JP2020191520A - 撮像装置及び撮像装置の制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】回路規模を増大させることなく撮影モードの切り替え期間内にレジスタ設定値の更新が可能な撮像装置を提供する。【解決手段】イメージセンサと、受信した画像データを処理する信号処理装置と、信号処理装置の動作に係る制御データが記憶される第1の記憶手段とを有する撮像装置であって、イメージセンサは、生成した画像データが記憶される第2の記憶手段と、第2の記憶手段に記憶された画像データを信号処理装置に送信する送信手段とを有し、信号処理装置は、レジスタに設定された制御データに応じた処理を画像データに施す処理手段と、撮影モードの切り替えによりレジスタの設定を変更する場合、切り替え後の制御データを第1の記憶手段から第2の記憶手段へ転送させ、第2の記憶手段に記憶させた制御データを送信手段を介して信号処理装置へ送信させる制御手段とを有する。【選択図】図1
Description
本発明は、撮像装置及び撮像装置の制御方法に関する。
撮像装置は、ライブビュー撮影やクロップ機能を用いた撮影等の多くの撮影モードを有する。撮影モードを切り替える際、各モードに応じて様々なハードウェア機能の設定を変更する必要があり、そのために機能設定に係るレジスタの設定値の更新が行われる。また、撮影モードの切り替えは、例えば動画像撮影時の非表示期間(ブランキング期間)内のような、所定期間内での切り替え完了が要求される場合が多い。短い期間内にモードの切り替えを完了するために、レジスタ設定のためのハードウェアを2重に設けて、事前にレジスタ設定可能にした処理装置が提案されている(特許文献1参照)。
しかしながら、従来の処理装置では、2段構成のレジスタを備えるといった冗長な回路実装が必要であり、回路規模が増大してしまうといった課題があった。本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、回路規模を増大させることなく撮影モードの切り替え期間内にレジスタ設定値の更新が可能な撮像装置を提供することを目的とする。
本発明に係る撮像装置は、イメージセンサと、前記イメージセンサから受信した画像データを処理する信号処理装置と、前記信号処理装置の動作に係る制御データが記憶される第1の記憶手段とを有する撮像装置であって、前記イメージセンサは、生成した画像データが記憶される第2の記憶手段と、前記第2の記憶手段に記憶された画像データを前記信号処理装置に送信する送信手段とを有し、前記信号処理装置は、前記制御データが設定されるレジスタを有し、前記レジスタに設定された前記制御データに応じた処理を前記画像データに施す処理手段と、撮影モードの切り替えにより前記レジスタの設定を変更する場合、切り替え後の撮影モードに対応する前記制御データを前記第1の記憶手段から前記第2の記憶手段へ転送させて記憶させ、前記第2の記憶手段に記憶させた前記制御データを前記送信手段を介して前記信号処理装置へ送信させる制御手段とを有することを特徴とする。
本発明によれば、回路規模を増大させることなく撮影モードの切り替え期間内にレジスタ設定値の更新が可能な撮像装置を提供することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施形態における撮像装置100の構成例を示すブロック図である。以下に説明する本実施形態における撮像装置は、デジタルスチルカメラやデジタルビデオカメラ等だけでなく、例えば、スマートフォンやタブレット等の各種携帯機器や、工業用カメラ、車載用カメラ、医療用カメラ等にも適用可能である。本実施形態における撮像装置100は、イメージセンサ110、信号処理装置120、電源制御部130、システム制御部131、主記憶部132、及び不揮発性記憶部133を有する。
イメージセンサ110は、例えばCCDイメージセンサやCMOSイメージセンサ等の撮像素子である。イメージセンサ110は、画像生成部111、記憶部112、設定記憶部113、受信部114、及び送信部115を有する。受信部114は、信号処理装置120から送信された第1の制御データ及び第2の制御データを受信する。第1の制御データは信号処理装置120の内部動作に係る制御データであり、第2の制御データはイメージセンサ110の内部制御に係る制御データである。
設定記憶部113は、受信部114が受信した第2の制御データを記憶する。設定記憶部113に記憶された第2の制御データに基づいて、イメージセンサ110内の各機能部が制御される。画像生成部111は、設定記憶部113に記憶された第2の制御データに基づいたタイミングで受光量に応じた画像データを生成して出力する。記憶部112は、画像生成部111が出力した画像データや受信部114が受信した第1の制御データを記憶する。記憶部112は、第2の記憶手段の一例である。送信部115は、設定記憶部113に記憶された第2の制御データに基づいたタイミングで記憶部112から第1の制御データ及び画像データを読み出して信号処理装置120に送信する。
