JP2020187197A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 トナー残検回路の異常を検出するまでに時間がかかる。【解決手段】 現像AC振幅を切り替える場合の変化率と、トナー残量検知部(100)の検出出力の変化率から、現像AC振幅可変回路(35)、カートリッジ(C)、トナー残量検知部(100)の異常検出を行う。【選択図】 図3
Description
本発明は、 画像形成装置に関し、特にトナー残量検知部の異常検出に関する。
現像出力を用いて、トナー残量に応じたアンテナからの容量変化を検出する、トナー残量検知方式がある。
また、現像の交流電圧の振幅を切り替え可能な画像形成装置で、現像の交流電圧の振幅に応じてトナー残量検知出力値を補正することで、交流電圧の振幅による変化分を補正し、正しいトナー残量検知を行う提案がある(特許文献1参照)。
トナー残量検知部の異常検出方法として、以下の課題がある。
1)断線の検出
トナー残量検知部の配線に断線が発生した場合、トナー残量検知部の出力は、ある一定の出力となる。その出力が正しいか判定するには時間がかかる。例えば、プリントを継続してトナーが減っているにもかかわらず、変化が無いので異常と判断する等、異常を検出するまでにプリントジョブを継続しないと判定できず、判定に時間がかかるという課題がある。
2)回路素子異常の検出
トナー残量検知部の回路素子にDC的な回路異常が発生した場合、正常な場合に出力される期待値との差を求める方法が考えられる。例えば、ADの入力電圧が0V〜3.3Vの範囲となっている回路において、検知結果の期待値が1〜3Vの範囲に入っていればOKとする方法が考えられる。しかし、現在のトナー量が不明の状態では、DC的な回路異常が発生した場合、出力値が正しいと即座に判断できない。この場合も「1、断線の検出」と同様に、例えば、プリントを継続してトナーが減っているにもかかわらず、変化が無いので異常と判断する等、異常を検出するまでにプリントジョブを継続しないと判定できず、判定に時間がかかるという課題がある。
1)断線の検出
トナー残量検知部の配線に断線が発生した場合、トナー残量検知部の出力は、ある一定の出力となる。その出力が正しいか判定するには時間がかかる。例えば、プリントを継続してトナーが減っているにもかかわらず、変化が無いので異常と判断する等、異常を検出するまでにプリントジョブを継続しないと判定できず、判定に時間がかかるという課題がある。
2)回路素子異常の検出
トナー残量検知部の回路素子にDC的な回路異常が発生した場合、正常な場合に出力される期待値との差を求める方法が考えられる。例えば、ADの入力電圧が0V〜3.3Vの範囲となっている回路において、検知結果の期待値が1〜3Vの範囲に入っていればOKとする方法が考えられる。しかし、現在のトナー量が不明の状態では、DC的な回路異常が発生した場合、出力値が正しいと即座に判断できない。この場合も「1、断線の検出」と同様に、例えば、プリントを継続してトナーが減っているにもかかわらず、変化が無いので異常と判断する等、異常を検出するまでにプリントジョブを継続しないと判定できず、判定に時間がかかるという課題がある。
また、トナー残量検知部の回路素子にAC的な回路異常が発生した場合、積分回路で積分できずに出力値がオフセットする等の可能性がある。この場合、プリントジョブを継続して時間をかけたとしても、異常の検出はできないという課題がある。
上記の課題を解決するために、本発明に係る画像形成装置は、
トナー残量検知方式で、現像AC振幅を可変とする現像AC振幅可変回路を備え、現像AC振幅を切り替える場合の変化率と、トナー残量検知部の検出出力の変化率から、現像AC振幅可変回路、カートリッジ、トナー残量検知部の異常検出を行うようにした。また、現像AC振幅を出力してからトナー残量検知部の出力が安定するまでの時間を検出することで現像AC振幅可変回路、カートリッジ、トナー残量検知部の異常検出を行うようにした。
トナー残量検知方式で、現像AC振幅を可変とする現像AC振幅可変回路を備え、現像AC振幅を切り替える場合の変化率と、トナー残量検知部の検出出力の変化率から、現像AC振幅可変回路、カートリッジ、トナー残量検知部の異常検出を行うようにした。また、現像AC振幅を出力してからトナー残量検知部の出力が安定するまでの時間を検出することで現像AC振幅可変回路、カートリッジ、トナー残量検知部の異常検出を行うようにした。
本発明に係る画像形成装置によれば、起動シーケンス中等の短時間で、トナー残量検知に係る回路部の断線や回路素子異常の検出を行うことができる。
