JP2004362429A - タッチパネルディスプレイを用いたコマンド入力装置 - Google Patents

タッチパネルディスプレイを用いたコマンド入力装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2004362429A
JP2004362429A JP2003162327A JP2003162327A JP2004362429A JP 2004362429 A JP2004362429 A JP 2004362429A JP 2003162327 A JP2003162327 A JP 2003162327A JP 2003162327 A JP2003162327 A JP 2003162327A JP 2004362429 A JP2004362429 A JP 2004362429A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
contact
command
input
touch panel
panel display
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2003162327A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Niijima
裕幸 新島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2003162327A priority Critical patent/JP2004362429A/ja
Publication of JP2004362429A publication Critical patent/JP2004362429A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • User Interface Of Digital Computer (AREA)
  • Navigation (AREA)
  • Position Input By Displaying (AREA)

Abstract

【課題】目視によらず多様なコマンドを入力することが可能なコマンド入力装置を提供する。
【解決手段】タッチパネルディスプレイ100に指が連続的に接触している時間を検出する接触時間検出手段101と、タッチパネルディスプレイ100に指が触れた回数を検出する接触回数検出手段102と、指がタッチパネルディスプレイ100から離れてから次に接触するまでの時間を検出する接触間隔検出手段103とを設け、これらの検出結果に基づいて入力コマンドを判定する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、タッチパネルディスプレイを用いたコマンド入力装置に関し、特に、車載用のナビゲーション装置に適したコマンド入力装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のナビゲーション装置について図9を用いて説明する。方位センサ301および距離センサ902から出力されたデータは入力インタフェース903を通じてCPU904に供給される。CPU904はこれらのデータに基づいて車両方位、走行軌跡等を求める。さらにCPU904にはGPS受信機906で得られた絶対位置情報と、DVD−ROM907に記憶されている地図データが通信インタフェース905を経て供給される。CPU904は、プログラムROM904aに記憶されているプログラムに基づいて、RAM904bを適宜用いながら、上記の各種データから車両の現在位置を算出する。
【0003】
さらにCPU904は、プログラムROM904aに記憶されているプログラムに基づいて、RAM904bを適宜用いながら、上記のようにして算出された車両の現在位置と、DVD−ROM907から読み込んだ地図データと、タッチパネルディスプレイ909から操作検出部910を通じて入力されたユーザのコマンドとに基づいて、画像処理プロセッサ908を経てタッチパネルディスプレイ909に地図と車両位置を表示させる。操作検出部910は、タッチパネルディスプレイ909に指が接触しているかどうか、および接触点の座標を検出する。
【0004】
図10に、タッチパネルディスプレイ909に表示される画像の一例を示す。図10に示すように、タッチパネルディスプレイ909の表示画面1001には操作ボタン1002、1003、1004が表示される。操作ボタン1002、1003、1004には、それぞれ所定のコマンドが割り当てられており、ユーザは、これらの操作ボタンのいずれかに指を接触させることにより、所望のコマンドを入力する。
【0005】
以下、図11のフローチャートを参照して、ユーザのコマンド入力に関するCPU904の処理をより詳細に説明する。まずCPU904は、操作検出部910の出力に基づいて、タッチパネルディスプレイ909に指が触れているかを判定し(S1101)、指が触れていたときにはその接触点の座標を検出する(S1102)。続いて、この座標に対応するコマンドを判定し(S1103)、判定されたコマンドに対応付けられた動作(例えば地図の拡大)を選択する(S1104)。そして、選択された動作を実行するための制御を行う(S1105)。
【0006】
なお、上記の操作ボタンを押下してコマンドを入力する方法の他に、タッチパネルディスプレイの表示画面上で指を滑らせることによって所望のコマンドを入力する方法も従来存在している(例えば特許文献1〜3参照。)。
