JP2020184277A - 販売システム、販売方法、及び販売プログラム - Google Patents

販売システム、販売方法、及び販売プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】同質であって複数存在する商品の需給バランスに適合した価格を設定できると共に商品を購入するユーザ間で不満が生じにくい販売システム、販売方法、及び販売プログラムを提供する。【解決手段】販売システム1は、商品の価格を設定すると共に一の販売期間の次の販売期間における価格を一の販売期間における価格より低い価格に設定する価格設定部12と、ユーザから商品の購入要求を受け付ける購入要求受付部14と、購入要求をユーザから受け付けた時点が属する販売期間における価格を当該ユーザへ商品を販売するための予定価格として当該ユーザに対応付ける予定価格対応付け部16と、購入要求受付部14が受け付ける購入要求の数を順次合算して得られる合計値が所定の在庫数に一致した時点が属する販売期間における価格を商品の販売価格として決定する販売価格決定部18と、ユーザに対応付けられている予定価格と販売価格とが相違する場合、販売価格をユーザに対応付ける価格修正部20とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、販売システム、販売方法、及び販売プログラムに関する。特に、本発明は、商品の価格を徐々に引き下げることができる販売システム、販売方法、及び販売プログラムに関する。
従来、ある商品に最高金額を設定し、この最高金額をスタート価格として提示し、予め定められた期間内において時間の経過と共に当該商品の価格をスタート金額から低減させていく逆オークション方式が知られている(例えば、非特許文献1参照)。非特許文献1に記載の逆オークション方式によれば、ユーザは、商品の最高金額以下の価格で商品を購入できる。
"安くなっていく逆オークション?ソーシャルライブコマース「Live Shop!」とは"、[online]、2018年6月29日、[2019年4月25日検索]、インターネット<URL:https://ec-orange.jp/ec-media/?p=21707>
オンライン上でのユーザ間の商品取引が容易であることから、人気のある商品が転売目的のユーザに購入されることで商品価格が高騰し、当該商品の本来のファンであるユーザが当該商品を定価で購入することが難しくなる場合がある。係る状況において、非特許文献1のような逆オークション方式も提案されている。
しかしながら、非特許文献1等に記載の逆オークション方式は、逆オークション開始から徐々に商品の価格が下がっていくものの、最初に入札したユーザのみが商品を購入することができる方式である。つまり、非特許文献1に記載の逆オークション方式は、結局、最も高い価格を提示した者が落札できる通常のオークション方式と実質的には変わらないだけでなく、転売目的のユーザがいち早く商品を落札してしまう場合がある。また、非特許文献1に記載の逆オークション方式においては、時間の経過と共に商品の価格が下がるだけでなく価格が下がるほどに購入希望者も増えるため、当該商品を購入できる可能性も低下することから、ユーザ間の競争心を煽ることになる。
したがって、本発明の目的は、同質であって複数存在する商品の需給バランスに適合した価格を設定できると共に商品を購入するユーザ間で不満が生じにくい販売システム、販売方法、及び販売プログラムを提供することにある。
本発明は、上記目的を達成するため、所定の在庫数の商品を複数のユーザそれぞれに複数の販売期間のそれぞれで販売する販売システムであって、複数の販売期間それぞれにおいて商品の価格を設定すると共に、一の販売期間の次の販売期間における価格を一の販売期間における価格より低い価格に設定する価格設定部と、複数の販売期間それぞれでユーザから商品の購入要求を受け付ける購入要求受付部と、購入要求受付部が購入要求をユーザから受け付けた時点が属する販売期間における価格を、当該ユーザへ商品を販売するための予定価格として当該ユーザに対応付ける予定価格対応付け部と、購入要求受付部が受け付ける購入要求の数を順次合算して得られる合計値が所定の在庫数に一致した時点が属する販売期間における価格を、商品の販売価格として決定する販売価格決定部と、ユーザに対応付けられている予定価格と販売価格とが相違する場合、予定価格に代えて販売価格をユーザに対応付ける価格修正部とを備える販売システムが提供される。
また、本発明は上記目的を達成するため、所定の在庫数の商品を複数のユーザそれぞれに複数の販売期間のそれぞれで販売する販売方法であって、価格設定部が、複数の販売期間それぞれにおいて商品の価格を設定すると共に、一の販売期間の次の販売期間における価格を一の販売期間における価格より低い価格に設定する価格設定工程と、購入要求受付部が、複数の販売期間それぞれでユーザから商品の購入要求を受け付ける購入要求受付工程と、予定価格対応付け部が、購入要求受付部が購入要求をユーザから受け付けた時点が属する販売期間における価格を、当該ユーザへ商品を販売するための予定価格として当該ユーザに対応付ける予定価格対応付け工程と、販売価格決定部が、購入要求受付部が受け付ける購入要求の数を順次合算して得られる合計値が所定の在庫数に一致した時点が属する販売期間における価格を、商品の販売価格として決定する販売価格決定工程と、価格修正部が、ユーザに対応付けられている予定価格と販売価格とが相違する場合、予定価格に代えて販売価格をユーザに対応付ける価格修正工程とを備える販売方法が提供される。
また、本発明は上記目的を達成するため、所定の在庫数の商品を複数のユーザそれぞれに複数の販売期間のそれぞれで販売する販売システム用の販売プログラムであって、コンピュータに、複数の販売期間それぞれにおいて商品の価格を設定すると共に、一の販売期間の次の販売期間における価格を一の販売期間における価格より低い価格に設定する価格設定機能と、複数の販売期間それぞれでユーザから商品の購入要求を受け付ける購入要求受付機能と、購入要求受付機能において購入要求をユーザから受け付けた時点が属する販売期間における価格を、当該ユーザへ商品を販売するための予定価格として当該ユーザに対応付ける予定価格対応付け機能と、購入要求受付機能において受け付ける購入要求の数を順次合算して得られる合計値が所定の在庫数に一致した時点が属する販売期間における価格を、商品の販売価格として決定する販売価格決定機能と、ユーザに対応付けられている予定価格と販売価格とが相違する場合、予定価格に代えて販売価格をユーザに対応付ける価格修正機能とを実現させる販売プログラムが提供される。
本発明に係る販売システム、販売方法、及び販売プログラムによれば、同質であって複数存在する商品の需給バランスに適合した価格を設定できると共に商品を購入するユーザ間で不満が生じにくい販売システム、販売方法、及び販売プログラムを提供できる。
本実施形態に係る販売システムの概要図である。 本実施形態に係る販売システムの機能構成ブロック図である。 本実施形態に係る販売情報格納部が有する各テーブルのデータ構成図である。 本実施形態に係る販売システムにおける処理のフロー図である。 本実施形態に係る販売システムにおける処理のフロー図である。 本実施形態に係る販売システムにおける商品の販売過程の概要図である。 本実施形態に係る販売システムにおける商品の販売過程の概要図である。
[実施の形態]
図1は、本発明の実施の形態に係る販売システムの概要を示す。
<販売システム1の概要>
本実施形態に係る販売システム1は、複数用意される同種の商品であって在庫数に限りがある商品を、複数の購入者それぞれが納得感をもって購入できる販売システムである。販売システム1は、ユーザが所有する通信端末からの要求に応じ、所定の処理を経た上で、購入を要求したユーザへの商品の販売手続を実行できる。具体的に、販売システム1は、ユーザからの購入要求を受け付けつつ、商品の価格を徐々に引き下げ、最終的に確定した商品の販売価格より高く購入したユーザには差額を返還できるシステムである。なお、販売システム1とユーザが所有する通信端末(例えば、通信端末3、通信端末3a・・・及び通信端末3n)とは、例えば、通信網5を介して双方向通信可能に接続される。
