JP2020185511A - 反応装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】安定した反応条件下で原料液と酸化ガスとの酸化反応を効率よく進行させる反応装置を提供する。【解決手段】原料物質と酸化剤とを接触させて酸化反応を進行させるための反応装置1aは、反応容器10と、前記原料物質を含む原料液を供給するための原料液供給部11と、酸化剤を含む酸化ガスを供給するための酸化ガス供給部12と、原料液に対して、酸化ガスの微細気泡を分散供給する微細気泡形成部121と、原料液と酸化ガスとの混合流体を複数の流通路211に分けて流通させるための流路形成部材21と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、原料物質と酸化剤とを接触させて酸化反応を進行させる技術に関する。
気体と液体とを接触させて反応を進行させる気液二相系の反応装置として、気泡塔反応器が知られている。気泡塔反応器においては、気液接触面積(a)を増大させるほど、物質移動容量係数(ka)を大きくして反応速度を向上させることが期待できる(kは液境膜移動係数)。
一方、液体に含まれる原料物質と、酸化ガス(酸化剤)とを反応させる酸化反応においては、可燃性混合気の形成や反応時の発熱の課題などを解決する必要がある。
特許文献1には、加圧水ポンプから供給された加圧水とガスコンプレッサーから供給された溶解ガスとを加圧溶解タンクで混合した後、気泡塔反応器内に設け有られたリリーサーより放出してマイクロナノバブルを発生させる技術が記載されている。
しかしながら特許文献1には、気泡塔反応装置にて酸化反応を実施する際の問題を解消しつつ、当該反応の反応速度を向上させる技術は記載されていない。
中国特許出願公開第106622045号明細書
本発明は、このような背景の下になされたものであり、安定した反応条件下で原料液と酸化ガスとの酸化反応を効率よく進行させる技術を提供する。
本発明の反応装置は、原料物質と酸化剤とを接触させて酸化反応を進行させるための反応装置において、
前記酸化反応を進行させる反応容器と、
前記反応容器に対し、前記原料物質を含む原料液を供給するための原料液供給部と、
前記反応容器に対し、前記酸化剤を含む酸化ガスを供給するための酸化ガス供給部と、
前記原料液に対して、前記酸化ガスの微細気泡を分散供給して、前記反応容器内に前記原料液と酸化ガスとの混合流体を流通させるための微細気泡形成部と、
前記混合流体を複数の流通路に分けて流通させるための流路形成部材と、を備えることを特徴とする。
前記反応装置は以下の特徴を備えていてもよい。
(a)前記微細気泡形成部は、前記原料液に対して、平均気泡径が100μm以下の範囲内の前記酸化ガスの微細気泡を分散供給すること。
(b)前記流路形成部材は、前記流通路である複数の孔部が形成された多孔板であり、前記反応容器内には、前記混合流体の流れ方向に沿って、複数の前記多孔板が互いに間隔を開けて設けられていること。前記多孔板の孔部を流通した後の前記混合流体を冷却するための冷却部を備えたこと。
(c)前記流路形成部材は複数の反応管であり、各反応管が前記反応容器を構成すること。前記複数の反応管を収容すると共に、これらの反応管の内部とは区画されたシェル空間を形成するシェル型容器を備え、前記シェル空間内に冷却液を流通させることにより、前記混合流体の冷却を行うこと。前記反応容器内には、前記酸化反応を進行させるための固体触媒が充填されていること。
(d)前記原料液は、前記酸化反応を進行させるための触媒物質を含むこと。
本発明は、原料液に酸化ガスを微細気泡の状態で分散させた混合流体を用いて酸化反応を進行させる際に、混合流体を複数の流通路に分けて流通させる流路形成部材を用いることにより、酸化反応の反応条件の安定化や反応性向上に適した処理を実施することができる。
