JP2020188912A - ソファの座構造 - Google Patents

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弘志 早乙女
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Abstract

【課題】本発明は、製造時間および製造コストを抑えつつ、高いデザイン性と生産性を兼ね備えたソファの座構造を提供する。【解決手段】本発明のソファの座構造は、座本体と、前記座本体の下端に設けられ前記座本体を支持する接地部と、を備えるソファの座構造において、前記座本体は、前記座本体の下部を構成し、前記接地部に支持された下部構造体と、前記下部構造体の上に積層され前記座本体の上部を構成する上部構造体とからなり、前記下部構造体は、前記上部構造体を支持する支持部材と、前記支持部材を覆う外郭部材とを有し、前記外郭部材が樹脂によって形成されている。【選択図】図1

Description

本発明は、ソファの座構造に関するものである。
従来より、ソファの内部構造は、木製もしくは金属製の材料を用いて構成されており(例えば、特許文献1〜3)、熟練した職人によって、所望のデザインに一つ一つ加工され、組み立てられることで作製されていた。
特開2018−68841号公報 特開2016−67584号公報 特開平10−276861号公報
従来の構成では、強度上必要な内部構造を木や金属の部材で形成しつつ、その外側に必要なクッション性など確保しつつ、所望のデザインとなるように表皮を覆う必要がある。このため、デザイン性の高いソファの場合、作製に熟練した技能を要するとともに、多くの時間と労力がかかってしまい、製造時間と製造コストがかかっていた。
本発明の一つの態様は、上記従来技術の問題点に鑑み成されたものであって、製造時間および製造コストを抑えつつ、高いデザイン性と生産性を兼ね備えたソファの座構造を提供することを目的とする。
本発明の一形態のソファの座構造において、座本体と、前記座本体の下端に設けられ前記座本体を支持する接地部と、を備えるソファの座構造において、前記座本体は、前記座本体の下部を構成し、前記接地部に支持された下部構造体と、前記下部構造体の上に積層され前記座本体の上部を構成する上部構造体とからなり、前記下部構造体は、前記上部構造体を支持する支持部材と、前記支持部材を覆う外郭部材とを有し、前記外郭部材が樹脂によって形成されている。
この構造によれば、樹脂によって形成された外郭部材を用いることによって、座本体の下部を構成する下部構造体の外形を様々なデザインで設計することができる。また、外郭部材を樹脂により形成することで、手作業では加工しにくいデザインにも容易に対応することができるため、熟練した技能に頼ることなく、デザイン性の高い形状であっても同様の品質で量産が可能となる。これにより、労力の低減が可能となり、製造時間の短縮および製造コストを抑えつつ、高いデザイン性と生産性を兼ね備えたソファの座構造を提供することができる。
さらに、樹脂製のため、木材や金属を用いる場合よりもソファ全体の軽量化が可能となり、ソファの運搬や配置替え等を行いやすい。
本発明の一形態のソファの座構造において、前記外郭部材は、幅方向および奥行方向のそれぞれについて、両外側よりも中央の方が高さ寸法が小さくなっている構成としてもよい。
この構造によれば、座本体の中央の厚さが薄くなるため、見た目がすっきりとした印象を与えることができ、視覚的効果により軽量感を演出することができる。
本発明の一形態のソファの座構造において、 前記支持部材および前記外郭部材を覆う表皮材を有し、前記表皮材が前記支持部材に対して固定されている構成としてもよい。
この構造によれば、表皮材によって外郭部材を支持部材に対して確実に固定することができる。外郭部材は支持部材に対して仮止めしておくだけでよく、組み立て作業が容易になる。
本発明の一形態のソファの座構造において、前記外郭部材は、前記座本体の幅方方向両側に配置される一対の第1外郭材と、一対の前記第1外郭材どうしの間に隙間なく配置され、これら前記第1外郭材どうしを繋ぐ第2外郭材と、を有する構成としてもよい。
この構造によれば、幅方向の長さが短い小型のソファでは一対の第1外郭材のみを用いればよく、幅方向の長さが長くなる大型のソファでは、一対の第1外郭材どうしの間に第2外郭材を配置することで、幅方向の長さ調整が可能である。