信号処理装置120は、例えば画像データ等に対する信号処理を行うエンジンである。信号処理装置120は、送信部121、信号処理制御部122、記憶部123、DMA制御部124、第1の記憶制御部125、受信部126、複数の信号処理部127−1〜127−3、第2の記憶制御部128、及び信号バス129を有する。送信部121は、第1の制御データ及び第2の制御データをイメージセンサ110に送信する。
信号処理制御部122は、システム制御部131の指示又は第1の制御データに基づいて、信号処理装置120及びイメージセンサ110を制御する。また、信号処理制御部122は、第1の制御データ、第2の制御データ、及び第3の制御データを生成できる。第3の制御データは、電源制御部130を制御する制御データである。第3の制御データには、電源オン/オフ制御の対象とタイミング、及び第1の制御データを格納している場所の情報が含まれる。信号処理制御部122は、第1の制御データを、送信部121を経由してイメージセンサ110の記憶部112に書き込むか、第1の記憶制御部125を経由して主記憶部132に書き込むかを選択可能となっている。
記憶部123は、信号処理制御部122の制御データを記憶する。DMA制御部124は、ダイレクトメモリアクセスの制御を行う。第1の記憶制御部125は、主記憶部132に対するデータの読み書きを行う。主記憶部132に読み書きされるデータには、第1の制御データが含まれる。受信部126は、イメージセンサ110から送信された第1の制御データ及び画像データを受信する。受信された第1の制御データ及び画像データは、第1の信号処理部127−1に送られる。
第1〜第3の信号処理部127−1〜127−3は、それぞれ入力される画像データに対して処理を行う。第1〜第3の信号処理部127−1〜127−3は、信号処理部間で画像データや第1の制御データの受け渡しが可能となっている。なお、図1に示した例では、3つの信号処理部127−1〜127−3を有しているが、これに限定されるものではなく、信号処理装置120が有する信号処理部127の数は任意である。第2の記憶制御部128は、不揮発性記憶部133に対するデータの読み書きを行う。信号バス129は、信号処理装置120が有する各機能部、システム制御部131、及び電源制御部130を接続する通信バスである。
電源制御部130は、第3の制御データに基づきイメージセンサ110、信号処理装置120、主記憶部132、及び不揮発性記憶部133の電源を制御する。また、電源制御部130は、信号処理装置120の信号処理制御部122に、第1の制御データが格納されている場所を示す起動情報を出力する。システム制御部131は、図示しない外部からの指示に基づき撮像装置全体の制御を行う。主記憶部132は、第1の記憶制御部125と接続される記憶素子であり、例えばDRAMである。主記憶部132は、第1の記憶手段の一例である。不揮発性記憶部133は、第2の記憶制御部128と接続される不揮発性の記憶素子である。不揮発性記憶部133には、例えば信号処理装置120の内部動作に係る初期制御データが格納されている。
図2は、本実施形態における信号処理部127(第1〜第3の信号処理部127−1〜127−3)の構成例を示すブロック図である。信号処理部127は、受信データ選択部201、レジスタ部202、画像処理部203、送信データ調停部204、及びシステムバスインタフェース(システムバスIF)209を有する。
受信データ選択部201は、信号処理部127が受信したデータの種別を判別し、判別結果に応じてデータの送信先を選択する。受信データ選択部201は、受信したデータを用いてレジスタ設定を行う場合には、伝送経路205を介してレジスタ部202へデータを送信し、レジスタ部202のレジスタを設定する。受信データ選択部201は、受信したデータをそのまま後段に送信する場合には、伝送経路206を介して送信データ調停部204へデータを送信する。また、受信データ選択部201は、受信したデータの画像処理を行う場合には、伝送経路207を介して画像処理部203へデータを送信する。
レジスタ部202は、信号処理部127の動作を制御するためのレジスタを有する。レジスタ部202が有するレジスタには撮影モードに対応する値が設定され、レジスタの設定値に応じて、信号処理部127の動作が切り替えられる。画像処理部203は、受信した画像データに対して所定の画像処理を行う。画像処理部203は、例えばレジスタ部202におけるレジスタ設定値に応じた画像処理を画像データに施す。
送信データ調停部204は、伝送経路206を介して受信したデータ及び伝送経路208を介して受信したデータの調停を行い、送信先に応じて後段のブロック又はシステムバスIF209に対してデータを送信する。システムバスIF209は、信号処理装置120の信号バス129とのインタフェースである。システムバスIF209は、画像処理を施したデータを主記憶部132へ送信したり、信号処理制御部122からレジスタ部202へレジスタアクセスしたりする場合の経路となる。
