JP2020187591A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】折り曲げ可能な表示部の技術を応用することによって、エンジニアまたはユーザーが正面以外の方向からでも表示部に表示されている情報を視認しやすい画像形成装置を提供する。【解決手段】画像形成装置100は、折り曲げ可能な操作パネル10と、画像形成装置100を制御する制御部とを備える。制御部は、操作パネル10が折り曲げられた場合に、折り曲げ位置を境にして操作パネル10の表示領域を第1表示領域と第2表示領域とに分割し、折り曲げられる前の操作パネル10には表示されていなかった新たな情報を第2表示領域に表示する。【選択図】図1

Description

本開示は、画像形成装置に関するものである。
近年、画像形成装置は複合機としての役割以外に、サーバー機能を備え、オフィスのハブとしての役割を担うようになってきている。これに伴い、画像形成装置がオフィスの中心に配置され、画像形成装置が正面からだけではなく正面以外の方向からも操作されることが想定される。たとえば、画像形成装置が故障した場合には、エンジニアが正面以外の方向から画像形成装置を操作することが想定される。紙詰まりが発生した場合には、エンジニアまたはユーザーが正面以外の方向から画像形成装置を操作することが想定される。複数人が同時に設定操作を行う場合には、あるユーザーは正面から画像形成装置を操作し、あるユーザーは正面以外の方向から画像形成装置を操作することが想定される。
しかしながら、現状の画像形成装置においては、設定画面や操作手順を示す情報が表示される表示部が画像形成装置の正面に固定されているため、正面以外の方向からでは表示部に表示されている情報が見えづらいという問題がある。そのため、エンジニアまたはユーザーが正面以外の方向からでも表示部に表示されている情報を視認しやすい技術が必要とされている。
一方、昨今、特開2014−35496号公報(特許文献1)に開示されているように、有機ELなどのデバイスを用いて、フレキシブルに曲げたり丸めたりできる表示デバイス(表示部)が開発されている。
特開2014−35496号公報
そこで、本開示は、折り曲げ可能な表示部の技術を応用することによって、エンジニアまたはユーザーが正面以外の方向からでも表示部に表示されている情報を視認しやすい画像形成装置を提供することを一つの目的とする。
ある実施の形態に従う画像形成装置は、折り曲げ可能な表示部と、画像形成装置を制御する制御部とを備え、制御部は、表示部が折り曲げられた場合に、折り曲げ位置を境にして表示部の表示領域を第1表示領域と第2表示領域とに分割し、折り曲げられる前の表示部には表示されていなかった新たな情報を第2表示領域に表示する。
本開示によれば、折り曲げ可能な表示部の技術を応用することによって、エンジニアまたはユーザーが正面以外の方向からでも表示部に表示されている情報を視認しやすくなる。
実施の形態1における画像形成装置を示す図である。 実施の形態1における画像形成装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 実施の形態1において、折り曲げられる前の操作パネルにおける表示の一例を示す図である。 実施の形態1において、故障時に操作パネルが折り曲げられたときの表示の一例を示す図である。 実施の形態1における制御部の処理を示すフローチャートである。 実施の形態2において、故障時に操作パネルが折り曲げられたときの表示の一例を示す図である。 実施の形態2における制御部の処理を示すフローチャートである。 実施の形態3において、故障時に操作パネルが折り曲げられたときの表示の一例を示す図である。 実施の形態3における制御部の処理を示すフローチャートである。 実施の形態4において、画像形成装置の背面部において故障が発生し、かつ、操作パネルが画像形成装置の背面部の方向に折り曲げられたときの表示の一例を示す図である。 実施の形態4における制御部の処理を示すフローチャートである。 実施の形態5における画像形成装置を示す図である。
以下、各実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中の同一または相当部分については、同一符号を付してその説明は繰り返さない。
[実施の形態1]
図1は、実施の形態1における画像形成装置100を示す図である。画像形成装置100は、スキャナー機能、コピー機能、ファクシミリ機能、ネットワーク機能、BOX機能といった複数の機能が搭載された複合機(MFP:Multi Function Peripheral)である。しかしながら、画像形成装置100は複合機に限定されるものではなく、複写機、プリンター、またはファクシミリといったどのような形態で実装されてもよい。
画像形成装置100は、本体90を備える。本体90は、スキャナー20とプリンター30とを備えている。本体90は、その上面にスキャナー20に原稿を送るフィーダ4を備えている。本体90は、その下部にプリンター30に用紙を供給するための複数の給紙部9を備えている。本体90は、その中央部にプリンター30によって画像を形成された用紙が排紙されるトレー8を備えている。
本体90は、その正面部上方に、操作パネル10を備える。操作パネル10は、タッチパネル付の液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)であり、ユーザーからの各種操作を受け付けるとともに、各種設定画面、または、インストラクションを表示する。インストラクションとは、画像形成装置100で故障が発生した場合の修理に関する情報であり、例えば、故障の発生箇所、故障の内容、修理手順、修理が完了したことを示すメッセージ、消耗品の交換を促すメッセージ、消耗品の交換手順等である。
操作パネル10は、ユーザーが任意の位置で、任意の方向に折り曲げることができる。図1では一例として、操作パネル10が右方向に折り曲げられた場合を示している。
