JP2020189444A - 印刷装置 - Google Patents

印刷装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2020189444A
JP2020189444A JP2019096145A JP2019096145A JP2020189444A JP 2020189444 A JP2020189444 A JP 2020189444A JP 2019096145 A JP2019096145 A JP 2019096145A JP 2019096145 A JP2019096145 A JP 2019096145A JP 2020189444 A JP2020189444 A JP 2020189444A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
work
unit
ink
inkjet head
droplets
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2019096145A
Other languages
English (en)
Inventor
日向 亮二
Ryoji Hiuga
亮二 日向
宮澤 和利
Kazutoshi Miyazawa
和利 宮澤
敬行 阿部
Takayuki Abe
敬行 阿部
亨 中川
Toru Nakagawa
亨 中川
吉田 英博
Hidehiro Yoshida
英博 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Original Assignee
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd filed Critical Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority to JP2019096145A priority Critical patent/JP2020189444A/ja
Publication of JP2020189444A publication Critical patent/JP2020189444A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J3/00Typewriters or selective printing or marking mechanisms characterised by the purpose for which they are constructed
    • B41J3/407Typewriters or selective printing or marking mechanisms characterised by the purpose for which they are constructed for marking on special material
    • B41J3/4073Printing on three-dimensional objects not being in sheet or web form, e.g. spherical or cubic objects
    • B41J3/40731Holders for objects, e. g. holders specially adapted to the shape of the object to be printed or adapted to hold several objects

Abstract

【課題】三次元の曲面を有するワークに対して精度良く印刷できるようにする。【解決手段】立体物10は、固定治具40に固定されている。駆動部50は、A軸回転機構204、B軸回転機構205、Y軸可動機構202、Z軸可動機構203を有し、固定治具40を保持している。駆動部50は、立体物10の曲面の曲率に応じて立体物10の姿勢を調整して、ノズル25と立体物10の表面との距離を一定範囲に近付ける。インクジェットヘッド部20は、立体物10の表面に液滴を吐出させる。【選択図】図1