次に、図3を参照して、信号処理部127のデータパス制御に関わる処理について説明する。図3は、本実施形態における信号処理部127の動作例を示すフローチャートである。
信号処理部127で前段のブロックからのデータを受信すると、ステップS301で、受信データ選択部201は、受信したデータの内容を参照して、受信したデータの種別を判定する。受信データ選択部201は、受信したデータが、レジスタ設定用の第1の制御データであるか、又は画像処理部用の画像データであるかを判定する。受信したデータがレジスタ設定用の第1の制御データであると受信データ選択部201が判定した場合には処理はステップS302へ進み、受信したデータが画像データであると受信データ選択部201が判定した場合には処理はステップS304へ進む。
ステップS302では、受信データ選択部201は、更に後続のデータに格納されているアドレス及び設定値の一覧情報に基づいて、自身のレジスタ部202に該当するアドレスが存在するか否かを確認する。自身のレジスタ部202に該当するアドレスが存在すると受信データ選択部201が判定した場合(YES)、ステップS303で、受信データ選択部201は、レジスタ部202に第1の制御データを送信し、該当するアドレスに対し値を設定する。その後、自身のレジスタ部202宛て以外のアドレス及び設定値情報を後段に送信するため、処理はステップS305へ進む。一方、自身のレジスタ部202に該当するアドレスが存在しないと受信データ選択部201が判定した場合(NO)、データを後段に送信するため、処理はステップS305へ進む。
ステップS304では、受信データ選択部201は、受信した画像データを画像処理部203へ送信し、画像処理部203は、画像データに対して所定の画像処理を行う。画像処理後、データを後段に送信するため、処理はステップS305へ進む。
ステップS305では、送信データ調停部204は、受信データ選択部201からのレジスタ設定用の第1の制御データ及び画像処理部203からの画像データを受信すると、調停を行い後段にデータを送信する。送信データ調停部204は、レジスタ設定用の第1の制御データの転送を優先するように調停する。
以上のように、画像データとレジスタ設定用の第1の制御データとに対して、共通の通信路を用いて第1の信号処理部127−1、第2の信号処理部127−2、及び第3の信号処理部127−3にデータを転送する。これにより、信号処理部127−1〜127−3での画像処理とレジスタ設定を実行できる。
次に、図4を用いて、イメージセンサ110の送信部115が送信するデータのデータフォーマットの一例について説明する。イメージセンサ110の送信部115と信号処理装置120の受信部126との間で送受信されるデータは、図4に示すようなパケット構造をしたデータである。パケット400は、START制御コード410、パケットヘッダ420、パケットペイロード430、及びEND制御コード440を有する。1つのパケットとして送受信されるデータは、例えば、画像フレーム内の1ラインの画像データであったり、信号処理装置120内のレジスタ設定を行うための第1の制御データであったりする。
START制御コード410は、信号処理装置120の受信部126にパケットの開始を通知するための情報であり、パケットヘッダ420やパケットペイロード430の中には出現しない一意なデータパターンである。信号処理装置120の受信部126は、受信したデータのSTART制御コード410を判別することにより、パケットの開始位置を判断する。
パケットヘッダ420は、データパケットに関する情報が格納されている。信号処理装置120の受信部126は、START制御コード410受信直後のデータをパケットヘッダ部として認識し、パケット情報を取得する。例えば、信号処理装置120の受信部126は、パケットヘッダ420の情報に基づいて、パケットデータの送信先を決定する。パケットヘッダ420は、データ種別421、エラー訂正情報422、及びCRC423を有する。
データ種別421は、データパケットのデータ内容を示すフィールドである。データ種別421の情報は、画像データ又はレジスタ設定用の第1の制御データのどちらのデータであるかを識別するために用いる。また、画像データである場合、データ種別421には、そのデータパケットが画像フレーム内の先頭ライン及び最終ラインを示す情報を含む。
エラー訂正情報422は、パケットペイロード430に施されるエラー訂正の仕様を示すフィールドである。具体的には、パリティのサイズ、及びパリティを付加する際のデータブロックのサイズに関わる仕様を示す情報である。信号処理装置120の受信部126は、エラー訂正情報422の情報に基づいて、パケットペイロード430に施されるエラー訂正パリティの位置及びサイズを判断する。