第1の実施の形態に係る反応装置の構成図である。 第2の実施の形態に係る反応装置の構成図である。 固体触媒を用いる反応装置の構成例である。 冷却コイルを備えた反応装置の構成例である。 変形例に係る反応装置の構成例である。
実施の形態に係る反応装置である気泡塔反応器1a〜1eについて説明する前に、従来、気泡塔反応器にて原料液と酸化ガスとの酸化反応を実施する上での問題点について説明しておく。
背景技術にて説明したように、気液二相系の反応は、気液接触面積を増大させるほど、反応速度を向上させることが期待できる。そこで、原料液の液相への酸化ガスの吹込み量を増大させて空塔速度を上昇させれば、従来の気泡塔反応器においても容易に酸化反応の効率を向上させることが可能であったようにも思える。
しかしながら、酸化ガスの吹込み量を増大させると、未反応の酸化ガスの濃度も増加してしまうため、気泡塔反応器の上部の気相部で可燃性混合気が形成されるおそれが生じる。このため、可燃性混合気対策を講じなくてはならない。
また、より多くの酸化ガスを吹き込むことにより、液相の撹拌が促進され、気泡塔反応器内が完全混合に近い流動状態になってしまう場合が多い。未反応の原料物質及び酸化ガスと、反応生成物とが均一に混合された完全混合状態は、流れ方向に沿って次第に反応生成物の濃度が変化していくピストン流れと比較して、反応転化率が低下する。
さらには、酸化反応は大きな発熱を伴うため、除熱処理が必要となる場合がある。この点について、気泡塔反応器に対して徐熱機構を設ける場合には、均一な気液混合状態を維持しながら徐熱を行う必要があるなど、酸化反応を実施する気泡塔反応器に特有の課題がある。
本願の発明者らは、原料液に対して微細気泡の状態で酸化ガスを供給し、その混合流体を複数の流通路に分けて流通させることにより、上述の各課題に応じた対策を講じつつ、酸化反応を進行させることが可能となることを見出した。
以下、図1〜図5を用いて各例に係る気泡塔反応器1a〜1eの構成について説明する
ここでは、酸化反応の一つとして、原料物質であるアセトアルデヒドと酸化剤である酸素を含む酸素ガスとを接触させて、酢酸を生成する下記(1)式の酸化反応を進行させる例を挙げて説明する。
CHCHO+1/2O→CHCOOH …(1)
はじめに、図1を参照しながら第1の実施の形態に係る気泡塔反応器1aの構成を説明する。
本例の気泡塔反応器1aは、塔状の反応塔10の下部側に原料液供給部である原料液供給配管11と、酸化ガス供給部である酸化ガス供給配管12とを接続し、反応塔10の上部側に生産液抜出配管13とガス抜出配管14とを接続した構成となっている。さらに反応塔10内には、その高さ方向に沿って、流路形成部材である複数の多孔板21が、互いに間隔を開けて設けられている。
例えば気泡塔反応器としては、直径が数cmの小型の装置から、液容量が100mを超える大型の工業装置が実用化されている。
原料液供給配管11は、最下段の多孔板21の下方側の空間へ向けて原料液を供給する。既述の(1)式の場合、原料液として、原料物質であるアセトアルデヒドと、希釈液である酢酸との混合液を供給する場合を例示できる。また、原料液には、酸化反応を進行させるための触媒物質を均一触媒として含んでいてもよい。
酸化ガス供給配管12は、最下段の多孔板21の下方側の空間へ向けて酸化ガスを供給する。既述の(1)式の場合、酸化ガスとして、酸素ガスを供給する場合を例示できる。
反応塔10に対する酸化ガス供給配管12の接続位置から、当該反応塔10の内部空間へ向けて、本例の微細気泡形成部であるマイクロバブル発生装置121が挿入されている。マイクロバブル発生装置121は、原料液供給配管11から反応塔10内に供給された原料液に対して、酸化ガスを微細気泡の状態で供給する。
