JP2020184692A - 制御システム及びその制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】付加装置を使わずに容易に操作可能な耳装着型装置を提供する。【解決手段】本発明の制御システムは、第1の耳装着型装置の動きを示す第1の動き情報と、第2の耳装着型装置の動きを示す第2の動き情報とを取得する動き情報取得部と、第1の動き情報と第2の動き情報との相関に基づいて、第1の耳装着型装置及び第2の耳装着型装置のうち少なくとも一方の動作状態を変化させる制御部と、を備える。【選択図】図1
Description
本発明は、制御システム及びその制御方法に関する。
近年、電子の働きを応用して増幅などの能動的な役割を果たす電子デバイスである半導体、電子管、集積回路などが小型化している。電子デバイスの小型化に伴って電子デバイスを使用するセンサも小型化が可能となっていて、センサは使用者が身に着けて使用するウェアラブルデバイスにも組み込まれるようになっている。ウェアラブルデバイスは筐体が小さいため、筐体に取り付けられたボタンなどを操作することは操作性が悪く間違った操作となってしまうことも多く難しい。例えば特許文献1にはケース100と連動することで無線通信機能のオンとオフとが切り替わるウェアラブルデバイスであるイヤホン115a,115bが開示されている。
しかしながら、特許文献1に記載のイヤホン(以下、これを耳装着型装置と呼んでもよい)は、ケースと連動させなければ操作ができず、イヤホンの収納に伴う動作を検知するケースなどの付加装置を使用しない場合には適用できないという課題がある。
本発明の一つの態様は、付加装置を使わずに容易に操作可能な耳装着型装置などを提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る制御システムは、第1の耳装着型装置の動きを示す第1の動き情報と、第2の耳装着型装置の動きを示す第2の動き情報とを取得する動き情報取得部と、第1の動き情報と第2の動き情報との相関に基づいて、第1の耳装着型装置及び第2の耳装着型装置のうち少なくとも一方の動作状態を変化させる制御部と、を備える。
本発明の一態様によれば、付加装置を使わずに容易に操作可能な耳装着型装置などを提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
図1に本実施の形態における制御システム100の構成を示すブロック図を示す。図1に示すように制御システム100は、耳装着型装置130,140と端末110とを備える。また図2に耳装着型装置130,140が使用者201に装着された際の概略図を示す。図1、図2に示すように耳装着型装置130,140は、端末110と相互に通信を行う。
耳装着型装置130,140は、例えばイヤホンのような装置であって、通信部131,141、センサ132,142、装置制御部133,143、増幅部134,144及び発音体135,145を備える。なお通信部131,141、センサ132,142、装置制御部133,143及び増幅部134,144を合わせて回路136,137とする。
制御システム100は、センサ132,142からの情報を利用することで、耳装着型装置130,140を、付加装置を使わずに容易に操作できるようにして使用者201に快適に使用させるシステムである。
また図3の耳装着型装置130,140の概略図に示すように、耳装着型装置130,140は、例えば発音体135,145を内包する筐体302,312と、イヤーパッド301,311と、回路136,137と電源306,316とを備える。電源306,316は回路136,137及び発音体135,145に電力を供給する。
耳装着型装置130,140は、例えば図3のようにイヤーパッド301,311が使用者201の耳道に挿入されるような形状でもよい。また耳装着型装置130,140は、耳介に保持されるような形状でもよい。それぞれが独立していて1つの耳に1つの耳装着型装置130,140が装着されるような形状であればよい。また耳装着型装置130,140は、必ずしも耳に装着する必要はなく、指向性スピーカなどが用いられ例えば左右の肩にそれぞれ装着するような装置でもよいものとする。
通信部131,141、装置制御部133,143及び増幅部134,144は、例えばそれぞれ独立した電子回路とする。また通信部131,141、装置制御部133,143及び増幅部134,144は、耳装着型装置130,140の有するメモリに保存されたプログラムによる一機能であってもよい。装置制御部133,143は、耳装着型装置130,140における各部、例えば通信部131、センサ132、増幅部134及び発音体135を制御する。
通信部131,141は、後述の端末110に備えられた端末通信部124と通信する。通信部131,141と端末通信部124とは、例えば、無線で通信し、通信媒体は例えば電波や磁気などとするが通信媒体は電波や磁気に限らない。なお通信部131及び通信部141のそれぞれが、端末通信部124と通信してもよいし、通信部141と端末通信部124の通信に際しては、通信部131を中継して通信してもよいし、通信部131と端末通信部124の通信に際しては、通信部141を中継して通信してもよい。
センサ132,142は、耳装着型装置130,140の動きを検出する。このセンサ132,142は、耳装着型装置130,140の動きを検出するものであればよく、例えば加速度センサや角加速度センサなどが挙げられる。