CRC423は、パケットヘッダ420のデータが正しく受信できたか否かを判定するためのエラー検知用のフィールドである。信号処理装置120の受信部126は、受信したCRC423の情報に基づいて、パケットヘッダ420のデータの正しさを判断する。
パケットペイロード430は、イメージセンサ110の送信部115により送られる有効データの中身である。具体的には、画像生成部111が生成した画像データであったり、信号処理装置120内のレジスタ設定を行うための第1の制御データであったりする。また、パケットペイロード430は、イメージセンサ110及び信号処理装置120間のデータ通信におけるデータ伝送エラーを訂正するためのエラー訂正情報422を付加して送る。
END制御コード440は、信号処理装置120にパケットの終了位置を通知するための情報であり、パケットヘッダ420やパケットペイロード430の中には出現しない一意なデータパターンである。信号処理装置120は、受信したデータのEND制御コード440を判別することにより、パケットの終了を判断する。
次に、図5を参照して、本実施形態における撮像装置100での撮影モード切り替え時のレジスタ設定に関わる処理について説明する。図5は、本実施形態における撮像装置100での撮影モード切り替えの動作例を示すフローチャートである。以下に説明する動作は、信号処理装置120の信号処理制御部122が撮像装置100の各部を制御することにより実現される。また、以下では、ライブビュー撮影から静止画の画像キャプチャモードへ撮影モードが切り替わる場合を一例として説明する。
ユーザーが図示していない操作部より電源を投入後、静止画撮影モードを開始すると、電子ファインダーにライブビュー表示が開始される。このとき、ステップS501にて、信号処理制御部122は、ライブビュー撮影を開始するために、信号処理装置120の送信部121を介して、イメージセンサ110の設定記憶部113にライブビュー撮影モード開始のための設定を行う。
設定記憶部113にライブビュー撮影モード開始の設定がなされると、ステップS502にて、イメージセンサ110の画像生成部111がライブビュー用の画像データを生成する。イメージセンサ110の画像生成部111により生成されたライブビュー用の画像データは、送信部115を介して信号処理装置120に送信され、信号処理装置120の受信部126で受信される。
次に、ユーザーが図示していない操作部より静止画撮影用のキャプチャ操作を行うと、ステップS503にて、信号処理制御部122は、撮影モード切り替えのための処理を行う。信号処理制御部122は、撮影モードを画像キャプチャモードへ変更するために、信号処理装置120の送信部121を介して、イメージセンサ110の設定記憶部113に、画像キャプチャモード開始のための設定を行う。
設定記憶部113に画像キャプチャモード用の設定が完了すると、ステップS504にて、信号処理制御部122は、モード変更前のライブビュー用の画像フレームの受信が完了したことを示す割込み通知が受信部126より発生するのを待つ。なお、設定記憶部113に画像キャプチャモード用の設定が完了した後、イメージセンサ110は、モード変更直前のライブビュー用の画像データを送信し終えてから、所定のタイミングで次モード(画像キャプチャモード)の画像データを送信する。
ステップS504での処理においては、信号処理装置120の受信部126が、受信した画像データパケットのパケットヘッダ420内のデータ種別421の情報を用いて、画像フレームの最終ラインのデータ受信を判定する。画像フレームの最終ラインであることの判定には、データ種別421内に存在する最終ラインを示す情報を用いるか、又は先頭ラインと受信ライン数を基に最終ラインであることを検出する。受信部126は、最終ラインのデータ受信が完了したと判定すると、信号処理制御部122に対して割込み通知を発生させる。受信部126からの割込みを待機していた信号処理制御部122は、受信部126から割込み通知を受けると(YES)、ステップS505へ進む。
ステップS505にて、信号処理制御部122は、信号処理装置120の信号処理部127−1〜127−3のレジスタ設定を画像キャプチャモード用の設定値に変更するための第1の制御データを送信する。本実施形態では、第1の制御データは、主記憶部132から読み出されて、信号処理装置120の送信部121を介してイメージセンサ110に送信される。イメージセンサ110に送信された第1の制御データは、イメージセンサ110の受信部114で受信されて、記憶部112に記憶される。主記憶部132に記憶されている第1の制御データは、信号処理装置120のDMA制御部124を用いて送信部121へDMA(ダイレクトメモリアクセス)転送される。
