JP2015149055A - 静電容量式操作装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】誤判定低減と操作性向上とのバランスを大きく崩すことなく、操作状況に起因した誤操作時のオン判定を抑制できるようにする。
【解決手段】静電容量式操作装置は、指先Fにより接触操作される複数の操作面11〜16を形成する操作プレート10および電極21〜26を備えるとともに、以下に説明する検出手段41、接触判定手段42および変更手段44を備える。検出手段41は、指先Fと電極21〜26との間で生じる静電容量の変化量に応じた検出値を取得する。接触判定手段42は、検出値に対する閾値と、検出値が閾値を継続して超えている時間に対する閾時間とに基づいて、該当する操作面11〜16に指先Fが接触していると判定する。変更手段44は、接触判定手段の判定値である閾値および閾時間を、操作体の操作に影響を与える情報に基づいて変更する。
【選択図】図2

Description

本発明は、操作体(例えばユーザの指先)により接触操作される静電容量式操作装置に関する。
特許文献1には、ユーザの指先により接触操作される複数の操作面を形成する操作プレートと、操作プレートの裏側に配置される電極とを備えた静電容量式の操作装置が開示されている。この操作装置は、電極と指先との間で生じる静電容量の変化量に応じた検出値を取得し、取得した検出値が所定の閾値を超えている場合に、接触操作が為されているとオン判定する。
従来は、検出値が所定の閾値を超えた場合に指先が操作面に接触したと判定している。そのため、例えば車両走行時の振動で指先が上下あるいは左右に振れている状態で操作プレートを操作する場合、操作プレートの所望の操作位置に確実に指先を接触することが困難となるため、誤った操作位置に指先が接触し、誤操作となる。そこで、従来では検出値の閾値を高めに設定することが提案されている。
特開2013−117900号公報
しかしながら、車両走行時の振動下では指先の接触を確実にするために指先を操作プレートに押し付けることが往々にしてある。このような場合、検出値が閾値を超える場合が発生しやすいので、閾値を高めに設定しても誤操作を十分に抑制できない。一方、車両の停止時には指先を誤った操作面に接触させる機会は減少するため、閾値を高めに設定した状態では、所望の操作面に対する接触、検知の軽快感が損なわれるので、閾値を低めに設定することが望まれる。
このように、上記閾値を高めに設定したり低めに設定したりするだけでは、誤操作抑制と操作の軽快感との両立を満足することは困難である。
そこで、本発明者は、検出値が閾値を超えたか否かに加えて、検出値が閾値を超えた状態が継続している時間の長さを、操作体と操作面との接触判定に用いることを知見し、かつそれら閾値および時間の長さを可変とすることで本発明を完成させた。
本発明は、上記問題を鑑みてなされたもので、その目的は、誤操作抑制と操作の軽快感との両方を満足できる静電容量式操作装置を提供することにある。
ここに開示される発明は上記目的を達成するために以下の技術的手段を採用する。なお、特許請求の範囲およびこの項に記載した括弧内の符号は、ひとつの態様として後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであって、発明の技術的範囲を限定するものではない。
開示される発明のひとつは、車両の室内に設置され、操作体(F)により接触操作される複数の操作面(11、12、13、14、15、16)を形成する操作プレート(10)と、操作面に対して操作体の反対側に位置する電極(21、22、23、24、25、26)と、操作体と電極との間で生じる静電容量の変化量に応じた検出値を取得する検出手段(41)と、検出値に対する閾値(THa、THb)と、検出値が閾値を継続して超えている時間に対する閾時間(Wa、Wb)とに基づいて、該当する操作面に操作体が接触していると判定する接触判定手段(42)と、接触判定手段の判定値である閾値および閾時間を、操作体の操作に影響を与える情報に基づいて変更する変更手段(44、440)と、を備えることを特徴とする。
この発明では要するに、接触判定手段の判定値である閾値および閾時間を、操作体の操作に影響を与える情報に基づいて変更する変更手段を備える。 この変更手段により、例えば車両走行時の振動下では車両停止時に比較して検出値の閾値を高く、かつその閾値が継続している時間の長さに対する閾時間を長く設定することにより、以下の効果が発揮される。例えば車両走行時の振動下において操作体が操作面に接触して検出値が閾値より高くなってもその継続時間が短ければ接触したと判定しないので、接触検知の誤判定を抑制できる。また、車両停止時には車両走行に比較して検出値の閾値を低くし、かつその閾値が継続している時間の長さに対する閾時間を短くすることにより、以下の効果が発揮される。例えば車両停止時には操作体が操作面に軽く接触してもその接触を判定できるので、接触検知の軽快感が損なわれない。