以下、本実施の形態においてはセンサ132,142が加速度センサである場合について説明する。このセンサ132,142は、例えば耳装着型装置130,140の筐体302,312に、筐体302,312の向きとは関係なく常に図2に示したようなx軸、y軸、z軸を持つように固定され内蔵される。図2のようにx軸及びy軸は水平方向の方向であって、z軸は鉛直方向の方向とする。
センサ132,142は、耳装着型装置130,140のx軸,y軸及びz軸方向の加速度ax,ay,az(耳装着型装置130,140の動き)を検出する。耳装着型装置130,140の加速度ax,ayの相関からそれぞれの耳装着型装置130,140の相対的な向きを求めることができる。耳装着型装置130,140の相対的な向きは、例えば、耳装着型装置130の耳道に挿入される方向の軸に対する耳装着型装置140の耳道に挿入される方向の軸の向き(角度)である。
また耳装着型装置130,140の加速度azが相関している場合、耳装着型装置130,140の加速度azから耳装着型装置130,140の動きの大きさを求めることができる。検出された加速度ax,ay,azは、通信部131,141を介して、端末110に送信される。
増幅部134,144は、端末110から通信部131,141を介して、それぞれ耳装着型装置130、140に対応する音声信号を受信する。そして、増幅部134,144は、例えば受信した音声信号の増幅率を変更する処理を行う。発音体135,145は、例えばスピーカであって、それぞれ耳装着型装置130,140に対応する、増幅部134,144から受信した音声信号に従って発音する。
発音体135,145は、例えば内磁式であって、磁石303,313、磁気回路304,314及び振動板305,315を備える。磁石303と磁石313とは極性が反転しているため、磁石303,313からの漏洩磁束によって耳装着型装置130と耳装着型装置140とは係合して一体となる。
また、磁石303と磁石313の吸着力により耳装着型装置130と耳装着型装置140とが係合した時に、耳装着型装置130と耳装着型装置140の相対的な向き(角度)が所定の角度(例えば、0度)となるように、磁石303、313が設けられていてもよい。
また、筐体302,312にそれぞれ凹凸が設け、耳装着型装置130と耳装着型装置140とが係合(詳細には、筐体302と筐体312の凹凸が互いに嵌合)した時に、耳装着型装置130と耳装着型装置140の相対的な向きが所定の角度(例えば、0度)となるようにしてもよい。
磁石303、313及び筐体302,312の凹凸は、耳装着型装置130と耳装着型装置140の相対的な向きが所定の角度となるように耳装着型装置130と耳装着型装置140とが係合するための機構の一例である。このような機構により、使用者201は耳装着型装置130と耳装着型装置140の相対的な向きを所定の角度にすることが容易になる。
振動板305,315にはボイスコイルが巻き付けられていて、電源306,316から供給される電力によってボイスコイルに電流が流れると、ボイスコイルが一種の電磁石となり磁界が発生する。
磁気回路304,314は磁石303,313のN極からS極へ流れる磁束を発生させており、ボイスコイルに流れる電流の向きや大きさによって振動板305,315の振動が変化し、発音体から発音される音が変化する。なお発音体135,145は実際に発音しなくてもよく例えば骨伝導を利用して直接骨に振動を伝達するようなものであってもよい。
また耳装着型装置130,140を活動計として使用する場合、増幅部134,144及び発音体135,145は不要となり、この場合、耳装着型装置130,140は例えばイヤリングやピアスのような形状でもよい。
次に端末110について説明する。端末110は例えば携帯型再生機や携帯型情報端末であって、耳装着型装置130,140と相互に通信を行うモジュールである信号送出部120を備える。信号送出部120は、独立した電子回路であってもよいし、端末110の有するメモリに保存されたプログラムによる一機能であって、端末110の有するCPU(Central Processing Unit)によって処理されてもよい。
信号送出部120は、例えば入力部121、端末信号処理部122、端末制御部123及び端末通信部124を備える。信号送出部120が電子回路の場合、入力部121、端末信号処理部122、端末制御部123及び端末通信部124は、独立した電子回路であってもよい。
また信号送出部120が電子回路の場合、入力部121、端末信号処理部122、端末制御部123及び端末通信部124は、信号送出部120の有するメモリに保存されたプログラムによる一機能であって、端末110の有するCPU(Central Processing Unit)によって処理されてもよい。
信号送出部120が端末110の有するメモリに保存されたプログラムによる一機能である場合、入力部121、端末信号処理部122、端末制御部123及び端末通信部124は、信号送出部120の機能を細分化した機能を有するプログラムとする。信号送出部120は、例えば端末110が携帯型音楽再生機の場合、端末110が電源オンになると動作を開始する。
端末通信部124は、耳装着型装置130,140の備える通信部131,141と通信する。なお、端末通信部124は、通信部131,141と同様の構成である。入力部121は、信号送出部120の外部から、耳装着型装置130,140の発音体135,145において出力(再生)される、例えば音楽の音声信号や通話時の音声信号を受信する。これらの音声信号は、例えば端末110の有するメモリに蓄えられる。
端末制御部123は、端末110の各部、例えば入力部121、端末信号処理部122、端末通信部124などを制御する。さらに、端末制御部123は、耳装着型装置130,140から取得した加速度ax,ay,azの相関に基づいて、耳装着型装置130,140の状態などを判断する。
