JP2020190221A - 還元触媒の異常診断装置 - Google Patents

還元触媒の異常診断装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2020190221A
JP2020190221A JP2019095347A JP2019095347A JP2020190221A JP 2020190221 A JP2020190221 A JP 2020190221A JP 2019095347 A JP2019095347 A JP 2019095347A JP 2019095347 A JP2019095347 A JP 2019095347A JP 2020190221 A JP2020190221 A JP 2020190221A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
amount
slip amount
virtual
reduction catalyst
diagnosis
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2019095347A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7115417B2 (ja
Inventor
怜 遠藤
Satoshi Endo
怜 遠藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyota Industries Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Industries Corp filed Critical Toyota Industries Corp
Priority to JP2019095347A priority Critical patent/JP7115417B2/ja
Publication of JP2020190221A publication Critical patent/JP2020190221A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7115417B2 publication Critical patent/JP7115417B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/40Engine management systems

Abstract

【課題】還元触媒の異常の誤診断の回避を図る。【解決手段】還元触媒の異常診断装置10は、SCR5と、添加弁6と、上流NOx量を取得するNOxセンサ14と、上流NOx量に基づいて、尿素水の添加量を取得する添加量取得部22と、SCR5の下流のNH3量の実測スリップ量を検出するNH3センサ15と、SCR5の物理モデルを用いて、SCR5の下流のNH3量の仮想値である仮想スリップ量を算出する仮想スリップ量算出部23と、実測スリップ量と仮想スリップ量とに基づいて、SCR5の異常の有無の診断を行う診断部24と、を備える。仮想スリップ量算出部23は、SCR5の異常状態に設計上相当する物理モデルを用いる場合よりも遅延立上り型とされた物理モデルである第1モデルを用いて、仮想スリップ量である第1仮想スリップ量を算出する。診断部24は、第1仮想スリップ量が許可閾値以上である場合に、診断を実行する。【選択図】図2

