JP2020191011A - 押下操作検出装置および押下操作検出方法 - Google Patents

押下操作検出装置および押下操作検出方法 Download PDF

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Abstract

【課題】誤操作の発生を抑制しつつ、押下操作に応じて実行される処理の反応時間を短縮できる「押下操作検出装置および押下操作検出方法」を提供する。【解決手段】接触検出部11により検出される操作部に対する接触と、押下量検出部12により検出される操作部に対する押下量とに基づいて、押下操作が行われたか否かを判定する押下操作判定部13と、車両の走行状況に応じて、押下操作判定部13による判定処理の内容を変更する判定制御部14とを備え、車両の走行状況に応じて、ユーザに確実な押下操作を要求することを優先する判定処理と、押下操作に応じて実行される処理の反応時間が短縮されることを優先する判定処理との何れかを押下操作判定部13にて行うことにより、ユーザに確実な押下操作を要求して誤操作の発生を抑制しつつ、押下操作に応じて実行される処理の反応時間を短縮できるようにする。【選択図】図2

Description

本発明は、押下操作検出装置および押下操作検出方法に関し、特に、操作部への接触および押下量により押下操作を検出するように成された押下操作検出装置に用いて好適なものである。
従来、タッチパネル付きディスプレイに表示されたGUI(Graphical User Interface)等をユーザが操作した際に、タッチパネルへの接触に加えて押下量を検出し、所定量まで押下されたことを検出したときにそのGUIが押下操作されたと判定するようにしたものが知られている。押下量の検出を押下操作の有無の判定に追加することで、ユーザに確実な押下操作を要求することができる。
なお、特許文献1には、タッチパネルへの接触と押下力とを検出することによって所定の動作を実行するようになされた入力装置が開示されている。すなわち、特許文献1に記載の入力装置は、画像を表示する表示部と、表示部の表示面の上面に重ねて配置されたタッチパネルと、表示部の表示面の下面に重ねて配置された圧力センサとを備え、タッチパネルへの接触を検出することで第1の動作を実行し、タッチパネルへの接触と圧力センサに加わる圧力とを検出することで第2の動作を実行する。
特開2009−163363号公報
例えば車両に搭載されるタッチパネルにおいて、接触だけでなく押下量の検出を押下操作の有無の判定に追加することで、車両の振動環境下での誤操作の低減を図ることが可能である。しかしながら、その反面、押下操作が行われたか否かの判定の閾値として設定された所定量に押下量が達するまで時間がかかるため、押下操作に応じて実行される処理の反応が遅れてしまうという問題があった。例えば、GUIの押下操作に応じて画面の表示を切り替えるように構成されている場合、押下操作を開始してから表示が切り替わるまでの時間が長くなってしまうという問題があった。
本発明は、このような問題を解決するために成されたものであり、ユーザに確実な押下操作を要求して誤操作の発生を抑制しつつ、押下操作に応じて実行される処理の反応時間を短縮できるようにすることを目的とする。
上記した課題を解決するために、本発明では、車両に搭乗しているユーザによる操作部に対する接触および押下量に基づいて、操作部に対する押下操作が行われたか否かを判定する際に、車両の走行状況を表す走行状況情報に応じて、押下量に基づく判定処理の内容を変更するようにしている。
上記のように構成した本発明によれば、車両の走行状況に応じて、ユーザに確実な押下操作を要求することを優先するような押下量に基づく判定処理を行うようにしたり、押下操作に応じて実行される処理の反応時間が短縮されることを優先するような判定処理を行うようにしたりすることができる。これにより、本発明によれば、ユーザに確実な押下操作を要求して誤操作の発生を抑制しつつ、押下操作に応じて実行される処理の反応時間を短縮することができる。
本実施形態による押下操作検出装置を適用した車載装置の構成例を模式的に示す図である。 本実施形態による押下操作検出装置を含む演算処理装置の機能構成例を示すブロック図である。 本実施形態による車載装置の動作例を模式的に示す図である。 本実施形態による押下操作検出装置が備える判定制御部の動作例を示すフローチャートである。 本実施形態による車載装置の他の動作例を模式的に示す図である。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本実施形態による押下操作検出装置を適用した車載装置の構成例を模式的に示す図である。図1に示すように、車載装置は、本実施形態による押下操作検出装置を含む演算処理装置100、タッチパネル101、表示パネル102および押下力検出センサ103を備えて構成される。このように、本実施形態の押下操作検出装置は、車両に搭載されるものである。
