JP2020193695A - 油圧供給システム - Google Patents

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健宏 江浪
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Abstract

【課題】油圧回路におけるライン圧の低下を抑止する。【解決手段】作動油を吐出するポンプ33と、作動油を流通させるメイン油路60と、メイン油路60から分岐する第1分岐油路66,68と、第1分岐油路68に接続されて作動油を蓄圧可能なアキュムレータ50と、第1分岐油路66,68に設けられる第1バルブ55と、ポンプ33の駆動中にメイン油路60のライン圧が所定の下限圧まで低下する低圧状態にあるか否かを判定する判定部110と、低圧状態と判定されると、第1バルブ55を閉状態から開状態に切り替えることにより、アキュムレータ50に蓄圧されている作動油をメイン油路60に供給する油圧アシスト制御部120とを備えた。【選択図】図2

Description

本開示は、油圧供給システムに関し、特に、油圧機器に作動油を供給する油圧供給システムに関する。
一般に、車両の動力伝達系には、作動油の供給を受けて作動するクラッチ装置や変速機等の各種油圧機器が設けられている。例えば、特許文献1には、油圧回路にオイルポンプから吐出される作動油を充填して蓄圧可能なアキュムレータを設け、アキュムレータに蓄えられた油圧を、オイルポンプが停止するアイドリングストップ時に変速機へ供給することにより、アイドリングストップ中における変速機の油圧を維持するようにした技術が開示されている。
特開2005−226802号公報
ところで、オイルクーラの機能失陥等により油温が高くなると、オイルポンプが駆動するエンジン駆動時であっても、オイルポンプや油圧回路からの油の漏れ量が増加し、これに伴い油圧回路におけるライン圧の低下を招く場合がある。このようなライン圧の低下が生じると、変速機やクラッチ装置等の各種油圧機器の作動に必要な油圧を確保することができず、これら油圧機器を必要に応じて正常に作動させられなくなる可能性がある。
本開示の技術は、油圧回路におけるライン圧の低下を効果的に抑止することができる油圧供給システムを提供することを目的とする。
本開示の油圧供給システムは、作動油を吐出するポンプと、前記ポンプから吐出される作動油を流通させる共に、該作動油を油圧機器に供給するメイン油路と、前記メイン油路から分岐する第1分岐油路と、前記第1分岐油路に接続されて、前記メイン油路から前記第1分岐油路を経由して供給される作動油を蓄圧可能なアキュムレータと、前記第1分岐油路に設けられると共に、前記第1分岐油路の作動油の流通を許容する開状態及び、前記第1分岐油路の作動油の流通を遮断する閉状態に切り替え可能な第1バルブと、前記ポンプの駆動中に前記メイン油路のライン圧が前記油圧機器を正常に作動させられなくなる所定の下限圧まで低下する低圧状態にあるか否かを判定する判定手段と、前記判定手段により前記低圧状態と判定されると、前記第1バルブを前記閉状態から前記開状態に切り替えることにより、前記アキュムレータに蓄圧されている作動油を前記メイン油路に供給する油圧アシスト制御手段と、を備えることを特徴とする。
また、前記ポンプの回転数を取得する回転数取得手段と、前記作動油の油温を取得する油温取得手段と、をさらに備え、前記判定手段は、取得される前記回転数と前記油温とに基づいて、前記ライン圧が前記低圧状態にあるか否かを判定することが好ましい。
また、前記ポンプは、エンジンの動力で駆動する機械式ポンプであり、前記油圧機器は、作動油の供給を受けて断状態から接状態に切り替えられるクラッチ装置であり、前記メイン油路から分岐して前記クラッチ装置に接続された第2分岐油路と、前記第2分岐油路に設けられると共に、前記メイン油路から前記第2分岐油路を経由した前記クラッチ装置への作動油の供給を許容又は遮断する第2バルブと、前記第2分岐油路の前記第2バルブよりも上流側に設けられると共に、前記第2分岐油路から前記メイン油路への作動油の流出を遮断可能な油路遮断手段と、前記第1分岐油路の前記第1バルブよりも上流側に設けられる油路切替バルブと、前記油路切替バルブと前記第2分岐油路の前記第2バルブよりも下流側とを接続する供給油路と、を備え、前記油路切替バルブは、前記第1バルブが前記開状態において、前記メイン油路からの作動油を前記第1分岐油路に流通させて前記アキュムレータに充填させる第1連通状態と、前記アキュムレータから前記第1分岐油路に供給される作動油を前記供給油路に流通させて前記第2分岐油路から前記クラッチ装置に供給する第2連通状態とに切り替え可能に構成されていることが好ましい。