以下、本発明を実施するための形態について、図面を参照しながら説明する。
<画像形成装置の概略説明>
図1に、本発明に係る画像形成装置の実施例の概略構成を示す。
図1に、本発明に係る画像形成装置の実施例の概略構成を示す。
本実施例にて、画像形成装置は、電子写真方式のレーザービームプリンタとし、像担持体としてドラム状の電子写真感光体(以下、「感光ドラム」という。)1が使用されている。
感光ドラム1は、OPC、アモルファスSi等の感光材料を、アルミニウムやニッケル等のシリンダ状の基板上に形成して構成されており、駆動手段1aにより、矢印aの時計方向に所定の周速度で回転駆動される。
回転する感光ドラム1の周囲には、感光ドラム1周面を所定の極性・電位に一様に帯電処理する帯電ローラ2、本実施例では帯電ローラ2を使用した接触帯電装置が備えられている。又、画像情報露光手段、本実施例ではレーザービームスキャナ3は、半導体レーザ、ポリゴンミラー、F−θレンズ等で構成され、不図示のホスト装置から送られてきた画像情報に応じてON/OFF制御されたレーザービームLを出射する。そして、感光ドラム1の帯電ローラ2によって一様に帯電された表面を走査露光し、静電潜像を形成する。
感光ドラム1の回転方向でレーザービームスキャナ3によるレーザービームL照射位置の下流には、感光ドラム1上の静電潜像を現像剤像(トナー像)として現像する現像装置4が配置される。現像装置については、後に詳しく説明する。
感光ドラム1の回転方向で現像装置4の下流には、弾性層を有する回転体形状の接触帯電部材としての転写ローラ5が備えられている。転写ローラ5は、感光ドラム1に対して加圧接触させて転写ニップ部N1を形成しており、駆動手段5aにより矢印bの反時計方向に所定の周速度で回転駆動される。
そして、手差し給紙部7やカセット給紙部14等の給紙部から記録材Pが給紙され、プレフィードセンサ10で待機した後に、レジストローラ11、レジストセンサ12、転写前ガイド13を通過して、上記転写ニップ部N1に給紙される。つまり、記録材Pは、レジストセンサ12によって感光ドラム1の表面に形成されたトナー像と同期取りされて、感光ドラム1と転写ローラ5とで形成される転写ニップ部N1に供給される。又、給紙部7、14において記録材Pの給紙時に複数の記録材Pを誤って給紙してしまう重送と言った問題を解消するために、それぞれの給紙部7、14に分離ローラ8、15等が設けられている。
転写ニップ部N1において、感光ドラム1上に形成されたトナー像は、給紙部7、14から給紙された記録材Pに対して、順次静電転写される。
転写ニップ部N1においてトナー像の転写を受け、転写ニップ部N1を通過した記録材Pは、感光ドラム1の面から分離され、シートパス9を通って定着装置18へ搬送される。
本実施例にて、定着装置18は、加熱フィルムユニット18aと加圧ローラ18bの圧接ローラ対で構成されるフィルム加熱方式の定着装置である。トナー像を保持した記録材Pは、加熱フィルムユニット18aと加圧ローラ18bの圧接部である定着ニップ部N2で狭持搬送されて加熱・加圧を受けることで、トナー像が記録材P上に定着される。
トナー像が定着された記録材Pは、排紙ローラ19に従って画像形成物として、フェイスアップ若しくはフェイスダウンにてそれぞれ排紙受け16、17へ排出される。
一方、記録材Pに対するトナー像転写後の感光ドラム1の表面は、クリーニング装置6により転写残留トナーの除去を受けて清掃されて繰り返して作像に供される。本実施例のクリーニング装置6はブレードクリーニング装置であり、クリーニングブレード6aが感光ドラム1に接触している。
ところで、本実施例の電子写真画像形成装置であるレーザービームプリンタは、ホストコンピュータからの画像情報を受け取り、可視化された画像として出力するレーザービームプリンタである。上記に説明した、感光ドラム1である電子写真感光体、現像剤を収容した現像装置4等の消耗部材が一体にカートリッジ化され、カートリッジCとして装置本体Aに対して着脱し、交換可能に設けられている。
<トナー残量検知方式の説明>
図2を用いて、本実施例のカートリッジCについて、詳しく説明する。
図2を用いて、本実施例のカートリッジCについて、詳しく説明する。
図2に示すように、カートリッジCは、感光ドラム1と、帯電ローラ2と、現像装置4と、クリーニング装置6とが一体化されて構成されている。クリーニング装置は、クリーニングブレード6a及びクリーニングブレード6aにより感光ドラム1から除去された残留トナーを収容する廃トナー容器6bで構成されている。カートリッジCは、電子写真画像形成装置本体Aに着脱自在に装着される。