ここで付言すると、従来、逆オークションと呼ばれるオークション方式が存在する。逆オークションは、買い手側が欲する商品についてのリクエストを掲載し、リクエストを閲覧した売り手側が商品の提供のオファーをする。そして、最低価格を入札した売り手が、買い手と取引することができるようになる。一方、本実施形態に係る販売システム1は、商品の価格が徐々に引き下げるものの、買い手(つまり、ユーザ)が、自身が欲する商品のリクエストを掲載するものではない。本実施形態に係る販売システム1においては、売り手側が商品を提示することになる。
ここでは図1を用い、一例として、在庫数に限りがあるイベントチケットを商品として販売する場合を説明する。
まず、販売システム1は、商品の初期の価格を予め設定する(図1の例では、販売期間「1日目」の欄に記載された価格「10万円」が初期の価格である。)。そして、販売システム1は、初期の価格をユーザの通信端末に提示する。販売システム1は、複数のユーザの通信端末それぞれからの働きかけに応じ、商品の初期の価格に関する情報を各ユーザの通信端末に供給する。通信端末は当該情報を受け取り、商品の初期の価格を表示する(なお、他の販売期間においても同様である。)。そして、販売システム1は、ユーザによる通信端末への入力に応じ、商品の購入要求を各販売期間で受け付ける。なお、購入要求は、ある販売期間での価格で商品を購入してもよいと考えたユーザからの購入要求である。図1の例では販売期間1日目に、販売システム1は購入要求を「1つ」受け付けており、販売期間2日目に購入要求を「3つ」受け付けている。他の販売期間も同様である。
販売システム1は、複数の販売期間のそれぞれで商品の購入要求を受け付ける。すなわち、販売システム1は、一の販売期間で商品の購入要求を受け付け、一の販売期間が経過した後、一の販売期間の次の販売期間でも、商品の購入要求を受け付ける。販売システム1は、商品の在庫数がなくなるまでユーザの通信端末からの購入要求の受付を繰り返す。そして、販売システム1は、購入要求を受け付けるたびに購入要求の累計と在庫数とを比較し、当該累計が在庫数と一致した時点を含む販売期間で商品の販売を停止する。図1の例では販売期間10日目に購入要求の累計が在庫数と一致したため、販売システム1は、商品の販売を販売期間10日目で停止している。
また、販売システム1は、一の販売期間の次の販売期間における商品の価格を、一の販売期間における価格より引き下げた価格に設定する。更に、販売システム1は、この引き下げ額を、当該一の販売期間で受け付けた購入要求の数に少なくとも基づいて決定する。具体的に、販売システム1は、初期の引き下げ額を予め設定しておき、一の販売期間における購入要求の数に応じ、引き下げ額を増減する。例えば、販売システム1は、一の販売期間における購入要求の数が予め定められた数以下の場合、一の販売期間における価格がまだ適正価格ではないとして、引き下げ額を維持するか増加させる。また、販売システム1は、一の販売期間における購入要求の数が予め定められた数を超える場合、一の販売期間における価格が適正価格に近付いていると判断し、引き下げ額を減少させる。
図1の例で販売システム1は、一の販売期間における購入要求の数が「5つ未満」の場合には引き下げ額を3千円とし、一の販売期間における購入要求の数が「5つ以上」の場合には引き下げ額を1千円としている。
そして、販売システム1は、一の販売期間で購入要求を受け付けた場合、この購入要求を実行したユーザに対し、この一の販売期間における価格以下での価格を、当該ユーザに対する商品の販売価格として予定する(以下、「予定価格」という。)。つまり、図1の例では、販売システム1は、販売期間1日目で購入要求を実行したユーザに対しては商品を10万円以下で販売することを予定し(つまり、予定価格が10万円。)、販売期間2日目で購入要求を実行したユーザに対しては商品を9万7千円以下で販売することを予定する(つまり、予定価格が9万7千円。)。他の販売期間についても同様である。
続いて、販売システム1は、購入要求の累計と在庫数とを比較し、当該累計が在庫数と一致した時点を含む販売期間における価格を、実際に商品を販売する販売価格として決定する。図1の例では、販売システム1は、販売期間10日目で購入要求の累計と在庫数とが一致したので、販売期間10日目の価格である8万5千円を販売価格として決定する。
この場合に販売システム1は、予定価格と販売価格とが一致しないユーザに対し、以下の処理を実行する。すなわち、販売システム1は、予定価格と販売価格とが一致しないユーザの予定価格を、販売価格に置き換える。これにより、予定価格と販売価格とが一致しないユーザ、つまり、販売価格より高い予定価格での購入が予定されていたユーザも、販売価格で商品を購入することができることになる。そして、販売システム1は、予定価格と販売価格との差額を、例えば、仮想通貨や電子マネー等により、予定価格と販売価格とが一致しないユーザに返還する。例えば、販売期間1日目で購入要求を実行したユーザの予定価格は10万円である。一方、販売価格は8万5千円である。そこで、販売システム1は、差額の1万5千円相当分を、予定価格10万円で商品の購入を要求したユーザに返還する。他の販売期間についても同様である。ただし、販売期間10日目で購入要求を実行したユーザについては、予定価格と販売価格とが一致する。したがって、販売システム1は、販売期間10日目で購入要求を実行したユーザに対しては返還処理を実行しない。
このように販売システム1は、商品が売り切れた時点の価格(予定価格)を販売価格として決定し、販売価格が決定されるより前に予定価格で商品の購入を要求したユーザに対しては、予定価格と販売価格との差額を返還する。これにより、販売システム1によれば、「自分であればこの価格で商品を購入してもよい」と考えるユーザは、少なくとも予定価格で商品を購入することができ、この予定価格と販売価格とが一致しない場合、実質的に予定価格よりも低い価格(販売価格)で商品を購入することができる。
したがって、販売システム1によれば、商品の需給バランスに適合した商品の価格設定ができ、また、販売価格より高い予定価格で購入したユーザに対しては予定価格と販売価格との差額を返還するので、商品の購入者間に不満が生じにくい効果が得られると共に納得感が得られる。また、販売システム1によれば、商品の初期の価格を実質的に需給バランスが崩れた価格(例えば、需要が極めて少なくなると考えられる価格)に設定することで、転売目的での商品の購入や商品の買い占めを抑制することができる。
なお、商品は、コンサートやイベント等の興行チケット、数量に限定のあるトレーディングカード等の観賞用・ゲーム用カード、所定の人物やキャラクター等のグッズ、所定のゲーム等内で用いることができる仮想アイテム等である。また、通信端末(例えば、通信端末3、通信端末3a・・・及び通信端末3n)は、携帯電話、スマートフォン、ノートパソコン、タブレット型PC、デスクトップ型PC等の情報通信端末である。更に、通信網5は、携帯電話網、及び/又はインターネット等の通信網である。通信網5は、有線LAN及び無線LAN等の通信ネットワークを含むこともできる。そして、以下において本実施形態に係る販売システム1の詳細を説明するが、上記説明及び下記説明における数値はあくまで例示であり、これらの数値に限定されることはないことを付言する。
<販売システム1の詳細>
図2は、本実施形態に係る販売システムの機能構成の一例を示す。また、図3は、本実施形態に係る販売情報格納部が有する各テーブルのデータ構成の一例を示す。
[販売システム1の構成の概要]
本実施形態に係る販売システム1は、所定の在庫数の商品を複数のユーザそれぞれに複数の販売期間のそれぞれで販売するシステムである。販売システム1は、通信端末等が受け付けたユーザの入力を取得する入力部10と、商品の価格を設定する価格設定部12と、ユーザからの商品の購入要求を受け付ける購入要求受付部14と、ユーザに予定価格を対応付ける予定価格対応付け部16と、商品の販売価格を決定する販売価格決定部18と、予定価格を販売価格に修正可能な価格修正部20と、ユーザへの商品の販売処理を実行する販売処理部22と、ユーザに予定価格と販売価格との差額を返還する返還部24と、予め定められた特定価格での商品の購入を募集する募集部26と、特定価格で商品を購入可能なユーザを抽出する抽出部28と、ユーザの通信端末等に所定の情報を出力させる出力部30と、商品や顧客等の情報を格納する販売情報格納部32とを備える。また、販売システム1は、商品の購入を希望するユーザを登録する登録部34を更に備えてもよい。