画像形成装置100の右側面部で故障が発生した場合には、エンジニアは操作パネル10を右方向に折り曲げることで、操作パネル10に表示される手順を見ながら修理することができる。画像形成装置100の左側面部において紙詰まりが発生した場合には、エンジニアまたはユーザーは操作パネル10を左方向に折り曲げることで、操作パネル10に表示される手順を見ながら紙を取り除くことができる。画像形成装置100の背面部で故障が発生した場合には、エンジニアは操作パネル10を背面部の方向に折り曲げることで、操作パネル10に表示される手順を見ながら修理することができる。画像形成装置100の正面部下方にある給紙部9において紙詰まりが発生した場合には、エンジニアまたはユーザーは操作パネル10を下方向に折り曲げることで、操作パネル10に表示される手順を見ながら紙を取り除くことができる。複数のユーザーが同時に設定操作を行う場合には、あるユーザーは正面から画像形成装置を操作し、あるユーザーは操作パネル10を正面以外の方向に折り曲げることで正面以外の方向から画像形成装置を操作することができる。
図2は、実施の形態1における画像形成装置100のハードウェア構成を示すブロック図である。画像形成装置100は、操作パネル10、スキャナー20、プリンター30、ファクシミリ40、ハードディスク50、ネットワークインターフェース60、および制御部70を備えている。操作パネル10、スキャナー20、プリンター30、ファクシミリ40、ハードディスク50、ネットワークインターフェース60、および制御部70は、バス80を介して接続されている。
操作パネル10は、先に述べたので、その説明は繰り返さない。スキャナー20は、プラテンガラス上にセットされた原稿、または、フィーダ4から送られてきた原稿を走査し、画像データに変換する。
プリンター30は、スキャナー20で変換した画像データ、または、ネットワークインターフェース60を介して受信した画像データに基づいて、画像を用紙上に形成する。
ファクシミリ40は、他の画像形成装置(図示せず)とファクシミリ通信を行う。
ハードディスク50は、プログラムや各種データ等を記憶する。
ネットワークインターフェース60は、ネットワーク99を介して接続されたPC(図示せず)または他の画像形成装置(図示せず)等の外部装置との間で各種情報を送受信する。
制御部70は、CPU(Central Processing Unit)71、ROM(Read Only Memory)72、S−RAM(Static Random Access Memory)73、NV−RAM(Non-Volatile Random Access Memory:不揮発性メモリ)74等から構成される。
CPU71は、ROM72等に保存されている動作プログラムを実行することにより、画像形成装置100全体を総括的に制御する。実施の形態1においては、CPU71による動作プログラムの実行により、ユーザーによる操作パネル10の折り曲げに対応して、操作パネル10の表示が変更される。
ROM72は、CPU71が実行するプログラムやその他のデータを記憶する。S−RAM73は、CPU71がプログラムを実行する際の作業領域となるものであり、プログラムやプログラムを実行する際のデータ等を一時的に記憶する。NV−RAM74は、バッテリーでバックアップされた不揮発性メモリであり、画像形成に係わる各種の設定等を記憶する。
なお、画像形成装置100は、上記構成以外に、外部装置との間で短距離無線通信を行う短距離無線インターフェース、または、無線信号を介して外部装置との間で情報を送受信するWirelessインターフェース等を備えていてもよい。
図3は、実施の形態1において、折り曲げられる前の操作パネル10における表示の一例を示す図である。図3では、操作パネル10の全面にコピーの設定画面が表示されている。コピーの設定画面には、例えば、カラーモード/モノクロモード、用紙サイズ、片面/両面、または2in1等、コピー機能に関する各種項目が表示される。ユーザーは、操作パネル10に表示されている項目をタッチすることにより、設定を行う。なお、折り曲げられる前の操作パネル10には、コピーの設定画面に替えて、スキャンの設定画面、ファクシミリの設定画面、またはメニュー画面等が表示されていてもよい。
図4は、実施の形態1において、故障時に操作パネル10が折り曲げられたときの表示の一例を示す図である。ここでは、故障が画像形成装置100の右側面部で発生しているものとし、折り曲げられる前の操作パネル10には図3に示したコピーの設定画面が表示されていたものとして説明する。
図4に示す1点鎖線P1は、ユーザーによる折り曲げ位置を示している。操作パネル10の表示領域は、折り曲げ位置を境に、画像形成装置100の正面部の方向に向いている領域(以下、「領域M1」とも称す)と、故障が発生している方向に向いている領域(以下、「領域S1」とも称す)とに分割される。領域M1には、折り曲げられる前の操作パネル10に表示されていたコピーの設定画面の一部が継続して表示される。一方、領域S1には、折り曲げられる前の操作パネル10には表示されていなかった故障修理方法の画面が表示される。
操作パネル10の表示領域は領域M1と領域S1とに分割されるため、コピーの設定画面の一部(図4に示す点線部分Q)は表示されなくなる。しかしながら、画像形成装置100が故障から復帰した場合には、操作パネル10の分割表示が解除される。これにより、故障修理方法の画面が消去され、折り曲げられる前の操作パネル10に表示されていたコピーの設定画面が操作パネル10の表示領域の全面に表示される。
図5は、実施の形態1における制御部70の処理を示すフローチャートである。CPU71がROM72に格納されている所定のプログラムを実行することにより実現される。
ステップS510において、制御部70は、画像形成装置100で故障が発生しているか否かを判定する。画像形成装置100で故障が発生している場合には(ステップS510においてYES)、制御部70は、ステップS520に移行する。一方、画像形成装置100で故障が発生していない場合には(ステップS510においてNO)、制御部70は、図5に示す処理を終了する。
ステップS520において、制御部70は、操作パネル10が折り曲げられたか否かを判定する。制御部70は、操作パネル10が折り曲げられるまでステップS520を繰り返し、操作パネル10が折り曲げられた場合には(ステップS520においてYES)、ステップS530に移行する。
ステップS530において、制御部70は、折り曲げ位置を境に、操作パネル10の表示領域を領域M1と領域S1とに分割する。領域M1は画像形成装置100の正面部の方向に向いている領域であり、領域S1は故障が発生している方向に向いている領域である。
ステップS540において、制御部70は、折り曲げられる前の操作パネル10に表示していた画面(例えば、コピーの設定画面等)の一部を領域M1に継続して表示し、折り曲げられる前の操作パネル10には表示していなかった新たな情報(例えば、故障修理方法の画面等)を領域S1に表示する。
