JP2020190136A - 道路構造および道路施工方法 - Google Patents

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浩明 牧野
Hiroaki Makino
浩明 牧野
正道 猪飼
Masamichi Ikai
正道 猪飼
祐二 梅村
Yuji Umemura
祐二 梅村
大樹 松畑
Daiki Matsuhata
大樹 松畑
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Abstract

【課題】プレキャストコンクリート版を敷き詰めて形成された道路において所望の道路勾配の道路を得る。【解決手段】道路構造においてプレキャストコンクリート版1を用いる。道路勾配のある道路領域では杭の高さが道路勾配に従うように杭3が打設され、打設された杭3の頂部に頂面が道路勾配に合致する傾きを持った固定部材15が固定され、固定部材15の上にプレキャストコンクリート版1が、道路勾配を持った状態で固定される。【選択図】図3

Description

本発明は、プレキャストコンクリート版を敷き詰めて施工された道路構造および道路施工方法に関する。
特許文献1には、工場で製作されたプレキャストコンクリート版を、現場まで運搬して道路を施工する技術が開示されている。
この施工方法では、まず、道路を施工する領域を所定の深さまで切削した後、路床、路盤の土工を行う。続いて、グラウト材の漏出を防止するために路盤上にシートを敷設する。そして、工場から運搬してきたプレキャストコンクリート版をシートの上に敷設し、コッターを用いてプレキャストコンクリート版を結合する。その後、必要部分にグラウト材を充填して、これを養生させて道路を完成する。
特許文献2には、杭を用いる道路の施工について記載がある。すなわち、道傾斜面に基礎杭を打ち込み、道路の長さ方向に隣接する基礎杭の上端に受け梁を設け、受け梁上に床板を配置することで道路を構成する。また、受け梁をプレキャストコンクリート版で形成することも記載されている。
特許第3778335号公報 特開2006−28808号公報
ここで、特許文献1によるプレキャストコンクリート版を敷設する道路施工では、現場でのコンクリート打ちが不要であり工期を短縮することができ、また工場でコンクリート版を製作するため、高品質のコンクリートを得ることができるなどのメリットがある。
しかしながら、特許文献1では、プレキャストコンクリート版を路盤上に水平に敷設する必要があり、そのアライメント等の作業に多くの時間が必要になる場合もある。
また、特許文献2に示されるように、杭を用いることも考えられるが、特許文献2はプレキャストコンクリート版を受け梁に用いることを示すだけであり、プレキャストコンクリート版により道路を構成する場合に杭を用いる場合の構成を示唆するものではない。
さらに、これら従来例においては、プレキャストコンクリート版を用いて、所望の道路勾配に従って道路を施工することについての示唆はない。
本発明は、杭を用いてプレキャストコンクリート版を敷き詰めて形成された道路において、所望の道路勾配の道路を施工することを目的とする。
本発明は、プレキャストコンクリート版を用いる道路構造であって、道路勾配のある道路領域では杭の高さが道路勾配に従うように杭が打設され、打設された杭の頂部に頂面が道路勾配に合致する傾きを持った固定部材が固定され、固定部材の上にプレキャストコンクリート版が、道路勾配を持った状態で固定される。
プレキャストコンクリート版は、多角形状であり、各角部が対応する杭に固定されるとよい。
本発明は、プレキャストコンクリート版を用いる道路施工方法であって、道路勾配のある道路領域において杭の高さが道路勾配に従うように杭を打設し、打設された杭の頂部に頂面が道路勾配に合致する傾きを持った固定部材を固定し、固定部材の上にプレキャストコンクリート版を、道路勾配を持った状態で固定する。
本発明によれば、杭を用いてプレキャストコンクリート版を敷き詰めて形成された道路において、所望の道路勾配の道路を得ることができる。
本実施形態における道路構造を示す斜視図である。 図1の一部の拡大図であり、一部のプレキャストコンクリート版(以下、「路版」)を取り除いたときの斜視図である。 組立後の路版をボルトの位置で垂直方向に切断したときの断面図である。 路版の杭への固定部分の構成例を示す図である。 本実施形態における道路施工方法の手順を示す図である。
以下、本発明の実施形態について、図面に基づいて説明する。なお、本発明は、ここに記載される実施形態に限定されるものではない。
図1は、本実施形態における道路構造を示す斜視図である。図2は、図1の一部の拡大図であり、一部のプレキャストコンクリート版(以下、「路版」)を取り除いたときの斜視図である。図3は、組立後の路版をボルトの位置で垂直方向に切断したときの断面図である。
「道路構造」
路版1は、工場などで運搬可能な形や大きさに予め製造された板状のプレキャストコンクリートであり、路版1を現場で並べて敷設することで道路が形成される。
本実施形態において路版1は多角形状(例えば矩形)であり、路体2に立設された杭3の上に敷設される。ここで、路体2とは、道路を施工する領域を掘り下げて形成される道路構造の最下層の地面をいうが、本実施形態では路体2の表面が露出しており、道路領域における地面が路体2を構成する。杭3は、下部が路体2に打設されることで、路体2に立設される。杭3は、円筒形状で形成され、その頂部にはボルト4を挿通するための穴を有する固定部材15および緩衝材7が設けられる。