Description

本発明は、還元触媒の異常診断装置に関する。
従来の還元触媒の異常診断装置として、例えば特許文献1に記載の技術が知られている。特許文献1に記載の技術では、還元触媒の上流の排気ガスに含まれるNOx量に基づいて還元触媒のNH吸着量が推定され、このNH3吸着量が規定量以上であるときに、異常診断処理が実行される。
特許6087866号公報
この技術分野では、還元触媒の下流の排気ガスに含まれるNOx量又はNH量の実測値である実測スリップ量に着目し、還元触媒の異常の診断を行う場合がある。このような還元触媒の異常の診断を行う際、還元触媒の異常の誤診断を未然に回避するために、例えば還元触媒の物理モデルを用いて算出した仮想スリップ量を利用して、還元触媒が異常と診断され得る程度まで実測スリップ量が増加していることを適切に推定することが望まれる。
本発明は、還元触媒の異常の誤診断の回避を図ることを目的とする。
本発明の一態様に係る還元触媒の異常診断装置は、内燃機関の排気通路に設けられた還元触媒と、還元触媒の上流に設けられ、尿素水を添加する添加弁と、還元触媒の上流の排気ガスに含まれるNOx量である上流NOx量を取得する上流NOx量取得部と、上流NOx量に基づいて、尿素水の添加量を取得する添加量取得部と、還元触媒の下流の排気ガスに含まれるNOx量又はNH量の実測値である実測スリップ量を検出する実測スリップ量検出部と、少なくとも上流NOx量及び添加量を入力とする還元触媒の物理モデルを用いて、還元触媒の下流の排気ガスに含まれるNOx量又はNH量の仮想値である仮想スリップ量を算出する仮想スリップ量算出部と、実測スリップ量と仮想スリップ量とに基づいて、還元触媒の異常の有無の診断を行う診断部と、を備え、仮想スリップ量算出部は、還元触媒の異常状態に設計上相当する物理モデルを用いる場合よりも遅延立上り型とされた物理モデルである第1モデルを用いて、診断部による診断の実行可否を判定するための仮想スリップ量である第1仮想スリップ量を算出し、診断部は、第1仮想スリップ量が所定の許可閾値以上である場合に、診断を実行する。
本発明の一態様に係る還元触媒の異常診断装置では、第1仮想スリップ量が所定の許可閾値以上である場合に、診断部により診断が実行される。第1仮想スリップ量は、還元触媒の異常状態に設計上相当する物理モデルを用いる場合よりも遅延立上り型とされた物理モデルである第1モデルを用いて算出されている。よって、例えば還元触媒の異常状態において実測スリップ量が立ち上がるときに、診断の実行可否を判定するための第1仮想スリップ量が所定の許可閾値以上となっていれば、還元触媒が異常と診断され得る程度まで実測スリップ量がすでに増加しているものと想定することができる。その結果、還元触媒の異常の誤診断の回避を図ることができる。
一実施形態では、第1モデルは、同一の入力に対する仮想スリップ量のインパルス応答波形の比較において、還元触媒の異常状態に設計上相当する物理モデルを用いる場合よりもピークが高く且つ半値幅が小さいインパルス応答波形となるような物理モデルであってもよい。この場合、還元触媒の異常状態に設計上相当する物理モデルを用いる場合よりも第1仮想スリップ量の立ち上がりが遅くなると共に、遅れて立ち上がった後のピークが高くなるようなシャープなピーク特性とすることができる。よって、遅延立上り型として好適な第1モデルを用いることができる。
一実施形態では、第1モデルは、還元触媒の異常状態に設計上相当する物理モデルよりも、触媒段数が多い物理モデルであってもよい。この場合、触媒段数の増加分に応じて、第1仮想スリップ量の立ち上がりを遅らせることができる。
一実施形態では、第1モデルは、還元触媒の異常状態に設計上相当する物理モデルよりも、仮想スリップ量のスリップ速度が大きい物理モデルであってもよい。この場合、仮想スリップ量のスリップ速度の増加分に応じて、遅らせた立ち上がり後の第1仮想スリップ量を増加させ易くなる。
一実施形態では、仮想スリップ量算出部は、還元触媒の正常状態に設計上相当する物理モデルを用いる場合よりも早期立上り型とされた物理モデルである第2モデルを用いて、診断部による診断を一時停止させるための仮想スリップ量である第2仮想スリップ量を算出し、診断部は、第1仮想スリップ量が許可閾値以上であって、且つ、第2仮想スリップ量が所定の停止閾値以上である場合に、診断を一時的に停止してもよい。この場合、第2仮想スリップ量が所定の停止閾値以上である場合に、診断部により診断が一時的に停止される。第2仮想スリップ量は、還元触媒の正常状態に設計上相当する物理モデルを用いる場合よりも早期立上り型とされた物理モデルである第2モデルを用いて算出されている。よって、例えば還元触媒の正常状態においても実測スリップ量が発生するときに、診断を一時停止させるための第2仮想スリップ量が所定の停止閾値以上となっていれば、第1仮想スリップ量が許可閾値以上であったとしても、当該実測スリップ量の増加は還元触媒の異常に起因する増加ではないとして診断を一時的に停止することができる。その結果、還元触媒の異常の誤診断の回避を、より精度良く図ることができる。
本発明によれば、還元触媒の異常の誤診断の回避が図られる。
実施形態に係る還元触媒の異常診断装置を示す概略構成図である。 図1のECUに関する構成のブロック図である。 物理モデルのNHスリップ速度の設定例を示す図である。 第1仮想スリップ量を例示するタイミングチャートである。 第2仮想スリップ量を例示するタイミングチャートである。 図1のECUによる還元触媒診断処理を例示するフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、図面において、同一または同等の要素には同じ符号を付し、重複する説明を省略する。
[還元触媒の異常診断装置の構成]
図1は、実施形態に係る還元触媒の異常診断装置を示す概略構成図である。図1において、還元触媒の異常診断装置10は、ディーゼルエンジン(内燃機関)1に設けられた還元触媒の異常の有無を診断する装置であり、例えば車両に搭載されている。ディーゼルエンジン1は、吸気通路2と、排気通路3と、燃焼室に燃料を噴射するインジェクタ(図示省略)とを有している。ディーゼルエンジン1では、排気通路3に設けられた各触媒により、ディーゼルエンジン1から排出される排気ガスが浄化される。
