JP2020185718A - 接合構造体の製造方法及び接合構造体 - Google Patents
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Abstract
Description
(1) 本体部に対して長手方向にわたって隙間をあけてフランジ部が設けられたアルミニウム系材料またはマグネシウム系材料の押出材からなる第1部材と、樹脂材料からなる第2部材と、を接合する接合構造体の製造方法であって、
前記第1部材の前記隙間に前記第2部材を嵌合させる工程と、
前記フランジ部にレーザ光を照射し、前記フランジ部と前記第2部材とをレーザ溶着させる工程と、
を含む
ことを特徴とする接合構造体の製造方法。
(2) アルミニウム系材料またはマグネシウム系材料の押出材からなり、本体部に対して隙間をあけてフランジ部が設けられた第1部材と、
樹脂材料からなり、前記第1部材の前記本体部と前記フランジ部との隙間に嵌合され、前記フランジ部とレーザ溶着された第2部材と、
を有する接合構造体。
図1は、本発明の実施形態に係る接合構造体の斜視図である。図2は、図1におけるA−A断面図である。
図3は、第1部材となる押出材の斜視図である。図4は、押出材から形成された第1部材の斜視図である。図5及び図6は、接合構造体の製造方法を説明する作製途中の接合構造体の斜視図である。
図7は、接合構造体から構成されたバッテリーケースの一部を断面視した斜視図である。
(1) 本体部に対して長手方向にわたって隙間をあけてフランジ部が設けられたアルミニウム系材料またはマグネシウム系材料の押出材からなる第1部材と、樹脂材料からなる第2部材と、を接合する接合構造体の製造方法であって、
前記第1部材の前記隙間に前記第2部材を嵌合させる工程と、
前記フランジ部にレーザ光を照射し、前記フランジ部と前記第2部材とをレーザ溶着させる工程と、
を含む
ことを特徴とする接合構造体の製造方法。
この構成によれば、機械接合法では接合が困難な、アルミニウム系材料またはマグネシウム系材料の押出材からなる第1部材と樹脂材料からなる第2部材とを、別個の接合部材等を用いることなく容易に接合させることができる。しかも、第2部材が接合される第1部材として押出材を用いるので、専用品を用いる場合と比較して汎用性が高く、コストを削減できる。
また、第1部材のフランジ部にレーザ光を照射することで、短時間に第1部材に第2部材をレーザ溶着させることができるので、樹脂材料からなる第2部材への熱の影響を極力抑え、しかも、イニシャルコスト及びランニングコストをともに抑えることができる。これにより、高品質な接合構造体を低コストに製造することができる。
しかも、第1部材のフランジ部と第2部材とをレーザ溶着させることで、シール部材等の別部材を用いることなく、第1部材と第2部材との間のシール性を容易に確保できる。
ことを特徴とする(1)に記載の接合構造体の製造方法。
この構成によれば、押出材の中空部を形成する壁部の一部を長手方向にわたって除去することにより、フランジ部が設けられた第1部材を容易に得ることができる。しかも、第1部材となる押出材として単純な断面形状で押出成形することができるので、押出成形時における変形を抑えて品質を高めることができる。
ことを特徴とする(1)または(2)に記載の接合構造体の製造方法。
この構成によれば、レーザ光の熱によって第1部材のフランジ部と第2部材とを良好に化学的に結合させて接合力及びシール性を高めることができる。
ことを特徴とする(1)から(3)のいずれか一つに記載の接合構造体の製造方法。
この構成によれば、第1部材のフランジ部と第2部材とを安定してレーザ溶着させることができ、これにより、第1部材と第2部材とを良好なシール性を確保しつつ接合させることができる。
樹脂材料からなり、前記第1部材の前記本体部と前記フランジ部との隙間に嵌合され、前記フランジ部とレーザ溶着された第2部材と、
を有する接合構造体。
この構成によれば、機械接合法では接合が困難な、アルミニウム系材料またはマグネシウム系材料の押出材からなる第1部材と樹脂材料からなる第2部材とが、別個の接合部材等を用いることなく容易に接合される。しかも、第2部材が接合された第1部材として押出材が用いられているので、専用品を用いる場合と比較して汎用性が高く、コストを削減できる。
また、第1部材のフランジ部にレーザ光を照射して短時間に第1部材に第2部材を接合させることが可能であるので、製造する際の樹脂材料からなる第2部材への熱の影響が極力抑えられ、しかも、イニシャルコスト及びランニングコストがともに抑えられる。これにより、低コストで高品質な接合構造体とすることができる。