なお、本発明は、操作体の操作に影響を与える情報として車両走行時、停止時という車両の運転状態に関わる情報に限定されるものではない。例えば操作体の操作時の姿勢や、車両運転者ではなく助手席の乗員が操作体を操作することによっても接触検知の誤判定は発生する。そのため、操作者の姿勢、席による操作者の区別などの情報に基づいて検出値の閾値と閾時間を変更するようにしてもよいことは勿論である。
本発明の第1実施形態にかかる静電容量式操作装置の、車両搭載位置を示す斜視図。 図1に示す静電容量式操作装置の正面図。 図2のIII−III線に沿う断面図。 操作面を接触操作した場合における、静電容量変化の一態様を示す図。 第1実施形態において、接触操作の有無を判定する処理手順を示すフローチャート。 本発明の第2実施形態において、接触操作の有無を判定する処理手順を示すフローチャート。 本発明の第3実施形態において、接触操作の有無を判定する処理手順を示すフローチャート。 本発明の第4実施形態において、接触操作の有無を判定する処理手順を示すフローチャート。 本発明の第5実施形態にかかる静電容量式操作装置の正面図。 第5実施形態において、接触操作の有無を判定する処理手順を示すフローチャート。
以下、図面を参照しながら本発明にかかる静電容量式操作装置を実施するための複数の形態を説明する。各形態において、先行する形態で説明した事項に対応する部分には同一の参照符号を付して重複する説明を省略する場合がある。各形態において、構成の一部のみを説明している場合は、構成の他の部分については先行して説明した他の形態を参照し適用することができる。
(第1実施形態)
図1は、車両Vに搭載されたインストルメントパネル(インパネVi)を室内側から見た斜視図である。インパネViのうち車両左右方向の中央部分には、静電容量式操作装置Voが組み付けられている。この静電容量式操作装置Voは、車両乗員により操作されることを前提としており、車室内のうち、運転席Drおよび助手席Paのいずれの乗員からも操作可能な位置に配置されている。そして、図2および図3に示すように、静電容量式操作装置Voは、以下に説明する操作プレート10、電極シート20およびプリント配線板30を備えて構成されている。
操作プレート10は、樹脂製の板部材であり、ユーザに視認される装飾面10aを形成する。装飾面10aは、複数の操作面11、12、13、14、15、16を有している。これらの操作面11〜16には、操作対象の設定内容を表した文字や記号、図形等が印刷されている。図1に示す例では、操作対象は、車室内を空調する空調装置50であり、例えば、空調装置50の起動、風量設定、温度設定等が上記設定内容の具体例として挙げられる。操作面11〜16をユーザが指先Fで接触操作すると、対応する機器に対して作動を指令する指令信号が出力され、接触操作の内容にしたがって、空調装置50が作動する。
操作プレート10のうち装飾面10aの反対側の面には、電極シート20が貼り付けられている。電極シート20は、複数の電極21、22、23、24、25、26を有しており、これらの電極21〜26は樹脂製のシート20aに保持されている。電極21〜26の各々は、対応する操作面11〜16に対向するように配置されている。
電極シート20に対して操作プレート10の反対側には、プリント配線板30が配置されている。回路基板には、複数の光源31、32、33が実装されており、これらの光源31〜33は、対応する電極21〜26に対向するように配置されている。電極21〜26には、酸化インジウムスズ等の透明電極が採用されている。また、操作プレート10には、透光性を有する樹脂部材が採用されており、操作面11〜16のうち印刷されていない部分が、光源31〜33により透過照明される。なお、装飾面10aのうち操作面11〜16以外の部分には、遮光性を有する塗料が印刷されている。
電極21〜26は、静電容量の変化に応じて生じた電圧変化を電気信号として出力する。電極21〜26から出力された電気信号は、プリント配線板30に実装されたマイクロコンピュータ(マイコン40)に入力される。マイコン40は、プログラムを記憶する記憶装置、および記憶されたプログラムにしたがって演算処理を実行する中央演算処理装置を備える。マイコン40は、各種の演算処理を実行することにより、以下に説明する検出手段41、接触判定手段42、取得手段43、変更手段44として機能する(図2参照)。