ここで、カートリッジCに設けられた現像装置4は、現像剤収容部40を備え現像剤Tが収容されている。
現像装置4は、現像剤(以下、「トナー」という)Tを収納するためのトナー収納部41、及び、トナー収納部41と連結された現像部42を有する。現像部42には、感光ドラム1に対向配置させて備えられた現像手段としての現像剤担持体である現像スリーブ43と、現像スリーブ43に当接し、現像スリーブ43により搬送するトナー層厚を規制する現像剤規制部材である現像ブレード44とが設けられる。現像装置4は、更に、トナー収納部41内のトナーを攪拌して現像部42内へトナーを送り込む攪拌部材45、及び、現像部42内のトナーを撹拌して現像スリーブ43へと供給する撹拌部材46、を備えている。
即ち、本実施例では、トナーTは、トナー収納部41と現像部42とに収容可能であり、トナー収納部41及び現像部42にて現像剤収容部40を構成している。そして、現像剤収容部40にて、カートリッジCの使用前には、トナー収納部41と現像部42との間に、トナー封止部材47が貼着されている。このトナー封止部材47は、例えばカートリッジCの輸送中に激しい衝撃が発生した場合でもトナーが洩れることのないように設けられている。このトナー封止部材47は、装置本体AにカートリッジCを装着する直前にユーザによって開封される。
トナー封止部材47を開封後、カートリッジCは、トナー収納部41内に収容されているトナーTを攪拌部材45により攪拌しながら現像部42に送る。現像部42は、現像手段として、現像スリーブ43を、感光ドラム1の回転方向aと順方向に回転可能に支持している。そして、現像スリーブ43の回転に伴って、現像スリーブ43上を搬送されるトナーTは、現像ブレード44によって、その層厚を規制されると共に摩擦帯電電荷が付与される。
本実施例では、図3に示すように、トナー残量検知部100として、プレートアンテナ残量検知による静電容量検知式のトナー残量検知手段を用いている。つまり、トナー残量検知部100は、現像部42に設けた現像スリーブ43を一方の電極とした。そして、現像剤収容部40内、本実施例ではトナー収納部41内に、現像スリーブ43と対となる電極として、トナーTを介して導電板であるプレートアンテナPAを設置した。現像スリーブ43とプレートアンテナPAでトナーTを格納するような構成とされ、プレートアンテナPAは現像スリーブ43と共にコンデンサ構造を形成する。
しかし、現像スリーブ43と共にコンデンサ構造を形成する電極部材としては、プレートアンテナPAを用いた構成に限定されず、静電容量を用いる電極構成であれば、電極部材としては、他の導電性の検知部材の組み合わせでも良い。
本実施例ではプレートアンテナPAは、図2に示すように、トナーTの減少度が直接分かるように現像剤収容部40内でもトナーTが流動的であるトナー収納部41内に設置されている。プレートアンテナPAの材質は、良導電性で板状のものであればどのようなものでも良いが、トナー収納部41内へ設置する場合は、トナー粒子に影響を及ぼさない材質であり、湿度等の環境条件に強い材質が望まれる。そして、プレートアンテナPAの少なくとも一側面は、外部より通電可能な形状に形成されている。この接続可能な箇所では、導線等で直接接続するものでもよく、又、カートリッジC側面より導電性のピン形状のもので串刺しにする形態をとるのも良い。本実施例では、ピン形状のもので、カートリッジC側壁を介してプレートアンテナPAの引き起こし部34へ突き刺す形態とした。
又、現像スリーブ43とプレートアンテナPAによるトナー残量検知は、直流電圧と交流電圧を重畳したバイアスを現像スリーブ43に印加して、トナー残量を計測する。
つまり、トナー残量検知部100は、現像スリーブ43に印加された現像バイアスによって、プレートアンテナPAに誘起された誘起電圧値を読む。現像スリーブ43とプレートアンテナPA間に存在するトナー残量に応じて誘電率が変化するので、プレートアンテナPAに誘起される誘起電圧値もトナー残量によって異なる。この誘起電圧値を読み取ることによって、トナー残量検知を行う。
本実施例にて、レーザービームプリンタは、現像スリーブ43に印加する直流電圧と交流電圧を重畳した現像バイアスを印加する。交流電圧の振幅を切り換える現像AC振幅可変回路35と、直流電圧の振幅を切り換える現像DC振幅可変回路36と、を有している。また、高圧回路部110は、CPUに接続されている。画像形成モードに応じたバイアスが高圧回路部110から出力されるよう、切り換え命令が出力される。