さらに、端末制御部123は、耳装着型装置130,140から取得した加速度の相関、耳装着型装置130と耳装着型装置140の相対的な向き、及び耳装着型装置130,140から取得した加速度などに基づいて、耳装着型装置130,140の電源状態や音量などの動作状態を変化させる。
このように端末制御部123は、動き情報である加速度ax,ay,azを取得する動き情報取得部の役割と動き情報に基づいて判定を行い入力部121、端末信号処理部122、端末通信部124などを制御する制御システム100の制御部の役割とを備える。
本実施の形態における耳装着型装置130,140の状態は、例えば耳装着型装置130,140が、同一の使用者201に装着されている状態や、使用者201が耳装着型装置130,140を、向きをそろえて係合して持っている状態などがある。
向きを揃えてとは、具体的には図3のように耳装着型装置130,140の形状に応じて、耳に挿入される方向が耳装着型装置130,140で平行になることを指す。他にも耳に挿入される方向とは別の方向において耳装着型装置130,140が平行になることを、向きを揃えてとしてもよい。
また他にも耳装着型装置130,140の状態として耳装着型装置130,140が概ね所定の位置関係にある状態であって、同一の使用者201に装着されている状態とは異なる相対的な向きの状態を想定してもよい。
例えば耳装着型装置130から取得した加速度ax,ayと耳装着型装置140から取得した加速度ax,ayとの相関が高い場合、端末制御部123は、耳装着型装置130,140がほぼ向かい合っており、耳装着型装置130,140が同一の使用者201に装着されている状態と判定する。
また耳装着型装置130から取得した加速度ax,ayと耳装着型装置140から取得した加速度ax,ayとの相関が高い場合、端末制御部123は、耳装着型装置130,140がほぼ同じ方向を向いており、耳装着型装置130,140は係合され使用者201に持たれている状態と判断する。
なお例えば相関の高低の判定は、検出した耳装着型装置130,140における加速度ax,ayから所定の演算により判定すればよく、特に限定されるものではない。例えば相関の高低の判定は、同一の期間における耳装着型装置130及び耳装着型装置140の加速度ax,ayの加速度ax,ayにそれぞれに関して差分を取り、加速度ax,ayのどちらに関しても差分が閾値以下の場合に相関が高いなどとする。
相関が高い場合にも、正の相関が高い場合と負の相関が高い場合がある。例えば耳装着型装置130,140の向きをそろえる場合には耳装着型装置130,140のx軸、y軸、z軸の方向がすべてそろうので正の相関が高くなる。
一方で使用者201が耳装着型装置130,140を装着する場合、z軸の方向はそろうが、x軸及びy軸の少なくとも一方の方向についてはほぼ逆の方向となるため、負の相関が高くなる。なお加速度ax,ay,azの数値の符号によって方向に関しては判断できる。
なお耳装着型装置130,140が使用者201の耳道に挿入されている状態では、厳密には使用者201の頭部には耳装着型装置130,140は固定されないため、耳装着型装置130,140間で若干のずれが生じるが本実施の形態に関しての影響は少ない。
またセンサ132,142の出力にはオフセットやドリフトやノイズなどが伴うが、本実施の形態において使用する加速度ax,ay,azは比較的大きな値であるため、本実施の形態に関しての影響は少ない。
また耳装着型装置130,140は、使用者201が耳装着型装置130,140を左右に装着したり、使用者201が耳装着型装置130,140を持ったりと、それぞれ同じような温度環境で使われる。耳装着型装置130,140はそれぞれ同じような温度環境で使われるため、センサ132,142の熱による影響は軽減できる。
さらに端末制御部123は、使用者201の動作についても耳装着型装置130,140から取得した加速度azを用いて判定する。例えば端末制御部123は、加速度azに基づいて、使用者201が耳装着型装置130,140を振ったか否かの判定をする。
端末信号処理部122は、端末制御部123で判定された耳装着型装置130,140の状態に基づいて、入力部121が受信した音声信号を例えばモノラル形式やステレオ形式に変換するなどの処理を行う。
次に図4の耳装着型装置130,140の起動時及び加速度検出時のシーケンス図を用いて、耳装着型装置130,140の起動時及び加速度検出時の詳細な動作の一例について説明する。
まず、信号送出部120が動作を開始した後、端末制御部123は端末110と通信可能な登録機器がリストアップされた、端末制御部123が保持する登録機器テーブルを用いて、現在通信が可能な登録機器があるか否かを確認する機器接続処理S400を行う。
機器接続処理S400では、具体的には例えば信号送出部120は、耳装着型装置130に対して接続メッセージを送信する(ステップS401)。耳装着型装置130は、電源オン状態であって接続メッセージに対して応答が可能であれば応答メッセージを信号送出部120に対して返送する(ステップS402)。
信号送出部120は、耳装着型装置130から応答メッセージを受信すると耳装着型装置130から耳装着型装置130の加速度の情報を受信可能となる(ステップS402)。
機器接続処理S400では、信号送出部120は、耳装着型装置140に対して接続メッセージを送信する(ステップS403)。耳装着型装置140は、電源オン状態であって接続メッセージに対して応答が可能であれば応答メッセージを信号送出部120に対して返送する(ステップS404)。
信号送出部120は、耳装着型装置140から応答メッセージを受信すると耳装着型装置140から耳装着型装置140の加速度の情報を受信可能となる(ステップS404)。