タッチパネル101は、特許請求の範囲の操作部に相当するものであり、車両に搭乗しているユーザが触れた位置を検知し、その接触位置を示す接触位置情報を出力する。表示パネル102は、演算処理装置100により生成される画像を表示するものであり、例えば液晶パネルまたは有機ELパネル等により構成される。押下力検出センサ103は、ユーザがタッチパネル101を押圧したときの押下力を検出するものであり、押下力に応じて変動する押下量を示す押下量情報を出力する。
図1に示すように、最上層にタッチパネル101が配置され、タッチパネル101の下層に表示パネル102が配置され、表示パネル102の下層に押下力検出センサ103が配置されている。ユーザがタッチパネル101の所望の位置を軽く接触すると、その接触位置がタッチパネル101により検出される。また、ユーザがタッチパネル101の所望の位置を強く接触する(押下する)と、その押下力がタッチパネル101から表示パネル102を介して押下力検出センサ103に伝達され、接触位置がタッチパネル101により検出されるとともに、押下力(押下量)が押下力検出センサ103により検出される。
なお、図1に示したタッチパネル101、表示パネル102および押下力検出センサ103の構成および配置は一例に過ぎず、これに限定されるものではない。例えば、表示パネル102をタッチパネル101および押下力検出センサ103よりも若干小さく構成し、表示パネル102の外側においてタッチパネル101と押下力検出センサ103とを連結するようにすることで、ユーザがタッチパネル101を押下したときの押下力がタッチパネル101から表示パネル102を介さずに押下力検出センサ103にダイレクトに伝達されるように構成してもよい。
タッチパネル101により検出された接触位置情報および押下力検出センサ103により検出された押下量情報は、演算処理装置100に供給される。演算処理装置100は、タッチパネル101から供給される接触位置情報および押下力検出センサ103から供給される押下量情報に基づいて、押下操作が行われたか否かを判定し、押下操作が行われたと判定した場合に、接触位置に表示されているGUIの内容に応じた所定の処理を実行する。
図2は、本実施形態による押下操作検出装置を含む演算処理装置100の機能構成例を示すブロック図である。図2に示すように、本実施形態による演算処理装置100は、その機能構成として、接触検出部11、押下量検出部12、押下操作判定部13、判定制御部14、車速検出部15、走行場所検出部16、処理実行部17および表示制御部18を備えている。このうち、接触検出部11、押下量検出部12、押下操作判定部13および判定制御部14により、本実施形態による押下操作検出装置が構成される。
上記各機能ブロック11〜18は、ハードウェア、DSP(Digital Signal Processor)、ソフトウェアの何れによっても構成することが可能である。例えばソフトウェアによって構成する場合、上記各機能ブロック11〜18は、実際にはコンピュータのCPU、RAM、ROMなどを備えて構成され、RAMやROM、ハードディスクまたは半導体メモリ等の記録媒体に記憶されたプログラムが動作することによって実現される。
接触検出部11は、タッチパネル101から供給される接触位置情報に基づいて、ユーザによるタッチパネル101に対する接触を検出する。また、接触検出部11は、タッチパネル101から供給される接触位置情報に基づいて、タッチパネル101への接触位置も検出する。タッチパネル101に対する接触の有無に関する情報は押下操作判定部13により利用され、接触位置に関する情報は処理実行部17により利用される。
押下量検出部12は、押下力検出センサ103から供給される押下量情報に基づいて、ユーザによるタッチパネル101に対する押下量を検出する。タッチパネル101に対する押下量に関する情報は、押下操作判定部13により利用される。
押下操作判定部13は、接触検出部11により検出されるタッチパネル101に対する接触および押下量検出部12により検出されるタッチパネル101に対する押下量に基づいて、タッチパネル101に対する押下操作が行われたか否かを判定する。ここでいう押下操作とは、タッチパネル101を軽く接触するだけでなく、閾値として設定された押下量に達するまで強くタッチパネル101を押下する操作をいう。すなわち、押下操作判定部13は、接触検出部11によりタッチパネル101に対する接触が検出され、かつ、押下量検出部12により検出される押下量が閾値に達したか否かに基づいて、タッチパネル101に対する押下操作が行われたか否かを判定する。
