JP2020187874A - 電気コネクタ - Google Patents
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Abstract
【課題】 コンタクトの挿入と成形の手順を柔軟に入れ替えることが出来ると共に、コンタクトに必要以上の規制を加えることなく高精度の位置決めを実現することができる電気コネクタの提供。【解決手段】 規則的に配置された複数のコンタクト1と、前記コンタクト1を支持する絶縁性ベースブロック2と、当該ベースブロック2に固定され前記コンタクト1の脚部1cを位置決めするロケータブロック3と、前記ベースブロック2の規定位置にロケータブロック3を配置するキーを備え、前記ベースブロック2は、前記コンタクト1の脚部1cを露出し、且つ前記ロケータブロック3が配置されるリードスペースLSを備え、前記ロケータブロック3は、前記リードスペースLSの規定位置において前記コンタクト1の下脚部1clが一本ずつ配置されるスリットが並設された櫛歯部3a又は格子部を備える電気コネクタ。【選択図】 図1
Description
本発明は、プリント基板などに実装される電気コネクタに関するものであって、特に、各コンタクトに対して曲げ成形が施されている表面実装型の電気コネクタに関するものである。
電子回路の高集積化に伴い、電子部品の実装態様がプリント基板のスルーホールへの実装から表面実装型にその多くが移行し、また、電子部品のコンタクトのピッチの狭小化も進んでいる実情にある。
このような実情の下、多数のコンタクトを具備する電気コネクタの製造に際しては、当該コンタクトの数が多くなり、又はコンタクト間のピッチの狭小化が進むほど、各コンタクトの先端部が適切な位置関係で配列される精度が要求される。
このような実情の下、多数のコンタクトを具備する電気コネクタの製造に際しては、当該コンタクトの数が多くなり、又はコンタクト間のピッチの狭小化が進むほど、各コンタクトの先端部が適切な位置関係で配列される精度が要求される。
例えば、複数のモジュール間で信号や情報を相互に授受するために備えられた電気コネクタは、各モジュールの位置関係等に応じて最も好都合な連結方向にその連結ハウジングを向けることが便宜であるが(例えば下記特許文献1参照)、各コンタクトにプリント基板に設けられたランドとのコンタクトを確実に取り得る精密な折曲げ成形を施すことは、技術的に困難であると共に、所要時間も嵩むという問題がある。
そこで、従来、コンタクトを具備した絶縁ブロックに、正確に位置決めされた支持孔を具備するロケーターを装着し、各コンタクトの位置決め精度を担保する構成を備えたコネクタが紹介されている(例えば下記特許文献2参照)。
ところが、当該支持孔への挿入の便宜と、各コンタクトを支持孔へ挿入する精度は相反関係にあるため、コンタクトピッチがより小さくなり、又は求められる精度が高い程、電気コネクタの製造・組立が困難になるという問題があった。
ところが、当該支持孔への挿入の便宜と、各コンタクトを支持孔へ挿入する精度は相反関係にあるため、コンタクトピッチがより小さくなり、又は求められる精度が高い程、電気コネクタの製造・組立が困難になるという問題があった。
かかる課題を解決する手法としては、インシュレータ(前記絶縁ブロックなど)に、比較的大きな挿入孔をそれぞれ具備するロケータプレートを二枚装着し、各コンタクトを当該二枚のロケータプレートの挿入孔の内面の片方ずつで挟持することによる位置決めを行う構成が紹介されている(例えば下記特許文献3参照)。
この手法では、装着すべきロケータプレートの数や装着の便宜が図られていないことなどが災いし、依然として、電気コネクタの製造・組立が困難である点を解消するには至っていない。
この手法では、装着すべきロケータプレートの数や装着の便宜が図られていないことなどが災いし、依然として、電気コネクタの製造・組立が困難である点を解消するには至っていない。