【0007】
【特許文献1】
特開平11−85398号公報
【特許文献2】
特開平10−141974号公報
【特許文献3】
特開平11−102274号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、タッチパネルディスプレイに表示された操作ボタンを用いてコマンドを入力する場合には、ユーザである運転手はタッチパネルディスプレイの表示画面を目視して所望のコマンドに対応した操作ボタンの位置を確認する必要がある。したがって、運転中にコマンドを入力するのは非常に危険である。また、走行中の車両が揺れると、誤った操作ボタンを押してしまう可能性がある。
【0009】
また、タッチパネルディスプレイの表示画面上で指を滑らせる場合にも、例えば指を滑らせるときの始点や終点の位置に何らかの制約があり、タッチパネルディスプレイの表示画面を全く見ずに所望のコマンドを入力することは難しい。また、走行中の車両が揺れると、誤った軌跡を描いてしまう可能性がある。
【0010】
本発明は、上記のような従来の問題を解決するためになされたもので、運転者が運転中にコマンドを入力する場合でも、運転者の視線をタッチパネルディスプレイに移す必要がなく、しかも車両が振動していてもコマンドを正確に入力することのできるコマンド入力装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明のタッチパネルディスプレイを用いたコマンド入力装置は、タッチパネルディスプレイに指またはペンが連続的に接触している時間を検出する接触時間検出手段と、タッチパネルディスプレイに指またはペンが触れた回数を検出する接触回数検出手段と、指またはペンがタッチパネルディスプレイから離れてから次に接触するまでの時間を検出する接触間隔検出手段と、前記接触時間検出手段、前記接触回数検出手段および前記接触間隔検出手段の検出結果に基づいて、入力コマンドを判定する入力判定手段と、前記入力判定手段によって判定された入力コマンドに基づいて、所定の動作の中から当該入力コマンドに対応する動作を選択する動作選択手段と、前記動作選択手段によって選択された動作を実行する動作制御手段とを備えている。
【0012】
この構成により、タッチパネルディスプレイに指またはペンを接触する時間・回数・間隔に基づいてコマンドを入力できるため、目視によらず多様なコマンドを入力することが可能となる。
【0013】
また、本発明のタッチパネルディスプレイを用いたコマンド入力装置は、前記入力判定手段の判定結果は、指またはペンがタッチパネルディスプレイに接触する位置に依存しないことを特徴とする。
【0014】
この構成により、ユーザはタッチパネルディスプレイの任意の場所に指を接触させてコマンドを入力することができるため、タッチパネルディスプレイを全く見ずにコマンドを入力することが容易となる。
【0015】
また、本発明のタッチパネルディスプレイを用いたコマンド入力装置は、前記接触時間検出手段、前記接触回数検出手段および前記接触間隔検出手段の検出結果と、当該検出結果に基づいて前記入力判定手段で判定される入力コマンドとの対応関係を任意に設定する入力組合せ設定手段をさらに備えている。
【0016】
この構成により、タッチパネルディスプレイに指またはペンを接触する時間・回数・間隔の組合せのパターンをユーザが任意に設定することができる。
【0017】
また、本発明のタッチパネルディスプレイを用いたコマンド入力装置は、前記入力判定手段によって判定される入力コマンドと、当該入力コマンドに基づいて前記動作選択手段で判定される制御コマンドとの対応関係を任意に設定する動作設定手段をさらに備えている。
【0018】
この構成により、ユーザは所定のコマンドに対して任意の動作を割り当てることができる。
【0019】
また、本発明のタッチパネルディスプレイを用いたコマンド入力装置は、振動を検出する振動検出手段と、タッチパネルに指またはペンが触れるときのチャタリングを防止する誤操作防止手段とをさらに備え、前記誤操作防止手段がチャタリングとして判断する指またはペンの接触間隔が、前記振動検出手段の検出結果に基づいて変化することを特徴とする。
【0020】
この構成により、車両の振動に応じてチャタリングとして判断される接触間隔が変化するので、例えば停車中にはチャタリングとして判断する接触間隔を短くし、砂利道の走行中にはチャタリングとして判断する接触間隔を長くするなど、車両の状態に応じた最適なチャタリング防止処理が可能となる。
【0021】
また、本発明のタッチパネルディスプレイを用いたコマンド入力装置は、前記接触時間検出手段は、前記連続的に接触している時間の長さに応じて2つ以上の状態に区別することを特徴とする。
【0022】
この構成により、連続的に接触している時間の長さでコマンドの区別ができるため、より多種類のコマンドが入力できる。
【0023】
また、本発明のタッチパネルディスプレイを用いたコマンド入力装置は、前記接触時間検出手段は、前記連続的に接触している時間を区別する長さを、任意に設定できることを特徴とする。
【0024】
この構成により、接触時間を判定するための閾値をユーザが任意に設定できるため、ユーザの感覚にあった入力が可能となる。
【0025】
また、本発明のタッチパネルディスプレイを用いたコマンド入力装置は、前記接触間隔検出手段は、コマンド入力の終了を設定する時間を任意に設定できることを特徴とする。
【0026】