還元触媒の異常診断装置10は、触媒として、排気通路3に設けられたディーゼル排気微粒子除去フィルタ(微粒子フィルタ)[DPF:Diesel Particulate Filter]4と選択還元触媒[SCR:Selective Catalytic Reduction](還元触媒)5とを備えている。DPF4は、排気通路3におけるSCR5の上流に設けられている。DPF4は、排気ガスに含まれる粒子状物質[PM:Particulate Matter]を捕集することで、排気ガスからPMを取り除く。SCR5は、排気ガスに含まれるNOxを還元して浄化する。
還元触媒の異常診断装置10は、排気通路3におけるSCR5の上流側、具体的にはDPF4とSCR5との間の排気通路3に配設された添加弁6を備えている。添加弁6は、供給管を介して尿素水タンクと接続され(図示省略)、SCR5に尿素水を添加する。添加弁6により尿素水がSCR5に添加されると、尿素水がNHとなってSCR5に吸着され、そのNHが排気ガス中のNOxと反応することで、NOxが還元される。
SCR5に吸着可能なNHの量には、上限がある。例えば、その上限に対して過剰な量のNHがSCR5に供給されると、SCR5に吸着されなかったNHがSCR5から流出(スリップ)する場合がある。
SCR5には、SCR5の浄化性能及び吸着性能に関し、正常状態と異常状態とを有する。SCR5の正常状態とは、例えば、SCR5の下流側のNOx濃度が法令による排気ガス規制を満たす程度にSCR5の浄化性能及び吸着性能が保たれている状態を意味する。SCR5の異常状態とは、例えば、SCR5の下流側のNOx濃度が法令による排気ガス規制を満たさないおそれがある程度にSCR5の浄化性能及び吸着性能が劣化した状態を意味する。SCR5の異常状態においては、SCR5の正常状態と比べて吸着可能なNHの量が低下し、NHのスリップ量が増加し易くなる。
図2は、図1のECUに関する構成のブロック図である。図1及び図2に示されるように、還元触媒の異常診断装置10は、吸気量センサ11と、エンジン状態センサ12と、排気温度センサ13と、NOxセンサ(上流NOx量取得部)14と、NHセンサ(実測スリップ量検出部)15と、ECU[Electronic Control Unit]20と、を備えている。ECU20には、上記各センサ11〜15、及び、添加弁6が接続されている。
吸気量センサ11は、例えばディーゼルエンジン1の吸気通路2に設けられ、ディーゼルエンジン1の吸入空気量を検出する検出器である。吸気量センサ11は、検出した吸入空気量の検出信号をECU20に送信する。
エンジン状態センサ12は、エンジン状態を取得するためのセンサである。エンジン状態センサ12は、例えば、ディーゼルエンジン1の回転数(以下、エンジン回転数という)、ディーゼルエンジン1の負荷等を検出する検出器である。エンジン状態センサ12は、検出したエンジン状態に関する検出信号をECU20に送信する。
排気温度センサ13は、排気通路3におけるDPF4とSCR5との間の排気ガスの温度(入口温度)を排気温度として検出する検出器である。排気温度センサ13は、検出した排気温度の検出信号をECU20に送信する。
NOxセンサ14は、排気通路3におけるDPF4とSCR5との間の排気ガスの上流NOx濃度を検出する検出器である。上流NOx濃度は、SCR5の上流の排気ガスに含まれるNOx濃度(NOx量)である。NOxセンサ14は、検出した上流NOx濃度の検出信号をECU20に送信する。
NHセンサ15は、排気通路3におけるSCR5の下流の排気ガスのNH濃度を検出する検出器である。ここでのNH濃度は、SCR5の下流の排気ガスに含まれるNH濃度(NH量)の実測値である実測スリップ量である。NHセンサ15は、検出した実測スリップ量の検出信号をECU20に送信する。
ECU20は、CPU[Central Processing Unit]、ROM[Read Only Memory]、RAM[Random Access Memory]、CAN[Controller Area Network]通信回路等を有する電子制御ユニットである。ECU20では、ROMに記憶されているプログラムをRAMにロードし、RAMにロードされたプログラムをCPUで実行することにより各種の機能を実現する。ECU20は、複数の電子制御ユニットから構成されていてもよい。
ECU20は、機能的構成として、エンジン状態取得部21と、添加量取得部22と、仮想スリップ量算出部23と、診断部24と、を有している。
エンジン状態取得部21は、吸気量センサ11、エンジン状態センサ12、排気温度センサ13、NOxセンサ14、及びNHセンサ15の検出信号に基づいて、各種エンジン状態を取得する。
エンジン状態取得部21は、排気温度センサ13の検出信号に基づいて、排気通路3におけるDPF4とSCR5との間の排気温度をSCR5の温度として取得する。あるいは、エンジン状態取得部21は、エンジン回転数と負荷とから燃料噴射量を算出し、燃料噴射量と吸入空気量とからSCR5の推定温度を取得してもよい。この場合、排気温度センサ13が省略されてもよい。
エンジン状態取得部21は、NOxセンサ14の検出信号に基づいて、上流NOx濃度を取得する。あるいは、エンジン状態取得部21は、エンジン回転数と負荷とから燃料噴射量を算出し、燃料噴射量と吸入空気量とから上流NOx濃度の推定値をエンジン状態として取得してもよい。この場合、エンジン状態取得部21が上流NOx量取得部として機能し、NOxセンサ14が省略されてもよい。
エンジン状態取得部21は、NHセンサ15の検出信号に基づいて、NHの実測スリップ量を取得する。NHの実測スリップ量は、後述のSCR5の異常の有無の診断に用いられる。
添加量取得部22は、上流NOx濃度に基づいて、添加弁6による尿素水の添加量を取得する。添加量取得部22は、例えば、取得した上流NOx濃度又は推定した上流NOx濃度に応じて、SCR5の上流の排気ガスに含まれるNOxの浄化に必要な尿素水の添加量を取得する。添加量取得部22は、SCR5に対するNH吸着量の維持に必要な予め設定された尿素水の添加量を取得してもよい。添加量は、例えば、NOxセンサ14で検出されたNOx濃度のNOxを全て浄化するために必要となるNHの量に対応する量であってもよい。添加量取得部22は、取得した尿素水の添加量で、所定の添加タイミングにて添加弁6に尿素水を添加させる。