その他、ロケーターの支持孔に誘い部を設け、各コンタクトが具備する斜面を有した突出部と、前記誘い部によって基板への位置決めを可能とする構成が紹介されている(例えば下記特許文献4参照)。
この手法では、各コンタクトに前記誘い部を設けることによって隣接するコンタクト間の絶縁性が劣化し、ピッチの狭小化を阻害するという問題がある。
また、これらの手法は、いずれも表面実装型のコネクタには採用できないという問題もある。
この手法では、各コンタクトに前記誘い部を設けることによって隣接するコンタクト間の絶縁性が劣化し、ピッチの狭小化を阻害するという問題がある。
また、これらの手法は、いずれも表面実装型のコネクタには採用できないという問題もある。
表面実装型の電気コネクタが具備する各コンタクトの正確な位置決めを行った例としては、絶縁体に固定された各コンタクトのテール部を、当該コンタクトを装着した絶縁体に一体成形された有底溝で位置決めする手法が紹介されている(例えば下記特許文献5参照)。
しかしながら、この手法では、絶縁体全体としての成形精度のみならず、絶縁体に対する各コンタクトの挿入状態に当該コンタクトのテール部の位置決め精度が左右されるにも関わらず、絶縁体に固定した後工程として上記特許文献6の図5又は図6のように各コンタクトを成形できないという問題がある。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、コンタクトの挿入と成形の手順を柔軟に入れ替えることが出来ると共に、コンタクトに必要以上の規制を加えることなく高精度の位置決めを実現することができる電気コネクタの提供を目的とする。
上記課題を解決するためになされた本発明による電気コネクタは、規則的に配置された複数のコンタクトと、前記コンタクトを支持する絶縁性ベースブロックと、当該ベースブロックに固定され前記コンタクトの脚部を位置決めするロケータブロックと、前記ベースブロックの規定位置にロケータブロックを配置するキーを備え、前記ベースブロックは、前記コンタクトの脚部を露出し、且つ前記ロケータブロックが配置されるリードスペースを備え、前記ロケータブロックは、前記リードスペースの規定位置において前記コンタクトの下脚部が一本ずつ配置されるスリットが並設された櫛歯部又は格子部を備えることを特徴とする。
前記コンタクトの下脚部が、前記スリットの長手方向に沿い、且つ前記櫛歯部又は格子部のスリットが並ぶ面の鉛直方向に対して斜めに交差するように、前記スリットに各々挿通され、当該下脚部の足部のソールが、当該スリットの裏側に脱出している電気コネクタとして構成してもよく、更に、前記下脚部のアンクル部が、前記スリット内に各々配置され、当該アンクル部の足部のソールが、当該スリットの裏側に脱出している電気コネクタとして構成してもよい。
また、前記キーとして、前記ベースブロックの脚部引出面の一部にキーハウジング部を備えると共に、前記ロケータブロックの背面に、前記キーハウジング部に嵌るアンカーを備える構成を採ることもできる。
前記リードスペースが、前記ベースブロックの脚部引出面と、当該脚部引出面の左右側縁部から突設された左右隔壁とに挟まれ、且つ前記左右隔壁の上下前方向が開放され、前記キーとして、前記左右隔壁に、前記脚部引出面に沿った案内溝を備えると共に、前記ロケータブロックの側面に、前記案内溝に嵌る突条を備える構成を採ってもよい。
本発明による電気コネクタによれば、縦列若しくは横列又は対称的配置などで規則的に配置された複数のコンタクトと、前記コンタクトを支持する絶縁性ベースブロックと、当該ベースブロックに固定され前記コンタクトの脚部を位置決めするロケータブロックを分割して備える構成によって、全コンタクトの脚部を露出し、且つ前記ロケータブロックが収まるリードスペースが与えられるため、前記ベースブロックにコンタクトを植設した後に、当該コンタクトを曲げ加工するダイを進退又は旋回させることができ、個別のコンタクトに対する高精度な曲げ加工を行うことができる。
その結果、前記ロケータブロックの各スリットへのコンタクトの挿通の便が良好となる他、より精密で微細なピッチで複数のコンタクトを整列させることに寄与する。
