JP2020189915A - ポリチオール化合物を含む熱硬化性組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】より低い温度で、または、より短い時間で硬化することができる熱硬化性組成物の提供。【解決手段】ポリブタジエン(A)と、ポリチオール化合物(B)と、熱ラジカル発生剤(C)と、を含む熱硬化性組成物であって、該熱硬化性組成物は、実質的にアクリル樹脂(D)を含まない。通常、ポリブタジエン(A)100重量部に対し、ポリチオール化合物(B)を0.1〜10重量部含有する。ポリブタジエン(A)は、式(I)で表される繰り返し単位と式(II)で表される繰り返し単位からなり、主鎖および末端が変性されていないポリブタジエンである。【選択図】なし

Description

本発明は、ポリブタジエンとポリチオール化合物を含有する熱硬化性組成物に関する。
ポリブタジエンを含む熱硬化性組成物は、熱硬化することにより、耐水性、耐熱性、絶縁性、基材との密着性などに優れた硬化物を製造することができる。そのため、電子材料の封止材用途、防湿コーティング用途、絶縁膜用途などの幅広い分野で利用されている。
ポリブタジエンを含む様々な硬化性組成物が提案されている。例えば、特許文献1では、エポキシ基とウレタン構造を有するポリブタジエン樹脂、及びチオール系硬化剤を含有する樹脂組成物であって、樹脂組成物の固形分全体を100質量%とした場合、エポキシ基とウレタン構造を有するポリブタジエン樹脂が50〜95質量%であることを特徴とする樹脂組成物が提案されている。この樹脂組成物は低温硬化性、柔軟性、印刷性に優れるようである。
特許文献2では、アクリル樹脂と、チオール化合物と、潜在性硬化剤と、ラジカル重合禁止剤と、アニオン重合抑制剤と、2つ以上の2重結合を有するアクリル樹脂以外の化合物を含有する光及び加熱硬化性樹脂組成物が提案されている。また、2つ以上の2重結合を有するアクリル樹脂以外の化合物としては、ポリブタジエンであってもよいことが記載されている。この硬化性樹脂組成物は、十分に長いポットライフを有するようである。
特開2013−224373号公報 特開2014−77024号公報
従来から知られている熱硬化性組成物は、熱硬化の際に高温を必要とする場合があった。また、十分に熱硬化するまでに長時間かかってしまう場合があった。そのため、より低い温度で、または、より短い時間で硬化することができる熱硬化性組成物が求められていた。
本発明者らは、上記した課題を解決するために鋭意検討を重ねた結果、ポリブタジエン(A)と、ポリチオール化合物(B)と、熱ラジカル発生剤(C)と、を含む熱硬化性組成物を見出し、本発明を完成するに至った。
即ち、本発明は、以下の発明に関する。
(1)ポリブタジエン(A)と、ポリチオール化合物(B)と、熱ラジカル発生剤(C)と、を含む熱硬化性組成物(ただし、前記熱硬化性組成物は、実質的にアクリル樹脂(D)を含まない)。
(2)ポリブタジエン(A)100重量部に対し、ポリチオール化合物(B)を0.1〜10重量部含有する(1)に記載の熱硬化性組成物。
(3)ポリブタジエン(A)が、式(I)で表される繰り返し単位と式(II)で表される繰り返し単位からなり、主鎖および末端が変性されていないポリブタジエンである(1)または(2)に記載の熱硬化性組成物。
Figure 2020189915
(4)ポリブタジエン(A)の全繰り返し単位中、式(I)で表される繰り返し単位の割合が75〜99モル%である(1)〜(3)のいずれか1つに記載の熱硬化性組成物。
(5)ポリブタジエン(A)の数平均分子量(Mn)が500〜10,000である(1)〜(4)のいずれか1つに記載の熱硬化性組成物。
(6)(1)〜(5)のいずれか1つに記載の熱硬化性組成物を硬化してなる硬化物。