また、前記第1バルブが前記閉状態、且つ、前記油路切替バルブが前記第2連通状態で、前記エンジンを停止させるアイドリングストップが実行された場合において、該アイドリングストップが解除されると、前記第1バルブを前記開状態に切り替えることにより、前記アキュムレータから前記クラッチ装置に作動油を供給し、該クラッチ装置を接状態に切り替えるクラッチ制御手段をさらに備えることが好ましい。
また、前記油路切替バルブは、前記ポンプの駆動中に前記メイン油路から供給されるパイロット圧により前記第1連通状態となり、前記ポンプの駆動が停止すると前記第2連通状態に切り替えられるパイロット圧作動式のスプールバルブであることが好ましい。
本開示の技術によれば、油圧回路におけるライン圧の低下を効果的に抑止することができる。
本実施形態に係る車両の動力伝達系を示す模式的な全体構成図である。 第一実施形態に係る油圧供給システムを示す模式的な全体構成図である。 第一実施形態に係る制御装置及び関連する周辺構成を示す模式的な機能ブロック図である。 第一実施形態に係る油圧アシスト制御の処理の流れを説明するフローチャート図である。 第二実施形態に係る油圧供給システムを示す模式的な全体構成図である。 第二実施形態に係る制御装置及び関連する周辺構成を示す模式的な機能ブロック図である。 第二実施形態に係る油圧アシスト制御、アイドリングストップ制御及び、発進時クラッチ制御の処理の流れを説明するフローチャート図である。
以下、添付図面に基づいて、本実施形態に係る油圧供給システムを説明する。同一の部品には同一の符号を付してあり、それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰返さない。
[動力伝達系]
図1は、本実施形態に係る車両1の動力伝達系を示す模式的な全体構成図である。
図1に示すように、車両1には、駆動力源の一例としてのエンジン10が搭載されている。エンジン10の出力軸は、クラッチ装置12(例えば、湿式多板クラッチ)を介して変速機13(例えば、機械式自動変速機)の入力軸に断接可能に接続されている。変速機13の出力軸には、プロペラシャフト14が接続され、プロペラシャフト14には、デファレンシャルギヤ装置15が接続されている。また、デファレンシャルギヤ装置15には、左右のドライブシャフト16L,16Rを介して左右の駆動輪17L,17Rがそれぞれ接続されている。
すなわち、車両1によると、エンジン10の駆動力がクラッチ装置12から変速機13に伝達され、変速機13にてギヤ段に応じた減速比で減速、又は、増速比で増速された後に、プロペラシャフト14に伝達されるようになっている。プロペラシャフト14に伝達された駆動力は、デファレンシャルギヤ装置15及び、ドライブシャフト16L,16Rを経由して左右の駆動輪17L,17Rにそれぞれ伝達される。なお、車両1は、図示例の後輪駆動車に限定されず、前輪駆動車、或は、四輪駆動車であってもよい。
エンジン10には、エンジン10をクランキングさせるスタータモータ20が設けられている。また、車両1には、不図示のオルタネータの発電電力を蓄電するバッテリ21が搭載されている。また、車両1には、車両1の車速を検出する車速センサ22、運転者のブレーキペダルの踏み込みを検出するブレーキセンサ23、運転者のアクセルペダルの踏み込み量を検出するアクセル開度センサ24、エンジン10の回転数を検出するエンジン回転数センサ25(回転数取得手段の一例)等が設けられている。これら、モータ20、バッテリ21及び、各種センサ22〜25は、車両1に搭載された制御装置100に電気的に接続されている。
[第一実施形態]
図2は、第一実施形態に係る油圧供給システム30を示す模式的な全体構成図である。
油圧供給システム30は、オイルパン31と、フィルタ32と、オイルポンプ33(本開示のポンプの一例)と、リリーフバルブ34と、クラッチ用バルブ35(本開示の第2バルブの一例)と、クラッチ装置12(本開示の油圧機器の一例)の油圧室12Aと、アキュムレータ50と、アキュムレータ用バルブ55(本開示の第1バルブの一例)と、複数の油路60,61,63,64,65,66,68と、作動油温を取得する油温センサ26(本開示の油温取得手段の一例)と、オイルクーラ13Cとを備えている。
なお、図中において、複数のオイルパン31を示しているが、それらは、同一のオイルパンであっても、別のオイルパンであってもよい。また、油温センサ26を設ける位置は、図示例のオイルパン31に限定されず、油路60等の他の部位に設けてもよい。
オイルパン31は、作動油を貯留する。フィルタ32は、メイン油路60に設けられており、オイルパン31からメイン油路60を経由してオイルポンプ33により汲み上げられる作動油中の異物を除去する。
オイルポンプ33は、フィルタ32よりも下流側のメイン油路60に設けられており、本実施形態では、例えば、エンジン10の動力により駆動する機械式ポンプが用いられている。なお、オイルポンプ33は、機械式ポンプに限定されず、電動式ポンプ等であってもよい。
