向から見たときに、ロータの回転中心と検出用磁石19の中心とが一致するように回転軸18に固定されている。
センサ12、13は、回転軸18の軸方向から見たときに、ロータの回転中心に対して(すなわち検出用磁石19の中心に対して)互いに90度ずれた位置に配置されている。センサ12、13のそれぞれは、マイクロコントローラ11から電力が供給されると、検出用磁石19からの磁気を検出し、その検出結果を示す信号をマイクロコントローラ11へ出力する。
仮にロータを回転させながらセンサ12に電力を供給し続けた場合、センサ12が出力する信号は、ロータの1回転を1周期とする正弦波信号となる。また、仮にロータを回転させながらセンサ13に電力を供給し続けた場合、センサ13が出力する信号は、ロータの1回転を1周期とする余弦波信号となる。すなわち、センサ12、13は、ロータの回転位置の変化に応じて周期的にそのレベルが変動する正弦波信号及び余弦波信号を出力する。センサ12が出力する正弦波信号の位相と、センサ13が出力する余弦波信号の位相とは、互いに90度ずれている。ただし、後述のように、エンコーダ10においては、周期的な駆動タイミングにおいてのみセンサ12、13に対して電力が供給されることにより、センサ12、13が間欠的に駆動される。
マイクロコントローラ11は、センサ12、13に間欠的に電力を供給することによりセンサ12、13を駆動し、駆動したセンサ12、13からの出力信号を得るセンサ制御部を構成する。例えば、マイクロコントローラ11は、それぞれ抵抗14、15を介してセンサ12、13に電力を供給する。抵抗14、15は、それぞれセンサ12、13に印加される電圧を制限するための素子である。
また、マイクロコントローラ11は、センサ12に電力を供給することによってセンサ12が出力した信号と所定の閾値とを比較し、この比較結果を示すセンサ値を生成するコンパレータを有する。また、マイクロコントローラ11は、センサ13に電力を供給することによってセンサ13が出力した信号と所定の閾値とを比較し、この比較結果を示すセンサ値を生成するコンパレータを有する。これらのセンサ値は、例えば信号の電圧が閾値を超えた場合はハイ(High)、信号の電圧が閾値を超えていない場合はロー(Low)となる2値の情報である。なお、マイクロコントローラ11は、上記の各比較を行う1個のコンパレータのみを有していてもよい。この場合に、マイクロコントローラ11は、センサ12、13が出力する各信号を、その1個のコンパレータにより交互に閾値と比較することにより、センサ12、13の各センサ値を生成する。
また、エンコーダ10は、主電源16と、バックアップ用の電池17とを備えている。主電源16及び電池17のそれぞれは、マイクロコントローラ11に接続されている。エンコーダ10では、通常、主電源16からマイクロコントローラ11に電力が供給されており、マイクロコントローラ11は、主電源16から供給される電力によって動作している。また、主電源16からの電力の供給が停止されると、電池17からマイクロコントローラ11に電力が供給され、マイクロコントローラ11は、電池17から供給される電力によって動作する。すなわち、エンコーダ10は、主電源16から供給される電力によってマイクロコントローラ11が動作するモードである通常動作モードと、電池17から供給される電力によってマイクロコントローラ11が動作するモードであるバックアップモードと、に切り替え可能である。
例えば、主電源16は、サーボモータのモータ駆動装置に含まれる電源である。この場合に、モータ駆動装置の動作中(モータの駆動中)は、主電源16が動作しており、主電源16からの電力がマイクロコントローラ11にも供給される。一方で、モータ駆動装置の停止中は、主電源16も停止しており、主電源16からマイクロコントローラ11への電力の供給が停止される。これにより、エンコーダ10は、モータ駆動装置の動作中は通常動作モードとなり、モータ駆動装置の停止中はバックアップモードとなる。
このように、エンコーダ10は、モータ駆動装置の停止中はバックアップモードとなって電池17によりマイクロコントローラ11を動作させることにより、モータ駆動装置の停止中においてもロータの回転量の情報を保持し、またモータ駆動装置の停止中のロータの回転量も検出する。
(駆動周期の制御)
図3は、モータ駆動装置がモータ駆動を開始する場合の、マイクロコントローラ11による駆動周期の制御を説明するための図である。図3において、横軸は時間を示している。駆動タイミング31は、マイクロコントローラ11がセンサ12、13を駆動するタイミングであって、マイクロコントローラ11が制御する駆動周期毎のタイミングである。マイクロコントローラ11は、駆動タイミング31毎に、センサ12、13に電力を供給してセンサ12、13を駆動することによりロータの回転位置を検出し、その結果に応じて以降の駆動周期を制御する。
図3の例では、期間32において、サーボモータのモータ駆動装置によるモータ駆動が停止しておりロータが停止している。また、期間32の直後の期間33において、サーボモータのモータ駆動装置によるモータ駆動中でありロータが回転している。この場合に、期間32においては、センサ12、13の各センサ値は変化しない(センサ値の変化なし)。この場合に、期間32において、マイクロコントローラ11は、上記の駆動周期を、後述の第2周期T2より長い第1周期T1(一例としては4.6[ms])に設定する。
期間33においては、モータ駆動により、センサ12、13の各センサ値の少なくともいずれかが変化する(センサ値の変化あり)。また、期間33において、後述のハンチングは未発生であるとする(ハンチングなし)。この場合に、期間33において、マイクロコントローラ11は、上記の駆動周期を、上記の第1周期T1より短い第2周期T2(一例としては2.4[ms])に設定する。第2周期T2は、センサ12、13のセンサ値の取りこぼしがないように、例えば、ロータの最大回転数及びロータの最大加速度においてセンサ12、13のセンサ値の変化を追従できる周期とする。
図3において説明したように、マイクロコントローラ11は、センサ12、13の各センサ値が変化していない場合は駆動周期を長く(低速に)し、センサ12、13の各センサ値が変化した場合は駆動周期を短く(高速に)する。これにより、モータ駆動が停止しているときのセンサ12、13への電力供給等による消費電力を抑制しつつ、モータ駆動中のロータの回転位置の変化等を検出漏れなく検出することができる。