また、前記ベースブロック全体として本願発明の前記ロケータブロックほどの精度を求められることなく、コネクタ全体のなかで高い精度が求められる部位を限定的に分割することができる。
また、前記ベースブロック全体として本願発明の前記ロケータブロックほどの精度を求められることなく、コネクタ全体のなかで高い精度が求められる部位を限定的に分割することができる。
また、前記ロケータブロックは、前記リードスペースの規定位置において前記コンタクトの下脚部が一本ずつ配置されるスリットが並設された櫛歯部又は格子部(以下「櫛歯部等」という)を備えることから、各コンタクトの並列的な配置を当該櫛歯又は格子の側面に倣う形で揃えることができ、ソールの位置のみならず、ソールが並ぶ方向性を揃える効果も奏する。
例えば、前記コンタクトの下脚部(例えば、アンクル部)は、前記スリットの長手方向に沿い、且つ前記スリットが並ぶ面の鉛直方向に対して斜めに交差するように、前記スリットに各々挿通され、且つ当該下脚部の足部のソールは、当該スリットの裏側に同じ方向性をもって脱出することとなれば、櫛歯部等の構成とも相俟って、前記コンタクトの下脚部やアンクル部に対して側方のみからコンタクトの厚み(太さ)を越える長さに亘って比較的広い範囲に位置決め作用を及ぼすことができる。
例えば、前記コンタクトの下脚部(例えば、アンクル部)は、前記スリットの長手方向に沿い、且つ前記スリットが並ぶ面の鉛直方向に対して斜めに交差するように、前記スリットに各々挿通され、且つ当該下脚部の足部のソールは、当該スリットの裏側に同じ方向性をもって脱出することとなれば、櫛歯部等の構成とも相俟って、前記コンタクトの下脚部やアンクル部に対して側方のみからコンタクトの厚み(太さ)を越える長さに亘って比較的広い範囲に位置決め作用を及ぼすことができる。
また、前記リードスペースは、前記キーとして、前記ベースブロックの脚部引出面の一部にキーハウジング部を備えると共に、前記ロケータブロックの背面に、前記キーハウジング部に嵌るアンカーを備える構成や、前記脚部引出面の左右側縁部からコンタクト引出方向へ立設された左右隔壁に、前記脚部引出面に沿った案内溝を備えると共に、前記ロケータブロックの側面に、前記案内溝に嵌る突条を備える構成を採ることによって、当該ロケータブロックの背面を、前記脚部引出面を基面として、そこから離隔しない構成を採ることができる。
以下、本発明による電気コネクタの実施の形態を図面に基づき詳細に説明する。
図1に示す例は、縦列又は横列に配置された複数のコンタクト1と、前記コンタクト1を支持する絶縁性ベースブロック2と、前記ベースブロック2とロケータブロック3を連結し、前記ベースブロック2の規定位置に前記ロケータブロック3を配置するキーを備えた雄型の電気コネクタである。
図1に示す例は、縦列又は横列に配置された複数のコンタクト1と、前記コンタクト1を支持する絶縁性ベースブロック2と、前記ベースブロック2とロケータブロック3を連結し、前記ベースブロック2の規定位置に前記ロケータブロック3を配置するキーを備えた雄型の電気コネクタである。
この例のコンタクト1は、黄銅などの導電金属がプレス加工等で成形された線材であって、雌型の電気コネクタと接合する連結部1aと、前記ベースブロック2に圧入される埋没部1bと、当該埋没部1bから続いてフォーミング対象となる領域である脚部1cを備える(図4参照)。
この例では、前記脚部1cは、フォーミングが行われることによって、前記埋没部1bから引き出されたままの上脚部1cuと、当該脚部1cの中間部から下向き斜め前方へ屈曲した下脚部1clを備え、更に、当該下脚部1clは、その下部にあって前方斜め下方から前方へ前記上脚部1cuと平行となる様に屈曲、又は湾曲しているアンクル部(屈曲部)1caと、当該アンクル部1caの先端部にあって直線的に連続し前記上脚部1cuと平行なソール(足部の裏面)1csを備える足部1cfを備える。
一方、前記埋没部1bと前記脚部1cとの境界には、当該埋没部1bの圧入量を規定量に規制するストッパ1dを備える。