次に、ステップS506にて、信号処理制御部122は、主記憶部132から送信部121への第1の制御データの転送が完了したことを示すDMA制御部124からのデータ送信完了割込み通知の受信を待機する。そして、信号処理制御部122は、DMA制御部124からのデータ送信完了割込み通知を受信すると(YES)、ステップS507へ進む。
ステップS507にて、信号処理制御部122は、第3の信号処理部127−3がモード変更前のライブビュー用の画像データに対する画像処理が完了したことを示す第3の信号処理部127−3からの割込み通知の受信を待機する。そして、信号処理制御部122は、第3の信号処理部127−3より画像処理完了の割込み通知を受けると(YES)、ステップS508へ進む。
ステップS508にて、信号処理制御部122は、イメージセンサ110の記憶部112に記憶させた第1の制御データを信号処理装置120へ送信するために、送信部121を介してイメージセンサ110の設定記憶部113に対して送信の設定を行う。記憶部112に記憶した第1の制御データを信号処理装置120へ送信する旨の設定が設定記憶部113になされると、イメージセンサ110は、送信部115を介して第1の制御データの送信を開始する。
次に、ステップS509にて、信号処理制御部122は、信号処理装置120の受信部126が第1の制御データの受信が完了したことを示す割込み通知の受信を待機する。信号処理装置120の受信部126は、第1の制御データをイメージセンサ110の送信部115から受信すると、受信したデータを第1の信号処理部127−1に転送するとともに、受信完了の割込み通知を信号処理制御部122に発行する。第1の信号処理部127−1は、受信部126より受信した第1の制御データを基に自身のレジスタに設定値を設定するとともに、第2の信号処理部127−2に第1の制御データを転送する。以上のように、信号処理部127−1〜127−3の前段から後段に順次第1の制御データを転送することにより、信号処理部127−1〜127−3のレジスタ設定を完了させる。信号処理制御部122は、受信部126からの第1の制御データの受信完了割込み通知を受信すると(YES)、ステップS510へ進む。
ステップS510にて、信号処理制御部122は、第1の制御データの受信を完了し、かつ、信号処理部127−1〜127−3のレジスタ設定が完了したと判断して、撮影モード切り替え完了処理を実施する。モード切り替え完了処理は、例えば信号処理部以外の機能部のレジスタ設定値の変更等である。撮影モード切り替え処理が完了すると、信号処理制御部122は、ステップS502に戻り新しい撮影モードでの画像受信を行う。
次に、図6を参照して、本実施形態における撮影モード切り替え時の一例を説明する。前述した説明と同様に、ライブビュー撮影から静止画の画像キャプチャへ撮影モードが切り替わる場合を一例として説明する。
まず、ライブビュー撮影実行時、イメージセンサ110の送信部115からライブビュー表示用の画像データが送信されている。図5に示したステップS503において、撮影モード切り替えのための第2の制御データ601が信号処理装置120の送信部121から送信され、時刻T1において、イメージセンサ110に撮影モード切り替えのための設定が完了する。イメージセンサ110は、撮影モード切り替え設定が完了したら、現在送信している画像フレームの最終ラインまで送信を継続する。
時刻T2において、イメージセンサ110の送信部115からのライブビュー撮影モードでの最後の画像データの送信が完了する。イメージセンサ110から画像フレームのデータを送信完了したので、イメージセンサ110は、記憶部112にデータを記憶できる状態になっている。信号処理制御部122は、受信部126から画像フレーム受信完了の割込み通知を受信すると、第1の制御データを主記憶部132からイメージセンサ110の記憶部112へ転送するためにDMA制御部124を用いてデータ転送を開始する。そして、画像キャプチャモードに対応する第1の制御データ601の送信が開始され、時刻T3において、第1の制御データ602のDMA転送が完了する。また、信号処理装置120の送信部121から第1の制御データがイメージセンサ110に送信され、イメージセンサ110の受信部114で受信されて記憶部112に記憶される。
次に、時刻T4において、信号処理装置120によるライブビュー撮影モードでの最後の画像データの画像処理が完了する。この時点で、次モードのレジスタ設定を開始してよい状態になる。信号処理制御部122は、第3の信号処理部127−3から画像処理完了の割込み通知を受信すると、イメージセンサ110の記憶部112に記憶している第1の制御データの送信指示を行うため、イメージセンサ110に第2の制御データ603を送信する。時刻T5において、第2の制御データ603の送信が完了すると、イメージセンサ110は、記憶部112に記憶している画像キャプチャモードに対応する第1の制御データの送信を開始する。時刻T6において、イメージセンサ110から信号処理装置120への第1の制御データ604の送信が完了すると、レジスタ設定処理605が実行され、信号処理部127−1〜127−3のレジスタ設定が更新され、次の撮影モードの準備が完了する。次に、時刻T7において、撮影モード切り替え後の最初の画像データがイメージセンサ110の送信部115より送信される。