Description

本発明は、三次元形状の曲面に液滴を配置し、曲面上に膜を形成する印刷装置に関するものである。
近年、柄や模様といわれるデザインや写真などの画像を、掃除機、電動歯ブラシ、カメラ、パソコンなどの家電製品の表面へ加飾し、その製品を提供することが注目されている。
例えば、あるブランドのロゴやそのブランドイメージから連想されるデザインなどを製品に追加した製品がある。また、ある販売店だけ既存品からデザインを変更した製品もある。インターネットでの購入に限定し、デザインを追加・変更した製品もある。さらに、消費者自身にデザインを考えてもらい、製品に印刷するサービスなどもある。
これらは、製品の外観上のデザインを消費者の細かなニーズに対応させることで、商品の付加価値を高めている。このような少量多品種な製品を加飾する技術として、オンデマンドやバリアブルに適した印刷方法であるインクジェット技術の利用が考えられる。
ところで、従来のインクジェット技術は、液滴を吐出するインクジェットヘッドと印刷対象物であるワークとの距離を一定に保って、画像を紙面や板など二次元形状に形成するものである。
そのため、インクジェット技術を三次元形状に応用する場合、インクジェットヘッドとワークとの距離を一定に保とうとしても、ワークが曲面である場合、曲率の違う場所が存在するため、距離が変わってしまう。
また、インクジェット技術は、ノズル内の液滴をピエゾ振動や気泡などにより吐出させ、その吐出した微小の液滴を空間中で飛翔させワークへ着弾させるプロセスである。
そのため、インクジェットヘッドとワークとの距離が長い部分は、液滴がワークに到達する時間が長くなるため周囲の気流の影響を受けやすい。そして、インクジェットヘッドとワークとの距離が変わるところで、液滴の位置が所定の位置と違うことが起こり、にじみやかすれ、さらには色ずれなどの現象が起こる。つまり、三次元の曲面上に液滴を所定の位置に精度良く配置させなければ、印刷画像が低画質となる問題がある。
一方、インクジェットを用いて、曲面を有するワークに印刷する技術も公開されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1には、インクジェットヘッドの主走査方向を軸方向とする筒状体のワークの側面に対して、副走査方向にノズル列を傾けてインク滴を吐出するようにした印刷装置が開示されている。
特許6426038号公報
ところで、特許文献1の発明では、印刷可能なワークの断面形状が、楕円、かまぼこ型、ピーナツ型等の筒状体のものに限定されている。そのため、筒状体のワークに限定されることなく、任意の三次元の曲面を有するワークに対しても、高精度に印刷することが可能な印刷装置が望まれていた。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的は、三次元の曲面を有するワークに対して精度良く印刷できるようにすることにある。
本発明は、主走査方向に移動するインクジェットヘッド部のノズルからワークの曲面に対して液滴を吐出することで、所定の画像を印刷する印刷装置を対象としている。そして、前記ワークを固定する固定治具と、2軸の回転機構及び2軸の可動機構を有し、前記ワークが所定の姿勢となるように前記固定治具を駆動させる駆動部と、前記ワークの曲面の曲率に応じて該ワークの姿勢を調整して、前記ノズルと該ワークの表面との距離を一定範囲に近付けるとともに、該ワークの表面に液滴を吐出させるように、前記インクジェットヘッド部及び前記駆動部の動作を制御する制御部とを備えている。
本発明によれば、三次元の曲面を有するワークに対して液滴を精度良く配置することができる。
本実施形態に係る印刷装置の概略構成を示す正面図である。 印刷装置の概略構成を示す側面図である。 ワークの形状を示す平面図である。 ワークの形状を示す正面図である。 インクジェットヘッド部の構成を示す平面図である。 ノズル列の配置を示す平面図である。 ノズル列の別の配置を示す平面図である。 ノズル列の別の配置を示す平面図である。 インク供給・循環システム部の概略構成を示す図である。 印刷装置の動作手順を示すフローチャート図である。 印刷装置の姿勢と向きを示す平面図である。 印刷装置の姿勢と向きを示す側面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものではない。
図1及び図2に示すように、印刷装置100は、ワークとしての立体物10の表面に画像を形成するものである。立体物10は、平面11と、曲面12とを有する。
印刷装置100は、インクジェットヘッド部20と、インク供給・循環システム部30と、固定治具40と、駆動部50と、制御部60とを備えている。
〈立体物10〉
図3A及び図3Bに示すように、立体物10は、例えば、ロボット掃除機の筐体として用いられる家電製品のカバーである。立体物10は、ABS樹脂、PP樹脂、PC樹脂等の樹脂成形品で構成されている。
