JP2020191430A - ウェーハの処理方法及びテープ剥離装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】保護テープを剥離するときに、ウェーハに生じている欠けが伸展することを防止する。【解決手段】表面側にデバイスが形成されたウェーハの処理方法であって、ウェーハの表面側に保護テープを貼り付ける保護テープ貼り付けステップと、保護テープが貼り付けられたウェーハの表面とは反対側に位置する裏面側を研削してウェーハを薄化する研削ステップと、研削ステップ後に、ウェーハの外周縁に欠けがあるか否かを検査する検査ステップと、検査ステップ後に、外周縁の欠けが無い位置から保護テープの剥離を開始して、ウェーハから保護テープを剥離する保護テープ剥離ステップと、を備えるウェーハの処理方法を提供する。【選択図】図3

Description

本発明は、ウェーハの表面側から保護テープを剥離するウェーハの処理方法、及び、ウェーハの表面側から保護テープを剥離するテープ剥離装置に関する。
携帯電話機やパーソナルコンピュータに代表される電子機器では、電子回路等のデバイスを有するデバイスチップが使用される。デバイスチップを製造するためには、まず、ウェーハの表面側を分割予定ライン(ストリート)で複数の領域に区画し、この複数の領域の各々にデバイスを形成する。
デバイス形成後、研削装置を用いてウェーハの裏面側を研削して、ウェーハを所定の厚さまで薄化する。研削装置は、通常、ウェーハ等の被加工物を吸引して保持するチャックテーブルと、チャックテーブルの保持面に対向する様に設けられた研削ユニットとを備える(例えば、特許文献1を参照)。
研削ユニットは、スピンドルと、スピンドルの一端に固定された円盤状のホイールマウントと、スピンドルとは反対側のホイールマウントの一面側に固定される円環状の研削ホイールとを含む。また、ホイールマウントとは反対側の研削ホイールの一面側の外周部分には、複数の研削砥石が環状に配列されている。
ウェーハの裏面側を研削する前には、まず、表面側のデバイスの損傷を防ぐべく、表面側に保護テープを貼り付ける。その後、研削ステップを行う。研削ステップでは、まず、チャックテーブルでウェーハの表面側を吸引して保持し、当該チャックテーブルを回転させる。
次に、チャックテーブルと同じ回転方向にスピンドルを高速で回転させながら、研削ユニットを下方に移動させて研削砥石をウェーハの裏面側に押し当てる。これにより、ウェーハの裏面側が研削される。なお、研削ステップでは、高速で回転する研削砥石がウェーハの外周縁に衝突することで、ウェーハの外周縁に微細な欠けが生じる場合がある。
研削ステップ後、ウェーハを切削する前には、まず、ウェーハの裏面側にダイシングテープを貼り付けて、次に、表面側に貼り付けられていた保護テープを剥離する。その後、切削装置等を用いてウェーハを分割予定ラインに沿って切削することにより、ウェーハを複数のデバイスチップに分割する。
特開2004−322247号公報
ところで、表面側に貼り付けられた保護テープを剥離するとき、ウェーハの外周縁の欠けが生じた位置から保護テープの剥離を開始すると、ウェーハに印加される外力によりウェーハの欠けが伸展する恐れがある。
本発明は係る問題点に鑑みてなされたものであり、保護テープを剥離するときに、ウェーハに生じている欠けが伸展することを防止することを目的とする。
本発明の一態様によれば、表面側にデバイスが形成されたウェーハの処理方法であって、該ウェーハの該表面側に保護テープを貼り付ける保護テープ貼り付けステップと、該保護テープが貼り付けられた該ウェーハの該表面とは反対側に位置する裏面側を研削して該ウェーハを薄化する研削ステップと、該研削ステップ後に、該ウェーハの外周縁に欠けがあるか否かを検査する検査ステップと、該検査ステップ後に、該外周縁の欠けが無い位置から該保護テープの剥離を開始して、該ウェーハから該保護テープを剥離する保護テープ剥離ステップと、を備えるウェーハの処理方法が提供される。
好ましくは、該ウェーハは該外周縁に結晶方位を示す切り欠きを有し、該検査ステップでは、該切り欠きを基準に該外周縁に該欠けがあるか否かを検査するとともに、該欠けが無い位置を特定する。
好ましくは、ウェーハの処理方法は、該裏面側が露出する態様で該ウェーハを環状フレームの開口に配置して、該ウェーハの該裏面と該環状フレームの一面とにダイシングテープを貼り付けることで、フレームユニットを形成するフレームユニット形成ステップを更に備える。
本発明の他の態様によれば、外周縁に結晶方位を示す切り欠きを有し表面側にデバイスが形成された円盤状のウェーハの該表面側に貼り付けられた保護テープを剥離するテープ剥離装置であって、該ウェーハの該外周縁に欠けがあるか否かを検査する欠け検査ユニットと、該保護テープが露出する態様で該ウェーハの裏面側を保持する保持テーブルと、該保持テーブルで保持された該ウェーハに対して、該外周縁の欠けが無い位置から該ウェーハの中央に向かって該保護テープの剥離を開始する保護テープ剥離ユニットと、を備えるテープ剥離装置が提供される。