ここで、撮影モード切り替えのための信号処理部127のレジスタ設定値の変更は、撮影モード切り替え前の最終画像の処理を完了した時刻T4から、撮影モード切り替え後の先頭画像を受信する時刻T7までの期間612に完了することが要求される。信号処理制御部122が、主記憶部132に記憶されているレジスタ設定用の第1の制御データを直接信号処理部127のレジスタへ設定を行うと、時刻T4から時刻T7までの期間612で設定処理を完了させなければいけない。この期間に主記憶部132のアクセス帯域がビジー状態になっていると、レジスタ設定が完了できない場合がある。
そのため本実施形態では、撮影モード切り替え前の最終画像を受信した時刻T2から、撮影モード切り替え前の最終画像の画像処理が完了した時刻T4までの期間611に、第1の制御データを主記憶部132から記憶部112に転送して準備する。これにより、撮影モード切り替え時の短いレジスタ設定期間612でも撮影モード切り替えのためのレジスタ設定が完了できる。したがって、本実施形態における撮像装置は、回路規模を増大させることなく撮影モードの切り替え期間内にレジスタ設定値の更新が可能となる。
なお、本発明はこの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。例えば、第1の制御データを送信部115が送信し受信部126が受信する通信路と、第1の制御データを送信部121が送信し受信部114が受信する通信路とを共通にし、半二重通信で接続しても良い。また、第1の制御データを送信部115が送信し受信部126が受信する通信路と、画像データを送信部115が送信し受信部126が受信する通信路とを共通にしてもよい。また、第1の制御データを送信部121が送信し受信部114が受信する通信路と、第1の制御データ及び画像データを送信部115が送信し受信部126が受信する通信路とを共通にし、半二重通信で接続しても良い。
(本発明の他の実施形態)
本発明は、前述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読み出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
本発明は、前述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読み出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
なお、前記実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化のほんの一例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその技術思想、又はその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
100:撮像装置 110:イメージセンサ 111:画像生成部 112:記憶部 113:設定記憶部 114:受信部 115:送信部 120:信号処理装置 121:送信部 122:信号処理制御部 123:記憶部 124:DMA制御部 125:記憶制御部 126:受信部 127:信号処理部 131:システム制御部 132:主記憶部
Claims (13)
- イメージセンサと、前記イメージセンサから受信した画像データを処理する信号処理装置と、前記信号処理装置の動作に係る制御データが記憶される第1の記憶手段とを有する撮像装置であって、
前記イメージセンサは、
生成した画像データが記憶される第2の記憶手段と、
前記第2の記憶手段に記憶された画像データを前記信号処理装置に送信する送信手段とを有し、
前記信号処理装置は、
前記制御データが設定されるレジスタを有し、前記レジスタに設定された前記制御データに応じた処理を前記画像データに施す処理手段と、
撮影モードの切り替えにより前記レジスタの設定を変更する場合、切り替え後の撮影モードに対応する前記制御データを前記第1の記憶手段から前記第2の記憶手段へ転送させて記憶させ、前記第2の記憶手段に記憶させた前記制御データを前記送信手段を介して前記信号処理装置へ送信させる制御手段とを有することを特徴とする撮像装置。 - 前記制御手段は、切り替え前の撮影モードで生成された画像データの前記イメージセンサから前記信号処理装置への送信が完了した後に、前記制御データの前記第1の記憶手段から前記第2の記憶手段への転送を開始させることを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
