JP2020193828A - プローブピンおよびicソケット - Google Patents

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Masashi Okuma
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Abstract

【課題】板状体で構成された接触部材とバレルの内側面との摺動接触部が接触不良を起こしにくいプローブピンを提供する。【解決手段】板状体からなり導電性を有する第1プランジャー11の端部に位置する延長端子114はスプリング14に接触するパイプ材15の内部に位置するため、第1プランジャー11がバレル13に対してプローブピン1の中心軸方向に変動する際にはパイプ材15の外側面とバレル13の内側面とが摺動接触構造を構成する。プローブピンの延長端子は、パイプ材15に代えて、スプリングの第1密着巻き部の内部に位置してもよい。【選択図】図1

Description

本発明は、IC(Integrated Circuit、集積回路)の検査などに使用されるプローブピンおよびICソケットに関する。
多数の端子を備えるICを検査するときには、ICにおける隣接する端子同士での電気的な接続(短絡)を抑制しつつ、ICの各端子と、ICを検査するための検査装置(ICテスター)に接続された検査用基板における各端子に対応する電極とを電気的に接続するために、各端子に対応するプローブピンを備えたICソケットが使用される。
プローブピンの代表的な構成は、両端が部分的に閉塞されつつ開口された管状体と、この管状体の内部に配置されたコイルバネと、このコイルバネに付勢されながら前記の部分的な閉塞部に係止された状態で管状体から部分的に突出する二つの接触部材とからなる。
また、ICソケットは、一般的にはプラスチックなどの絶縁性の剛体からなり、検査対象物であるICの端子に対応した配列の貫通孔を有するハウジングを備え、ハウジングの貫通孔内にプローブピンが保持される。本明細書においては、ハウジングにプローブピンが保持された組立体をICソケットと呼ぶ。
一般的に上記二つの接触部材は、旋盤により切削加工した円柱体が使用されるが、接触部材を板状体で構成したプローブピンもある。板状体の接触部材を製造する方法としては、板材をプレス加工する方法、板材をエッチング加工する方法、あるいは電鋳めっきにより厚めっきで形成する方法などがある。電鋳めっきにより形成された部材はMEMSとも呼ばれる。部材の一部をMEMSで構成したプローブピンの一例としては、特許文献1に開示されたプローブピンがある。
特許文献1のプローブピンは、検査対象物に接触する第1接点部を有する第1接触子と、検査基板に接触する第2接点部を有する第2接触子と、前記第1接触子と前記第2接触子との間に配置され、前記第1接触子と前記第2接触子とを互いに離反する方向にバネ付勢する蛇腹弾性体とを含み、それらの少なくとも1つがMEMS要素技術によって形成されるMEMS型プランジャと、前記MEMS型プランジャが伸縮可能に収納され、同じくMEMS要素技術によって形成されるMEMS型バレルと、を備えることを特徴とするMEMS型プローブ、である。
特開2018−197714号公報
しかしながら、特許文献1のプローブピンは、バネ付勢する蛇腹弾性体もMEMS要素技術によって形成されるため、一般的なコイルスプリングの材料であるピアノ線と同等の弾性を有するMEMS材料が必要となるが、代表的なMEMS材料はニッケルであり、添加剤を加えても、ピアノ線と同等の弾性を得ることは難しい。そのため、MEMS要素技術によって形成された蛇腹弾性体は、蛇腹弾性体が伸縮した時に、繰り返し荷重に対して十分な寿命回数を得られないおそれがある。さらに、特許文献1のプローブピンは、MEMS型プランジャがMEMS型バレルの内側面と摺動接触するが、MEMS型プランジャは角部が極めて鋭利に形成されるため、MEMS型プランジャがMEMS型バレルの内側面と摺動接触したときに、MEMS型プランジャの角部によりMEMS型バレルの内側面が傷付き、例えばMEMS型バレルの内側面に形成された金メッキ層が剥離し、MEMS型プランジャとMEMS型バレルの内側面との接点部が接触不良を起こすおそれがある。
かかる技術背景に鑑み、本発明は、上記の問題を解決し、筒形のバレルを備えるプローブピンであって、少なくとも一方の接触部材を板状体で構成しつつ、繰り返し荷重に対して十分な寿命回数を得ることが可能であり、また、板状体で構成された接触部材とバレルの内側面との摺動接触部が接触不良を起こす可能性が低減されたプローブピンを提供することを課題とする。