耳装着型装置130は、耳装着型装置130の加速度を検出し、検出した加速度を信号送出部120に送信する(ステップS411)。耳装着型装置140は、耳装着型装置140の加速度を検出し、検出した加速度を信号送出部120に送信する(ステップS421)。
また、ステップS411,S421の処理は、所定の周期で繰り返し実行される。次に、本実施の形態における制御システム100における制御処理について説明する。図5は、実施の形態の制御システム100の制御処理の一例を示すフローチャートである。
制御システム100は、端末110及び耳装着型装置130,140の電源が投入されると図5の制御処理を開始する。なお図5の制御処理は、端末110及び耳装着型装置130,140の電源がオンの間、所定の周期で繰り返し実行される。
センサ132,142は、2つの耳装着型装置130,140の加速度ax,ay,azを検出する(S501)。装置制御部133,143は、センサ132,142が検出した加速度ax,ay,azを通信部131,141や端末通信部124などを介して端末制御部123に送信する。
端末制御部123は、受信した耳装着型装置130,140の加速度の相関が高いか低いか判定する(S502)。端末制御部123は、例えば、加速度ax,ay及び閾値に基づいて、相関が高いか低いか判定する。加速度の相関が高いと判定された場合、端末制御部123はステップS503に進む。加速度の相関が低いと判定された場合、制御処理は終了する。
ここで、耳装着型装置130,140の加速度の相関が高いか低いかの判定についての詳細について説明する。図6Aは、使用者201が耳装着型装置130、140の向きをそろえて持って振った際にセンサ132,142が検知するx軸の加速度axの波形図を示す。図6Bは、使用者201が耳装着型装置130、140の向きをそろえて持って振った際にセンサ132,142が検知するy軸の加速度ayの波形図を示す。
図6Aに示すグラフ601は、耳装着型装置130のセンサ132が検出する経時によるx軸における加速度axの変化を示す。同様に図4Aに示すグラフ602は、耳装着型装置140のセンサ142が検出する経時によるx軸における加速度axの変化を示す。
図6Aにおいて、センサ132,142が加速度axを計測している1秒間においてはセンサ132,142が検出する加速度ax間の差分は0.5G以内に収まっている。このため、閾値を0.5Gとするとx軸に関しては耳装着型装置130と耳装着型装置140との動きは正の相関が高いと判定される。
図6Bに示すグラフ603は、耳装着型装置130のセンサ132が検出する経時によるy軸における加速度ayの変化を示す。同様に図6Bに示すグラフ604は、耳装着型装置140のセンサ142が検出する経時によるy軸における加速度ayの変化を示す。
図6Bにおいて、センサ132,142が加速度ayを計測している1秒間においてはセンサ132,142が検出する加速度ax間の差分は1G以内に収まっている。このため、閾値を1Gとするとy軸に関しては耳装着型装置130と耳装着型装置140との動きは正の相関が高いと判定される。
図6A及び図6Bから加速度ax,ayのどちらに関しても耳装着型装置130,140間の差分が閾値以下であり正の相関が高いため、図6A及び図6Bに示した場合では耳装着型装置130と耳装着型装置140との動きは正の相関が高いと判定される。
図7Aは、耳装着型装置130,140を装着した使用者201が走った際にセンサ132,142が検知するx軸の加速度axの波形図を示す。また図7Bは、耳装着型装置130,140を装着した使用者201が走った際にセンサ132,142が検知するy軸の加速度ayの波形図を示す。
図7Aに示すグラフ701は、耳装着型装置130のセンサ132が検出する経時によるx軸における加速度axの変化を示す。同様に図7Aに示すグラフ702は、耳装着型装置140のセンサ142が検出する経時によるx軸における加速度axの変化を示す。
図7Aにおいて、センサ132,142が加速度axを計測している1秒間においてはセンサ132が検出する加速度axとセンサ142が検出する加速度axとの絶対値の差分は0.5G以内に収まっている。
またセンサ132が検出する加速度axとセンサ142が検出する加速度axとは方向が逆である。このため、閾値を0.5Gとし絶対値を比較するとx軸に関しては耳装着型装置130と耳装着型装置140の加速度は負の相関が高いと判定される。
図7Bに示すグラフ703は、耳装着型装置130のセンサ132が検出する経時によるy軸における加速度ayの変化を示す。同様に図7Bに示すグラフ704は、耳装着型装置140のセンサ142が検出する経時によるy軸における加速度ayの変化を示す。
図7Bにおいて、センサ132,142が加速度ayを計測している1秒間においてはセンサ132が検出する加速度ayとセンサ142が検出する加速度ayとの絶対値の差分は1G以内に収まっている。またセンサ132が検出する加速度ayとセンサ142が検出する加速度ayとは方向が逆である。このため、閾値を1Gとすると、y軸に関して、耳装着型装置130と耳装着型装置140の加速度の相関は高いと判定される。
図7A及び図7Bから加速度ax,ayのどちらに関しても耳装着型装置130,140間の絶対値の差分が閾値以下であるため、図7A及び図7Bに示した場合では耳装着型装置130と耳装着型装置140との加速度は負の相関が高いと判定される。
なお図7A及び図7Bに示した例では、耳装着型装置130及び耳装着型装置140に関してx軸方向の加速度axとy軸方向の加速度ayとが共に負の相関が高いと判定されため、耳装着型装置130と耳装着型装置140との加速度は負の相関が高い判定される。