この構成により、コマンド入力の終了までの待ち時間をユーザの要望に合わせることが可能となる。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の種々の実施の形態について、図面を用いて説明する。
(第1の実施の形態)
本発明の第1の実施の形態のコマンド入力装置の構成を図1に示す。
図1において、コマンド入力装置は、タッチパネルディスプレイ100と、タッチパネルディスプレイ100に指(またはペン;以下同様)が連続的に接触している時間を検出する接触時間検出手段101と、タッチパネルディスプレイ100に指が触れた回数を検出する接触回数検出手段102と、指がタッチパネルディスプレイ100から離れてから次に接触するまでの時間を検出する接触間隔検出手段103と、接触時間検出手段101、接触回数検出手段102および接触間隔検出手段103の検出結果に基づいて入力コマンドを判定する入力判定手段104と、入力判定手段104によって判定された入力コマンドに基づいて所定の動作の中から入力コマンドに対応する動作を選択する動作選択手段105と、動作選択手段105によって選択された動作を実行する動作制御手段106と、接触時間検出手段101、接触回数検出手段102および接触間隔検出手段103の検出結果と入力判定手段104で判定される入力コマンドとの対応関係を任意に設定する入力組合せ設定手段107と、入力判定手段104によって判定される入力コマンドと動作選択手段105で選択される動作との対応関係を任意に設定する動作設定手段108とから構成されている。
【0028】
以上のように構成された本実施の形態のコマンド入力装置の動作について説明する。
タッチパネルディスプレイ100から、表示画面に指が接触しているかどうかを示す信号が、接触時間検出手段101、接触回数検出手段102および接触間隔検出手段103にそれぞれ供給される。なお、一般的なタッチパネルディスプレイには、指との接点の座標を出力する機能を有するが、本発明ではこのような機能は特に必要ではない。ただし、そのような機能を有するタッチパネルディスプレイを用いてももちろん構わない。
【0029】
接触時間検出手段101は、タッチパネルディスプレイ100からの信号に基づいて、タッチパネルディスプレイ100に指が接触している時間を検出する。この時間は例えば図2に示すT(1)、T(2)、T(3)に相当する。なお、図2は、タッチパネルディスプレイ100の表示画面を指で3回触れたときの様子を時系列で示している。
【0030】
接触回数検出手段102は、タッチパネルディスプレイ100からの信号に基づいて、タッチパネルディスプレイ100に指が接触した回数を検出する。この回数は例えば図2に示すNに相当する。
【0031】
接触間隔検出手段103は、タッチパネルディスプレイ100からの信号に基づいて、タッチパネルディスプレイ100から指が離れてから次に接触するまでの時間を検出する。この時間は例えば図2に示すI(1)、I(2)、I(3)に相当する。
【0032】
入力判定手段104は、予め用意された例えば図3に示すテーブルに基づいて、接触時間検出手段101、接触回数検出手段102および接触間隔検出手段103の検出結果に対応するコマンドを判定する。なお、図3では、接触時間検出手段101によって検出される時間(T(1)、T(2)、T(3)、・・・)および接触間隔検出手段103によって検出される時間(I(1)、I(2)、I(3)、・・・)をそれぞれ「長」または「短」で示している。つまり、図3の例では、接触時間検出手段101および接触間隔検出手段103によって検出される時間が所定の閾値(例えば1秒)に比べて長い場合を「長」、短い場合を「短」で示している。なお、本実施の形態では、接触時間検出手段101および接触間隔検出手段103によって検出される時間を所定の閾値よりも大きいか小さいかで評価しているが、本発明はこれに限らず、検出された時間を2つの閾値を用いて、例えば「短」「中」「長」など、3つ以上に区別して評価してもよい。また、閾値はユーザが設定・変更できるようにしてもよい。
【0033】
入力判定手段104の動作をより具体的に説明すると、ユーザがタッチパネルディスプレイ100を指で「トン、トン」と押した場合には、入力判定手段104は図3に示すテーブルに基づいて、ユーザによって入力されたコマンドがコマンドAであると判定する。ユーザがタッチパネルディスプレイ100を指で「トン、、、、トン」と押した場合には、入力判定手段104は、ユーザによって入力されたコマンドがコマンドBであると判定する。また、ユーザがタッチパネルディスプレイ100を指で「トン、トン、トン」と押した場合には、入力判定手段104は、ユーザによって入力されたコマンドがコマンドCであると判定する。ユーザがタッチパネルディスプレイ100を指で「トン、トン、トーン」と押した場合には、入力判定手段104は、ユーザによって入力されたコマンドがコマンドEであると判定する。
【0034】
なお、本実施の形態のコマンド入力装置には、図3に示したテーブルを任意に設定するための入力組合せ設定手段107が設けられている。したがって、タッチパネルディスプレイ100に指を接触する時間・回数・間隔の組合せのパターンをユーザが任意に設定することができる。
【0035】