立体物10は、平面11と、曲面12とを有する。立体物10は、平面視でルーローの三角形に似た形状に形成されている。なお、ルーローの三角形とは、正方形に内接して回転可能な三角形である。
平面11は、平面視で立体物10の中心位置に設けられている。曲面12は、平面11の中心位置から三角形の頂点位置に向かって徐々に傾斜する側面で形成されている。
なお、立体物10は、平面11と曲面12とを有するものであれば、この形態に限定するものではない。
〈インクジェットヘッド部20〉
図1に示すように、印刷装置100は、門型のガントリー101を有する。ガントリー101は、1軸の並進機構であるX軸可動機構206を有する。X軸可動機構206には、インクジェットヘッド部20が取り付けられている。
インクジェットヘッド部20は、立体物10の印刷面の上方に配置されている。インクジェットヘッド部20は、液滴21を吐出することで、立体物10の平面11及び曲面12に画像を形成する。
図4に示すように、インクジェットヘッド部20は、主走査方向200(図4で左右方向)に移動可能となっている。副走査方向201は、主走査方向200に直交する方向である。立体物10は、駆動部50を駆動させることで、インクジェットヘッド部20に対して副走査方向201に相対移動する。
インクジェットヘッド部20は、複数のヘッド22と、硬化部23と、距離測定部24とを有する。
ヘッド22は、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)の4色に対応して4つ設けられている。
なお、画像の粒状性を改善するライトシアン(Lc)やライトマゼンタ(Lm)、色の再現領域を広げるためのグリーン(G)、オレンジ(Or)、レッド(R)、バイオレット(V)等、いわゆる特色と呼ばれる他の色のヘッドを加えてもよい。
また、図4に示す例では、インクジェットヘッド部20の左側から順に、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)のヘッド22が並べられているが、この形態に限定するものではない。例えば、画像を形成する商品に求められる色合いに合わせて、ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の順にヘッド22を並べてもよい。
また、下地が白色ではない媒体に対して画像を形成する場合には、ホワイト(W)のヘッドが必要となる。例えば、4色のヘッド22の端部に、ホワイト(W)のヘッドを配置すればよい。
また、下地との密着性を付与するためのプライマー用のヘッド、凹凸のテクスチャーの作成や色の上に保護層を形成すためのクリアー用のヘッド、アルミ、金、銀、銅などを含有するメタリック調の材料用のヘッドについても、必要に応じて、4色のヘッド22の端部に、これらのヘッドを配置すればよい。
ここで、各色のインク又は塗料は、紫外線(UV)で硬化する材料で構成されている。なお、プライマーやクリアー等は、紫外線タイプのものでもよいし、溶剤型でもよい。また、メタリック調の材料も、紫外線タイプや溶剤型でもよい。
〈硬化部23〉
インクジェットヘッド部20は、上述したインクや塗料を硬化させる硬化部23を有する。硬化部23は、塗布するインクや塗料の種類によって選択される。例えば、硬化部23として、メタルハライドランプやUV−LED等の紫外線光源、ハロゲンランプや赤外線レーザーダイオード、赤外線レーザー等の赤外線光源、ヒーターによる熱源等を用いることができる、
なお、図4に示す例では、硬化部23を1つのみ設けた構成としたが、硬化部23を複数設けた構成としてもよい。
〈距離測定部24〉
インクジェットヘッド部20は、距離測定部24を有する。距離測定部24は、立体物10とインクジェットヘッド部20との距離を測定する。距離測定部24は、立体物10を構成する材料の種類によって選択される。例えば、距離測定部24として、接触式のプローブや、LED等の光を立体物10に照射してから受光素子(図示省略)に返ってくるまでの時間に基づいて距離を測定する非接触方式のものを用いることができる。
ここで、立体物10にインクを吐出して印刷する前に、距離測定部24によって、立体物10とインクジェットヘッド部20との距離を測定するようにしている。
具体的に、立体物10は、プラスチック等の樹脂成形品で構成されている。そのため、立体物10は、製品の設計CADデータに対して、±1mm以上の寸法差が生じることとなる。
そこで、立体物10とインクジェットヘッド部20との距離を事前に測定しておけば、印刷時に、インクジェットヘッド部20と立体物10とが衝突することなく、且つインクが確実に届く距離間である印刷ギャップを適切に設定することができる。
なお、距離測定部24によって、立体物10の形状を測定し、測定データに基づいて、立体物10のサーフェスデータに変換するようにしても良い。これにより、立体物10のサーフェスデータを印刷に使用することができる。また、印刷するエリアの代表点のみを測定して、印刷ギャップを変更しても良い。