静電容量式操作装置Voは、電極21〜26により形成される結合容量に対して充放電を繰り返す回路を備えており、検出手段41は、所定条件を満たすまでの充放電回数をカウントする。このカウント値は、電極21〜26と指先Fとの間で生じる静電容量が大きいほど大きい値になる。したがって、上記カウント値に基づき、電極21〜26と指先Fとの間で生じる静電容量の変化量に応じた「検出値」を、検出手段41は算出する。具体的には、指先Fが電極21〜26から十分に離れている時のカウント値を基準値と呼ぶ場合において、電極21〜26の近傍位置または接触位置に指先Fがある時のカウント値と基準値との差分を、上記検出値として算出する。
接触判定手段42は、検出手段41により算出された検出値に基づき、接触操作されているか否かを判定する。具体的には、検出値が所定の閾値THa、THbを超えている状態が所定時間(閾時間Wa、Wb)以上継続している場合に、該当する操作面が接触操作されていると判定する。図4は、ある操作面11を指先Fで接触操作した場合における、検出値の時間変化を示す。
具体的には、t1時点からt2時点の期間では、指先Fが操作面11に近づいていることに伴い検出値が増大している。指先Fが接触を開始したt2時点以降において、以下に説明する理由により検出値は急激に増大する。
すなわち、電極と指先Fとの間で生じる静電容量Cは、C1とC2の直列接続の合成容量1/C=1/C1+1/C2で近似算出できる。C1はε0・εr1・S/d1であり、C2はε0・εr2・S/d2である。ε0は真空の誘電率、εr1は電極と指先Fとの間に介在する物質(極間媒質)である操作プレート10の比誘電率、Sは電極面積と指先Fの並行板コンデンサとしてのラップ面積、d1は操作プレート10の厚みを表す。また、εr2は電極と指先Fとの間に介在する物質(極間媒質)である空気の比誘電率、d2は指先Fと操作プレート10の距離を表す。
指先Fが操作面に接触している図4のt2〜t5期間では、操作プレート10が極間媒質に相当する。一方、指先Fが操作面から離れているt1〜t2期間またはt5〜t6期間では、操作プレート10に加え、操作プレート10と指先Fの間に介在する空気も極間媒質に相当する。
したがって、t2時点を越えると比誘電率εrは急激に増大し、t5時点を越えると比誘電率εrは急激に減少する。なお、εr=εr1・εr2である。また、指先Fが接触を開始したt2時点では、指先Fが操作面11に軽く触れているだけであるため接触面積Sは小さい。しかし、t2時点の後、指先Fが操作面11に押し付けられることで指先Fが僅かに潰れて接触面積Sは増大する。
このように、t2時点以降の比誘電率εrの増大および接触面積Sの増大に伴い、t2時点以降において検出値は急激に増大する。t1時点からt2時点の期間に比べてt2時点以降の方が、単位時間当りにおける検出値の増大量は大きい。同様にして、t5時点以降の比誘電率εrの減少および接触面積Sの減少に伴い、t5時点以降において検出値は急激に減少する。t1時点からt2時点の期間に比べてt5時点以降の方が、単位時間当りにおける検出値の増大量は大きい。
図4の例では、t2時点以降のt3時点で検出値が閾値THa、THbを超えている。t3時点から閾時間Wa、Wbが経過したt4時点までの期間、検出値が閾値THa、THbを超えた状態が継続しているので、t4時点で操作面11が接触操作されていると判定される。
その後、指先Fを操作面11から離そうとすることに伴い、押し潰れていた指先Fが解放され、指先Fと操作面11との接触面積が減少する。この接触面積の減少に伴い検出値は急激に減少し、その後、操作面11から指先Fが離れるt5時点以降、検出値はさらに減少してt6時点でゼロになる。t5時点からt6時点の期間に比べてt5時点以前の方が、単位時間当りにおける検出値の減少量は大きい。
図2の説明に戻り、取得手段43は、操作面11〜16に指先Fを接触操作する時の操作状況、つまり指先Fの操作に影響を与える情報を取得する。具体的には、車両Vが走行中であるか否かを操作状況として取得する。例えば、車両Vに搭載された内燃機関(エンジン)の作動を制御する電子制御ユニット(エンジンECU53)から、マイコン40は車速情報を取得する。この車速情報に基づき、走行中であるか否かを判別する。走行中であれば、車両Vの走行振動により、指先Fが意図した位置に定まりにくくなる操作状況(不安定操作状況)であると言える。一方、走行停止中であれば、走行振動が無いため、指先Fが意図した位置に定まりやすい操作状況(安定操作状況)であると言える。
変更手段44は、接触判定手段42の判定に用いられる閾時間Wa、Wbおよび閾値THa、THbを、取得手段43により取得された操作状況に応じて変更する。具体的には、不安定操作状況(走行中)での閾値THaを、安定操作状況(走行停止中)での閾値THbよりも高い値に変更して設定する。また、不安定操作状況(走行中)での閾時間Waを、安定操作状況(走行停止中)での閾時間Wbよりも長い時間に変更して設定する。