動作選択手段105は、予め用意された例えば図4に示すテーブルに基づいて、入力判定手段104の判定結果に対応する動作を選択する。より具体的に説明すると、入力判定手段104の判定結果がコマンドAであった場合には、図4に示すテーブルに基づいて、「経路案内開始」を選択する。入力判定手段104の判定結果がコマンドBであった場合には、図4に示すテーブルに基づいて、「経路案内終了」を選択する。入力判定手段104の判定結果がコマンドCであった場合には、図4に示すテーブルに基づいて、「地図を1段階拡大」を選択する。入力判定手段104の判定結果がコマンドFであった場合には、図4に示すテーブルに基づいて、「地図を2段階縮小」を選択する。
【0036】
なお、本実施の形態のコマンド入力装置には、図4に示したテーブルを任意に設定するための動作設定手段108が設けられている。したがって、ユーザは所定のコマンドに対して任意の動作を割り当てることができる。
【0037】
動作制御手段106は、動作選択手段105によって選択された動作を実行する。例えば経路案内を開始したり、地図を1段階拡大したりする。
【0038】
なお、接触時間検出手段101、接触回数検出手段102、接触間隔検出手段103、入力判定手段104、動作選択手段105および動作制御手段106は、ハードウェアそのもので実現されても構わないし、図9に示したようなCPU904、RAM904aおよびプログラムROM904bによってハードウェアとソフトウェアを組み合わせて実現されても構わない。図5に、これらの構成をCPUとプログラムによって実現した場合のCPUの処理の流れを示す。
【0039】
まず、CPUは、タッチパネルディスプレイ100からの信号に基づいて、タッチパネルディスプレイ100に指が触れたかどうかを判断する(S501)。そして、指が触れた場合には、ステップS502で接触回数を検出する。具体的には、接触回数Nをインクリメントする。例えばNの初期値が0であると仮定すると、ステップS501からステップS502に処理が進んだ時には、接触回数Nとして1が設定される。
【0040】
CPUは、ステップS503で、接触時間を検出する。具体的には接触時間T(N)をカウントする。なお、Nは接触回数Nと同一である。さらにCPUは、ステップS504で、タッチパネルディスプレイ100からの信号に基づいて、タッチパネルディスプレイ100から指が離れたかどうかを判断し、指が離れていなければステップS505に進み、指が離れていなければステップS503に戻る。つまり、タッチパネルディスプレイ100から指が離れるまで接触時間T(N)がカウントされ続けることになる。
【0041】
CPUは、ステップS505で、接触間隔を検出する。具体的には接触間隔I(N)をカウントする。なお、Nは接触回数Nと同一である。さらにCPUは、ステップS506で、タッチパネルディスプレイ100からの信号に基づいて、タッチパネルディスプレイ100に指が触れたかどうかを判断し、指が触れていればステップS502に戻り、指が触れていなければステップS507に進む。ステップS507では、ユーザによるコマンド入力が終了したかどうかを判断し、コマンド入力が終了していればステップS508に進み、終了していなければステップS505に戻る。なお、コマンド入力が終了したかどうかを判断する方法としては種々の方法が考えられるが、例えば、ユーザの指がタッチパネルディスプレイ100から離れてから所定時間(ユーザにより変更可能としてもよい)が経過したときに、コマンド入力が終了したと判断してもよい。
【0042】
上記のステップS505〜S507の処理により、タッチパネルディスプレイ100から指が一旦離れてから次に触れるまで接触間隔I(N)がカウントされ続けることになる。ステップS506で、タッチパネルディスプレイ100に指が触れた場合には、ステップS502に戻って接触回数Nがインクリメントされ、同様の処理が実行される。この結果、接触時間T(2)、T(3)や、接触間隔I(2)、I(3)が順次検出される。
【0043】
ステップS507でコマンド入力が終了した場合には、上記の処理によって検出されたN、T(1)、T(2)、I(1)、I(2)等と、図3に示したテーブルに基づいて、CPUはコマンドを判定する(S508)。さらに、ステップS508で判定されたコマンドと、図4に示すテーブルに基づいて、動作を選択し(S509)、この動作に応じた制御を行う(S510)。
【0044】
以上のように、本発明の第1の実施の形態のコマンド入力装置によれば、タッチパネルディスプレイに指が連続的に接触している時間を検出する接触時間検出手段と、タッチパネルディスプレイに指が触れた回数を検出する接触回数検出手段と、指がタッチパネルディスプレイから離れてから次に接触するまでの時間を検出する接触間隔検出手段と、接触時間検出手段、接触回数検出手段および接触間隔検出手段の検出結果に基づいて入力コマンドを判定する入力判定手段とを設けることにより、タッチパネルディスプレイに指を接触する時間・回数・間隔に基づいてコマンドを入力できるため、目視によらず多様なコマンドを入力することが可能となる。しかも、ユーザはタッチパネルディスプレイの任意の場所に指を接触させてコマンドを入力することができるため、タッチパネルディスプレイを全く見ずにコマンドを入力することが容易となる。
【0045】
(第2の実施の形態)
次に、本発明の第2の実施の形態のコマンド入力装置の構成を図6に示す。