このような作業は、印刷する部品の全数でも取得してもよいし、抜き取りでも良い。なお、このような距離測定のための手順は、寸法の安定性に優れた材料であれば、特に実施する必要はない。
また、図4に示す例では、距離測定部24を1つのみ設けた構成としたが、原理の異なる複数の距離測定部24を設けた構成としてもよい。
〈ノズル25〉
図5Aに示すように、ヘッド22は、ノズル列26を有する。ノズル列26は、1ヘッドに対して複数のノズル25が並んで配置されることで形成されている。図5Aに示す例では、ノズル列26は、2列設けられている。
ヘッド22は、主走査方向200に対して傾いた状態で配置されている。ノズル列26も同様に、主走査方向200に対して傾いた状態で配置されている。
ここで、隣接するノズル25間における主走査方向200に対するピッチ27と、副走査方向201に対するピッチ28とは、所定の間隔となるように、ヘッド22のノズル孔や取り付け角度が設定されている。
好ましくは、300〜1200dpiとなるように設定されている。より好ましいのは、600dpiとなるように設定されている。
インクジェットヘッド部20は、ピエゾ方式であり、制御部60から供給される駆動信号に応じて、ノズル25から鉛直下方に向かって、所定量の液滴21を吐出する。
なお、ノズル列26は、1列であっても良い(図5B参照)。また、ノズル列26は、複数列(例えば4列)であっても良い(図5C参照)。
〈インク供給・循環システム部30〉
図6に示すように、インク供給・循環システム部30は、インク供給部300と、インク循環部301とを有する。
インク供給部300には、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)の各インク又は塗料が投入されて貯留される。インク供給部300に貯留されたインク又は塗料は、ポンプ302によって吸い上げられ、インク循環部301に供給される。
インク循環部301とインクジェットヘッド部20との間では、一定の流量でインクが循環するようになっている。具体的に、ポンプ303の回転数を制御することで、インクジェットヘッド部20へ流れ込むインクの圧力及び流量と、インクジェットヘッド部20から流れ出すインクの圧力及び流量とを制御している。
インク循環部301からインクジェットヘッド部20に向かってインクや塗料を供給するための流路には、デガス304と、フィルタ305とが設けられている。デガス304は、インクや塗料に含まれる泡を抜くためのものである。フィルタ305は、インクや塗料に含まれる異物を取り除くためのものである。
インクジェットヘッド部20からインク循環部301に向かってインクや塗料を戻すための流路には、ポンプ303と、ダンパ306とが設けられている。ダンパ306は、インクや塗料の脈動を抑えるためのものである。
このように、インク供給・循環システム部30によって、印刷装置100では、インク又は塗料が常に循環している。このため、インクや塗料中に存在する気泡が除去されるので、気泡によるノズル詰まりを少なくすることができる。
また、インクや塗料の材料として、立体物10が白色の材質でない場合に用いる白インク等や、加飾の高級感を付与するメタリック調の材料や配線等に用いる金属や、金属酸化物を含有する等の比重が重い材料を用いても、材料の詰まりによる吐出不良が発生し難くなる。なお、これらの複数のインクや塗料を用いる場合は、同等の構成でインク供給・循環システム部30に各材料のユニットとして追加すればよい。
また、インク供給・循環システム部30の中に、インクや塗料を温めるヒータユニットを設けても良い。例えば、インク供給部300やインク循環部301の各色を温めても良いし、インク経路の配管にヒータを付けても良い。
このような構成にすれば、高粘度であるプライマーやクリアー等の塗料やワックス等を塗布することが可能となる。
また、図示していないが、各分岐する配管にバルブを配置して、インクジェットヘッド部20へ流入する側に、ポンプ303やダンパ306を設置しても良い。
〈固定治具40〉
図1及び図2に示すように、固定治具40は、立体物10を保持している。固定治具40は、駆動部50に取り付けられている。
固定治具40は、駆動部50の先端に取り付けられている。固定治具40は、インクジェットヘッド部20の下方に対向して配置される。固定治具40には、立体物10が固定されている。
固定治具40の形状は、立体物10を製品として組み込んだ場合に、相手側の部品と同様の形状とするのが良い。これにより、立体物10の形状が歪むことなく、固定治具40で保持することができる。また、実際の製品の形状データを利用することで、固定治具40の設計の汎用性が向上する。
〈駆動部50〉
図1及び図2に示すように、駆動部50は、固定治具40に固定された立体物10を、インクジェットヘッド部20の下方に搬送する。