メイン油路60には、上流側から順に、リリーフ油路61、第1分岐油路66(本開示の第1分岐油路の一部)、第2分岐油路63(本開示の第2分岐油路の一部)がそれぞれ接続されている。また、メイン油路60の下流側は、変速機13のギヤ段を切り替えるアクチュエータ等を含む変速シフタ13A(本開示の油圧機器の一例)や、変速機13の噛合要素等に潤滑油を供給する潤滑油回路13B等に接続されている。潤滑油回路13Bの下流側には、オイルクーラ13Cが設けられており、当該オイルクーラ13Cの下流直下にオイルパン31が配置されている。
リリーフ油路61は、メイン油路60のオイルポンプ33よりも下流側から分岐すると共に、メイン油路60のオイルポンプ33よりも上流側に合流する。リリーフ油路61には、リリーフバルブ34が設けられている。リリーフバルブ34は、メイン油路60内の作動油の圧力が所定のライン圧よりも高くなると開弁し、作動油をリリーフ油路61に流通させることにより還流させる。
第2分岐油路63の下流側には、クラッチ用バルブ35が接続されている。クラッチ用バルブ35は、例えば、リニアソレノイドバルブであって、第2供給油路64(本開示の第2分岐油路の一部)を介して油圧室12Aに接続されている。また、クラッチ用バルブ35には、作動油をオイルパン31に戻す排出油路65が接続されている。クラッチ用バルブ35は、制御装置100からの指令に基づいて、第2分岐油路63から第2供給油路64を経由して油圧室12Aに供給される作動油の量(作動油圧)を調整する。
具体的には、クラッチ装置12を接状態(動力伝達状態)とするときは、クラッチ用バルブ35は、制御装置100からの指令に応じて第2分岐油路63と第2供給油路64とを連通させる第1状態とされる。第2分岐油路63が第2供給油路64と連通し、油圧室12Aに作動油が供給されると、ピストン12Pがリターンスプリング12Sの付勢力に抗してストローク移動し、クラッチ装置12の不図示の各クラッチプレートを互いに圧接することにより、クラッチ装置12は接状態とされる。
一方、クラッチ装置12を断状態(動力伝達遮断状態)とするときは、クラッチ用バルブ35は、スプリング35Sの付勢力によって第2供給油路64と排出油路65とを連通させると共に、第2分岐油路63と第2供給油路64とを遮断する第2状態とされる。第2供給油路64が排出油路65と連通すると、リターンスプリング12Sの付勢力によりピストン12Pが押し戻され、油圧室12A内の作動油が第2供給油路64から排出油路65を経由してオイルパン31に戻されることにより、クラッチ装置12は断状態とされる。
第1分岐油路66の下流側には、アキュムレータ用バルブ55が接続されている。また、アキュムレータ用バルブ55には、アキュムレータ用供給油路68(本開示の第1分岐油路の一部)を介してアキュムレータ50が接続されている。
アキュムレータ用バルブ55は、例えば、ON/OFFバルブであって、制御装置100からの指令に応じて電流が印加されると、第1分岐油路66とアキュムレータ用供給油路68とを連通させる開状態(以下、ON状態)となる。また、アキュムレータ用バルブ55は、制御装置100からの指令に応じて電流の印加が停止されると、スプリング55Sの付勢力により第1分岐油路66とアキュムレータ用供給油路68とを遮断する閉状態(以下、OFF状態)に切り替えられる。
アキュムレータ用供給油路68は、第1分岐油路66からアキュムレータ用バルブ55を経由してアキュムレータ50に作動油を充填する充填用油路68Aを有する。充填用油路68Aには、作動油の流量を絞る第1オリフィス68Cが設けられている。また、アキュムレータ用供給油路68は、第1オリフィス68Cを迂回して、アキュムレータ50からアキュムレータ用バルブ55を経由して第1分岐油路66に作動油を吐出させる吐出用油路68Bを有する。吐出用油路68Bには、チェックバルブ68Dが設けられている。チェックバルブ68Dは、アキュムレータ50側からアキュムレータ用バルブ55側への作動油の流通を許容しつつ、逆方向への作動油の流通を阻止する。また、吐出用油路68Bには、第1オリフィス68Cよりも大きい第2オリフィス68Eが設けられている。
アキュムレータ50は、本体部51と、ピストン52と、スプリング53とを備えている。本体部51には、アキュムレータ用供給油路68が接続されている。ピストン52は、本体51内に移動自在に収容されている。スプリング53は、ピストン52を本体51内のアキュムレータ用供給油路68が接続されている側に向けて付勢する。
以上のように構成された油圧供給システム30によると、車両1の走行中等、エンジン10が駆動するオイルポンプ33の駆動中は、オイルポンプ33からメイン油路60に作動油が吐出される。この状態で、アキュムレータ用バルブ55をON状態にすることにより、オイルポンプ33から吐出される作動油が各油路60,66,68Aを経由してアキュムレータ50に蓄圧される。