本発明によれば、製造コストを抑え、高いデザイン性と生産性を兼ね備えたソファの座構造を提供することができる。
図1は、第1実施形態のソファ100の全体構造を示す正面図である。 図2は、下部構造体111の構成を下方から示す斜視図である。 図3Aは、第1外郭材16Aを示す斜視図である。 図3Bは、第1外郭材16Aを示す側面図(Y方向視)である。 図3Cは、第1外郭材16Aを示す側面図(X方向視)である。 図4は、下部構造体111の構成を示す断面図である。 図5は、座本体11と背凭れ部材12との接続構造を示す部分断面図である。 図6は、第2実施形態のソファ200の全体構造を示す正面図である。 図7は、第2実施形態のソファ200の下部構造体141の構成を下方から示す図である。
以下、添付図面を参照して、本発明におけるソファを実施するための形態を説明する。しかし、本発明はこの実施形態のみに限定されるものではない。なお、以下の各図面においては、各構成要素を見やすくするため、構成要素によって寸法の縮尺を異ならせて示すことがある。
以下の説明において、ソファの背凭れに背中を向けて正規姿勢で着座した人の正面を向く向きを「前」と呼び、それと逆側の向きを「後」とし、ソファに正規姿勢で着座した人の上方を向く向きを「上」、それと逆側の向きを「下」とし、ソファに正規姿勢で着座した人の左方を「左」、右方を「右」とする。また、ソファの左右方向を「幅方向」と呼ぶ。
また、図面においては、適宜3次元直交座標系としてXYZ座標系を示す。XYZ座標系において、「X方向」は、図1に示すソファの「幅方向」と平行な方向とする。「Z方向」は、X方向と直交する方向であって図1の「上下方向」とする。「Y方向」は、X方向とZ方向との両方と直交する「奥行方向」とする。
[第1実施形態]
図1は、第1実施形態のソファ100の全体構造を示す正面図である。図2は、下部構造体111の構成を下方から示す斜視図である。図3Aは、第1外郭材16Aを示す斜視図である。図3Bは、第1外郭材16Aを示す側面図(Y方向視)である。図3Cは、第1外郭材16Aを示す側面図(X方向視)である。図4は、下部構造体111の構成を示す断面図である。図5は、座本体11と背凭れ部材12との接続構造を示す部分断面図である。
図1に示すように、本実施形態のソファ100は、例えば二人掛け用のソファであって、座本体11、背凭れ部材12、4本の脚体13および4つの接地部14を備えている。
座本体11は、当該座本体11の下部を構成する下部構造体111と、座本体11の上部を構成する上部構造体112と、これら下部構造体111および上部構造体112を上下に積層した状態で接合する第1接合材113と、を備えている。座本体11は、上方に向かって延びる4本の脚体13に支持され、各脚体13の下端に設けられた接地部14を介して床面上に載置されている。座本体11の上面、つまり上部構造体112の上面は、利用者が着座可能な座面112aとされている。
本実施形態の座本体11の上面視における形状は、例えば矩形状とされている。
なお、座本体11の上面視における形状は、矩形状に限られず、楕円形状など他の形状であってもよい。
背凭れ部材12は、座本体11の座面112a上に設けられている。背凭れ部材12は、上方に向かって延びており、下端側が座本体11の後端側に連結されている。
背凭れ部材12は、正面視略矩形状をなすが、これに限られず、楕円形状など他の形状であってもよい。本実施形態の背凭れ部材12は、図1に示すように、幅方向における長さ寸法が上下方向で異なっており、下端側が最も長くて座本体11の幅方向長さに略等しく、上方へ行くにしたがってその幅寸法が短くなっている。
次に、本実施形態におけるソファ100の具体的な構造について述べる。
(座本体)
図1に示したように、本実施形態のソファ100の座本体11は、下部構造体111と、下部構造体111の上に積層される上部構造体112と、から構成されている。
下部構造体111は、図2に示すように、木製の支持部材15と、樹脂製の外郭部材16と、支持部材15および外郭部材16の表面を覆う下側表皮材(表皮材)17(図1)と、を備えている。外郭部材16は、支持部材15の周縁に枠状に配置された状態で下側表皮材17によって覆われ、固定されている。
支持部材15は、平面視が矩形板状のパネル基材15aを有する。パネル基材15aの四隅にはR加工がそれぞれ施されている。パネル基材15aの下面15bには、周縁よりも内側に、下面15bに対して垂直に下方へと延びるパネル支持枠18が固定されている。