本実施例におけるトナー残量検知部100の回路構成を、図3を用いて説明する。
装置本体AとカートリッジCには不図示の電気接点が設けられており、カートリッジCが装置本体A内に装着された際に該電気接点を通じてカートリッジCのプレートアンテナPAと装置本体A内の検出回路37aが電気的に接続される。
装置本体AとカートリッジCには不図示の電気接点が設けられており、カートリッジCが装置本体A内に装着された際に該電気接点を通じてカートリッジCのプレートアンテナPAと装置本体A内の検出回路37aが電気的に接続される。
図3において、高圧回路部110の現像AC振幅可変回路35から所定のACバイアスを出力すると、その印加バイアスは、現像スリーブ43に印加される。そして、プレートアンテナPA上の電極パターンの静電容量に応じて発生する誘起電圧値を、プレートアンテナPAから装置本体Aへ出力し、トナー残量検知部100の検出回路37aにて出力されたアナログ電圧をデジタル変換する。そして、その結果を演算回路37bに送り、残量閾値テーブル38と比較して、現像装置4内のトナー残量に換算する。トナー残量信号は、上記の画像形成工程を制御する中央処理演算装置CPUに送信し、例えばトナー残量を%表示や、残りの印字可能枚数といった形でユーザに提供する。
上述のように、トナー残量検知部100などは、プレートアンテナPAのような検知部材によって出力される値に基づいて現像剤収容部40内の現像剤量を求める処理部を構成する。
上記構成の画像形成装置では、装置の設置環境や記録材Pの厚み等に対して設けられた画像形成モードに応じて、現像バイアスの交流電圧の振幅を複数に切り換えることが考えられる。この場合、現像バイアスを用いて現像装置内のトナー残量を検知しているトナー残量検知回路の出力値にズレが生じる。例えば、記録材Pが普通紙の場合に設定されたトナー残量検知から、記録材Pが厚紙の場合におけるトナー残量検知に切り替えたとする。すると、この切り替えた時、両者におけるトナー残量検出値がズレる。
そこで、それぞれの画像形成モードにおける現像バイアスの交流電圧の振幅に応じて、トナー残量検知によって得られる出力値に補正を加え、現像バイアスの交流電圧の振幅によらず、一定の出力が得られるようにしている。
図4に、画像形成を繰り返し、トナー収納部41及び現像部42に収容されたトナーTを満載時から空になるまで消費させた場合のトナー残量とトナー残量検知出力の変化の一例を示す。
ここでは現像スリーブ43とプレートアンテナPAとの間において、現像剤収容部40内のトナーTが空の状態では静電容量が例えば2pF、満載の状態で例えば6pFを示すように現像装置4内でプレートアンテナPAの位置を調整している。
現像スリーブ43に印加されるバイアスの交流電圧の振幅が2.0KVの場合、トナーが空の状態である2pFを示すときに3V、トナーが満載の状態である6pFを示すとき2Vの電圧がトナー残量検出回路37aに生じるように、回路を構成している。
現像バイアスの交流電圧の振幅が、例えば2.0KV(Vac1とする)の状態でトナーの満載から空になるまでの電圧推移を見てみると、図4の2.0KVのラインのように、現像装置4内のトナーの減少に伴い出力電圧も徐々に変化する。また、現像バイアスの交流電圧の振幅が、例えば2.5KV(Vac2とする)の状態でトナーの満載から空になるまでの電圧推移を見てみると、図4の2.5KVのラインのように、現像装置4内のトナーの減少に伴い、2.0KVのラインとはシフトした出力電圧で徐々に変化する。交流電圧の振幅値が2.0KVと2.5KVの時の、トナー残量検出値の差を読み取り、トナー残量の出力値に、その差分の補正を行うことでトナー残量検出値の精度を保つことができる。
<異常検知の方法>
以上のような構成で、トナー残量検知回路の異常検知を行う方法に関して説明する。
以上のような構成で、トナー残量検知回路の異常検知を行う方法に関して説明する。
まず、DC的な回路異常を検出する方法について説明する。
回路の断線、が発生した場合、トナー残量検知出力はある一定値を示す。そこで、所定のタイミングで、現像ACの振幅を所定レベル変化させ、現像ACの振幅に応じたトナー残量検知出力を検出し、所定の範囲内の変化であることを確認することで断線の有無を判断することができる。例えば図5において、現像ACの振幅を2.0KVから 0.5kV変化させ、現像ACの振幅を2.5KVとした場合、トナー残量検知出力が所定の範囲Bに入る場合、断線は発生していないと判断する。範囲Bから外れる場合、断線が発生していると判断する。