この際、充填用油路68Aを流通する作動油は、第1オリフィス68Cによって流量を絞られつつアキュムレータ50に充填される。これにより、オイルポンプ33から吐出される作動油の多くがアキュムレータ50に流入することを抑止することができ、変速シフタ13Aや潤滑油回路13B等に対する作動油の供給不足が回避される。アキュムレータ50に作動油が十分に充填されて蓄圧が不要になると、オイルポンプ33の駆動中であってもアキュムレータ用バルブ55をOFF状態にすることで、メイン油路60を流れる作動油は、アキュムレータ50に充填されることなく変速シフタ13Aや潤滑油回路13B等の油圧機器に供給されるようになる。
図3は、第一実施形態に係る制御装置100及び関連する周辺構成を示す模式的な機能ブロック図である。
制御装置100は、例えば、コンピュータ等の演算を行う装置であり、互にバス等で接続されたCPU(Central Processing Unit)やROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、入力ポート、出力ポート等を備え、制御プログラムを実行する。また、制御装置100は、制御プログラムの実行により、ライン圧異常判定部110(判定手段)と、油圧アシスト制御部120(油圧アシスト制御手段)とを備える装置として機能する。
ライン圧異常判定部110は、車両1の走行中等、エンジン10が駆動するオイルポンプ33の駆動中に、オイルクーラの機能失陥等により作動油の温度が所定温度(例えば、暖機温度)よりも大きく上昇し、これに伴いメイン油路60のライン圧が変速シフタ13Aやクラッチ装置12等の油圧機器を正常に作動させられなくなる所定の下限圧まで低下する異常低圧状態にあるか否かを判定する。
具体的には、制御装置100のメモリには、予め実験等により作成した、変速シフタ13Aやクラッチ装置12等の油圧機器が正常に作動できるオイルポンプ33のポンプ回転数Nと作動油温Tとの関係を規定する判定マップMが格納されている。この判定マップMにおいて、油圧機器が正常に作動できる領域Aは、ポンプ回転数Nが比較的高く(例えば、アイドリング回転数以上)、且つ、作動油温Tが比較的低い領域(例えば、暖機温度の近傍)に設定され、油圧機器が正常に作動できない領域Bは、ポンプ回転数Nが低く、且つ、作動油温Tが高い領域に設定されている。
ライン圧異常判定部110は、エンジン10の駆動中に、エンジン回転数センサ25により検出されるエンジン回転数Neから取得されるオイルポンプ33のポンプ回転数Nと、油温センサ26により検出される作動油温Tとに基づいて判定マップMを参照し、これらポンプ回転数N及び、作動油温Tが油圧機器を正常に作動できない領域Bにある場合には、ライン圧を異常低圧状態と判定する。
なお、判定マップMは、必ずしもグラフ化する必要はなく、数値データとして格納してもよい。また、ポンプ回転数Nの取得は、エンジン回転数センサ25に限定されず、ポンプ回転数Nを直接的に検出するセンサを用いて取得してもよい。また、ライン圧が異常低圧状態にあるか否かは、メイン油路60等に設けたライン圧センサのセンサ値に基づいて判定してもよい。
油圧アシスト制御部120は、ライン圧異常判定部110によりライン圧が異常低圧状態と判定されると、アキュムレータ用バルブ55をOFF状態からON状態に切り替え、アキュムレータ50に蓄圧されている作動油をメイン油路60に供給することにより、ライン圧を正常な油圧に戻す油圧アシスト制御を実施する。
図4は、第一実施形態に係る油圧アシスト制御の処理の流れを説明するフローチャート図である。本ルーチンは、例えば、エンジン10のイグニッションスイッチのON操作により開始される。
ステップS100では、エンジン10が駆動しているか否かを判定する。肯定(Yes)の場合、すなわち、エンジン10が駆動し、これに伴いオイルポンプ33も駆動している場合、本制御はステップS110の処理に進む。一方、否定(No)の場合、本制御はステップS100の判定処理を繰り返す。
ステップS110では、アキュムレータ用バルブ55をON状態に切り替える(既にON状態の場合は維持)。これにより、オイルポンプ33から吐出される作動油が各油路60,66,68Aを経由してアキュムレータ50に充填される。
ステップS120では、オイルポンプ33から供給される作動油によりアキュムレータ50が十分に蓄圧されたか否かを判定する。蓄圧されたか否かは、例えば、ステップS110にて、アキュムレータ用バルブ55をON状態にしたときからの経過時間等に基づいて判定すればよい。肯定(Yes)の場合、すなわち、アキュムレータ50が十分に蓄圧された場合、本制御はステップS130の処理に進む。一方、否定(No)の場合、本制御はステップS100の判定処理に戻される。