本発明の熱硬化性組成物は、低温硬化性に優れる。また、本発明の熱硬化性組成物は、ポリチオール化合物を含まない組成物よりも硬化時間を短縮することができる。また、本発明の熱硬化性組成物を熱硬化した硬化物は、ポリチオール化合物を含まない組成物を熱硬化した硬化物よりも最大弾性率が向上する。
(熱硬化性組成物)
本発明の熱硬化性組成物は、ポリブタジエン(A成分)と、ポリチオール化合物(B成分)と、熱ラジカル発生剤(C成分)を含有するものである。各成分の含有量は特に限定されないが、ポリブタジエン(A)100重量部に対し、ポリチオール化合物(B)の含有量を0.1〜10重量部、0.5〜10重量部、0.5〜5重量部から選択することができる。熱硬化性組成物において、ポリチオール化合物(B)は架橋剤として機能するが、その他の機能を奏してもよい。また、ポリブタジエン(A)100重量部に対し、熱ラジカル発生剤(C)の含有量を0.1〜10重量部、0.5〜10重量部、0.5〜5重量部、1〜5重量部から選択することができる。
(ポリブタジエン(A))
本発明の熱硬化性組成物に含まれるポリブタジエンは、ブタジエンを重合した高分子化合物であれば、特に限定されない。すなわち、本発明で用いるポリブタジエンは、式(I)で表される繰り返し単位と式(II)で表される繰り返し単位からなる。
Figure 2020189915

ポリブタジエン中に含まれる式(I)で表される繰り返し単位と式(II)で表される繰り返し単位の割合は特に限定されないが、ポリブタジエンの全繰り返し単位中、式(I)で表される繰り返し単位の割合が75〜99モル%であるのが好ましい。
本発明で用いるポリブタジエンの分子量は特に限定されないが、数平均分子量(Mn)が、500〜10,000、500〜8,000、500〜6,000、500〜5,000の範囲を選択することができる。なお、重量平均分子量(Mw)および数平均分子量(Mn)は、テトラヒドロフランを溶媒とするゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)にて測定したデータを標準ポリスチレンの分子量に基づいて換算した値である。
ポリブタジエンは、主鎖および末端が変性されたポリブタジエンであってもよいし、主鎖および末端が変性されていないポリブタジエンであってもよい。それらのうち、高い絶縁性を有する硬化物を得るという観点からは、主鎖および末端が変性されていないポリブタジエンを用いるのが好ましい。
ポリブタジエンとしては、市販品を用いることができる。市販品のポリブタジエンとしては、NISSO−PB B−1000(日本曹達(株)製)、NISSO−PB B−2000(日本曹達(株)製)、NISSO−PB B−3000(日本曹達(株)製)などを挙げることができる。これらのポリブタジエンは、1種単独でまたは2種以上を組み合わせて使用することができる。
(ポリチオール化合物(B))
本発明の熱硬化性組成物に含まれるポリチオール化合物は、分子内に2個以上のメルカプト基(−SHで表される基)を有する限り特に限定されないが、2〜10個のメルカプト基を有するポリチオール化合物が好ましく、3〜5個のメルカプト基を有するポリチオール化合物がより好ましい。複数のメルカプト基が、ポリブタジエン中の二重結合とチオール・エン反応をおこすことにより、架橋構造が形成される。
ポリチオール化合物として、具体的には、トリス−[(3−メルカプトプロピオニルオキシ)−エチル]−イソシアヌレート(TEMPIC)、トリメチロールエタントリス(3−メルカプトブチレート)、トリメチロールプロパントリス(3−メルカプトプロピオネート)(TMMP)、トリメチロールプロパントリス(3−メルカプトブチレート)、ペンタエリスリトールテトラキス(3−メルカプトプロピオネート)(PEMP)、ペンタエリスリトール テトラキス(3−メルカプトブチレート)、ジペンタエリスリトールヘキサキス(3−メルカプトプロピオネート)、トリス(3−メルカプトプロピル)イソシアヌレート、トリス(3−メルカプトブチルオキシエチル)イソシアヌレートなどを挙げることができる。これらは、1種単独でまたは2種以上を組み合わせて使用することができる。