仮想スリップ量算出部23は、少なくとも上流NOx量及び添加量を入力とするSCR5の物理モデルを用いて、SCR5の下流の排気ガスに含まれるNH量(ここではNH濃度)の仮想値である仮想スリップ量を算出する。仮想スリップ量算出部23は、例えば、SCR5の物理モデルを用いた公知の演算手法に準じて、上流NOx量、添加量、及びSCR5の温度を入力として、SCR5におけるNOx還元反応に伴うNHの収支と、SCR5におけるNH吸着量の上限値とから、NHの仮想吸着量及び仮想スリップ量を算出する。ここでのNHの仮想吸着量及び仮想スリップ量は、例えば後述の診断部24による診断の実行可否を判定する等のために、一般的なSCR5の設計仕様に則った物理モデルとは異なった物理モデルを用いることにより、実際のNHの吸着量及びスリップ量の近似値とは意図的に異ならせて算出されるものである。
SCR5の設計仕様に則った物理モデルとは、実物のSCR5の特性と同様の特性を示すようにモデル設計上のパラメータが決定されたSCR5の物理モデルを意味する。SCR5の特性としては、例えば入力として上流NOx量及びSCR5の温度を一定とした場合の添加量の一定の変化(以下、単に「添加量変化入力」と記す)に対する、NHスリップ量の立上がり応答及び当該立上がり後のピークが挙げられる。
SCR5の設計仕様に則った物理モデルとしては、SCR5の正常状態に設計上相当する物理モデルと、SCR5の異常状態に設計上相当する物理モデルと、が挙げられる。SCR5の正常状態に設計上相当する物理モデルとは、例えば新品状態あるいは法規上正常な劣化の範疇とされる状態(例えば4キロマイル又は120キロマイル走行相当劣化品)の実物のSCR5の特性と同様の特性を示すように、モデル設計上のパラメータが決定されたSCR5の物理モデルを意味する。SCR5の異常状態に設計上相当する物理モデルとは、例えば故障レベルの劣化促進耐久運転等により異常状態を作り出された実物のSCR5の特性と同様の特性を示すように、モデル設計上のパラメータが決定されたSCR5の物理モデルを意味する。
仮想スリップ量算出部23は、SCR5の物理モデルとして第1モデルを用いて、上流NOx量、添加量、及びSCR5の温度を入力として、診断部24による診断の実行可否を判定するための仮想スリップ量である第1仮想スリップ量を算出する。
第1モデルは、SCR5の異常状態に設計上相当する物理モデルを用いる場合よりも遅延立上り型とされた物理モデルである。遅延立上り型とは、第1仮想スリップ量の方が、SCR5の異常状態に設計上相当する物理モデルでの仮想スリップ量(以下、単に「異常仮想スリップ量」と記す)よりも、同一の添加量変化入力に対して遅れて立ち上がるような立上がり応答の特性を意味する。第1モデルは、遅延立上り型に加えて、第1仮想スリップ量の方が異常仮想スリップ量よりも同一の添加量変化入力に対して遅れて立ち上がった後のピークが高くなるようなシャープなピーク特性とされた物理モデルであってもよい。
一例として、第1モデルは、同一の添加量変化入力に対する仮想スリップ量のインパルス応答波形の比較において、SCR5の異常状態に設計上相当する物理モデルを用いる場合よりもピークが高く且つ半値幅が小さいインパルス応答波形となるような物理モデルであってもよい。
このような特性とするために、具体的には、第1モデルは、SCR5の異常状態に設計上相当する物理モデルよりも、触媒段数が多い物理モデルであってもよい。例えば、SCR5の異常状態に設計上相当する物理モデルにおける触媒段数が1段である場合には、第1モデルの触媒段数は、例えば2段とすることができる。なお、第1モデルの触媒段数は、2段以上であってもよい。
また、具体的には、第1モデルは、SCR5の異常状態に設計上相当する物理モデルよりも、NHスリップ速度(仮想スリップ量のスリップ速度)が大きい物理モデルであってもよい。図3は、物理モデルのNHスリップ速度の設定例を示す図である。図3に示されるように、SCR5の温度が一定で比較した場合、NH吸着量が大きいほどNHスリップ速度が大きくなる。図3において、SCR5の異常状態に設計上相当する物理モデルのNHスリップ速度が、例えば曲線L1で表される場合、第1モデルのNHスリップ速度は、曲線L2で表されるものであってもよい。第1モデルのNHスリップ速度は、SCR5の異常状態に設計上相当する物理モデルのNHスリップ速度の略2倍であってもよい。なお、第1モデルの触媒段数が2段以上である場合には、第1モデルのNHスリップ速度は、SCR5の異常状態に設計上相当する物理モデルのNHスリップ速度の2倍以上であってもよい。
図4は、第1仮想スリップ量を例示するタイミングチャートである。図4には、同一の添加量変化入力に対して、第1仮想スリップ量SLが実線で示されており、異常仮想スリップ量SLMALが破線で示されている。図4に示されるように、第1モデルを用いることで、異常仮想スリップ量SLMALと比べて、第1仮想スリップ量SLの波形を、上述したような遅延立上り型に加えてシャープなピーク特性とすることができる。よって、例えば、診断の実行可否を判定するための第1仮想スリップ量SLの閾値である許可閾値THを、第1仮想スリップ量SLが増加したシャープなピーク部分の第1仮想スリップ量SLの値で適宜設定することにより、例えば実物のSCR5の異常状態において実測スリップ量が立ち上がるときに、第1仮想スリップ量SLが許可閾値TH以上となっていれば、SCR5が異常と診断され得る程度まで実測スリップ量がすでに増加しているものと想定することができる。
仮想スリップ量算出部23は、SCR5の物理モデルとして第2モデルを用いて、上流NOx量、添加量、及びSCR5の温度を入力として、診断部24による診断を一時停止させるための仮想スリップ量である第2仮想スリップ量を算出する。
