JP2020192798A - 既設管状体の更生方法及び更生構造 - Google Patents
既設管状体の更生方法及び更生構造 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2020192798A JP2020192798A JP2019101603A JP2019101603A JP2020192798A JP 2020192798 A JP2020192798 A JP 2020192798A JP 2019101603 A JP2019101603 A JP 2019101603A JP 2019101603 A JP2019101603 A JP 2019101603A JP 2020192798 A JP2020192798 A JP 2020192798A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pitch
- rehabilitation
- tubular body
- pipe
- spiral
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 238000000034 method Methods 0.000 title claims description 24
- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 claims abstract description 67
- 239000000463 material Substances 0.000 claims abstract description 41
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 claims abstract description 37
- 239000000945 filler Substances 0.000 claims abstract description 26
- 239000002184 metal Substances 0.000 claims abstract description 8
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 claims abstract description 8
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 claims abstract description 8
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 29
- 230000000717 retained effect Effects 0.000 claims description 6
- 238000004804 winding Methods 0.000 claims description 4
- 238000010030 laminating Methods 0.000 claims description 2
- 239000004570 mortar (masonry) Substances 0.000 description 5
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 4
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 3
- 238000005520 cutting process Methods 0.000 description 3
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 3
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 2
- 239000002131 composite material Substances 0.000 description 2
- 230000007797 corrosion Effects 0.000 description 2
- 238000005260 corrosion Methods 0.000 description 2
- 239000004800 polyvinyl chloride Substances 0.000 description 2
- 239000004593 Epoxy Substances 0.000 description 1
- NIXOWILDQLNWCW-UHFFFAOYSA-N acrylic acid group Chemical group C(C=C)(=O)O NIXOWILDQLNWCW-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 230000032683 aging Effects 0.000 description 1