- 前記制御手段は、前記イメージセンサから前記信号処理装置へ送信される、切り替え前の撮影モードで生成された画像データが画像フレームの最終ラインであることを検出すると、前記制御データの前記第1の記憶手段から前記第2の記憶手段への転送を開始させることを特徴とする請求項2記載の撮像装置。
- 前記制御手段は、切り替え前の撮影モードで生成された画像データに対する前記処理手段での処理が完了した後に、前記制御データの前記第2の記憶手段から前記信号処理装置へ送信を開始させることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の撮像装置。
- 前記第1の制御データは、前記レジスタのアドレスに係る情報及び前記レジスタの設定値に係る情報を有することを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の撮像装置。
- 前記信号処理装置は、複数の前記処理手段を有し、前記送信手段を介して送信された前記制御データを受信すると、受信した前記制御データを前段の前記処理手段から後段の前記処理手段へ順に転送することを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載の撮像装置。
- 前記複数の処理手段の間において、前記画像データ及び前記制御データは、共通の通信路を用いて転送されることを特徴とする請求項6記載の撮像装置。
- イメージセンサと、前記イメージセンサから受信した画像データを処理する信号処理装置と、前記信号処理装置の動作に係る制御データが記憶される第1の記憶手段とを有する撮像装置の制御方法であって、
前記イメージセンサが生成した画像データを前記イメージセンサが有する第2の記憶手段に記憶する工程と、
前記第2の記憶手段に記憶された画像データを送信手段を介して前記信号処理装置に送信する工程と、
レジスタに設定された前記制御データに応じた処理を前記画像データに施す処理手段のレジスタの設定を撮影モードに応じて変更する工程とを有し、
前記レジスタの設定を変更する工程は、
切り替え後の撮影モードに対応する前記制御データを前記第1の記憶手段から前記第2の記憶手段へ転送させて記憶させる工程と、
前記第2の記憶手段に記憶させた前記制御データを前記送信手段を介して前記信号処理装置へ送信させる工程とを有することを特徴とする撮像装置の制御方法。 - 前記レジスタの設定を変更する工程では、切り替え前の撮影モードで生成された画像データの前記イメージセンサから前記信号処理装置への送信が完了した後に、前記制御データの前記第1の記憶手段から前記第2の記憶手段への転送を開始させることを特徴とする請求項8記載の撮像装置の制御方法。
- 前記レジスタの設定を変更する工程では、前記イメージセンサから前記信号処理装置へ送信される、切り替え前の撮影モードで生成された画像データが画像フレームの最終ラインであることを検出すると、前記制御データの前記第1の記憶手段から前記第2の記憶手段への転送を開始させることを特徴とする請求項9記載の撮像装置の制御方法。
- 前記レジスタの設定を変更する工程では、切り替え前の撮影モードで生成された画像データに対する前記処理手段での処理が完了した後に、前記制御データの前記第2の記憶手段から前記信号処理装置へ送信を開始させることを特徴とする請求項8〜10の何れか1項に記載の撮像装置の制御方法。
- 前記制御データは、前記レジスタのアドレスに係る情報及び前記レジスタの設定値に係る情報を有することを特徴とする請求項8〜11の何れか1項に記載の撮像装置の制御方法。
- 前記信号処理装置が複数の前記処理手段を有し、前記送信手段を介して送信された前記制御データを受信すると、受信した前記制御データを前段の前記処理手段から後段の前記処理手段へ順に転送することを特徴とする請求項8〜12の何れか1項に記載の撮像装置の制御方法。
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JP2019095147A JP2020191520A (ja) | 2019-05-21 | 2019-05-21 | 撮像装置及び撮像装置の制御方法 |
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CN113315913A (zh) * | 2021-05-21 | 2021-08-27 | Oppo广东移动通信有限公司 | 图像传感器控制方法及相关产品 |
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2019
- 2019-05-21 JP JP2019095147A patent/JP2020191520A/ja active Pending
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