判定制御部14は、車両の走行状況を表す走行状況情報を取得し、当該取得した走行状況情報に応じて、押下操作判定部13による押下量に基づく判定処理の内容を変更する。具体的には、判定制御部14は、車両の走行状況情報に応じて、押下操作判定部13による押下量に基づく判定の閾値を変更する。判定制御部14が取得する車両の走行状況情報は、車速検出部15により検出される車両の走行速度を表す情報、および、走行場所検出部16により検出される車両の走行場所を表す情報の少なくとも一方である。
車速検出部15は、車両が搭載する図示しないECU(Electronic Control Unit)と連携して動作し、車速を検出する。すなわち、車速検出部15は、所定の時間間隔ごとにECUに車速の問い合わせを行い、その応答として車速情報をECUから入力する。車速検出部15は、ECUから所定の時間間隔ごとに入力した車速情報を判定制御部14に逐次供給する。
走行場所検出部16は、車両が搭載する図示しないナビゲーション装置と連携して動作し、車両の走行場所を検出する。すなわち、走行場所検出部16は、所定の時間間隔ごとにナビゲーション装置に走行場所の問い合わせを行い、その応答として走行場所情報をナビゲーション装置から入力する。走行場所検出部16は、ナビゲーション装置から所定の時間間隔ごとに入力した走行場所情報を判定制御部14に逐次供給する。
判定制御部14は、車速検出部15より取得した車速情報により示される車両の走行速度が所定値より大きい場合は、押下操作判定部13の判定に用いる押下量の閾値を第1の閾値に設定する。一方、車両の走行速度が所定値以下の場合、判定制御部14は、押下量の閾値を第1の閾値より小さい第2の閾値に設定する。判定制御部14は、車速検出部15から所定の時間間隔ごとに車速情報を取得する都度、閾値の設定処理を実行する。
一般に、車両の走行速度が上がると、走行道路の路面からの影響を受けて車両の振動が大きくなる。車両の振動が大きい環境下でユーザがタッチパネル101を操作すると、意図しない位置を操作してしまうといった誤操作が発生する可能性がある。そのため、判定制御部14は、車両の走行速度が所定値より大きい場合に、押下操作が行われたか否かの判定に用いる押下量の閾値を第1の閾値に設定する。第1の閾値は、ユーザに確実な押下操作を要求することを優先するような押下量の値に設定されている。
一方、判定制御部14は、車両の走行速度が所定値以下である場合には、押下操作が行われたか否かの判定に用いる押下量の閾値を、第1の閾値よりも小さい第2の閾値に設定する。第2の閾値は、押下操作に応じて処理実行部17により実行される処理の反応時間が短縮されることを優先するような押下量の値に設定されている。
押下量の閾値を第1の閾値と第2の閾値との何れかに切り替える際の判定の基準として用いる走行速度の所定値は、走行速度と車両に発生する振動の大きさとの関係、あるいは走行速度とタッチパネル101に対する操作感との関係についてあらかじめ試行的に取得した情報に基づいて、誤操作(意図しない位置を押してしまうこと)が生じやすいかどうかという観点から適切な値にあらかじめ設定されている。
なお、ここでは、車速検出部15がECUから入力した車速情報を判定制御部14に供給し、判定制御部14において、車速検出部15から取得した車速情報により示される走行速度が所定値より大きいか否かを判定するようにしたが、この構成に限定されない。例えば、車速検出部15がECUに対して、現在の走行速度が所定値より大きいか否かを問い合わせ、所定値より大きいか否かの判定結果情報をECUから入力して、これを走行状況情報として判定制御部14に供給するように構成してもよい。
また、判定制御部14は、走行場所検出部16より取得した走行場所情報により示される車両の走行場所が所定の場所の場合は、押下操作判定部13の判定に用いる押下量の閾値を第1の閾値に設定する。一方、車両の走行場所が所定の場所ではない場合、判定制御部14は、押下量の閾値を第1の閾値より小さい第2の閾値に設定する。所定の場所は、例えばラフロード、交差点、カーブ道路などである。判定制御部14は、走行場所検出部16から所定の時間間隔ごとに走行場所情報を取得する都度、閾値の設定処理を実行する。