マイコン40は、接触していると判定されている操作面に関連付けられた、空調装置50の設定内容を変更する。上記設定の具体例としては、先述した空調装置の起動、風量設定、温度設定等が挙げられる。マイコン40は、上記設定に応じた指令信号を空調装置50に出力し、空調装置50の作動を制御する。なお、静電容量式操作装置Voは、空調装置50の他にも、オーディオ装置51やナビゲート装置52を操作対象として機能させることもできる。この場合、マイコン40は、静電容量式操作装置による設定内容に応じた指令信号をオーディオ装置51やナビゲート装置52に出力し、これらの装置51、52の作動を制御する。
図5は、マイコン40が所定周期で繰り返し実行する処理の手順を示すフローチャートである。先ず、ステップS10において、取得手段43により車両の走行速度(車速)を取得する。ステップS10の処理を実行している時のマイコン40は、車両Vの走行振動に関する情報を操作状況の情報として取得する「振動情報取得手段」を提供する。
続くステップS20では、取得した車速に基づき走行中であるか否かを判定する。つまり、車速がゼロでなければ走行中と判定する。走行中と判定された場合、ステップS30において、検出値が、走行時用の閾値THa以上であるか否かを判定する。この走行時用の閾値THaは、変更手段44により設定された先述の値である。検出値≧閾値THaと判定された場合、続くステップS40において、検出値≧閾値THaの状態が、走行時用の閾時間Wa以上経過したか否かを判定する。この走行時用の閾時間Waは、変更手段44により設定された先述の値である。
そして、閾時間Wa以上経過したと判定された場合、次のステップS50において、該当する操作面が接触操作されたとみなし、その操作面の入力を確定してオン作動させる。一方、検出値<閾値THaと判定された場合、或いは閾時間Waが経過していないと判定された場合には、ステップS50による入力確定を実施することなくステップS10の処理に戻る。
一方、ステップS20にて走行中でないと判定された場合、ステップS60において、検出値が、停止時用の閾値THb以上であるか否かを判定する。この停止時用の閾値THbは、変更手段44により設定された先述の値である。検出値≧閾値THbと判定された場合、続くステップS70において、検出値≧閾値THbの状態が、停止時用の閾時間Wb以上経過したか否かを判定する。この停止時用の閾時間Wbは、変更手段44により設定された先述の値である。
そして、閾時間Wb以上経過したと判定された場合、次のステップS50において、該当する操作面が接触操作されたとみなし、その操作面の入力を確定してオン作動させる。一方、検出値<閾値THbと判定された場合、或いは閾時間Wbが経過していないと判定された場合には、ステップS50による入力確定を実施することなくステップS10の処理に戻る。
以上により、本実施形態によれば、操作面が接触操作されたか否かの判定に用いる閾時間Wa、Wbおよび閾値THa、THbを、不安定操作状況の場合には安定操作状況の場合に比べて接触判定されにくい側の値に変更する。この変更による効果を以下に説明する。
安定操作状況で用いられる停止時用の閾値THbは、操作者の個体差に起因した誤判定の抑制と操作性向上とのバランスを鑑みて設定されている。すなわち、閾値THbを低く設定すれば、操作面に軽く触れるだけでオン判定されるようになり操作性が向上する。例えば、接触開始した図4のt2時点の状態を閾時間継続すればオン判定されるようになり、指先Fを押し付けて接触面積を増大させることを不要にできる。その一方で、操作者の指先が大きい場合や指先が汗で濡れている場合には検出値が大きく現れるので、上述の如く閾値THbを低くすると、操作面に指先を近づけただけでオン判定されるといった誤判定の不具合が生じる。例えば、図4のt1時点からt2時点までの非接触の期間でオン判定されてしまう。
これに対し、不安定操作状況では、意図に反した操作面に指先Fが触れてしまう誤操作が生じやすい。この種の誤操作時には、上記誤判定時とは異なり、実際に操作面に指先Fが触れるので、検出値が閾値を超える可能性が高い。したがって、この誤操作時のオン判定を抑制するには、閾値を高くするだけでは不十分である。しかし、誤操作時には、意図した操作時に比べて接触時間が短くなる可能性が高い。
この点に着目した本実施形態では、不安定操作状況において、閾値を高く変更することに加えて閾時間を長く変更している。そのため、閾値を極端に高く変更することなく、誤操作時のオン判定を抑制できるようになる。よって、操作者の個体差に起因した誤判定の低減と、操作面に軽く触れるだけでオン判定されるといった操作性向上とのバランスを大きく崩すことなく、不安定操作状況時における誤操作時のオン判定を抑制できるようになる。