同様に、抵抗値異常、増幅器異常等が発生した場合、トナー残量検知出力は所定の範囲から外れる。そこで、所定のタイミングで、現像ACの振幅を所定レベル変化させ、現像ACの振幅に応じたトナー残量検知出力を検出し、所定の範囲内の変化であることを確認することで、抵抗値、増幅器の正常・異常を判断できる。回路の断線の場合と同様に、例えば図5において、現像ACの振幅を2.0KVから0.5kV変化させ、現像ACの振幅を2.5KVとした場合、トナー残量検知出力が範囲Bに入っておれば、抵抗値、増幅器は正常であると判断する。範囲Bから外れた場合、異常と判断する。以上のように、現像AC振幅を切り替える場合の変化率と、アンテナ出力の変化率で判定を行う。
次に、AC的な回路異常を検出する方法について説明する。
AC的な回路素子の異常に関しては、所定のタイミングで、現像ACの振幅を所定レベル変化させ、トナー残量検知出力が安定するまでの時間を検知することで、正常・異常を判断できる。例えば図6において、現像ACの振幅を2.0KVから0.5kVさせ、現像ACの振幅を2.5KVとした場合、図7に示すように、トナー残量検知出力の安定までの時間が範囲D(図7の場合、5msec〜15msec)に入っておれば、回路の容量値は正常であると判断する。範囲Dから外れた場合、異常と判断する。
<全体のフロー>
次に図8のフローチャートを用いて全体の動作を説明する。
次に図8のフローチャートを用いて全体の動作を説明する。
装置の電源をON(S101)すると、装置は立ち上げ処理(S102)を行う。立ち上げ処理としては、各駆動系の動作確認や、装置状態の確認等を行う。「トナー残検回路の異常検知」は立ち上げ処理の一部であり、本フローチャートではS103〜S108、S120〜S121で「トナー残検回路の異常検知」の詳細を説明する。
まず、現像AC出力を所定の電圧(例えば2.0KV)で出力し、その際のトナー残量検知出力V1(図6における2.5V)を取得する。
次に、現像AC出力を変化させ(例えば2.0KV→2.5kV)、トナー残量検知出力V2(図6における2.0V)を取得する。(S103)。変化率が所定の比率に入っているか確認する(S104)。例えば、V2/V1=αとして、取得したトナー残量検知出力の変化率が、所定の変化率の範囲に入っておればOKと判断する。本実施例の場合、所定の変化率の範囲として例えば0.65〜0.95の範囲を設定し、取得したトナー残量検知出力の変化率が入っているかを確認する。図6の例ではV2/V1=0.8と求められる。
変化率が所定の比率に入っている場合(S104のY)、DC的な回路異常は無いと判断する(S105)。次に、現像AC出力を2.0KVから2.5KVに変化させた時のトナー残検出力が安定するまでの時間が所定時間範囲D内かを確認する(S107)。トナー残検出力が安定するまでの時間が所定時間内の場合(S107のY)、AC的な回路異常は無いと判断する(S108)。S104で変化率が所定の比率に入っていない場合(S104のN)、あるいは、S107でトナー残検出力が安定するまでの時間が所定時間内ではない場合(S107のN)、トナー残検回路に異常があると判断し(S130)、異常報知を行う(S131)。
トナー残検回路が正常であることが確認できた場合(S108)、すでに取得済みのトナー残量検知出力を元に、トナー残検を判定し(S109)、「トナー有り」の場合(S110)、スタンバイとなる(S111)。「トナー無し」の場合(S109のN)、「トナー無し」を報知する(S120)。その後、プリントJOB(S112)を受けると、プリント動作を行い(S113)、終了する。
35 現像AC振幅可変回路、100 トナー残量検知部、110 高圧回路部
Claims (2)
- トナー残量検知方式で、現像AC振幅を可変とする現像AC振幅可変回路を備え、現像AC振幅を切り替える場合の変化率と、トナー残量検知部の検出出力の変化率から、現像AC振幅可変回路、カートリッジ、トナー残量検知部の異常検出を行うことを特徴とする画像形成装置。
- 前記現像AC振幅を出力してからトナー残量検知部の出力が安定するまでの時間を検出することで現像AC振幅可変回路、カートリッジ、トナー残量検知部の異常検出を行うことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
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