本実施形態では、1本の杭3の頂部に対し、対応する4枚の路版1の一角を突き合わせるように載置し、それぞれの路版1を締結具であるボルト4で杭3の頂部に締結する。このため、杭3の頂部には、載置された各路版1の貫通穴5と対向する各位置(4箇所)にねじ穴6が形成された固定部材15が設けられている。ねじ穴6には、雌ねじが切ってあり、ボルト4のねじ部が螺合されることで、路版1が杭3の頂部に固定される。また、杭3の頂部(杭3と各路版1の角部との間)には、緩衝材7が配置され、路版1の振動を抑制する。緩衝材7には、ゴム、ウレタンなどの弾力のある材質のものを採用するとよい。なお、貫通穴5およびねじ穴6に対向する緩衝材7の位置には、ボルト4を通すための貫通穴8が形成されている。
「固定部材」
図3には、路版1の杭3への固定部分の構成例を示してある。このように、杭3の頂部に固定部材15を配置し、この固定部材15にねじ穴6を設ける。固定部材15上に緩衝材7を介し、路版1を載置し、路版1に設けた貫通穴5を介し、固定部材15のねじ穴6にボルト4をねじ込み、路版1を杭3に固定する。この例では、路版1の切り欠き9を設けていないが、切り欠き9を設けることで、ねじ穴6と貫通穴5との位置合わせが容易となる。
ここで、固定部材15は、周縁が延長部分15aを有するキャップ形状となっている。そこで、円筒状の杭3の頂部に容易に位置決めすることができる。固定部材15と杭3は、溶接、接着の他、ねじ固定や、キーおよびキー溝を利用して固定してもよい。
図4は、路版1の杭3への固定部分の他の構成例を示す図である。このように、杭3の頂部に固定部材15を配置し、固定部材15のねじ穴6にボルト4をねじ込み、路版1を杭3に固定する。
ここで、この例では、固定部材15の厚みが均一ではなく、一方向に向けて厚くなっている。図においては、左側が薄く、右側が厚い。従って、固定部材15の頂面は左側から右側に向けて高くなる傾斜面になっている。この固定部材15により、路版1に傾斜をつけることができる。道路設計の際に所定の道路勾配(縦断勾配、横断勾配)が決定された場合、この勾配に合致する傾きを持つ固定部材15を形成し、杭3に予め決定された勾配の固定部材15を取り付けることで、路版1を敷設した際に設計において決定された勾配の道路を得ることができる。
なお、図1においては、道路の縦方向(車両進行方向)の縦断勾配のみを示したが、横方向(道路幅方向)の縦断勾配についても同様の構成を採用することができる。
「手順」
次に、本実施形態における道路施工方法の手順について図5を用いて説明する。まず、道路を施工する場所について、3次元測量する(S101)。そして、測量結果に基づいて、杭3を打設する位置、高さなどの道路施工についての各種の仕様を決定することで、道路を設計する(S102)。設計結果に基づき道路の施工領域を所定の深さまで切削する(S103)。本実施形態では、図1,2に示すように路版1と路体2との間に空間14が形成されるよう深く掘り下げる。
続いて、杭3を設計通りの間隔、高さで打設する(S104)。例えば、株式会社技研製作所のサイレントパイラー(登録商標)等の圧入機を使用して杭3を所望の深さまで打ち込む。特に、各杭3の頂部が路面から路版1の厚み分下の位置で所定の高さになるように打設する。そして、杭3の打設が終了した場合には、杭3の頂部に固定部材15を固定する(S105)。
次に、クレーン等を使用して杭3の上に路版1を道路勾配に合致した状態で載置し(S106)、路版1を、ボルトで杭3に固定する(S107)。
路版1を敷設すると、路版1の間(継ぎ目)、目地にグラウト材を充填する(S108)。そして、グラウト材を養生させる(S109)。このようにして、道路が完成する。
ところで、本実施形態では、前述したように路版1下(路版1と路体2との間)に空間14を形成するように施工できる。空間14を形成することで、その空間14を様々な目的で利用させることが可能となる。例えば、ゲリラ豪雨などの際に増水した場合、一時的な貯水空間として利用できる。あるいは、インフラ(電気、ガス、水道、情報等に用いる配管やケーブル等の構造物)の設置空間として利用できる。
1 路版(プレキャストコンクリート版)、2 路体、3 杭、4 ボルト、5,8 貫通穴、6 ねじ穴、7 緩衝材、14 空間、15 固定部材。

Claims (3)

  1. プレキャストコンクリート版を用いる道路構造であって、
    道路勾配のある道路領域では杭の高さが道路勾配に従うように杭が打設され、
    打設された杭の頂部に頂面が道路勾配に合致する傾きを持った固定部材が固定され、
    固定部材の上にプレキャストコンクリート版が、道路勾配を持った状態で固定される、
    道路構造。
  2. 請求項1に記載の道路構造であって、
    プレキャストコンクリート版は、多角形状であり、各角部が対応する杭に固定される、
    道路構造。
  3. プレキャストコンクリート版を用いる道路施工方法であって、
    道路勾配のある道路領域において杭の高さが道路勾配に従うように杭を打設し、
    打設された杭の頂部に頂面が道路勾配に合致する傾きを持った固定部材を固定し、
    固定部材の上にプレキャストコンクリート版を、道路勾配を持った状態で固定する、
    道路施工方法。
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