一般に、ラフロードを走行中は、路面からの影響を受けて車両の振動が大きくなる。車両の振動が大きい環境下でユーザがタッチパネル101を操作すると、意図しない位置を操作してしまうといった誤操作が発生する可能性がある。また、交差点で右左折している最中やカーブ道路を走行中は、ユーザが身体の左側または右側に向かう遠心力を受ける。このような環境下でユーザがタッチパネル101を操作すると、意図しない位置を操作してしまうといった誤操作が発生する可能性がある。そのため、判定制御部14は、車両の走行場所が上述のような所定の場所に該当する場合に押下量の閾値を第1の閾値に設定し、それ以外の場所では閾値を第2の閾値に設定する。
なお、ここでは、走行場所検出部16がナビゲーション装置から入力した走行場所情報を判定制御部14に供給し、判定制御部14において、走行場所検出部16から取得した走行場所情報により示される走行場所が所定の場所か否かを判定するようにしたが、この構成に限定されない。例えば、走行場所検出部16がナビゲーション装置に対して、現在の走行場所が所定の場所に該当するか否かを問い合わせ、所定の場所に該当するか否かの判定結果情報をナビゲーション装置から入力して、これを走行状況情報として判定制御部14に供給するように構成してもよい。
判定制御部14は、車速検出部15より取得される車速情報に基づく閾値の設定処理と、走行場所検出部16より取得される走行場所情報に基づく閾値の設定処理との何れか一方のみを選択的に実行するようにしてもよいし、両方を実行するようにしてもよい。どのような形態で閾値の設定処理を実行するかについて、ユーザが任意に指定できるようにしてもよい。
車速検出部15より取得される車速情報に基づく閾値の設定処理と、走行場所検出部16より取得される走行場所情報に基づく閾値の設定処理との両方を実行する場合、判定制御部14は、車速情報に基づく第2の閾値の設定および走行場所情報に基づく第2の閾値の設定について、どちらを優先するかをあらかじめ決めておく。本実施形態では一例として、車速情報に基づく第2の閾値の設定を優先する。この場合、車両の走行速度が所定値以下である場合には、車両の走行場所がどこであるかによらず、押下量の閾値を第2の閾値に設定する。そして、車両の走行速度が所定値より大きい場合に、車両の走行場所がどこであるかに応じて、押下量の閾値を第1の閾値または第2の閾値の何れかに設定する。
処理実行部17は、タッチパネル101に対する押下操作が行われたと押下操作判定部13により判定された場合に、タッチパネル101への接触位置に表示されているGUIに対応した所定の処理を実行する。表示制御部18は、処理実行部17による所定の処理の実行結果に基づいて、処理実行部17により生成された画像を表示パネル102に表示させるように制御する。これにより、タッチパネル101に対する押下操作に応じて、表示パネル102に表示される画像が切り替えられる。
図3は、タッチパネル101に対する押下操作が行われたときに、表示パネル102に表示される画像が切り替えられるまでの車載装置の動作例を模式的に示す図である。図3(a)は押下量の閾値が第1の閾値に設定されている場合の動作を示し、図3(b)は押下量の閾値が第2の閾値に設定されている場合の動作を示す。図3において、横軸は経過時間、縦軸は押下量をそれぞれ示している。
図3(a)は、時点t1においてタッチパネル101への押下操作が開始され、押下力が徐々に強くされていった状態を示している。ここでは説明を簡単にするため、グラフG1に示すように、ユーザが時間の経過と共に一定の割合で押下力を強くしていった(一定の割合で押下量が増えていく)ものとする。t1はユーザがタッチパネル101に接触した時点を示し、この時点t1から時点t2までの間に、接触検出部11による接触検出処理が実行される(タッチパネル101に対する接触があったことおよび接触位置が時点t2において検出される)。
タッチパネル101に対する接触があったことが時点t2において接触検出部11により検出されると、その時点t2から引き続いて押下量検出部12による押下量検出処理が実行されるとともに、押下操作判定部13による押下操作判定処理が実行される。そして、時点t3において、タッチパネル101に対する押下量が第1の閾値に達し、タッチパネル101への押下操作が行われたと押下操作判定部13により判定される。
タッチパネル101への押下操作が行われたことが時点t3において押下操作判定部13により検出されると、その時点t3から引き続いて処理実行部17により所定の処理が実行され、それにより生成される画像が表示制御部18により表示パネル102に表示される。時点t4は、表示パネル102への画像の表示が完了する時点である。すなわち、時点t1において表示パネル102に表示されていた画像が、タッチパネル101に対する押下操作に応じて、時点t4において別の画像の表示へと切り替えられる。