上記課題を解決するために提供される本発明は、一態様において、板状体からなり導電性を有する第1プランジャーと、導電性を有する第2プランジャーと、導電性を有する筒状であって、一方の端部側に前記第1プランジャーが位置し他方の端部側に前記第2プランジャーが位置し、前記第1プランジャー側に第1縮径部を有し、前記第2プランジャー側に第2縮径部を有するバレルと、前記バレルの内部で前記第1プランジャーに接する第1パイプ材と、前記バレルに内包され、前記第1プランジャーを前記第2プランジャーから離間させる向きに付勢するコイルスプリングと、を備えるプローブピンであって、前記第1プランジャーは、一方の端部に設けられ、検査対象物の電極と検査用基板の電極との一方である第1電極に接触するための第1接触部と、前記第1接触部における前記第1電極に接触する側とは反対側に設けられ、前記バレルの貫通孔に挿入された第1挿入部と、前記第1挿入部側の端部において前記第1挿入部から延設され、前記バレルの内部において前記第1パイプ材の貫通孔に挿入された第1延長端子と、を備え、前記第1挿入部は、前記バレルにおける前記第1縮径部に対向する位置と前記第1延長端子側の端部との間に、前記第1縮径部に係止するための第1拡幅部を備え、前記第1拡幅部は、前記第1接触部が前記バレルに近づくように押し込まれるときに前記第1パイプ材を介して前記コイルスプリングを圧縮し、前記コイルスプリングの弾性回復力が前記第1パイプ材を押し戻すときに前記第1縮径部に接して前記第1接触部の前記バレルからの離間距離を規制し、前記第1プランジャーが前記バレルに対して前記プローブピンの中心軸方向に変動する際には前記第1パイプ材の外側面と前記バレルの内側面とが摺動接触構造を構成し、前記第2プランジャーは、その一部が前記第2縮径部によって係止されて前記バレルの内部に保持され、前記第1パイプ材および前記バレルを介して前記第1プランジャーに電気的に接続されることを特徴とするプローブピンである。
本発明は、他の一態様として、板状体からなり導電性を有する第1プランジャーと、導電性を有する第2プランジャーと、導電性を有する筒状であって、一方の端部側に前記第1プランジャーが位置し他方の端部側に前記第2プランジャーが位置し、前記第1プランジャー側に第1縮径部を有し、前記第2プランジャー側に第2縮径部を有するバレルと、前記バレルに内包され、前記第1プランジャーを前記第2プランジャーから離間させる向きに付勢し、前記第1プランジャー側の端部に第1密着巻き部を有するコイルスプリングと、を備えるプローブピンであって、前記第1プランジャーは、一方の端部に設けられ、検査対象物の電極と検査用基板の電極との一方である第1電極に接触するための第1接触部と、前記第1接触部における前記第1電極に接触する側とは反対側に設けられ、前記バレルの貫通孔に挿入された第1挿入部と、前記第1挿入部側の端部において前記第1挿入部から延設され、前記バレルの内部において前記第1密着巻き部の内部に挿入された第1延長端子と、を備え、前記第1挿入部は、前記バレルにおける前記第1縮径部に対向する位置と前記第1延長端子側の端部との間に、前記第1縮径部に係止するための第1拡幅部を備え、前記第1拡幅部は、前記第1接触部が前記バレルに近づくように押し込まれるときに前記第1密着巻き部に接して前記コイルスプリングを圧縮し、前記コイルスプリングの弾性回復力が前記第1接触部を押し戻すときに前記第1縮径部に接して前記第1接触部の前記バレルからの離間距離を規制し、前記第1プランジャーが前記バレルに対して前記プローブピンの中心軸方向に変動する際には前記第1密着巻き部の外側の面と前記バレルの内側面とが摺動接触構造を構成し、前記第2プランジャーは、その一部が前記第2縮径部によって前記バレルの内部に保持され、前記第1密着巻き部および前記バレルを介して、前記第1プランジャーに電気的に接続されることを特徴とするプローブピンである。
上記のプローブピンにおいて、前記第2プランジャーは、板状体からなり、一方の端部に設けられ、前記検査対象物の電極と前記検査用基板の電極との他方である第2電極に接触するための第2接触部と、他方の端部に設けられ、前記バレルの貫通孔に前記第2プランジャー側から挿入される第2挿入部と、を備えてもよい。この場合において、前記第2挿入部は、前記第2接触部とは反対側の端部と前記バレルにおける前記第2縮径部に対向する位置との間に、前記第2縮径部に係止するための第2拡幅部を備え、前記第2拡幅部は、前記第2接触部が前記バレルに近づくように押し込まれて前記コイルスプリングを圧縮するときに前記第2縮径部から離間し、前記コイルスプリングの弾性回復力が前記第2接触部を押し戻すときに前記第2縮径部に接して前記第2接触部の前記バレルからの離間距離を規制し、前記第2プランジャーが前記バレルに対して前記プローブピンの中心軸方向に変動する際には前記第2挿入部の外側面と前記バレルの内側面とが摺動接触構造を構成してもよい。
上記のプローブピンにおいて、前記プローブピンは前記バレルの内部で前記第2プランジャーに接する第2パイプ材をさらに備えていてもよい。この場合において、前記第2プランジャーは、板状体からなり、一方の端部に設けられ、検査対象物の電極と検査用基板の電極との他方である第2電極に接触するための第2接触部と、前記第2接触部における前記第2電極に接触する側とは反対側に設けられ、前記バレルの貫通孔に挿入された第2挿入部と、前記第2挿入部側の端部において前記第2挿入部から延設され、前記バレルの内部において前記第2パイプ材の貫通孔に挿入された第2延長端子と、を備え、前記第2挿入部は、前記第2延長端子側の端部と前記バレルにおける前記第2縮径部に対向する位置との間に、前記第2縮径部に係止するための第2拡幅部を備え、前記第2拡幅部は、前記第2接触部が前記バレルに近づくように押し込まれるときに前記第2パイプ材を介して前記コイルスプリングを圧縮し、前記コイルスプリングの弾性回復力が前記第2パイプ材を押し戻すときに前記第2縮径部に接して前記第2接触部の前記バレルからの離間距離を規制し、前記第2プランジャーが前記バレルに対して前記プローブピンの中心軸方向に変動する際には前記第2パイプ材の外側面と前記バレルの内側面とが摺動接触構造を構成してもよい。