第2モデルは、SCR5の正常状態に設計上相当する物理モデルを用いる場合よりも早期立上り型とされた物理モデルである。早期立上り型とは、第2仮想スリップ量の方が、SCR5の正常状態に設計上相当する物理モデルでの仮想スリップ量(以下、単に「正常仮想スリップ量」と記す)よりも、同一の添加量変化入力に対して早期に立ち上がるような立上がり応答の特性を意味する。第2モデルは、早期立上り型に加えて、第2仮想スリップ量の方が正常仮想スリップ量よりも同一の添加量変化入力に対して早期に立ち上がった後のピークが低くなだらかになるようなブロードなピーク特性とされた物理モデルであってもよい。
一例として、第2モデルは、同一の添加量変化入力に対する仮想スリップ量のインパルス応答波形の比較において、SCR5の正常状態に設計上相当する物理モデルを用いる場合よりもピークが低く且つ半値幅が大きいインパルス応答波形となるような物理モデルであってもよい。
このような特性とするために、具体的には、第2モデルは、SCR5の正常状態に設計上相当する物理モデルと同じ触媒段数の物理モデルであって、SCR5の正常状態に設計上相当する物理モデルよりも、NHスリップ速度が小さい物理モデルであってもよい。例えば、図3に示されるように、SCR5の正常状態に設計上相当する物理モデルのNHスリップ速度が、例えば曲線L3で表される場合、第2モデルのNHスリップ速度は、曲線L4で表されるものであってもよい。第2モデルのNHスリップ速度は、SCR5の正常状態に設計上相当する物理モデルのNHスリップ速度の略半分であってもよい。なお、上述のように、SCR5の異常状態においては、SCR5の正常状態と比べて吸着可能なNHの量が低下してNHのスリップ量が増加し易くなることから、第1モデルのNHスリップ速度と第2モデルのNHスリップ速度とは、互いに特性が異なっている。より詳しくは、SCR5の温度が一定で比較した場合、曲線L1で表される第1モデルのNHスリップ速度は、曲線L3で表される第2モデルのNHスリップ速度よりも、大きい値となっている。
図5は、第2仮想スリップ量を例示するタイミングチャートである。図5には、同一の添加量変化入力に対して、第2仮想スリップ量SLが実線で示されており、正常仮想スリップ量SLNRMが破線で示されている。図5に示されるように、第2モデルを用いることで、正常仮想スリップ量SLNRMと比べて、第2仮想スリップ量SLの波形を、上述したような早期立上り型に加えてブロードなピーク特性とすることができる。よって、例えば、診断を一時停止させるための第2仮想スリップ量SLの閾値である停止閾値THを、第2仮想スリップ量SLが増加したブロードなピーク部分の第2仮想スリップ量SLの値で適宜設定することにより、例えばSCR5の正常状態においても実測スリップ量が発生するときに第2仮想スリップ量SLが停止閾値TH以上となっていれば、第1仮想スリップ量SLが許可閾値TH以上であったとしても、当該実測スリップ量の増加はSCR5の異常に起因する増加ではない(つまり、正常なSCR5でもスリップが生じるため異常ではない)として診断を一時的に停止することができる。
診断部24は、実測スリップ量と仮想スリップ量とに基づいて、SCR5の異常の有無の診断を行う。診断部24は、例えば、第1仮想スリップ量SLが上述の許可閾値TH以上である場合に、SCR5の異常の有無の診断を実行する。診断部24は、例えば、第1仮想スリップ量SLが許可閾値TH以上であって、且つ、第2仮想スリップ量SLが上述の停止閾値TH以上である場合に、SCR5の異常の有無の診断を一時的に停止してもよい。
診断部24は、SCR5の異常の有無の診断を実行する場合(例えば、第1仮想スリップ量SLが許可閾値TH以上であって、且つ、第2仮想スリップ量SLが上述の停止閾値TH未満である場合)、NHの実測スリップ量と所定の異常判定閾値とを比較し、例えば実測スリップ量が異常判定閾値以上である場合に、SCR5が異常であると診断する。診断部24は、SCR5の異常の有無の診断を実行する場合、例えば実測スリップ量が異常判定閾値以上である状態が一定時間継続した場合に、SCR5が異常であると診断してもよい。
[ECUによる処理]
次に、ECU20による処理の一例について、図6を参照して説明する。図6は、ECU20による還元触媒診断処理を例示するフローチャートである。還元触媒の異常診断装置10のECU20は、ディーゼルエンジン1の暖機後などの一定条件下の運転中(例えば車両の走行中)において、図6に示される還元触媒診断処理を繰り返し実行する。
図6に示されるように、ECU20は、S01において、エンジン状態取得部21により、上流NOx濃度の取得を行う。ECU20は、S02において、添加量取得部22により、添加弁6による尿素水の添加量の取得を行う。ECU20は、S03において、NHセンサ15により、NHの実測スリップ量の検出を行う。
ECU20は、S04において、仮想スリップ量算出部23により、第1モデルを用いて第1仮想スリップ量SLの算出を行う。ECU20は、S05において、診断部24により、第1仮想スリップ量SLが許可閾値TH以上であるか否かの判定を行う。
第1仮想スリップ量SLが許可閾値TH以上であると診断部24により判定された場合(S05:YES)、ECU20は、S06において、仮想スリップ量算出部23により、第2モデルを用いて第2仮想スリップ量SLの算出を行う。ECU20は、S07において、診断部24により、第2仮想スリップ量SLが停止閾値TH未満であるか否かの判定を行う。第2仮想スリップ量SLが停止閾値TH未満であると診断部24により判定された場合(S07:YES)、ECU20は、S08において、SCR5の異常の有無の診断を実行する。その後、ECU20は、図6の処理を終了する。
一方、第1仮想スリップ量SLが許可閾値TH未満であると診断部24により判定された場合(S05:NO)、ECU20は、診断部24によるSCR5の異常の有無の診断を実行することなく、図6の処理を終了する。
また、第1仮想スリップ量SLが許可閾値TH以上であると診断部24により判定された場合であって第2仮想スリップ量SLが停止閾値TH以上であると診断部24により判定された場合(S05:YES且つS07:NO)、ECU20は、診断部24によるSCR5の異常の有無の診断を一時的に停止するとして、図6の処理を終了する。
[作用及び効果]