耳装着型装置130と耳装着型装置140との動きは負の相関が高いとする場合は、これに限らず例えばx軸方向の加速度axとy軸方向の加速度ayとの一方が負の相関が高く、もう一方は正の相関が高い場合でもよいものとする。なお相関が高いか否かに関しては、加速度axを複数回取得して相関を求める場合、例えば、相関係数rに基づいて判断するように構成してもよい。
ここで、相関係数rは下記式(1)を用いて表される。なお、xを耳装着型装置130の加速度ax、yを耳装着型装置140の加速度axとする。また共分散Sxyはxとyとの共分散、標準偏差Sxはxの標準偏差、標準偏差Syはyの標準偏差、nは2変数データ(x,y)の総数、xiはxの個々の数値、yiはyの個々の数値、
はxの平均値、
はyの平均値、とする。
はxの平均値、
はyの平均値、とする。
そして、例えば、相関係数rが−1以上−0.7以下の場合にxとyとは強い負の相関であり、負の相関が高いと判定される。また例えば、相関係数rが−0.7より大きく−0.4以下の場合にxとyとは負の相関であり負の相関が高いと判定され、相関係数rが−0.4より大きく−0.2以下の場合にxとyとは弱い負の相関であり相関が低いと判定される。
また例えば相関係数rが−0.2より大きく0.2以下の場合にxとyとはほとんど相関がなく、相関が低いと判定される。また例えば相関係数rが0.2より大きく0.4以下の場合にxとyとは弱い正の相関であり、相関が低いと判定される。
また例えば相関係数rが0.4より大きく0.7以下の場合にxとyとは正の相関であり、正の相関が高いと判定される。また例えば相関係数rが0.7より大きく1以下の場合にxとyとは強い正の相関であり、正の相関が高いと判定される。
耳装着型装置130の加速度ayと耳装着型装置140の加速度ayとの相関及び耳装着型装置130の加速度azと耳装着型装置140の加速度azとの相関に関しても耳装着型装置130の加速度axと耳装着型装置140の加速度axとの相関と同様に求めることができる。
図5に戻り説明を続ける。端末制御部123は、2つの耳装着型装置130,140の相対的な向きを判定する(S503)。端末制御部123は、具体的には、例えば、センサ132,142が検出した加速度ax,ay,azに基づいて、2つの耳装着型装置130,140の相対的な向きを算出する。
端末制御部123は、算出結果に基づいて2つの耳装着型装置130,140の相対的な向きが、揃っている(同じ向き)か、向かい合っているか、又は揃っている及び向かい合っている以外(その他)か判定する。
端末制御部123は、例えば、ステップS502で用いた相関を用いて、耳装着型装置130,140の相対的な向き(角度)を判定してもよい。例えば、センサ132,142が検出した加速度は負の相関が高いと判定された場合、端末制御部123は、2つの耳装着型装置130,140の相対的な向きは、向かい合っていると判定する。
また、例えば、センサ132,142が検出した加速度は正の相関が高いと判定された場合、端末制御部123は、2つの耳装着型装置130,140の相対的な向きは、揃っていると判定する。
2つの耳装着型装置130,140が揃っていると判定された場合、端末制御部123は、2つの耳装着型装置130,140は使用者201に装着されていないと判定し、端末制御部123はステップS504に進む。
向かい合っていると判定された場合、端末制御部123は、2つの耳装着型装置130,140は、使用者201に装着されていると判定し、端末制御部123はステップS506に進む。その他と判定された場合、制御処理は終了する。
端末制御部123は、耳装着型装置130,140を振っているか否か判定する(S504)。例えば、端末制御部123は、耳装着型装置130,140の加速度azの平均値の所定期間(例えば、1秒間)における最大値が閾値以上の場合、耳装着型装置130,140を振っていると判定する(S504:YES)。
また端末制御部123は、耳装着型装置130,140の加速度azの平均値の所定期間における最大値が閾値未満の場合、耳装着型装置130,140を振っていないと判定する(S504:NO)。
耳装着型装置130,140を振っていると判定された場合(S504:YES)、制御処理はステップS505に進み、耳装着型装置130,140を振っていないと判定された場合(S504:NO)、制御処理は終了する。
使用者201が耳装着型装置130,140を振っているか否かの判定に関しての詳細を説明する。図8は使用者201が耳装着型装置を持って振った際にセンサが検知するz軸の加速度の波形図を示す。
図8に示すグラフ801は、耳装着型装置130のセンサ132が検出する経時によるz軸における加速度azの変化を示す。同様に図8に示すグラフ802は、耳装着型装置140のセンサ142が検出する経時によるz軸における加速度azの変化を示す。
またグラフ601,602よりセンサ132,142が加速度azを計測している1秒間においてはセンサ132が検出する加速度azとセンサ142が検出する加速度azは、共に最大値が3Gを超えている。なお人が頷く際に頭部に生じる加速度は2G程度であることが知られている。実施の形態において、例えば、閾値を3Gとする。
図8に示すセンサ132,142が検出する加速度azは、共に最大値が3Gを超えている。このため、図8に示すような加速度azが検出された場合、端末制御部123は、センサ132,142が検出する加速度azの平均値の最大値は、閾値(3G)以上であるため、耳装着型装置130,140を振っていると判定する。