図3(b)は、図3(a)と同じ時点t1においてタッチパネル101への押下操作が開始され、図3(a)と同じ押下力が一定の割合で徐々に強く付与されていった状態を示している。時点t1においてタッチパネル101への接触が開始され、時点t2においてタッチパネル101に対する接触があったことが接触検出部11により検出されることは、図3(a)と同じである。
タッチパネル101に対する接触があったことが時点t2において接触検出部11により検出されると、その時点t2から引き続いて押下量検出部12による押下量検出処理が実行されるとともに、押下操作判定部13による押下操作判定処理が実行される。そして、時点t3’において、タッチパネル101に対する押下量が第2の閾値に達し、タッチパネル101への押下操作が行われたと押下操作判定部13により判定される。第2の閾値は第1の閾値よりも小さいため、図3(a)に示した時点t3よりも速い時点t3’において、タッチパネル101への押下操作が行われたことが押下操作判定部13により検出されている。
タッチパネル101への押下操作が行われたことが時点t3’において押下操作判定部13により検出された後の処理は、図3(a)と同じである。時点t4’は、表示パネル102への画像の表示が完了する時点である。図3(b)において、処理実行部17および表示制御部18の処理にかかる時間(=t4’−t3’)は、図3(a)において同じ処理にかかる時間(=t4−t3)と同じである。
図3(b)の場合は、時点t1において表示パネル102に表示されていた画像が、タッチパネル101に対する押下操作に応じて、時点t4’において別の画像の表示へと切り替えられる。図3(a)と図3(b)とを比較して明らかな通り、押下量の閾値が第2の閾値に設定された場合は、閾値が第1の閾値に設定された場合に比べて、押下操作に応じて実行される処理の反応時間(時点t1から時点t3’までの時間)が短くなり、表示パネル102の表示画像が切り替わるまでの時間(時点t1から時点t4’までの時間)が短くなる。
図4は、以上のように構成した押下操作検出装置の動作例を示すフローチャートである。図4に示すフローチャートは、判定制御部14の動作例を示したものであり、車載装置の電源がオンとなったときに開始し、所定の時間間隔ごとに繰り返し実行する。
まず、判定制御部14は、車速検出部15から車速情報を取得し(ステップS1)、車両の走行速度が所定値より大きいか否かを判定する(ステップS2)。車速が所定値以下である場合、判定制御部14は押下量の閾値を第2の閾値に設定する(ステップS3)。
一方、車両の走行速度が所定値より大きい場合、判定制御部14は、走行場所検出部16から走行場所情報を取得し(ステップS4)、車両の走行場所が所定の場所であるか否かを判定する(ステップS5)。車両の走行場所が所定の場所である場合、判定制御部14は押下量の閾値を第1の閾値に設定する(ステップS6)。一方、車両の走行場所が所定の場所ではない場合、判定制御部14は、押下量の閾値を第2の閾値に設定する(ステップS3)。
ステップS3またはステップS6により閾値の設定が終わると、図4に示すフローチャートの1回の処理が終了する。そして、ステップS1〜S6の処理が、所定の時間間隔ごとに繰り返し実行される。これにより、押下操作判定部13には、第1の閾値または第2の閾値の何れかが判定制御部14により設定された状態となる。この状態において、タッチパネル101に対する押下操作が行われると、そのとき設定されている閾値を用いて、押下操作が行われたか否かの判定が押下操作判定部13により行われる(図3参照)。
以上詳しく説明したように、本実施形態では、ユーザによるタッチパネル101に対する接触および押下量に基づいて、タッチパネル101に対する押下操作が行われたか否かを判定する際に、車両の走行状況を表す走行状況情報(車速情報および走行場所情報の少なくとも一方)に応じて、押下操作が行われたか否かの判定に用いる閾値を第1の閾値または第2の閾値の何れかに設定することにより、押下量に基づく判定処理の内容を変更するようにしている。
このように構成した本実施形態によれば、車両の走行状況に応じて、第1の閾値を設定することにより、ユーザに確実な押下操作を要求することを優先するような押下量に基づく判定処理を行うようにしたり、第1の閾値より小さい第2の閾値を設定することにより、押下操作に応じて実行される処理の反応時間が短縮されることを優先するような判定処理を行うようにしたりすることができる。これにより、本実施形態によれば、ユーザに確実な押下操作を要求して誤操作の発生を抑制しつつ、押下操作に応じて実行される処理の反応時間を短縮することができる。