ここで、販売情報格納部32は、商品に関する情報を格納する在庫テーブル320と、ユーザ(すなわち、顧客)に関する情報を格納する顧客情報テーブル322と、商品の注文に関する情報を格納する注文テーブル324とを有する。
本実施形態に係る販売システム1が取り扱う商品は、一品物の商品ではなく、同種/同質の商品、つまり同一カテゴリーの同一種類の商品であって、複数の在庫を準備可能な商品である。なお、在庫数には上限を設けることができる。また、販売期間は、所定の長さを有する期間であって、商品の販売が継続される期間である。販売期間が複数存在する場合、各販売期間の長さはそれぞれ同一でも異なっていてもよい。また、複数の販売期間はそれぞれ時系列に沿って継続される期間である。例えば、一の販売期間の次に他の販売期間が連続的に続き、他の販売期間の次に更に他の販売期間が連続的に続く。なお、一の販売期間と当該一の販売期間の次の販売期間との間に、商品の販売を実行しない所定の期間を挟んでもよい。
販売システム1は、上記複数の構成要素を物理的に同一の場所に有するだけでなく、上記複数の構成要素の一部を物理的に離れた位置に設置してもよい。例えば、販売システム1は、構成要素の機能の一部をユーザの通信端末や外部のサーバに担わせてもよい。また、販売システム1は、一以上のサーバとして構成してもよい。この場合、一のサーバの構成要素と他のサーバの構成要素とを組み合わせることで、販売システム1が構成される。更に、販売情報格納部32が格納する各種の情報は、入力部10を介して受け付けるユーザの指示や情報、及び/又は販売システム1の外部に存在する所定のサーバから所定の情報を取得して、随時、更新されてもよい。
[販売システム1の構成の詳細]
(入力部10、出力部30)
入力部10は、ユーザからの各種情報や指示の入力を通信端末及び通信網5を介して受け付ける。入力部10は、例えば、通信端末のタッチパネル、キーボード、マウス、マイク等を介して各種の情報やユーザの指示を受け付ける。入力部10は受け付けた情報や指示を、販売システム1を構成する所定の構成要素に供給する。
出力部30は、通信網5を介して販売システム1における各種の処理結果や所定の情報をユーザの通信端末に出力させる。出力部30は、各種の処理結果や所定の情報をユーザが知覚可能に通信端末に出力させる。具体的に出力部30は、販売システム1における各種処理結果や所定の情報を、静止画像、動画像、音声、テキスト、及び/又は振動等の物理現象等として出力させる。例えば、出力部30は、通信端末の表示部、スピーカー、振動部(通信端末内に設けられ、所定の電気信号により振動を発生させる装置)、発光部等を介して各種処理結果や所定の情報を出力させる。
(販売情報格納部32:在庫テーブル320、顧客情報テーブル322、注文テーブル324)
在庫テーブル320は、商品を一意に識別する商品IDに対応付けて、当該商品の在庫数を示す情報、特定価格で販売することを目的として確保した商品の個数を示す情報(確保数)、及び特定価格の情報を格納する。ここで、特定価格とは、商品に対して予め設定される価格であり、例えば、定価若しくは商品の最低金額である。特定価格は、少なくとも商品の販売開始時点における価格(初期の価格)よりも低い価格に設定することが好ましい。
顧客情報テーブル322は、顧客(つまり、ユーザ)を一意に識別する顧客IDに対応付けて、当該顧客が購入する商品の商品ID、当該顧客が当該商品の購入を希望する販売期間における当該商品の価格である予定価格の情報、当該商品の販売価格と予定価格との差額を示す情報、及び当該顧客による当該商品の購入処理が完了したか否かに関する状況を示す販売状況の情報を格納する。
注文テーブル324は、商品IDに対応付けて、当該商品IDに対応する商品が販売される販売期間に関する情報、一の販売期間における当該商品の価格に関する情報、当該一の販売期間において当該商品の購入を希望した顧客の顧客ID、及び当該一の販売期間において購入の希望を受けた商品の数を示す購入要求数に関する情報を格納する。
販売情報格納部32が有する各テーブルは、販売システム1が備える他の構成要素からの働きかけに応じ、所定の構成要素に所定の情報を供給する。また、販売情報格納部32が有する各テーブルは、入力部10を介して受け付けるユーザの通信端末等からの情報、及び/又は外部のサーバ等からの所定の情報に基づいて、格納している情報が更新されてもよい。
(価格設定部12)
価格設定部12は、複数の販売期間それぞれにおいて商品の価格を設定する。価格設定部12は、予め定められた条件に基づいて複数の販売期間それぞれにおける商品の価格を順次設定できる。価格設定部12が価格を設定するタイミングは、適宜、調整してもよい。価格設定部12は、一の販売期間の商品の価格を設定した場合、設定した価格の情報を、商品IDと一の販売期間とに対応付けて注文テーブル324に格納する。価格設定部12は、注文テーブル324に格納されている過去に販売された同種の商品等の価格を参照し、商品の価格を設定してもよい。ここで、予め定められた条件は、ある販売期間での商品の購入を希望したユーザの数の所定基準と比べた場合の多少、ある販売期間で購入を受け付けた商品の総数の所定基準と比べた場合の多少等に基づいて設定される。
具体的に、価格設定部12は、商品の価格を設定する場合に、一の販売期間の次の販売期間における価格を、一の販売期間における価格より低い価格に設定する。すなわち、価格設定部12は、一の販売期間の次の販売期間における価格を設定する場合において、一の販売期間での価格を「第1価格」とし、次の販売期間における価格を「第2価格」とした場合、第2価格を第1価格より低く設定する。例えば、価格設定部12は、一の販売期間において購入要求受付部14が受け付けた購入要求の数に少なくとも基づいて引き下げ額を決定し、一の販売期間における価格から引き下げ額を差し引いた価格を、次の販売期間における価格として設定する。例えば、価格設定部12は、一の販売期間の次の販売期間における価格を設定する場合、第1価格で購入してもよいと考えたユーザからの購入要求の数に応じて決まる額を、第1価格から差し引いて第2価格を設定する。
一例として、価格設定部12は、一の販売期間の購入要求の数が予め定められた数を超える場合、当該購入要求の数が予め定められた数以下の場合に比べ、第1価格から差し引く額を少なく設定することができる。一方、価格設定部12は、一の販売期間の購入要求の数が予め定められた数以下の場合、当該購入要求の数が予め定められた数を超える場合に比べ、第1価格から差し引く額を多く設定することができる。
また、価格設定部12は、一の販売期間の価格から次の販売期間の価格を設定する場合に一の販売期間の価格から差し引く額を、販売期間の長さ、所定数の購入要求を受け付けるまでに要した時間、商品の購入要求を受け付けた頻度、商品の販売開始時点からの経過時間等に基づいて設定してもよい。例えば、価格設定部12は、複数の販売期間それぞれの長さ(例えば、週単位、日単位、時間単位等で設定される長さ)の長短に応じて差し引く額を調整してもよい。また、価格設定部12は、ある販売期間において予め定められた数の購入要求を受け付けるまでに要した時間が所定の時間内であるか否かに応じて差し引く額を調整することもできる。
なお、価格設定部12は、商品の価格がいまだ設定されていない場合、例えば、商品の販売開始時点においては、商品の価格(初期の価格)を予め設定できる。例えば、価格設定部12は、当該商品の過去の販売実績、当該商品と同一カテゴリーの他の商品の過去の販売実績等に基づいて、販売開始初日や最初の販売期間内で売り切れることがないと判断される価格を、初期の価格として設定できる。
(購入要求受付部14)