本発明の一態様に係るウェーハの処理方法では、研削ステップ後に、ウェーハの外周縁に欠けがあるか否かを検査する(検査ステップ)。そして、検査ステップ後に、外周縁の欠けが無い位置から保護テープの剥離を開始して、ウェーハから保護テープを剥離する(保護テープ剥離ステップ)。これにより、外周縁に生じている欠けが伸展することを防止できる。それゆえ、欠けを起点としてひび等がデバイスにまで伸展し、デバイスが破損することを防止できる。
ウェーハユニットの斜視図である。 簡略化した加工装置の上面図である。 ウェーハの外周縁を検査する様子を示す斜視図である。 検査ステップの結果の一例を示すウェーハの上面図である。 フレームユニットの斜視図である。 ウェーハから保護テープを剥離する様子を示す一部断面側面図である。 保護テープを剥離するときのフレームユニットの上面図である。 ウェーハの処理方法の一例を示すフロー図である。
添付図面を参照して、本発明の一態様に係る実施形態について説明する。まず、図1を参照して、ウェーハ11について説明する。本実施形態のウェーハ11は、円盤状のシリコン基板を有する。
なお、ウェーハ11を構成する基板の材質、形状、構造、大きさ等に制限はない。例えば、基板は、他の半導体(GaAs、InP、GaN)、複酸化物(LiNbO(以下、LN)、LiTaO(以下、LT))、サファイア、ガラス、セラミックス等の材料によって形成されていてもよい。
ウェーハ11の表面11a側は、互いに交差するように格子状に配列された複数の分割予定ライン(ストリート)15によって複数の領域に区画されている。複数の領域の各々には、IC(Integrated Circuit)、LSI(Large Scale Integration)、LED(Light Emitting Diode)等のデバイス13が形成されている。なお、デバイス13の種類、数量、形状、構造、大きさ、配置等に特に制限はない。
ウェーハ11は、外周縁にノッチ(切り欠き)11cを有する。ノッチ11cは、シリコン基板の結晶方位を示す。図1に示す様に、ノッチ11cは、表面11aから、表面11aの反対側に位置する裏面11bまで形成されている。なお、ウェーハ11は、ノッチ11cに代えて、シリコン基板の結晶方位を示すオリエンテーションフラット(切り欠き)を有してもよい。
次に、ウェーハ11の表面11a側に円形の保護テープ17が貼り付けられたウェーハユニット19について説明する。図1は、ウェーハユニット19の斜視図である。保護テープ17は、表面11a側を保護するための弾性部材であり、樹脂等で形成されている。
保護テープ17は、例えば、樹脂で形成された基材層を有する。基材層は、ポリオレフィン(PO)やポリ塩化ビニル(PVC)、ポリエチレンテレフタラート(PET)等で形成されている。
基材層の一面の全体には、糊層(粘着層)が形成されている。粘着層は、例えば、紫外線硬化型の樹脂であり、ゴム系、アクリル系、シリコーン(silicone)系等の樹脂で形成されている。
紫外線硬化型の樹脂は、紫外線が照射される前は強い粘着力を有するが、一度、紫外線(UV)が照射されると、粘着力が低下する。保護テープ17を表面11a側に貼り付けることにより、ウェーハ11の裏面11bを研削及び研磨するときのデバイス13の損傷を防止できる。
次に、ウェーハ11を加工する加工装置2について説明する。図2は、簡略化した加工装置2の上面図である。加工装置2は、研削研磨装置4等の複数の装置を有する。まず、研削研磨装置4について説明する。
研削研磨装置4は、略直方体形状の基台6を有する。なお、図2では、基台6の横方向をX軸方向とし、基台6の縦方向をY軸方向とし、基台6の高さ方向をZ軸方向とする。基台6のY軸方向の一方(例えば、−Y方向)側の縁部には、上面視においてX軸方向に長辺を有しY軸方向に短辺を有する矩形状のカセット載置台8が設けられている。
カセット載置台8上には、X軸方向に並ぶ態様で2つのカセット10a及び10bが載置されている。本実施形態のカセット10aには、同一の加工条件で加工される複数のウェーハユニット19が収容されている。
これに対して、カセット10bには、加工前の時点でウェーハユニット19は収容されていない。カセット10bには、例えば、各々後述する研磨ステップ後且つ検査ステップ前のウェーハユニット19が収容される。
カセット載置台8よりも基台6のY軸方向の他方(例えば、+Y方向)側には、カセット10a及び10b等にアクセス可能な搬送ロボット12が設けられている。搬送ロボット12のY軸方向の他方(例えば、+Y方向)側、且つ、X軸方向の一方(例えば、−X方向)側には、位置決めテーブル14が設けられている。
位置決めテーブル14は、例えば、複数の位置決めピン(不図示)を有する。複数の位置決めピンが所定方向に移動することで、位置決めテーブル14に載置されたウェーハユニット19の位置が調整される。