図6において、コマンド入力装置は、タッチパネルディスプレイ100と、タッチパネルディスプレイ100に指が連続的に接触している時間を検出する接触時間検出手段601と、タッチパネルディスプレイ100に指が触れた回数を検出する接触回数検出手段602と、指がタッチパネルディスプレイ100から離れてから次に接触するまでの時間を検出する接触間隔検出手段603と、接触時間検出手段601、接触回数検出手段602および接触間隔検出手段603の検出結果に基づいて入力コマンドを判定する入力判定手段104と、入力判定手段104によって判定された入力コマンドに基づいて所定の動作の中から入力コマンドに対応する動作を選択する動作選択手段105と、動作選択手段105によって選択された動作を実行する動作制御手段106と、接触時間検出手段601、接触回数検出手段602および接触間隔検出手段603の検出結果と入力判定手段104で判定される入力コマンドとの対応関係を任意に設定する入力組合せ設定手段107と、入力判定手段104によって判定される入力コマンドと動作選択手段105で選択される動作との対応関係を任意に設定する動作設定手段108と、振動を検出する振動検出手段609と、振動検出手段609の検出結果に応じて接触時間検出手段601、接触回数検出手段602および接触間隔検出手段603を制御し、チャタリングによる誤操作を防止する誤操作防止手段610とから構成されている。なお、図6において、図1に示した構成と同様の構成には同一の参照符号を付し、説明を省略する。
【0046】
以上のように構成された本実施の形態のコマンド入力装置の動作について説明する。
本実施の形態の接触時間検出手段601、接触回数検出手段602および接触間隔検出手段603は、チャタリング(タッチパネルディスプレイ100に対してユーザの指が触れたり離れたりする際に、瞬間的に指が触れたり離れたりしてしまう現象)による誤動作を回避するための機能を有している。
【0047】
チャタリングが生じると、図7に示すように、ユーザの意図に反して指が瞬間的に(ΔI)タッチパネルディスプレイ100から離れてしまう。ここで、もし、接触時間検出手段、接触回数検出手段および接触間隔検出手段が、このような指の挙動をユーザによるコマンド入力として処理してしまったとすると、誤動作が生じてしまうことになる。具体的には、接触時間検出手段によって検出されるT(2)はほぼ0となり、接触回数検出手段によって検出されるNは本来よりも1大きくなり、接触間隔検出手段によって検出されるI(2)はΔIとなってしまう。その結果、入力判定手段の判定結果はユーザが意図しないものとなってしまう。
【0048】
そこで、上記のような誤動作を防止するため、本実施の形態の接触時間検出手段601、接触回数検出手段602および接触間隔検出手段603は、微小な接触間隔(例えば10ms以下)をチャタリングによるものと判断し、これを検出結果に反映させないように設定されている。したがって、チャタリングが発生したとしても誤動作は生じない。
【0049】
ところで、本実施の形態のコマンド入力装置を車載用のナビゲーション装置に適用した場合、車両の走行中には車両が振動するため、チャタリングがより発生し易くなり、チャタリングによる接触間隔ΔIが車両の停止時よりも大きくなる。そこで、本実施の形態では、車両またはコマンド入力装置に振動検出手段609を取り付け、その検出結果に応じて、誤操作防止手段610によって、接触時間検出手段601、接触回数検出手段602および接触間隔検出手段603がチャタリングによるものと判断する接触間隔ΔIを制御する。より具体的には、誤操作防止手段610は、例えば図8に示すテーブルに基づいて、振動検出手段609によって振動が検出されていないときには10ms以下の接触間隔をチャタリングによるものとして判断させ、振動検出手段609によって振動が検出されているときには100ms以下の接触間隔をチャタリングによるものとして判断させる。したがって、車両が走行中でもチャタリングを効果的に防止することができる。
【0050】
なお、図8では、チャタリングとして判断すべき接触間隔を振動の有無に応じて2通りに制御する例を示したが、本発明はこれに限らず、例えば振動の程度に応じてチャタリングとして判断すべき接触間隔を3通りに制御しても構わない。
【0051】
以上のように、本発明の第2の実施の形態のコマンド入力装置によれば、振動を検出する振動検出手段と、振動検出手段の検出結果に応じてチャタリングによる誤操作を防止する誤操作防止手段とを設けることにより、車両の状態に応じた最適なチャタリング防止処理が可能となる。
【0052】
【発明の効果】
以上のように本発明は、タッチパネルディスプレイに指またはペンが連続的に接触している時間を検出する接触時間検出手段と、タッチパネルディスプレイに指またはペンが触れた回数を検出する接触回数検出手段と、指またはペンがタッチパネルディスプレイから離れてから次に接触するまでの時間を検出する接触間隔検出手段と、接触時間検出手段、接触回数検出手段および接触間隔検出手段の検出結果に基づいて入力コマンドを判定する入力判定手段とを設けることにより、目視によらず多様なコマンドを入力することが可能なコマンド入力装置を提供することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態におけるコマンド入力装置のブロック図
【図2】本発明の第1の実施の形態においてタッチパネルディスプレイ100と指との接触時間・接触回数・接触間隔を示す図
【図3】本発明の第1の実施の形態における入力判定手段104によって参照されるテーブルの一例を示す図
【図4】本発明の第1の実施の形態における動作選択手段105によって参照されるテーブルの一例を示す図
【図5】本発明の第1の実施形態におけるコマンド入力装置の動作説明のためのフロー図