上記のプローブピンにおいて、前記コイルスプリングは、前記第2プランジャー側の端部に第2密着巻き部を有していてもよい。この場合において、前記第2プランジャーは、板状体からなり、一方の端部に設けられ、検査対象物の電極と検査用基板の電極との他方である第2電極に接触するための第2接触部と、前記第2接触部における前記第2電極に接触する側とは反対側に設けられ、前記バレルの貫通孔に挿入された第2挿入部と、前記第2挿入部側の端部において前記第2挿入部から延設され、前記バレルの内部において前記第2密着巻き部の内部に挿入された第2延長端子と、を備え、前記第2挿入部は、前記第2延長端子側の端部と前記バレルにおける前記第2縮径部に対向する位置との間に、前記第2縮径部に係止するための第2拡幅部を備え、前記第2拡幅部は、前記第2接触部が前記バレルに近づくように押し込まれるときに前記第2密着巻き部に接して前記コイルスプリングを圧縮し、前記コイルスプリングの弾性回復力が前記第2接触部を押し戻すときに前記第2縮径部に接して前記第2接触部の前記バレルからの離間距離を規制し、前記第2プランジャーが前記バレルに対して前記プローブピンの中心軸方向に変動する際には前記第2密着巻き部の外側の面と前記バレルの内側面とが摺動接触構造を構成してもよい。
上記のプローブピンにおいて、前記第1電極は前記検査対象物の電極であってもよく、この場合には、前記第2電極は前記検査用基板の電極となる。
本発明によれば、筒形のバレルを備えるプローブピンであって、少なくとも一方の接触部材を板状体で構成しつつ、繰り返し荷重に対して十分な寿命回数を得ることが可能であり、また、板状体で構成された接触部材とバレルの内側面との摺動接触部が接触不良を起こす可能性が低減されたプローブピンが提供される。
図1(a)は、本発明の第1実施形態に係るプローブピン1の、第1プランジャー11の板面に平行な面の断面図であり、図1(b)は、第1プランジャー11の板面と直交する面の断面図である。 図2は、本発明の第1実施形態に係るプローブピン1を保持したICソケット3が検査用基板5に載置され、さらに検査対象物であるIC4を検査している状態を示す、プローブピン1が備える第1プランジャー11の板面と直交する面の断面図である。 図3(a)は、本発明の第1実施形態の変形例に係るプローブピン1の、第1プランジャー11の板面に平行な面の断面図であり、図3(b)は、第1プランジャー11の板面と直交する面の断面図である。 図4(a)は、本発明の第1実施形態の別の変形例に係るプローブピン1の、第1プランジャー11の板面に平行な面の断面図であり、図4(b)は、第1プランジャー11の板面と直交する面の断面図である。 図5(a)は、本発明の第2実施形態に係るプローブピン6の、第1プランジャー61の板面に平行な面の断面図であり、図5(b)は、第1プランジャー61の板面と直交する面の断面図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明に係るプローブピンおよびICソケットを説明する。
〔第1実施形態〕
本発明の第1実施形態に係るプローブピン1は、第1プランジャー11、第2プランジャー12、バレル13、スプリング14、パイプ材15から構成される。図1(a)は、本発明の第1実施形態に係るプローブピン1の、第1プランジャー11の板面に平行な面の断面図であり、図1(b)は、第1プランジャー11の板面と直交する面の断面図である。ここで第1プランジャー11、第2プランジャー12、バレル13、パイプ材15の材質は金属である。第1プランジャー11は、図1に示したとおり板状体である。また、スプリング14は、図1に示したとおりコイルバネが使用される。
第1プランジャー11は、上記の通り板状体であり、また、バレル13に対してプローブピン1の中心軸方向に変動可能である。第1プランジャー11は、一方の端部に検査対象物の電極と接触するための第1接触部111を備え、他方にはバレル13の内径側に挿入される第1挿入部112を備える。さらに、第1挿入部112側の端部には、第1挿入部112から延設された延長端子114を備える。延長端子114は、バレル13の内部においてパイプ材15の内径側に挿入され、パイプ材15に内包される。また、バレル13の内径側に挿入された第1挿入部112は、バレル13の一方の端部近傍に形成された第1縮径部131と対向する位置に、第1縮径部131に係止するための突起部113を備える。
ここで第1プランジャー11の製造方法は、板材をプレス加工してもよいし、板材をエッチング加工してもよい。あるいは、電鋳めっき法により厚めっきで板状体を形成してもよい。電鋳めっき法により形成された板状体は、広義にはMEMSの一種とみなされる。上述の通り、電鋳めっき法により形成された板状体の角部は極めて鋭利に形成され、電気カミソリのメッシュの製造方法として利用されることもある。