ここで、上述した支持部材15の周縁とは、パネル基材15aの外周縁を含む領域である。
パネル支持枠18は、パネル基材15aの長辺に沿って配置される一対の長辺杆181と、パネル基材15aの短辺に沿って配置される一対の短辺杆182と、コーナー位置に配置される4つの脚固定枠部183と、を備えている。パネル支持枠18は、ボルトや接着剤等を用いてパネル基材15aの下面15bに固定されている。
各脚固定枠部183は、パネル基材15aの四隅に向かってそれぞれ外側に突出し、内側の挿通孔18b内にそれぞれ脚体13が挿入されている。各脚体13は、脚固定枠部183の挿通孔18b内に挿入された状態で、パネル支持枠18の四隅内側に配置された角柱体状の脚固定台21に対して、脚体固定具19を介してねじ止めされ固定されている。上下方向に延びる4つの脚体13は、パネル基材15aに対して鉛直に延在するのではなく、下方に行くにしたがって外側へ傾斜している。脚体13の構成材料としては、金属材料、木材、樹脂材料等などが挙げられる。
パネル基材15aの下面15bには、パネル支持枠18の内側となる位置に、奥行方向で対向する一対の長辺杆181,181どうしを連結する一対の連結杆184が設けられている。連結杆184は、幅方向に間隔をおいて配置され、パネル基材15aの下面15bに対して起立した状態で固定されている。これら一対の連結杆184は、パネル基材15aの中央部位における下方へ他の撓みを抑制している。
パネル基材15aの下面15bには、パネル支持枠18の外側となる位置に、パネル基材15aとの間に架設された4つの補強リブ185が設けられている。補強リブ185は、各長辺杆181,181の長さ方向中央、および各短辺杆182,182の長さ方向中央に位置し、各長辺杆181および各短辺杆182に対して垂直をなすとともに、パネル基材15aの下面15bに対して起立した状態で固定されている。これら4つの補強リブ185は、パネル基材15aの特に外周縁における下方への撓みを抑制している。
このような構成の支持部材15下面15b側の外周部には、これを覆う外郭部材16が配置されている。外郭部材16は、一対の第1外郭材16A,16Aからなり、互いに隙間なく幅方向(X方向)に並べて配置されている。これら第1外郭材16A,16Aは、パネル基材15aの外周縁からパネル支持枠18の下端縁に亘ってこれらを覆うようにして設けられている。
具体的に、第1外郭材16A,16Aは、パネル基材15aの外周面15cからパネル支持枠18の下端面18cに亘ってこれら覆い、4つの補強リブ185およびパネル支持枠18の脚固定枠部183を含む領域を隠すように設けられている。
各第1外郭材16Aは、図3Aに示すように、平面視において4辺のうち1辺が開放されたコ字状の上側外周部16aおよび下側内周部16bを有している。第1外郭材16Aは、下方に行くにしたがって、平面視において上側外周部16aよりも下側内周部16bが内側に入り込んだカバー形状をなす。また、第1外郭材16Aは、側面視において、下側内周部16bよりも上方に上側外周部16aが位置する凹型の立体形状をなす。
第1外郭材16Aは、平面視におけるコ字状の3辺を構成する3つの底板部16cと、各底板部16cの外側から曲面をなすように立ち上がる3つの壁部16dと、隣り合う壁部16dどうしを連結する一対のコーナー部16eと、を有する。コーナー部16eは、パネル基材15aの隅部に対応したR形状とされている。
第1外郭材16Aの各コーナー部16eには、下側内周部16bから外側に向かって窪んだ切欠き凹部16fがそれぞれ形成されている。図2に示すように、第1外郭材16Aが支持部材15の所定の位置に配置された状態のとき、各切欠き凹部16f内に、パネル基材15aに対して装着された脚体13がそれぞれ位置する。
本実施形態において、各第1外郭材16Aは樹脂成形品である。第1外郭材16Aは、例えば板状のプラスチック材を凹型の金型上に配置し、真空成形することによって得られたものである。第1外郭材16Aの外面16gは、全体的に丸みを帯びた湾曲面をなし、金型を変えることで任意形状の第1外郭材16Aを作り出すことができる。
本実施形態において各第1外郭材16Aは、図3Bおよび図3Cに示すように、幅方向(X方向)および奥行方向(Y方向)における高さ寸法がそれぞれ異なっている。