(熱ラジカル発生剤(C))
熱ラジカル発生剤としては、特に限定されない。熱ラジカル発生剤は市販品を用いることができる。熱ラジカル開始剤として、具体的には、ジイソプロピルベンゼンハイドロパーオキサイド(パークミルP)、クメンハイドロパーオキサイド(パークミルH)、t−ブチルハイドロパーオキサイド(パーブチルH)等のハイドロパーオキサイド類や、α,α−ビス(t−ブチルペルオキシ−m−イソプロピル)ベンゼン(パーブチルP)、ジクミルパーオキサイド(パークミルD)、2,5−ジメチル−2,5−ビス(t−ブチルパーオキシ)ヘキサン(パーヘキサ25B)、t−ブチルクミルパーオキサイド(パーブチルC)、ジ−t−ブチルパーオキサイド(パーブチルD)、2,5−ジメチル−2,5−ビス(t−ブチルパーオキシ)ヘキシン−3(パーヘキシン25B)、t−ブチルパーオキシ−2−エチルヘキサノエート(パーブチルO)等のジアルキルパーオキサイド類や、ケトンパーオキサイド類や、n−ブチル 4,4−ジ−(t−ブチルパーオキシ)バレレート(パーヘキサV)等のパーオキシケタール類や、ジアシルパーオキサイド類や、パーオキシジカーボネート類や、パーオキシエステル類等の有機過酸化物や、2,2’−アゾビスイソブチルニトリル、1,1’−(シクロヘキサンー1−1カルボニトリル)、2,2’−アゾビス(2−シクロプロピルプロピオニトリル)、2,2’−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)等のアゾ化合物等などを挙げることができる。これらは、1種単独でまたは2種以上を組み合わせて使用することができる。
(アクリル樹脂(D))
本発明の熱硬化性組成物は、実質的にアクリル樹脂を含まないものが好ましい。本発明において、「実質的に含まない」とは、アクリル樹脂としての物性が影響するほどの量を含まないという意味であり、影響を与えない程度の微量であれば含んでいてもよいことを意味する。
本発明において、アクリル樹脂とは、アクリル酸エステルモノマー及び/ 又はメタクリル酸エステルモノマーあるいはこれらのオリゴマーのことを意味する。アクリル樹脂として具体的には、トリス(2−ヒドロキシエチル)イソシアヌレートのジアクリレート及び/又はジメタクリレート;トリス(2−ヒドロキシエチル)イソシアヌレートトリアクリレート及び/又はトリメタクリレート;トリメチロールプロパントリアクリレート及び/又はトリメタクリレート、又はそのオリゴマー;ペンタエリスリトールトリアクリレート及び/又はトリメタクリレート、又はそのオリゴマー;ジペンタエリスリトールのポリアクリレート及び/又はポリメタクリレート;トリス(アクリロキシエチル)イソシアヌレート;カプロラクトン変性トリス(アクリロキシエチル)イソシアヌレート;カプロラクトン変性トリス(メタクリロキシエチル)イソシアヌレート;アルキル変性ジペンタエリスリトールのポリアクリレート及び/又はポリメタクリレート;カプロラクトン変性ジペンタエリスリトールのポリアクリレート及び/又はポリメタクリレート等を挙げることができる。これらを、1種単独で用いた場合だけでなく2種以上を組み合わせて用いた場合も、「アクリル樹脂」に包含する。
(その他の成分)