ただし、マイクロコントローラ11は、センサ12、13の各センサ値が変化した場合であっても、ハンチングが発生している場合には駆動周期を短くしない。この処理について、図4を用いて説明する。
図4は、ハンチングが発生している場合の、マイクロコントローラ11による駆動周期の制御を説明するための図である。図4の例では、期間41においてモータ駆動が停止しておりロータが回転しておらず、期間41の直後の期間42において、モータ駆動が停止しているが丁度センサ出力が変化する位置で停止していた為、わずかな振動等によりセンサ12、13の各センサ値が振動するハンチングが発生したとする。期間41におけるマイクロコントローラ11の動作は、図3の期間32における動作と同様である。
期間42においては、ハンチングにより、センサ12、13の各センサ値の少なくともいずれかが変化する。このため、マイクロコントローラ11は、期間42の先頭において、一旦、駆動周期を、上記の第2周期T2(一例としては2.4[ms])に設定する。ただし、マイクロコントローラ11は、センサ12、13の各センサ値の変化に基づいてハンチングが発生していると判定し、期間42の途中から駆動周期を第1周期T1に戻す。これにより、モータ駆動が停止しており高速な検出が必要ない場合において消費電力が増加することを抑制することができる。
なお、図3、図4において、センサ12、13の各センサ値が変化していない期間32、41と、センサ12、13の各センサ値が変化しているがハンチングを検出した期間42と、の両方において駆動周期を第1周期T1とする例について説明したが、このような処理に限らない。例えば、期間32、41の第1周期T1と、期間42の第1周期T1とは、期間33の第2周期T2より長ければ、必ずしも一致していなくてもよい。
(回転位置及び回転方向の判定方法)
図5は、エンコーダ10による回転位置及び回転方向の判定方法を説明するための図である。図5に示す回転状態50〜53は、ロータの4通りの回転状態である。具体的には、回転状態50〜53は、それぞれロータの回転位置Posが0〜3となっている状態である。回転位置Posの0〜3は、ロータの一周を4等分した各回転位置、すなわちそれぞれ90度ずつ異なる各回転位置であって、センサ12、13の各センサ値の組み合わせによって判別される。
例えば、ロータの回転位置がPos=0である回転状態50において、センサ12のセンサ値はロー(L)となり、センサ13のセンサ値はハイ(H)となる(L・H)。ロータの回転位置がPos=1である回転状態51において、センサ12、13の各センサ値はともにハイ(H)となる(H・H)。ロータの回転位置がPos=2である回転状態52において、センサ12のセンサ値はハイ(H)となり、センサ13のセンサ値はロー(L)となる(H・L)。ロータの回転位置がPos=3である回転状態53において、センサ12、13の各センサ値はともにロー(L)となる(L・L)。したがって、マイクロコントローラ11は、センサ12、13の各センサ値の組み合わせによって、現在のロータの4通りの回転状態50〜53(Pos=0〜3)を判別できる。
また、マイクロコントローラ11は、判別した回転位置の時系列的な変化に基づいて、ロータの回転方向を判定することができる。例えば、ロータが時計回り(CW)に回転すると、ロータの回転状態は、回転状態50、回転状態51、回転状態52、回転状態53、回転状態50、回転状態51、…のように遷移する。また、ロータが反時計回り(CCW)に回転すると、ロータの回転状態は、回転状態50、回転状態53、回転状態52、回転状態51、回転状態50、回転状態53、…のように遷移する。
したがって、例えば、ある駆動タイミングにおいて回転状態50が検出され、次の駆動タイミングにおいて回転状態51が検出された場合は、ロータの回転方向は時計回り(CW)であると判定できる。具体的には、ある駆動タイミングにおけるセンサ12、13のセンサ値がそれぞれロー及びハイであり、次の駆動タイミングにおけるセンサ12、13のセンサ値がともにハイであった場合は、ロータの回転方向は時計回りであると判定できる。同様に、回転状態51の次に回転状態52が検出された場合、回転状態52の次に回転状態53が検出された場合、及び、回転状態53の次に回転状態50が検出された場合も、ロータの回転方向は時計回りであると判定できる。
また、例えば、ある駆動タイミングにおいて回転状態50が検出され、次の駆動タイミングにおいて回転状態53が検出された場合は、ロータの回転方向は反時計回り(CCW)であると判定できる。同様に、回転状態53の次に回転状態52が検出された場合、回転状態52の次に回転状態51が検出された場合、及び、回転状態51の次に回転状態50が検出された場合も、ロータの回転方向は反時計回りであると判定できる。
なお、例えば回転状態50の次に回転状態52が検出された場合等、隣接しない回転状態への遷移が検出された場合は、ロータの回転速度に駆動タイミングが追いついていなかったり、センサ12、13が故障したりしているなどの異常状態であると判断できる。この場合、マイクロコントローラ11は、例えばエラー情報を出力する。
また、マイクロコントローラ11は、ロータの回転方向を判定する毎に、判定した回転方向に応じた加減算を行うことにより、ロータの回転量を示すマルチターンデータを生成する。マルチターンデータの生成について、図6において説明する。
(ロータの回転位置の変化に応じた各センサ値及びマルチターンデータの変化)
図6は、ロータの回転位置の変化に応じたセンサ12、13の各センサ値及びマルチターンデータの変化の例を示す図である。図6において、横軸は時間を示す。図6の例では、期間65においてはロータが時計回りに回転しており、期間65の直後の期間66においてはロータが反時計回りに回転している。具体的には、期間65において、ロータの回転位置が、Pos=0、Pos=1、Pos=2、Pos=3、Pos=0、Pos=1、Pos=2の順に変化している。また、期間66において、ロータの回転位置が、Pos=1、Pos=0、Pos=3、Pos=2、Pos=1の順に変化している。
