JP2020185200A - コネクタを用いたドレナージ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】各カテーテルを取り外すことなく、吸引具での吸引、電動の吸引器での吸引どちらも可能なコネクタ、ドレナージ装置、ドレナージ装置の使用方法を提供する。【解決手段】流体を通す複数のカテーテルの端部を接続するカテーテル用のコネクタ1であって、コネクタは、主管2内、第一分岐管10内、第二分岐管20内にはそれぞれ流路が形成されており、かつ、これらの各流路が連通し、第一分岐管及び第二分岐管が前記コネクタの主管から斜め方向に分岐し、第一分岐管の自由端部10a及び第二分岐管の自由端部20aに着脱自在の閉塞具15、16を備えたことを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、患者の体内に貯留した排液を体外に排出するドレナージ用のコネクタ及びそれを用いたドレナージ装置、その使用方法に関する。
胃管カテーテルを装着した患者の胃腔内に貯留した排液を吸引し、その排液を排液バッグに排出する排液処理が広く行われている。この患者の胃腔内の排液を取り去る手段としては、体腔の内圧等を利用した自然排出法によるものと、陰圧を発生する吸引器等を用いて持続的な吸引を行う吸引排出法とがある。この吸引排出法には、手動の注射器等の吸引具を用いて行う方法と、電動の吸引器を用いて行う場合に分けられる。
一般的な吸引排出法の排液処理の構成としては、患者に装着した胃管カテーテルをコネクタで分岐させ、一方は排液バックへ、もう一方は吸引具又は吸引器に連結されて排液の吸引処理が行われるが、このコネクタは二股のものが使用されている。従来例として、患者に装着した胃管カテーテルを分岐させる二股のコネクタである二連弁体剛性容器を使用し、かつ、吸引具を用いて体液吸引する考案として文献1がある。
文献1は、体液吸引排出装置に係る考案であり、その内容は、3個の筒状開口部を有する二連弁体部剛性容器の上記開口部の中の1個の開口部(A)の内側に、外部より液体の流入を許容し、外部への流出を阻止する逆止弁を設けるとともに、他の1個の開口部(B)の内側には、外からの流体の流入を阻止し、内部からの流出を許容する逆止弁を設け、さらに他の1個の開口部(C)には注射筒のチップが気密に嵌合するアダプターを配してなる二連弁体剛性容器に注射筒を組込んだ吸引ポンプ組立体と、上記開口部(A)に直接あるいは延長チューブを介して連結される留置針と、他の開口部(B)に排液輸送のための接続チューブとからなることを特徴とするものである。
実開昭62−84435号公報
医療現場においては、排液の吸引に関し、注射器を用いて胃腔内へ洗浄剤等を注入した後、胃腔内の排液の吸引排出を行う他、吸引器を用いて胃腔内の排液の吸引を行うことがあり、吸引具と吸引器を適宜選択して使用することがある。例えば、吸引器で排液を吸引した後に注射器で排液を吸引するような場合は、上記二連弁体剛性容器のような二股のものを利用すると、吸引するための開口部(C)が一つしかないため、吸引器に接続したカテーテルをコネクタの接続口から外し、替りに注射器をコネクタの接続口に接続して吸引することとなるが、カテーテルを外した際に吸引器に接続したそのカテーテルから垂れ落ちる排液によって周辺が汚染される場合も考えられる。
そこで、本発明の目的は、各カテーテルを取り外すことなく、吸引具での吸引、電動の吸引器での吸引どちらも可能なコネクタ、ドレナージ装置、ドレナージ装置の使用方法を提供する。
請求項1の発明は、流体を通す複数のカテーテルの端部を接続するカテーテル用のコネクタであって、コネクタは、主管、第一分岐管、第二分岐管と、からなり、主管内、第一分岐管内、第二分岐管内にはそれぞれ流路が形成されており、かつ、これらの各流路が連通し、第一分岐管及び第二分岐管がコネクタの前記主管から斜め方向に分岐し、第一分岐管の自由端部及び第二分岐管の自由端部に着脱自在の閉塞具を備えたことを特徴としたコネクタである。
請求項2の発明は、第一分岐管及び第二分岐管は、コネクタの主管の本体部の際に配置されたことを特徴とした、請求項1に記載のコネクタである。
請求項3の発明は、主管と第一分岐管及び第二分岐管との間の角度を25度以上45度以下としたことを特徴とした、請求項1又は請求項2に記載のコネクタである。
請求項4の発明は、第一分岐管の長手方向の長さと、第二分岐管の長手方向の長さとの比が、1対0.5から1までであることを特徴とした、請求項1乃至請求項3に記載のうちいずれか一に記載のコネクタである。
請求項5の発明は、第一分岐管の接続口の内径が主管の後端部の接続口の内径及び第二分岐管の接続口の内径よりも大きいことを特徴とした、請求項1乃至請求項4に記載のうちいずれか一に記載のコネクタである。