位置決めテーブル14のY軸方向の他方(例えば、+Y方向)側、且つ、X軸方向の他方(例えば、+X方向)側には、円盤状のターンテーブル16が設けられている。ターンテーブル16は、基台6上で回転可能である。
ターンテーブル16は、位置決めテーブル14に最も近い搬入搬出領域Aと、搬入搬出領域Aから上面視で時計回りに90度進んだ粗研削領域Bと、粗研削領域Bから上面視で時計回りに90度進んだ仕上げ研削領域Cと、仕上げ研削領域Cから上面視で時計回りに90度進んだ研磨領域Dとを有する。
ターンテーブル16の上面を四等分した各四分円の領域には、チャックテーブル18が設けられている。各チャックテーブル18の上部には、多孔質部材で形成されたポーラス板が設けられており、このポーラス板は、エジェクタ等の吸引源(不図示)に一端が接続された吸引路(不図示)を内部に有する。
吸引路の他端は、ポーラス板の表面に露出しており、吸引源を動作させると、ポーラス板の表面には負圧が生じる。これにより、ポーラス板の表面は、ウェーハユニット19を吸引して保持する保持面として機能する。
各チャックテーブル18は、上面視で時計回りにターンテーブル16を回転させることにより時計回りに移動する。例えば、1つのチャックテーブル18は、搬入搬出領域A、粗研削領域B、仕上げ研削領域C、及び、研磨領域Dの順に移動し、その後、再び、搬入搬出領域Aに戻される。
粗研削領域Bの近傍には、第1のZ軸移動機構(不図示)が設けられている。第1のZ軸移動機構は、Z軸方向に概ね平行な一対のZ軸ガイドレール(不図示)を含む。一対のZ軸ガイドレールには、Z軸移動プレート(不図示)がスライド可能に取り付けられている。
Z軸移動プレートの裏面側には、ナット部(不図示)が設けられており、このナット部には、一対のZ軸ガイドレールの間でZ軸方向に沿って設けられたZ軸ボールネジ(不図示)が、回転可能な態様で連結している。
Z軸ボールネジの一端部には、Z軸パルスモーター(不図示)が連結されており、Z軸パルスモーターでZ軸ボールネジを回転させれば、Z軸移動プレートは、Z軸ガイドレールに沿ってZ軸方向に移動する。
Z軸移動プレートの表面側には、固定具(不図示)が設けられている。固定具は、ウェーハ11の裏面11b側を粗研削するための粗研削ユニット20をZ軸移動プレートに固定している。粗研削ユニット20は、固定具に固定された筒状のスピンドルハウジング(不図示)を備える。
スピンドルハウジングには、Z軸方向に対して平行な回転軸となるスピンドル(不図示)が回転可能な状態で収容されている。スピンドルの上端部には、スピンドルモーター(不図示)が連結されている。
スピンドルの下端部は、スピンドルハウジングの外部に露出しており、この下端部には、ステンレス鋼等の金属材料で形成された円盤状のホイールマウント(不図示)の上面側が固定される。
また、ホイールマウントの下面側には、ホイールマウントと概ね同径に構成された円環状の粗研削ホイール(不図示)が装着される。ホイールマウントに装着された粗研削ホイールは、粗研削領域Bに位置するチャックテーブル18の保持面に対向する。
粗研削ホイールは、ステンレス鋼等の金属材料で形成された略円環状のホイール基台を有する。ホイールマウントとは反対側に位置するホイール基台の下面側には、複数の研削砥石(不図示)が環状に装着されている。
研削砥石は、例えば、金属、セラミックス、樹脂等の結合材に、ダイヤモンド、cBN(cubic boron nitride)等の砥粒を混合して形成される。ただし、結合材や砥粒に制限はなく、研削砥石の仕様に応じて適宜選択できる。
仕上げ研削領域Cの近傍には、第2のZ軸移動機構(不図示)が設けられている。第2のZ軸移動機構は、第1のZ軸移動機構と同じである。第2のZ軸移動機構のZ軸移動プレート(不図示)には仕上げ研削ユニット22が固定されている。
仕上げ研削ユニット22の構造は、粗研削ユニット20の構造と略同じである。但し、仕上げ研削ユニット22の研削砥石の砥粒の大きさの平均値は、粗研削ユニット20の研削砥石の砥粒の大きさの平均値よりも小さい。
研磨領域Dの近傍には、第3のZ軸移動機構(不図示)が設けられている。第3のZ軸移動機構は、第1のZ軸移動機構と同じである。第3のZ軸移動機構のZ軸移動プレート(不図示)には研磨ユニット24が固定されている。
研磨ユニット24の構造は、粗研削ユニット20の構造と略同じであるが、研磨ユニット24のホイールマウントには、粗研削ホイールに代えて、研磨ホイール(不図示)が装着されている。
研磨ホイールは、略円盤状のホイール基台を有する。ホイールマウントとは反対側に位置するホイール基台の下面側には、研磨パッドが装着されている。研磨パッドは、ポリウレタン(PU)等の高分子発泡体と、高分子発泡体に分散された砥粒とを有する。なお、高分子発泡体に代えて不織布が用いられてもよい。