さらに本実施形態では、車両の走行振動に関する情報を操作状況として取得して変更手段44による閾値等の変更を実施する。走行振動が大きい状況であるほど、指先Fが意図した位置に定まりにくくなる操作状況(不安定操作状況)であると言える。よって、不安定操作状況になった時にタイミング良く閾値等を変更することができる。
さらに本実施形態では、走行振動が大きい状況であるほど、閾時間を長い時間に変更するとともに閾値を大きい値に変更する。よって、指先Fが意図した位置に定まりにくくなる度合いが大きいほど、閾値等の値を接触判定されにくい側の値に変更されることとなる。そのため、不安定操作状況時における誤操作時のオン判定抑制が過剰になることを回避でき、操作者の個体差に起因した誤判定の抑制と操作性向上とのバランスを必要以上に崩してしまうことを回避できる。
さらに本実施形態では、車両の走行有無を走行振動に関する情報として取得し、走行有無に応じて閾値等を変更する。走行停止時には走行振動が無いので安定操作状況であると言える。よって、走行有無に応じて閾値等を変更する本実施形態によれば、不安定操作状況と安定操作状況とを明確に判別でき、不安定操作状況になった時にタイミング良く閾値等を変更する効果が確実に発揮される。
(第2実施形態)
本実施形態では、図5に示す実施形態に対して、図6に示すステップS21の処理を追加したものである。すなわち、ステップS20において走行中であると判定された場合、次のステップS21において、ステップS10で取得した車速に応じて、走行時用の閾値THaおよび閾時間Waの値を変更する。具体的には、車速が速いほど、走行振動が大きい状況であると見なして、閾時間Waをより一層長い時間に設定するとともに、閾値THaをより一層大きい値に設定する。
例えば、車速が所定値以上であれば、予め設定しておいた高速走行用の値に閾値THaおよび閾時間Wa(例えば50ms)を設定する。車速が所定値未満であれば、予め設定しておいた低速走行用の値に閾値THaおよび閾時間Wa(例えば20ms)を設定する。なお、停止時用の閾時間Wbは低速走行用の閾時間Waよりも短い時間(例えば10ms)に設定される。
以上により、本実施形態によれば、走行振動が大きいほど、閾時間Waおよび閾値THaが接触判定されにくい側の値に設定される。よって、不安定操作状況時における誤操作時のオン判定抑制が過剰にならないよう、走行振動の度合いに合わせて走行時用の閾時間Waおよび閾値THaを調整することができる。
(第3実施形態)
本実施形態では、図5に示す実施形態に対して、図7に示すステップS11、S22、S23の処理を追加したものである。すなわち、ステップS11では、車室内の湿度を取得する。例えば、空調装置50の制御に用いる湿度センサの検出値を利用して車室内の湿度を取得する。ステップS11の処理を実行している時のマイコン40は、操作面の雰囲気湿度に関する情報を操作状況の情報として取得する「湿度情報取得手段」を提供する。
そして、ステップS20において走行中であると判定された場合、次のステップS22において、ステップS11で取得した湿度および車速に応じて、走行時用の閾値THaおよび閾時間Waの値を変更する。また、ステップS20において走行中でないと判定された場合、次のステップS23において、ステップS11で取得した湿度に応じて停止時用の閾値THbの値を変更する。
さて、操作面の雰囲気湿度が高いほど検出値は高い値になるため、操作面に指先を近づけただけでオン判定されるといった誤判定が生じ易くなる。そこでステップS22、S23では、湿度が高いほど、閾値THa、THbを高く設定するとともに閾時間Wa、Wbを長く設定することで、上記誤判定を抑制させる。また、ステップS22では、走行時用の閾値THaおよび閾時間Waを、図6のステップS21と同様にして車速に応じて変更している。つまり、車速が速いほど、閾時間Waおよび閾値THaを接触判定されにくい側の値に設定する。
なお、高湿度時における停止時用の閾値THbが、低湿度時における走行時用の閾値THaよりも高くなる場合がある。しかし、湿度が同じ条件であれば、停止時用の閾値THbは走行時用の閾値THaよりも低くなるように設定される。
以上により、本実施形態によれば、操作面の雰囲気湿度が高いほど、閾時間Wa、Wbおよび閾値THa、THbが接触判定されにくい側の値に設定される。よって、操作面に指先を近づけただけでオン判定されるといった誤判定を抑制できる。
(第4実施形態)
本実施形態では、図5に示す実施形態に対して、図8に示すステップS12、S24、S25の処理を追加したものである。すなわち、ステップS12では、静電容量式操作装置Voの操作者が、車両Vの運転席Drおよび助手席Paのいずれに着座している乗員であるかの情報(Dr/Pa情報)を取得する。例えば、乗員の上半身の動きを検知する赤外線センサまたはカメラ、運転席Drおよび助手席Paに設けられた着座センサ等の検出結果に基づき、操作者がいずれの側の乗員であるかを判別すればよい。ステップS12の処理を実行している時のマイコン40は、車両の運転席側乗員および助手席側乗員のいずれが操作面を操作しているかの情報を操作状況の情報として取得する「操作者情報取得手段」を提供する。