請求項6の発明は、第一分岐管の流路が自由端部から基端部に向かって収斂し、第二分岐管の流路が基端部から自由端部に向かって収斂することを特徴とした、請求項1乃至請求項5に記載のうちいずれか一に記載のコネクタである。
請求項7の発明は、主管には、円錐台状の突起部が大小複数個積層されたニップル部を備え、突起部と突起部との間に一部空隙を設けることを特徴とした、請求項1乃至請求項6に記載のうちいずれか一に記載のコネクタである。
請求項8の発明は、患者の体内に挿入する胃管カテーテルと、後端部に排液バッグが取り付けられている排液チューブと、吸引具で排液を吸引するための吸引チューブと、請求項1乃至請求項7に記載のうちいずれか一に記載のコネクタと、を備えたドレナージ装置であって、胃管カテーテルの後端部とコネクタの先端部が接続され、コネクタの後端部と排液チューブの先端部が接続され、第二分岐管の自由端部と吸引チューブの他端部が接続されたことを特徴としたドレナージ装置である。
請求項9の発明は、請求項8に記載のドレナージ装置を用いたドレナージ装置の使用方法であって、胃管カテーテルの途中に備える鉗子と、排液チューブの途中に備えるクランプと、第一分岐管と接続する吸引具と、を備え、クランプを閉じることによって排液チューブを閉塞した状態で、吸引具で排液を吸引するステップと、鉗子を閉じることによって胃管カテーテルを閉塞し、かつ、クランプを開くことによって排液チューブを開放した状態で吸引具に溜った排液を排液バッグへ排出するステップとからなるドレナージ装置の使用方法である。
請求項10の発明は、請求項8に記載のドレナージ装置を用いたドレナージ装置の使用方法であって、吸引チューブの一端部と接続する吸引器と、を備え、第一分岐管の接続口を閉塞具で閉塞し、かつ、クランプを閉じることによって排液チューブを閉塞した状態で、吸引器で排液を吸引するステップでなるドレナージ装置の使用方法である。
本発明によれば、シンプルな構造で、患者から胃管カテーテルを外すことなく薬剤や洗浄剤等の注入や排液の吸引が可能となる。さらには、停電等により電源が確保できないため吸引器が使用できないような場合であっても、手動の吸引具を使用して排液を吸引することができるが、その際も、吸引器からのカテーテルを外すことなく吸引具で排液を吸引することができる。
図1(a)は、コネクタの平面図で、第一分岐管にネジ式キャップを用いた例であり、図1(b)は、第一分岐管にスナップ式キャップを備えた他の例を図示したものである。 図2は、胃管カテーテルを図示したものである。 図3は、排液チューブに排液バッグが接続された状態の図示したものである。 図4は、患者の胃腔内に胃管カテーテルを挿入し、固定した状態の図である。 図5は、コネクタに複数のカテーテルの端部を接続した状態のドレナージ装置を図示したものである。 図6は、吸引具で洗浄剤等を押出した際の流体の流れを図示したものである。 図7は、吸引具で排液を吸引した際の流体の流れを図示したものである。 図8は、吸引具で排液を押出した際の吸引具から排液バッグまでの流体の流れを図示したものである。
以下、実施形態に基づき、本発明であるところの、流体を通す胃管カテーテル及び複数のチューブの端部を接続する胃管カテーテル及びチューブ用のコネクタ、これを用いたドレナージ装置、その使用方法について説明する。本発明の主な構成物品としては、コネクタ1、カテーテル、具体的には、胃管カテーテル30、排液チューブ35、吸引チューブ40、鉗子91、クランプ92、排液バッグ70、そして排液の吸引等を行う吸引具50、吸引器60等が挙げられる。
図2等で示す胃管カテーテル30は、患者Pの胃や気管等の体内にその先端部30aを所定時間留め置き、体外から薬剤や洗浄剤等を送り込んだり、体内器官から排液等を吸引したりするために利用される中が空洞の細長い管を意味する。
胃管カテーテル30は、患者Pの体内に直接挿入する管であるため、その先端部30aは丸みを帯びた形状としている。先端部30a側には、薬剤や洗浄剤等の注入や排液の吸引等を行うための先端開孔31、側孔32を穿設しているが、先端開孔31、側孔32の数、位置、間隔は問わない。これら先端開孔31、側孔32により十分な流量を確保することができる。
胃管カテーテル30は、患者Pの胃腔内に留置して安全な弾性のある材質であれば良く、例えば、塩化ビニル、シリコン、ポリウレタン、ポリブタジエン、ポリアミド、ラテックス、熱可塑性エラストマー、エチレンー酢酸ビニル共重合体等柔軟な材質が挙げられるが、体外である程度の硬度を保ち、体内では柔軟性がある性質をもつ塩化ビニルが好ましい。
胃管カテーテル30の先端部30aから適宜の長さのところに目盛を表示することによって、挿入した深さを知ることができる。例えば、先端部30aから25センチ、30センチ、35センチ、45センチ、55センチ、65センチ、75センチの箇所に目盛を表示することができる。