ステップS130では、アキュムレータ用バルブ55をON状態からOFF状態に切り替えてアシスト待機状態とし、本制御はステップS140の処理に進む。
ステップS140では、ライン圧が油圧機器を正常に作動させられなくなる所定油圧まで低下する異常低圧状態にあるか否かを判定する。ライン圧が異常低圧状態にある場合(Yes)、本制御はステップS150の処理に進む。一方、ライン圧が異常低圧状態にない場合(No)、本制御はステップS130の処理に戻される。
ステップS150では、アキュムレータ用バルブ55をOFF状態からON状態に切り替えることにより、アキュムレータ50に蓄圧されている作動油をメイン油路60に供給する。これにより、異常低圧状態にあるメイン油路60のライン圧は、油圧機器を正常に作動させられる正常なライン圧まで速やかに上昇されるようになる。
ステップS160では、ライン圧が正常なライン圧まで回復したか否かを判定する。肯定(Yes)の場合、すなわち、ライン圧が回復している場合、本制御はステップS170の処理に進む。一方、否定(No)の場合、本制御はステップS150の処理に戻される。
ステップS170では、アキュムレータ用バルブ55をON状態からOFF状態に戻して、その後、本制御はリターンされる。
以上詳述した第一実施形態によれば、メイン油路60から分岐する第1分岐油路66にアキュムレータ用バルブ55が接続されると共に、該アキュムレータ用バルブ55にアキュムレータ用供給油路68を介してアキュムレータ50が接続されている。すなわち、オイルポンプ33の駆動中にアキュムレータ用バルブ55をON状態にすることにより、オイルポンプ33から吐出される作動油を各油路60,66,68Aからアキュムレータ50に効果的に蓄圧でき、さらには、アキュムレータ50が十分に蓄圧されたならば、アキュムレータ用バルブ55をOFF状態に切り替えることにより、アキュムレータ50に作動油を蓄圧状態で保持できるように構成されている。
そして、オイルクーラの機能失陥等により作動油温が上昇し、これに伴いメイン油路60等のライン圧が油圧機器を正常に作動させられない所定油圧まで低下した場合には、アキュムレータ用バルブ55をOFF状態からON状態に切り替えることにより、アキュムレータ50に蓄圧されている作動油を各油路68B,66からメイン油路60に速やかに供給できるように構成されている。
これにより、オイルクーラの機能失陥等、何らかの要因でメイン油路60のライン圧が異常低下しても、キュムレータ50に蓄圧されている作動油をメイン油路60に適宜に供給することが可能となり、ライン圧の低下を効果的に抑止することができる。また、ライン圧の低下が抑止されることで、変速シフタ13Aやクラッチ装置12等の油圧機器を車両走行状態等に応じた必要なタイミングで安定的に作動させることが可能となり、変速機13やクラッチ装置12のロバスト性を効果的に向上することもできる。
[第二実施形態]
次に、図5,6,7に基づいて、第二実施形態に係る油圧供給システムの詳細を説明する。
図5は、第二実施形態に係る油圧供給システム30を示す模式的な全体構成図である。第二実施形態に係る油圧供給システム30は、第一実施形態に、チェックバルブ36(本開示の油路遮断手段の一例)と、切替バルブ40(本開示の流路切替バルブの一例)と、油路62,67,69とを追加したものである。他の構成については第一実施形態と同様に構成されるため、詳細な説明は省略する。
チェックバルブ36は、第2分岐油路63に設けられている。チェックバルブ36は、メイン油路60側からクラッチ用バルブ35側への作動油の流通を許容しつつ、逆方向への作動油の流通を阻止するように機能する。
切替バルブ40は、第1分岐油路66の下流側に接続されている。また、切替バルブ40には、第1供給油路67(本開示の第1分岐油路の一部)及び、第3供給油路69(本開示の供給油路)が接続されている。第1供給油路67は、アキュムレータ用バルブ55に接続され、第3供給油路69は、第2供給油路64に接続されている。
切替バルブ40は、例えば、パイロット圧作動式のスプールバルブであって、第1分岐油路66と第1供給油路67とを連通させる第1連通状態と、第1供給油路67と第3供給油路69とを連通させる第2連通状態とに切り替え可能に構成されている。
具体的には、切替バルブ40の図示しないスプールの一端側には、第1分岐油路66(又は、メイン油路60)から分岐するパイロット油路62が接続され、スプールの他端側には、スプリング40Sが接続されている。