位置決めテーブル14の近傍には、第1の搬送アーム(不図示)が設けられている。第1の搬送アームは、位置決めテーブル14で位置が調整されたウェーハユニット19を、搬入搬出領域Aに位置するチャックテーブル18へ搬送する。
位置決めテーブル14の近傍には、第1の搬送アームとは別の第2の搬送アーム(不図示)が設けられている。また、位置決めテーブル14のY軸方向の一方(例えば、−Y方向)側には、スピンナ洗浄装置26が設けられている。
第2の搬送アームは、研磨ステップ後に搬入搬出領域Aに戻されたチャックテーブル18上のウェーハユニット19を、スピンナ洗浄装置26へ搬送する。スピンナ洗浄装置26は、研削及び研磨後のウェーハ11等を純水等の洗浄液で洗浄する。
次に、加工装置2を構成する他の装置について説明する。スピンナ洗浄装置26のX軸方向の一方(例えば、−X方向)側には、UV(紫外線)照射装置30が設けられている。UV照射装置30は、例えば、紫外線が透過可能なテーブル32を有する。このテーブル32の下方にはUV光源(不図示)が設けられている。
UV照射装置30のX軸方向の一方(例えば、−X方向)側には、テープマウンタ34が設けられている。また、UV照射装置30及びテープマウンタ34上には、共通搬送ユニット36が設けられている。
共通搬送ユニット36は、X軸方向に沿うレール部36aを有する。このレール部36aには、X軸方向に沿って移動可能な態様でアーム部36bの一端部が連結されている。アーム部36bの一端部は、X−Y平面で回転可能である。アーム部36bの他端部(先端部)には、ハンド部が設けられており、このハンド部は、ウェーハ11を吸着するための吸着機構を備える。
テープマウンタ34は、略直方体形状の基台40を有する。X軸方向の他方(例えば、+X方向)側、且つ、Y軸方向の一方(例えば、−Y方向)側の基台40の角部には、検査テーブル42が設けられている。
検査テーブル42は、例えば、ウェーハユニット19をテープマウンタ34から取り出してウェーハ11の加工状況等を検査する場合に使用される。なお、検査の必要がない場合には、検査テーブル42は使用されなくてもよい。
検査テーブル42のY軸方向の他方(例えば、+Y方向)側に位置するアライメント領域Eには、ウェーハ11の外周縁に欠けがあるか否かを検査する欠け検査ユニット44が設けられている。欠け検査ユニット44は、チャックテーブル44aを有する。
チャックテーブル44aは、下方に設けられたY軸移動機構(不図示)によりY軸方向に沿って移動可能である。更に、チャックテーブル44aは、下方に設けられた回転機構(不図示)により、X−Y平面で回転可能である。チャックテーブル44aの上部には、チャックテーブル18と同様のポーラス板が設けられており、このポーラス板の表面は保持面として機能する。
欠け検査ユニット44は、被写体を可視光で撮像するカメラユニット44bを更に有する。カメラユニット44bは、対物レンズ(不図示)、撮像素子(不図示)等を含む。なお、対物レンズは、下向きに(即ち、チャックテーブル44aに対向する様に)設けられている。
アライメント領域EのY軸方向の他方(例えば、+Y方向)側に位置するフレーム載置領域Fの近傍には、フレーム搬送装置(不図示)が設けられている。フレーム搬送装置は、フレーム載置領域Fに位置付けられたチャックテーブル44a上に、金属製の環状フレーム21を配置する。
フレーム載置領域FのY軸方向の他方(例えば、+Y方向)側に位置するダイシングテープ貼り付け領域Gには、テープ体46aが設けられている。テープ体46aは、チャックテーブル44aよりも上方に位置する。
テープ体46aのY軸方向の一方(例えば、−Y方向)側には、テープ体46aから繰り出されたダイシングテープ23をウェーハ11に対して押圧するための加圧ローラー46bが設けられている。更に、テープ体46aの近傍には、ダイシングテープ23を円形に切り取るためのカッター(不図示)も設けられている。
ダイシングテープ貼り付け領域GのX軸方向の一方(例えば、−X方向)側に位置する保護テープ剥離領域Hには、保護テープ剥離装置48が設けられている。保護テープ剥離装置48は、ウェーハ11に貼り付けられた保護テープ17を剥離するための保護テープ剥離ユニット48aを有する。
保護テープ剥離ユニット48aは、アーム部を有する。アーム部の先端部には、互いに向き合う様に設けられた一対の板部を含む把持部58aが設けられている(図6参照)。一方の板部を他方の板部に相対的に近づけることで、一対の板部はテープ等の薄膜を把持できる(図6参照)。
保護テープ剥離ユニット48aの下方には、チャックテーブル(保持テーブル)48bが設けられている。チャックテーブル48bは、その下方に設けられたY軸移動機構(不図示)によりY軸方向(即ち、Y軸方向)に沿って移動可能である。チャックテーブル48bは、チャックテーブル44aと同様のポーラス板を有し、ポーラス板の表面は保持面として機能する。