また、後述のように使用の際は、胃管カテーテル30の途中には鉗子91を備えるが、この鉗子91は、閉じた状態で固定できるラチェット機構が備わり、また、開閉が容易で、かつ、安全であればどのような構成のものであってもよい。すなわち、鉗子91を閉じることによって胃管カテーテル30を閉塞して流体の流れを遮断することができればよいどのような構成でもよい。
胃管カテーテル30の中は、洗浄剤、薬液、排液等の流体を流す流路のみの構造の他、流路と空気腔との二重構造であってもよい。また、胃管カテーテル30の色は、透明、半透明等どのような色でもよく、一部着色(造影ライン等)してもよい。また、長さも問わない。
図1(a)等で示すコネクタ1は、患者Pに装着した胃管カテーテル30を分岐させるためのもので、主な構成としては、主管2、この主管2の両翼から分岐する第一分岐管10及び第二分岐管20に分類することができる。主管2内、第一分岐管10内、第二分岐管20内は、薬剤や洗浄剤の注入や、排液を排出する等のための流路が形成されており、これらの各流路が連通している。主管2、第一分岐管10、第二分岐管20は、主に塩化ビニルで一体成形されているが、本発明の効果を奏することができれば塩化ビニル以外の素材であってもよい。
主管2は、多段円筒状に形成されており、先端1aから後端1bにかけて、先端部3、ニップル部5、本体部8、後端部9から成る。
先端部3には胃管カテーテル30を接続する接続口3aを開口し、この接続口3aの内径は、例えば、4〜6ミリ程度とする。また、先端部3の形状は略均一の円筒状であってもよく、また、その先端1a側の一部を円錐台形状としてもよい。先端1a側の一部を円錐台形状とすることによって胃管カテーテル30が挿入し易くなる。
ニップル部5は、主管2の外周から膨出した円錐台状の突起部5aが大小複数個積層されている。突起部5aが積層された構成の場合、突起部5aは同じ大きさであってもよく、また、異なる大きさであってもよい。したがって、各突起部5aを先端部3側から後端部9側に行くにつれて徐々に大きくしてもよいし、同じとしてもよい。さらには、突起部5aと突起部5aとの間に突起部でない構造、一部空隙5bを設けてもよい。このような空隙5bを設けることによって、ニップル部5に胃管カテーテル30を接続する際、胃管カテーテル30の接続及び取り外しが容易となる。
本体部8及び後端部9は円筒状で形成されており、本体部8よりも小径の後端部9が本体部8に連設されている。
後端部9には排液チューブ35を接続する接続口9aを開口し、この接続口9aの内径は、例えば、5〜7ミリ程度とする。
主管2の流路、すわなち、先端部3、ニップル部5、本体部8、後端部9にかけて排液が通過する流路の径は略同一であるが、略同一とせず、例えば、先端部3を小径として、ニップル部5、本体部8、後端部9にかけて徐々に広径とする構成、先端部3を広径として、ニップル部5、本体部8、後端部9にかけて徐々に小径とする構成であってもよい。
主管2の両翼から第一分岐管10及び第二分岐管20が斜め方向に分岐するため、ちょうど飛行機の主翼のような形となる。具体的には、第一分岐管10がニップル部5との際の本体部8から後端部9側に向かって斜めに分岐し、第二分岐管20が第一分岐管10と反対側のニップル部5との際の本体部8から後端部9側に向かって斜めに分岐している。
第一分岐管10及び第二分岐管20の配置位置に関しては、ニップル部5の際が望ましいが、コネクタ1の主管2の本体部8であればどの位置に配置してもよい。したがって、例えば、本体部8の中腹、後端部9の際等であってもよい。このような配置位置とすることにより、コネクタ1と吸引チューブ40、吸引具50を接続する際、接続し易く、また、取り外し易くなる。
主管2と第一分岐管10との間の角度は、略25度以上略45度以下とし、望ましくは略30度から略32度である。また、主管2と第二分岐管20との間の角度は、略25度以上略45度以下とし、望ましくは略39度から略41度である。このような角度とすることにより、コネクタ1と排液チューブ35、吸引チューブ40、吸引具50を接続する際、接続し易く、また、取り外し易くなる。
第一分岐管10の長手方向の長さと、第二分岐管20の長手方向の長さとの比は、1対0.5から1までとする。すなわち、第一分岐管10よりも第二分岐管20のほうが短い構成となっている。これにより、吸引具50を安定して接続することができ、また、安定して注入及び吸引作業を行うことができる。但し、第一分岐管10と第二分岐管20は略同じ長さであってもよく、また、第一分岐管10よりも第二分岐管20のほうが長い構成であってもよい。ここで、第一分岐管10の長手方向の長さは、第一分岐管10の短手方向中心から計測する。また、第二分岐管20の長手方向の長さは、第二分岐管20の短手方向中心から計測する。