なお、上記実施形態では、走行状況情報に応じて閾値を変更する例について説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、判定制御部14は、走行状況情報に応じて、接触検出部1により検出される接触と押下量検出部12により検出される押下量との両方に基づいて押下操作が行われたか否かを判定する第1の動作モード、または、押下量検出部12により検出される押下量を判定に使わず接触検出部11により検出される接触に基づいて押下操作が行われたか否かを判定する第2の動作モードの何れかを設定するようにしてもよい。
例えば、走行状況情報が車速検出部15により検出される車速情報の場合、判定制御部14は、車両の走行速度が所定値より大きい場合は第1の動作モードを設定する一方、車両の走行速度が所定値以下の場合は第2の動作モードを設定する。また、走行状況情報が走行場所検出部16により検出される走行場所情報の場合、判定制御部14は、走行場所が所定の場所の場合は第1の動作モードを設定する一方、走行場所が所定の場所でない場合は第2の動作モードを設定する。
図5は、このように動作モードの設定を切り替える例において、タッチパネル101に対する押下操作が行われたときに、表示パネル102に表示される画像が切り替えられるまでの動作を模式的に示す図である。図5(a)は第1の動作モードが設定されている場合の動作を示し、図5(b)は第2の動作モードが設定されている場合の動作を示す。図5(a)に示す第1の動作モードの設定時における動作は、図3(a)に示した動作内容と同じである。
図5(b)は、図5(a)と同じ時点t1においてタッチパネル101への押下操作が開始され、図5(a)と同じ押下力が一定の割合で徐々に強く付与されていった状態を示している。時点t1においてタッチパネル101への接触が開始され、時点t2においてタッチパネル101に対する接触があったことが接触検出部11により検出されることは、図5(a)と同じである。
第2の動作モードの設定時において、タッチパネル101に対する接触があったことが時点t2において接触検出部11により検出されると、その時点t2から直ちに処理実行部17および表示制御部18による処理が実行され、時点t4”において、表示パネル102への画像の表示が完了する。図5(b)において、処理実行部17および表示制御部18の処理にかかる時間(=t4”−t2)は、図5(a)において同じ処理にかかる時間(=t4−t3)と同じである。
図5(b)の場合は、時点t1において表示パネル102に表示されていた画像が、タッチパネル101に対する押下操作に応じて、時点t4”において別の画像の表示へと切り替えられる。図5(a)と図5(b)とを比較して明らかな通り、第2の動作モードが設定された場合は、第1の動作モードが設定された場合に比べて、押下操作に応じて実行される処理の反応時間(時点t1から時点t2までの時間)が短くなり、表示パネル102の表示画像が切り替わるまでの時間(時点t1から時点t4”までの時間)が短くなる。
なお、ここでは動作モードを切り替える例として説明したが、閾値を変更する例において、第2の閾値をゼロとすれば、動作モードを切り替える例と同様の状態とすることが可能である。
また、上記実施形態では、タッチパネル101に対する操作の有無によらず、判定制御部14が車速検出部15および走行場所検出部16から走行状況情報(車速情報および走行場所情報)を所定の時間間隔ごとに逐次取得し、閾値の設定処理を所定の時間間隔ごとに逐次実行する例について説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、判定制御部14は、接触検出部11および押下量検出部12がタッチパネル101に対する接触および押下量を検出したときに、押下操作判定部13から供給される要求に応じて、車速検出部15および走行場所検出部16から走行状況情報を取得するようにしてもよい。この場合、車速検出部15および走行場所検出部16は、判定制御部14からの要求に応じて、ECUに対する車速の問い合わせおよびナビゲーション装置に対する走行場所の問い合わせを行い、それに応じて入力される情報を判定制御部14に供給する。
また、上記実施形態では、操作部の一例としてタッチパネル101を用いたが、本発明はこれに限定されない。例えば、機械的な構造から成るハードウェアの押しボタンを操作部として用いるようにしてもよい。
その他、上記実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の一例を示したものに過ぎず、これによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその要旨、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