センサ値変化61は、センサ12(Hall1)の期間65、66におけるセンサ値の変化を示している。センサ値変化62は、センサ13(Hall2)の期間65、66におけるセンサ値の変化を示している。上記のように、マイクロコントローラ11は、センサ12、13の各センサ値に基づいてロータの回転位置(Pos=0〜3のいずれか)を判定し、ロータの回転位置の時系列的な変化に基づいてロータの回転方向を判定する。
そして、マイクロコントローラ11は、判定したロータの回転方向の時系列的な変化に基づいて、ロータが、基準となる回転位置である原点位置からいずれの方向に何回転した状態であるかを示すマルチターンデータを生成して出力する。具体的には、マイクロコントローラ11は、ロータの回転方向が時計回り(CW)であると判定された場合にインクリメント(+1)し、ロータの回転方向が反時計回り(CCW)であると判定された場合にデクリメント(−1)する回転カウント値を記憶している。そして、マイクロコントローラ11は、この回転カウント値をマルチターンデータとして出力する。
図6のマルチターンデータ変化63(Multi_turn_data)は、マルチターンデータの期間65、66における変化を示している。マルチターンデータ変化63に示すように、マルチターンデータは、期間65においてはロータの回転位置(Pos=0〜3のいずれか)が変化する毎にインクリメントされ、期間66においてはロータの回転位置が変化する毎にデクリメントされている。
ここで、期間65の開始時におけるロータの状態を原点位置とする。例えば、期間65の終了時におけるマルチターンデータは、期間65の開始時におけるマルチターンデータに対して6だけ増加した情報となっている。これは、期間65の終了時におけるロータが、原点位置から時計回りに90度×6(1回転半)だけ回転した状態であることを意味する。また、期間66の終了時におけるマルチターンデータは、期間65の開始時におけるマルチターンデータに対して1だけ増加した情報となっている。これは、期間66の終了時におけるロータが、原点位置から時計回りに90度×1だけ回転した状態であることを意味する。
このように、マイクロコントローラ11は、ロータの回転方向も考慮した、ロータの1回転以上の回転量を示すマルチターンデータを生成し、出力することができる。これにより、例えば、サーボモータのロータの回転を減速し、減速した回転を用いてアームを動作させるロボットにおいて、アームの現在の位置や姿勢を正しく判定することができる。これにより、アームの位置や姿勢の正確な制御が可能になる。
(ハンチングが発生する状態)
図7は、エンコーダ10においてハンチングが発生する状態を説明するための図である。図7において、図6に示した部分と同様の部分については同一の符号を付して説明を省略する。図7の例では、停止中のサーボモータのロータが、Pos=1とPos=2との間の境界である回転位置71で停止している。このような状態では、ロータの位置のわずかな変化や、電源電圧の変化などによって、センサ13(Hall2)のセンサ値がハイとローに交互に変化する振動状態となる場合がある。
そして、この場合、例えばロータの回転位置がPos=1とPos=2とに交互に判定され、それによってロータの回転方向が時計回りと反時計回りの交互に判定されるハンチング状態となる。このようなハンチング状態においては、ロータの回転方向が時計回りと反時計回りの交互に判定されるため、上記の回転カウント値はインクリメントとデクリメントを交互に繰り返す。
一方で、ハンチング状態は、ロータが高速に回転していない状態であるため、上記の駆動周期を短くする必要がない状態である。しかしながら、ロータの回転が検出された場合は常に駆動周期を短くする制御においては、ハンチング状態においても駆動周期が短くなり、消費電力が増加してしまう。特に、上記のバックアップモードにおいては、電池17によってマイクロコントローラ11が動作するため、ハンチングによって消費電力が増加すると、電池17の電池切れが早まり、マイクロコントローラ11が動作できる時間が短くなる。電池17が電池切れとなりマイクロコントローラ11が電源を失うと、マイクロコントローラ11は正しいマルチターンデータを保持しておくことができない。
例えば、マルチターンデータがマイクロコントローラ11の揮発性メモリに記憶されている場合、マイクロコントローラ11が電源を失うと、そのマルチターンデータが失われることになる。また、マルチターンデータがマイクロコントローラ11の不揮発性メモリに記憶されている場合は、マイクロコントローラ11が電源を失っている間におけるロータの回転はマルチターンデータに反映されない。マイクロコントローラ11が正しいマルチターンデータを保持しておくことができないと、例えばサーボモータにより動作するロボット等の現在の位置や姿勢が不明になるため、そのロボット等の制御が困難になる。
これに対して、本実施形態のエンコーダ10は、ロータの回転が検出されてもハンチング状態である場合は駆動周期を短くしないことにより、サーボモータのモータ駆動装置が停止中にハンチングが発生した場合の消費電力の増加を抑制することができる。そのためのエンコーダ10による処理について、図8を用いて説明する。
(エンコーダの処理)
図8は、エンコーダ10による処理を説明するためのフローチャートである。エンコーダ10のマイクロコントローラ11は、駆動周期毎の駆動タイミングにおいて、例えば図8に示す処理を実行する。図8に示す処理は、例えばタイマ割り込みによって実行される。また、図8に示す処理は、例えば上記の通常動作モード及びバックアップモードのいずれにおいても実行される。
まず、マイクロコントローラ11は、センサ12、13の電源をONにする(ステップS801)。具体的には、マイクロコントローラ11は、抵抗14、15を介したセンサ12、13に対する電力の供給を開始する。このとき、上記の通常動作モードにおいては、マイクロコントローラ11は、主電源16から供給される電力を用いてセンサ12、13に電力を供給する。また、上記のバックアップモードにおいては、マイクロコントローラ11は、電池17から供給される電力を用いてセンサ12、13に電力を供給する。
次に、マイクロコントローラ11は、ステップS801によってセンサ12、13から出力される各信号に基づく各センサ値を取得する(ステップS802)。具体的には、マイクロコントローラ11は、センサ12、13から出力される各信号の各レベル(ハイ又はロー)を、センサ12、13の各センサ値として取得する。このとき、上記のようにマイクロコントローラ11が有するコンパレータが1個の場合、マイクロコントローラ11は、例えばまずセンサ12から出力される信号の電圧と閾値とをコンパレータにより比較し、次にセンサ13から出力される信号の電圧と閾値とをコンパレータにより比較することにより、センサ12、13の各センサ値を取得する。