ステップS550において、制御部70は、画像形成装置100が故障から復帰したか否かを判定する。制御部70は、画像形成装置100が故障から復帰するまでステップS550を繰り返し、画像形成装置100が故障から復帰した場合には(ステップS550においてYES)、ステップS560に移行する。
ステップS560において、制御部70は、操作パネル10の分割表示を解除し、図5に示す処理を終了する。
このように、実施の形態1においては、画像形成装置100で故障が発生している場合に操作パネル10が折り曲げられると、制御部70は、折り曲げ位置を境に操作パネル10の表示領域を、画像形成装置100の正面部の方向に向いている領域M1と、故障が発生している方向に向いている領域S1とに分割し、領域S1には、折り曲げられる前の操作パネル10には表示していなかった修理に関する情報を表示する。これにより、エンジニアは、操作パネル10に表示される修理に関する情報を正面以外の方向からでも視認しやすくなる。その結果、エンジニアは、操作パネル10に表示される修理に関する情報を閲覧するために、故障箇所と操作パネル10との間を行き来する必要がないので、円滑に修理を行うことができる。
また、実施の形態1においては、画像形成装置100で故障が発生している場合に操作パネル10が折り曲げられると、制御部70は、折り曲げ位置を境に操作パネル10の表示領域を、画像形成装置100の正面部の方向に向いている領域M1と、故障が発生している方向に向いている領域S1とに分割し、領域M1には、折り曲げられる前の操作パネル10に表示していた画面の一部を継続して表示する。これにより、領域S1に表示されている修理に関する情報をエンジニアが確認している間に、ユーザーは領域M1に表示されている画面を操作することができるので、ユーザーの利便性が向上する。
また、実施の形態1においては、画像形成装置100が故障から復帰した場合には、制御部70は、操作パネル10の分割表示を解除し、折り曲げられる前の操作パネル10に表示していた画面を操作パネル10の表示領域の全面に表示する。これにより、修理をしていたエンジニア、または、修理後に画像形成装置100を使用するユーザーに、操作パネル10の折り曲げ状態を解除してもよいことを喚起することができる。その結果、エンジニアが修理後に操作パネル10の折り曲げ状態を解除し忘れることを防ぐことができる。仮に、エンジニアが操作パネル10の折り曲げ状態を解除し忘れていたとしても、次に画像形成装置100を使用するユーザーが操作パネル10の折り曲げ状態を解除してもよいことに気づくことができる。
なお、実施の形態1においては、画像形成装置100で故障が発生している場合に操作パネル10が折り曲げられると、制御部70は、折り曲げ位置を境に操作パネル10の表示領域を、画像形成装置100の正面部の方向に向いている領域M1と、故障が発生している方向に向いている領域S1とに分割し、領域M1には、折り曲げられる前の操作パネル10に表示していた画面の一部を継続して表示した。これに対し、画像形成装置100で故障が発生している場合に操作パネル10が折り曲げられると、制御部70は、折り曲げ位置を境に操作パネル10の表示領域を、画像形成装置100の正面部の方向に向いている領域M1と、故障が発生している方向に向いている領域S1とに分割し、領域M1には、折り曲げられる前の操作パネル10に表示していた画面に替えて、操作パネル10が折り曲げられていることを示すメッセージを表示してもよい。
また、実施の形態1においては、画像形成装置100で故障が発生している場合に操作パネル10が折り曲げられると、制御部70は、折り曲げ位置を境に操作パネル10の表示領域を、画像形成装置100の正面部の方向に向いている領域M1と、故障が発生している方向に向いている領域S1とに分割した。制御部70は、折り曲げられる前の操作パネル10に表示していた画面の一部を領域M1に継続して表示し、折り曲げられる前の操作パネル10には表示していなかった修理に関する情報を領域S1に表示した。これに対し、画像形成装置100で故障が発生している場合に操作パネル10が折り曲げられると、制御部70は、折り曲げ位置を境に操作パネル10の表示領域を、画像形成装置100の正面部の方向に向いている領域M1と、故障が発生している方向に向いている領域S1とに分割し、いずれの領域においても、折り曲げられる前の操作パネル10には表示していなかった修理に関する情報を表示してもよい。これにより、エンジニアは、操作パネル10に表示される修理に関する情報を正面の方向からだけでなく、正面以外の方向からでも視認しやすくなる。複数の方向から修理に関する情報を閲覧することが可能となるので、複数人で修理に当たる場合に便利であり、修理の作業効率が向上する。
また、実施の形態1においては、操作パネル10が折り曲げられたとしても、画像形成装置100で故障が発生していない場合には、制御部70は、操作パネル10の表示領域を二つに分割しなかった。しかしながら、画像形成装置100で故障が発生していない場合であっても、操作パネル10が折り曲げられた場合には、制御部70は、折り曲げ位置を境に操作パネル10の表示領域を二つに分割し、一方の領域には、折り曲げられる前の操作パネル10に表示していた設定画面の一部を継続して表示し、他方の領域には、折り曲げられる前の操作パネル10には表示していなかった他の設定画面を表示してもよい。これにより、ユーザーは、操作パネル10に表示される設定画面を正面の方向からだけでなく、正面以外の方向からでも視認しやすくなる。複数の方向から設定画面を視認することが可能となるので、複数人が同時に操作することが可能となり、ユーザーの利便性が向上する。
[実施の形態2]
次に、実施の形態2について説明する。実施の形態1においては、操作パネル10が折り曲げられると、制御部70は、操作パネル10の表示領域を折り曲げ位置を境に領域M1と領域S1とに分割し、折り曲げられる前の操作パネル10に表示していた画面の一部のみを領域M1に継続して表示し、折り曲げられる前の操作パネル10には表示していなかった新たな情報を領域S1に表示した。すなわち、実施の形態1においては、操作パネル10が折り曲げられたことにより、ユーザーは、折り曲げられる前の操作パネル10に表示されていた画面の一部を視認することができなくなっていた。これに対し、実施の形態2においては、操作パネルが折り曲げられると、制御部は、操作パネルの表示領域を折り曲げ位置を境に二つの領域に分割し、画像形成装置の正面部の方向に向いている領域には、折り曲げられる前の操作パネルに表示していた画面を縮小して表示し、故障が発生している方向に向いている領域には、折り曲げられる前の操作パネルには表示していなかった新たな情報を表示する。これにより、操作パネルが折り曲げられた場合であっても、ユーザーは、折り曲げられる前の操作パネルに表示されていた画面の全てを視認することができる。なお、実施の形態1と同様の構成については同じ符号を付して、その説明は繰り返さない。