切替バルブ40は、エンジン10の駆動によりオイルポンプ33が駆動する間は、メイン油路60からパイロット油路62を経由して供給されるパイロット圧により、第1分岐油路66と第1供給油路67とを連通させる第1連通状態となる。この第1連通状態は、メイン油路60のライン圧が油圧機器を正常に作動させられない異常低圧状態になっても維持される。一方、切替バルブ40は、エンジン10の停止によりオイルポンプ33が駆動を停止する間はパイロット圧が供給されず、スプリング40Sの付勢力により、第1供給油路67と第3供給油路69とを連通させる第2連通状態となる。
以上のように構成された第二実施形態の油圧供給システム30によると、車両1の走行中等、エンジン10が駆動するオイルポンプ33の駆動中は、オイルポンプ33からメイン油路60に作動油が吐出され、切替バルブ40は、メイン油路60からパイロット油路62を経由して供給されるパイロット圧により、第1分岐油路66と第1供給油路67とを連通させる第1連通状態となる。この状態で、アキュムレータ用バルブ55をON状態にすることにより、オイルポンプ33から吐出される作動油が各油路60,66,67,68Aを経由してアキュムレータ50に蓄圧される。
一方、エンジン10の停止に伴い、オイルポンプ33が駆動を停止すると、切替バルブ40は、スプリング40Sの付勢力によって第1供給油路67と第3供給油路69とを連通させる第2連通状態となる。この状態で、アキュムレータ用バルブ55をOFF状態からON状態に切り替えると、アキュムレータ50に蓄圧されている作動油が各油路68B,67,69,64を経由してクラッチ装置12の油圧室12Aに供給される。
すなわち、エンジン10の停止によりオイルポンプ33からメイン油路60を経由して油圧室12Aに作動油を供給不能な場合においても、アキュムレータ50から油圧室12Aに作動油を供給することにより、クラッチ装置12を迅速に断状態から接状態に切り替えられるように構成されている。
この際、第3供給油路69から第2供給油路64に供給される作動油は、第2分岐油路63に設けられたチェックバルブ36によってメイン油路60、さらには、潤滑油回路13B等の他の油圧機器への流出が阻止されるようになる。これにより、アキュムレータ50を大型化することなく、クラッチ装置12の作動に必要な油圧を効果的に確保することが可能となり、装置全体の大型化やコストの上昇を抑えることができる。
図6は、第二実施形態に係る制御装置100及び関連する周辺構成を示す模式的な機能ブロック図である。第二実施形態に係る制御装置100は、第一実施形態に、アイドリングストップ制御部130と、発進時クラッチ制御部140(クラッチ制御手段)とを一部の機能要素として追加したものである。他の機能要素については第一実施形態と同様に機能するため、詳細な説明は省略する。
アイドリングストップ制御部130は、エンジン10のアイドリング回転での駆動を一時的に停止させるアイドリングストップ制御を実施する。具体的には、アイドリングストップ制御部130は、例えば、車両1の車速が所定の低速域まで低下し、不図示のアクセルペダルの踏み込みが解除される等の種々の開始条件が成立すると、エンジン10の燃料噴射を停止させることにより、アイドリングストップを開始する。また、アイドリングストップ制御部130は、アイドリングストップ中に、不図示のブレーキペダルの踏み込みが解除される等の解除条件が成立すると、バッテリ21の電力でスタータモータ20を駆動させ、エンジン10をスタータモータ20によりクランキングさせることにより、エンジン10を再始動させる。車両10の車速は車速センサ22により取得し、ブレーキペダルの踏み込みはブレーキセンサ23により取得し、アクセルペダルの踏み込みはアクセル開度センサ24により取得すればよい。
発進時クラッチ制御部140は、アイドリングストップの解除条件が成立すると、アキュムレータ50から油圧室12Aに作動油を供給することにより、クラッチ装置12を断状態から接状態に切り替える発進時クラッチ制御を実施する。以下、アイドリングストップ制御及び、発進時クラッチ制御の具体的な処理手順を説明する。
図7は、第二実施形態に係る油圧アシスト制御、アイドリングストップ制御及び、発進時クラッチ制御の処理の流れを説明するフローチャート図である。ステップS100〜170の油圧アシスト制御は、第一実施形態と同様の処理内容となるため、これらの詳細な説明は省略する。
ステップS140にて、ライン圧が異常低圧状態にある場合(Yes)、本制御はステップS150の処理に進む。一方、ライン圧が異常低圧状態にない場合(No)、本制御はステップS200の処理に進む。
ステップS200では、アイドリングストップの開始条件が成立するか否かを判定する。肯定(Yes)の場合、すなわち、アイドリングストップの開始条件が成立する場合、本制御はステップS210の処理に進む。一方、否定(No)の場合、本制御はステップS130の処理に戻される。