第一分岐管10は、胃管カテーテル30を装着した患者Pの胃腔内への薬剤や洗浄剤等の注入、胃腔内に貯留した排液を吸引し、その排液を排液バッグ70に注入するための器具である注射器等の吸引具50と接続するための部位である。
第一分岐管10の自由端部10a側には注射器等の吸引具50と接続するための接続口14を開口し、この接続口14の内径は、例えば、7ミリから9ミリ程度とする。したがって、第一分岐管10の接続口14の内径は、主管2の後端部9の接続口9aの内径よりも大きい。これにより、吸引具50を安定して接続することができ、また、安定して注入及び吸引作業を行うことができる。但し、第一分岐管10の接続口14の内径が主管2の後端部9の接続口9aの内径よりも小さくてもよく、また同程度でもよい。
第一分岐管10の外径は、主管2の外径と略同じであってもよい。又は、相違してもよく、例えば、自由端部10aに行くにつれて広径としてもよい。換言すると、テーパー形状としてもよい。
吸引具50の外筒52の先端に備える凸部55がテーパー状の場合、第一分岐管10の内径は、基端部10bから離間するに従って内径がテーパー状に拡開する拡開内径部とする構成が望ましい。すなわち、第一分岐管10の流路が基端部10bから自由端部10aに向かって拡開し、自由端部10aから基端部10bに向かって収斂する。このような拡開内径部とすることによって、吸引具50の凸部55と第一分岐管10の流路とが隙間なく嵌合され、効率的に薬剤の注入や排液の吸引等を行うことができる。
第一分岐管10の長手方向の長さは、第一分岐管10の短手方向中心から計測すると略2センチから略10センチの間のうちで適宜選択するが、略4センチ位が望ましい。
また、図1(a)や図1(b)で示すように、自由端部10a側には着脱自在の閉塞具であるネジ式キャップ15又はスナップ式キャップ16を取り付けることによって接続口14を閉塞又は開口することができる。
ネジ式キャップ15を取り付ける場合の構成としては、自由端部10a側に膨出部11を備え、この膨出部11の外周面に外ネジ山12を螺設する。また、スナップ式キャップ16を取り付ける場合の構成としては、膨出部11の外周面にフランジ13を備える。
ネジ式キャップ15又はスナップ式キャップ16は、キャップが落下や紛失しないように連結具18を介して第一分岐管10等に連結しておくのが望ましい。例えば、環状部17を有する連結具18をキャップに連設し、連結具18の環状部17を第一分岐管10に挿通することによってキャップを第一分岐管10等に連結する。
なお、第一分岐管10に膨出部11を設けることによって環状部17が第一分岐管10から外れにくくなるが、第一分岐管10に膨出部11を設けず、第一分岐管10の外周面に直接外ネジ山12を螺設してもよいし、フランジ13を備えてもよい。
第二分岐管20は、胃管カテーテル30を装着した患者Pの胃腔内に貯留した排液を吸引し、その排液を排液バッグ70に注入するための器具である吸引器60と接続するための部位である。
第二分岐管20の形状としては先細り形状、すなわち、基端部20bから自由端部20aに向かって収斂している。また、流路も基端部20bから自由端部20aに向かって収斂している。第二分岐管20の内径は、自由端部20aから離間するに従って内径がテーパー状に拡開する拡開内径部とする構成が望ましい。したがって、第二分岐管20の流路は、自由端部20aから基端部20bに向かって拡開し、基端部20bから自由端部20aに向かって収斂する。これにより、排液の急速な吸引を防止することができる。但し、本発明の効果を奏することができればストレートの円筒状であってもよい。
自由端部20a側には吸引チューブ40を接続する等のためのニップル部25を形成している。このニップル部25は円錐台形状の突起部25aが積層されており、ニップル部25も基端部20b側から自由端部20a側にかけて収斂している。なお、ニップル部25がない構成であってもよい。
第二分岐管20の長手方向の長さは、第二分岐管20の短手方向中心から計測すると略2センチから略6センチの間のうちで適宜選択することができるが、略2センチから略3センチ位が望ましい。
第二分岐管20の自由端部20a側には吸引チューブ40と接続するための接続口22を開口し、この接続口22の内径は、例えば、略0.5ミリ程度が望ましいが、略0.3から略1センチのうちで適宜選択することができる。
また、自由端部20a側には第一分岐管10と同様に着脱自在の閉塞具であるスナップ式キャップ16を備えることによって接続口22を閉塞又は開口することができる。なお、第一分岐管10のようにネジ式キャップ15を備える構成としてもよい。