上述のフレーム載置領域Fの上方には、移動ユニット50が設けられている。移動ユニット50は、チャックテーブル48b及びチャックテーブル44aのY軸方向に沿う移動領域を横断する様に、この移動領域上に設けられている。移動ユニット50は、X軸方向に沿う長手部を有するレール部50aを含む。レール部50aには、その長手部に沿って移動可能なアーム部50bが設けられている。
アーム部50bは、保護テープ17付きウェーハ11と環状フレーム21とがダイシングテープ23を介して一体化されたフレームユニット27を、チャックテーブル44aから取り出し、上下反転させてた上で、チャックテーブル48bに載置する。
保護テープ剥離領域HのY軸方向の一方(例えば、−Y方向)側には、搬入領域Iが存在する。搬入領域IのY軸方向の一方(例えば、−Y方向)側には、カセット載置台52が設けられている。
カセット載置台52上には、カセット54が載置される。カセット54には、保護テープ剥離ユニット48aにより保護テープ17が剥離されたフレームユニット27が収容される。
加工装置2は、研削研磨装置4、UV照射装置30、テープマウンタ34等の動作を制御する制御部(不図示)を更に有する。制御部は、CPU(Central Processing Unit)等の処理装置や、フラッシュメモリ等の記憶装置を含むコンピュータによって構成される。
記憶装置に記憶されるプログラム等のソフトウェアに従い処理装置を動作させることによって、制御部は、ソフトウェアと処理装置(ハードウェア資源)とが協働した具体的手段として機能する。
次に、図1から図8を用いて、ウェーハ11の処理方法について説明する。図8は、ウェーハ11の処理方法の一例を示すフロー図である。本実施形態では、ウェーハ11の表面11a側に保護テープ17を貼り付けた後に裏面11b側を研削、研磨及び洗浄し、その後、裏面11b側にダイシングテープ23を貼り付ける。次いで、表面11a側から保護テープ17を剥離する。
まず、図1に示す様に、ウェーハ11の表面11a側に保護テープ17を貼り付ける(保護テープ貼り付けステップ(S10))。例えば、表面11aよりも大きな面積を有する矩形の保護テープ17の粘着層側を表面11a側に貼り付ける。次いで、カッター(不図示)等で、ウェーハ11の外周縁に沿って保護テープ17を切り取る。これにより、ウェーハユニット19を形成する。
なお、同様に、保護テープ貼り付けステップ(S10)を経て、複数のウェーハユニット19を形成してもよい。複数のウェーハユニット19は、金属又はプラスチックで形成された直方体形状のカセット10a(図2参照)に収容される。その後、カセット10aは加工装置2へ搬送され、各ウェーハユニット19のウェーハ11は、加工装置2により加工(処理)される。
次に、研削研磨装置4を用いて、ウェーハ11の裏面11b側を加工する。このために、まず、搬送ロボット12を用いて、カセット10aから位置決めテーブル14にウェーハユニット19を搬入する。
位置決めテーブル14でウェーハユニット19の位置を調整した後、第1の搬送アームを用いて、位置決めテーブル14から搬入搬出領域Aに位置するチャックテーブル18にウェーハユニット19を搬入する。
このとき、ウェーハユニット19は、ウェーハ11の裏面11b側が露出し且つ表面11a側がチャックテーブル18の保持面に対向する様に、チャックテーブル18に搬入される。その後、吸引源を動作させて、ウェーハ11の表面11a側を保持面で保持する。
次いで、ターンテーブル16を上面視で時計回りに90度回転させて、ウェーハユニット19を搬入搬出領域Aから粗研削領域Bに移動させる。そして、ウェーハ11の裏面11b側を研削してウェーハ11を薄化する(研削ステップ(S20))。研削ステップ(S20)では、まず、粗研削ユニット20で、ウェーハ11の裏面11b側を研削して、ウェーハ11を所定厚さだけ除去する。
次いで、ターンテーブル16を上面視で時計回りに90度回転させて、ウェーハユニット19を粗研削領域Bから仕上げ研削領域Cに移動させる。そして、仕上げ研削ユニット22を用いて、ウェーハ11の裏面11b側を研削する。これにより、粗研削直後に比べて、裏面11bの凹凸の程度を低くできる。
なお、研削ステップ(S20)では、環状に配列された複数の研削砥石のうち、半円弧の領域を裏面11b側に接触させる(即ち、インフィード研削)。このとき、粗研削及び仕上げ研削の研削ステップ(S20)では、高速で回転する研削砥石がウェーハ11の外周縁に衝突することで、ウェーハ11の外周縁に微細な欠けが生じる場合がある。
研削ステップ(S20)後、ターンテーブル16を上面視で時計回りに90度回転させて、ウェーハユニット19を仕上げ研削領域Cから研磨領域Dに移動させる。そして、ウェーハ11の裏面11b側を研磨する(研磨ステップ(S30))。研磨ステップ(S30)では、研磨ユニット24を用いて、ウェーハ11の裏面11b側を研磨する。