次に、マイクロコントローラ11は、センサ12、13の電源をOFFにする(ステップS803)。具体的には、マイクロコントローラ11は、ステップS801によって開始したセンサ12、13に対する電力の供給を停止する。
次に、マイクロコントローラ11は、ステップS802によって取得した各センサ値の少なくともいずれかが前回から変化したか否かを判断する(ステップS804)。具体的には、マイクロコントローラ11は、今回のステップS802によって取得したセンサ12、13の各センサ値と、前回の駆動タイミングのステップS802によって取得したセンサ12、13の各センサ値と、を比較することにより、センサ12、13の各センサ値が変化したか否かを判断する。なお、マイクロコントローラ11が起動してから初回の駆動タイミングにおいては、前回のセンサ12、13の各センサ値が存在しないため、マイクロコントローラ11は、例えば取得した各センサ値のいずれも前回から変化していないと判断する。
ステップS804において、各センサ値のいずれも前回から変化していない場合(ステップS804:No)は、現在はロータが停止していると判断できる。この場合に、マイクロコントローラ11は、停止カウント値をインクリメント(+1)する(ステップS805)。停止カウント値は、ロータの停止を検出するための、センサ12、13のセンサ値が変化していないと連続して判断された回数を示す情報であり、例えばマイクロコントローラ11のメモリに記憶されている。
次に、マイクロコントローラ11は、現在の停止カウント値が所定の設定値を超えたか否かを判断する(ステップS806)。この設定値は、例えば1以上の任意の自然数とすることができる。現在の停止カウント値が所定の設定値を超えていない場合(ステップS806:No)は、センサ12、13の各センサ値が変化しなくなってから間もなく、ロータが停止しているか否かを判断できない。この場合に、マイクロコントローラ11は、待機状態へ移行する。
ステップS806において、現在の停止カウント値が所定の設定値を超えた場合(ステップS806:Yes)は、センサ12、13の各センサ値が変化しなくなってからある程度の時間が経過しており、ロータが停止していると判断できる。この場合に、マイクロコントローラ11は、駆動周期を低速に設定し(ステップS807)、待機状態へ移行する。具体的には、マイクロコントローラ11は、駆動周期を、後述の第2周期T2より長い第1周期T1a(一例としては4.6[ms])に設定する。この場合、以降は図8に示す処理が第1周期T1aで実行されることになる。
ステップS804において、各センサ値の少なくともいずれかが前回から変化した場合(ステップS804:Yes)は、ロータが回転しているか、ハンチングが発生していると判断できる。この場合に、マイクロコントローラ11は、前回及び今回のセンサ12、13の各センサ値に基づいて、ロータの回転方向がCW(時計回り)か否か判断する(ステップS808)。具体的には、マイクロコントローラ11は、図5において説明したように、今回のステップS802によって取得したセンサ12、13の各センサ値と、前回の駆動タイミングのステップS802によって取得したセンサ12、13の各センサ値と、に基づいて、ロータの回転方向がCWか否かを判断する。
ステップS808において、ロータの回転方向がCWである場合(ステップS808:Yes)は、マイクロコントローラ11は、回転方向FLGがCWであるか否かを判断する(ステップS809)。回転方向FLGは、前回の駆動タイミングにおいて判定されたロータの回転方向を示す情報であり、例えばマイクロコントローラ11のメモリに記憶されている。なお、マイクロコントローラ11が起動してから初回の駆動タイミングや、マイクロコントローラ11が起動してからロータの回転がまだ検出されていない場合には、まだ回転方向FLGの値は設定されていないため、マイクロコントローラ11は、例えば回転方向FLGがCWであると判断する。
ステップS809において、回転方向FLGがCWである場合(ステップS809:Yes)は、現在のロータの回転方向が、前回の駆動タイミングにおけるロータの回転方向と同じ(CW)であり、ロータが一定方向(CW)に回転していると判断できる。この場合に、マイクロコントローラ11は、ハンチングカウント値を0に設定するとともに、駆動周期を高速に設定し(ステップS810)、ステップS814へ移行する。
ステップS810において、具体的には、マイクロコントローラ11は、駆動周期を、上記の第1周期T1aより短い第2周期T2(一例としては2.4[ms])に設定する。この場合、以降は図8に示す処理が第2周期T2で実行されることになる。ハンチングカウント値は、ハンチングの発生を検出するための、駆動タイミング毎のロータの回転方向の判定結果が連続して反転した回数を示す情報であり、例えばマイクロコントローラ11のメモリに記憶されている。
ステップS809において、回転方向FLGがCWでない場合、すなわち回転方向FLGがCCW(反時計回り)である場合(ステップS809:No)は、現在のロータの回転方向が、前回の駆動タイミングにおけるロータの回転方向と異なると判断できる。この場合に、マイクロコントローラ11は、現在のハンチングカウント値が所定の設定値未満であるか否かを判断する(ステップS811)。この設定値は、2以上の任意の自然数とすることができるが、一例としては2とすることができる。
ステップS811において、現在のハンチングカウント値が所定の設定値未満である場合(ステップS811:Yes)は、ロータの回転方向が変化したが、ロータの回転方向が継続して振動するハンチング状態であるかどうかは不明な状態である。この場合に、マイクロコントローラ11は、ハンチングカウント値をインクリメント(+1)するとともに、駆動周期を高速に設定し(ステップS812)、ステップS814へ移行する。ステップS812において、具体的には、マイクロコントローラ11は、駆動周期を、上記の第2周期T2に設定する。この場合、以降は図8に示す処理が第2周期T2で実行されることになる。