コネクタ1の主管2の後端部9と接続する排液チューブ35は、患者Pの体内からの排液を排液バッグ70へ流入させるための管である(図3等参照)。排液チューブ35内は、流路を形成し、胃管カテーテル30と同様の材質で、色彩も問わないが、透明、半透明、透光性のある白色や乳白色等が望ましい。また、長さも問わない。
また、後述のように使用の際は、排液チューブ35の途中にはクランプ92を備えるが、このクランプ92は開閉が容易で、安全であればどのような構成のものであってもよい。
排液チューブ35の後端部35bに取付けられている排液バッグ70は、患者Pの体内からの排液等を体外へ取り出して一時的に溜めておくためのバッグである。
図3等で示す排液バッグ70の構成としては、二枚のシートを合わせて、上方の胃管カテーテル30が装着される箇所及び下方の排液チューブ73が装着される箇所を除き、その周縁を熱圧着することによって排液バッグ本体71が形成される。排液バッグ本体71の表面には目盛が表記され、上端には保持具72を備え、下端には排液チューブ73を備えており、透明、半透明、透光性のある白色や乳白色等が望ましい。
排液バッグ70のシートの材料、容量は、特に限定されず、排液料等に応じて、適宜選択することができる。例えば、排液バッグ本体71をポリエチレン、ポリプロピレン等の可撓性の材料とすることが考えられる。このように、排液バッグ本体71を可撓性の材料とすると、使用前(排液を溜める前)の排液バッグは、厚みが薄くほぼ平らになるため、使用前に内部の体積を小さくする(押し潰す)ことができ、収納、保管、運搬等に便利である。
また容量に関しては、300mL、500mL、750mL、800mL、1L、2L、3L、5L等の容量のものを適宜使用することができる。
排液チューブ73は、通常は排液バルブ74によって閉塞した状態となり、排液バッグ70から排液を排出させるときに開放する。排液チューブ73や排液バルブ74の構成は特に問わないが、例えば、排液チューブ73を貫通する排液バルブ74を左右方向にスライドさせることによって閉塞開放自在とする構成等が考えられる。
一般的に排液バッグ70は、保持具72を利用してベッドの柵、点滴スタンド、車椅子等に保持させて使用する。その他、患者Pの着衣の上からベルト器具等で保持してもよい。
吸引具50は、薬剤や洗浄剤等の注入や排液の吸引等を行う器具である。すなわち、患者Pの胃腔内に薬剤を注入したり、または、洗浄剤を注入して胃腔内を洗浄し、その胃腔内を洗浄した排液を吸引し、吸引具50に溜まった排液を押し出すことによって排液バッグ70に注入するための器具である。
吸引具50としては、一般的には円筒形の外筒52の中側に可動式の押子57が組み合わされた構造の注射器が用いられ、第一分岐管10に接続することができればどのようなものでもよいため、従来から公知の注射器を好適に用いることができる。材質は、例えば、プラスチック製、ガラス製、金属製等が挙げられる。また、外筒52の先端の凸部55は、テーパー状であっても、円筒状であってもよい。なお、吸引具50は注射器の他、薬剤の注入や排液の吸引等ができればどのような構造のものであってもよい。
吸引チューブ40は、患者Pの体内からの排液を吸引器60の吸引ボトル等へ流入させるための管である。吸引チューブ40内は、流路を形成し、胃管カテーテル30等と同様の材質で、色彩も問わないが、透明、半透明、透光性のある白色や乳白色等が望ましい。また、長さも問わない。
吸引器60は、吸引チューブ40、コネクタ1、胃管カテーテル30等を介して、患者Pの胃腔内の排液を吸引し貯留する、主に電動の器具である。吸引器60としては、様々な種類があるが、壁掛式、携帯可能な小型式等が挙げられ、従来から公知の吸引器60を好適に用いることができる。
吸引器60の吸引口62に吸引チューブ40の一端部40aを接続し、吸引チューブ40の他端部40bをコネクタ1の第二分岐管20の接続口22に接続することによって設置する。
本発明のドレナージ装置の使用方法の一例を説明する。
図4で示すステップ1は、主に、患者Pの胃腔内に胃管カテーテル30を挿入し、固定するステップである。
まず、胃管カテーテル30を患者Pの鼻から挿入して送り込み、最終的には胃管カテーテル30の先端部30aを胃腔内へ到達させる。そして、胃管カテーテル30の適所を患者Pにテープ留めすることによって胃管カテーテル30を固定する。
なお、胃管カテーテル30を挿入する前に、胃管カテーテル30の患者Pに接触する部分に潤滑剤を塗布するのが望ましい。また、テープ留めする際は、胃管カテーテル30でループ形状を形成し、その形状を保持した状態とするのが望ましい。