研磨ステップ(S30)後、ターンテーブル16を上面視で時計回りに90度回転させて、ウェーハユニット19を研磨領域Dから搬入搬出領域Aに移動させる。そして、第2の搬送アームを用いて、搬入搬出領域Aに位置するチャックテーブル18からスピンナ洗浄装置26にウェーハユニット19を搬出する。
スピンナ洗浄装置26では、ウェーハ11の裏面11b側等が洗浄される。洗浄後、スピンナ洗浄装置26に位置するウェーハユニット19の裏面11b側を、アーム部36bのハンド部が吸着する。
そして、アーム部36bが、ウェーハユニット19をスピンナ洗浄装置26からUV照射装置30に搬送する。次に、ウェーハユニット19をUV照射装置30のテーブル32上で静止させ、UV照射装置30のUV光源を発光させる。
紫外線は、テーブル32を介してウェーハ11の表面11a側に照射される。紫外線は保護テープ17の基材層を透過して粘着層に照射される。これにより、保護テープ17の粘着力が低下する。その後、アーム部36bが、ウェーハユニット19をUV照射装置30からアライメント領域Eに位置するチャックテーブル44aに搬送する。
その後、吸引源を動作させて、ウェーハユニット19の表面11a側をチャックテーブル44aで吸引して保持する。これにより、ウェーハ11は、裏面11b側が露出する態様で、チャックテーブル44aに保持される。
次いで、ウェーハ11の外周縁の一部がカメラユニット44bの対物レンズ(不図示)の直下に位置する様に、チャックテーブル44aのY軸方向の位置を調整する。そして、カメラユニット44bを用いて、ウェーハ11のノッチ11cを検出し、次いで、ウェーハ11の外周縁に欠けがあるか否かを検査する(検査ステップ(S40))。
図3は、ウェーハ11の外周縁11dを検査する様子を示す斜視図である。検査ステップ(S40)では、まず、ウェーハ11の外周縁11dを撮像する。撮像された画像は、加工装置2の制御部(不図示)に送られる。
制御部には、ノッチ11cの形状、大きさ等が予めオペレータにより登録される。制御部は、例えばパターン認識技術を利用して、撮像された画像から外周縁11dに形成されているノッチ11cの位置、向き等を検出する。なお、ノッチ11cの位置、向き等が予め研削研磨装置4により検出されている場合は、ノッチ11cの位置、向き等の情報がテープマウンタ34に共有されてもよい。
次いで、ウェーハ11のノッチ11cを基準に所定角度だけウェーハ11を回転させて、外周縁11dの一部の領域を撮像する。所定角度は予め一定値に定められてもよく、オペレータが適宜定めてもよい。また、ウェーハ11の回転方向も、予め所定の方向に定められていてもよく、時計回りか反時計回りかをオペレータが適宜定めてもよい。
撮像された画像は、制御部に送られる。制御部には、外周縁11dに欠けがない場合の外周縁11dの形状(即ち、円又は円弧)が登録されている。制御部は、例えばパターン認識技術を利用して、撮像された画像から外周縁11dに欠けがあるか否かを検査する。
図4は、検査ステップ(S40)の結果の一例を示すウェーハ11の上面図である。本例では、ウェーハ11を上面視した場合にノッチ11cを基準に時計回りに90度進んだ領域Jを撮像する。本実施形態では、この領域Jに欠け25が存在する。
なお、本明細書の検査ステップ(S40)において、欠け25があると判定される場合の欠けとは、ノッチ11cよりも小さい欠けであり、研削ステップ(S20)で生じた比較的微細な欠けである。
より具体的には、ウェーハ11の裏面11b側を上面視した場合に、外周縁11dからウェーハ11の中央に向かって所定長さ以上生じた欠けを意味する。所定長さは、ウェーハ11の厚さ、ウェーハ11の材質等の要素を考慮して、オペレータが適宜定めてよい。
例えば、ウェーハ11を構成するシリコン基板の直径が8インチであり、研削ステップ(S20)及び研磨ステップ(S30)後のウェーハ11の厚さが50μm以上300μm以下である場合、所定長さは5μmとする。
それゆえ、この場合、5μm未満の欠けは、検査ステップ(S40)では、欠けと見なさない。なお、各々シリコン基板よりも脆い、GaAs基板、LN基板、LT基板等でウェーハ11が構成されている場合、所定長さを5μmより小さく設定してもよい。
外周縁11dに欠け25が存在する場合に、欠け25がある位置から保護テープ17の剥離を開始すると、ウェーハ11に印加される外力によりウェーハ11の欠け25が伸展する恐れがある。そこで、検査ステップ(S40)では、欠け25があるか否か検査するとともに、欠け25が無い位置を特定する。
本実施形態の検査ステップ(S40)では、まず、ウェーハ11を上面視した場合にノッチ11cを基準に時計回りに90度進んだ領域Jを撮像する。この領域Jには、欠け25が存在するので、ノッチ11cを基準に反時計回りに90度進んだ領域Kを撮像する。この領域Kには欠け25が存在しないので、制御部は、欠け25が無い位置(例えば、ノッチ11cを基準に反時計回りに90度進んだ位置)を特定して記憶する。