この例では、前記脚部1cは、フォーミングが行われることによって、前記埋没部1bから引き出されたままの上脚部1cuと、当該脚部1cの中間部から下向き斜め前方へ屈曲した下脚部1clを備え、更に、当該下脚部1clは、その下部にあって前方斜め下方から前方へ前記上脚部1cuと平行となる様に屈曲、又は湾曲しているアンクル部(屈曲部)1caと、当該アンクル部1caの先端部にあって直線的に連続し前記上脚部1cuと平行なソール(足部の裏面)1csを備える足部1cfを備える。
一方、前記埋没部1bと前記脚部1cとの境界には、当該埋没部1bの圧入量を規定量に規制するストッパ1dを備える。
前記ベースブロック2は、雌型コネクタを収容する連結ハウジング部2aと、前記コンタクト1の脚部1cを規則的に配置し収容するリードハウジング部2bを備え、両者2a,2bを分ける中隔壁Aは、前記コンタクト1の埋没部1bを保持する固定部2cとして機能する(図4参照)。
前記連結ハウジング2aは、前記中隔壁Aと、当該中隔壁Aに対して雌型コネクタが進退するための開口部の四方を取り囲む周壁Bを備え、全体として方形断面の筒状を形作る。
前記連結ハウジング部2aの内側面は、その摺動抵抗を緩和する突条2d,2dを、前記雌型ソケットの進退方向に沿って備えると共に(図3(B)参照)、適切な装着位置で当該雌型ソケットの進退を規制する爪部2eを、当該雌型ソケットが具備する爪が掛かる位置に備える(図4(A)参照)。
前記連結ハウジング2aは、前記中隔壁Aと、当該中隔壁Aに対して雌型コネクタが進退するための開口部の四方を取り囲む周壁Bを備え、全体として方形断面の筒状を形作る。
前記連結ハウジング部2aの内側面は、その摺動抵抗を緩和する突条2d,2dを、前記雌型ソケットの進退方向に沿って備えると共に(図3(B)参照)、適切な装着位置で当該雌型ソケットの進退を規制する爪部2eを、当該雌型ソケットが具備する爪が掛かる位置に備える(図4(A)参照)。
一方、前記リードハウジング部2bは、前記ベースブロック2において、前記中隔壁Aと、当該中隔壁Aに固定されたコンタクト1の脚部1c突出方向へ立設された左右隔壁C,Cとで構成され、それらA,C,Cに挟まれ、且つ前記左右隔壁C,Cの上下前方向が開放されたリードスペースLSを構成する(図6参照)。
前記中隔壁Aは、当該中隔壁Aの前記リードハウジング部2b側の表面(脚部引出面)の中央下部(実装面側)に、前記脚部引出面及び実装面の双方を開口したキーハウジング部2fを備えると共に、前記左右隔壁C,Cの内面に、前記中隔壁Aの脚部引出面に平行な案内溝2gを備える(図7参照)。
前記キーハウジング部2fは、前記リードハウジング部2bの側から前記連結ハウジング部2aの側へ向かって左右対称に広がる引込面αを備えた空洞である。
前記中隔壁Aは、当該中隔壁Aの前記リードハウジング部2b側の表面(脚部引出面)の中央下部(実装面側)に、前記脚部引出面及び実装面の双方を開口したキーハウジング部2fを備えると共に、前記左右隔壁C,Cの内面に、前記中隔壁Aの脚部引出面に平行な案内溝2gを備える(図7参照)。
前記キーハウジング部2fは、前記リードハウジング部2bの側から前記連結ハウジング部2aの側へ向かって左右対称に広がる引込面αを備えた空洞である。
前記ロケータブロック3は、前記リードスペースLSの規定位置において前記コンタクト1の下脚部1clが一本ずつ配置されるスリットが並設された櫛歯部3aと、当該櫛歯部3aの両端を支持する柱部3bと、前記ベースブロック2のキーハウジング部2fと共に前記キーの一部となるアンカー3cを備える(図5参照)。
この例の前記櫛歯部3aは、上開口部が0.6mm幅、下開口部が0.35mm幅のスリットが前記コンタクト1の植設ピッチと同じ間隔で穿設され、当該スリットを挟む歯Dは、1mmの厚みで1mmの長さで並設されている。
各歯Dは、その上半分に各コンタクト1の下脚部1clを規定精度の規定位置(前記スリットの最挟部)まで誘導する傾斜した誘導面βが形成され、下半分に当該下脚部(この例ではアンクル部1ca)1clを前記規定位置に維持する保持面γが形成されている(図5(C)参照)。