図5で示すステップ2は、主に、コネクタ1に複数のカテーテルを接続する等のステップである。なお、このステップ2の図5では、吸引具50、吸引器60を共に接続した状態を表しているが、使用に際しては、吸引具50のみの接続であってもよいし、吸引器60のみの接続であってもよい。
胃管カテーテル30の後端部30bに備えたカテーテルアダプター33とコネクタ1の主管2の先端部3を接続する。これにより、胃管カテーテル30とコネクタ1がカテーテルアダプター33を介して接続される。そして、後端部35bに排液バッグ70を接続した排液チューブ35の先端部35aとコネクタ1の主管2の後端部9を接続する。
ここで、胃管カテーテル30からの排液等の進入、排出を止めるための鉗子91を胃管カテーテル30の途中に備えるが、上記接続の際は、この胃管カテーテル30に備えた鉗子91を閉じることによって胃管カテーテル30を閉塞するのが望ましい。
吸引器60を使用する場合、既述のとおり、吸引器60の吸引口62に吸引チューブ40の一端部40aを接続し、吸引チューブ40の他端部40bをコネクタ1の第二分岐管20に接続する。なお、その際、吸引ポンプコネクタ(不図示)を介してもよい。具体的には、吸引ポンプコネクタの一方側に吸引チューブ40の他端部40bを接続し、吸引ポンプコネクタの他方側にコネクタ1の第二分岐管20を接続してもよい。
以上により、胃管カテーテル30、カテーテルアダプター33、コネクタ1、吸引チューブ40、吸引器60、排液チューブ35、排液バッグ70が連結されることにより、一連のドレナージ装置となる。なお、図2、図5等では、胃管カテーテル30の後端部30bにカテーテルアダプター33を接続しているが、このカテーテルアダプター33の形状、構成等は問わない。また、胃管カテーテル30とコネクタ1を接続することができれば、カテーテルアダプター33を介さなくてもよい。
図6で示すステップ3は、吸引具50を使用して患者Pに薬剤や栄養剤等を注入するするステップである。
まず、コネクタ1の第一分岐管10の接続口14に吸引具50を装着する。そして、患者Pの胃腔内に洗浄剤や薬液等を注入するため、胃管カテーテル30に備えた鉗子91は閉じず、胃管カテーテル30が開放した状態で吸引具50の中の洗浄剤や薬液等を押し出して注入する。この洗浄剤や薬液等は、第一分岐管10からニップル部5、先端部3を通り、カテーテルアダプター33、胃管カテーテル30を通って、患者Pの胃腔内へ到達する。
その後、患者Pの胃腔内に注入した洗浄剤で洗浄が行われる。または、胃腔内に注入した薬液が胃腔内で拡散、吸収される。
なお、吸引具50を使用して患者Pの胃腔内に洗浄剤や薬液等を注入する必要がない場合は、このステップ3は割愛することができる。
図7で示すステップ4は、吸引具50又は吸引器60を使用して患者Pの排液等を吸引するステップである。
吸引具50の場合、胃洗浄後の胃腔内に溜まった排液を吸引具50で吸引する。すなわち、クランプ92を閉じることによって排液チューブ35を閉塞した状態で、吸引具50で排液を吸引する。排液は、胃管カテーテル30、カテーテルアダプター33、先端部3、ニップル部5、第一分岐管10を通って吸引具50へ到達するため、吸引具50に排液が溜った状態となる。
この時、排液チューブ35に備えたクランプ92は閉じているため、排液が排液バッグ70に流れることはない。
図は割愛するが、吸引器60の場合は、第一分岐管10の接続口14を閉塞具で閉塞し、そして、胃管カテーテル30に備えた鉗子91は閉じず、胃管カテーテル30が開放した状態で、かつ、クランプ92を閉じることによって排液チューブ35を閉塞した状態で吸引器60の電源スイッチを入れることによって患者の胃腔内の排液の吸引が開始され、不図示の吸引ボトル等に排液が溜る。
図8で示すステップ5は、吸引具50に溜った患者Pからの排液を排液バッグ70に注入するステップである。
排液が患者Pの胃腔内に逆流することを防止するため、胃管カテーテル30に備えた鉗子91を閉じることによって胃管カテーテル30を閉塞する。また、排液を排液バッグ70に流すため、排液チューブ35に備えたクランプ92を開くことによって排液チューブ35を開放した状態とする。
押子57を押すことによって吸引具50に溜まった排液を押し出す。そしてこの排液は、主に第一分岐管10、主管2、排液チューブ35を通って排液バッグ70へ到達する。
そして、患者Pからの排液が溜った排液バッグ70を処理する。または、吸引ボトル等に溜った患者Pからの排液を処理する。これにより一連のステップが終了する。
本発明によれば、患者から胃管カテーテル30を外すことなく薬剤や洗浄剤等の注入や排液の吸引が可能であるが、患者Pの胃腔内の排液を複数の吸引のうちいずれか一を選択して吸引する場合、コネクタ1から胃管カテーテル30や各チューブを外すことなく吸引することができる。したがって、吸引具で吸引する際もコネクタ1から吸引チューブ40を外すことなく作業することができるため、吸引チューブ40を外すことによる吸引チューブ40からの漏れによる周辺の汚染や感染予防ができる。また、洗浄剤を吸引具で注入し、洗浄後の排液を吸引器で吸引することができる。