第2プランジャー12は、本実施形態においては円柱体であり、また、第1プランジャー11と同様に、バレル13に対してプローブピン1の中心軸方向に変動可能である。第2プランジャー12は、一方の端部に検査用基板5の電極と接触するための第2接触部121を備え、他方の端部にバレル13の他方の端部の内径側に挿入される第2挿入部122を備える。また、バレル13の内径側に挿入された第2挿入部122は、バレル13のその他方の端部に形成された第2縮径部132と対向する位置に、第2縮径部132に係止するための段差部123を備える。
バレル13は、外径と内径がほぼ一定の金属製の筒状の部材である。また、パイプ材15も外径と内径がほぼ一定の金属製の筒状の部材である。パイプ材15の外径はバレル13の内径より小さく設定される。スプリング14は、上記の通り、コイルバネが使用される。
プローブピン1は、バレル13の一方の端部の内径側に第1プランジャー11が備える第1挿入部112、および、パイプ材15が挿入される。さらに、パイプ材15は、第1プランジャー11が備える第1挿入部112に延設された延長端子114を内包しつつ、パイプ材15の一方の端部が、第1挿入部112が備える突起部113の第1接触部111とは反対側の端面と係止するように配置される。
また、プローブピン1は、バレル13の他方の端部の内径側に第2プランジャー12が備える第2挿入部122が挿入される。スプリング14は、パイプ材15と第2プランジャー12が備える第2挿入部122との間に狭持される。
さらに、プローブピン1は、バレル13におけるバレル13に挿入された第1挿入部112が備える突起部113の第1接触部111側の端面が位置する部位の外側面の一部が、例えばプレス金型などにより押されて縮径され、第1縮径部131が形成される。第1プランジャー11は、突起部113がバレル13の第1縮径部131と係止することにより、バレル13から容易に脱落することはない。また、バレル13における第2プランジャー12が備える第2挿入部122が挿入された側の端部も、例えばプレス金型などにより押されて縮径され、第2縮径部132が形成される。第2プランジャー12は、段差部123がバレル13の第2縮径部132と係止することにより、バレル13から容易に脱落することはない。なお、第1縮径部131の形状は、図1に示した通り、バレル13の内径側にリング状に突出させてもよいし、バレル13の内径側に複数の突起を突出させてもよい。
このように配置、組み立てられた本発明の第1実施形態に係るプローブピン1においては、パイプ材15の外側面とバレル13の一方の端部近傍の内側面、および、第2プランジャー12の第2挿入部122の外側面とバレル13の他方の端部近傍の内側面が摺動接触構造を構成する。ここで第1プランジャー11とパイプ材15は電気的に導通しているので、この摺動接触構造により、第1プランジャー11と第2プランジャー12とは電気的接触を維持しつつ相対位置を変動することが可能となる。
さらに、このように構成された本発明の第1実施形態に係るプローブピン1は、第1プランジャー11が相対位置を変動したときに、第1プランジャー11の鋭利な角部が、バレル13の内側面におけるパイプ材15の外側面と摺動接触する部位を傷付けることが回避され、摺動接触部が接触不良を起こすおそれが低減される。また、第1プランジャー11は、第1プランジャー11が備える第1挿入部112に延設された延長端子114がパイプ材15の内径側に内包されているので、第1プランジャー11がバレル13に対して傾斜することも抑制される。なお、第1プランジャー11が備える突起部113がバレル13の内側面の一部を傷付ける可能性はあるが、円筒体であるパイプ材15の外側面が摺動接触部であり、バレル13の内側面の一部が傷付いても、摺動接触部が接触不良を起こすおそれは十分に低減される。
続いて、図2を用いて、本発明の第1実施形態に係るハウジング2、および、ICソケット3の構造を説明する。図2は、本発明の第1実施形態に係るプローブピン1を保持したICソケット3が検査用基板5に載置され、さらに検査対象物であるIC4を検査している状態を示す、プローブピン1が備える第1プランジャー11の板面と直交する面の断面図である。
ICソケット3は、ハウジング2に設けられた複数の貫通孔21のそれぞれにより、プローブピン1を、検査対象物であるIC4に付設される電極に対応した位置に保持する。具体的には、ハウジング2は主面内方向に2分割される。貫通孔21は、検査対象物であるIC4に対向する面に設けられる第1開口部211および検査用基板5に対向する面に設けられる第2開口部212の孔径が、第1開口部211と第2開口部212との間に設けられる中空部213の孔径より小さく形成される。なお、図2に示した実施例においては、中空部213および第2開口部212は、その断面形状が円形であり、第1開口部211は、その断面形状が長方形である。上記、第1開口部211の孔径が中空部213の孔径より小さく形成されるとは、第1開口部211の短辺の長さが中空部213の直径より小さく形成されることを含むものとする。
第1開口部211と中空部213との境界には第1孔内段差部214が設けられ、第2開口部212と中空部213との境界には第2孔内段差部215が設けられる。プローブピン1は、バレル13が中空部213に内包されつつ、第1孔内段差部214と第2孔内段差部215との間に狭持されることにより、貫通孔21に保持される。