原料液に供給される微細気泡は、微細気泡同士が互いに合一しにくく、また各微細気泡に働く浮力を十分に小さく抑えることができればその気泡径範囲に特段の限定はない。
本例のマイクロバブル発生装置121は、平均気泡径が100μm以下のマイクロバブルと呼ばれる気泡径分布を持つ微細気泡を形成することができる。マイクロバブルの平均気泡径に特段の下限値はない。マイクロバブルは、例えば平均気泡径が1μm未満のウルトラファインバブルであってもよい。
マイクロバブル発生装置121の構成としては、先端部が封止された管状の多孔質体を用いる場合を例示できる。多孔質体の構成材料としては、セラミクス、多孔質ガラス、焼結金属を挙げることができる。
複数の多孔板21は、原料液供給配管11からの原料液の供給位置、及びマイクロバブル発生装置121からの酸化ガスの供給位置と、生産液抜出配管13との間の高さ範囲内に設けられる。これらの多孔板21は、反応塔10の下部側から上部側へ向かう混合流体の流れと交差する向きに、予め設定された間隔を開けて配置される。多孔板21の設置枚数に特段の限定は無いが、反応塔10の高さや原料物質の設計上の反応転化率などに応じて、数枚〜数十枚の多孔板21が設けられる。
各多孔板21には、例えば1mm〜20mm程度の直径を有する複数の孔部211が形成されている。各孔部211は、混合流体の流通路を構成する。各多孔板21に形成される孔部211の数に特段の限定は無いが、多孔板21全体面積に対する孔部211の開口面積の合計値の比を示す開口率が1〜40%の範囲内の値となるように、孔部211の開口径や開口数を調節する場合を例示できる。
最上段の多孔板21の上方側には、反応塔10内で原料液と酸化ガスとが反応して得られた生産液を抜き出す生産液抜出配管13と、反応塔10の頂部から排出ガスを抜き出すガス抜出配管14とが接続されている。
既述の(1)式の場合は、酸化反応により酢酸濃度が高くなったアセトアルデヒド−酢酸の混合液が生産液として抜き出される。また、排出ガスとしては、未反応の酸化ガス(酸素ガス)が抜き出される。
さらに本例の気泡塔反応器1aには、酸化反応が進行する際に発生する反応熱を除去するための冷却部が設けられている。本例の冷却部は、反応塔10の側壁面を覆うように、冷却水(冷却液)が流通するジャケットを配置したジャケット式冷却器3として構成されている。
本例のジャケット式冷却器3においては、下部側に接続された冷却水供給部31から冷却水が供給され、ジャケット式冷却器3内に形成された不図示の流路に沿って冷却水が流通することにより、反応塔10の側壁面を介して内部の混合流体が冷却される。反応塔10の塔径が大きく、ジャケット式冷却器3による側壁面からの冷却だけでは反応熱の除熱が不十分な場合には、後述する図4のように液中にコイル型冷却器3aを設置してもよい。
以上に説明した構成を備える気泡塔反応器1aにおいて、原料液供給配管11から供給された原料液にマイクロバブル発生装置121から供給された酸化ガスの微細気泡が吹きこまれると、原料液と酸化ガスとの混合流体が形成される。この混合流体においては、各気泡の界面にて原料液と酸化ガスとが接触し、原料液に含まれる原料物質の酸化反応が進行する。
このとき、例えばミリメートルオーダーの酸化ガス気泡(ミリバブル)を供給する場合と比較して、微細気泡全体の気液接触面積(a)は大きくなるので、物質移動容量係数(ka)を増大させて酸化反応の反応速度を向上させることができる。
混合流体は、その内部にて気液接触に伴う酸化反応が進行しつつ、反応塔10内を下部側から上部側へ向けて流れていく。そして、多孔板21の配置位置に到達すると、混合流体は流通路である複数の孔部211に分かれて各孔部211を流通した後、多孔板21の上面側にて合流する。このように、互いに間隔を開けて配置された複数の多孔板21を通過する際に、混合流体の分岐と、合流とが繰り返される。