駆動部50は、2軸の並進機構であるY軸可動機構202及びZ軸可動機構203と、2つの回転機構であるA軸回転機構204及びB軸回転機構205とを有する。
B軸回転機構205の先端には、固定治具40が取り付けられている。固定治具40には、立体物10が保持されている。固定治具40は、立体物10の形状に合わせて交換可能となっている。
駆動部50は、Y軸可動機構202、Z軸可動機構203、A軸回転機構204、B軸回転機構205を動作させることで、立体物10をインクジェットヘッド部20の鉛直下方に移動させる。このとき、駆動部50によって、立体物10の位置及び姿勢を調整することができる。
〈制御部60〉
図1に示すように、制御部60は、インクジェットヘッド部20、インク供給・循環システム部30、駆動部50の動作を制御する。
制御部60は、パソコンやPLC等で構成されている。制御部60は、インクジェットヘッド部20のヘッド22から液滴21を吐出させるための制御を行う。制御部60は、X軸可動機構206や駆動部50を動作させるための制御を行う。制御部60は、インク又は塗料をインクジェットヘッド部20に供給し、再循環させるための制御を行う。
図7に示すように、ステップS10では、立体物10の形状データ及び印刷したい画像データが制御部60に入力される。
ステップS11では、入力されたデータに基づいて、立体物10に対しての駆動部50の動作が決定される。
ステップS12では、駆動部50を動作させながら、距離測定部24によって、立体物10とインクジェットヘッド部20との距離を計測する。
ステップS13では、距離測定部24の計測結果に基づいて、実際の部品の形状データを算出する。
ステップS14では、算出した形状データに基づいて、駆動部50の動作とインクジェットヘッド部20の動作を決定する。
ステップS15では、立体物10の三次元形状のデータ、印刷する絵柄の画像データ、印刷する絵柄を三次元曲面に合わせて分割した画像データ、分割した画像データを各色の毎に分配した画像データ、駆動部50の動作データなどが制御部60の記憶装置に記憶される。
ステップS16では、形状データ、画像データ、動作データに基づいて、ヘッド22を駆動してインクを吐出しながら、駆動部50を動作させることで、立体物10に画像を印刷して、処理を終了する。
〈印刷する際の姿勢と向き〉
図8及び図9に示すように、立体物10の曲面上の一部である印刷領域401にインクや塗料を塗布する場合には、主走査方向200と同じ方向に延びる印刷平面400を立体物10上に設定する。
そして、立体物10の直下のB軸回転機構205を回転させて、次に、A軸回転機構204を回転させることで、立体物10の姿勢と向きを変える。このとき、Z軸可動機構203及びY軸可動機構202を動作させることで、インクジェットヘッド部20のノズル25の鉛直直下に印刷平面400を移動させる。
そして、インクジェットヘッド部20を、X軸可動機構206に沿って動作させ、立体物10上の印刷領域401に位置したときに、ノズル25から液滴21を吐出する。なお、印刷平面400とノズル25との距離は、5mm以内となるように配置することが好ましい。
印刷平面400は、立体物10の形状の曲率に合わせて複数用意しておく。印刷平面400の主走査方向200側の距離は、ヘッド22の幅より大きくなる。また、副走査方向201側の距離は、立体物10の曲率に合わせて距離が変わる。
例えば、曲率が小さい場合には、ヘッド22の幅より大きくしても良いし、ヘッド22より小さい平面を複数用意しても良い。一方、曲率が大きい場合には、ヘッド22より小さい平面を複数用意して、立体物10の姿勢と向きを制御すればよい。
これにより、曲面を有する立体物10、特に、家電製品の外観に加飾、配線、部品を作成する際に、高画質な画像で印刷することができる。
《その他の実施形態》
前記実施形態については、以下のような構成としてもよい。
本実施形態では、例えば、インクジェットヘッド部20に、ノズル25から吐出した液滴21からなるミストを回収する機構を設けても良い。また、インクジェットヘッド部20を主走査方向200に移動させる際に発生する風を防ぐために、整流板を取り付けてもよい。また、吐出した液滴21の立体物10上の位置を確認するためのカメラを取り付けても良い。
以上説明したように、本発明は、曲面を有するワークに対して高精度にパターンを描画することができるので、製品外観のデザイン形成や三次元表面の配線パターン描画等に利用可能である。
10 立体物(ワーク)
12 曲面
20 インクジェットヘッド部
21 液滴
22 ヘッド
23 硬化部
25 ノズル
30 インク供給・循環システム部
40 固定治具
50 駆動部
60 制御部
100 印刷装置
200 主走査方向
201 副走査方向
202 Y軸可動機構
203 Z軸可動機構
204 A軸回転機構
205 B軸回転機構
206 X軸可動機構
400 印刷平面