購入要求受付部14は、複数の販売期間それぞれでユーザから商品の購入要求を受け付ける。購入要求受付部14は、入力部10を介してユーザの通信端末等から購入要求を受け付ける。購入要求受付部14は、複数の販売期間それぞれで受け付けた購入要求の数を示す情報を、商品ID、販売期間、及び顧客IDに対応付けて注文テーブル324に格納する。すなわち、購入要求受付部14は、入力部10がユーザの通信端末から所定の商品の購入要求をある販売期間内で受け取った場合に、当該商品の商品ID、当該販売期間を示す情報、及び当該ユーザの顧客IDに対応付けて、購入要求の数(購入要求数)を格納する。なお、一のユーザが要求できる商品の購入数は1つ、若しくは1つ以上であってよい。また、購入要求受付部14は、1以上のユーザからの購入要求を受け付けることができる。
また、購入要求受付部14は、一の販売期間においてユーザから商品の購入要求を受け付けた場合、一の販売期間における購入要求の数を一の販売期間に対応付ける。そして、購入要求受付部14は、複数の販売期間それぞれに対応付けられた購入要求の数の合計と、在庫テーブル320に格納されている在庫数とを比較して、購入要求の数の合計値が当該在庫数の値と一致するまで、若しくは予め定められた期限が経過するまでユーザから購入要求を複数の販売期間のそれぞれで受け付ける。なお、予め定められた期限が経過する場合とは、購入要求の数の合計値と在庫数の値とが一致しない場合であって、商品を販売する期間が予め定められている場合である(つまり、予め定めた商品を販売する期間内に商品が売り切れなかった場合である。)。購入要求受付部14は、購入要求の数の合計値が当該在庫数の値と一致した時点、若しくは予め定められた期限が経過した時点以降、ユーザからの購入要求の受付を停止することができる。
なお、本実施形態において購入要求受付部14が複数の販売期間のそれぞれで購入要求を受け付けるとは、一の販売期間で購入要求を受け付け、その次の販売期間で購入要求を受け付けることを順次実行すること、つまり、一の販売期間が経過後は当該一の販売期間での購入要求の受付を終了し、その次の販売期間での購入要求の受付を開始することを意味する。
(予定価格対応付け部16)
予定価格対応付け部16は、購入要求受付部14が購入要求をユーザから受け付けた時点が属する販売期間における価格を、当該販売期間で購入要求をした当該ユーザへ商品を販売するための予定価格として当該ユーザに対応付ける。具体的に、予定価格対応付け部16は、購入要求受付部14がユーザから購入要求を受け付けた場合、当該ユーザの顧客ID、及び当該商品の商品IDに対応付けて、当該購入要求を受け付けた時点を含む販売期間の価格(この価格は価格設定部12が設定した価格である。)を予定価格として顧客情報テーブル322に格納する。予定価格対応付け部16が顧客IDに対応付けて顧客情報テーブル322に予定価格を格納した場合、この顧客IDに対応するユーザに販売する商品の価格は、予定価格以下になることが確定される。
(販売価格決定部18)
販売価格決定部18は、購入要求受付部14が受け付ける購入要求の数を時系列に沿って順次合算して得られる合計値が所定の在庫数に一致した時点が属する販売期間における価格を、商品の販売価格として決定する。具体的に、販売価格決定部18は、購入要求受付部14により順次更新される注文テーブル324を参照し、所定の商品の購入要求数を順次合算して購入要求数の合計値を算出する。そして、販売価格決定部18は、この合計値を在庫テーブル320に格納されている当該商品の在庫数と比較する。販売価格決定部18は、購入要求数の合計値と在庫数とが一致した場合、一致した時点が属する販売期間の価格(価格設定部12により設定された当該販売期間の価格)を、当該商品の販売価格として決定する。なお、販売価格決定部18は、注文テーブル324に格納されている、決定した販売価格に対応する価格に販売価格フラグを対応付けることができる。
また、販売価格決定部18は、予め定められた期限が経過した時点が属する販売期間における価格を商品の販売価格として決定することもできる。すなわち、販売価格決定部18は、購入要求数の合計値と在庫数とが一致しない場合、つまり、商品の在庫数が残存している場合であっても、予め定められた期限が経過した場合は、この経過時点が属する販売期間における価格を販売価格として決定する。
(価格修正部20)
価格修正部20は、販売価格決定部18によって販売価格が決定された後、顧客情報テーブル322及び注文テーブル324を参照し、ユーザに対応付けられている予定価格と販売価格とが相違する場合、予定価格に代えて販売価格をユーザに対応付ける。具体的に、価格修正部20は、顧客情報テーブル322に格納されている顧客IDに対応付けられている予定価格と、注文テーブル324に格納されている価格のうち、販売価格決定部18によって販売価格として決定された価格(つまり、販売価格であり、例えば、販売価格フラグが対応付けられている価格)とを参照する。そして、価格修正部20は、予定価格と販売価格とが相違する場合、顧客情報テーブル322に格納されている予定価格を販売価格に更新する。
本実施形態において予定価格は販売価格以上の価格である。つまり、予定価格と販売価格とが相違する場合、販売価格は価格設定部12により初期の価格から引き下げられた価格であるので、販売価格は予定価格以下の価格になる。なお、商品の販売を開始し、最初の販売期間で商品が売り切れた場合は、初期の価格、予定価格、及び販売価格がそれぞれ一致することになる。なお、価格修正部20は、顧客情報テーブル322及び注文テーブル324を参照し、ユーザに予定価格が対応付けられていない場合、販売価格をユーザに対応付けることもできる。
(販売処理部22)
販売処理部22は、ユーザに対する商品の販売処理や決済処理を実行する。販売処理や決済処理としては、例えば、商品の料金(価格に対応する対価)の領収、領収書の発行、商品の発送、商品がデジタル商品である場合はユーザの通信端末等への商品のダウンロード等が挙げられる。販売処理部22は、販売処理や決済処理を様々なタイミングで実行できる。例えば、販売処理部22は、商品の性質に応じ、当該商品の販売者が所望する販売処理や決済処理のタイミングを選択してもよい。本実施形態において、購入要求したユーザは、「自分であればこの価格(予定価格)で商品を購入してもよい」と考えたユーザであるため、販売処理部22は、購入要求受付部14が購入要求を受け付けた時点で(つまり、販売価格が決定する前に)、当該購入要求をしたユーザに対する販売処理を完了することができる。これにより、当該ユーザに当該商品が付与される。また、販売処理部22は、商品の在庫数が販売システム1上でなくなった時点(例えば、販売価格決定部18が販売価格を決定した時点)で、複数のユーザに対する販売処理を一括で完了させてもよい(つまり、在庫数が販売システム1上でなくなるまでは商品のユーザへの引き渡しは保留し、在庫数がなくなった時点以降でユーザに商品を引き渡してもよい。)。
更に、例えば商品が所定のゲーム等内で用いられる仮想アイテムである場合、予定価格が決定される前に当該ゲーム内で当該商品を使用可能な状態でユーザに付与されることが好ましい。係る観点から販売処理部22は、ユーザが購入の意思表示をしたタイミング(つまり、販売価格の決定前のタイミング)で、当該ゲーム内で当該商品を使用可能になるように販売処理や決済処理を実行してもよい。これにより、ユーザの購入の意思表示から実際に仮想アイテムをユーザが使用可能になるまでのタイムラグをなくすことができ、ゲーム運営に適合した仮想アイテムの販売が可能になる。また、商品が所定の興行のチケット等である場合、実際の商品の使用日(つまり、イベント日)までに期間が空いている場合がある。係る場合において、販売処理部22は、販売価格が決定された時点で販売処理や決済処理を実行してもよい。
(返還部24)
返還部24は、価格修正部20が予定価格に代えて販売価格をユーザに対応付けた場合、予定価格と販売価格との差額を当該ユーザに返還する。すなわち、返還部24は、価格修正部20が予定価格に代えて販売価格をユーザに対応付ける場合に、顧客情報テーブル322及び注文テーブル324を参照し、予定価格と販売価格とが異なるユーザの顧客IDに、予定価格と販売価格との差額に関する情報を対応付ける。返還部24は、差額に関する情報を顧客情報テーブル322に格納する。続いて、返還部24は、例えば、通貨、仮想通貨、システム内で使用可能なアイテム、及び電子マネー等からなる群から選択される少なくとも1つの価値化体物を用い、差額をユーザに返還する処理を実行する。