ステップS811において、現在のハンチングカウント値が所定の設定値以上である場合(ステップS811:No)は、ロータの回転方向が継続して振動するハンチング状態であると判断できる。この場合に、マイクロコントローラ11は、駆動周期を低速に設定し(ステップS813)、ステップS814へ移行する。ステップS813において、具体的には、マイクロコントローラ11は、駆動周期を、上記の第2周期T2より長い第1周期T1bに設定する。この場合、以降は図8に示す処理が第1周期T1bで実行されることになる。第1周期T1bは、一例としては上記の第1周期T1aと同じ4.6[ms]とすることができるが、上記の第1周期T1aと異なっていてもよい。例えば、第1周期T1aを4.6[ms]とし、第1周期T1bを4.5[ms]としてもよい。
次に、マイクロコントローラ11は、回転方向FLGにCWを設定し、回転カウント値をインクリメント(+1)し、停止カウント値を0に設定する(ステップS814)。そして、マイクロコントローラ11は、待機状態へ移行する。
ステップS808において、ロータの回転方向がCW(時計回り)でない場合、すなわちロータの回転方向がCCWである場合(ステップS808:No)は、マイクロコントローラ11は、回転方向FLGがCCWであるか否かを判断する(ステップS815)。なお、マイクロコントローラ11が起動してから初回の駆動タイミングや、マイクロコントローラ11が起動してからロータの回転がまだ検出されていない場合には、まだ回転方向FLGの値は設定されていないため、マイクロコントローラ11は、例えば回転方向FLGがCCWであると判断する。
ステップS815において、回転方向FLGがCCWである場合(ステップS815:Yes)は、現在のロータの回転方向が、前回の駆動タイミングにおけるロータの回転方向と同じ(CCW)であり、ロータが一定方向(CCW)に回転していると判断できる。この場合に、マイクロコントローラ11は、ハンチングカウント値を0に設定するとともに、駆動周期を高速に設定し(ステップS816)、ステップS820へ移行する。ステップS816において駆動周期を高速に設定する処理は、上記のステップS810と同様である。
ステップS815において、回転方向FLGがCCWでない場合、すなわち回転方向FLGがCWである場合(ステップS815:No)は、現在のロータの回転方向が、前回の駆動タイミングにおけるロータの回転方向と異なると判断できる。この場合に、マイクロコントローラ11は、現在のハンチングカウント値が所定の設定値未満であるか否かを判断する(ステップS817)。この設定値はステップS811の設定値と同様である。
ステップS817において、現在のハンチングカウント値が所定の設定値未満である場合(ステップS817:Yes)は、ロータの回転方向が変化したが、ロータの回転方向が継続して振動するハンチング状態であるかどうかは不明な状態である。この場合に、マイクロコントローラ11は、ハンチングカウント値をインクリメント(+1)するとともに、駆動周期を高速に設定し(ステップS818)、ステップS820へ移行する。ステップS818において駆動周期を高速に設定する処理は、上記のステップS812と同様である。
ステップS817において、現在のハンチングカウント値が所定の設定値以上である場合(ステップS817:No)は、ロータの回転方向が継続して振動するハンチング状態であると判断できる。この場合に、マイクロコントローラ11は、駆動周期を低速に設定し(ステップS819)、ステップS820へ移行する。ステップS819において駆動周期を低速に設定する処理は、上記のステップS813と同様である。
次に、マイクロコントローラ11は、回転方向FLGにCCWを設定し、回転カウント値をデクリメント(−1)し、停止カウント値を0に設定する(ステップS820)。そして、マイクロコントローラ11は、待機状態へ移行する。
図8に示した処理により、マイクロコントローラ11は、センサ12、13の各センサ値(出力信号)に基づいて、ロータの回転方向を検出し、検出した回転方向の時系列的な変化に基づいて、センサ12、13に電力を供給する駆動周期を変更することができる。具体的には、マイクロコントローラ11は、センサ12、13の各センサ値に変化がない場合は、ステップS807により駆動周期を比較的長い第1周期T1aに設定する。これにより、ロータが回転していない場合は、センサ12、13の駆動周期を長くし、消費電力を低減することができる。また、マイクロコントローラ11は、ハンチングが発生している場合は、ステップS813又はステップS819により駆動周期を比較的長い第1周期T1bに設定する。これにより、ハンチングが発生している場合は、センサ12、13のセンサ値(出力信号)が変化していてもセンサ12、13の駆動周期を長くし、消費電力の増加を抑制することができる。また、マイクロコントローラ11は、これら以外の場合は、ステップS810、ステップS812、ステップS816、又はステップS818により駆動周期を比較的短い第2周期T2に設定する。これにより、ロータが回転している場合は、その回転に追従できるようにセンサ12、13の駆動周期を短くし、検出漏れなく回転位置を検出することができる。
例えば、サーボモータのモータ駆動装置が停止してバックアップモードとなった場合に、ロータがどのような位置で停止していても、消費電力が増加することを抑制しつつ、電池17の容量から期待される時間、モータの位置(回転量)を記憶することが可能となる。また、ハンチングによる消費電流の増加を抑制できるため、容量が小さい電池17を用いることが可能になる。
また、マイクロコントローラ11は、図8の処理によって更新される回転カウント値を、ロータが原点位置からいずれの方向に何回転した状態であるかを示すマルチターンデータとして出力する。これにより、エンコーダ10は、ロータの1回転以上の回転量を検出するインクリメンタル型のマルチターンエンコーダとして動作しつつ、消費電力の増加を抑制することができる。
また、図8に示した処理において、マイクロコントローラ11は、センサ12、13のセンサ値が変化した場合は一旦駆動周期を高速にしておき、その後にハンチングカウント値が設定値以上になってハンチングであると判定してから駆動周期を低速にしている。これにより、センサ12、13のセンサ値が変化したがハンチングではない場合にまで駆動周期を低速にし、検出漏れが発生することを抑制することができる。