このとき、各多孔板21の各段にて混合流体が分岐・合流することに伴い、上下に隣り合って配置された2枚の多孔板21に挟まれた空間(以下「反応段」と呼ぶ)と、隣り合う反応段との間での逆混合が抑制され、ピストン流れに近い濃度分布を形成することができる。この結果、多孔板21が設けられていない反応塔10(単一空間)内にて原料液と酸化ガスの微細気泡との混合流体を形成し、酸化反応を進行させる場合に比べて、原料物質から反応生成物への反応転化率を向上させることが可能となる。
各多孔板21を通過しつつ、酸化反応の進行に伴って発生する反応熱は、反応塔10の外面側に設けられたジャケット式冷却器3により除去される。
また既述のように、気泡塔反応器1aにて酸化反応を進行させる場合には、可燃性混合気の形成の課題を解決する必要がある。この点、マイクロバブルなどの微細気泡は、気泡同士が合一しにくい状態となっている。この結果、ミリバブルと比較して、各多孔板21の下面に大きな気体溜まりが形成されにくい。各気泡は微細気泡の状態を保ったまま混合流体の流れに乗って、反応塔10内を下方側から上方側へと流れる。仮に微細気泡内に可燃性混合気が形成され、燃焼反応が進行したとしても、各微細気泡が極めて小さいため、燃焼に伴い発生するエネルギーも小さく、燃焼が伝播することはない。
そして、微細気泡は、反応塔10の上部側に形成された気体溜まりと混合流体との自由界面に到達すると、弾けて未反応の酸化ガスが放出される。気泡が排出された液体(生産液)は、生産液抜出配管13を介して外部へ抜き出される。また、気体溜まり内の気体はガス抜出配管14を介し、排出ガスとして外部へ排出される。なお、微細気泡が合一して気体溜まりを形成しにくい場合は、後述する図2に示すように混合流体のまま気泡塔反応器1bから抜出し、気泡塔反応器1bの下流に設置される気液分離器(図示していない)内で気体と液体とに分離すればよい。また、気体溜まり内における可燃性混合気の形成を抑えるため、当該気体溜まりへ向けて窒素ガスなどの不活性ガスを供給してもよい。
図1に示す気泡塔反応器1aによれば、原料液に対し、微細気泡の状態で酸化ガスを供給することにより、物質移動容量係数(ka)を大きくして反応速度を向上させることができる。
さらに、流通路である複数の孔部211が形成された多孔板21を用い、混合流体の分岐・混合を繰り返すことにより、ピストン流れに近い状態を形成し反応転化率を向上させることができる。また、このとき酸化ガスが微細気泡の状態で供給されていることにより、多孔板21の下面側における可燃性混合気の気体溜まりの形成を抑えることができる。
さらに、微細気泡を使用することにより、多孔板21の設計が容易になる。具体的には、従来、多孔板21の孔径は、使用するバブル径を考慮して気体溜まりが形成されないように圧力損失を小さくする必要があるため、整流効果が不十分になりやすい。これに対して、微細気泡を使用することで気体溜まりの形成を抑えることができると共に整流効果を得られるので、多孔板21に対する設計の自由度が向上する。
次いで、図2を参照しながら第2の実施の形態に係る気泡塔反応器1bの構成を説明する。
本例の気泡塔反応器1bは、既述の気泡塔反応器1aと同様に構成された反応塔10内の下部側及び上部側の位置に各々固定管板221を配置し、これら固定管板221を繋ぐように、反応塔10の高さ方向に延びる反応管22を複数設けた構成となっている。
図2の気泡塔反応器1bにおいては、反応塔10の底部に原料液供給配管11が接続され、原料液供給配管11における原料液の吐出口と、下部側の固定管板221との間の高さ位置にマイクロバブル発生装置121が配置されている。一方、反応塔10の頂部には生産液を含む混合流体が抜き出される生産液抜出配管13が接続されている。