さらに、図2に示した検査対象物であるIC4を検査している状態においては、プローブピン1の備えるスプリング14が所定の長さまで圧縮され、ICソケット3の各プローブピン1の第1接触部111と検査対象物であるIC4の各端子との接点部分、および、第2接触部121と検査用基板5の各電極との接点部分には所定の接触圧力が加わり、電気的に安定した検査が可能となる。
以上説明したように、本発明の第1実施形態に係るプローブピン1は、板状体からなり導電性を有する第1プランジャー11と、導電性を有する第2プランジャー12と、導電性を有する筒状であって、一方の端部側(Z1−Z2方向Z1側)に第1プランジャー11が位置し他方の端部側(Z1−Z2方向Z2側)に第2プランジャー12が位置し、第1プランジャー11側(Z1−Z2方向Z1側)に第1縮径部131を有し、第2プランジャー12側(Z1−Z2方向Z2側)に第2縮径部132を有するバレル13と、バレル13の内部で第1プランジャー11に接する第1パイプ材(パイプ材15)と、バレル13に内包され、第1プランジャー11を第2プランジャー12から離間させる向きに付勢するコイルスプリング(スプリング14)と、を備える。
第1プランジャー11は、一方の端部に設けられ、検査対象物(IC4)の電極と検査用基板5の電極との一方である第1電極(図1および図2では検査対象物(IC4)の電極)に接触するための第1接触部111と、第1接触部111における第1電極(検査対象物(IC4)の電極)に接触する側(Z1−Z2方向Z1側)とは反対側(Z1−Z2方向Z2側)に設けられ、バレル13の貫通孔に挿入された第1挿入部112と、第1挿入部112側(Z1−Z2方向Z2側)の端部において第1挿入部112から延設され、バレル13の内部において第1パイプ材(パイプ材15)の貫通孔に挿入された第1延長端子(延長端子114)と、を備える。
第1挿入部112は、バレル13における第1縮径部131に対向する位置と延長端子114側(Z1−Z2方向Z2側)の端部との間に、第1縮径部131に係止するための第1拡幅部(突起部113)を備える。
第1拡幅部(突起部113)は、第1接触部111がバレル13に近づくように押し込まれるときに第1パイプ材(パイプ材15)を介してコイルスプリング(スプリング14)を圧縮し、コイルスプリング(スプリング14)の弾性回復力が第1パイプ材(パイプ材15)を押し戻すときに第1縮径部131に接して第1接触部111のバレル13からの離間距離を規制し、第1プランジャー11がバレル13に対してプローブピン1の中心軸方向(Z1−Z2方向)に変動する際には第1パイプ材(パイプ材15)の外側面とバレル13の内側面とが摺動接触構造を構成する。
第2プランジャー12は、その一部が第2縮径部132によって係止されてバレル13の内部に保持され、パイプ材15およびバレル13を介して第1プランジャー11に電気的に接続される。
〔第1実施形態の変形例〕
図1に例示した第1実施形態においては、第1縮径部131はバレル13の端部近傍に形成され、第2縮径部132はバレル13の端部に形成されているが、第1縮径部131はバレル13の端部に形成されてもよいし、第2縮径部132はバレル13の端部近傍に形成されてもよい。何れの場合も、第1プランジャー11が備える突起部113の第1接触部111側の端面が第1縮径部131と係止し、第2プランジャー12が備える段差部123が第2縮径部132と係止すればよい。また、上述の通り、端部近傍に縮径部を形成する場合は、縮径部の形状は、バレル13の内径側にリング状に突出させてもよいし、バレル13の内径側に複数の突起を突出させてもよい。第1実施形態の変形例の一例として、第2縮径部132はバレル13の一方の端部に形成しつつ、第1縮径部131をバレル13の他方の端部に形成したプローブピン1を図3に、第1縮径部131はバレル13の一方の端部近傍に形成しつつ、第2縮径部132をバレル13の他方の端部近傍に形成したプローブピン1を図4に示す。
〔第2実施形態〕
本発明の第2実施形態に係るプローブピン6は、第1プランジャー61、第2プランジャー62、バレル63、スプリング64から構成される。図5(a)は、本発明の第1実施形態に係るプローブピン6の、第1プランジャー61の板面に平行な面の断面図であり、図5(b)は、第1プランジャー61の板面と直交する面の断面図である。なお、以下では第2実施形態について、第1実施形態とは異なる部分について説明する。特段説明のない構造、製造方法等は、上述した第1実施形態に係るプローブピン1と同様なので、ここでの説明を省略する。
図5に示したとおり、スプリング64は、第1プランジャー61側の端部に密着巻き部641を備える。また、第1プランジャー61が備える第1挿入部612に延設された延長端子614は、スプリング64が備える密着巻き部641の内径側に内包される。
このように配置、組み立てられた本発明の第2実施形態に係るプローブピン6においては、スプリング64が備える密着巻き部641の外側面とバレル63の一方の端部近傍の内側面、及び、第2プランジャー62の第2挿入部622の外側面とバレル63の他方の端部近傍の内側面が摺動接触構造を構成する。ここで第1プランジャー61とスプリング64が備える密着巻き部641は電気的に導通しているので、この摺動接触構造により、第1プランジャー61と第2プランジャー62とは電気的接触を維持しつつ相対位置を変動することが可能となる。