Claims (13)

  1. 主走査方向に移動するインクジェットヘッド部のノズルからワークの曲面に対して液滴を吐出することで、所定の画像を印刷する印刷装置であって、
    前記ワークを固定する固定治具と、
    2軸の回転機構及び2軸の可動機構を有し、前記ワークが所定の姿勢となるように前記固定治具を駆動させる駆動部と、
    前記ワークの曲面の曲率に応じて該ワークの姿勢を調整して、前記ノズルと該ワークの表面との距離を一定範囲に近付けるとともに、該ワークの表面に液滴を吐出させるように、前記インクジェットヘッド部及び前記駆動部の動作を制御する制御部とを備えた印刷装置。
  2. 請求項1において、
    前記駆動部は、前記ワークの曲面の曲率に合わせて設定された印刷平面が水平姿勢となり且つ該印刷平面と前記ノズルとの距離が略一定となるように、該ワークの姿勢を調整し、
    前記インクジェットヘッド部は、前記ワークが静止状態のときに該ワークの表面に液滴を吐出する印刷装置。
  3. 請求項2において、
    前記印刷平面は、前記ワークの曲面の曲率に応じて複数設定されている印刷装置。
  4. 請求項2又は3において、
    前記インクジェットヘッド部のヘッドには、主走査方向に沿って複数の前記ノズルが配置され、
    前記印刷平面の主走査方向の距離が前記ヘッドの主走査方向の幅よりも大きく、該印刷平面の副走査方向の距離が該ヘッドの副走査方向の幅よりも小さい印刷装置。
  5. 請求項1乃至4のうち何れか1つにおいて、
    前記ワークは、製品の一部である樹脂成形品で構成され、
    前記固定治具は、前記ワークを製品として組み込んだときの相手側の部品と同様の形状に形成されて該ワークを固定している印刷装置。
  6. 請求項1乃至5のうち何れか1つにおいて、
    前記ワークは、平面視でルーローの三角形状に形成され、
    前記ワークの曲面は、三角形状の中心位置から頂点位置に向かって曲率が大きくなっている印刷装置。
  7. 請求項1乃至6のうち何れか1つにおいて、
    前記2軸の回転機構のうち、前記固定治具側に配置された該回転機構は、他方の該回転機構よりも回転角度が大きい印刷装置。
  8. 請求項1乃至7のうち何れか1つにおいて、
    前記液滴は、紫外線硬化型のインク又は塗料であり、
    前記ワークに塗布された前記液滴に紫外線を照射して該液滴を硬化させる硬化部を備えた印刷装置。
  9. 請求項1乃至7のうち何れか1つにおいて、
    前記液滴は、金属を微細化して分散させた状態のインク又は塗料であり、
    前記インクジェットヘッド部にインク又は塗料を供給し、再循環させるインク供給・循環システム部を備えた印刷装置。
  10. 請求項1乃至7のうち何れか1つにおいて、
    前記液滴は、金属酸化物を微細化して分散させた状態のインク又は塗料であり、
    前記インクジェットヘッド部にインク又は塗料を供給し、再循環させるインク供給・循環システム部を備えた印刷装置。
  11. 請求項1乃至7のうち何れか1つにおいて、
    前記液滴は、金属錯体を含有するインク又は塗料であり、
    前記インクジェットヘッド部にインク又は塗料を供給し、再循環させるインク供給・循環システム部を備えた印刷装置。
  12. 請求項1乃至7のうち何れか1つにおいて、
    前記液滴は、顔料を含有するインク又は塗料であり、
    前記インクジェットヘッド部にインク又は塗料を供給し、再循環させるインク供給・循環システム部を備えた印刷装置。
  13. 請求項1乃至12のうち何れか1つにおいて、
    前記インクジェットヘッド部のヘッドは、主走査方向に対して複数且つ斜めに整列して配置されている印刷装置。
JP2019096145A 2019-05-22 2019-05-22 印刷装置 Pending JP2020189444A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019096145A JP2020189444A (ja) 2019-05-22 2019-05-22 印刷装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019096145A JP2020189444A (ja) 2019-05-22 2019-05-22 印刷装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2020189444A true JP2020189444A (ja) 2020-11-26