図3Bに示すように、第1外郭材16Aはその幅方向(X方向)において、開放端である端部162の高さT2の方が、端部162とは幅方向反対側に位置するコーナー部16eの高さT1よりも寸法が小さくなっており、T1>T2の関係を満たしている。
図3Cに示すように、第1外郭材16Aはその奥行方向(Y方向)において、コーナー部16eの高さT1よりも奥行方向中央部位の高さT3の方が小さくなっており、T1>T3の関係を満たしている。このように三次元形状にすることにより強度アップになる。
このような第1外郭材16A,16Aは、支持部材15に対して幅方向両側に位置決めされ、互いの端部162,162を幅方向で対向させた状態で配置される。このため、外郭部材16の全体としては、幅方向および奥行方向のいずれにおいても両外側が最も高く、幅方向および奥行方向のいずれにおいても中央が最も低い高さ寸法を有した形状となり、座下中央の空間が広くなっている。
幅方向に並べられた第1外郭材16A,16Aにより、下部構造体111の全周に亘る下枠(外郭部材16)を形成する。幅方向に並べられた第1外郭材16A,16Aは、互いに連続した形状をなす。そのため、外郭部材16における下端側ラインが幅方向に連続した曲線を描いている。
なお、第1外郭材16A,16Aは、例えば、タッカーや接着剤を用いて、支持部材15に対して仮止めしておくことが好ましい。
下側表皮材17は、支持部材15に対して、一対の第1外郭材16A,16Aからなる外郭部材16が一体となるように覆っている。本実施形態において下側表皮材17は、外郭部材16の外面16gの全体を覆っており、その上側周縁部17bが、支持部材15のうちパネル基材15aの上面の周縁に固定され、下側周縁部17aが、図2に示したパネル支持枠18の内側に固定されている。下側表皮材17の上側周縁部17bおよび下側周縁部17aは、例えば、タッカーや接着剤を用いて支持部材15に固定されている。下側表皮材17は、例えば、ウレタン等、適宜クッション材からなる。
下側表皮材17の下側周縁部17aは、パネル支持枠18の長辺杆181、短辺杆182の内面181a、182aに対してこれらの少なくとも一部を覆って固定されているとともに、四隅に位置する各脚固定台21の内面21aの少なくとも一部を覆って固定されている。図4では、パネル基材15aの上面15dの全体が下側表皮材17によって覆われているが、この領域の下側表皮材17は、パネル基材15aは、上に配置される上部構造体112によって隠れてしまうため、パネル基材15aの上面15dのうちその周縁部を覆うようにしてもよい。その場合、下側表皮材17の上端側の周縁部をパネル基材15aの上面15dに対して固定する。
座本体11の上部構造体112は、パネル基材25と、クッション材26と、上側表皮材(表皮材)27と、を備えている。パネル基材25は、下部構造体111のパネル基材15aと同様に平面視が矩形板状の木製の板材である。パネル基材25の後方側には、上方に突出した接合凸部25Aが幅方向に一対形成されている。各接合凸部25Aは、パネル基材15aから垂直に立ち上がる一対の側壁(不図示)と、これら一対の側壁の上端どうしを繋ぐ接合板25bとによりそれぞれ構成されている。これら一対の接合凸部25A(接合板25b)に対して、背凭れ部材12が接合されている。
クッション材26は、パネル基材25の上面25aに配置されている。クッション材26は、例えば、ウレタン等、適宜のクッション材からなる。
上側表皮材27は、パネル基材25およびクッション材26を一体的に覆って設けられている。上側表皮材27は、例えば、皮革、布、ビニール系素材等からなり、上述した下側表皮材と同じ材質であってもよいし、異なる材質のものを用いてもよい。
上述した下部構造体111および上部構造体112は、それぞれ表皮材まで張り付けられた状態で、図5に示すように複数の第1接合材113を介して接合され、座本体11として組み立てられている。
(背凭れ部材)
背凭れ部材12は、図5に示すように、内部構造部31、クッション材32および背凭れ用表皮材33を有する。内部構造部31は、矩形状の上板(不図示)と、上板の前端側に設けられた矩形状の前板31aと、上板の後端側に設けられ前板31aと奥行方向で対向する後板31bと、前板31aおよび後板31bの下端側どうしを接続する接合板31cと、これら各部材の幅方向両側の側端面を一度に覆う一対の側板(不図示)を有する。前板31aおよび後板31bは、接合板31cよりも上板の方が後方に位置するように所定の角度で傾斜している。