図6は、実施の形態2において、故障時に操作パネル10が折り曲げられたときの表示の一例を示す図である。ここでは、故障が画像形成装置100の右側面部で発生しているものとし、折り曲げられる前の操作パネル10には図3に示したコピーの設定画面が表示されていたものとして説明する。
図6に示す1点鎖線P2は、ユーザーによる折り曲げ位置を示している。操作パネル10の表示領域は、折り曲げ位置を境に、画像形成装置100の正面部の方向に向いている領域(以下、「領域M2」とも称す)と、故障が発生している方向に向いている領域(以下、「領域S2」とも称す)とに分割される。領域M2には、折り曲げられる前の操作パネル10に表示されていたコピーの設定画面が縮小されて表示される。一方、領域S2には、折り曲げられる前の操作パネル10には表示されていなかった故障修理方法の画面が表示される。
領域M2では、折り曲げられる前の操作パネル10に表示されていた画面が縮小されて表示されることにより、空白部分が生じる。この空白部分には、図6に示すような黒帯Rが表示されてもよいし、白帯が表示されてもよい。
画像形成装置100が故障から復帰した場合には、操作パネル10の分割表示が解除される。これにより、故障修理方法の画面が消去され、折り曲げられる前の操作パネル10に表示されていたコピーの設定画面が操作パネル10の表示領域の全面に表示される。
図7は、実施の形態2における制御部70の処理を示すフローチャートである。CPU71がROM72に格納されている所定のプログラムを実行することにより実現される。
ステップS710において、制御部70は、画像形成装置100で故障が発生しているか否かを判定する。画像形成装置100で故障が発生している場合には(ステップS710においてYES)、制御部70は、ステップS720に移行する。一方、画像形成装置100で故障が発生していない場合には(ステップS710においてNO)、制御部70は、図7に示す処理を終了する。
ステップS720において、制御部70は、操作パネル10が折り曲げられたか否かを判定する。制御部70は、操作パネル10が折り曲げられるまでステップS720を繰り返し、操作パネル10が折り曲げられた場合には(ステップS720においてYES)、ステップS730に移行する。
ステップS730において、制御部70は、折り曲げ位置を境に、操作パネル10の表示領域を領域M2と領域S2とに分割する。領域M2は画像形成装置100の正面部の方向に向いている領域であり、領域S2は故障が発生している方向に向いている領域である。
ステップS740において、制御部70は、折り曲げられる前の操作パネル10に表示していた画面(例えば、コピーの設定画面等)を縮小して領域M2に表示し、折り曲げられる前の操作パネル10には表示していなかった新たな情報(例えば、故障修理方法の画面等)を領域S2に表示する。
ステップS750において、制御部70は、画像形成装置100が故障から復帰したか否かを判定する。制御部70は、画像形成装置100が故障から復帰するまでステップS750を繰り返し、画像形成装置100が故障から復帰した場合には(ステップS750においてYES)、ステップS760に移行する。
ステップS760において、制御部70は、操作パネル10の分割表示を解除し、図7に示す処理を終了する。
このように、実施の形態2においては、画像形成装置100で故障が発生している場合に操作パネル10が折り曲げられると、制御部70は、折り曲げ位置を境に操作パネル10の表示領域を、画像形成装置100の正面部の方向に向いている領域M2と、故障が発生している方向に向いている領域S2とに分割し、領域S2には、折り曲げられる前の操作パネル10には表示していなかった修理に関する情報を表示する。これにより、エンジニアは、操作パネル10に表示される修理に関する情報を正面以外の方向からでも視認しやすくなる。その結果、エンジニアは、操作パネル10に表示される修理に関する情報を閲覧するために、故障箇所と操作パネル10との間を行き来する必要がないので、円滑に修理を行うことができる。
また、実施の形態2においては、画像形成装置100で故障が発生している場合に操作パネル10が折り曲げられると、制御部70は、折り曲げ位置を境に操作パネル10の表示領域を、画像形成装置100の正面部の方向に向いている領域M2と、故障が発生している方向に向いている領域S2とに分割し、領域M2には、折り曲げられる前の操作パネル10に表示していた画面を縮小して表示する。これにより、領域S2に表示されている修理に関する情報をエンジニアが確認している間に、ユーザーは領域M2に表示されている画面を操作することができるので、ユーザーの利便性が向上する。
また、実施の形態2においては、画像形成装置100が故障から復帰した場合には、制御部70は、操作パネル10の分割表示を解除し、折り曲げられる前の操作パネル10に表示していた画面を操作パネル10の表示領域の全面に表示する。これにより、修理をしていたエンジニア、または、修理後に画像形成装置100を使用するユーザーに、操作パネル10の折り曲げ状態を解除してもよいことを喚起することができる。その結果、エンジニアが修理後に操作パネル10の折り曲げ状態を解除し忘れることを防ぐことができる。仮に、エンジニアが操作パネル10の折り曲げ状態を解除し忘れていたとしても、次に画像形成装置100を使用するユーザーが操作パネル10の折り曲げ状態を解除してもよいことに気づくことができる。
なお、実施の形態2においては、画像形成装置100で故障が発生している場合に操作パネル10が折り曲げられると、制御部70は、折り曲げ位置を境に操作パネル10の表示領域を、画像形成装置100の正面部の方向に向いている領域M2と、故障が発生している方向に向いている領域S2とに分割し、領域M2には、折り曲げられる前の操作パネル10に表示していた画面を縮小して表示した。これに対し、画像形成装置100で故障が発生している場合に操作パネル10が折り曲げられると、制御部70は、折り曲げ位置を境に操作パネル10の表示領域を、画像形成装置100の正面部の方向に向いている領域M2と、故障が発生している方向に向いている領域S2とに分割し、領域M2には、折り曲げられる前の操作パネル10に表示していた画面の縮小表示に替えて、操作パネル10が折り曲げられていることを示すメッセージを表示してもよい。