さらに、このように構成された本発明の第2実施形態に係るプローブピン6は、第1プランジャー61が相対位置を変動したときに、第1プランジャー61の鋭利な角部が、バレル63の内側面におけるスプリング64が備える密着巻き部641の外側面と摺動接触する部位を傷付けることが回避され、摺動接触部が接触不良を起こすおそれが低減される。また、第1プランジャー61は、第1プランジャー61が備える第1挿入部612に延設された延長端子614がスプリング64が備える密着巻き部641の内径側に内包されているので、第1プランジャー61がバレル63に対して傾斜することも抑制される。
以上説明したように、本発明の第2実施形態に係るプローブピン6は、板状体からなり導電性を有する第1プランジャー61と、導電性を有する第2プランジャー62と、導電性を有する筒状であって、一方の端部側(Z1−Z2方向Z1側)に第1プランジャー61が位置し他方の端部側(Z1−Z2方向Z2側)に第2プランジャー62が位置し、第1プランジャー61側(Z1−Z2方向Z1側)に第1縮径部631を有し、第2プランジャー62側(Z1−Z2方向Z2側)に第2縮径部632を有するバレル63と、バレル63に内包され、第1プランジャー61を第2プランジャー62から離間させる向きに付勢し、第1プランジャー61側(Z1−Z2方向Z1側)の端部に第1密着巻き部(密着巻き部641)を有するコイルスプリング(スプリング64)と、を備える。
第1プランジャー61は、一方の端部に設けられ、検査対象物(IC4)の電極と検査用基板5の電極との一方である第1電極(図5では検査対象物(IC4)の電極)に接触するための第1接触部611と、第1接触部611における第1電極(図5では検査対象物(IC4)の電極)に接触する側とは反対側(Z1−Z2方向Z2側)に設けられ、バレル63の貫通孔に挿入された第1挿入部612と、第1挿入部612側(Z1−Z2方向Z2側)の端部において第1挿入部612から延設され、バレル13の内部において第1密着巻き部(密着巻き部641)の内部に挿入された第1延長端子(延長端子614)と、を備える。
第1挿入部612は、バレル63における第1縮径部631に対向する位置と第1延長端子(延長端子614)側(Z1−Z2方向Z2側)の端部との間に、第1縮径部631に係止するための第1拡幅部(突起部613)を備える。
第1拡幅部(突起部613)は、第1接触部611がバレル63に近づくように押し込まれるときに第1密着巻き部(密着巻き部641)に接してコイルスプリング(スプリング64)を圧縮し、コイルスプリング(スプリング64)の弾性回復力が第1接触部611を押し戻すときに第1縮径部631に接して第1接触部611のバレル13からの離間距離を規制する。
第1プランジャー61がバレル63に対してプローブピン1の中心軸方向(Z1−Z2方向)に変動する際には第1密着巻き部(密着巻き部641)の外側の面とバレル63の内側面とが摺動接触構造を構成する。
第2プランジャー62は、その一部が第2縮径部632によってバレル63の内部に保持され、第1密着巻き部(密着巻き部641)およびバレル63を介して、第1プランジャー61に電気的に接続される。
以上説明した各実施形態は、本発明の理解を容易にするために記載されたものであって、本発明を限定するために記載されたものではない。したがって、上記実施形態に開示された各要素は、本発明の技術的範囲に属する全ての設計変更や均等物をも含む趣旨である。
例えば、第2プランジャーは、第1プランジャーと同様に板状体であってもよい。その場合、第2プランジャーにも延長端子を設け、第2プランジャー側にもパイプ材を挿入するか、あるいは、スプリングの第2プランジャー側にも密着巻き部を設けてもよい。
すなわち、第2プランジャーは、板状体からなり、一方の端部に設けられ、検査対象物の電極と検査用基板の電極との他方である第2電極に接触するための第2接触部と、他方の端部に設けられ、バレルの貫通孔に第2プランジャー側から挿入される第2挿入部と、を備えてもよい。この場合において、第2挿入部は、第2接触部とは反対側の端部とバレルにおける第2縮径部に対向する位置との間に、第2縮径部に係止するための第2拡幅部を備える。第2拡幅部は、第2接触部がバレルに近づくように押し込まれてコイルスプリングを圧縮するときに第2縮径部から離間し、コイルスプリングの弾性回復力が第2接触部を押し戻すときに第2縮径部に接して第2接触部のバレルからの離間距離を規制する。第2プランジャーがバレルに対してプローブピンの中心軸方向に変動する際には第2挿入部の外側面とバレルの内側面とが摺動接触構造を構成する。
あるいは、プローブピンはバレルの内部で第2プランジャーに接する第2パイプ材をさらに備え、第2プランジャーは、板状体からなり、一方の端部に設けられ、検査対象物の電極と検査用基板の電極との他方である第2電極に接触するための第2接触部と、第2接触部における第2電極に接触する側とは反対側に設けられ、バレルの貫通孔に挿入された第2挿入部と、第2挿入部側の端部において第2挿入部から延設され、バレルの内部において第2パイプ材の貫通孔に挿入された第2延長端子と、を備えていてもよい。この場合において、第2挿入部は、第2延長端子側の端部とバレルにおける第2縮径部に対向する位置との間に、第2縮径部に係止するための第2拡幅部を備える。第2拡幅部は、第2接触部がバレルに近づくように押し込まれるときにパイプ材を介してコイルスプリングを圧縮し、コイルスプリングの弾性回復力が第2パイプ材を押し戻すときに第2縮径部に接して第2接触部のバレルからの離間距離を規制する。第2プランジャーがバレルに対してプローブピンの中心軸方向に変動する際には第2パイプ材の外側面とバレルの内側面とが摺動接触構造を構成する。