各反応管22は外径が10mm〜60mm程度の直管により構成され、反応塔10の直径に応じて数本〜数百本設けられる。本例の気泡塔反応器1bにおいては、反応管22の内部にて酸化反応を進行させるので、反応管22それぞれが反応容器を構成している。また本例において、複数の反応管22は、混合流体が分かれて流通する流通路を形成する流路形成部材に相当している。
上下の固定管板221に挟まれた領域における反応塔10(シェル型容器)内の空間は、各反応管22の内部とは区画されたシェル空間30を構成している。この反応塔10に向けて冷却水供給部31から冷却水を供給することにより、各反応管22内における酸化反応の進行に伴い発生する反応熱を除去し、混合流体の温度上昇を抑えることができる。
以上に説明した構成を備える気泡塔反応器1bにおいて、原料液供給配管11から供給された原料液に対し、マイクロバブル発生装置121から供給された酸化ガスの微細気泡が吹きこまれると、原料液と酸化ガスとの混合流体が形成される点は、図1を用いて説明した気泡塔反応器1aと同様である。
混合流体が下部側の固定管板221の配置位置に到達すると、複数の反応管22へと分かれて流れ込み、これらの反応管22の内部で酸化反応が進行する。酸化反応に伴い発生する反応熱は、各反応管22の外面側に形成されたシェル空間30を流通する冷却水により除去される。
本例の気泡塔反応器1bにおいても、微細気泡の供給に伴う物質移動容量係数(ka)の増大により、酸化ガスのミリバブルを供給する場合と比較して、酸化反応の反応速度を向上させることができる。
酸化ガスを微細気泡として供給する場合は、低い空塔速度であっても、ミリバブルを供給する場合と同等のkaを得ることができるため、空塔速度を上げる必要が無い。またマイクロバブルなどの微細気泡は、各気泡に働く浮力が小さいため、ミリバブルと比較して、気泡自体が混合流体を撹拌する作用が小さい。このため、各反応管22内を下部側から上部側へ向けて流通する混合流体を上下方向に撹拌する作用が小さく、ピストン流れに近い流動状態を形成することができる。この結果、酸化ガスのミリバブルを含んだ混合流体を反応管22に供給する場合と比較して、反応転化率を向上させることができる。
また、既述のように微細気泡は、混合流体の流れに乗って各反応管22へと供給されるため、一部の反応管22に偏って気泡が流れ込む偏流が発生しにくい。この結果、複数の反応管22にて進行する酸化反応のばらつきを抑え、均一に反応を進行させることができる。
図2に示す気泡塔反応器1bにおいても、原料液に対し、微細気泡の状態で酸化ガスを供給することにより、物質移動容量係数(kLa)を大きくして反応速度を向上させることができる。
さらに、流通路である複数の反応管22を用い、微細気泡の状態で酸化ガスを供給することにより、ピストン流れに近い状態を形成し反応転化率を向上させることができる。この結果、ミリバブルを利用する場合と比較して、転化率の向上、反応管22の小型化または処理量の増大を図ることができる点は、図1の気泡塔反応器1aと同様である。
図3は、反応管22内に固体触媒4を充填した不均一触媒系の例を示している。反応管22内には、例えばペレット状に成型した固体触媒4が充填される。反応管22の下端側及び上端側の開口部には、ペレットよりもメッシュ径の小さな金網212を配置することなどにより、反応管22からの固体触媒4の流出を抑えることができる。
ここで、混合流体を冷却する手法は、図1に示す反応塔10の側壁面を覆うように設けたジャケット式冷却器3や、図2に示す複数の反応管22を収容するシェル空間30に冷却水を流通する手法に限定されない。
例えば図4に示す気泡塔反応器1dのように、上下の多孔板21に挟まれた空間(反応段)にコイル型冷却器3aを設け、冷却水供給部31から供給された冷却水により、当該反応段内の混合流体を冷却してもよい。