【図6】本発明の第2の実施の形態におけるコマンド入力装置のブロック図
【図7】本発明の第2の実施の形態においてタッチパネルディスプレイ100と指とのチャタリングによる接触間隔を示す図
【図8】本発明の第2の実施の形態において誤操作防止手段610がチャタリングとして判断する接触間隔を示す図
【図9】従来のカーナビゲーション装置のブロック図
【図10】従来のカーナビゲーション装置のタッチパネルディスプレイ909の表示画像の一例を示す図
【図11】従来のカーナビゲーション装置のコマンド入力に関する動作説明のためのフロー図
【符号の説明】
100 タッチパネルディスプレイ
101 接触時間検出手段
102 接触回数検出手段
103 接触間隔検出手段
104 入力判定手段
105 動作選択手段
106 動作制御手段
107 入力組合せ設定手段
108 動作設定手段
601 接触時間検出手段
602 接触回数検出手段
603 接触間隔検出手段
609 振動検出手段
610 誤操作防止手段
901 方位センサ
902 距離センサ
903 入力インタフェース
904 CPU
904a RAM
904b プログラムROM
905 通信インタフェース
906 GPS通信機
907 DVD−ROM
908 画像処理プロセッサ
909 タッチパネルディスプレイ
910 操作検出部

Claims (8)

  1. タッチパネルディスプレイに指またはペンが連続的に接触している時間を検出する接触時間検出手段と、
    タッチパネルディスプレイに指またはペンが触れた回数を検出する接触回数検出手段と、
    指またはペンがタッチパネルディスプレイから離れてから次に接触するまでの時間を検出する接触間隔検出手段と、
    前記接触時間検出手段、前記接触回数検出手段および前記接触間隔検出手段の検出結果に基づいて、入力コマンドを判定する入力判定手段と、
    前記入力判定手段によって判定された入力コマンドに基づいて、所定の動作の中から当該入力コマンドに対応する動作を選択する動作選択手段と、
    前記動作選択手段によって選択された動作を実行する動作制御手段とを備えたコマンド入力装置。
  2. 前記入力判定手段の判定結果は、指またはペンがタッチパネルディスプレイに接触する位置に依存しないことを特徴とする、請求項1記載のコマンド入力装置。
  3. 前記接触時間検出手段、前記接触回数検出手段および前記接触間隔検出手段の検出結果と、当該検出結果に基づいて前記入力判定手段で判定される入力コマンドとの対応関係を任意に設定する入力組合せ設定手段をさらに備えた、請求項1記載のコマンド入力装置。
  4. 前記入力判定手段によって判定される入力コマンドと、当該入力コマンドに基づいて前記動作選択手段で選択される動作との対応関係を任意に設定する動作設定手段をさらに備えた、請求項1記載のコマンド入力装置。
  5. 振動を検出する振動検出手段と、
    タッチパネルに指またはペンが触れるときのチャタリングを防止する誤操作防止手段とをさらに備え、
    前記誤操作防止手段がチャタリングとして判断する指またはペンの接触間隔が、前記振動検出手段の検出結果に基づいて変化することを特徴とする、請求項1記載のコマンド入力装置。
  6. 前記接触時間検出手段は、前記連続的に接触している時間の長さに応じて2つ以上の状態に区別することを特徴とする、請求項1記載のコマンド入力装置。
  7. 前記接触時間検出手段は、前記連続的に接触している時間を区別する長さを、任意に設定できることを特徴とする、請求項1記載のコマンド入力装置。
  8. 前記接触間隔検出手段は、コマンド入力の終了を設定する時間を任意に設定できることを特徴とする、請求項1記載のコマンド入力装置。
JP2003162327A 2003-06-06 2003-06-06 タッチパネルディスプレイを用いたコマンド入力装置 Withdrawn JP2004362429A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003162327A JP2004362429A (ja) 2003-06-06 2003-06-06 タッチパネルディスプレイを用いたコマンド入力装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003162327A JP2004362429A (ja) 2003-06-06 2003-06-06 タッチパネルディスプレイを用いたコマンド入力装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2004362429A true JP2004362429A (ja) 2004-12-24

Family

ID=34054504

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003162327A Withdrawn JP2004362429A (ja) 2003-06-06 2003-06-06 タッチパネルディスプレイを用いたコマンド入力装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2004362429A (ja)

Cited By (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006219030A (ja) * 2005-02-10 2006-08-24 Denso Corp 車両用表示入力装置