尚、耳装着型装置130,140を振っているか否か判定するために用いる加速度は、耳装着型装置130,140の加速度azのいずれか一方のみでもよい。また、端末制御部123は、加速度azを積分した値である速度や2度積分した値である距離などが閾値以上か否かによって、耳装着型装置130,140を振っているか否か判定してもよい。
図5に戻り説明を続ける。端末制御部123は、端末通信部124、通信部131,141を介して装置制御部133,143に電源オフ指示を行う(S505)。装置制御部133,143は、端末制御部123から電源オフ指示を受けると、耳装着型装置130,140の電源をオフにする。
例えば使用者201が耳装着型装置130,140の向きをそろえて振った場合、ステップS503において耳装着型装置130,140の相対的な向きが揃っていると判定され且つステップS504において耳装着型装置130,140を振っていると判定される。
耳装着型装置130,140を振っていると判定されると(S504:YES)、耳装着型装置130,140の電源はオフにされる(S505)。このように、使用者201は耳装着型装置130,140の向きをそろえて振ることで、付加装置を使わずに容易に耳装着型装置130,140の電源をオフにすることができる。
端末制御部123は、耳装着型装置130,140の加速度に基づいて、使用者201が激しい運動をしているか否か判定する(S506)。例えば、端末制御部123は、耳装着型装置130,140の加速度azの平均値の所定期間(例えば、1秒間)における最大値が閾値以上の場合、使用者201が激しい運動をしていると判定する(S506:YES)。また端末制御部123は、加速度azの平均値の所定期間における最大値が閾値未満の場合、使用者201が激しい運動をしていない判定する(S506:NO)。
使用者201が激しい運動をしていると判定された場合(S506:YES)、制御処理はステップS507に進み、使用者201が激しい運動をしていないと判定された場合(S506:NO)、制御処理は終了する。使用者201が走るなどの激しい運動をしているか否かの判定に関しての詳細を説明する。
図9は、耳装着型装置130,140を装着した使用者201が走った際にセンサが検知するz軸の加速度azの波形図を示す。図9に示すグラフ901は、耳装着型装置130のセンサ132が検出する経時によるz軸における加速度azの変化を示す。同様に図11に示すグラフ902は、耳装着型装置140のセンサ142が検出する経時によるz軸における加速度azの変化を示す。
またグラフ901,902よりセンサ132,142が加速度azを計測している1秒間においてはセンサ132が検出する加速度azとセンサ142が検出する加速度azは、共に最大値が4Gを超えている。なお人が頷く際に頭部に生じる加速度は2G程度であることが知られている。実施の形態において、例えば、閾値を3Gとする。
図9に示すセンサ132,142が検出する加速度azは、共に最大値が4Gを超えている。このため、図9に示すような加速度azが検出された場合、端末制御部123は、センサ132,142が検出する加速度azの平均値の最大値は、閾値(3G)以上であるため、使用者201が激しい運動をしていると判定する。
なお上記においては、センサ132,142が検出する加速度azの平均値の最大値を3Gのような閾値と比較する場合について述べたが、本実施の形態はこれに限らない。例えば、耳装着型装置130,140を振っているか否か判定するために用いる加速度は、耳装着型装置130,140の加速度azのいずれか一方のみでもよい。また、センサ132,142が検出する加速度azのうちの絶対値が大きい方を閾値と比較してもよい。
上述の例では、閾値によって使用者201が激しい運動をしているか否かを判定しているが、加速度azの経時による変化のパターンによって使用者201が激しい運動をしているか否かを判定してもよい。
例えば、1秒間に2.5往復以上の4Gを超える対照的な加速度azが検出された場合に、端末制御部123は、使用者201が激しい運動をしていると判定し、発音体135,145からの発音を停止するなどの処理をしてもよい。人間の自然な動きでは、1秒間に2.5往復以上の5Gを超える対照的な加速度azが検出されることは困難である。
加速度の経時による変化のパターンによって使用者201の動作を判定することで、人為的な操作の加速度変化のみを検出することを可能とし、使用者201の動作を判定する際の精度を上げることができる。加速度の経時による変化のパターンのパターンとは例えばx軸やy軸やz軸のすくなくとも1つの軸に関して対照的な変化のパターンが挙げられる。
また、端末制御部123は、加速度azを積分した値である速度や2度積分した値である距離などが閾値以上か否かによって、使用者201が激しい運動をしているか否か判定してもよい。
図5に戻り説明を続ける。端末制御部123は、装置制御部133,143に指示し、装置制御部133,143は、音量を下げる(S507)。なお端末制御部は、発音体135,145から発音される音量が所定値より大きい場合にのみ指示を行ってもよく、この場合は、装置制御部133,143は、指示があった場合に音量を所定値になるように下げる。
端末制御部123は、例えば発音体135,145から発音される音量が一定以上の大きさとならないような制限をかける。使用者201が走る等の激しい運動をしていると判定された場合、安全のために外来音が聞こえやすくなるように音量が下がる。また、音量が制限される発音体135,145は、いずれか一方のみでもよい。
また、ステップS507において、耳装着型装置130,140は、集音体で集音した音を発音体135,145で再生してもよい。この場合、制御システム100は、マイクなどの集音体を備える。