ステップS210では、エンジン10の燃料噴射を停止して、エンジン10の駆動を停止させるアイドリングストップ制御を実行する。なお、エンジン10がアイドリングストップにより停止される間、切替バルブ40は、パイロット圧の供給停止により第1供給油路67と第3供給油路69とを連通させる第2連通状態で維持される。
ステップS220では、アイドリングストップの解除条件が成立するか否かを判定する。肯定(Yes)の場合、すなわち、アイドリングストップの解除条件が成立する場合、本制御はステップS230の処理に進む。一方、否定(No)の場合、本制御はステップS210の処理に戻される。
ステップS230では、スタータモータ20によりエンジン10のクランキングを開始する。
次いで、ステップS240では、エンジン10のクランキング中に、クラッチ用バルブ35を第2分岐油路63と第2供給油路64とを連通させる第1状態に切り替える。
次いで、ステップS250では、エンジン10のクランキング中に、アキュムレータ用バルブ55をOFF状態からON状態に切り替えることにより、アキュムレータ50に蓄圧されている作動油をクラッチ装置12の油圧室12Aに供給し、クラッチ装置12を断状態から接状態に切り替える。なお、ステップS240及び、ステップS250の各処理は、同時に行ってもよい。
ステップS260では、クラッチ装置12が完全に接状態に切り替えられたか否かを判定する。クラッチ装置12が完接したか否かは、例えば、クラッチ入出力回転数差を各種センサで取得することにより判定すればよい。肯定(Yes)の場合、すなわち、クラッチ装置12が完接した場合、本制御はステップS270の処理に進む。一方、否定(No)の場合、本制御はステップS230の処理に戻される。
ステップS270では、エンジン10が燃料の燃焼により完爆したか否かを判定する。否定(No)の場合、本制御はステップS230の処理に戻され、肯定(Yes)の場合、本制御はその後、リターンされる。
以上詳述した第二実施形態によれば、メイン油路60から分岐する第1分岐油路66に、メイン油路60から供給されるパイロット圧で作動する切替バルブ40が接続されると共に、該切替バルブ40に第1供給油路67、アキュムレータ用バルブ55及び、アキュムレータ用供給油路68を介してアキュムレータ50が接続されている。
すなわち、オイルポンプ33の駆動中は、メイン油路60から供給されるパイロット圧により、切替バルブ40が第1分岐油路66と第1供給油路67とを連通させる第1連通状態となり、この状態でアキュムレータ用バルブ55をON状態にすることにより、オイルポンプ33から吐出される作動油を各油路60,66,67,68Aからアキュムレータ50に効果的に蓄圧できるように構成されている。
また、切替バルブ40には、第3供給油路69及び、第2供給油路64を介してクラッチ装置12の油圧室12Aが接続され、クラッチ用バルブ35とメイン油路60とを接続する第2分岐油路63には、作動油のメイン油路60側への流出を阻止するチェックバルブ36が設けられている。切替バルブ40は、アイドリングストップによりオイルポンプ33が駆動を停止すると、パイロット圧の停止により第1供給油路67と第3供給油路69とを連通する第2連通状態となる。この状態で、アイドリングストップの解除によりエンジン10を再始動する際は、アキュムレータ用バルブ55をOFF状態からON状態に切り替えることにより、アキュムレータ50に蓄圧されている作動油を各油路68B,67,69,64から油圧室12Aに供給する。この際、第3供給油路69から第2供給油路64に供給される作動油は、第2分岐油路63に設けられたチェックバルブ36によってメイン油路60への流出が阻止されるようになっている。
すなわち、エンジン10の再始動時には、アキュムレータ50に蓄圧されている作動油を、クラッチ装置12以外の他の油圧機器に漏出させることなく、クラッチ装置12の油圧室12Aに確実に供給できるように構成されている。これにより、エンジン10の再始動時に、クラッチ装置12が迅速に断状態から接状態に切り替わるようになり、車両1の速やかな発進を実現することが可能になる。また、アキュムレータ50を大型化することなく、クラッチ装置12に必要油圧を確保できるようになり、装置全体の大型化やコストの上昇を効果的に抑えることが可能になる。
[その他]
なお、本開示は、上述の実施形態に限定されるものではなく、本開示の趣旨を逸脱しない範囲で、適宜変形して実施することが可能である。
例えば、第二実施形態において、切替バルブ40は、パイロット圧作動式のスプールバルブを用いるものとして説明したが、制御装置100からの指令に応じて切り替えられるON/OFFバルブであってもよい。
また、第二実施形態において、アキュムレータ50から油圧室12Aに作動油を供給する際に、該作動油のメイン油路60側への流出を阻止するバルブは、チェックバルブ36を用いるものとして説明したが、制御装置100からの指令に応じて切り替えられるON/OFFバルブを用いてもよい。