なお、本実施形態に係る販売システム1において販売処理部22は、ユーザが購入要求をした時点で、まず当該時点を含む販売期間の予定価格での商品の販売処理を実行し、販売価格が決定された後、予定価格と販売価格とが相違する場合に、返還部24が、予定価格と販売価格との差額をユーザに返却してもよい。また、販売システム1は、ユーザが購入要求をした時点では販売処理部22に販売処理を実行させず、販売価格が決定された時点、若しくは決定された後に販売処理部22に販売処理を実行させてもよい。
(登録部34)
登録部34は、商品の購入を希望するユーザに関する情報を登録する。具体的に、登録部34は、入力部10を介してユーザの通信端末等からの指示を受け付けて、商品の購入を希望するユーザとして当該ユーザの顧客ID等を顧客情報テーブル322に格納することができる。なお、射幸心を煽ることを抑制する観点から、登録部34は、出力部30を介してユーザの通信端末に、所定の商品の購入を希望するユーザの人数を出力させないことが好ましい。
[商品の全数を在庫数と確保数とで分けた場合の例]
以下、商品の全在庫のうち、一部の在庫を複数の販売期間内では販売しない在庫として予め確保する場合を説明する。この場合、商品の所定の在庫数のうち、予め定められた数量の商品を販売期間内では販売しない在庫として販売期間内での販売から除外する。そして、販売期間内での販売から除外した商品の在庫については、販売期間終了後、予め定められた特定の価格(特定価格)で販売することを予め定めておく。この場合、在庫テーブル320は、商品IDに対応付けて、販売期間内で販売する商品の在庫数を「在庫数」として格納し、販売期間内での販売から除外した商品の在庫数を「確保数」として格納する。更に在庫テーブル320は、商品IDに対応付けて、販売期間内での販売から除外した商品(つまり、販売期間外で販売する商品)の価格として特定価格を格納する。
この場合、特定価格で販売する商品(つまり、ある商品の全数「X」のうち、所定数が在庫数「a」となり、残りの「X−a」が特定価格で販売する商品の数であり、確保数に対応する。ここで、在庫数>確保数となる。)については、複数の販売期間内での購入要求受付部14による購入要求を受け付ける対象から除外する。つまり、購入要求受付部14は、在庫テーブル320を参照し、複数の販売期間内においては特定価格で販売する分の数(確保数)の商品に対する購入要求を受け付けない。
(募集部26)
募集部26は、商品の購入を希望するユーザの募集を受け付ける。具体的に募集部26は、販売価格決定部18が販売価格を決定した後、特定価格が販売価格より低い価格である場合に、予め定められた数量(確保数)の商品を特定価格で購入することを希望するユーザの募集を受け付ける。具体的に募集部26は、確保数分の商品を特定価格で販売する旨の通知を、出力部30からユーザの通信端末に供給する。そして、入力部10は、ユーザからの指示に応じ、特定価格での商品の購入に応募する旨のユーザからの情報(応募情報)を通信端末から取得する。募集部26は、顧客IDに対応付けて、入力部10からの応募情報を受け付ける。なお、募集部26は、特定価格が販売価格と同一価格である場合、若しくは特定価格が販売価格より高い価格である場合、確保数の商品を販売価格で購入することを希望するユーザの募集を受け付ける。また、募集部26は、全てのユーザに等しく商品の購入機会を与える観点から、ユーザが既に予定価格での商品の購入が確定したユーザであるか否かに関わらず、ユーザの募集を受け付けることができる。
(抽出部28)
抽出部28は、募集部26が受け付けたユーザ群に含まれるユーザの数(つまり、応募情報の数)が予め定められた数量(つまり、確保数)を超える場合、特定価格若しくは販売価格で商品を購入可能なユーザを抽出する。具体的に、抽出部28は、募集部26が受け付けたユーザをユーザ群とし、購入要求受付部14が当該ユーザ群に含まれるユーザから購入要求を受け付けたか否かに関わらず、特定価格若しくは販売価格で商品を購入可能なユーザを当該ユーザ群から抽出する。すなわち、抽出部28は、商品の全在庫数のうち、一部の数量の商品に特定価格を対応付け、この特定価格で商品を購入できるユーザを、販売価格が対応付けられたユーザ及びその他のユーザを含むユーザ群から抽出する。ここで、抽出部28は、所定の条件に応じてユーザを抽出できる。例えば、抽出部28は、応募の先着順、所定のコミュニティ(例えば、ファンクラブ等)への加入の有無、当該加入期間の長短、貨幣価値を除く所定のポイント(例えば、ゲーム内アイテム等)の消費等に基づいて、ユーザを抽出してもよい。
また、抽出部28は、抽選によりユーザを抽出してもよい。なお、抽選確率に特に限定はないが、全てのユーザに平等に特定価格若しくは販売価格での商品の購入機会を与える観点から、どのようなユーザであるか否かに関わらず、また、既に予定価格での商品の購入が確定しているユーザであるか否かに関わらず、ランダムであることが好ましい。抽出部28は、募集部26が応募を受け付けたユーザの中から確保数に相当する人数分のユーザを抽出する。すなわち、抽出部28は、募集部26が受け付けたユーザの数が確保数を超える場合、抽出処理を実行する。抽出部28は、抽出した確保数分のユーザの顧客ID(なお、抽出部28が抽選を実行する場合は当選したユーザの顧客ID)を、抽出結果を示す情報として価格修正部20に供給する。
価格修正部20は、抽出部28により抽出されたユーザの顧客IDに予定価格が対応付けられているか否かに関わらず特定価格若しくは販売価格をユーザの顧客IDに対応付ける。すなわち、価格修正部20は、顧客情報テーブル322を参照し、ユーザの顧客IDに予定価格が対応付けられていない場合は顧客IDに特定価格若しくは販売価格を対応付け、顧客IDに予定価格が対応付けられている場合は予定価格に代えて特定価格若しくは販売価格をユーザの顧客IDに対応付ける。具体的に、価格修正部20は、顧客情報テーブル322に格納されている顧客IDに対応付けられている予定価格を特定価格若しくは販売価格に更新する。また、価格修正部20は、抽出部28から受け付けた顧客IDに対応付けて予定価格が格納されていない場合、特定価格若しくは販売価格(販売価格フラグが対応付けられている価格)をそのまま当該顧客IDに対応付ける。そして、返還部24は、上記と同様にして、予定価格と特定価格若しくは販売価格との差額を抽出されたユーザ(抽出部28により抽出されたユーザ)に返還する。
[販売システム1の処理の流れの概要]
図4及び図5は、本実施形態に係る販売システムにおける処理の流れの一例を示す。また、図6及び図7は、本実施形態に係る販売システムにおける商品の販売過程の概要の一例を示す。
まず、複数の販売期間の初日から同種の複数の商品の販売が開始される(ステップ1。以下、ステップを「S」と表す。)。販売期間は、一例として、一の販売期間が「1日間」であるものとする。そして、図6の在庫テーブル320に示すように、商品IDが「0001」の商品を110個、販売する例を説明する。なお、この例においては、商品110個のうち、販売期間内に販売する予定の商品の数は100個(在庫数)に設定されており、販売期間終了後に販売する予定の商品の数は10個(確保数)に設定されている。また、商品の特定価格(例えば、最低価格)は2千円に設定されている。
すなわち、図4〜図7の例においては、110個の商品のうち100個の商品の価格をユーザの購入要求数に応じて決定し、10個の商品を特定価格で販売する例を示す。
まず、価格設定部12は、第1の販売期間における商品の第1価格を設定する(S12)。例えば、価格設定部12は、過去における同種若しくは類似する種類の商品の販売実績に基づいて、第1の販売期間中に商品が売り切れることが実質的にない価格を第1価格として設定する。図7の例では、価格設定部12は、第1の販売期間(図7の「販売期間:1日目」)の商品(商品ID:0001)の第1価格として1万円を設定し、注文テーブル324に商品ID、販売期間に対応付けて設定した価格を格納する。続いて、出力部30は、第1の販売期間中、注文テーブル324を参照して商品の第1価格に関する情報を販売システム1にアクセスするユーザの通信端末に供給し、当該ユーザ端末に第1価格を提示する(S14)。