しかも、第1部材のフランジ部と第2部材とがレーザ溶着されているので、シール部材等の別部材を用いることなく、第1部材と第2部材との間のシール性が確保された接合構造体とすることができる。
ことを特徴とする(5)に記載の接合構造体。
この構成によれば、レーザの熱によって第1部材のフランジ部と第2部材とが良好に化学的に結合されて接合力及びシール性が高められた接合構造体とすることができる。
ことを特徴とする(5)または(6)に記載の接合構造体。
この構成によれば、第1部材のフランジ部と第2部材とが安定してレーザ溶着され、第1部材と第2部材とが良好なシール性が確保されて接合された接合構造体とすることができる。
10A 押出材
16 中空部
20 本体部
30 フランジ部
40 第2部材
100 接合構造体
G 隙間
Lw レーザ光
L フランジ部の長さ
W フランジ部の幅
Claims (7)
- 本体部に対して長手方向にわたって隙間をあけてフランジ部が設けられたアルミニウム系材料またはマグネシウム系材料の押出材からなる第1部材と、樹脂材料からなる第2部材と、を接合する接合構造体の製造方法であって、
前記第1部材の前記隙間に前記第2部材を嵌合させる工程と、
前記フランジ部にレーザ光を照射し、前記フランジ部と前記第2部材とをレーザ溶着させる工程と、
を含む
ことを特徴とする接合構造体の製造方法。 - 少なくとも一つの中空部が長手方向に沿って形成された押出材に対して、前記中空部を形成する壁部の一部を長手方向にわたって除去することにより、前記押出材を前記フランジ部が設けられた前記第1部材とする工程を含む
ことを特徴とする請求項1に記載の接合構造体の製造方法。 - 前記第2部材として、極性官能基を有する樹脂材料からなる部材を用いる
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の接合構造体の製造方法。 - 前記フランジ部の幅Wが5mm以上、長さLが15mm以上であって、幅Wと長さLの比L/Wを3以上50以下とすることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の接合構造体の製造方法。
- アルミニウム系材料またはマグネシウム系材料の押出材からなり、本体部に対して隙間をあけてフランジ部が設けられた第1部材と、
樹脂材料からなり、前記第1部材の前記本体部と前記フランジ部との隙間に嵌合され、前記フランジ部とレーザ溶着された第2部材と、
を有する接合構造体。 - 前記第2部材は、極性官能基を有する樹脂材料からなる
ことを特徴とする請求項5に記載の接合構造体。 - 前記フランジ部は、幅Wが5mm以上、長さLが15mm以上であって、幅Wと長さLの比L/Wが3以上50以下とされていることを特徴とする請求項5または請求項6に記載の接合構造体。
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JP2019091669A JP2020185718A (ja) | 2019-05-14 | 2019-05-14 | 接合構造体の製造方法及び接合構造体 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002178189A (ja) * | 2000-12-19 | 2002-06-25 | Mitsubishi Alum Co Ltd | 溶接継手構造 |
JP2008208296A (ja) * | 2007-02-28 | 2008-09-11 | Toyobo Co Ltd | レーザー溶着用樹脂組成物およびそれを用いた成形体 |
WO2017169998A1 (ja) * | 2016-03-30 | 2017-10-05 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 接合構造 |
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2019
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JP2008208296A (ja) * | 2007-02-28 | 2008-09-11 | Toyobo Co Ltd | レーザー溶着用樹脂組成物およびそれを用いた成形体 |
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