また、実施の形態2においては、画像形成装置100で故障が発生している場合に操作パネル10が折り曲げられると、制御部70は、折り曲げ位置を境に操作パネル10の表示領域を、画像形成装置100の正面部の方向に向いている領域M2と、故障が発生している方向に向いている領域S2とに分割した。制御部70は、折り曲げられる前の操作パネル10に表示していた画面を縮小して領域M2に表示し、折り曲げられる前の操作パネル10には表示していなかった修理に関する情報を領域S2に表示した。これに対し、画像形成装置100で故障が発生している場合に操作パネル10が折り曲げられると、制御部70は、折り曲げ位置を境に操作パネル10の表示領域を、画像形成装置100の正面部の方向に向いている領域M2と、故障が発生している方向に向いている領域S2とに分割し、いずれの領域においても、折り曲げられる前の操作パネル10には表示していなかった修理に関する情報を表示してもよい。これにより、エンジニアは、操作パネル10に表示される修理に関する情報を正面の方向からだけでなく、正面以外の方向からでも視認しやすくなる。複数の方向から修理に関する情報を閲覧することが可能となるので、複数人で修理に当たる場合に便利であり、修理の作業効率が向上する。
また、実施の形態2においては、操作パネル10が折り曲げられたとしても、画像形成装置100で故障が発生していない場合には、制御部70は、操作パネル10の表示領域を二つに分割しなかった。しかしながら、画像形成装置100で故障が発生していない場合であっても、操作パネル10が折り曲げられた場合には、制御部70は、折り曲げ位置を境に操作パネル10の表示領域を二つに分割し、一方の領域には、折り曲げられる前の操作パネル10に表示していた設定画面を縮小して表示し、他方の領域には、折り曲げられる前の操作パネル10には表示していなかった他の設定画面を表示してもよい。これにより、ユーザーは、操作パネル10に表示される設定画面を正面の方向からだけでなく、正面以外の方向からでも視認しやすくなる。複数の方向から設定画面を視認することが可能となるので、複数人が同時に操作することが可能となり、ユーザーの利便性が向上する。
[実施の形態3]
次に、実施の形態3について説明する。実施の形態1においては、操作パネル10が折り曲げられると、制御部70は、操作パネル10の表示領域を折り曲げ位置を境に領域M1と領域S1とに分割し、折り曲げられる前の操作パネル10に表示していた画面の一部のみを領域M1に継続して表示し、折り曲げられる前の操作パネル10には表示していなかった新たな情報を領域S1に表示した。すなわち、実施の形態1においては、操作パネル10が折り曲げられたことにより、ユーザーは、折り曲げられる前の操作パネル10に表示されていた画面の一部を視認することができなくなっていた。これに対し、実施の形態3においては、操作パネルが折り曲げられると、制御部は、操作パネルの表示領域を折り曲げ位置を境に二つの領域に分割し、画像形成装置の正面部の方向に向いている領域には、折り曲げられる前の操作パネルに表示していた画面をそのままのサイズで表示するとともに、スクロールバーを表示し、故障が発生している方向に向いている領域には、折り曲げられる前の操作パネルには表示していなかった新たな情報を表示する。これにより、操作パネルが折り曲げられた場合であっても、ユーザーは、折り曲げられる前の操作パネルに表示されていた画面の全てを視認することができる。なお、実施の形態1と同様の構成については同じ符号を付して、その説明は繰り返さない。
図8は、実施の形態3において、故障時に操作パネル10が折り曲げられたときの表示の一例を示す図である。ここでは、故障が画像形成装置100の右側面部で発生しているものとし、折り曲げられる前の操作パネル10には図3に示したコピーの設定画面が表示されていたものとして説明する。
図8に示す1点鎖線P3は、ユーザーによる折り曲げ位置を示している。操作パネル10の表示領域は、折り曲げ位置を境に、画像形成装置100の正面部の方向に向いている領域(以下、「領域M3」とも称す)と、故障が発生している方向に向いている領域(以下、「領域S3」とも称す)とに分割される。領域M3には、折り曲げられる前の操作パネル10に表示されていたコピーの設定画面が折り曲げられる前の操作パネル10に表示されていたときのサイズで表示されるとともに、スクロールバーWが表示される。一方、領域S3には、折り曲げられる前の操作パネル10には表示されていなかった故障修理方法の画面が表示される。
領域M3には、折り曲げられる前の操作パネル10に表示されていたコピーの設定画面が折り曲げられる前の操作パネル10に表示されていたときのサイズで表示されるため、コピーの設定画面の一部が表示されなくなってしまうが、ユーザーは、スクロールバーWを動かすことで、折り曲げられる前の操作パネル10に表示されていた画面の全てを視認することが可能となる。
画像形成装置100が故障から復帰した場合には、操作パネル10の分割表示が解除される。これにより、故障修理方法の画面が消去され、折り曲げられる前の操作パネル10に表示されていたコピーの設定画面が操作パネル10の表示領域の全面に表示される。
図9は、実施の形態3における制御部70の処理を示すフローチャートである。CPU71がROM72に格納されている所定のプログラムを実行することにより実現される。
ステップS910において、制御部70は、画像形成装置100で故障が発生しているか否かを判定する。画像形成装置100で故障が発生している場合には(ステップS910においてYES)、制御部70は、ステップS920に移行する。一方、画像形成装置100で故障が発生していない場合には(ステップS910においてNO)、制御部70は、図9に示す処理を終了する。
ステップS920において、制御部70は、操作パネル10が折り曲げられたか否かを判定する。制御部70は、操作パネル10が折り曲げられるまでステップS920を繰り返し、操作パネル10が折り曲げられた場合には(ステップS920においてYES)、ステップS930に移行する。
ステップS930において、制御部70は、折り曲げ位置を境に、操作パネル10の表示領域を領域M3と領域S3とに分割する。領域M3は画像形成装置100の正面部の方向に向いている領域であり、領域S3は故障が発生している方向に向いている領域である。