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 1
- 230000015556 catabolic process Effects 0.000 description 1
- 230000008602 contraction Effects 0.000 description 1
- 238000006731 degradation reaction Methods 0.000 description 1
- 238000009826 distribution Methods 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
- 229920000915 polyvinyl chloride Polymers 0.000 description 1
- 239000011150 reinforced concrete Substances 0.000 description 1
- 230000002787 reinforcement Effects 0.000 description 1
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 1
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
Description
本発明は、かかる事情に鑑み、下水道管、トンネルなどの既設管状体を螺旋管状の更生管によって更生する際、曲がり部の外まわり部分や強度劣化部などにおける更生管の所要強度を確保することを目的とする。
合成樹脂製の主帯材と金属製の補強帯材を含む帯状部材を前記既設管状体の内壁に沿って螺旋状に巻回することによって、螺旋管状の更生管を作製する製管工程と、
前記更生管に設定したピッチ調整領域における帯状部材から主帯材を剥がして撤去する撤去工程と、
前記ピッチ調整領域における残置された補強帯材の螺旋ピッチを縮めるピッチ調整工程と、
前記既設管状体における前記ピッチ調整領域との対応領域の内壁に充填材層を積層して、前記残置された補強帯材を前記充填材層の内部に埋める埋設工程と、
を備えたことを特徴とする。
ピッチ調整領域においては補強帯材の螺旋ピッチを縮めることによって更生管の強度が高まる。
前記製管工程は、自走式製管機によって行われることが好ましい。自走式製管機は、更生管の延伸方向の先端部に配置され、製管に伴って自走(推進)される。
前記ピッチ調整工程において、前記曲がり部の外まわり部分における前記残置された補強帯材の螺旋ピッチを、非ピッチ調整領域における螺旋ピッチと同等又はそれ以下となるよう調整することが好ましい。
これによって、曲がり部の外まわり部分の所要強度を確保できる。
前記ピッチ調整工程において、前記強度劣化部と対応するピッチ調整領域に残置された補強帯材の螺旋ピッチを、非ピッチ調整領域における螺旋ピッチより小さくすることが好ましい。
これによって、強度劣化部を所要強度が確保されるよう更生できる。
これによって、ピッチ調整領域における補強帯材の螺旋ピッチを縮めることができる。
前記更生管にはピッチ調整領域が設定され、前記ピッチ調整領域においては、前記帯状部材の主帯材及び補強帯材のうち補強帯材のみ存置され、
かつ存置された補強帯材の螺旋ピッチが非ピッチ調整領域における螺旋ピッチと同等又はそれ以下であり、
更に前記既設管状体における前記ピッチ調整領域との対応領域の内壁に積層された充填材層の内部に、前記存置された補強帯材が埋まっていることを特徴とする。
図1は、更生済の既設管状体1(既設管状体更生構造)を示したものである。老朽化した既設管状体1の内壁1bに沿って更生管9がライニングされることで、既設管状体1が更生されている。更生対象の既設管状体1は、例えば地中の老朽化した下水道管である。なお、既設管状体は、下水道管に限られず、上水道管、農業用水管、水力発電導水管、ガス管、ダム通水路などの既設管の他、既設のトンネルであってもよい。
図2に示すように、帯状部材10は、主帯材11と、補強帯材12とを備えている。主帯材11は、帯長方向(図2の紙面直交方向)へ長く延びるとともに、帯長方向と直交する断面が一定形状に形成されている。主帯材11の材質は、ポリ塩化ビニルなどの合成樹脂である。主帯材11の帯幅方向の一端側(図2において右)の縁部には、凹溝状の第1嵌合部13が形成されている。主帯材11の帯幅方向の他端側(同図において左)の縁部には、凸条状の第2嵌合部14が形成されている。主帯材11における嵌合部13,14どうしの間の中間部にはT字断面のリブ15,16,17が形成されている。
また、既設管状体1は、管路がまっすぐな直線部1aだけでなく、管路が曲がる曲がり部1cを有し得る。この場合、更生管9には、直線部1a内における管路がまっすぐな直線部9aと、曲がり部1c内において管路が曲がる曲がり部9cとが設けられる。
更生管9の強度劣化対応部分9dを除く直線部9aは、非ピッチ調整領域9a’となっている。非ピッチ調整領域9a’の帯状部材10は主帯材11及び補強帯材12を有している。非ピッチ調整領域9a’における螺旋ピッチP9aは、主帯材11の有効幅W11と更生管9の製管径から一義的に定まる。