以上説明したように、還元触媒の異常診断装置10では、第1仮想スリップ量SLが所定の許可閾値TH以上である場合に、診断部24により診断が実行される。第1仮想スリップ量SLは、SCR5の異常状態に設計上相当する物理モデルを用いる場合よりも遅延立上り型とされた物理モデルである第1モデルを用いて算出されている。よって、例えばSCR5の異常状態において実測スリップ量が立ち上がるときに、診断の実行可否を判定するための第1仮想スリップ量SLが許可閾値TH以上となっていれば、SCR5が異常と診断され得る程度まで実測スリップ量がすでに増加しているものと想定することができる。その結果、SCR5の異常の誤診断の回避を図ることができる。
還元触媒の異常診断装置10では、第1モデルは、同一の添加量変化入力に対する仮想スリップ量のインパルス応答波形の比較において、SCR5の異常状態に設計上相当する物理モデルを用いる場合よりもピークが高く且つ半値幅が小さいインパルス応答波形となるような物理モデルである。これにより、SCR5の異常状態に設計上相当する物理モデルを用いる場合よりも第1仮想スリップ量SLの立ち上がりが遅くなると共に、遅れて立ち上がった後のピークが高くなるようなシャープなピーク特性とすることができる。よって、遅延立上り型として好適な第1モデルを用いることができる。
還元触媒の異常診断装置10では、第1モデルは、SCR5の異常状態に設計上相当する物理モデルよりも、触媒段数が多い物理モデルである。これにより、触媒段数の増加分に応じて、第1仮想スリップ量SLの立ち上がりを遅らせることができる。
還元触媒の異常診断装置10では、第1モデルは、SCR5の異常状態に設計上相当する物理モデルよりも、NHスリップ速度が大きい物理モデルである。これにより、NHスリップ速度の増加分に応じて、遅らせた立ち上がり後の第1仮想スリップ量SLを増加させ易くなる。
還元触媒の異常診断装置10では、仮想スリップ量算出部23は、SCR5の正常状態に設計上相当する物理モデルを用いる場合よりも早期立上り型とされた物理モデルである第2モデルを用いて、診断部24による診断を一時停止させるための仮想スリップ量である第2仮想スリップ量SLを算出し、診断部24は、第1仮想スリップ量SLが許可閾値TH以上であって、且つ、第2仮想スリップ量SLが停止閾値TH以上である場合に、診断を一時的に停止する。これにより、第2仮想スリップ量SLが停止閾値TH以上である場合に、診断部24により診断が一時的に停止される。第2仮想スリップ量SLは、SCR5の正常状態に設計上相当する物理モデルを用いる場合よりも早期立上り型とされた物理モデルである第2モデルを用いて算出されている。よって、例えばSCR5の正常状態においても実測スリップ量が発生するときに、診断を一時停止させるための第2仮想スリップ量SLが停止閾値TH以上となっていれば、第1仮想スリップ量SLが許可閾値TH以上であったとしても、当該実測スリップ量の増加はSCR5の異常に起因する増加ではないとして診断を一時的に停止することができる。その結果、SCR5の異常の誤診断の回避を、より精度良く図ることができる。
[変形例]
以上、本発明に係る実施形態について説明したが、本発明は、上述した実施形態に限られるものではない。
上記実施形態では、第1モデルは、SCR5の異常状態に設計上相当する物理モデルよりも、触媒段数が多い物理モデルとされ、NHスリップ速度が大きい物理モデルとされたが、これに限定されない。また、第1モデルは、同一の添加量変化入力に対する仮想スリップ量のインパルス応答波形の比較において、SCR5の異常状態に設計上相当する物理モデルを用いる場合よりもピークが高く且つ半値幅が小さいインパルス応答波形となるような物理モデルであったが、これに限定されない。要は、第1モデルが、SCR5の異常状態に設計上相当する物理モデルを用いる場合よりも遅延立上り型とされた物理モデルとなるものであれば、上述とは別の物理モデルパラメータ設定を用いて第1モデルとしてもよい。
上記実施形態では、NOx量として上流NOx濃度を例示したが、NOx量は、SCR5の上流の排気ガスに含まれるNOxの質量流量、質量等、種々の物理量であってもよい。
上記実施形態では、NH量としてNH濃度を例示したが、NH量は、SCR5の下流の排気ガスに含まれるNHの質量流量、質量等、種々の物理量であってもよい。
上記実施形態では、実測スリップ量及び仮想スリップ量として、SCR5の下流の排気ガスに含まれるNH量の実測値及び仮想値を例示したが、実測スリップ量及び仮想スリップ量は、SCR5の下流の排気ガスに含まれるNOx量の実測値及び仮想値であってもよい。つまり、SCR5からのNOxのスリップ量に着目して、SCR5の異常の有無の診断を行ってもよい。この場合、実測スリップ量検出部は、NHセンサ15に代えて、例えば、SCR5の下流の排気ガスに含まれるNOx量の実測値を検出するNOxセンサであってもよい。仮想スリップ量算出部23は、NHの仮想スリップ量に代えて、少なくとも上流NOx量及び添加量を入力とするSCR5の物理モデルを用いて、SCR5の下流の排気ガスに含まれるNOx量の仮想値(NOxの仮想スリップ量)を算出してもよい。また、診断部24は、NHの実測スリップ量に代えて、例えばNOxの実測スリップ量に基づいて、SCR5の異常の有無の診断を行ってもよい。
診断部24は、第1仮想スリップ量が許可閾値以上であって、且つ、第2仮想スリップ量が停止閾値以上である場合に、診断を一時的に停止したが、例えば、第1仮想スリップ量が許可閾値以上ではなくとも、第2仮想スリップ量が停止閾値以上であれば、診断を実行しないようにしてもよい。この場合、図6においてS06及びS07の処理が、S04とS05との間に行われてもよい。
仮想スリップ量算出部23は、必ずしも、第2モデルを用いて第2仮想スリップ量を算出しなくてもよい。診断部24は、必ずしも、第1仮想スリップ量が許可閾値以上であって、且つ、第2仮想スリップ量が停止閾値以上である場合に、診断を一時的に停止しなくてもよい。
上記実施形態では、内燃機関として4気筒直列型エンジンのディーゼルエンジン1を例示したが、内燃機関は、これに限定されない。
3…排気通路、5…SCR(選択還元触媒、還元触媒)、6…添加弁、10…還元触媒の異常診断装置、14…NOxセンサ(上流NOx量取得部)、15…NHセンサ(実測スリップ量検出部)、22…添加量取得部、23…仮想スリップ量算出部、24…診断部。