あるいは、コイルスプリングは、第2プランジャー側の端部に第2密着巻き部を有し、第2プランジャーは、板状体からなり、一方の端部に設けられ、検査対象物の電極と検査用基板の電極との他方である第2電極に接触するための第2接触部と、第2接触部における第2電極に接触する側とは反対側に設けられ、バレルの貫通孔に挿入された第2挿入部と、第2挿入部側の端部において第2挿入部から延設され、バレルの内部において第2密着巻き部の内部に挿入された第2延長端子と、を備えていてもよい。この場合において、第2挿入部は、第2延長端子側の端部とバレルにおける第2縮径部に対向する位置との間に、第2縮径部に係止するための第2拡幅部を備える。第2拡幅部は、第2接触部がバレルに近づくように押し込まれるときに第2密着巻き部に接してコイルスプリングを圧縮し、コイルスプリングの弾性回復力が第2接触部を押し戻すときに第2縮径部に接して第2接触部のバレルからの離間距離を規制する。第2プランジャーがバレルに対してプローブピンの中心軸方向に変動する際には第2密着巻き部の外側の面とバレルの内側面とが摺動接触構造を構成する。
1、6 プローブピン
11、61 第1プランジャー
12、62 第2プランジャー
13、63 バレル
14、64 スプリング(コイルスプリング)
15 パイプ材(第1パイプ材)
111、611 第1接触部
121、621 第2接触部
112、612 第1挿入部
122、622 第2挿入部
113、613 突起部(第1拡幅部)
114、614 延長端子(第1延長端子)
123、623 段差部
131、631 第1縮径部
132、632 第2縮径部
641 密着巻き部(第1密着巻き部)
2 ハウジング
21 貫通孔
211 第1開口部
212 第2開口部
213 中空部
214 第1孔内段差部
215 第2孔内段差部
3 ソケット
4 IC
5 検査用基板

Claims (6)

  1. 板状体からなり導電性を有する第1プランジャーと、
    導電性を有する第2プランジャーと、
    導電性を有する筒状であって、一方の端部側に前記第1プランジャーが位置し他方の端部側に前記第2プランジャーが位置し、前記第1プランジャー側に第1縮径部を有し、前記第2プランジャー側に第2縮径部を有するバレルと、
    前記バレルの内部で前記第1プランジャーに接する第1パイプ材と、
    前記バレルに内包され、前記第1プランジャーを前記第2プランジャーから離間させる向きに付勢するコイルスプリングと、
    を備えるプローブピンであって、
    前記第1プランジャーは、
    一方の端部に設けられ、検査対象物の電極と検査用基板の電極との一方である第1電極に接触するための第1接触部と、
    前記第1接触部における前記第1電極に接触する側とは反対側に設けられ、前記バレルの貫通孔に挿入された第1挿入部と、
    前記第1挿入部側の端部において前記第1挿入部から延設され、前記バレルの内部において前記第1パイプ材の貫通孔に挿入された第1延長端子と、を備え、
    前記第1挿入部は、前記バレルにおける前記第1縮径部に対向する位置と前記第1延長端子側の端部との間に、前記第1縮径部に係止するための第1拡幅部を備え、
    前記第1拡幅部は、前記第1接触部が前記バレルに近づくように押し込まれるときに前記第1パイプ材を介して前記コイルスプリングを圧縮し、前記コイルスプリングの弾性回復力が前記第1パイプ材を押し戻すときに前記第1縮径部に接して前記第1接触部の前記バレルからの離間距離を規制し、
    前記第1プランジャーが前記バレルに対して前記プローブピンの中心軸方向に変動する際には前記第1パイプ材の外側面と前記バレルの内側面とが摺動接触構造を構成し、
    前記第2プランジャーは、その一部が前記第2縮径部によって係止されて前記バレルの内部に保持され、前記第1パイプ材および前記バレルを介して前記第1プランジャーに電気的に接続されること
    を特徴とするプローブピン。
  2. 板状体からなり導電性を有する第1プランジャーと、
    導電性を有する第2プランジャーと、
    導電性を有する筒状であって、一方の端部側に前記第1プランジャーが位置し他方の端部側に前記第2プランジャーが位置し、前記第1プランジャー側に第1縮径部を有し、前記第2プランジャー側に第2縮径部を有するバレルと、
    前記バレルに内包され、前記第1プランジャーを前記第2プランジャーから離間させる向きに付勢し、前記第1プランジャー側の端部に第1密着巻き部を有するコイルスプリングと、
    を備えるプローブピンであって、
    前記第1プランジャーは、
    一方の端部に設けられ、検査対象物の電極と検査用基板の電極との一方である第1電極に接触するための第1接触部と、
    前記第1接触部における前記第1電極に接触する側とは反対側に設けられ、前記バレルの貫通孔に挿入された第1挿入部と、