なお、最初に領域Kを撮像して、外周縁11dの欠け25が無い位置が特定された場合には、他の領域を検査しなくてもよい。また、検査ステップ(S40)では、特定の領域のみを検査せず、外周縁11dの全体を検査してもよい。
検査ステップ(S40)後、チャックテーブル44aをフレーム載置領域Fに位置付ける。そして、フレーム搬送装置は、環状フレーム21の開口にウェーハ11が配置される様に、環状フレーム21をチャックテーブル44a上に配置する。
次いで、チャックテーブル44aを、ダイシングテープ貼り付け領域Gに位置付ける。そして、ウェーハ11の裏面11bと環状フレーム21の一面とにダイシングテープ23を貼り付けることで、フレームユニット27を形成する(フレームユニット形成ステップ(S50))。図5は、フレームユニット27の斜視図である。
フレームユニット形成ステップ(S50)では、テープ体46aから加圧ローラー46bとウェーハ11の裏面11bとの間にダイシングテープ23を繰り出しながら、チャックテーブル44aをY軸方向の他方(例えば、+Y方向)側に動かす。ダイシングテープ23は、加圧ローラー46bによって裏面11b及び環状フレーム21の一面へ押圧されて貼り付けられる。
フレームユニット27を形成することで、ウェーハ11の切削等を行うときに、フレームユニット27を形成せずにウェーハ11自体をハンドリングする場合に比べて、ウェーハ11のハンドリングが容易になる。まだ、ウェーハ11の裏面11b側への衝撃がダイシングテープ23により緩和される。
フレームユニット形成ステップ(S50)後、チャックテーブル44aをフレーム載置領域Fに移動させる。そして、移動ユニット50が、チャックテーブル44aからフレームユニット27を取り出して上下反転させる。その後、移動ユニット50が、移動ユニット50の下方に位置するチャックテーブル48bへ、フレームユニット27を載置する。
このとき、フレームユニット27は、ウェーハ11の裏面11b側が下を向く様にチャックテーブル48bに載置される。それゆえ、裏面11bがチャックテーブル48bで保持され、保護テープ17が上面に露出する。
次に、チャックテーブル44aを、保護テープ剥離領域Hに移動させる。そして、保護テープ17をウェーハ11から剥離する(保護テープ剥離ステップ(S60))。図6は、ウェーハ11から保護テープ17を剥離する様子を示す一部断面側面図であり、図7は、保護テープ17を剥離するときのフレームユニット27の上面図である。
なお、図6では、環状フレーム21及びダイシングテープ23の断面を示し、他の構成要素については側面を示す。また、図6及び図7では、ウェーハ11の外周縁11dに欠け25が生じた位置を簡略して記号×で示す。
保護テープ剥離ステップ(S60)では、まず、検査ステップ(S40)で特定された外周縁11dの欠け25が無い位置(例えば、上述の領域Kの所定の位置)の上方に位置する保護テープ17の表面に、剥離用テープ58bを熱圧着により貼り付ける。
例えば、剥離用テープ58bは、保護テープ17の表面の円弧状の領域(第1領域17a)に貼り付けられる。この略円弧状の領域の円弧の長さは、例えば、数cmから5cm程度であるが、ウェーハ11の大きさに応じて適宜定められてよい。
次いで、略円弧状の領域とは反対側の剥離用テープ58bの端部を把持部58aで把持した状態で、保護テープ剥離ユニット48aを上方(即ち、+Z方向)に移動させ、且つ、チャックテーブル48bをY軸方向の他方(例えば、+Y方向)側に移動させる。
これにより、外周縁11dの欠け25が無い位置から、ウェーハ11の径方向の中央11eに向かって保護テープ17の剥離を開始して、ウェーハ11から保護テープ17を完全に剥離する。
UVの照射により保護テープ17の粘着力が低下されているので、熱圧着シートと保護テープ17との粘着力は、保護テープ17とウェーハ11との粘着力よりも強い。それゆえ、保護テープ17は、ウェーハ11から比較的容易に剥離される。
本実施形態では、外周縁11dの欠け25が無い位置を起点として保護テープ17を剥離するので、外周縁11dに生じている欠け25が伸展することを防止できる。それゆえ、欠けを起点としてひび等がデバイス13にまで伸展し、デバイス13が破損することを防止できる。
保護テープ剥離ステップ(S60)後、チャックテーブル48bは、搬入領域Iに位置付けられる。搬入領域Iにおいて、不図示の搬送装置により、保護テープ17が除去されたフレームユニット27は、チャックテーブル48bからカセット54へ搬送される。
その他、上記実施形態に係る構造、方法等は、本発明の目的の範囲を逸脱しない限りにおいて適宜変更して実施できる。例えば、検査ステップ(S40)では、可視光用のカメラユニット44bに代えて、赤外線(IR)用のカメラユニット44bを使用できる。
ところで、ポーラス板を有するチャックテーブル44aに代えて、LEDからの光を透過する円盤状の透明テーブル(不図示)を用いる場合には、カメラユニット44bに代えて、LED光源(不図示)とラインセンサ(不図示)とを使用できる。