集音体で集音した音を発音体135,145で再生する場合、集音体が制御信号を受けてから、発音体135,145が集音体で集音した音を再生するまでの伝送時間(遅延時間)を減らすことが好ましい。このため、集音体は耳装着型装置130,140に内蔵されているものが好ましい。
同一の筐体302,312で集音体と発音体135,145とを動作させる場合、発音体135,145からの出力の一部が集音体に帰還されることで生ずる発振現象を抑制するハウリングキャンセラを制御システム100が実装していることが好ましい。
尚、上述の制御処理では、ステップS505において耳装着型装置130,140の電源をオフにする場合を示したが、これに限らず別の処理を行ってもよい。また、耳装着型装置130,140を振っていないと判定された場合(S504:NO)、端末制御部123は、耳装着型装置130,140の動き(ジェスチャ)に応じた表示を表示装置に行ってもよい。
具体的には、端末制御部123は、端末110の図示せぬ表示装置に、ジェスチャによって表される入力結果を表示してもよい。例えば、使用者201が耳装着型装置130,140の向きをそろえて持って、「は」の字を書くようなジェスチャを行った場合、端末制御部123は、耳装着型装置130,140の動きを検出して「は」を表示装置に表示する。なお表示装置に表示される「は」は、ジェスチャ通りでもよいし、データベースで照合され、データベースを参照して表示されるようなきれいな形でもよい。
図10は、使用者201が耳装着型装置130,140を持って「は」の字を書くようなジェスチャをした際にセンサ132が検知するx軸、y軸及びz軸の加速度ax,ay,azの波形図である。
使用者201が耳装着型装置130,140を手に方向をそろえて持つ際には、センサ132とセンサ142との検出する加速度はほぼ同じとなるため、図10ではセンサ132が検知するx軸、y軸及びz軸の加速度ax,ay,azのみを示している。
図10に示すグラフ1001は、耳装着型装置130のセンサ132が検出する経時によるx軸における加速度axの変化を示す。グラフ1002は、耳装着型装置130のセンサ132が検出する経時によるz軸における加速度azの変化を示す。グラフ1003は、耳装着型装置130のセンサ132が検出する経時によるy軸における加速度ayの変化を示す。
使用者201は、図2のセンサ132の向きにセンサ142を揃えるように耳装着型装置130,140を持ち、x軸、z軸平面上で、「は」の字を書くようにジェスチャをしたとする。この場合、図2のy軸方向の加速度ayを無視することができる。なお耳装着型装置130,140を揃える方法としては、鉛筆のように一本の棒としてもよい。
y軸方向の加速度ayを無視することで、x軸方向の加速度axとz軸方向の加速度azのみに着目すればよくなり、ジェスチャの種類を判定することが容易となる。なおデータベースと照合することでジェスチャの種類を判定する場合、データベースとの照合が容易となる。
またジェスチャによる入力機能だけを使う場合は、耳装着型装置130,140は耳装着型ではなくてもよく、例えば指輪の形状であってもよい。また上述の例では耳装着型装置130,140を係合させてジェスチャを行う場合について述べたが、耳装着型装置130,140のうちの1つのみでジェスチャを行ってもよいものとする。
また、上述のステップS504、S506、S507の一部又は全てを省略してもよい。本実施の形態ではステップS503において、端末制御部123は、2つの耳装着型装置130,140の相対的な向きが、揃っているか、向かい合っているか、又はその他か判定している。
本実施の形態はこれらに限らず、2つの耳装着型装置130,140の相対的な向きが所定の向きであるか判定し、所定の向きであると判定されたら、所定の向きに対応付けられた所定の処理を行ってもよい。
所定の向きは、耳装着型装置130,140が使用者201に装着されている状態と区別するため、2つの耳装着型装置130,140の相対的な向きが向かい合っている状態と異なることが望ましい。
例えば、端末110の有するメモリは図11に示すような耳装着型装置130,140の相対的な向き(相対角度)と処理内容とを対応付けて記憶しており、端末制御部123は、2つの耳装着型装置130,140の相対角度に応じた処理を行ってもよい。
例えば、図11に基づいて、端末制御部123は、相対角度が0°〜10°の場合、耳装着型装置130,140の電源をオフにし、相対角度が170°〜180°の場合、使用者の動作状態に応じて音量を下げ、相対角度が30°〜40°の場合、端末110の図示せぬ表示装置に耳装着型装置130,140の動きに応じた表示や所定の情報の表示などを行うUI処理を行ってもよい。
制御システム100は、端末110と複数の耳装着型装置130,140で構成してもよいし、端末110のみで構成してもよいし、1つの耳装着型装置130,140で構成してもよい。端末110のみで制御システム100を構成する場合には、端末110は発音体135,145を備えるように構成してもよい。
なお、特許請求の範囲における制御システムは、例えば端末単体、耳装着型装置のうちの1つ、又は、端末と耳装着型装置のうちの複数で実現される場合のいずれも含む。また、耳装着型装置130,140の動きを示す動き情報は、例えば、耳装着型装置130,140の加速度または角加速度等である。また、耳装着型装置130,140の動作状態は、例えば、耳装着型装置130,140の電源状態または音量等である。
以上のように本実施の形態による制御システム100によれば、耳装着型装置130,140の電源オフや音量制御といった操作を、耳装着型装置130,140を使用した動作のみで行うことができる。