Claims (5)

  1. 内燃機関の排気通路に設けられた還元触媒と、
    前記還元触媒の上流に設けられ、尿素水を添加する添加弁と、
    前記還元触媒の上流の排気ガスに含まれるNOx量である上流NOx量を取得する上流NOx量取得部と、
    前記上流NOx量に基づいて、前記尿素水の添加量を取得する添加量取得部と、
    前記還元触媒の下流の排気ガスに含まれるNOx量又はNH量の実測値である実測スリップ量を検出する実測スリップ量検出部と、
    少なくとも前記上流NOx量及び前記添加量を入力とする前記還元触媒の物理モデルを用いて、前記還元触媒の下流の排気ガスに含まれるNOx量又はNH量の仮想値である仮想スリップ量を算出する仮想スリップ量算出部と、
    前記実測スリップ量と前記仮想スリップ量とに基づいて、前記還元触媒の異常の有無の診断を行う診断部と、
    を備え、
    前記仮想スリップ量算出部は、前記還元触媒の異常状態に設計上相当する前記物理モデルを用いる場合よりも遅延立上り型とされた前記物理モデルである第1モデルを用いて、前記診断部による前記診断の実行可否を判定するための前記仮想スリップ量である第1仮想スリップ量を算出し、
    前記診断部は、前記第1仮想スリップ量が所定の許可閾値以上である場合に、前記診断を実行する、還元触媒の異常診断装置。
  2. 前記第1モデルは、同一の前記入力に対する前記仮想スリップ量のインパルス応答波形の比較において、前記還元触媒の異常状態に設計上相当する前記物理モデルを用いる場合よりもピークが高く且つ半値幅が小さい前記インパルス応答波形となるような前記物理モデルである、請求項1に記載の還元触媒の異常診断装置。
  3. 前記第1モデルの触媒段数は、前記還元触媒の異常状態に設計上相当する前記物理モデルよりも多い、請求項1又は2に記載の還元触媒の異常診断装置。
  4. 前記第1モデルの前記仮想スリップ量のスリップ速度は、前記還元触媒の異常状態に設計上相当する前記物理モデルよりも大きい、請求項3に記載の還元触媒の異常診断装置。
  5. 前記仮想スリップ量算出部は、前記還元触媒の正常状態に設計上相当する前記物理モデルを用いる場合よりも早期立上り型とされた前記物理モデルである第2モデルを用いて、前記診断部による前記診断を一時停止させるための前記仮想スリップ量である第2仮想スリップ量を算出し、
    前記診断部は、前記第1仮想スリップ量が前記許可閾値以上であって、且つ、前記第2仮想スリップ量が所定の停止閾値以上である場合に、前記診断を一時的に停止する、請求項1〜4の何れか一項に記載の還元触媒の異常診断装置。
JP2019095347A 2019-05-21 2019-05-21 還元触媒の異常診断装置 Active JP7115417B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019095347A JP7115417B2 (ja) 2019-05-21 2019-05-21 還元触媒の異常診断装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019095347A JP7115417B2 (ja) 2019-05-21 2019-05-21 還元触媒の異常診断装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020190221A true JP2020190221A (ja) 2020-11-26
JP7115417B2 JP7115417B2 (ja) 2022-08-09