LED光源は、透明テーブルの上方に設けられる。また、ラインセンサは、透明テーブルの下方において透明テーブルの径方向に並ぶ様に設けられる。透明テーブルを回転させながらLED光源からの光をラインセンサで受光することにより、外周縁11dのノッチ11cの位置を検出し、次いで、外周縁11dにおいて欠け25が無い位置を特定できる。
また、例えば、検査ステップ(S40)では、カメラユニット44bに代えて、非接触型の厚さ測定器(不図示)を用いてもよい。非接触型の厚さ測定器は、各々チャックテーブル44aに対向する様に設けられた発光素子と受光素子とを有する。
非接触型の厚さ測定器は、例えば、発光素子から所定の光(例えば、赤外光)をウェーハ11の外周縁11dに照射し、受光素子で外周縁11dの表面11a及び裏面11bからの反射光を受光する。
そして、反射光の受光タイミングの差異に基づいて、外周縁11dの厚さを測定する。これにより、外周縁11dのノッチ11cの位置を検出し、次いで、外周縁11dにおいて欠け25が無い位置を特定できる。
また、フレームユニット形成ステップ(S50)は、必ずしも、検査ステップ(S40)後、且つ、保護テープ剥離ステップ(S60)前に行われなくてもよい。例えば、フレームユニット形成ステップ(S50)後に、検査ステップ(S40)を行ってもよい。この場合、カメラユニット44bは、保護テープ17又はダイシングテープ23を介して、ウェーハ11の外周縁11dを検査してよい。
2 加工装置
4 研削研磨装置
6 基台
8 カセット載置台
10a,10b カセット
11 ウェーハ
11a 表面
11b 裏面
11c ノッチ(切り欠き)
11d 外周縁
11e 中央
12 搬送ロボット
13 デバイス
14 位置決めテーブル
15 分割予定ライン
16 ターンテーブル
17 保護テープ
17a 第1領域
18 チャックテーブル
19 ウェーハユニット
20 粗研削ユニット
21 環状フレーム
22 仕上げ研削ユニット
23 ダイシングテープ
24 研磨ユニット
25 欠け
26 スピンナ洗浄装置
27 フレームユニット
30 UV照射装置
32 テーブル
34 テープマウンタ
36 共通搬送ユニット
36a レール部
36b アーム部
40 基台
42 検査テーブル
44 欠け検査ユニット
44a チャックテーブル
44b カメラユニット
46a テープ体
46b 加圧ローラー
48 保護テープ剥離装置
48a 保護テープ剥離ユニット
48b チャックテーブル(保持テーブル)
50 移動ユニット
50a レール部
50b アーム部
52 カセット載置台
54 カセット
58a 把持部
58b 剥離用テープ
A 搬入搬出領域
B 粗研削領域
C 仕上げ研削領域
D 研磨領域
E アライメント領域
F フレーム載置領域
G ダイシングテープ貼り付け領域
H 保護テープ剥離領域
I 搬入領域
J,K 領域

Claims (4)

  1. 表面側にデバイスが形成されたウェーハの処理方法であって、
    該ウェーハの該表面側に保護テープを貼り付ける保護テープ貼り付けステップと、
    該保護テープが貼り付けられた該ウェーハの該表面とは反対側に位置する裏面側を研削して該ウェーハを薄化する研削ステップと、
    該研削ステップ後に、該ウェーハの外周縁に欠けがあるか否かを検査する検査ステップと、
    該検査ステップ後に、該外周縁の欠けが無い位置から該保護テープの剥離を開始して、該ウェーハから該保護テープを剥離する保護テープ剥離ステップと、を備えることを特徴とするウェーハの処理方法。
  2. 該ウェーハは該外周縁に結晶方位を示す切り欠きを有し、
    該検査ステップでは、該切り欠きを基準に該外周縁に該欠けがあるか否かを検査するとともに、該欠けが無い位置を特定することを特徴とする請求項1記載のウェーハの処理方法。
  3. 該裏面側が露出する態様で該ウェーハを環状フレームの開口に配置して、該ウェーハの該裏面と該環状フレームの一面とにダイシングテープを貼り付けることで、フレームユニットを形成するフレームユニット形成ステップを更に備えることを特徴とする請求項1又は2記載のウェーハの処理方法。
  4. 外周縁に結晶方位を示す切り欠きを有し表面側にデバイスが形成された円盤状のウェーハの該表面側に貼り付けられた保護テープを剥離するテープ剥離装置であって、
    該ウェーハの該外周縁に欠けがあるか否かを検査する欠け検査ユニットと、
    該保護テープが露出する態様で該ウェーハの裏面側を保持する保持テーブルと、
    該保持テーブルで保持された該ウェーハに対して、該外周縁の欠けが無い位置から該ウェーハの中央に向かって該保護テープの剥離を開始する保護テープ剥離ユニットと、
    を備えることを特徴とするテープ剥離装置。
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