また、第二実施形態では、オイルポンプ33の停止時にアキュムレータ50から作動油を供給する対象はクラッチ装置12を一例に説明したが、変速シフタ13A等の他の油圧機器を供給対象として構成することも可能である。
1 車両
10 エンジン
12 クラッチ装置
13 変速機
20 スタータモータ
30 油圧供給システム
31 オイルパン
33 オイルポンプ(ポンプ)
35 クラッチ用バルブ(第2バルブ)
36 チェックバルブ(油路遮断手段)
40 切替バルブ(流路切替バルブ)
50 アキュムレータ
55 アキュムレータ用バルブ(第1バルブ)
60 メイン油路
62 パイロット油路
63 第2分岐油路(第2分岐油路)
64 第2供給油路(第2分岐油路)
65 排出油路
66 第1分岐油路(第1分岐油路)
67 第1供給油路(第1分岐油路)
68 アキュムレータ用供給油路(第1分岐油路)
69 第3供給油路(供給油路)
100 制御装置
110 ライン圧異常判定部(判定手段)
120 油圧アシスト制御部(油圧アシスト制御手段)
130 アイドリングストップ制御部
140 発進時クラッチ制御部(クラッチ制御手段)

Claims (5)

  1. 作動油を吐出するポンプと、
    前記ポンプから吐出される作動油を流通させると共に、該作動油を油圧機器に供給するメイン油路と、
    前記メイン油路から分岐する第1分岐油路と、
    前記第1分岐油路に接続されて、前記メイン油路から前記第1分岐油路を経由して供給される作動油を蓄圧可能なアキュムレータと、
    前記第1分岐油路に設けられると共に、前記第1分岐油路の作動油の流通を許容する開状態及び、前記第1分岐油路の作動油の流通を遮断する閉状態に切り替え可能な第1バルブと、
    前記ポンプの駆動中に前記メイン油路のライン圧が前記油圧機器を正常に作動させられなくなる所定の下限圧まで低下する低圧状態にあるか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段により前記低圧状態と判定されると、前記第1バルブを前記閉状態から前記開状態に切り替えることにより、前記アキュムレータに蓄圧されている作動油を前記メイン油路に供給する油圧アシスト制御手段と、を備える
    ことを特徴とする油圧供給システム。
  2. 前記ポンプの回転数を取得する回転数取得手段と、
    前記作動油の油温を取得する油温取得手段と、をさらに備え、
    前記判定手段は、取得される前記回転数と前記油温とに基づいて、前記ライン圧が前記低圧状態にあるか否かを判定する
    請求項1に記載の油圧供給システム。
  3. 前記ポンプは、エンジンの動力で駆動する機械式ポンプであり、
    前記油圧機器は、作動油の供給を受けて断状態から接状態に切り替えられるクラッチ装置であり、
    前記メイン油路から分岐して前記クラッチ装置に接続された第2分岐油路と、
    前記第2分岐油路に設けられると共に、前記メイン油路から前記第2分岐油路を経由した前記クラッチ装置への作動油の供給を許容又は遮断する第2バルブと、
    前記第2分岐油路の前記第2バルブよりも上流側に設けられると共に、前記第2分岐油路から前記メイン油路への作動油の流出を遮断可能な油路遮断手段と、
    前記第1分岐油路の前記第1バルブよりも上流側に設けられる油路切替バルブと、
    前記油路切替バルブと前記第2分岐油路の前記第2バルブよりも下流側とを接続する供給油路と、を備え、
    前記油路切替バルブは、前記第1バルブが前記開状態において、前記メイン油路からの作動油を前記第1分岐油路に流通させて前記アキュムレータに充填させる第1連通状態と、前記アキュムレータから前記第1分岐油路に供給される作動油を前記供給油路に流通させて前記第2分岐油路から前記クラッチ装置に供給する第2連通状態とに切り替え可能に構成されている
    請求項1又は2に記載の油圧供給システム。
  4. 前記第1バルブが前記閉状態、且つ、前記油路切替バルブが前記第2連通状態で、前記エンジンを停止させるアイドリングストップが実行された場合において、該アイドリングストップが解除されると、前記第1バルブを前記開状態に切り替えることにより、前記アキュムレータから前記クラッチ装置に作動油を供給し、該クラッチ装置を接状態に切り替えるクラッチ制御手段をさらに備える
    請求項3に記載の油圧供給システム。
  5. 前記油路切替バルブは、前記ポンプの駆動中に前記メイン油路から供給されるパイロット圧により前記第1連通状態となり、前記ポンプの駆動が停止すると前記第2連通状態に切り替えられるパイロット圧作動式のスプールバルブである
    請求項3又は4に記載の油圧供給システム。
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