11 接触検出部
12 押下量検出部
13 押下操作判定部
14 判定制御部
15 車速検出部
16 走行場所検出部
17 処理実行部
18 表示制御部
100 演算処理装置(押下操作検出装置を含む)
101 タッチパネル(操作部)
102 表示パネル
103 押下力検出センサ

Claims (8)

  1. 車両に搭載される押下操作検出装置であって、
    上記車両に搭乗しているユーザによる操作部に対する接触を検出する接触検出部と、
    上記ユーザによる上記操作部に対する押下量を検出する押下量検出部と、
    上記接触検出部により検出される上記接触および上記押下量検出部により検出される上記押下量に基づいて、上記操作部に対する押下操作が行われたか否かを判定する押下操作判定部と、
    上記車両の走行状況を表す走行状況情報を取得し、当該取得した走行状況情報に応じて、上記押下操作判定部による上記押下量に基づく判定処理の内容を変更する判定制御部とを備えたことを特徴とする押下操作検出装置。
  2. 上記押下操作判定部は、上記接触検出部により上記接触が検出され、かつ、上記押下量検出部により検出される上記押下量が閾値に達したか否かに基づいて、上記操作部に対する押下操作が行われたか否かを判定し、
    上記判定制御部は、上記走行状況情報に応じて上記閾値を変更することを特徴とする請求項1に記載の押下操作検出装置。
  3. 上記走行状況情報は上記車両の走行速度を表す情報であり、
    上記判定制御部は、上記車両の走行速度が所定値より大きい場合は上記閾値を第1の閾値に設定する一方、上記車両の走行速度が所定値以下の場合は上記閾値を上記第1の閾値より小さい第2の閾値に設定することを特徴とする請求項2に記載の押下操作検出装置。
  4. 上記走行状況情報は上記車両の走行場所を表す情報であり、
    上記判定制御部は、上記走行場所が所定の場所の場合は上記閾値を第1の閾値に設定する一方、上記走行場所が上記所定の場所でない場合は上記閾値を上記第1の閾値より小さい第2の閾値に設定することを特徴とする請求項2に記載の押下操作検出装置。
  5. 上記判定制御部は、上記走行状況情報に応じて、上記接触検出部により検出される上記接触と上記押下量検出部により検出される上記押下量との両方に基づいて上記押下操作が行われたか否かを判定する第1の動作モード、または、上記押下量検出部により検出される上記押下量を判定に使わず上記接触検出部により検出される上記接触に基づいて上記押下操作が行われたか否かを判定する第2の動作モードの何れかを設定することを特徴とする請求項1に記載の押下操作検出装置。
  6. 上記走行状況情報は上記車両の走行速度を表す情報であり、
    上記判定制御部は、上記車両の走行速度が所定値より大きい場合は上記第1の動作モードを設定する一方、上記車両の走行速度が所定値以下の場合は上記第2の動作モードを設定することを特徴とする請求項5に記載の押下操作検出装置。
  7. 上記走行状況情報は上記車両の走行場所を表す情報であり、
    上記判定制御部は、上記走行場所が所定の場所の場合は上記第1の動作モードを設定する一方、上記走行場所が上記所定の場所でない場合は上記第2の動作モードを設定することを特徴とする請求項5に記載の押下操作検出装置。
  8. 車両に搭載される押下操作検出装置において操作部に対する押下操作を検出する方法であって、
    上記押下操作検出装置の接触検出部が、上記車両に搭乗しているユーザによる操作部に対する接触を検出する第1のステップと、
    上記押下操作検出装置の押下量検出部が、上記ユーザによる上記操作部に対する押下量を検出する第2のステップと、
    上記押下操作検出装置の押下操作判定部が、上記接触検出部により検出される上記接触および上記押下量検出部により検出される上記押下量に基づいて、上記操作部に対する押下操作が行われたか否かを判定する第3のステップとを有し、
    上記押下操作検出装置の判定制御部が、上記車両の走行状況を表す走行状況情報を取得し、当該取得した走行状況情報に応じて、上記押下操作判定部による上記押下量に基づく判定処理の内容を変更するステップを、少なくとも上記第3のステップの前に更に有することを特徴とする押下操作検出方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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