本発明の熱硬化性組成物は、ポリブタジエン(A)と、ポリチオール化合物(B)と、熱ラジカル発生剤(C)に加えて、本発明の目的を損なわない範囲でその他の成分を含有してもよい。前記のその他の成分としては、例えば、フィラー、有機樹脂(シリコーン樹脂、エポキシ樹脂、フッ素樹脂など)、溶剤、安定化剤(酸化防止剤、紫外線吸収剤、耐光安定剤など)、難燃剤(リン系難燃剤、ハロゲン系難燃剤、無機系難燃剤など)、難燃助剤、補強材、滑剤、ワックス、可塑剤、離型剤、耐衝撃性改良剤、色相改良剤、流動性改良剤、着色剤(染料、顔料など)、分散剤、消泡剤、脱泡剤、抗菌剤、防腐剤、粘度調整剤、増粘剤等を挙げることができる。これらは、1種を単独で、又は2種以上を組み合わせて使用することができる。
本発明の熱硬化性組成物を製造する方法としては特に限定されない。例えば、ポリブタジエン(A)に、ポリチオール化合物(B)と熱ラジカル発生剤(C)を添加した後、混練機で混練する方法を挙げることができる。
本発明の熱硬化性組成物は、一般的な熱硬化性組成物の硬化方法により、硬化物とすることができる。
以下実施例を用いて本発明をさらに詳細に説明するが、本発明は実施例の範囲に限定されるものではない。
実施例1
ポリブタジエン1(NISSO−PB、B−3000)(日本曹達(株)製)100重量部と、トリメチロールプロパントリス(3−メルカプトプロピオネート)(TMMP)(東京化成工業(株)製)1重量部と、ジクミルパーオキサイド(DCP)2重量部を、スクリュー管に入れ、自転公転攪拌機で撹拌し、熱硬化性組成物を得た。得られた熱硬化性組成物について、レオメーターを用いてレオロジー特性を測定した。温度条件は80℃から200℃まで昇温速度を1℃/minとして測定した。測定した硬化開始温度(℃)とG’max(Mpa)と硬化時間(分)の値を表1に示した。なお、本明細書において硬化時間とは、80℃から昇温を開始した時点から、弾性率がG’maxの80%に到達するまでの時間(分)を意味する。
実施例2
TMMPを0.5重量部とした以外は、実施例1と同様に熱硬化性組成物を得た。実施例1と同様にレオロジー特性を測定し、測定した硬化開始温度(℃)とG’max(Mpa)と硬化時間(分)の値を表1に示した。
実施例3
TMMPを5重量部とした以外は、実施例1と同様に熱硬化性組成物を得た。実施例1と同様にレオロジー特性を測定し、測定した硬化開始温度(℃)とG’max(Mpa)と硬化時間(分)の値を表1に示した。
実施例4
TMMP1重量部を、ペンタエリスリトールテトラキス(3−メルカプトプロピオネート)(PEMP)(東京化成工業(株)製)1重量部とした以外は、実施例1と同様に熱硬化性組成物を得た。実施例1と同様にレオロジー特性を測定し、測定した硬化開始温度(℃)とG’max(Mpa)と硬化時間(分)の値を表1に示した。
実施例5
TMMP1重量部を、ペンタエリスリトールテトラキス(3−メルカプトプロピオネート)(PEMP)(東京化成工業(株)製)5重量部とした以外は、実施例1と同様に熱硬化性組成物を得た。実施例1と同様にレオロジー特性を測定し、測定した硬化開始温度(℃)とG’max(Mpa)と硬化時間(分)の値を表1に示した。
実施例6
TMMP1重量部を、トリス−[(3−メルカプトプロピオニルオキシ)−エチル]−イソシアヌレート(TEMPIC)(東京化成工業(株)製)1重量部とした以外は、実施例1と同様に熱硬化性組成物を得た。実施例1と同様にレオロジー特性を測定し、測定した硬化開始温度(℃)とG’max(Mpa)と硬化時間(分)の値を表1に示した。
実施例7
TMMP1重量部を、トリス−[(3−メルカプトプロピオニルオキシ)−エチル]−イソシアヌレート(TEMPIC)(東京化成工業(株)製)5重量部とした以外は、実施例1と同様に熱硬化性組成物を得た。実施例1と同様にレオロジー特性を測定し、測定した硬化開始温度(℃)とG’max(Mpa)と硬化時間(分)の値を表1に示した。
実施例8