詳しくは、曲がり部9c(ピッチ調整領域)の外まわり部分9hにおける補強帯材12の螺旋ピッチP9hは、非ピッチ調整領域9a’における螺旋ピッチP9aと同等である(P9h≒P9a)。曲がり部9cの内まわり部分9gにおける補強帯材12の螺旋ピッチP9gは、外まわり部9h及び非ピッチ調整領域9a’における螺旋ピッチP9h,P9aより小さい(P9g<P9h、P9g<P9a)。
<ピッチ調整領域の設定工程>
更生前の既設管状体1の状況を事前に調査し、ピッチ調整領域を設定しておく。
具体的には、既設管状体1に強度劣化部1dが有った場合、これと対応する更生管9の区間を強度劣化対応部分9d(ピッチ調整領域)として設定する。
そして、強度劣化対応部分9dの所要強度を担保し得る補強帯材12の所要帯長L0及び調整後の螺旋ピッチP9dを強度計算によって求めておく。補強帯材12を鉄筋に見立て、鉄筋量及び充填剤層4(モルタル)の強度を鉄筋コンクリートの強度計算式に当てはめてもよい。
事前調査の後、製管工程を実施する。図4において簡略的に示すように、更生管9は、製管装置3によって作製される。製管装置3としては、例えば前掲特許文献1等に開示されたものと同様の基本構造を有する自走式製管装置が用いられる。
図4に示すように、製管装置3は、既設管状体1内における更生管9(帯状部材10の製管済部分)の延伸方向の先端部に配置される。連続する帯状部材10の未製管部分(図示省略)が製管装置3に順次送り込まれる。製管装置3において、螺旋管状の更生管9の延伸方向の先端部と、前記未製管部分との対向する嵌合部93,94どうしが嵌合される。同時に製管装置3が既設管状体1の内壁に沿って回転しながら延伸方向前方へ推進(自走)され、更生管9が延伸される。
更生管9の延伸方向に沿って強度劣化対応部分9d(ピッチ調整領域)の始端9d1まで製管したとき、一旦、製管動作を停止する。そこから前記所要帯長L0分の帯状部材10を製管することで、強度劣化対応部分9dの終端9d2まで製管したことになる。帯状部材10に印字された目盛りから終端9d2まで製管したかを確認できる。
製管時の強度劣化対応部分9dの螺旋ピッチは、非ピッチ調整領域9a’の螺旋ピッチP9aと等しい。
強度劣化対応部分9dを超えてさらに数巻き程度製管する。好ましくは、終端9d2から2巻き程度製管したら、製管動作を一時停止する。
そして、図5に示すように、強度劣化対応部分9dを構成する帯状部材10から主帯材11を剥がして撤去する。補強帯材12は残置する。
例えば、図6に示すように、セイバーソー等の冶具(図示せず)を用いて、更生管9の内部から補強帯材12が係止されたリブ15,16を帯状部材10の巻き方向に沿って切断する。始端9d1から終端9d2へ向かって切断してもよく、終端9d2から始端9d1へ向かって切断してもよい。補強帯材12の両側の2つのリブ15,16をそれぞれ切り落とす。図6(a)の切断線CL1に示すように、リブ15,16の立設方向(同図において上下)と平行に切断してもよく、図6(b)の切断線CL2に示すように、リブ15,16の立設方向に対して斜めに切断してもよい。
強度劣化対応部分9dの全域のリブ15,16を切断したら、始端9d1における主帯材11を帯幅方向に切断する。同様に終端9d2における主帯材11を帯幅方向に切断する。補強帯材12は切断しない。そのうえで主帯材11だけ剥がして撤去する。強度劣化対応部分9dの始端9d1から終端9d2までの主帯材11のすべてを剥がすのであって、一部分だけを剥がすのではない。
これによって、強度劣化対応部分9dが螺旋状の補強帯材12だけで構成されることになる。該補強帯材12のこの時点における螺旋ピッチは、非ピッチ調整領域9a’の螺旋ピッチP9aと等しい。
終端9d2より延伸方向の先端側(製管装置3側)には、前記2巻き程度の先端管部9e(ピッチ調整領域を超えて製管された数巻き部分)が残る。
続いて、図7に示すように、先端管部9e及び製管装置3を始端9d1へ向けてずらす。これによって、強度劣化対応部分9dの補強帯材12の螺旋ピッチP9dが縮まる。
強度劣化対応部分9dの補強帯材12は、管路方向に伸縮可能な状態になっているため、人力でも簡単にピッチ調整できる。ジャッキなどの動力を使ってピッチ調整してもよい。
ピッチ調整後の螺旋ピッチP9dは、非ピッチ調整領域9a’における螺旋ピッチP9aより小さくなる(P9d<P9a)。好ましくは、強度劣化対応部分9dの区間長(始端9d1から終端9d2までの距離)が前記設定工程で設定した大きさになるよう、終端9d2の位置を調整する。さらに好ましくは、螺旋ピッチP9dが、事前の設定工程における強度計算で求めておいた値と一致するよう、強度劣化対応部分9dの補強帯材12を手で動かす等して微調整する。
図8に示すように、その後、製管を再開する。
<曲がり部9c(ピッチ調整領域)の製管>
曲がり部9c(ピッチ調整領域)の始端9c1まで製管したときは、一旦、製管動作を停止する。そこから帯状部材10の目盛り(図示せず)を指標にして、前記所要帯長L3分の帯状部材10を製管する。