クッション材32は、内部構造部31の前板31aと後板31bに面して設けられている。背凭れ用表皮材33は、クッション材32および内部構造部31Aを一体的に覆って設けられている。
このような背凭れ部材12とは、表皮材まで張り付けられた状態で、幅方向(X方向)に間隔をおいて配置された一対の第2接合材121,121(一方は不図示)を介して座本体11に接合されている。このようにして本実施形態のソファ100が組み立てられている。
本実施形態におけるソファ100は、その外形に角張った箇所はなく、図1に示すように滑らかな曲線のフォルムを有する。これば、内部の構造体の要所にR加工を施しておくことで、実現できる。
本実施形態のように、樹脂成形された外郭部材16を用いることによって、座本体11を構成する下部構造体111の外形を、様々なデザインで設計することができる。外郭部材16を樹脂成形することで、手作業では加工しにくいデザインにも容易に対応することができる。従来、木材を加工して所望のデザインを実現するには、熟練した技能が必要となり、時間と労力がかかっていた。
これに対し、本実施形態のように外郭に樹脂成型品を用いることによって、熟練した技能に頼ることなく、デザイン性の高い形状であっても同様の品質で量産が可能となる。これにより、労力の低減が可能となり、製造時間の短縮およびコスト削減を図ることができる。このように、製造コストを抑えつつ、高いデザイン性と生産性を兼ね備えたソファ100の座構造を提供することができる。
さらに、樹脂製のため、木材や金属を用いる場合よりもソファ100全体の軽量化が可能となり、ソファ100の運搬や配置替え等を行いやすい。
また、本実施形態では、一対の第1外郭材16A,16Aからなる外郭部材16の幅方向および奥行方向のそれぞれについて、両外側よりも中央の方が高さ寸法が小さくなっている。これによって、座本体11の下部構造において、座本体11の中央の厚さを薄くすることができる。これにより、座下の空間が広がり、圧迫感が少なく、シャープな印象を与えることができる。また、見た目がすっきりすることで、視覚的効果により軽量感を演出することができる。さらに強度アップも図れる。
本実施形態では、下側表皮材17によって、一対の第1外郭材16A,16Aを支持部材15に対して一体となるように覆うことによって、これら第1外郭材16A,16Aからなる外郭部材16を支持部材15に対して確実に固定することができる。このため、支持部材15に対して各第1外郭材16A,16Aを、タッカーや接着剤で仮止めしておくだけでよく、組み立て作業が容易になる。
[第2実施形態]
図6は、第2実施形態のソファ200の全体構造を示す正面図である。図7は、第2実施形態のソファ200の下部構造体141の構成を下方から示す図である。
図6に示すように、本実施形態のソファ200は、例えば三人掛け用のソファであって、座本体41、背凭れ本体42、4本の脚体13および4つの接地部14を備えている。本実施形態の背凭れ本体42の構成は、幅方向の長さが異なるが上述した第1実施形態の背凭れ本体の構成と同様のため、具体的な説明を省略する。
座本体41は、下部構造体141および上部構造体142と、これらを接合する不図示の接合材と、を備えている。本実施形態の上部構造体142の構成は、幅方向の長さが異なるが、上述した第1実施形態の上部構造体の構成と同様のため、具体的な説明を省略する。
下部構造体141は、図7に示すように、木製の支持部材43と、樹脂製の外郭部材44と、支持部材43および外郭部材44の表面を覆う下側表皮材45(図6)と、を備えている。
支持部材43は、パネル基材46と、パネル基材46の下面46bに固定されたパネル支持枠48とを、を少なくとも備えている。
本実施形態の外郭部材44は、一対の第1外郭材16A,16Aと、一対の第1外郭材16A,16Aどうしの間に配置され、これら第1外郭材16A,16Aどうしを繋ぐ一対の中間材(第2外郭材)16B,16Bを有して構成されている。図6に示すように、各中間材16Bは、座本体41の幅方向中央に位置し、図7に示すように、座本体41の前側および後側にそれぞれ配置されている。
中間材16Bは、樹脂成形されたもので、例えば真空成形することによって得られたものである。
中間材16Bは、その両側に位置する第1外郭材16A,16Aに連続する形状をなし、支持部材43のパネル支持枠48の下側周縁部を覆う凹型の立体形状をなす。