そして、購入要求受付部14は、第1の販売期間中、ユーザの通信端末から入力部10を介して商品の購入要求を受け付ける(S16)。購入要求受付部14は、商品ID、販売期間、及び顧客IDに対応付けて購入要求を受け付ける。図7の例では、商品ID「0001」の商品について販売期間「1日目」に、顧客IDが「002」のユーザからの購入要求を「1つ」受け付けている。
予定価格対応付け部16は、購入要求受付部14から購入要求を受け付けた旨の情報を受け取り、ユーザから購入要求を受け付けた時点が属する販売期間(この場合、第1の販売期間)における価格(この場合、第1価格)を、当該販売期間で購入要求をしたユーザへ商品を販売するための予定価格として当該ユーザに対応付ける(S18)。予定価格対応付け部16は、顧客ID及び商品IDに対応付けて予定価格の情報を顧客情報テーブル322に格納する。図6の例では、顧客IDが「002」のユーザと商品IDが「0001」の商品とに、予定価格が「1万円」である情報が対応付けられている。これにより、顧客IDが「002」のユーザは、少なくとも「1万円以下」で商品を購入できることが確定する。
続いて、販売価格決定部18は、購入要求受付部14が受け付ける購入要求の数を時系列に沿って順次合算して得られる合計値が在庫数に一致するか否かを確認する(S20)。合計値と在庫数とが一致しない場合であって(S20のNo)、所定期間が経過した場合(S21のYes)、次の販売期間が開始される(S22)。そして、次の販売期間においてS12からS21が繰り返される。また、合計値と在庫数とが一致しない場合であって(S20のNo)、所定期間が経過していない場合(S21のNo)、購入要求受付部14は、購入要求の受付を続行し、S20の処理を繰り返す。ここで、所定期間とは、第1の販売期間に対応する。
なお、第1の販売期間(最初の販売期間)において購入要求の数と在庫数とが一致しない、すなわち、商品が売り切れていない場合、多くのユーザが第1価格での商品の購入を欲していないことを意味する。したがって、仮に転売目的の者が第1の販売期間において第1価格で複数の商品を購入したとしても、第1価格以上で商品を購入することを希望する者が実質的にほとんど存在しないことから、転売目的の者は商品の買い占めを躊躇することになる。そして、販売期間が経過する、すなわち、第1の販売期間から第2の販売期間に移り、第2の販売期間から第3の販売期間に移るにしたがって、商品の価格は低減される。つまり、第1価格>第2価格>第3価格>第4価格>・・・と徐々に価格は低くなり、徐々に販売価格に近付く。そうすると、商品の販売初日(第1の販売期間)において商品を買い占めるのではなく、第nの販売期間(ただし、n>1)で商品を買い占めようと考える者がいたとしても、販売期間が経過するにしたがって予定価格と販売価格との差額は小さくなるので、利幅は小さくなる。その結果、やはり、転売目的の者は商品の買い占めを躊躇する結果になる。
一方、販売価格決定部18が、上記合計値と在庫数とが一致すると判断した場合(S20のYes)、販売価格決定部18は、合計値と在庫数とが一致した時点を含む販売期間に対して価格設定部12が設定した価格を、商品の販売価格として決定する(S24)。販売価格決定部18が販売価格を決定することにより、最大100個(つまり、在庫数分)については、販売価格以下で販売されることが確定する。
ここで、図6の例では、顧客IDが「001」のユーザと商品IDが「0001」の商品とに、予定価格が「8千円」である情報が対応付けられ、顧客IDが「005」のユーザと商品IDが「0001」の商品とに、予定価格が「3千5百円」である情報が対応付けられ、顧客IDが「009」のユーザと商品IDが「0001」の商品とに、予定価格が「7千円」である情報が対応付けられ、顧客IDが「100」のユーザと商品IDが「0001」の商品とに、予定価格が「3千2百円」である情報が対応付けられている。
また、図7の例では、商品ID「0001」と販売期間「2日目」とに、第2価格としての8千円と、顧客ID「001」、顧客ID「003」、及び顧客ID「004」とが対応付けられ、顧客ID「001」には購入要求数「1」、顧客ID「003」には購入要求数「3」、及び顧客ID「004」には購入要求数「1」がそれぞれ対応付けられている。つまり、商品ID「0001」の商品について販売期間「2日目」に、顧客IDが「001」のユーザからの購入要求を「1つ」、顧客IDが「003」のユーザからの購入要求を「3つ」、顧客IDが「004」のユーザからの購入要求を「1つ」受け付けていることが示されている。他の販売期間においても同様である。
なお、図7の例における販売システム1においては、一人のユーザが購入可能な商品の数量に制限がなくてもよい例を示している。したがって、図7の例では、例えば、顧客ID「003」に購入要求「3」が対応付けられている。一方、販売システム1は、例えば、転売等のために商品が買い占められることを抑制する観点からは、一人のユーザが購入可能な商品の数量に制限を設けることが好ましい。
そして、図6及び図7の例においては、購入要求の合計値と在庫数とが販売期間「10日目」に一致した例を示している。この場合、注文テーブル324において、販売期間「10日目」における価格「3千2百円」が販売価格であり、その他の販売期間における価格はいずれも予定価格である。ただし、販売期間「10日目」における価格は、当該販売期間に商品の購入を要求したユーザ(顧客IDが「007」・・・「100」のユーザ)に対しては、予定価格であり販売価格でもある。
次に、価格修正部20は、顧客情報テーブル322及び注文テーブル324を参照し、ユーザに対応付けられている予定価格と販売価格とが相違するか否かを確認する(S26)。価格修正部20が予定価格と販売価格とが相違すると判断した場合(S26のYes)、価格修正部20は、ユーザの顧客IDに対応付けられている予定価格を販売価格に置き換える処理を実行する(S28)。
例えば、図6及び図7の例において、販売期間「3日目」に購入要求をしたユーザは、顧客IDが「009」・・・「030」のユーザである。価格修正部20は、これらの顧客IDに対応付けられている予定価格を参照し、参照した予定価格が「7千円」であることを把握する。また、価格修正部20は、注文テーブル324を参照し、販売価格が「3千2百円」であることを把握する。そして、価格修正部20は、参照した予定価格と販売価格とが相違すると判断し、予定価格を販売価格に置き換える処理を実行する。その結果、顧客情報テーブル322の顧客ID「009」や顧客ID「030」に対応付けられている予定価格(7千円)が販売価格(3千2百円)に更新される。他の販売期間においても同様に処理される。これにより、販売期間が「1日目」から「9日目」のユーザはいずれも、商品を販売価格で購入できることになる。
そして、返還部24は、予定価格と販売価格との差額をユーザに返還する(S30)。例えば、図6及び図7の例では、販売期間「1日目」で購入要求をしたユーザに対しては差額の「6千8百円」が返還され、販売期間「2日目」で購入要求をしたユーザに対しては差額の「4千8百円」が返還される。他の販売期間で購入要求をしたユーザに対しても、同様に差額が返還される。
一方、価格修正部20が、顧客情報テーブル322及び注文テーブル324を参照し、ユーザに対応付けられている予定価格と販売価格とが相違しないと判断した場合(S26のNo)、価格修正部20は、ユーザの顧客IDに対応付けられている予定価格を販売価格にする(S32)。すなわち、この場合、商品が売り切れた時点における販売期間の価格が予定価格となり、かつ、販売価格となる。図6及び図7の例においては、販売期間「10日目」で購入要求をしたユーザについて、予定価格と販売価格とが同一であるため、差額は存在せず、販売期間「10日目」で購入要求を実行したユーザは、自身が要求した価格での購入が可能となる。
(商品の全数を在庫数と確保数とで分けた場合のフロー)
S24の後、以下に説明するS40以降の処理を実行することもできる。なお、以下に説明するS40以降の処理の一部をS10の前に配置してもよい。