Family

ID=73453519

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019095347A Active JP7115417B2 (ja) 2019-05-21 2019-05-21 還元触媒の異常診断装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7115417B2 (ja)

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011220126A (ja) * 2010-04-05 2011-11-04 Bosch Corp 排気浄化システムの異常診断装置及び異常診断方法並びに排気浄化システム
WO2015046273A1 (ja) * 2013-09-25 2015-04-02 トヨタ自動車株式会社 排気浄化装置の異常診断装置
JP2016160842A (ja) * 2015-03-03 2016-09-05 トヨタ自動車株式会社 内燃機関の排気浄化触媒の故障診断装置
JP2016183672A (ja) * 2015-03-26 2016-10-20 ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ 選択的接触還元触媒の健全性を監視するシステムおよび方法
JP2018080637A (ja) * 2016-11-16 2018-05-24 株式会社デンソー 排気浄化装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011220126A (ja) * 2010-04-05 2011-11-04 Bosch Corp 排気浄化システムの異常診断装置及び異常診断方法並びに排気浄化システム
WO2015046273A1 (ja) * 2013-09-25 2015-04-02 トヨタ自動車株式会社 排気浄化装置の異常診断装置
JP2016160842A (ja) * 2015-03-03 2016-09-05 トヨタ自動車株式会社 内燃機関の排気浄化触媒の故障診断装置
JP2016183672A (ja) * 2015-03-26 2016-10-20 ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ 選択的接触還元触媒の健全性を監視するシステムおよび方法
JP2018080637A (ja) * 2016-11-16 2018-05-24 株式会社デンソー 排気浄化装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP7115417B2 (ja) 2022-08-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN106661985B (zh) 排气净化系统
CN100587235C (zh) 用于排气后处理系统的诊断方法
US8205440B2 (en) Intrusive SCR efficency testing systems and methods for vehicles with low temperature exhaust gas
US8966882B2 (en) Differential pressure-based enablement of a particulate filter diagnostic
CN103388518B (zh) 用于指示柴油机排放流体(“def”)的质量的系统
US9328645B2 (en) Detecting over-temperature in exhaust system
US8286419B2 (en) Exhaust diagnostic systems and methods for resetting after operation with poor reductant quality
US9476341B2 (en) Exhaust treatment system that generates debounce duration for NOx sensor offset
US9169766B2 (en) System to monitor regeneration frequency of particulate filter
US9366171B2 (en) Method for determining an estimated amount of soot accumulated in a particulate filter of an exhaust gas after-treatment system
US9376952B2 (en) Method and system for selectively enabling and disabling a diagnostic monitor of a selective-catalytic-reduction device
CN104334844A (zh) 内燃机的排气净化装置
US10100701B2 (en) Method for the diagnosis of an exhaust gas aftertreatment system for an internal combustion engine
CN104343512A (zh) 用于确定排气净化装置的效率的方法和设备
CN108374711B (zh) 用于借助于氨逸出在scr系统中进行故障识别的方法
JP5640539B2 (ja) 尿素水品質異常診断装置
JP6020372B2 (ja) 排気浄化装置の異常診断装置
JP7115417B2 (ja) 還元触媒の異常診断装置
JP7347264B2 (ja) 診断装置及び診断方法
JP6962266B2 (ja) 内燃機関の排気浄化装置
EP2780684B1 (en) Method and system for diagnosis of a combustion engine
JP2021050629A (ja) 排気浄化装置
JP2020023922A (ja) 内燃機関の排気浄化装置
JP2019116876A (ja) センサ診断システム
JP2016164382A (ja) 触媒の劣化診断装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210819

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220615

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220628

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220711

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 7115417

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151