ポリブタジエン1をポリブタジエン2(1,2結合と1,4結合の比が、66:34であり、数平均分子量(Mn)が4300、分子量分布(Mw/Mn)が1.1であるポリブタジエン)とした以外は、実施例1と同様に熱硬化性組成物を得た。実施例1と同様にレオロジー特性を測定し、測定した硬化開始温度(℃)とG’max(Mpa)と硬化時間(分)の値を表1に示した。
実施例9
ポリブタジエン1をポリブタジエン3(1,2結合と1,4結合の比が、1:99であり、数平均分子量(Mn)が5300、分子量分布(Mw/Mn)が2.8であるポリブタジエン)とした以外は、実施例1と同様に熱硬化性組成物を得た。実施例1と同様にレオロジー特性を測定し、測定した硬化開始温度(℃)とG’max(Mpa)と硬化時間(分)の値を表1に示した。
比較例1
TMMPを使用しなかったこと以外は、実施例1と同様に熱硬化性組成物を得た。実施例1と同様にレオロジー特性を測定し、測定した硬化開始温度(℃)とG’max(Mpa)と硬化時間(分)の値を表1に示した。
比較例2
TMMP1重量部を、トリアリルイソシアヌレート(TAIC)(富士フイルム和光純薬(株)製)1重量部とした以外は、実施例1と同様に熱硬化性組成物を得た。実施例1と同様にレオロジー特性を測定し、測定した硬化開始温度(℃)とG’max(Mpa)と硬化時間(分)の値を表1に示した。
比較例3
TMMP1重量部を、トリアリルイソシアヌレート(TAIC)(富士フイルム和光純薬(株)製)5重量部とした以外は、実施例1と同様に熱硬化性組成物を得た。実施例1と同様にレオロジー特性を測定し、測定した硬化開始温度(℃)とG’max(Mpa)と硬化時間(分)の値を表1に示した。
比較例4
TMMPを使用しなかったこと、およびポリブタジエン1をポリブタジエン2(1,2結合と1,4結合の比が、66:34であり、数平均分子量(Mn)が4300、分子量分布(Mw/Mn)が1.1であるポリブタジエン)としたこと以外は、実施例1と同様に熱硬化性組成物を得た。実施例1と同様にレオロジー特性を測定し、測定した硬化開始温度(℃)とG’max(Mpa)と硬化時間(分)の値を表1に示した。
比較例5
TMMPを使用しなかったこと、およびポリブタジエン1をポリブタジエン3(1,2結合と1,4結合の比が、1:99であり、数平均分子量(Mn)が5300、分子量分布(Mw/Mn)が2.8であるポリブタジエン)としたこと以外は、実施例1と同様に熱硬化性組成物を得た。実施例1と同様にレオロジー特性を測定し、測定した硬化開始温度(℃)とG’max(Mpa)と硬化時間(分)の値を表1に示した。
Figure 2020189915

Claims (6)

  1. ポリブタジエン(A)と、ポリチオール化合物(B)と、熱ラジカル発生剤(C)と、を含む熱硬化性組成物(ただし、前記熱硬化性組成物は、実質的にアクリル樹脂(D)を含まない)。
  2. ポリブタジエン(A)100重量部に対し、ポリチオール化合物(B)を0.1〜10重量部含有する請求項1に記載の熱硬化性組成物。
  3. ポリブタジエン(A)が、式(I)で表される繰り返し単位と式(II)で表される繰り返し単位からなり、主鎖および末端が変性されていないポリブタジエンである請求項1または2に記載の熱硬化性組成物。
    Figure 2020189915
  4. ポリブタジエン(A)の全繰り返し単位中、式(I)で表される繰り返し単位の割合が75〜99モル%である請求項1〜3いずれか1項に記載の熱硬化性組成物。
  5. ポリブタジエン(A)の数平均分子量(Mn)が500〜10,000である請求項1〜4いずれか1項に記載の熱硬化性組成物。
  6. 請求項1〜5いずれか1項に記載の熱硬化性組成物を硬化してなる硬化物。
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