    前記第1挿入部側の端部において前記第1挿入部から延設され、前記バレルの内部において前記第1密着巻き部の内部に挿入された第1延長端子と、を備え、
    前記第1挿入部は、前記バレルにおける前記第1縮径部に対向する位置と前記第1延長端子側の端部との間に、前記第1縮径部に係止するための第1拡幅部を備え、
    前記第1拡幅部は、前記第1接触部が前記バレルに近づくように押し込まれるときに前記第1密着巻き部に接して前記コイルスプリングを圧縮し、前記コイルスプリングの弾性回復力が前記第1接触部を押し戻すときに前記第1縮径部に接して前記第1接触部の前記バレルからの離間距離を規制し、
    前記第1プランジャーが前記バレルに対して前記プローブピンの中心軸方向に変動する際には前記第1密着巻き部の外側の面と前記バレルの内側面とが摺動接触構造を構成し、
    前記第2プランジャーは、その一部が前記第2縮径部によって前記バレルの内部に保持され、前記第1密着巻き部および前記バレルを介して、前記第1プランジャーに電気的に接続されること
    を特徴とするプローブピン。
  3. 前記第2プランジャーは、板状体からなり、
    一方の端部に設けられ、前記検査対象物の電極と前記検査用基板の電極との他方である第2電極に接触するための第2接触部と、
    他方の端部に設けられ、前記バレルの貫通孔に前記第2プランジャー側から挿入される第2挿入部と、を備え、
    前記第2挿入部は、前記第2接触部とは反対側の端部と前記バレルにおける前記第2縮径部に対向する位置との間に、前記第2縮径部に係止するための第2拡幅部を備え、
    前記第2拡幅部は、前記第2接触部が前記バレルに近づくように押し込まれて前記コイルスプリングを圧縮するときに前記第2縮径部から離間し、前記コイルスプリングの弾性回復力が前記第2接触部を押し戻すときに前記第2縮径部に接して前記第2接触部の前記バレルからの離間距離を規制し、
    前記第2プランジャーが前記バレルに対して前記プローブピンの中心軸方向に変動する際には前記第2挿入部の外側面と前記バレルの内側面とが摺動接触構造を構成する、請求項1または請求項2に記載のプローブピン。
  4. 前記プローブピンは前記バレルの内部で前記第2プランジャーに接する第2パイプ材をさらに備え、
    前記第2プランジャーは、板状体からなり、
    一方の端部に設けられ、検査対象物の電極と検査用基板の電極との他方である第2電極に接触するための第2接触部と、
    前記第2接触部における前記第2電極に接触する側とは反対側に設けられ、前記バレルの貫通孔に挿入された第2挿入部と、
    前記第2挿入部側の端部において前記第2挿入部から延設され、前記バレルの内部において前記第2パイプ材の貫通孔に挿入された第2延長端子と、を備え、
    前記第2挿入部は、前記第2延長端子側の端部と前記バレルにおける前記第2縮径部に対向する位置との間に、前記第2縮径部に係止するための第2拡幅部を備え、
    前記第2拡幅部は、前記第2接触部が前記バレルに近づくように押し込まれるときに前記第2パイプ材を介して前記コイルスプリングを圧縮し、前記コイルスプリングの弾性回復力が前記第2パイプ材を押し戻すときに前記第2縮径部に接して前記第2接触部の前記バレルからの離間距離を規制し、
    前記第2プランジャーが前記バレルに対して前記プローブピンの中心軸方向に変動する際には前記第2パイプ材の外側面と前記バレルの内側面とが摺動接触構造を構成する、請求項1または請求項2に記載のプローブピン。
  5. 前記コイルスプリングは、前記第2プランジャー側の端部に第2密着巻き部を有し、
    前記第2プランジャーは、板状体からなり、
    一方の端部に設けられ、検査対象物の電極と検査用基板の電極との他方である第2電極に接触するための第2接触部と、
    前記第2接触部における前記第2電極に接触する側とは反対側に設けられ、前記バレルの貫通孔に挿入された第2挿入部と、
    前記第2挿入部側の端部において前記第2挿入部から延設され、前記バレルの内部において前記第2密着巻き部の内部に挿入された第2延長端子と、を備え、
    前記第2挿入部は、前記第2延長端子側の端部と前記バレルにおける前記第2縮径部に対向する位置との間に、前記第2縮径部に係止するための第2拡幅部を備え、
    前記第2拡幅部は、前記第2接触部が前記バレルに近づくように押し込まれるときに前記第2密着巻き部に接して前記コイルスプリングを圧縮し、前記コイルスプリングの弾性回復力が前記第2接触部を押し戻すときに前記第2縮径部に接して前記第2接触部の前記バレルからの離間距離を規制し、
    前記第2プランジャーが前記バレルに対して前記プローブピンの中心軸方向に変動する際には前記第2密着巻き部の外側の面と前記バレルの内側面とが摺動接触構造を構成する、請求項1または請求項2に記載のプローブピン。
  6. 前記第1電極は前記検査対象物の電極であり、前記第2電極は前記検査用基板の電極である、請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のプローブピン。
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