ただし、このような処理に限らず、マイクロコントローラ11は、例えば、ステップS812及びステップS818において駆動周期を低速に設定するようにしてもよい。これにより、判定したロータの回転方向が変化しておりハンチングの可能性がある場合は駆動周期を低速にしておき、消費電力の増加を抑制することができる。このような処理においては、例えば図4に示した例のように、サーボモータのモータ駆動装置が停止中にハンチングが発生した場合、駆動周期を一旦高速にすることなく、駆動周期を低速に維持することができる。
また、マイクロコントローラ11は、例えば、マイクロコントローラ11が備えるROM(Read Only Memory)に記憶された回転位置検出プログラムをマイクロコントローラ11が備えるプロセッサにより実行することにより、図8に示す処理を実行する。ここで、上記のように図8に示した処理を通常動作モード及びバックアップモードのいずれにおいても実行する構成とすることにより、現在が通常動作モード及びバックアップモードのいずれであるかの判断を含まない処理(プログラム)により、駆動周期の制御を行うことができる。これにより、駆動周期の制御を行うためのマイクロコントローラ11における処理の量を減らし、処理遅延による検出漏れの抑制や、消費電力の低減を図ることができる。
(本実施形態の主な効果)
以上説明したように、本実施形態では、マイクロコントローラ11が、センサ12、13のセンサ値に基づいて、ロータの回転方向を検出し、検出した回転方向の変化に基づいて、センサ12、13に電力を供給する駆動周期を変更することができる。このため、検出したロータの回転方向の変化に基づいて、ハンチングが発生している場合にはセンサ12、13の駆動周期を短くしないようにすることが可能になる。これにより、ハンチングの発生による消費電力の増加を抑制することができる。
具体的には、本実施形態では、マイクロコントローラ11が、センサ12、13のセンサ値に変化がない場合、及びセンサ12、13のセンサ値の変化毎にロータの回転方向が変化しているハンチング状態である場合は、第1周期でセンサ12、13を駆動し、他の場合は、第1周期より短い第2周期でセンサ12、13を駆動することができる。このため、ロータが回転していない場合は、センサ12、13の駆動周期を長くし、消費電力を低減することができる。また、ロータが回転している場合は、その回転に追従できるようにセンサ12、13の駆動周期を短くし、検出漏れなく回転位置を検出することができる。そして、ハンチングが発生している場合は、センサ12、13のセンサ値が変化していてもセンサ12、13の駆動周期を長くし、消費電力の増加を抑制することができる。
また、本実施形態では、マイクロコントローラ11が、センサ12、13のセンサ値の変化毎のロータの回転方向の反転が所定回数以上連続した場合に、ハンチング状態であると判断することができる。すなわち、例えば所定回数を2回とすると、マイクロコントローラ11は、ロータの回転方向が反転した後、ロータの同方向への回転を検出することなく、ロータの回転方向が再び反転した場合に、ハンチング状態であると判断することができる。このため、ハンチングの発生を検出することが可能になり、ハンチングの発生による消費電力の増加を抑制することができる。
例えば、本実施形態では、マイクロコントローラ11が、センサ12、13のセンサ値の変化毎のロータの回転方向の反転が2回以上連続した場合に、ハンチング状態であると判断することができる。ロータの回転方向が正常な駆動によって変化した場合にハンチング状態であると誤判定することを抑制しつつ、ハンチングの発生を早期に検出することが可能になり、ハンチングの発生による消費電力の増加を抑制することができる。
また、本実施形態では、マイクロコントローラ11が、主電源16又はバックアップ用の電池17によって動作するものであり、主電源16によるマイクロコントローラ11の動作と、電池17によるマイクロコントローラ11の動作と、が同一(例えば図8に示した処理)である。このため、マイクロコントローラ11が主電源16及び電池17のいずれにより動作中であるかの判断を含まない処理により、駆動周期の制御を行うことができる。したがって、駆動周期の制御を行うための処理の量を低減することができる。これにより、処理遅延による検出漏れを抑制して検出漏れなく回転位置を検出することができるとともに、駆動周期の制御を行うための処理によるマイクロコントローラ11の消費電力を低減することができる。
(他の実施形態)
上述した実施形態は、本発明の好適な形態の一例ではあるが、これに限定されるものではなく本発明の要旨を変更しない範囲において種々変形実施が可能である。
例えば、マイクロコントローラ11が図8に示した処理を通常動作モード及びバックアップモードのいずれにおいても実行する構成について説明したが、このような構成に限らない。例えば、マイクロコントローラ11は、バックアップモードにおいては図8に示す処理を実行し、通常動作モードにおいては図8に示す処理と異なる処理を実行してもよい。例えば、マイクロコントローラ11は、主電源16からの電力の供給があり消費電力の抑制の必要性が比較的少ない通常動作モードにおいては、駆動周期を常に第2周期T2(高速)とする処理を実行してもよい。これにより、例えばロータが急に回転し始めた場合においても、駆動周期が長いことによる検出漏れを抑制し、ロータの回転位置を検出漏れなく検出することができる。
また、マイクロコントローラ11は、主電源16からの電力の供給があり消費電力の抑制の必要性が比較的少ない通常動作モードにおいては、駆動周期を常に第2周期(高速)より短い周期とする処理を実行してもよい。これにより、主電源16によって動作しており電池切れのおそれがない通常動作モードにおいて、ロータの高速な回転にも追従して検出漏れなく回転位置を検出することができる。
また、上述した実施形態では、エンコーダ10は磁気式のエンコーダであるが、エンコーダ10は光学式のエンコーダであってもよい。この場合、エンコーダ10は、磁気センサであるセンサ12、13に代えて、発光素子及び受光素子を有する光学式のセンサを複数備えていてもよい。また、エンコーダ10は、ロータの回転位置を検出するための複数のセンサとして、磁気式のセンサ及び光学式のセンサ以外のセンサを備えていてもよい。