所要帯長L3のうち製管時帯長L1の帯状部材10によって曲がり部9cが製管され、更に前記不足帯長L2の帯状部材10によって不足管部9c’が製管される。不足管部9c’の終端9c2を超えてさらに数巻き程度(好ましくは2巻き程度)の先端管部9e2を製管したら、製管動作を一時停止する。
製管時の曲がり部9cの内まわり部分9gの螺旋ピッチP9g0は、非ピッチ調整領域9a’の螺旋ピッチP9aと等しく、外まわり部分9hの螺旋ピッチP9h0は、非ピッチ調整領域9a’の螺旋ピッチP9aより大きい。図9に示すように、外まわり部分9hにおいては、嵌合部13,14どうしが目開きされている。
次いで、図10に示すように、曲がり部9c及び不足管部9c’を構成する帯状部材10から主帯材11を剥がして撤去する。補強帯材12は残置する。
続いて、図11に示すように、不足管部9c’及び先端管部9e2、並びに製管装置3を始端9c1へ向けてずらす。これによって、曲がり部9cの補強帯材12の螺旋ピッチが縮まる。かつ不足管部9c’が曲がり部9cに組み込まれていく。好ましくは、終端9c2が曲がり部1cの対応端部に達するまで移動させる。そうすることで、外まわり部分9hにおける螺旋ピッチP9hが、非ピッチ調整領域9a’における螺旋ピッチP9aと同等になる(P9h≒P9a)。内まわり部分9gにおける螺旋ピッチP9gは、外まわり部9h及び非ピッチ調整領域9a’における螺旋ピッチP9h,P9aより小さくなる(P9g<P9h、P9g<P9a)。
図12に示すように、その後、製管を再開する。再度ピッチ調整領域9c,9dが現れる場合は、上記の手順を繰り返す。
このようにして、既設管状体1の更生すべき領域の全体にわたって更生管9を製管する。
図1及び図3に示すように、その後、既設管状体1における強度劣化部1dの内壁1bにモルタルを積層して、充填材層4を形成する。該充填材層4の内部に強度劣化対応部分9dの補強帯材12を埋設する。同様に、既設管状体1における曲がり部1cの内壁1bにもモルタルを充填して、充填材層4を形成し、該充填材層4の内部に曲がり部9cの補強帯材12を埋設する。これによって、ピッチ調整領域9c,9dの補強帯材12が更生管9の内部流路に露出するのを防止でき、補強帯材12の腐食を抑制できる。
好ましくは、充填材層4の内周面を更生管9の非ピッチ調整領域9a’の内周面と面一にして、両内周面どうしが段差無く滑らかに連続するようにする。これによって、更生管9内での流通阻害を防止できる。
また、強度劣化対応部分9dの補強帯材12及び充填材層4によって、強度劣化対応部分9dの強度が発現する。しかも、強度劣化対応部分9dにおける補強帯材12が非ピッチ調整領域9a’より狭い螺旋ピッチであるために、強度劣化対応部分9dにおける更生管9の所要強度を確保することができる。
例えば、既設管状体1の曲がり部1cが強度劣化の激しい強度劣化部1dであり、更生管9の曲がり部9cが強度劣化対応部分9dであることも有り得る。この場合、強度劣化対応を優先し、外まわり部分9hにおける螺旋ピッチP9hを非ピッチ調整領域9a’における螺旋ピッチP9aより小さくすることが好ましい(P9h<P9a)。
曲がり部1cの強度劣化の程度に拘わらず、外まわり部分9hにおける螺旋ピッチP9hを非ピッチ調整領域9a’における螺旋ピッチP9aより小さくしてもよい。
実施形態の帯状部材10は例示であり、本発明は種々の断面形状の帯状部材に適用できる。例えば、図13に示す断面形状の帯状部材10Bを用いてもよい。
帯幅方向に伸縮可能な伸縮部(ベローズ)を有する帯状部材を用いてもよい(特許文献1、2参照)。伸縮部付きの帯状部材で曲がり部9cを製管するときは、外まわり部分9hにおいて伸縮部が伸びることで製管時螺旋ピッチP9h0が広がる。その後、曲がり部9cの主帯材11を撤去することによって、手作業でも、外まわり部分9hの螺旋ピッチP9hを縮める方向へ容易にピッチ調整できる。同様に強度劣化対応部分9dについても主帯材11を撤去することによって容易にピッチ調整でき、伸びた伸縮部を縮める必要はない。
螺旋状に巻回された帯状部材の一周違いに対向する縁部どうしが連結帯材(ジョイナー)を介して連結されることで螺旋管状の更生管が作製されるようになっていてもよい(特許文献1の図4参照)。この場合、帯状部材の主帯材の撤去工程は、連結帯材による連結工程の前に行ってもよく連結工程の後に行ってもよい。
各ピッチ調整領域9c,9dのピッチ調整工程後、製管再開前に充填剤層4の形成による埋設工程を行ってもよい。
更生管9の非ピッチ調整領域9a’と既設管状体1との間にも、充填材層4と同様のモルタルなどの裏込め材を充填してもよい。更生管9が既設管状体1と協働して更生後の強度を担う複合管の場合、前記非ピッチ調整領域9a’の裏込め材は強度部材として所要強度を満たすようにする。更生管9が単独で更生後の強度を担う自立管の場合、前記非ピッチ調整領域9a’の裏込め材は間詰め材として機能すればよい。特に複合管ではピッチ調整領域9c,9dの充填材層4が強度部材として所要強度を満たすことが好ましい。