まず、販売価格決定部18が商品の販売価格を決定した後(S24)、募集部26は、予め定められた数量(図6の例においては、確保数「10個」)の商品の特定価格(図6の例においては特定価格「2千円」)での購入を希望するユーザを募集する(S40)。
抽出部28は、募集部26が受け付けたユーザ群に含まれるユーザの数が確保数を超えるか否かを判断する(S42)。抽出部28は、募集してきたユーザの数が確保数を超えない場合(S42のNo)、販売処理部22を制御して、募集してきたユーザに対して特定価格での商品の販売を実行させる(S54)。一方、抽出部28は、募集してきたユーザの数が確保数を超える場合(S42のYes)、抽出処理を実行する(S44)。
そして、抽出部28は、抽出したユーザの顧客ID(抽出部28が抽選を実行する場合は、抽選で当選したユーザの顧客ID)に対応付けて予定価格が顧客情報テーブル322に格納されているか否か確認する(S46)。すなわち、抽出部28は、抽出したユーザが既に商品を予定価格で購入することが確定したユーザであるか否かを確認する。抽出部28は、抽出したユーザの顧客IDに対応付けて予定価格が顧客情報テーブル322に格納されていないと判断した場合(S46のNo)、S54を実行する。なお、抽出したユーザの顧客IDに対応付けて予定価格が顧客情報テーブル322に格納されていない状況とは、当該顧客IDに対応するユーザが第1の販売期間(本例では1日目)から第10の販売期間(本例では10日目)までの間に商品の購入要求をしていないことを示す。本実施形態においては、複数の販売期間において商品の購入要求をしなかったユーザであっても、特定価格での商品の購入に応募させてもよい。
一方、抽出部28は、抽出したユーザの顧客IDに対応付けて予定価格が顧客情報テーブル322に格納されていると判断した場合(S46のYes)、予定価格と特定価格とが相違するか否か確認する(S48)。抽出部28は、予定価格と特定価格とが相違しないと判断した場合(S48のNo)、S54を実行する。また、抽出部28は、予定価格と特定価格とが相違すると判断した場合(S48のYes)、価格修正部20に、抽出したユーザの顧客IDに対応付けられている予定価格に代えて特定価格をユーザの顧客IDに対応付けさせる(S50)。
そして、返還部24は、予定価格と特定価格との差額をユーザに返還する(S52)。例えば、図6及び図7の例において、顧客IDが「009」のユーザが募集部26の募集に応じ、抽出部28により抽出された場合、当該ユーザの予定価格は「7千円」であり、特定価格は「2千円」であるので、その差額は「5千円」である。そこで、返還部24は、顧客IDが「009」のユーザに「5千円」分の価値化体物を返還する。
なお、既に予定価格で商品を購入できることが確定したユーザが募集部26の募集に応じ、抽出部28により抽出された場合であって、抽出されたユーザによる特定価格での商品の購入が確定した場合、当該ユーザが予定価格での購入を希望した商品の数については改めての販売を要しない。例えば、販売システム1が、商品の在庫数を100個、確保数を10個とした場合において、在庫数100個の商品を100名のユーザに販売価格で販売することが確定したとする。そして、販売システム1は、抽出部28の抽出結果に基づいてこの100名のうち3名が特定価格で商品を購入できることになった場合、97名が販売価格で商品を購入することができ、最大13名が特定価格で商品を購入することができるようにすることができる。
販売システム1が募集部26及び抽出部28を備えることで、ユーザは自身が望むタイミングで商品の購入要求をすることで、当該タイミングを含む販売期間における予定価格以下での商品の購入を確定させつつ、更に、特定価格で商品を購入できる機会も、購入要求をしなかった場合と同様に確保できる。
なお、販売システム1が登録部34を備える場合、登録部34によって顧客情報テーブル322に格納された顧客IDに対応するユーザのみから、購入要求受付部14は購入要求を受け取ってもよい。また、販売システム1が登録部34を備える場合、募集部26は、顧客情報テーブル322に格納された顧客IDに対応するユーザのみから募集を受け付けてもよい。
[実施の形態の効果]
本実施形態に係る販売システム1は、ある販売期間において商品の購入要求を受け付けた場合、この販売期間における価格を予定価格とし、この販売期間での購入を要求したユーザに対し、この予定価格以下での商品の購入を確定する。また、販売システム1は、一の販売期間で受け付けた購入要求の数に基づいて、次の販売期間での商品の価格を減額する。そして、販売システム1は、商品の在庫がなくなった時点における価格を実際の販売価格として設定する。その上で、販売システム1は、予定価格が販売価格と異なり、予定価格の方が販売価格より高いユーザに対し、予定価格と販売価格との差額を返還する。これにより、販売システム1によれば、ユーザは自身が購入を欲するタイミングで商品を購入することができるだけでなく、商品を購入したユーザ間の不満(例えば、自分より商品を安く買ったユーザが他に存在することに基づく不満等)を防止でき、ユーザにとって納得感のある価格で商品を提供できる。
また、販売システム1によれば、例えば、商品の初期の価格を適切に調整すること(例えば、需給バランスが取れていない場合における価格に調整すること)により最初の販売期間での商品の売り切れを防止でき、また、各販売期間における購入要求数に基づいて価格の引き下げ額が調整されるので、商品の需給バランスの適正化、複数のユーザそれぞれの納得のいくタイミングでの購入要求の受付、及び/又は転売目的での商品の購入の抑制ができる。その結果、販売システム1によれば、商品の購入を真に望むユーザが、商品を適正価格で購入しやすくなる。
更に、販売システム1は、商品の全在庫のうち所定数量の商品を販売期間内では販売せず、販売期間終了後に特定価格(例えば、定価であり、商品の販売者が設定できる。)で販売することができる。そして、販売システム1は、販売期間終了後、抽出部28により抽出されたユーザに特定価格で商品を販売することができる。これにより、販売システム1によれば、特定価格で商品を購入できる可能性を全てのユーザに付与できることから、ゲーム等のライトユーザや低年齢のユーザであっても高額な代金を支払わずに商品を購入する機会を得ることができる。したがって、販売システム1によれば、より多くのユーザが商品を手にすることができる余地を残すことができる。特に、販売システム1による特定価格(定価)での商品の購入可能性の提供ができるということは、ユーザが他のユーザに先んじて商品を購入する意志を示したか否かに関わらず特定価格での購入のチャンスを全てのユーザに等しく付与できるということであるので、ユーザ間の競争心を煽ることがない。そのため、ユーザは、安心して自身の好きなタイミングで商品の購入意思を示すことができる。
[販売プログラム]
図1〜図7に示した本実施形態に係る販売システム1が備える各構成要素は、中央演算処理装置(Central Processing Unit:CPU)等の演算処理装置にプログラム(すなわち、販売プログラム)を実行させること、つまり、ソフトウェアによる処理により実現できる。また、集積回路(Integrated Circuit:IC)等の電子部品としてのハードウェアにプログラムを予め書き込むことで実現することもできる。なお、ソフトウェアとハードウェアとを併用することもできる。
本実施形態に係る販売プログラムは、例えば、ICやROM等に予め組み込むことができる。また、販売プログラムは、インストール可能な形式、又は実行可能な形式のファイルで、磁気記録媒体、光学記録媒体、半導体記録媒体等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録し、コンピュータプログラムとして提供することもできる。プログラムを格納している記録媒体は、CD−ROMやDVD等の非一過性の記録媒体であってよい。更に、販売プログラムを、インターネット等の通信ネットワークに接続されたコンピュータに予め格納させ、通信ネットワークを介してダウンロードによる提供ができるようにすることもできる。