図5に示す気泡塔反応器1eは、反応塔10の高さ方向に沿って、多孔板21と複数の反応管22とを交互に配置した変形例を示している。このように、混合流体を複数の流通路に分ける流路形成部材(多孔板21や反応管22)を適宜配置することにより、多孔板21を用いた混合流体の撹拌混合や、反応管22、シェル空間30を用いた冷却などの所望の処理を実施することができる。
また、図1〜図5を用いて説明した各気泡塔反応器1a〜1eでは、多孔質体を用いて微細気泡を形成するマイクロバブル発生装置121の例を示したが、微細気泡形成部の構成はこの例に限定されない。
例えば原料液の流れ方向に対して、旋回流を形成するように接線方向に酸化ガスを合流させる、旋回流式のマイクロバブル発生装置を用いて微細気泡を形成してもよい。
また、上述の各気泡塔反応器1a〜1eを用いて実施する酸化反応は、既述の(1)式の例に限定されない。例えばクメンの酸化によるクメンヒドロペルオキシド(フェノール及びアセトンを製造する際の中間物質)の製造、ブタンの酸化による酢酸やメチルエチルケトンの製造、トルエンの酸化による安息香酸の製造、アルコールの酸化によるアルデヒドやケトンの製造などの各種酸化反応に、本例の気泡塔反応器1a〜1eは適用することができる。
また、ニトロ基を有する有機化合物(R−NO)から、アミノ基を有する有機化合物(R−NH)を得たり、芳香族炭化水素やオレフィンから飽和炭化水素を得るなどの水素化反応に上記気泡塔反応器1a〜1eを用いることを禁止するものではない。
(参考例1)(単管式微細気泡反応塔)
内径45.3mm、外径48.6mmの内管、内径57.2mm、外径60.5mmの外管からなる長さ1.0mの二重管型の気泡塔反応器を用いた。内管下部から触媒として0.2wt%の酢酸コバルトを溶解した15.5wt%のアセトアルデヒドと84.5wt%の酢酸とを混合した原料液(温度30℃)を、毎時4.7L供給した。
この原料液に対し、多孔質体微細気泡発生スパージャー(微細気泡形成部)から酸化ガスとして毎分1.24NLの酸素ガス(100vol%)を供給した。このとき生成した微細気泡の平均気泡径は約50μm程度である。また、外管と内管の間には冷却液として水を供給した。
反応器出口液(生産液)を分析したところ、アセトアルデヒドが酢酸に酸化された転化率は25.8%であった。また、生産液の温度は65℃であった。
(実施例1)(図1の気泡塔反応器1aに対応する例)
内径45.3mm、外径48.6mmの内管、内径57.2mm、外径60.5mmの外管からなる長さ1.0mの二重管型の気泡塔反応器1aを用い、内管の長さ方向250mmごとに孔径5mm、開口率20%の多孔板を3枚挿入した。
内管下部から触媒として0.2wt%の酢酸コバルトを溶解した15.5wt%のアセトアルデヒドと84.5wt%の酢酸とを混合した原料液(温度30℃)を、毎時4.7L供給した。この原料液に対し、多孔質体微細気泡発生スパージャー(マイクロバブル発生装置121)から酸化ガスとして毎分1.24NLの酸素ガス(100vol%)を供給した。このとき生成した微細気泡の平均気泡径は約50μm程度である。また、外管と内管の間には冷却液として水を供給した。
反応器出口液(生産液)を分析したところ、アセトアルデヒドが酢酸に酸化された転化率は28.1%であった。また、生産液の温度は71℃であった。
(実施例2)(図2の気泡塔反応器1bに対応する例)