充填剤層4が、エポキシ系、アクリル系などの樹脂によって構成されていてもよい。
1b 内壁1b
1c 曲がり部(ピッチ調整領域との対応領域)
1d 強度劣化部(ピッチ調整領域との対応領域)
3 製管装置
4 充填材層
9 更生管
9a 直線部
9a’ 非ピッチ調整領域
9c 曲がり部(ピッチ調整領域)
9c’ 不足管部
9d 強度劣化対応部分(ピッチ調整領域)
9e,9e2 先端管部(数巻きの部分)
9h 外まわり部分
9g 内まわり部分
P9a 非ピッチ調整領域の螺旋ピッチ
P9d 強度劣化対応部分の調整後螺旋ピッチ
P9h 外まわり部分の調整後螺旋ピッチ
P9h0 外まわり部分の製管時螺旋ピッチ
10 帯状部材
11 主帯材
12 補強帯材
Claims (5)
- 既設管状体を更生する更生方法であって、
合成樹脂製の主帯材と金属製の補強帯材を含む帯状部材を前記既設管状体の内壁に沿って螺旋状に巻回することによって、螺旋管状の更生管を作製する製管工程と、
前記更生管に設定したピッチ調整領域における帯状部材から主帯材を剥がして撤去する撤去工程と、
前記ピッチ調整領域における残置された補強帯材の螺旋ピッチを縮めるピッチ調整工程と、
前記既設管状体における前記ピッチ調整領域との対応領域の内壁に充填材層を積層して、前記残置された補強帯材を前記充填材層の内部に埋める埋設工程と、
を備えたことを特徴とする既設管状体の更生方法。 - 前記ピッチ調整領域を管路の曲がり部に設定し、
前記ピッチ調整工程において、前記曲がり部の外まわり部分における前記残置された補強帯材の螺旋ピッチを、非ピッチ調整領域における螺旋ピッチと同等又はそれ以下となるよう調整することを特徴とする請求項1に記載の更生方法。 - 前記ピッチ調整領域を前記既設管状体の強度劣化部と対応するように設定し、
前記ピッチ調整工程において、前記強度劣化部と対応するピッチ調整領域に残置された補強帯材の螺旋ピッチを、非ピッチ調整領域における螺旋ピッチより小さくすることを特徴とする請求項1又は2に記載の更生方法。 - 前記更生管が前記ピッチ調整領域を超えて数巻き製管されたとき、製管を一時停止して前記ピッチ調整領域の主帯材の撤去を行った後、前記更生管の前記数巻きの部分を前記ピッチ調整領域へ向けてずらすことを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の更生方法。
- 既設管状体の内壁に沿って螺旋状に巻回された帯状部材からなる螺旋管状の更生管を備え、前記帯状部材が、合成樹脂製の主帯材と、金属製の補強帯材を含み、
前記更生管にはピッチ調整領域が設定され、前記ピッチ調整領域においては、前記帯状部材の主帯材及び補強帯材のうち補強帯材のみ存置され、
かつ存置された補強帯材の螺旋ピッチが非ピッチ調整領域における螺旋ピッチと同等又はそれ以下であり、
更に前記既設管状体における前記ピッチ調整領域との対応領域の内壁に積層された充填材層の内部に、前記存置された補強帯材が埋まっていることを特徴とする既設管状体更生構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019101603A JP7211897B2 (ja) | 2019-05-30 | 2019-05-30 | 既設管状体の更生方法及び更生構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019101603A JP7211897B2 (ja) | 2019-05-30 | 2019-05-30 | 既設管状体の更生方法及び更生構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020192798A true JP2020192798A (ja) | 2020-12-03 |
JP7211897B2 JP7211897B2 (ja) | 2023-01-24 |
Family
ID=73547848
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019101603A Active JP7211897B2 (ja) | 2019-05-30 | 2019-05-30 | 既設管状体の更生方法及び更生構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7211897B2 (ja) |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000254970A (ja) * | 1998-08-10 | 2000-09-19 | Sekisui Chem Co Ltd | 直管部と湾曲部を有する既設管の更生工法及び帯状体の接続部材 |
JP2005240969A (ja) * | 2004-02-27 | 2005-09-08 | Kubota Corp | 既設管の更生方法 |