以上、各実施形態に基づき本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、変更を加えてもよいし、各実施形態に記載の技術、又は、その他の公知や周知の技術を組み合わせるようにしてもよい。
本発明の効果を奏するのであれば、実施形態に記載した数値等には拘泥されない。したがって、コネクタ1自体のサイズ、具体的には、主管2、第一分岐管10、第二分岐管20の長さ、内径、外径等は適宜選択することができる。また、胃管カテーテル30、排液チューブ35、吸引チューブ40自体の内径、外径等は適宜選択することができる。したがって、各カテーテルと各管等の接続に関しても、内径、外径適宜選択することによって接続することができる。換言すれば、各カテーテルと各管の雄、雌は、適宜係脱することができれば、どちらが雄でも雌でも問わない。
主管2や第一分岐管10の長さも適宜選択することができる。例えば、主管2の長手方向の長さと、第一分岐管10の長手方向の長さとの比を1対0.4から0.6程度としてもよい。また、主管2の長さと第一分岐管10の長さを同程度としたり、主管2よりも第一分岐管10を長くしてもよい。したがって、長さの比を1対1から1.2程度としてもよい。このように、第一分岐管10を長くすることにより、吸引具を使用する際に安定して保持することができる。
また、上記実施形態は、主に胃腔に関して説明したが、その他の体腔、具体的には、肺、心臓等の胸腔や小腸、大腸、肝臓、膵臓等の腹腔や、体内の器官(尿道、膀胱、尿管)に挿入する例であってもよい。
同様の効果を奏することができれば、クランプ92の代わりに鉗子91等を使用してもよい。
看護師等の作業者が作業する際にコネクタ1の挟持する部位、例えば本体部8、第一分岐管10、第二分岐管20等に窪み部(不図示)を備えることもできる。窪み部を挟持することにより看護師等が各カテーテル等を接続する作業の際、安定して作業することができる。また、さらにこの窪み部に点や線等で凹凸を備えた構成とすることによって、滑り難くなり、さらに安定して挟持できる。
コネクタ1と各カテーテルとの接続や、排液チューブ35と排液バッグ70との接続に関しては、接続端部に収縮性を有する補強チューブを被冠してもよい。
胃管カテーテル30とコネクタ1との接続に関しては、コネクタ1のニップル部5に胃管カテーテル30の後端部30bが被冠されてもよく、被冠されていなくてもよい。
1:コネクタ
1a:先端
1b:後端
2:主管
3:先端部
3a:接続口
5:ニップル部
5a:突起部
5b:空隙
8:本体部
9:後端部
9a:接続口
10:第一分岐管
10a:自由端部
10b:基端部
11:膨出部
12:外ネジ山
13:フランジ
14:接続口
15:ネジ式キャップ
16:スナップ式キャップ
17:環状部
18:連結具
20:第二分岐管
20a:自由端部
20b:基端部
22:接続口
25:ニップル部
25a:突起部
30:胃管カテーテル
30a:先端部
30b:後端部
31:先端開孔
32:側孔
33:カテーテルアダプター
35:排液チューブ
35a:先端部
35b:後端部
40:吸引チューブ
40a:一端部
40b:他端部
50:吸引具
52:外筒
55:凸部
57:押子
60:吸引器
62:吸引口
70:排液バッグ
71:排液バッグ本体
72:保持具
73:排液チューブ
74:排液バルブ
91:鉗子
92:クランプ
A:角度
B:角度
P:患者

本発明は、患者の体内に貯留した排液を体外に排出するドレナージ用のコネクタを用いたドレナージ装置に関する。
請求項1の発明は、患者の体内に挿入する胃管カテーテルと、後端部に排液バッグが取り付けられている排液チューブと、吸引器で排液を吸引するための吸引チューブと、流体を通す胃管カテーテル、排液チューブ及び吸引チューブの端部を接続するコネクタと、を備えたドレナージ装置であって、コネクタは、主管、第一分岐管、第二分岐管と、からなり、主管内、第一分岐管内、第二分岐管内にはそれぞれ流路が形成されており、かつ、これらの各流路が連通し、第一分岐管及び第二分岐管がコネクタの主管から斜め方向に分岐し、第一分岐管の自由端部及び第二分岐管の自由端部に着脱自在の閉塞具を備え、胃管カテーテルの後端部とコネクタの先端部が接続され、コネクタの後端部と排液チューブの先端部が接続され、第二分岐管の自由端部と吸引チューブの他端部が接続されたことを特徴としたドレナージ装置である。