中間材16Bは幅方向両側に位置する第1外郭材16A,16Aに連続した形状をなす。
これら一対の第1外郭材16A,16Aと、これらの間に配置された一対の中間材16B,16Bと、によって、下部構造体141の全周に亘る下枠(外郭部材44)が構成されている。
このように、一対の第1外郭材16A,16Aだけでなく、これらの間に配置する中間材16Bを用いることによって大型の外郭部材44を構成することができ、幅方向に長さを有するソファ200に対応することができる。中間材16Bも第1外郭材16Aと同様に樹脂成型品からなるため、熟練した技能を必要とすることなく、短時間で簡単に製造することができる。このように、どのようなサイズのソファであっても所望のデザインを実現することができるとともに、製造コストを抑えつつ一対の品質と生産性を兼ね備えたソファ200の座構造を提供することができる。
なお、中間材16Bが複数の樹脂成型品から構成されていてもよい。
以上、本発明の各実施形態を説明したが、各実施形態における各構成およびそれらの組み合わせ等は一例であり、本発明の趣旨から逸脱しない範囲内で、構成の付加、省略、置換およびその他の変更が可能である。また、本発明は上記実施形態によって限定されることはない。
例えば、上述した実施形態では、外郭部材16が2つのコ字状の第1外郭材16A,16Aにより構成されているが、これに限られず、例えば4つのL字状の外郭材(以下、L字状外郭材と呼ぶ)により構成されていてもよい。例えば、ソファ100の各コーナーにそれぞれL字状外郭材を配置してもよい。これら4つのL字状外郭材は、周方向で連続して配置されているとともに互いに隙間なく配置されていることが好ましい。
このように、上面視で矩形状を呈するソファの四隅に配置したL字状外郭材によって、ソファの前方、後方および両側のそれぞれにおいてデザインを設計することができるようになり、デザインの幅を広げることができる。
また、隣り合うL字状外郭材どうしの間に中間材を配置する場合は、各コーナーに配置されたL字状外郭材どうしを中間材によってそれぞれ繋ぐ構成とし、隣り合うL字状外郭材および中間材どうしは互いに隙間なく配置されていることが好ましい。これにより、大型ソファのデザインの幅も広げることができる。
上述した各実施形態のソファ100,200では、それぞれ4本の脚体13を備えた構成となっていたが、脚体13のないソファにも応用することができる。この場合、座本体の四隅の下端側に接地部14を設けることが好ましい。
上述した各実施形態では、二人掛け用、三人掛け用のソファについて述べたが、これに限られず、一人掛け用、四人掛け以上のソファとしてもよい。
11,41…座本体、14…接地部、15,43…支持部材、16,44…外郭部材、16A…第1外郭材、16B…中間材(第2外郭材)、17…下側表皮材(表皮材)、27…上側表皮材(表皮材)、42…本体、100,200…ソファ、111,141…下部構造体、112,142…上部構造体、T1,T2,T3…高さ

Claims (4)

  1. 座本体と、前記座本体の下端に設けられ前記座本体を支持する接地部と、を備えるソファの座構造において、
    前記座本体は、前記座本体の下部を構成し、前記接地部に支持された下部構造体と、前記下部構造体の上に積層され前記座本体の上部を構成する上部構造体とからなり、
    前記下部構造体は、前記上部構造体を支持する支持部材と、前記支持部材を覆う外郭部材とを有し、前記外郭部材が樹脂によって形成されている、
    ソファの座構造。
  2. 前記外郭部材は、
    幅方向および奥行方向のそれぞれについて、両外側よりも中央の方が高さ寸法が小さくなっている、
    請求項1に記載のソファの座構造。
  3. 前記支持部材および前記外郭部材を覆う表皮材を有し、
    前記表皮材が前記支持部材に対して固定されている、
    請求項1または2に記載のソファの座構造。
  4. 前記外郭部材は、前記座本体の幅方方向両側に配置される一対の第1外郭材と、
    一対の前記第1外郭材どうしの間に隙間なく配置され、これら前記第1外郭材どうしを繋ぐ第2外郭材と、を有する、
    請求項1から3のいずれか一項に記載のソファの座構造。
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