JP2020193521A - ピンニング工法用のアンカーピン、ピンニング工法およびこれに用いる螺合治具 - Google Patents
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Abstract
Description
このアンカーピンは、先端部に先端拡開部を有するピン主体と、先端拡開部の先端に装着され、先端拡開部を拡開させる拡開コーンと、皿ねじの頭部である基端拡径部を有し、軸部がピン主体に打ち込まれる軸体と、を備えている。先端拡開部を除くピン主体のパイプ内周面には、凹凸形状内歯体が形成される一方、軸体の軸部には、凹凸形状内歯体に対応する凹凸形状外歯体が形成されている。
このアンカーピンを用いた外壁補修方法では、先ずピン主体の基端部に軸体の先端部を挿入すると共に、ピン主体の先端部に拡開コーンを装着して、アンカーピンを組み立てておく。次に、拡開コーンが施工穴の底に達するように、アンカーピンを施工穴に挿入する。ここで、外壁仕上げ材層から突出しているアンカーピンの軸体を叩打する。この叩打により、軸体がピン主体内に進入すると共に、ピン主体自体が施工穴の奥に向かって進入し、拡張コーンに乗り上げるようにして先端拡開部が拡開する。さらに、叩打を続行し、軸体の基端拡径部が外壁仕上げ材層の表面と面一とになったところで、施工作業を完了する。
また、ピン主体を肉厚に形成しないと、叩打に際し、先端拡開部が拡張コーンに乗り上げる前に、ピン主体が変形し、先端拡開部が適切に拡開しなくなる問題があった。
なお、アンカー本体に対し押えネジ部は、その頭部の表面が仕上げ材の表面と面一となるように螺合することが好ましい。また、下穴に接着剤を注入しておけば、或いはコーン部を打ち込んだ後に接着剤を注入すれば、コンクリート躯体に対し仕上げ材は、下穴に注入された接着剤により固定され、且つアンカー本体および押えネジ部により機械的に固定されることとなる。
一方、注入工程は、面取り工程と挿入工程との間に行ってもよいが、打込み工程と螺合工程との間に行うことがより好ましい。接着剤を下穴に注入すると、下穴は元より、「浮き」等にも、接着剤を充填させることができる。
これにより、コンクリート躯体に対し仕上げ材は、下穴に注入された接着剤により固定され、且つアンカー本体および押えネジ部により機械的に固定される。
なお、押えネジ部の螺合において、頭部の表面が仕上げ材の表面と面一となるようにすれば、外部に露出する押えネジ部の頭部を目立ち難いものとすることができる。
図1は、実施形態に係るアンカーピンの施工状態を表した断面図であり、図2は、アンカーピンの分解図である。図1に示すように、既設の外壁1は、コンクリート躯体2と仕上げ材3とから成り、仕上げ材3は、下地モルタル4、張付けモルタル5および装飾材であるタイル6により構成されている。この場合、装飾材は石材等であってもよいし、モルタルは、張付けモルタル5のみ或いは3層以上であってもよい。
ここで、図4(a)を参照して、第1変形例に係るアンカー本体21Aについて説明すると共に、図4(b)を参照して、第2変形例に係るアンカー本体21Bについて説明する。これら変形例のアンカー本体21A,21Bは、上記のような拡張カラー24がなく、その拡開部22は、コーン部23により直接拡開されるようになっている。
次に、図5を参照して、第1実施形態の螺合治具50Aについて説明すると共に、図6を参照して、第2実施形態の螺合治具50Bについて説明する。これらの螺合治具50A,50Bは。図示しない電動ドリルに装着して用いられるものであり、いずれも、平坦な頭部26を有する押えネジ部25を、頭部26の表面26aとタイル6の表面とが面一となるように、アンカー本体21にねじ込むものである。
次に、図7および図8を参照して、アンカーピン20を用いたピンニング工法について説明する。
このピンニング工法は、外壁1の要補修箇所に対し、下穴10を穿孔する穿孔工程(図7(a))と、押えネジ部25の頭部26が嵌合するように下穴10の開口部10aを面取りする面取り工程(図7(b))と、下穴10に、アンカー本体21、コーン部23および拡張カラー24を挿入する挿入工程(図7(c))と、コーン部23を打ち込んで、アンカー本体21の拡開部22を拡開させる打込み工程(図8(d))と、下穴10に、接着剤Rを注入する注入工程(図7(e))と、コーン部23を打ち込んだアンカー本体21に、押えネジ部25を螺合する螺合工程(図8(f))と、を備えている。なお、穿孔工程に先立って、外壁1を打鍵して下穴10の穿孔位置(浮き部)を探知し、該当箇所のタイル6の中心位置にマーキングを行っておく。
Claims (6)
- 仕上げ材を貫通してコンクリート躯体を所定の深さまで穿孔すると共に開口部を面取りした下穴に対し、定着されるピンニング工法用のアンカーピンであって、
先端部に拡開部を有すると共に、内周面に雌ネジが形成されたアンカー本体と、
前記開口部側から打ち込まれることで、前記拡開部を拡開させるコーン部と、
前記開口部に嵌合する皿状の頭部を有すると共に、軸部の外周面に前記雌ネジに対応する雄ネジが形成された押えネジ部と、を備え、
前記押えネジ部は、前記コーン部が打ち込まれた前記アンカー本体に螺合することを特徴とするピンニング工法用のアンカーピン。 - 前記拡開部の内周面に添設され、軸方向のスリット部を有する拡張カラーを、更に備え、
前記拡開部は、打ち込んだ前記コーン部により押し広げられた前記拡張カラーを介して押し広げられることを特徴とする請求項1に記載のピンニング工法用のアンカーピン。 - 前記頭部の表面は、前記仕上げ材の表面と同色に着色されていることを特徴とする請求項1または2に記載のピンニング工法用のアンカーピン。
- 請求項1に記載のピンニング工法用のアンカーピンを用いて、前記仕上げ材および前記コンクリート躯体から成る壁体を補修するピンニング工法であって、
前記壁体の要補修箇所に対し、前記下穴を穿孔する穿孔工程と、
前記押えネジ部の前記頭部を嵌合させるために、前記下穴の開口部を面取りする面取り工程と、
前記下穴に、前記アンカー本体および前記コーン部を挿入する挿入工程と、
前記コーン部を打ち込んで、前記アンカー本体の前記拡開部を拡開させる打込み工程と、
前記下穴に、接着剤を注入する注入工程と、
前記コーン部を打ち込んだ前記アンカー本体に、前記押えネジ部を螺合する螺合工程と、を備えたことを特徴とするピンニング工法。 - 請求項4に記載のピンニング工法の前記螺合工程に用いる螺合治具であって、
電動ドリルに装着される出力ロッド部と、
前記出力ロッド部の先端に取り付けられ、前記押えネジ部の前記頭部に接触して前記電動ドリルの回転を前記押えネジ部に伝達する接触パッド部と、
前記出力ロッド部に対し軸方向に進退自在に構成され、前進させた状態で、前記接触パッド部を囲繞すると共に前記押えネジ部の前記頭部を受容可能に構成された受容ガイド部と、を備えたことを特徴とする螺合治具。 - 前記接触パッド部は、前記頭部の径よりも大きい径に形成されていることを特徴とする請求項5に記載の螺合治具。
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