ステップS940において、制御部70は、領域M3には、折り曲げられる前の操作パネル10に表示していた画面(例えば、コピーの設定画面等)を折り曲げられる前の操作パネル10に表示していたときのサイズで表示するとともに、スクロールバーWを表示し、領域S3には、折り曲げられる前の操作パネル10には表示していなかった新たな情報(例えば、故障修理方法の画面等)を表示する。
ステップS950において、制御部70は、画像形成装置100が故障から復帰したか否かを判定する。制御部70は、画像形成装置100が故障から復帰するまでステップS950を繰り返し、画像形成装置100が故障から復帰した場合には(ステップS950においてYES)、ステップS960に移行する。
ステップS960において、制御部70は、操作パネル10の分割表示を解除し、図9に示す処理を終了する。
このように、実施の形態3においては、画像形成装置100で故障が発生している場合に操作パネル10が折り曲げられると、制御部70は、折り曲げ位置を境に操作パネル10の表示領域を、画像形成装置100の正面部の方向に向いている領域M3と、故障が発生している方向に向いている領域S3とに分割し、領域S3には、折り曲げられる前の操作パネル10には表示していなかった修理に関する情報を表示する。これにより、エンジニアは、操作パネル10に表示される修理に関する情報を正面以外の方向からでも視認しやすくなる。その結果、エンジニアは、操作パネル10に表示される修理に関する情報を閲覧するために、故障箇所と操作パネル10との間を行き来する必要がないので、円滑に修理を行うことができる。
また、実施の形態3においては、画像形成装置100で故障が発生している場合に操作パネル10が折り曲げられると、制御部70は、折り曲げ位置を境に操作パネル10の表示領域を、画像形成装置100の正面部の方向に向いている領域M3と、故障が発生している方向に向いている領域S3とに分割し、領域M3には、折り曲げられる前の操作パネル10に表示していた画面を折り曲げられる前の操作パネル10に表示していたときのサイズで表示するとともに、スクロールバーWを表示する。これにより、領域S3に表示されている修理に関する情報をエンジニアが確認している間に、ユーザーは領域M3に表示されている画面を操作することができるので、ユーザーの利便性が向上する。
また、実施の形態3においては、画像形成装置100が故障から復帰した場合には、制御部70は、操作パネル10の分割表示を解除し、折り曲げられる前の操作パネル10に表示していた画面を操作パネル10の表示領域の全面に表示する。これにより、修理をしていたエンジニア、または、修理後に画像形成装置100を使用するユーザーに、操作パネル10の折り曲げ状態を解除してもよいことを喚起することができる。その結果、エンジニアが修理後に操作パネル10の折り曲げ状態を解除し忘れることを防ぐことができる。仮に、エンジニアが操作パネル10の折り曲げ状態を解除し忘れていたとしても、次に画像形成装置100を使用するユーザーが操作パネル10の折り曲げ状態を解除してもよいことに気づくことができる。
なお、実施の形態3においては、画像形成装置100で故障が発生している場合に操作パネル10が折り曲げられると、制御部70は、折り曲げ位置を境に操作パネル10の表示領域を、画像形成装置100の正面部の方向に向いている領域M3と、故障が発生している方向に向いている領域S3とに分割し、領域M3には、折り曲げられる前の操作パネル10に表示していた画面を折り曲げられる前の操作パネル10に表示していたときのサイズで表示するとともに、スクロールバーWを表示した。これに対し、画像形成装置100で故障が発生している場合に操作パネル10が折り曲げられると、制御部70は、折り曲げ位置を境に操作パネル10の表示領域を、画像形成装置100の正面部の方向に向いている領域M3と、故障が発生している方向に向いている領域S3とに分割し、領域M3には、操作パネル10が折り曲げられていることを示すメッセージを表示してもよい。
また、実施の形態3においては、画像形成装置100で故障が発生している場合に操作パネル10が折り曲げられると、制御部70は、折り曲げ位置を境に操作パネル10の表示領域を、画像形成装置100の正面部の方向に向いている領域M3と、故障が発生している方向に向いている領域S3とに分割した。制御部70は、領域M3には、折り曲げられる前の操作パネル10に表示していた画面を折り曲げられる前の操作パネル10に表示していたときのサイズで表示するとともに、スクロールバーWを表示し、領域S3には、折り曲げられる前の操作パネル10には表示していなかった修理に関する情報を表示した。これに対し、画像形成装置100で故障が発生している場合に操作パネル10が折り曲げられると、制御部70は、折り曲げ位置を境に操作パネル10の表示領域を、画像形成装置100の正面部の方向に向いている領域M3と、故障が発生している方向に向いている領域S3とに分割し、いずれの領域においても、折り曲げられる前の操作パネル10には表示していなかった修理に関する情報を表示してもよい。これにより、エンジニアは、操作パネル10に表示される修理に関する情報を正面の方向からだけでなく、正面以外の方向からでも視認しやすくなる。複数の方向から修理に関する情報を閲覧することが可能となるので、複数人で修理に当たる場合に便利であり、修理の作業効率が向上する。
また、実施の形態3においては、操作パネル10が折り曲げられたとしても、画像形成装置100で故障が発生していない場合には、制御部70は、操作パネル10の表示領域を二つに分割しなかった。しかしながら、画像形成装置100で故障が発生していない場合であっても、操作パネル10が折り曲げられた場合には、制御部70は、折り曲げ位置を境に操作パネル10の表示領域を二つに分割し、一方の領域には、折り曲げられる前の操作パネル10に表示していた画面を折り曲げられる前の操作パネル10に表示していたときのサイズで表示するとともに、スクロールバーWを表示し、他方の領域には、折り曲げられる前の操作パネル10には表示していなかった他の設定画面を表示してもよい。これにより、ユーザーは、操作パネル10に表示される設定画面を正面の方向からだけでなく、正面以外の方向からでも視認しやすくなる。複数の方向から設定画面を視認することが可能となるので、複数人が同時に操作することが可能となり、ユーザーの利便性が向上する。
[実施の形態4]