反応管22として外径19mm、内径15.8mm、有効長さ1.0mの直管を8本備え、シェル外径114.3mmの多管式の気泡塔反応器1bを使用した。反応器下部管板の下から触媒として0.2wt%の酢酸コバルトを溶解した15.5wt%のアセトアルデヒドと84.5wt%の酢酸とを混合した原料液(温度30℃)を、毎時4.7L供給した。この原料液に対し、多孔質体微細気泡発生スパージャー(マイクロバブル発生装置121)から酸化ガスとして毎分1.24NLの酸素ガス(100vol%)を供給した。このときに生成した微細気泡の平均気泡径は約50μm程度である。また、シェルには冷却液として水を流した。
反応器出口液(生産液)を分析したところ、アセトアルデヒドが酢酸に酸化された転化率は30.2%であった。また、生産液の温度は35℃であった。
(比較例1)(ミリバブル気泡反応塔)
内径45.3mm、外径48.6mmの内管、内径57.2mm、外径60.5mmの外管からなる長さ1.0mの二重管型の気泡塔反応器を用いた。内管下部から触媒として0.2wt%の酢酸コバルトを溶解した15.5wt%のアセトアルデヒドと84.5wt%の酢酸とを混合した原料液(温度30℃)を、毎時4.7L供給した。この原料液に対し、開口径が1mmの孔を3個有するスパージャーから、酸素ガスとして毎分1.24NLの酸素ガス(100vol%)を供給した。このとき生成した気泡の平均気泡径は約5mm程度である。また、外管と内管の間には冷却液として水を供給した。
反応器出口液(生産液)を分析したところ、アセトアルデヒドが酢酸に酸化された転化率は16.6%であった。また、生産液の温度は53℃であった。
上記実施形態では、酸化剤として酸素ガスを使用した場合について説明したが、酸化剤として、空気や酸素富化空気などを使用してもよい。
1a〜1e 気泡塔反応器
10 反応塔
11 原料液供給配管
12 酸化ガス供給配管
121 マイクロバブル発生装置
21 多孔板
211 孔部
22 反応管

Claims (8)

  1. 原料物質と酸化剤とを接触させて酸化反応を進行させるための反応装置において、
    前記酸化反応を進行させる反応容器と、
    前記反応容器に対し、前記原料物質を含む原料液を供給するための原料液供給部と、
    前記反応容器に対し、前記酸化剤を含む酸化ガスを供給するための酸化ガス供給部と、
    前記原料液に対して、前記酸化ガスの微細気泡を分散供給して、前記反応容器内に前記原料液と酸化ガスとの混合流体を流通させるための微細気泡形成部と、
    前記混合流体を複数の流通路に分けて流通させるための流路形成部材と、を備えることを特徴とする反応装置。
  2. 前記微細気泡形成部は、前記原料液に対して、平均気泡径が100μm以下の範囲内の前記酸化ガスの微細気泡を分散供給することを特徴とする請求項1に記載の反応装置。
  3. 前記流路形成部材は、前記流通路である複数の孔部が形成された多孔板であり、前記反応容器内には、前記混合流体の流れ方向に沿って、複数の前記多孔板が互いに間隔を開けて設けられていることを特徴とする請求項1に記載の反応装置。
  4. 前記多孔板の孔部を流通した後の前記混合流体を冷却するための冷却部を備えたことを特徴とする請求項3に記載の反応装置。
  5. 前記流路形成部材は複数の反応管であり、各反応管が前記反応容器を構成することを特徴とする請求項1に記載の反応装置。
  6. 前記複数の反応管を収容すると共に、これらの反応管の内部とは区画されたシェル空間を形成するシェル型容器を備え、前記シェル空間内に冷却液を流通させることにより、前記混合流体の冷却を行うことを特徴とする請求項5に記載の反応装置。
  7. 前記反応容器内には、前記酸化反応を進行させるための固体触媒が充填されていることを特徴とする請求項5に記載の反応装置。
  8. 前記原料液は、前記酸化反応を進行させるための触媒物質を含むことを特徴とする請求項1に記載の反応装置。
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