JP2006244231A (ja) * 2005-03-04 2006-09-14 Xanavi Informatics Corp 入力制御装置、および入力制御方法
JP2007145106A (ja) * 2005-11-25 2007-06-14 Xanavi Informatics Corp 車載情報端末
JP2008116524A (ja) * 2006-11-01 2008-05-22 Casio Hitachi Mobile Communications Co Ltd 電子機器およびプログラム
JP2009509236A (ja) * 2005-09-16 2009-03-05 アップル インコーポレイテッド タッチスクリーン型インターフェースを用いるコンピュータの作動
US7698423B2 (en) 2007-01-24 2010-04-13 Hitachi, Ltd. Computer system for estimating operational risk
JP2012117831A (ja) * 2010-11-29 2012-06-21 Zenrin Datacom Co Ltd 地図表示装置、地図表示方法および地図表示プログラム
JP2013015461A (ja) * 2011-07-05 2013-01-24 Clarion Co Ltd ナビゲーション装置とその入力受付方法
JP2013519127A (ja) * 2010-01-06 2013-05-23 ▲華▼▲為▼▲終▼端有限公司 ピクチャ/インターフェースを表示するための方法および端末
KR101387507B1 (ko) * 2007-09-19 2014-04-21 엘지전자 주식회사 이동통신 단말기 및 이를 이용한 서브 메뉴 구현방법
KR101471843B1 (ko) * 2013-02-28 2014-12-10 주식회사 에이 씨 에스 개량된 입력구조를 갖는 차량용 센터페시아 장치
JP2015111375A (ja) * 2013-12-06 2015-06-18 株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメント 情報処理システム、情報処理装置、出力装置、および情報処理方法
JP2015149055A (ja) * 2014-01-08 2015-08-20 株式会社デンソー 静電容量式操作装置
JP2017062589A (ja) * 2015-09-24 2017-03-30 カシオ計算機株式会社 売上データ処理装置及びプログラム
US9639208B2 (en) 2013-03-29 2017-05-02 Sharp Kabushiki Kaisha Touch panel system
KR20180088831A (ko) 2015-12-08 2018-08-07 가부시키가이샤 한도오따이 에네루기 켄큐쇼 터치 패널, 터치 패널의 명령 입력 방법, 및 표시 시스템
JP2020201711A (ja) * 2019-06-10 2020-12-17 アルパイン株式会社 押下操作検出装置および押下操作検出方法

Cited By (23)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006219030A (ja) * 2005-02-10 2006-08-24 Denso Corp 車両用表示入力装置
JP4701736B2 (ja) * 2005-02-10 2011-06-15 株式会社デンソー 車両用表示入力装置
JP2006244231A (ja) * 2005-03-04 2006-09-14 Xanavi Informatics Corp 入力制御装置、および入力制御方法
JP4530881B2 (ja) * 2005-03-04 2010-08-25 クラリオン株式会社 入力制御装置、および入力制御方法
JP2009509236A (ja) * 2005-09-16 2009-03-05 アップル インコーポレイテッド タッチスクリーン型インターフェースを用いるコンピュータの作動
JP2007145106A (ja) * 2005-11-25 2007-06-14 Xanavi Informatics Corp 車載情報端末
JP2008116524A (ja) * 2006-11-01 2008-05-22 Casio Hitachi Mobile Communications Co Ltd 電子機器およびプログラム
US7698423B2 (en) 2007-01-24 2010-04-13 Hitachi, Ltd. Computer system for estimating operational risk
KR101387507B1 (ko) * 2007-09-19 2014-04-21 엘지전자 주식회사 이동통신 단말기 및 이를 이용한 서브 메뉴 구현방법
JP2013519127A (ja) * 2010-01-06 2013-05-23 ▲華▼▲為▼▲終▼端有限公司 ピクチャ/インターフェースを表示するための方法および端末
JP2012117831A (ja) * 2010-11-29 2012-06-21 Zenrin Datacom Co Ltd 地図表示装置、地図表示方法および地図表示プログラム
JP2013015461A (ja) * 2011-07-05 2013-01-24 Clarion Co Ltd ナビゲーション装置とその入力受付方法