そして、ステップS20において走行中であると判定された場合、次のステップS24において、Dr/Pa情報、湿度および車速に応じて、走行時用の閾値THaおよび閾時間Waの値を変更する。また、ステップS20において走行中でないと判定された場合、次のステップS25において、Dr/Pa情報および湿度に応じて、停止時用の閾値THbおよび閾時間Wbの値を変更する。
さて、指先Fが意図した位置に定まりにくくなる操作状況の具体例として、走行振動により定まりにくくなっている場合の他にも、操作姿勢が悪いことにより定まりにくくなっている場合がある。例えば、運転席Drの乗員は、助手席Paの乗員に比べて操作姿勢の自由度が制限されるため、助手席Paの乗員に比べると指先Fが意図した位置に定まりにくい。
そこでステップS24、S25では、運転席Dr側の乗員が操作している場合には、助手席Pa側の乗員が操作している場合に比べて、閾値THa、THbを高く設定するとともに閾時間Wa、Wbを長く設定する。また、ステップS24では、走行時用の閾値THaおよび閾時間Waを、図7のステップS22と同様にして車速および湿度に応じて変更する。ステップS25では、停止時用の閾値THaおよび閾時間Waを、図7のステップS23と同様にして湿度に応じて変更する。
ここで、操作姿勢が悪いことに起因して意図に反した操作面に指先Fが触れてしまうといった誤操作では、検出値が閾値を超える可能性が高い。そのため、閾値を高くするだけでは誤操作時のオン判定抑制を十分に図ることができない。しかし、この種の誤操作時には、意図した操作時に比べて接触時間が短くなる可能性が高い。
この点に着目した本実施形態では、運転席Dr側乗員による操作の場合には、助手席Pa側乗員による操作の場合に比べて、閾時間Wa、Wbおよび閾値THa、THbを接触判定されにくい側の値に設定する。そのため、閾値を極端に高く変更することなく、誤操作時のオン判定を抑制できるようになる。よって、先述した誤判定の低減と操作性向上とのバランスを大きく崩すことなく、不安定操作状況時における誤操作時のオン判定を抑制できるようになる。
(第5実施形態)
図2に示す上記第1実施形態では、マイコン40は車速情報を取得する。そして、取得した車速情報に基づき走行中であるか否かを判別し、走行中であれば、車両Vの走行振動により指先Fが意図した位置に定まりにくくなる操作状況(不安定操作状況)であるとみなす。これに対し、本実施形態に係るマイコン40は、図9に示すように、加速度センサ(Gセンサ54)で検出された振動情報を取得する。そして、取得した振動情報に基づき不安定操作状況であるか否かを判定する。
換言すれば、第1実施形態に係る取得手段43は、指先Fの操作に影響を与える情報として車速を取得する。そして、第1実施形態に係る変更手段44は、取得した車速に基づき、接触判定手段42の判定に用いられる閾時間Wa、Wbおよび閾値THa、THbを変更する。これに対し、本実施形態に係る取得手段430は、指先Fの操作に影響を与える情報としてGセンサ54による振動情報を取得する。そして、本実施形態に係る変更手段440は、Gセンサ54の検出信号(G検出値)に基づき、閾時間Wa、Wbおよび閾値THa、THbを変更する。
なお、Gセンサ54は、車両Vのうちサスペンションに対して車輪の反対側に位置するボデーに取り付けられており、当該ボデーの加速度を検出する。より詳細には、上記加速度のうち上下方向成分、車両V前後方向成分、車両V左右方向成分の各々を検出するGセンサ54が車両Vに搭載されている。
図10は、本実施形態に係るマイコン40が所定周期で繰り返し実行する処理の手順を示すフローチャートである。先ず、ステップS10Aにおいて、取得手段430によりGセンサ54のG検出値を取得する。ステップS10Aの処理を実行している時のマイコン40は、車両Vの走行振動に関する情報を操作状況の情報として取得する「振動情報取得手段」を提供する。
続くステップS13では、取得したG検出値に基づき、車両Vのボデーの振動レベルを算出する。例えば、Gセンサ54により検出された加速度のうち、上下方向成分、前後方向成分および左右方向成分の平均値を算出し、該平均値を振動レベルとする。
続くステップS20Aでは、算出した振動レベルが、予め設定しておいた閾値より大きいか否かを判定する。振動レベルが閾値より大きいと判定された場合、不安定操作状況であると判定され、ステップS30に進む。