Family

ID=73453604

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019096145A Pending JP2020189444A (ja) 2019-05-22 2019-05-22 印刷装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2020189444A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113134814A (zh) * 2021-03-23 2021-07-20 宁波职业技术学院 一种基于智能控制的翻转机构
US20220266529A1 (en) * 2021-02-22 2022-08-25 Seiko Epson Corporation Three-Dimensional Object Printing Apparatus

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010094882A (ja) * 2008-10-15 2010-04-30 Mimaki Engineering Co Ltd 3次元プリンタおよびそれを用いた印刷方法
JP2016179591A (ja) * 2015-03-24 2016-10-13 株式会社ミマキエンジニアリング 印刷装置及び印刷方法
JP2017047413A (ja) * 2015-09-03 2017-03-09 パナソニックIpマネジメント株式会社 インクジェット装置とインクジェット方法
JP6362818B1 (ja) * 2018-01-23 2018-07-25 シチズン時計株式会社 印刷治具および印刷物の製造方法
US20190037969A1 (en) * 2017-02-27 2019-02-07 Voxel8, Inc. 3d printed articles of footwear with particles
JP2020104334A (ja) * 2018-12-26 2020-07-09 ローランドディー.ジー.株式会社 粒子加飾プリンタ

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010094882A (ja) * 2008-10-15 2010-04-30 Mimaki Engineering Co Ltd 3次元プリンタおよびそれを用いた印刷方法
JP2016179591A (ja) * 2015-03-24 2016-10-13 株式会社ミマキエンジニアリング 印刷装置及び印刷方法
JP2017047413A (ja) * 2015-09-03 2017-03-09 パナソニックIpマネジメント株式会社 インクジェット装置とインクジェット方法
US20190037969A1 (en) * 2017-02-27 2019-02-07 Voxel8, Inc. 3d printed articles of footwear with particles
JP6362818B1 (ja) * 2018-01-23 2018-07-25 シチズン時計株式会社 印刷治具および印刷物の製造方法
JP2020104334A (ja) * 2018-12-26 2020-07-09 ローランドディー.ジー.株式会社 粒子加飾プリンタ

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20220266529A1 (en) * 2021-02-22 2022-08-25 Seiko Epson Corporation Three-Dimensional Object Printing Apparatus
US11932035B2 (en) * 2021-02-22 2024-03-19 Seiko Epson Corporation Three-dimensional object printing apparatus
CN113134814A (zh) * 2021-03-23 2021-07-20 宁波职业技术学院 一种基于智能控制的翻转机构
CN113134814B (zh) * 2021-03-23 2022-10-25 宁波职业技术学院 一种基于智能控制的翻转机构

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10843458B1 (en) Method and apparatus for three-dimensional digital printing
JP6846204B2 (ja) 印刷装置、印刷方法及び装飾物の製造方法
JP2011507701A (ja) 湾曲基板上に高品質画像を印刷するための方法
CN107530954A (zh) 三维对象的聚结剂浓度和连续色调密度
JP2014050832A (ja) 対象物の表面を画像形成及び/又は塗装する方法
JPWO2010106655A1 (ja) 紫外線照射ユニット
JP2007001164A (ja) 立体メディアプリント用のインクジェットプリンタとそれを用いたプリント方法
KR101979539B1 (ko) 프린팅 장치
JP2020189444A (ja) 印刷装置
CN110430988B (zh) 校准基于喷墨的三维打印系统的方法
TW202138204A (zh) 印刷裝置
JP2021088109A (ja) 印刷装置
JP5844693B2 (ja) 印刷物の製造方法および放射線硬化型インクジェット印刷装置
US20170246806A1 (en) Generating three-dimensional objects and generating images on substrates
JP7006374B2 (ja) 液体吐出装置
JP7474946B2 (ja) 印刷装置
US11465353B2 (en) High mobility 3D laser printing system
JP2008265238A (ja) 化粧材および基材の表面形成方法
JP2020093532A (ja) 液体吐出装置、プログラムおよび吐出制御方法
JP2021011036A (ja) 液体吐出ユニット及び液体吐出装置
JP6915363B2 (ja) 画像形成装置及び液体吐出装置
JP2021088108A (ja) 印刷装置
JP2013226481A (ja) Uvインクジェットプリンタにより不規則な透明艶消し粒子表面を形成する方法及びuvインクジェットプリンタの完成印刷物
Chan Development of an Inkjet Printing System on a Flatbed Router
KR20240027366A (ko) 잉크 시험 장치

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20211217

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20221025

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20221101

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20221219

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230110

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20230627