これにより、前記スリットの幅は、その上部が対称的に上広がりとなり、その下部が略均等幅となる。
尚、前記櫛歯部は、各櫛歯の先端部を前記脚部1cの先端部と干渉しないように連結することにより、略均等な幅を持つ長孔状のスリットが横並びに整列した格子部として構成することもできる。
各歯Dは、その上半分に各コンタクト1の下脚部1clを規定精度の規定位置(前記スリットの最挟部)まで誘導する傾斜した誘導面βが形成され、下半分に当該下脚部(この例ではアンクル部1ca)1clを前記規定位置に維持する保持面γが形成されている(図5(C)参照)。
これにより、前記スリットの幅は、その上部が対称的に上広がりとなり、その下部が略均等幅となる。
尚、前記櫛歯部は、各櫛歯の先端部を前記脚部1cの先端部と干渉しないように連結することにより、略均等な幅を持つ長孔状のスリットが横並びに整列した格子部として構成することもできる。
前記柱部3bは、その外面に、前記ベースブロック1の案内溝2gに嵌る突条3dを備えると共に、当該突条3dの移動を回避するロック機構を備える。
前記ロック機構は、当該柱部3bの突条3dに沿って、弾性を持つ腕3eが一体的に配置され、当該腕3eの先端部に、前記ロケータブロック3の固定位置においてベースブロック2の一部に係る爪3fを備えたものである。
前記アンカー3cは、前記ロケータブロック3の背面の中央下部(実装面側)に、固定位置において前記キーハウジング部2fと向合するように突設され、前記引込面αに引き込まれる滑り面δを側面として左右対称に備える。
前記ロック機構は、当該柱部3bの突条3dに沿って、弾性を持つ腕3eが一体的に配置され、当該腕3eの先端部に、前記ロケータブロック3の固定位置においてベースブロック2の一部に係る爪3fを備えたものである。
前記アンカー3cは、前記ロケータブロック3の背面の中央下部(実装面側)に、固定位置において前記キーハウジング部2fと向合するように突設され、前記引込面αに引き込まれる滑り面δを側面として左右対称に備える。
この例の構成要素は以上の如く構成され、前記ベースブロック2へのコンタクト1を圧入する植設工程、当該植設工程を終えた各コンタクト1に対して各々規定精度で規定成形を行うフォーミング工程、これら二つの工程を経たベースブロック2にロケータブロック3を装着する組立工程を経て電気コネクタが製造される。
前記植設工程においては、前記リードハウジング部2bのリードスペースLSに、コンタクト1を把持した圧入ヘッド(図示省略)が進入し、前記フォーミング工程においては、前記リードスペースLSに、進退ダイ及び旋回ダイが進入して各工程に必要な作業を行う。
前記植設工程においては、前記リードハウジング部2bのリードスペースLSに、コンタクト1を把持した圧入ヘッド(図示省略)が進入し、前記フォーミング工程においては、前記リードスペースLSに、進退ダイ及び旋回ダイが進入して各工程に必要な作業を行う。
前記組立工程においては、前記ベースブロック2の案内溝2gに前記ロケータブロック3の突条3dを実装面側から進入させる。その際、進入の邪魔となる前記腕3eの一部(爪3fを含む)は、前記ベースブロック2の一部と干渉して予定された揺動方向に退けられ、当該ロケータブロック3が前記ベースブロック2における所定の固定位置に達したとき、前記ベースブロック2の一部との干渉の一部が解除され、前記爪3fが前記ベースブロック2のカムに係り、装着位置での固定が完了する(図6(B)及び図2(B)参照)。
これと同時に、前記櫛歯部3aにおいては、前記突条3dの進入に伴って、前記スリット内へのコンタクト1の進入が継続し、各コンタクト1の位置補正が行われる。前記ロケータブロック3が前記リードハウジング部2bの所定位置に固定されたとき、前記コンタクト1の下脚部1cl(この例ではアンクル部1ca)は、前記スリットの長手方向に前記スリットの幅よりも長い範囲にわたって沿い、且つ前記櫛歯部3aのスリット及び歯が並ぶ面の鉛直方向に対して斜めに交差するように各々挿通される。