請求項2の発明は、第一分岐管及び第二分岐管は、コネクタの主管の本体部の際に配置されたことを特徴とした、請求項1に記載のドレナージ装置である。
請求項3の発明は、主管と第一分岐管及び第二分岐管との間の角度を25度以上45度以下としたことを特徴とした、請求項1又は請求項2に記載のドレナージ装置である。
請求項4の発明は、第一分岐管の長手方向の長さと、第二分岐管の長手方向の長さとの比が、1対0.5から1までであることを特徴とした、請求項1乃至請求項3に記載のうちいずれか一に記載のドレナージ装置である。
請求項5の発明は、第一分岐管の接続口の内径が主管の後端部の接続口の内径及び第二分岐管の接続口の内径よりも大きいことを特徴とした、請求項1乃至請求項4に記載のうちいずれか一に記載のドレナージ装置である。
請求項6の発明は、第一分岐管の流路が自由端部から基端部に向かって収斂し、第二分岐管の流路が基端部から自由端部に向かって収斂することを特徴とした、請求項1乃至請求項5に記載のうちいずれか一に記載のドレナージ装置である。
請求項6の発明は、主管には、円錐台状の突起部が大小複数個積層されたニップル部を備え、突起部と突起部との間に一部空隙を設けることを特徴とした、請求項1乃至請求項6に記載のうちいずれか一に記載のドレナージ装置である。

Claims (10)

  1. 流体を通すカテーテル及び複数のチューブの端部を接続するコネクタであって、
    前記コネクタは、主管、第一分岐管、第二分岐管と、からなり、
    前記主管内、前記第一分岐管内、前記第二分岐管内にはそれぞれ流路が形成されており、かつ、これらの各流路が連通し、
    前記第一分岐管及び前記第二分岐管が前記コネクタの前記主管から斜め方向に分岐し、
    前記第一分岐管の自由端部及び前記第二分岐管の自由端部に着脱自在の閉塞具を備えたことを特徴としたコネクタ。
  2. 前記第一分岐管及び前記第二分岐管は、前記コネクタの前記主管の本体部の際に配置されたことを特徴とした、請求項1に記載のコネクタ。
  3. 前記主管と前記第一分岐管及び前記第二分岐管との間の角度を25度以上45度以下としたことを特徴とした、請求項1又は請求項2に記載のコネクタ。
  4. 前記第一分岐管の長手方向の長さと、前記第二分岐管の長手方向の長さとの比が、1対0.5から1までであることを特徴とした、請求項1乃至請求項3に記載のうちいずれか一に記載のコネクタ。
  5. 前記第一分岐管の接続口の内径が前記主管の後端部の接続口の内径及び前記第二分岐管の接続口の内径よりも大きいことを特徴とした、請求項1乃至請求項4に記載のうちいずれか一に記載のコネクタ。
  6. 前記第一分岐管の流路が自由端部から基端部に向かって収斂し、前記第二分岐管の流路が基端部から自由端部に向かって収斂することを特徴とした、請求項1乃至請求項5に記載のうちいずれか一に記載のコネクタ。
  7. 前記主管には、円錐台状の突起部が大小複数個積層されたニップル部を備え、
    前記突起部と前記突起部との間に一部空隙を設けることを特徴とした、請求項1乃至請求項6に記載のうちいずれか一に記載のコネクタ。
  8. 患者の体内に挿入する胃管カテーテルと、後端部に排液バッグが取り付けられている排液チューブと、吸引具で排液を吸引するための吸引チューブと、請求項1乃至請求項7に記載のうちいずれか一に記載のコネクタと、を備えたドレナージ装置であって、
    前記胃管カテーテルの後端部と前記コネクタの先端部が接続され、
    前記コネクタの後端部と前記排液チューブの先端部が接続され、
    前記第二分岐管の自由端部と前記吸引チューブの他端部が接続されたことを特徴としたドレナージ装置。
  9. 請求項8に記載のドレナージ装置を用いたドレナージ装置の使用方法であって、
    前記胃管カテーテルの途中に備える鉗子と、前記排液チューブの途中に備えるクランプと、前記第一分岐管と接続する吸引具と、を備え、
    前記クランプを閉じることによって前記排液チューブを閉塞した状態で、前記吸引具で排液を吸引するステップと、
    前記鉗子を閉じることによって前記胃管カテーテルを閉塞し、かつ、前記クランプを開くことによって前記排液チューブを開放した状態で前記吸引具に溜った排液を前記排液バッグへ排出するステップとからなるドレナージ装置の使用方法。
  10. 請求項8に記載のドレナージ装置を用いたドレナージ装置の使用方法であって、
    前記吸引チューブの一端部と接続する吸引器と、を備え、
    前記第一分岐管の接続口を前記閉塞具で閉塞し、かつ、前記クランプを閉じることによって前記排液チューブを閉塞した状態で、前記吸引器で排液を吸引するステップでなるドレナージ装置の使用方法。

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