該ステップS30では、電極21〜26により検出された検出値(静電検出値)が、不安定操作時用の閾値THa以上であるか否かを判定する。この閾値THaは、第1実施形態で説明した走行時用の閾値THaと同じ値に設定されている。静電検出値≧閾値THaと判定された場合、続くステップS40において、静電検出値≧閾値THaの状態が、不安定操作時用の閾時間Wa以上経過したか否かを判定する。この閾時間Waは、第1実施形態で説明した走行時用の閾時間Waと同じ値に設定されている。
そして、閾時間Wa以上経過したと判定された場合、次のステップS50において、該当する操作面が接触操作されたとみなし、その操作面の入力を確定してオン作動させる。一方、静電検出値<閾値THaと判定された場合、或いは閾時間Waが経過していないと判定された場合には、ステップS50による入力確定を実施することなくステップS10Aの処理に戻る。
一方、ステップS20Aにて振動レベルが閾値よりも小さく安定操作状況と判定された場合、ステップS60において、静電検出値が、安定操作時用の閾値THb以上であるか否かを判定する。この閾値THbは、第1実施形態で説明した停止時用の閾値THbと同じ値に設定されている。静電検出値≧閾値THbと判定された場合、続くステップS70において、静電検出値≧閾値THbの状態が、安定操作時用の閾時間Wb以上経過したか否かを判定する。この閾時間Wbは、第1実施形態で説明した停止時用の閾時間Wbと同じ値に設定されている。
そして、閾時間Wb以上経過したと判定された場合、次のステップS50において、該当する操作面が接触操作されたとみなし、その操作面の入力を確定してオン作動させる。一方、静電検出値<閾値THbと判定された場合、或いは閾時間Wbが経過していないと判定された場合には、ステップS50による入力確定を実施することなくステップS10Aの処理に戻る。
以上により、本実施形態によれば、操作面が接触操作されたか否かの判定に用いる閾時間Wa、Wbおよび閾値THa、THbを、振動レベルが大きい不安定操作状況の場合には、閾値を高く変更することに加えて閾時間を長く変更する。そのため、上記第1実施形態と同様の効果が発揮される。すなわち、不安定操作状況の場合において、閾値を極端に高く変更することなく、誤操作時のオン判定を抑制できるようになる。
さて、車両Vが走行している路面の状態が良好であれば、走行中であってもボデーの振動レベルが小さく、不安定操作状況にならない場合がある。また、路面の状態が悪ければ、走行速度が極めて低速であってもボデーの振動レベルが大きく、不安定操作状況になる場合がある。この知見に鑑みた本実施形態によれば、振動情報取得手段は、車両の振動を検出するGセンサ54から出力されるG検出値を、走行振動に関する情報として取得する。そのため、不安定操作状況で有るか否かを精度よく判定できる。
(他の実施形態)
本発明は上記実施形態の記載内容に限定されず、以下のように変更して実施してもよい。また、各実施形態の特徴的構成をそれぞれ任意に組み合わせるようにしてもよい。
図5のステップS10による振動情報取得手段では、車両Vの走行振動に関する情報として車速を取得している。これに対し、車両Vの走行加速度を検出する加速度センサの検出値を、走行振動に関する情報として取得してもよい。また、車両Vのピッチング角度やヨーイング角度等、車両Vの姿勢を検出するセンサの検出値が車両Vの振動度合いと相関が高いことに着目し、これらの検出値を走行振動に関する情報として取得してもよい。
図6に示す実施形態では、閾時間Waおよび閾値THaの両方を走行振動に応じて調整している。これに対し、閾値THaについては走行振動の大きさに拘わらず一定の値に設定し、閾時間Waについては走行振動の大きさに応じて調整するようにしてもよい。誤判定の抑制を目的とする場合には閾値の調整が有効であるのに対し、誤操作時のオン判定の抑制を目的とする場合には閾時間の調整の方が閾値の調整よりも有効だからである。
図7に示す実施形態では、閾時間Waおよび閾値THaの両方を湿度に応じて調整している。これに対し、閾時間Waについては湿度に拘わらず一定の値に設定し、閾値THaについては湿度に応じて調整するようにしてもよい。誤操作時のオン判定の抑制を目的とする場合には閾時間の調整が有効であるのに対し、誤判定の抑制を目的とする場合には閾値の調整の方が閾時間の調整よりも有効だからである。
図6に示す実施形態では、閾値THaおよび閾時間Waを車速に応じて設定するにあたり、ステップS21において、高速走行用および低速走行用の2種類の値に切り替えて設定している。これに対し、閾値THaおよび閾時間Waの値を3種類以上の値に切り替えて設定してもよい。
図10に示す実施形態では、閾値および閾時間を振動レベルに応じて設定するにあたり、振動レベルが閾値より大きいか否かに応じて閾値および閾時間を2段階に変更する。これに対し、振動レベルに応じて3段階以上に変更してもよいし、振動レベルに応じて無段階に閾値および閾時間を設定して調整してもよい。