こうして、各コンタクト1は、規定精度で規定位置に配置され、当該下脚部1clのソール1csは、リフロー工程での熱熱影響を回避できる程度に、前記スリットより下位(スリットの裏側)に面一となって脱出する(図4参照)。
尚、フォーミング工程と植設工程の順序を入れ換えることもできる。
こうして、各コンタクト1は、規定精度で規定位置に配置され、当該下脚部1clのソール1csは、リフロー工程での熱熱影響を回避できる程度に、前記スリットより下位(スリットの裏側)に面一となって脱出する(図4参照)。
尚、フォーミング工程と植設工程の順序を入れ換えることもできる。
α 引込面,β 誘導面,γ 保持面,δ 滑り面,
A 中隔壁,B 周壁,C 左右隔壁,D 歯,
LS リードスペース,
1 コンタクト,
1a 連結部,1b 埋没部,
1c 脚部,1cu 上脚部,1cl 下脚部,
1ca アンクル部,1cf 足部,1cs ソール,
1d ストッパ,
2 ベースブロック,
2a 連結ハウジング部,2b リードハウジング部,
2c 固定部,2d 突条,2e 爪部,2f キーハウジング部,2g 案内溝,
3 ロケータブロック,
3a 櫛歯部,3b 柱部,3c アンカー,3d 突条,3e 腕,3f 爪,
A 中隔壁,B 周壁,C 左右隔壁,D 歯,
LS リードスペース,
1 コンタクト,
1a 連結部,1b 埋没部,
1c 脚部,1cu 上脚部,1cl 下脚部,
1ca アンクル部,1cf 足部,1cs ソール,
1d ストッパ,
2 ベースブロック,
2a 連結ハウジング部,2b リードハウジング部,
2c 固定部,2d 突条,2e 爪部,2f キーハウジング部,2g 案内溝,
3 ロケータブロック,
3a 櫛歯部,3b 柱部,3c アンカー,3d 突条,3e 腕,3f 爪,
Claims (5)
- 規則的に配置された複数のコンタクトと、前記コンタクトを支持する絶縁性ベースブロックと、当該ベースブロックに固定され前記コンタクトの脚部を位置決めするロケータブロックと、前記ベースブロックの規定位置にロケータブロックを配置するキーを備え、
前記ベースブロックは、前記コンタクトの脚部を露出し、且つ前記ロケータブロックが配置されるリードスペースを備え、
前記ロケータブロックは、前記リードスペースの規定位置において前記コンタクトの下脚部が一本ずつ配置されるスリットが並設された櫛歯部又は格子部を備えることを特徴とする電気コネクタ。 - 前記コンタクトの下脚部は、前記スリットの長手方向に沿い、且つ前記櫛歯部又は格子部のスリットが並ぶ面の鉛直方向に対して斜めに交差するように、前記スリットに各々挿通され、当該下脚部の足部のソールは、当該スリットの裏側に脱出していることを特徴とする請求項1に記載の電気コネクタ。
- 前記コンタクトのアンクル部は、前記スリット内に各々配置され、当該アンクル部の足部のソールは、当該スリットの裏側に脱出していることを特徴とする請求項1又は請求項2のいずれかに記載の電気コネクタ。
- 前記キーとして、前記ベースブロックの脚部引出面の一部にキーハウジング部を備えると共に、前記ロケータブロックの背面に、前記キーハウジング部に嵌るアンカーを備えることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の電気コネクタ。
- 前記リードスペースは、前記ベースブロックの脚部引出面と、当該脚部引出面の左右側縁部から突設された左右隔壁とに挟まれ、且つ前記左右隔壁の上下前方向が開放され、
前記キーとして、前記左右隔壁に、前記脚部引出面に沿った案内溝を備えると共に、前記ロケータブロックの側面に、前記案内溝に嵌る突条を備えることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の電気コネクタ。
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