KR101471843B1 (ko) * 2013-02-28 2014-12-10 주식회사 에이 씨 에스 개량된 입력구조를 갖는 차량용 센터페시아 장치
US9639208B2 (en) 2013-03-29 2017-05-02 Sharp Kabushiki Kaisha Touch panel system
JP2015111375A (ja) * 2013-12-06 2015-06-18 株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメント 情報処理システム、情報処理装置、出力装置、および情報処理方法
US9833719B2 (en) 2013-12-06 2017-12-05 Sony Interactive Entertainment Inc. Information processing system, information processing device, output device, and information processing method
JP2015149055A (ja) * 2014-01-08 2015-08-20 株式会社デンソー 静電容量式操作装置
JP2017062589A (ja) * 2015-09-24 2017-03-30 カシオ計算機株式会社 売上データ処理装置及びプログラム
US10235665B2 (en) 2015-09-24 2019-03-19 Casio Computer Co., Ltd. Sales data processing apparatus and sales data processing method
KR20180088831A (ko) 2015-12-08 2018-08-07 가부시키가이샤 한도오따이 에네루기 켄큐쇼 터치 패널, 터치 패널의 명령 입력 방법, 및 표시 시스템
US10175814B2 (en) 2015-12-08 2019-01-08 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Touch panel, command-input method of touch panel, and display system
JP2020201711A (ja) * 2019-06-10 2020-12-17 アルパイン株式会社 押下操作検出装置および押下操作検出方法
JP7225034B2 (ja) 2019-06-10 2023-02-20 アルパイン株式会社 押下操作検出装置および押下操作検出方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20070097084A1 (en) Command input device using touch panel display
JP2004362429A (ja) タッチパネルディスプレイを用いたコマンド入力装置
EP3165994B1 (en) Information processing device
CN107107841B (zh) 信息处理装置
CN108430819B (zh) 车载装置
US10725655B2 (en) Operation apparatus
US20160216803A1 (en) Touch detection apparatus and vehicle navigation apparatus
JP6221265B2 (ja) タッチパネル操作装置及びタッチパネル操作装置における操作イベント判定方法
US20100005412A1 (en) In-vehicle display apparatus
JP4848997B2 (ja) 車載機器の誤操作防止装置および誤操作防止方法
US20200050348A1 (en) Touch-type input device and operation detection method
US20170060245A1 (en) Input device, integrated input system, input device control method, and program
JP2008209151A (ja) 経路案内装置
JP2012242924A (ja) タッチパネル装置およびタッチパネル装置の制御方法
JP2011192231A (ja) 車載入力装置及び車載入力装置用入力プログラム
JP5626259B2 (ja) 画像表示装置
JP2015184841A (ja) ジェスチャ入力装置
CN107408355B (zh) 地图显示控制装置及地图滚动的操作触感控制方法
JP4897342B2 (ja) 車載地図表示装置
JP2007147723A (ja) 地図表示装置
JP2007017331A (ja) ナビゲーション装置
JP2007242390A (ja) 車両用シート
JP6393604B2 (ja) 操作装置
JP2011185948A (ja) 車載機器の誤操作防止装置および誤操作防止方法
JP2005308411A (ja) 車載情報端末、道路地図表示方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060317

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20071017