また、上述した実施形態では、エンコーダ10がQEP方式のエンコーダである場合について説明したが、エンコーダ10はQEP方式以外の方式のエンコーダであってもよい。また、上述した実施形態では、エンコーダ10はアブソリュートエンコーダ(絶対値エンコーダ)であるが、エンコーダ10は、インクリメンタルエンコーダであってもよい。
また、上述した実施形態のエンコーダ10は、他のエンコーダと組み合わせて用いられてもよい。例えば、上述した本実施形態のアブソリュートエンコーダと、インクリメンタルエンコーダと、を組み合わせて、ロータの回転数と、ロータの高精度な回転位置(一例としては1回転を24分割した15度間隔の回転位置)と、を検出する構成としてもよい。
マイクロコントローラ11のROMに記憶される回転位置検出プログラムは、プログラムをコンピュータが読取可能な一時的でない(non−transitory)記憶媒体に記憶される。このような「コンピュータ読取可能な記憶媒体」は、例えば、CD−ROM(Compact Disc−ROM)等の光学媒体や、USB(Universal Serial Bus)メモリ又はメモリカード等の磁気記憶媒体等を含む。また、このようなプログラムを、インターネットを介したダウンロードによって提供することもできる。
10 エンコーダ(回転位置検出装置)
10a ユニット
11 マイクロコントローラ
12,13 センサ
14,15 抵抗
16 主電源
17 電池
18 回転軸
19 検出用磁石
31 駆動タイミング
32,33,41,42,65,66 期間
50〜53 回転状態
61,62 センサ値変化
63 マルチターンデータ変化
71 回転位置

Claims (9)

  1. 回転体の回転位置を検出するための複数のセンサと、
    前記複数のセンサに間欠的に電力を供給して駆動し、前記複数のセンサからの出力信号を得るセンサ制御部と、を備え、
    前記センサ制御部は、前記出力信号に基づいて、前記回転体の回転方向を検出し、検出した前記回転方向の変化に基づいて、前記センサに電力を供給する駆動周期を変更する、回転位置検出装置。
  2. 請求項1記載の回転位置検出装置であって、
    前記センサ制御部は、前記出力信号に変化がない場合、及び前記出力信号の変化毎に前記回転方向が変化した場合は、第1周期で前記センサを駆動し、他の場合は、前記第1周期より短い第2周期で前記センサを駆動する、回転位置検出装置。
  3. 請求項2記載の回転位置検出装置であって、
    前記回転方向が変化している場合は、前記回転方向が前記出力信号の変化毎に反転するハンチング状態を検出した場合である、回転位置検出装置。
  4. 請求項3記載の回転位置検出装置であって、
    前記センサ制御部は、前記出力信号の変化毎の前記回転方向の反転が所定回数以上連続した場合に、前記ハンチング状態であると判断する、回転位置検出装置。
  5. 請求項4記載の回転位置検出装置であって、
    前記所定回数は、2である、回転位置検出装置。
  6. 請求項2から5のいずれか1項記載の回転位置検出装置であって、
    前記センサ制御部は、主電源又はバックアップ用の電池によって動作するものであり、
    前記センサ制御部は、前記主電源によって動作している場合は前記第2周期より短い周期で前記センサを駆動する、回転位置検出装置。
  7. 請求項1から5のいずれか1項記載の回転位置検出装置であって、
    前記センサ制御部は、主電源又はバックアップ用の電池によって動作するものであり、
    前記主電源による前記センサ制御部の動作と、前記電池による前記センサ制御部の動作と、が同一である、回転位置検出装置。
  8. 回転体の回転位置を検出するための複数のセンサを備える回転位置検出装置における回転位置検出方法であって、
    前記複数のセンサに間欠的に電力を供給して駆動し、前記複数のセンサからの出力信号を得る工程と、
    前記出力信号に基づいて、前記回転体の回転方向を検出し、検出した前記回転方向の変化に基づいて、前記センサに電力を供給する駆動周期を変更する工程と、を備える回転位置検出方法。
  9. 回転体の回転位置を検出するための複数のセンサを備える回転位置検出装置における回転位置検出プログラムであって、
    前記複数のセンサに間欠的に電力を供給して駆動し、前記複数のセンサからの出力信号を得るステップと、
    前記出力信号に基づいて、前記回転体の回転方向を検出し、検出した前記回転方向の変化に基づいて、前記センサに電力を供給する駆動周期を変更するステップと、をコンピュータに実行させるための回転位置検出プログラム。
JP2019101359A 2019-05-30 2019-05-30 回転位置検出装置、回転位置検出方法、及び回転位置検出プログラム Pending JP2020193942A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019101359A JP2020193942A (ja) 2019-05-30 2019-05-30 回転位置検出装置、回転位置検出方法、及び回転位置検出プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019101359A JP2020193942A (ja) 2019-05-30 2019-05-30 回転位置検出装置、回転位置検出方法、及び回転位置検出プログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2020193942A true JP2020193942A (ja) 2020-12-03

Family

ID=73546262

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019101359A Pending JP2020193942A (ja) 2019-05-30 2019-05-30 回転位置検出装置、回転位置検出方法、及び回転位置検出プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2020193942A (ja)

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05248893A (ja) * 1992-03-05 1993-09-28 Matsushita Electric Ind Co Ltd バックアップ式絶対位置エンコーダ