次に、実施の形態4について説明する。実施の形態1においては、操作パネル10が折り曲げられると、制御部70は、操作パネル10の表示領域を折り曲げ位置を境に領域M1と領域S1とに分割し、折り曲げられる前の操作パネル10に表示していた画面の一部のみを領域M1に継続して表示し、折り曲げられる前の操作パネル10には表示していなかった新たな情報を領域S1に表示した。すなわち、ユーザーは、領域M1において画面操作を継続することができた。これに対し、実施の形態4においては、操作パネルが画像形成装置の背面部の方向に折り曲げられると、制御部は、操作パネルの表示領域を折り曲げ位置を境に分割し、画像形成装置の正面部の方向に向いている領域では、画面を消灯させ、故障が発生している方向に向いている領域では、折り曲げられる前の操作パネルには表示していなかった新たな情報を表示する。これにより、画像形成装置の正面部の方向に向いている領域においては画面操作が抑制される。なお、実施の形態1と同様の構成については同じ符号を付して、その説明は繰り返さない。
図10は、実施の形態4において、画像形成装置100の背面部において故障が発生し、かつ、操作パネル10が画像形成装置100の背面部の方向に折り曲げられたときの表示の一例を示す図である。ここでは、折り曲げられる前の操作パネル10には図3に示したコピーの設定画面が表示されていたものとして説明する。
図10に示す1点鎖線P4は、ユーザーによる折り曲げ位置を示している。操作パネル10の表示領域は、折り曲げ位置を境に、画像形成装置100の正面部の方向に向いている領域(以下、「領域M4」とも称す)と、画像形成装置100の背面部の方向に向いている領域(以下、「領域S4」とも称す)とに分割される。領域M4では、画面が消灯し、ユーザーによる操作が不能な状態となる。一方、領域S4には、折り曲げられる前の操作パネル10には表示されていなかった故障修理方法の画面が表示される。
画像形成装置100が故障から復帰した場合には、操作パネル10の分割表示が解除される。これにより、故障修理方法の画面が消去され、折り曲げられる前の操作パネル10に表示されていたコピーの設定画面が操作パネル10の表示領域の全面に表示される。
図11は、実施の形態4における制御部70の処理を示すフローチャートである。CPU71がROM72に格納されている所定のプログラムを実行することにより実現される。
ステップS1110において、制御部70は、画像形成装置100の背面部で故障が発生しているか否かを判定する。画像形成装置100の背面部で故障が発生している場合には(ステップS1110においてYES)、制御部70は、ステップS1120に移行する。一方、画像形成装置100の背面部で故障が発生していない場合には(ステップS1110においてNO)、制御部70は、図11に示す処理を終了する。
ステップS1120において、制御部70は、操作パネル10が画像形成装置100の背面部の方向に折り曲げられたか否かを判定する。制御部70は、操作パネル10が画像形成装置100の背面部の方向に折り曲げられるまでステップS1120を繰り返し、操作パネル10が画像形成装置100の背面部の方向に折り曲げられた場合には(ステップS1120においてYES)、ステップS1130に移行する。
ステップS1130において、制御部70は、折り曲げ位置を境に、操作パネル10の表示領域を領域M4と領域S4とに分割する。領域M4は画像形成装置100の正面部の方向に向いている領域であり、領域S4は画像形成装置100の背面部の方向に向いている領域である。
ステップS1140において、制御部70は、領域M4の画面を消灯させてユーザーによる操作を不能にし、領域S4には、折り曲げられる前の操作パネル10には表示していなかった新たな情報(例えば、故障修理方法の画面等)を表示する。
ステップS1150において、制御部70は、画像形成装置100が故障から復帰したか否かを判定する。制御部70は、画像形成装置100が故障から復帰するまでステップS1150を繰り返し、画像形成装置100が故障から復帰した場合には(ステップS1150においてYES)、ステップS1160に移行する。
ステップS1160において、制御部70は、操作パネル10の分割表示を解除し、図11に示す処理を終了する。
このように、実施の形態4においては、画像形成装置100の背面部で故障が発生し、かつ、操作パネル10が画像形成装置100の背面部の方向に折り曲げられた場合には、制御部70は、折り曲げ位置を境に操作パネル10の表示領域を、画像形成装置100の正面部の方向に向いている領域M4と、画像形成装置100の背面部の方向に向いている領域S4とに分割し、領域S4には、折り曲げられる前の操作パネル10には表示していなかった修理に関する情報を表示する。これにより、エンジニアは、操作パネル10に表示される修理に関する情報を正面以外の方向からでも視認しやすくなる。その結果、エンジニアは、操作パネル10に表示される修理に関する情報を閲覧するために、故障箇所と操作パネル10との間を行き来する必要がないので、円滑に修理を行うことができる。
また、実施の形態4においては、画像形成装置100の背面部で故障が発生し、かつ、操作パネル10が画像形成装置100の背面部の方向に折り曲げられた場合には、制御部70は、折り曲げ位置を境に操作パネル10の表示領域を、画像形成装置100の正面部の方向に向いている領域M4と、画像形成装置100の背面部の方向に向いている領域S4とに分割し、領域M4の画面を消灯させてユーザーによる操作を不能にする。エンジニアが電気系部品を修理している際に、ユーザーが領域M4において画面操作をしてしまうと、エンジニアが感電する危険性がある。しかしながら、制御部70は、領域M4における画面を消灯させて、ユーザーによる操作を不能にする。これにより、修理作業中にユーザーによる操作が行われないので、エンジニアが感電する危険性が回避される。
また、実施の形態4においては、画像形成装置100が故障から復帰した場合には、制御部70は、操作パネル10の分割表示を解除し、折り曲げられる前の操作パネル10に表示していた画面を操作パネル10の表示領域の全面に表示する。これにより、修理をしていたエンジニア、または、修理後に画像形成装置100を使用するユーザーに、操作パネル10の折り曲げ状態を解除してもよいことを喚起することができる。その結果、エンジニアが修理後に操作パネル10の折り曲げ状態を解除し忘れることを防ぐことができる。仮に、エンジニアが操作パネル10の折り曲げ状態を解除し忘れていたとしても、次に画像形成装置100を使用するユーザーが操作パネル10の折り曲げ状態を解除してもよいことに気づくことができる。