操作プレート10の比誘電率は温度に依存して変化するので、検出値は温度に依存して変化する。このことを鑑みて、温度に応じて閾値THa、THbおよび閾時間Wa、Wbの設定を変更してもよい。
図3に示す実施形態では、電極21〜26がシート20aの内部に保持された構造である。この構造に替えて、電極21〜26がシート20aの表面に印刷された構造であってもよい。
上記各実施形態では、ユーザの指先Fを操作面11〜16に接触させて操作することを想定しており、指先Fを操作体としている。これに対し、例えばペン形状の操作部材をユーザが持ち、その操作部材を操作面11〜16に接触させて操作してもよく、この場合には、人体以外の操作部材が操作体として機能する。また、ユーザが手袋をはめた状態で操作面11〜16を接触操作した場合には、手袋が操作体として機能する。
上記第5実施形態では、車両ボデーの振動を検出する振動センサとしてGセンサ54を用いている。これに対し、走行路面または車輪に対する車両ボデーの変位を検出するストロークセンサを車両Vに搭載し、該ストロークセンサの検出値を時間で微分して加速度を算出することにより、ストロークセンサを振動センサとして用いることもできる。
上記各実施形態では、車速情報や振動情報を用いて、車両Vの走行振動により指先Fが意図した位置に定まりにくくなる操作状況(不安定操作状況)であるか否かを判定している。これに対し、例えばナビゲーション装置が有する車両Vの現在位置情報や、車外通信機器から通信で取得した道路情報に基づき、車両Vが悪路を走行しているか否かを判定し、該判定の結果に基づき不安定操作状況であるか否かを判定してもよい。
10…操作プレート、11、12、13、14、15、16…操作面、21、22、23、24、25、26…電極、41…検出手段、42…接触判定手段、44…変更手段、F…指先(操作体)、THa、THb…閾値、Wa、Wb…閾時間。

Claims (6)

  1. 車両の室内に設置され、操作体(F)により接触操作される複数の操作面(11、12、13、14、15、16)を形成する操作プレート(10)と、
    前記操作面に対して前記操作体の反対側に位置する電極(21、22、23、24、25、26)と、
    前記操作体と前記電極との間で生じる静電容量の変化量に応じた検出値を取得する検出手段(41)と、
    前記検出値に対する閾値(THa、THb)と、前記検出値が前記閾値を継続して超えている時間に対する閾時間(Wa、Wb)とに基づいて、該当する前記操作面に前記操作体が接触していると判定する接触判定手段(42)と、
    前記接触判定手段の判定値である前記閾値および前記閾時間を、前記操作体の操作に影響を与える情報に基づいて変更する変更手段(44、440)と、
    を備えることを特徴とする静電容量式操作装置。
  2. 前記車両の走行振動に関する情報を、前記操作体の操作に影響を与える情報として取得する振動情報取得手段(S10、S10A)を備え、
    前記変更手段は、前記走行振動が大きい状況であるほど、前記閾時間を長い時間に変更するとともに前記閾値を大きい値に変更することを特徴とする請求項1に記載の静電容量式操作装置。
  3. 前記振動情報取得手段(S10)は、前記車両の走行有無を前記走行振動に関する情報として取得し、
    前記変更手段は、前記車両の走行時には走行停止時に比べて前記走行振動が大きい状況であると見なして、前記閾時間を長い時間に変更するとともに前記閾値を大きい値に変更することを特徴とする請求項2に記載の静電容量式操作装置。
  4. 前記変更手段は、前記車両の走行速度が速いほど、前記走行振動が大きい状況であると見なして、少なくとも前記閾時間を長い時間に変更することを特徴とする請求項3に記載の静電容量式操作装置。
  5. 前記振動情報取得手段(S10A)は、前記車両の振動を検出する振動センサ(54)から出力される検出信号を、前記走行振動に関する情報として取得することを特徴とする請求項2に記載の静電容量式操作装置。
  6. 前記車両の運転席側乗員および助手席側乗員のいずれが前記操作面を操作しているかの情報を、前記操作体の操作に影響を与える情報として取得する操作者情報取得手段(S12)を備え、
    前記変更手段は、前記運転席側乗員による操作の場合に、前記助手席側乗員による操作の場合に比べて、前記閾時間を長い時間に変更するとともに前記閾値を大きい値に変更することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載の静電容量式操作装置。
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