100……制御システム、110……端末、120,820……信号送出部、121……入力部、122……端末信号処理部、123……端末制御部、124……端末通信部、130,140……耳装着型装置、131,141……通信部、132,142……センサ、133,143……装置制御部、134,144……増幅部、135,145……発音体、201……使用者。
Claims (8)
- 第1の耳装着型装置の動きを示す第1の動き情報と、第2の耳装着型装置の動きを示す第2の動き情報とを取得する動き情報取得部と、
前記第1の動き情報と前記第2の動き情報との相関に基づいて、前記第1の耳装着型装置及び前記第2の耳装着型装置のうち少なくとも一方の動作状態を変化させる制御部と、
を備える制御システム。 - 前記制御部は、前記第1の耳装着型装置と前記第2の耳装着型装置の相対的な角度に基づいて、前記第1の耳装着型装置及び前記第2の耳装着型装置のうち少なくとも一方の電源を制御する、
請求項1に記載の制御システム。 - 前記第1の動き情報は、前記第1の耳装着型装置の加速度であり、前記第2の動き情報は、前記第2の耳装着型装置の加速度であり、
前記制御部は、前記第1の耳装着型装置と前記第2の耳装着型装置の相対的な角度、及び所定期間の間の前記第1の耳装着型装置の加速度及び前記第2の耳装着型装置の加速度の少なくとも一方の最大値に基づいて、第1の耳装着型装置及び第2の耳装着型装置の少なくとも一方から発音される音声を制限する、
請求項1に記載の制御システム。 - 前記第1の動き情報は、前記第1の耳装着型装置の加速度であり、前記第2の動き情報は、前記第2の耳装着型装置の加速度であり、
前記制御部は、前記第1の耳装着型装置と前記第2の耳装着型装置の相対的な角度、及び所定期間の間の前記第1の耳装着型装置の加速度及び前記第2の耳装着型装置の加速度の少なくとも一方の積分値に基づいて、第1の耳装着型装置及び第2の耳装着型装置の少なくとも一方から発音される音声を制限する、
請求項1に記載の制御システム。 - 前記第1の動き情報は、前記第1の耳装着型装置の加速度であり、前記第2の動き情報は、前記第2の耳装着型装置の加速度であり、
前記制御部は、所定期間の間の前記第1の耳装着型装置の加速度及び前記第2の耳装着型装置の加速度の少なくとも一方が所定のパターンに該当する場合、第1の耳装着型装置及び第2の耳装着型装置の少なくとも一方から発音される音声を制限する、
請求項1に記載の制御システム。 - 前記制御部は、前記第1の耳装着型装置と前記第2の耳装着型装置の相対的な角度に基づいて、前記第1の動き情報が示す動きに対応する文字を表示装置に表示する、
請求項1に記載の制御システム。 - 前記第1の耳装着型装置と前記第2の耳装着型装置は、前記第1の耳装着型装置と前記第2の耳装着型装置の相対的な角度が所定の角度となるように係合するための機構を有し、
前記第1の耳装着型装置と前記第2の耳装着型装置の相対的な角度が前記所定の角度である場合、前記制御部は、前記所定の角度に対応付けられた処理を実行することで前記第1の耳装着型装置及び前記第2の耳装着型装置のうち少なくとも一方の動作状態を変化させる
請求項1に記載の制御システム。 - 第1の耳装着型装置の動きを示す第1の動き情報と、第2の耳装着型装置の動きを示す第2の動き情報とを取得し、
前記第1の動き情報と前記第2の動き情報との相関に基づいて、前記第1の耳装着型装置及び前記第2の耳装着型装置のうち少なくとも一方の動作状態を変化させる、
制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2019088496A JP2020184692A (ja) | 2019-05-08 | 2019-05-08 | 制御システム及びその制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2019088496A JP2020184692A (ja) | 2019-05-08 | 2019-05-08 | 制御システム及びその制御方法 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2019088496A Pending JP2020184692A (ja) | 2019-05-08 | 2019-05-08 | 制御システム及びその制御方法 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2020184692A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2023153299A1 (ja) * | 2022-02-14 | 2023-08-17 | ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社 | 情報処理システム、及び、情報処理方法 |
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2019
- 2019-05-08 JP JP2019088496A patent/JP2020184692A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2023153299A1 (ja) * | 2022-02-14 | 2023-08-17 | ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社 | 情報処理システム、及び、情報処理方法 |
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