本実施形態に係る販売プログラムは、CPU等に働きかけて、販売プログラムを、図1〜図7にかけて説明した入力部10、価格設定部12、購入要求受付部14、予定価格対応付け部16、販売価格決定部18、価格修正部20、販売処理部22、返還部24、募集部26、抽出部28、出力部30、販売情報格納部32、及び登録部34として機能させる。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、上記に記載した実施の形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。また、実施の形態の中で説明した特徴の組合せの全てが発明の課題を解決するための手段に必須であるとは限らない点に留意すべきである。更に、上記した実施形態の技術的要素は、単独で適用されてもよいし、プログラム部品とハードウェア部品とのような複数の部分に分割されて適用されるようにすることもできる。
1 販売システム
3、3a、3n 通信端末
5 通信網
10 入力部
12 価格設定部
14 購入要求受付部
16 予定価格対応付け部
18 販売価格決定部
20 価格修正部
22 販売処理部
24 返還部
26 募集部
28 抽出部
30 出力部
32 販売情報格納部
34 登録部
320 在庫テーブル
322 顧客情報テーブル
324 注文テーブル

Claims (11)

  1. 所定の在庫数の商品を複数のユーザそれぞれに複数の販売期間のそれぞれで販売する販売システムであって、
    前記複数の販売期間それぞれにおいて前記商品の価格を設定すると共に、一の販売期間の次の販売期間における価格を前記一の販売期間における価格より低い価格に設定する価格設定部と、
    前記複数の販売期間それぞれでユーザから前記商品の購入要求を受け付ける購入要求受付部と、
    前記購入要求受付部が前記購入要求をユーザから受け付けた時点が属する販売期間における価格を、当該ユーザへ前記商品を販売するための予定価格として当該ユーザに対応付ける予定価格対応付け部と、
    前記購入要求受付部が受け付ける前記購入要求の数を順次合算して得られる合計値が前記所定の在庫数に一致した時点が属する販売期間における価格を、前記商品の販売価格として決定する販売価格決定部と、
    ユーザに対応付けられている前記予定価格と前記販売価格とが相違する場合、前記予定価格に代えて前記販売価格を前記ユーザに対応付ける価格修正部と
    を備える販売システム。
  2. 前記価格設定部が、前記一の販売期間の前の販売期間において前記購入要求受付部が受け付けた前記購入要求の数に少なくとも基づいて引き下げ額を決定し、前記前の販売期間における価格から前記引き下げ額を差し引いた価格を、前記一の販売期間における価格に設定する請求項1に記載の販売システム。
  3. 前記ユーザに対する前記商品の販売処理を実行する販売処理部
    を更に備え、
    前記販売処理部が、前記購入要求受付部が前記購入要求を受け付けた時点で、当該購入要求をした前記ユーザに対する前記販売処理を完了する請求項1又は2に記載の販売システム。
  4. 前記商品がゲームで使用可能な仮想アイテムであり、
    前記販売処理部が、前記販売価格の決定前に、当該購入要求をした前記ユーザに対し、前記ゲームで使用可能な状態で前記仮想アイテムを付与する請求項3に記載の販売システム。
  5. 前記価格修正部が、前記販売価格を前記ユーザに対応付けた場合、前記予定価格と前記販売価格との差額を当該ユーザに返還する返還部
    を更に備える請求項1〜4のいずれか1項に記載の販売システム。
  6. 前記所定の在庫数のうち、一部の数量の前記商品について特定価格を対応付け、前記特定価格で前記商品を購入可能なユーザを、前記販売価格が対応付けられたユーザを含むユーザ群から抽出する抽出部と
    を更に備え、
    前記価格修正部が、前記抽出部により抽出された前記ユーザに前記予定価格が対応付けられているか否かに関わらず前記特定価格を対応付ける請求項1〜5のいずれか1項に記載の販売システム。
  7. 前記商品を購入することを希望するユーザの募集を受け付ける募集部
    を更に備え、
    前記抽出部は、前記募集部が受け付けたユーザを前記ユーザ群として、前記購入要求を受け付けたユーザか否かに関わらず、前記特定価格で前記商品を購入可能なユーザを前記ユーザ群から抽出する請求項6に記載の販売システム。
  8. 前記販売価格決定部が、予め定められた期限が経過した時点が属する販売期間における価格を、前記合計値が前記所定の在庫数に一致しない場合でも、前記商品の販売価格として決定する請求項1〜7のいずれか1項に記載の販売システム。
  9. 所定の在庫数の商品を複数のユーザそれぞれに複数の販売期間のそれぞれで販売する販売方法であって、
    価格設定部が、前記複数の販売期間それぞれにおいて前記商品の価格を設定すると共に、一の販売期間の次の販売期間における価格を前記一の販売期間における価格より低い価格に設定する価格設定工程と、
    購入要求受付部が、前記複数の販売期間それぞれでユーザから前記商品の購入要求を受け付ける購入要求受付工程と、
    予定価格対応付け部が、前記購入要求受付部が前記購入要求をユーザから受け付けた時点が属する販売期間における価格を、当該ユーザへ前記商品を販売するための予定価格として当該ユーザに対応付ける予定価格対応付け工程と、
    販売価格決定部が、前記購入要求受付部が受け付ける前記購入要求の数を順次合算して得られる合計値が前記所定の在庫数に一致した時点が属する販売期間における価格を、前記商品の販売価格として決定する販売価格決定工程と、
    価格修正部が、ユーザに対応付けられている前記予定価格と前記販売価格とが相違する場合、前記予定価格に代えて前記販売価格を前記ユーザに対応付ける価格修正工程と
    を備える販売方法。
  10. 所定の在庫数の商品を複数のユーザそれぞれに複数の販売期間のそれぞれで販売する販売システム用の販売プログラムであって、
    コンピュータに、
    前記複数の販売期間それぞれにおいて前記商品の価格を設定すると共に、一の販売期間の次の販売期間における価格を前記一の販売期間における価格より低い価格に設定する価格設定機能と、
    前記複数の販売期間それぞれでユーザから前記商品の購入要求を受け付ける購入要求受付機能と、
    前記購入要求受付機能において前記購入要求をユーザから受け付けた時点が属する販売期間における価格を、当該ユーザへ前記商品を販売するための予定価格として当該ユーザに対応付ける予定価格対応付け機能と、
    前記購入要求受付機能において受け付ける前記購入要求の数を順次合算して得られる合計値が前記所定の在庫数に一致した時点が属する販売期間における価格を、前記商品の販売価格として決定する販売価格決定機能と、
    ユーザに対応付けられている前記予定価格と前記販売価格とが相違する場合、前記予定価格に代えて前記販売価格を前記ユーザに対応付ける価格修正機能と
    を実現させる販売プログラム。
  11. 所定の在庫数の商品を複数のユーザそれぞれに複数の販売期間のそれぞれで販売する販売サーバであって、
    前記複数の販売期間それぞれにおいて前記商品の価格を設定すると共に、予め定められた条件に応じ、一の販売期間の次の販売期間における価格を前記一の販売期間における価格より低い価格に設定する価格設定部と、
    前記複数の販売期間それぞれでユーザから前記商品の購入要求を受け付けた時点が属する販売期間における価格を、当該ユーザへ前記商品を販売するための予定価格として当該ユーザに対応付ける予定価格対応付け部と、
    前記購入要求受付部が受け付ける前記購入要求の数を順次合算して得られる合計値が前記所定の在庫数に一致した時点が属する販売期間における価格を、前記商品の販売価格として決定する販売価格決定部と、
    ユーザに対応付けられている前記予定価格と前記販売価格とが相違する場合、前記予定価格に代えて前記販売価格を前記ユーザに対応付ける価格修正部と
    を備える販売サーバ。
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