なお、実施の形態4においては、画像形成装置100の背面部で故障が発生し、かつ、操作パネル10が画像形成装置100の背面部の方向に折り曲げられた場合には、制御部70は、折り曲げ位置を境に操作パネル10の表示領域を画像形成装置100の正面部の方向に向いている領域M4と、画像形成装置100の背面部の方向に向いている領域S4とに分割し、領域M4の画面を消灯させてユーザーによる操作を不能にした。これに対し、画像形成装置100の背面部で故障が発生し、かつ、操作パネル10が画像形成装置100の背面部の方向に折り曲げられた場合には、制御部70は、折り曲げ位置を境に操作パネル10の表示領域を、画像形成装置100の正面部の方向に向いている領域M4と、画像形成装置100の背面部の方向に向いている領域S4とに分割し、領域M4の画面を消灯させることに替えて、領域M4に操作を禁止する旨のメッセージを表示してもよい。
[実施の形態5]
次に、実施の形態5について説明する。実施の形態1〜実施の形態4においては、操作パネル10は画像形成装置100に対して回転不可能な状態で設けられていた。これに対し、実施の形態5においては、操作パネルが画像形成装置に対して回転自在に設けられている。なお、実施の形態1と同様の構成については同じ符号を付して、その説明は繰り返さない。
図12は、実施の形態5における画像形成装置100Aを示す図である。画像形成装置100Aは、操作パネル10Aを備えている。操作パネル10Aは、本体90の横に取り付けられた設置台101の上に支柱102に支えられた状態で装着されている。操作パネル10Aは、支柱102を回転軸として上下左右に回転可能である。
操作パネル10Aは、タッチパネル付の液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)であり、ユーザーからの各種操作を受け付けるとともに、各種設定画面、または、インストラクションを表示する。インストラクションとは、画像形成装置100Aで故障が発生した場合の修理に関する情報であり、例えば、故障の発生箇所、故障の内容、修理手順、修理が完了したことを示すメッセージ、消耗品の交換を促すメッセージ、消耗品の交換手順等である。操作パネル10Aは、ユーザーが任意の位置で、任意の方向に折り曲げることができる。
制御部70は、図5、図7、図9、または図11で示した処理を行うことにより、操作パネル10Aの分割表示を行う。
このように、操作パネル10Aが折り曲げ可能であることに加え、操作パネル10Aが回転可能であることから、操作パネル10Aがエンジニアまたはユーザーの向けたい方向により向きやすくなる。その結果、修理作業の場面においては、エンジニアは正面以外の方向からでも操作パネル10Aに表示されている情報を視認しやすくなるので、エンジニアはより円滑に修理を行うことができる。詰まった紙を取り除く場面においては、エンジニアまたはユーザーは正面以外の方向からでも操作パネル10Aに表示されている情報を視認しやすくなるので、エンジニアまたはユーザーがより円滑に紙を取り除くことができる。画像形成装置100Aの設定操作を行う場面においては、ユーザーは正面以外の方向からでも操作パネル10Aに表示されている情報を視認しやすくなるので、ユーザーはより円滑に画像形成装置100Aを操作することができる。
以上、各実施の形態について説明した。なお、実施の形態1における領域S1、実施の形態2における領域S2、実施の形態3における領域S3、または、実施の形態4における領域S4には、修理に関する情報が表示されていればよく、故障の発生箇所、故障の内容、修理手順、修理が完了したことを示すメッセージ、消耗品の交換を促すメッセージ、または、消耗品の交換手順が表示されていてもよい。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
10,10A 操作パネル、70 制御部、71 CPU、72 ROM、90 本体、100,100A 画像形成装置。

Claims (6)

  1. 画像形成装置であって、
    折り曲げ可能な表示部と、
    前記画像形成装置を制御する制御部とを備え、
    前記制御部は、
    前記表示部が折り曲げられた場合に、折り曲げ位置を境にして前記表示部の表示領域を第1表示領域と第2表示領域とに分割し、
    折り曲げられる前の前記表示部には表示されていなかった新たな情報を前記第2表示領域に表示する、画像形成装置。
  2. 前記制御部は、折り曲げられる前の前記表示部に表示されていた情報を縮小して前記第1表示領域に表示する、請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記制御部は、折り曲げられる前の前記表示部に表示されていた情報を折り曲げられる前の前記表示部に表示されていたときのサイズで前記第1表示領域に表示し、折り曲げられる前の前記表示部に表示されていた情報のうち、前記第1表示領域には表示し切れない表示をスクロール表示する、請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記表示部の表示領域を前記第1表示領域と前記第2表示領域とに分割することは、前記画像形成装置の背面部において故障が発生し、かつ、前記表示部が前記背面部の方向に折り曲げられた場合に、前記折り曲げ位置を境にして前記表示部の表示領域を前記画像形成装置の正面部の方向に向く前記第1表示領域と前記背面部の方向に向く前記第2表示領域とに分割することを含み、
    前記制御部は、前記第1表示領域を消灯する、請求項1に記載の画像形成装置。
  5. 前記表示部は前記画像形成装置に対して回転自在に取り付けられている、請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記新たな情報を前記第2表示領域に表示することは、前記画像形成装置において故障が発生し、かつ、前記表示部が折り曲げられた場合に、前記第2表示領域に故障に関する情報を表示することを含み、
    前記制御部は、前記表示部が折り曲げられている場合であっても、前記画像形成装置が前記故障から復帰した場合には、前記第1表示領域と前記第2表示領域との分割表示を解除する、請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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