JPH06331388A (ja) * 1993-05-27 1994-12-02 Fanuc Ltd エンコーダの1回転信号検出方法
JP2001330477A (ja) * 2000-05-19 2001-11-30 Seiko Epson Corp 光エンコーダによる移動方向検出装置、光エンコーダによる移動方向検出方法。
JP2009031147A (ja) * 2007-07-27 2009-02-12 Mitsubishi Electric Corp 磁気検出装置
JP2011151889A (ja) * 2010-01-19 2011-08-04 Standard Electric Co Ltd 単相交流同期モータおよびその制御方法
JP2012154722A (ja) * 2011-01-25 2012-08-16 Seiko Epson Corp 集積回路、集積回路装置、回転検出装置
JP2013099034A (ja) * 2011-10-28 2013-05-20 Minebea Co Ltd ブラシレスモータの駆動制御装置およびハンチング防止方法
JP2018155545A (ja) * 2017-03-16 2018-10-04 アズビル株式会社 検出装置及び検出方法

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05248893A (ja) * 1992-03-05 1993-09-28 Matsushita Electric Ind Co Ltd バックアップ式絶対位置エンコーダ
JPH06331388A (ja) * 1993-05-27 1994-12-02 Fanuc Ltd エンコーダの1回転信号検出方法
JP2001330477A (ja) * 2000-05-19 2001-11-30 Seiko Epson Corp 光エンコーダによる移動方向検出装置、光エンコーダによる移動方向検出方法。
JP2009031147A (ja) * 2007-07-27 2009-02-12 Mitsubishi Electric Corp 磁気検出装置
JP2011151889A (ja) * 2010-01-19 2011-08-04 Standard Electric Co Ltd 単相交流同期モータおよびその制御方法
JP2012154722A (ja) * 2011-01-25 2012-08-16 Seiko Epson Corp 集積回路、集積回路装置、回転検出装置
JP2013099034A (ja) * 2011-10-28 2013-05-20 Minebea Co Ltd ブラシレスモータの駆動制御装置およびハンチング防止方法
JP2018155545A (ja) * 2017-03-16 2018-10-04 アズビル株式会社 検出装置及び検出方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101597906B1 (ko) 인코더
JP5769879B2 (ja) 多回転エンコーダ
JP5716954B2 (ja) 回転角検出装置
JP5036520B2 (ja) 磁気式アブソリュートエンコーダ
US10928224B2 (en) Multi-turn absolute encoder, encoding method and robot
JP2017181235A (ja) モータシステム
CN110986746B (zh) 输出侧绝对位置检测方法、装置、减速电机和存储介质
JP2016218867A (ja) エンコーダ、コントローラ、モータ制御システム、ロボット制御システム、ロボット、データ送信方法、及び情報処理方法
JP2015161584A (ja) 回転角検出装置、および、これを用いた電動パワーステアリング装置
JP6299671B2 (ja) エンコーダ、コントローラ、モータ制御システム、ロボット制御システム、ロボット、データ送信方法、及び回転数比較方法
JP2019207204A (ja) 回転検出装置、および、これを用いた電動パワーステアリング装置
JP7140340B2 (ja) エンコーディング装置、モータ及びエンコーディング装置の制御方法
JP2020193942A (ja) 回転位置検出装置、回転位置検出方法、及び回転位置検出プログラム
JP6005936B2 (ja) エンコーダおよびエンコーダの制御方法
CN110553672A (zh) 旋转检测装置
JP2018036138A (ja) エンコーダ装置、駆動装置、ステージ装置、及びロボット装置
JP2021021682A (ja) エンコーダ装置
JP2007325421A (ja) ステッパモータ装置及びステッパモータの制御方法
US10666172B2 (en) Motor control device and motor control method
JP6710214B2 (ja) プログラム可能なセンサ
JP6658378B2 (ja) モータ制御装置及び遊技機
JP2022181922A (ja) 回転検出装置、回転検出方法および回転検出プログラム
JP2021021681A (ja) エンコーダ装置
JP2004215470A (ja) ステッパモータ用回転制御装置及びステッパモータ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20190705

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220426

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20230131

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230207

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230322

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230523

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230703

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20230905