JP2012026516A (ja) * | 2010-07-23 | 2012-02-09 | Totaku Industries Inc | 管路更生管 |
WO2013005309A1 (ja) * | 2011-07-06 | 2013-01-10 | クボタシーアイ株式会社 | ライニング工法、更生管路、および更生用部材 |
-
2019
- 2019-05-30 JP JP2019101603A patent/JP7211897B2/ja active Active
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000254970A (ja) * | 1998-08-10 | 2000-09-19 | Sekisui Chem Co Ltd | 直管部と湾曲部を有する既設管の更生工法及び帯状体の接続部材 |
JP2005240969A (ja) * | 2004-02-27 | 2005-09-08 | Kubota Corp | 既設管の更生方法 |
JP2012026516A (ja) * | 2010-07-23 | 2012-02-09 | Totaku Industries Inc | 管路更生管 |
WO2013005309A1 (ja) * | 2011-07-06 | 2013-01-10 | クボタシーアイ株式会社 | ライニング工法、更生管路、および更生用部材 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP7211897B2 (ja) | 2023-01-24 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
WO2001084037A1 (fr) | Materiau de reparation de canalisation, structure de reparation, et procede de reparation | |
JP2003314197A (ja) | 管渠の補修方法、及び管渠内補修部構造 | |
JP6218078B2 (ja) | 推進工法用コンクリート推進管 | |
CN112049667A (zh) | 一种隧道二次衬砌中埋式止水带预埋方法及固定装置 | |
JP6518354B2 (ja) | 管渠用ライニング管の連結部材 | |
JP4331818B2 (ja) | 直管部と湾曲部を有する既設管の更生工法及び帯状体の接続部材 | |
JP7211897B2 (ja) | 既設管状体の更生方法及び更生構造 | |
JP2003106476A (ja) | 耐震性管更生工法に於ける管接続装置 | |
KR19990085346A (ko) | 배수로관연결용 거푸집 및 연결장치 | |
US20130302095A1 (en) | Spring Lock Culvert Pipe Liner | |
KR100751969B1 (ko) | 현장제관 관로 설치공법 | |
KR102073510B1 (ko) | 시공여건 수용형 관거 부분보수재 및 이를 이용한 관거 내면 보수공법 | |
JP2020101206A (ja) | 既設管更生用シェルター | |
KR20140012605A (ko) | 관로 갱생관 | |
JP3396410B2 (ja) | 管渠内のライニング管施工方法 | |
JP7501848B2 (ja) | 管路更生工法 | |
JP2024050144A (ja) | 既設管更生方法及び構造 | |
JP7231400B2 (ja) | シェルターおよび既設管の更生方法 | |
JP2019018430A (ja) | 更生管の製管方法及び摩擦低減装置 | |
CN212563276U (zh) | 一种隧道二次衬砌中埋式止水带固定装置 | |
CN220036723U (zh) | 一种承插式多层复合逃生管道 | |
JP2602636B2 (ja) | 既設管のライニング工法 | |
KR20030011836A (ko) | 관로의 보수재, 보수 구조 및 그 보수 방법 | |
CN218378320U (zh) | 管道修复用内衬管 | |
JP7245123B2 (ja) | 既設管状体の更生用帯状部材 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20220222 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20221213 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20221220 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20230112 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 7211897 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |