JP2020184260A - 分析装置、分析方法および分析プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】所定の商品の需要の増加と、SNSサイトに投稿された情報との関係を定量的に分析する。【解決手段】分析装置1は、ウェブサーバ2−1〜2−m、および、商品Xを販売する実店舗のPOS端末に接続されたPOSサーバ3から、第1の期間における商品Xの単位期間毎の販売数を示す販売数情報を取得する第1の取得部11と、前記販売数情報に基づいて、第1の期間において、商品Xの需要が増加したことを示す傾向Fがあるか否かを判定する判定部13と、判定部13が傾向Fがあると判定した場合、傾向Fが発生したタイミングより前の第2の期間において、商品Xに関する情報を所定のSNSサイトに投稿したユーザを特定する特定部16と、前記ユーザの前記投稿の閲覧数および出現回数に基づいて、商品Xの需要の増加と前記ユーザとの関係を示す指標を計算する第1の計算部17と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、商品の需要の増加の要因を分析する分析装置、分析方法および分析プログラムに関する。
昨今のソーシャルネットワーキングサービス(SNS:Social Networking Service)の普及に伴い、インフルエンサーによるSNSへの投稿(口コミ)と、それに伴う情報拡散が、消費者の購買行動に大きな影響を与えるようになっている。インフルエンサーとは、オンライン上のメディアやSNSで膨大なフォロワーを持っていたり、特定のコミュニティにおいて他ユーザへの口コミの影響力が大きい人物を指す。
例えば、SNSによって商品やサービスを購入した経験がある人は、20代女性の場合、30%以上を占める。また、2018年にインフルエンサーによって投稿されたインスタグラムにおける広告投稿は、約210万投稿におよび、2017年に比べ約40%増加している。
インフルエンサーがSNSによって情報を発信し、フォロワーが拡散することで、爆発的な宣伝効果を生むことができるため、インフルエンサーは、広告塔として重要な役割を持つに至っている。
しかしながら、インフルエンサーによるSNSへの投稿によって、ある商品の売上が伸びた場合であっても、その投稿と売上との関係を定量的に把握することは困難である。一般に、SNS上でフォロワーが多いインフルエンサーほど影響力が強いと考えられているが、実際のプロモーション施策では、期待されたほどのパフォーマンスが得られておらず、フォロワーの数だけに頼らない別の指標が必要となっている。
本発明は、上記問題を解決するためになされたものであって、所定の商品の需要の増加と、SNSサイトに投稿された情報との関係を定量的に分析可能な分析装置を提供することを課題とする。
本発明に係る分析装置は、インターネット上で所定の商品を販売するショッピングサイトの情報を提供するウェブサーバ、および、前記所定の商品を販売する実店舗のPOS端末に接続されたPOSサーバから、第1の期間における前記所定の商品の単位期間毎の販売数を示す販売数情報を取得する第1の取得部と、前記販売数情報に基づいて、前記第1の期間において、前記所定の商品の需要が増加したことを示す所定の傾向があるか否かを判定する判定部と、前記判定部が前記所定の傾向があると判定した場合、前記所定の傾向が発生したタイミングより前の第2の期間において、前記所定の商品に関する情報を所定のSNSサイトに投稿したユーザを特定する特定部と、前記ユーザの前記投稿の閲覧数および出現回数に基づいて、前記所定の商品の需要の増加と前記ユーザとの関係を示す指標を計算する第1の計算部と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、所定の商品の需要の増加と、SNSサイトに投稿された情報との関係を定量的に分析することができる。
本発明の一実施形態に係る分析システムの構成を示すブロック図である。 POSデータの一例である。 商品の売上の変化の一例を示すグラフである。 本発明の一実施形態に係る分析方法の処理手順を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係る分析方法の処理手順を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について添付図面を参照して説明する。なお、本発明は、下記の実施形態に限定されるものではない。
(分析装置の構成)
図1は、本発明の一実施形態に係る分析システム100の構成を示すブロック図である。分析システム100は、分析装置1、ウェブサーバ2−1〜2−m、POSサーバ3、POS端末およびSNSサーバ5を備えている。
分析装置1は、所定の商品Xの売上と、SNSサイトに投稿された情報との関係を定量的に分析する情報処理装置である。分析装置1は、汎用のコンピュータで構成することができ、ハードウェア構成として、CPUやMPUなどの演算処理装置、RAMなどの主記憶装置(メモリ)、ハードディスクやSSDなどの補助記憶装置、マウスやキーボードなどの入力装置、液晶ディスプレイ等の表示装置、および通信装置などを備えている。
分析装置1は、機能ブロックとして、第1の取得部11、第2の計算部12、判定部13、第2の取得部14、視聴率分析部15、特定部16、第1の計算部17および要因判定部18を備えている。これらの各部は、補助記憶装置に記憶された分析プログラムを実行することにより実現される。分析プログラムを分析装置1にインストールする方法は特に限定されず、インターネット等の通信ネットワークを介して分析プログラムを分析装置1にダウンロードしてもよいし、CD−ROMなどのコンピュータ読み取り可能な非一時的な記録媒体に分析プログラムを記録しておき、当該記憶媒体を介して分析プログラムを分析装置1にインストールしてもよい。分析装置1の各機能ブロックの詳細については、後述する。
m個のウェブサーバ2−1〜2−mは、インターネット上で商品Xを販売するショッピングサイト(ECサイト:Electronic Commerce Site)の情報を提供する装置である。ウェブサーバ2−1〜2−mは、それぞれショッピングサイトSS1〜SSmに対応している。ショッピングサイトとしては、例えばAmazon、Yahoo、楽天などのサイトがある。
POSサーバ3は、商品Xを販売する実店舗のn個のPOS端末4−1〜4−nに接続されており、POS端末4−1〜4−nにより登録された販売情報を一元管理している。実店舗は、国内の全ての実店舗である必要はないが、ある程度規模の大きい小売業者の店舗であることが望ましい。
SNSサーバ5は、所定のSNSサイトWをユーザに提供するサーバである。SNSサイトをユーザに提供するソーシャルネットワーキングサービスとしては、例えばインスタグラム、facebook、LINE、ツイッター(登録商標)などが挙げられる。
続いて、分析装置1の各機能ブロックについて説明する。
第1の取得部11は、ウェブサーバ2−1〜2−mおよびPOSサーバ3から、第1の期間における商品Xの月毎(単位期間毎)の販売数を示す販売数情報I1と、第1の期間における商品Xの月毎の価格を示す価格情報I2とを取得する。なお、本実施形態において、第1の期間は2年間であるが、特に限定されない。
具体的には、第1の取得部11は、ウェブサーバ2−1〜2−mをクローリングして取扱い店舗を抽出し、取扱い店舗をスクレイピングして、店舗毎のデータを抽出することにより、ウェブサーバ2−1〜2−mにおける商品Xの販売数および価格の情報を取得する。また、第1の取得部11は、POSサーバ3からPOSデータを取得する。POSデータは、POSサーバ3から直接取得してもよいが、POSデータを一括管理する業者を介して間接的に取得してもよい。
なお、Amazon、Yahoo、楽天などの一部のウェブサーバでは、月毎の販売数を公開していないため、スクレイピングにより直接、販売数情報を取得することはできない。その場合、第1の取得部11は、ショッピングサイトに書き込まれた商品Xのレビュー数をスクレイピングし、レビュー数から販売数を推測することにより、販売数情報を取得する。商品Xのレビューは、商品Xを実際に購入しなければ書き込めないため、販売数の決定的な指標となるが、購入した人が全員レビューを書き込む訳ではない。そのため、実際の販売データとレビュー数との関係性をAIの機械学習により推測を行う。本発明では厳密に正確な販売数は必要ではなく、70〜80%の精度で売上の傾向が把握できればよいため、機械学習による推測によって十分に有用な販売数情報が得られる。
図2は、商品Xが醤油である場合のPOSデータの一例である。同図に示すように、POSデータには、少なくとも商品Xの販売数および価格が含まれている。
第2の計算部12は、販売数情報I1と価格情報I2とに基づいて、ショッピングサイトSS1〜SSmおよびPOS端末4−1〜4−nで販売された商品Xの売上を計算する。具体的には、第2の計算部12は、月毎に商品Xの販売数に価格をすることにより各月の売上を計算する。
図3は、2014年7月〜2016年8月の2年間の商品Xの売上の変化の一例を示すグラフである。なお、この期間に商品Xの価格に変化がない場合、図3の売上の変化は、商品Xの販売数の変化と一致する。
判定部13は、商品Xの売上から、第1の期間において商品Xの需要が増加したことを示す傾向Fの有無を判定する。本実施形態では、判定部13は、連続する2ヶ月の商品Xの売上の比率が10倍以上となった場合、傾向Fがあると判定する。具体的には、判定部13は、商品Xの売上の傾き(売上(n+1)/売上(n))を計算する。ここで、売上(n)は、第1の期間の何れかの月の売上であり、売上(n+1)は、売上(n)に対応する月の翌月の売上である。
図3に示す例では、2014年7月〜12月はほぼ一定であるのに対し、2014年12月〜2015年1月の売上の比率が10倍以上となっている。そのため、判定部13は、商品Xの需要が増加したことを示す傾向Fがあると判定する。
第2の取得部14は、判定部13が傾向Fがあると判定した場合、傾向Fが発生したタイミングより前の第2の期間において、商品Xに関する情報を放送したテレビ番組の視聴率を示す視聴率情報I3を取得する。商品Xに関する情報を放送したテレビ番組とは、商品XのCMの他、商品Xを紹介する情報番組なども該当する。視聴率情報I3は、株式会社ビデオリサーチなどの調査会社から取得することができる。
第2の期間の長さは特に限定されないが、一般に、商品Xがテレビ番組やSNSサイトWで紹介されてから、実際に商品Xの需要が増加するまでには、1〜5ヶ月程度かかる。そのため本実施形態では、商品Xの需要の増加と、テレビ番組やSNSサイトのユーザとの関係を制度よく分析するために、第2の期間を5ヶ月間としている。
視聴率分析部15は、視聴率情報I3に基づいて、商品Xの需要の増加に対するテレビ番組の影響の有無を判定する。例えば、該当するテレビ番組の視聴率が所定以上に上昇した後に傾向Fが現れた場合、視聴率分析部15は、商品Xの需要の増加に対するテレビ番組の影響があると判定する。これに対し、該当するテレビ番組の視聴率が一定であるにもかかわらず、傾向Fが現れた場合、視聴率分析部15は、商品Xの需要の増加に対するテレビ番組の影響はないと判定する。
特定部16は、判定部13が傾向Fがあると判定した場合、傾向Fが発生したタイミングより前の第2の期間において、商品Xに関する情報を所定のSNSサイトWに投稿したユーザを特定する。具体的には、特定部16は、SNSサイトWに、商品Xに関する情報(例えば商品Xの名称や、商品Xのブランド名または愛称などを含むメッセージ)を投稿したユーザを特定する。
例えば、あるユーザAが、「商品Xを是非使ってみて」というメッセージをSNSサイトWに投稿した場合、特定部16は、「商品X」を含むメッセージに基づき、これを投稿したユーザAを特定する。本実施形態では、図3に示す2014年7月〜11月の5ヶ月間に、SNSサイトWに商品Xに関するメッセージを投稿したユーザとして、10人のユーザが特定されたとする。なお、特定部16は、商品Xのメッセージの投稿と、その投稿等の引用(シェア)とを区別しており、投稿を引用したユーザは特定しない。
第1の計算部17は、特定部16が特定したユーザの投稿の閲覧数および出現回数に基づいて、商品Xの需要の増加と前記ユーザとの関係を示す指標Yを計算する。例えば、あるユーザBの投稿の閲覧数は、メッセージが投稿された時刻から所定時間(例えば10分)、SNSサイトWを使用しているユーザBのフォロワー数としてカウントされる。なお、フォロワーとは、SNSサイトWにおいて、ユーザの投稿が自身のアカウントのSNSサイトWに表示される関係(所定の関係)を有する他のユーザである。このため、一般にユーザBのフォロワーの数が多いほど、ユーザBの投稿の閲覧数は増加することになる。
また、ユーザBの投稿は、ユーザBのフォロワー等により、SNSサイトWに引用(シェア)されてコメントが付されることがある。そこで、本実施形態では、ユーザBの投稿の出現回数を、SNSサイトWにおいて投稿が引用された回数としている。このため、ユーザBのフォロワーが、投稿を数多くSNSサイトWに引用すると、出現回数は増加する。そして、一般に、商品Xを含む投稿の閲覧数および出現回数が多いほど、その投稿は、商品Xの需要の増加に寄与する。
そこで、第1の計算部17は、例えば、下記の式(1)を用いて、投稿に基づくユーザの指標Yを計算する。
Y=閲覧数×α+出現回数×β・・・(1)
ここで、係数αは、商品Xの需要の増加の、投稿の閲覧数に対する重み係数であり、係数βは、商品Xの需要の増加の、投稿の出現回数に対する重み係数である。本実施形態では、α、βはそれぞれ0.3、0.7であるが、これに限定されない。
本実施形態では、特定部16が特定した10人のユーザの各々について、第1の計算部17は、商品Xの需要の増加との関係を示す指標Yを、上記の式(1)を用いて計算する。指標Yが高いユーザは、商品Xの需要の増大に与える影響の大きなユーザ(インフルエンサー)であると推定される。インフルエンサーを把握することができれば、商品Xの販売者等は、新商品の広告、宣伝を効率的に行うために、今後、インフルエンサーにSNSサイトWを介して新商品を紹介してもらうことを依頼するといった戦略をとることができる。
なお、本実施形態では、第1の計算部17は、式(1)を用いて、指標Yを計算しているが、式(1)は、他の要素を考慮した式であってもよい。具体的には、投稿を他のユーザが評価したことを示す評価回数(例えば、“いいね!”が投稿に対してクリックされた回数)や、投稿の選択回数(クリックされた回数)を含む式としてもよい。このような式では、例えば、閲覧数、出現回数、評価回数および選択回数がそれぞれ重み付けされて加算されてもよい。
要因判定部18は、商品Xの需要が増加した場合に、その要因を判定する。具体的な判定手法は、後述する。
(分析方法の処理手順)
図4および図5は、本実施形態に係る分析方法の処理手順を示すフローチャートである。各処理は、図1に示す分析装置1を用いて実行される。
まず、第1の取得部11が、ウェブサーバ2−1〜2−mおよびPOSサーバ3から、第1の期間における商品Xの月毎(単位期間毎)の販売数を示す販売数情報I1と、第1の期間における商品Xの月毎の価格を示す価格情報I2とを取得する(ステップS1、第1の取得ステップ)。続いて、第2の計算部12が、販売数情報I1と価格情報I2とに基づいて、ショッピングサイトSS1〜SSmおよびPOS端末4−1〜4−nで販売された商品Xの売上を計算する(ステップS2)。そして、判定部13が、商品Xの売上から、第1の期間において商品Xの需要が増加したことを示す傾向Fの有無を判定する(ステップS3)。
傾向Fがないと判定された場合(ステップS3においてNo)、一連の処理は終了する。一方、傾向Fがあると判定された場合(ステップS3においてYes)、ステップS4に移行する。
ステップS4では、第2の取得部14が、傾向Fが発生したタイミングより前の第2の期間において、商品Xに関する情報を放送したテレビ番組の視聴率を示す視聴率情報I3を取得する。そして、視聴率分析部15が、視聴率情報I3に基づいて、商品Xの需要の増加に対するテレビ番組の影響の有無を判定する(ステップS5)。
テレビ番組の影響があると判定された場合(ステップS5においてYes)、特定部16および第1の計算部17が、SNSサイトWを分析する(ステップS6)。具体的には、特定部16が、第2の期間において、商品Xに関する情報を所定のSNSサイトWに投稿したユーザを特定し(特定ステップ)、第1の計算部17が、特定部16が特定したユーザの投稿の閲覧数および出現回数に基づいて、商品Xの需要の増加と前記ユーザとの関係を示す指標Yを計算する(第1の計算ステップ)。
その結果、指標Yの高いインフルエンサーが存在する場合(ステップS6においてYes)、要因判定部18は、商品Xの需要が増加した要因はテレビおよびSNSであると判定する(ステップS7)。この場合、傾向Fは継続する可能性が高い。一方、指標Yの高いインフルエンサーが存在しない場合(ステップS6においてNo)、要因判定部18は、商品Xの需要が増加した要因はテレビであると判定する(ステップS8)。この場合、傾向Fは一過性となる可能性が高い。
また、ステップS5において、テレビ番組の影響がないと判定された場合も(No)、特定部16および第1の計算部17が、SNSサイトWを分析する(ステップS9)。ステップS9における分析は、ステップS6における分析と同様である。
その結果、指標Yの高いインフルエンサーが存在する場合(ステップS9においてYes)、要因判定部18は、商品Xの需要が増加した要因はSNSであると判定する(ステップS10)。この場合、傾向Fは、持続的且つ口コミが口コミを呼ぶ、所謂buzz状態となり口コミ量と販売量の双方の増加が顕著となる可能性が高い。一方、指標Yの高いインフルエンサーが存在しない場合(ステップS9においてNo)、要因判定部18は、商品Xの需要が増加した要因はその他の要因(地域性、季節性、災害等)であると判定する(ステップS11)。傾向Fは、一過性となり、速やかに元の水準に戻る可能性が高い。
なお、ステップS6およびS9の要因判定は、分析装置1のユーザが行ってもよい。
(実施形態の総括)
本実施形態では、インターネット上のショッピングサイトのウェブサーバおよび実店舗のPOSサーバから、商品Xの販売数情報および価格情報を取得し、商品Xの売上が増加した傾向Fの有無を判定する。そして、傾向Fがあると判定された場合、傾向Fと、テレビ番組およびSNSの投稿との関係を分析する。これにより、商品の需要の増加と、テレビ番組およびSNSサイトに投稿された情報との関係を定量的に分析することができる。
なお、第1の期間における商品Xの売上の変化において、傾向Fの有無は、例えば、売上が所定値を超えたか否かに基づいて判定してもよい。
また、第1の期間における商品Xの売上の変化において、傾向Fが複数含まれている場合、少なくとも時間的に最も古い傾向Fに関係の大きいユーザを特定してもよい。これにより、最初に商品Xの需要の増加に寄与したユーザを特定できる。
あるいは、第1の期間における商品Xの売上の変化において、傾向Fが複数含まれている場合、全ての傾向Fについて、傾向Fと関係の大きいユーザを特定してもよい。これにより、商品Xの需要の増加に寄与したユーザを全て特定できる。
また、一般に、インターネットのブログ等に比べ、SNSサイトWへの投稿は多く閲覧される傾向がある。本実施形態では、商品Xに関する情報をSNSサイトWに投稿したユーザを特定しているため、商品Xの需要の増加に関する情報を精度良く把握できる。
(付記事項)
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、実施形態に開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
上記実施形態では、第2の取得部14が、商品Xに関する情報を放送したテレビ番組の視聴率を示す視聴率情報I3を取得し、視聴率分析部15が、視聴率情報I3に基づいて、商品Xの需要の増加に対するテレビ番組の影響の有無を判定していたが、第2の取得部14および視聴率分析部15を省略してもよい。すなわち、テレビ番組の影響を考慮せず、商品Xの需要の増加とSNSサイトに投稿された情報との関係のみを分析してもよい。
また上記実施形態では、商品Xの売上の変化に基づいて、傾向Fの有無を判定していたが、商品Xの販売数の変化に基づいて、傾向Fの有無を判定してもよい。
1 分析装置
2−1〜2−m ウェブサーバ
3 POSサーバ
4−1〜4−n POS端末
5 SNSサーバ
11 第1の取得部
12 第2の計算部
13 判定部
14 第2の取得部
15 視聴率分析部
16 特定部
17 第1の計算部
18 要因判定部
100 分析システム

Claims (9)

  1. インターネット上で所定の商品を販売するショッピングサイトの情報を提供するウェブサーバ、および、前記所定の商品を販売する実店舗のPOS端末に接続されたPOSサーバから、第1の期間における前記所定の商品の単位期間毎の販売数を示す販売数情報を取得する第1の取得部と、
    前記販売数情報に基づいて、前記第1の期間において、前記所定の商品の需要が増加したことを示す所定の傾向があるか否かを判定する判定部と、
    前記判定部が前記所定の傾向があると判定した場合、前記所定の傾向が発生したタイミングより前の第2の期間において、前記所定の商品に関する情報を所定のSNSサイトに投稿したユーザを特定する特定部と、
    前記ユーザの前記投稿の閲覧数および出現回数に基づいて、前記所定の商品の需要の増加と前記ユーザとの関係を示す指標を計算する第1の計算部と、
    を備えることを特徴とする分析装置。
  2. 前記判定部が前記所定の傾向があると判定した場合、前記第2の期間において、前記所定の商品に関する情報を放送したテレビ番組の視聴率を示す視聴率情報を取得する第2の取得部と、
    前記視聴率情報に基づいて、前記所定の商品の需要の増加に対する前記テレビ番組の影響の有無を判定する視聴率分析部と、
    をさらに備えることを特徴とする、請求項1に記載の分析装置。
  3. 前記判定部は、
    前記第1の期間に含まれる複数の単位期間のうち、連続する2つの期間の前記所定の商品の販売数の比率が所定値になった場合、前記所定の傾向があると判断することを特徴とする、請求項1または2に記載の分析装置。
  4. 前記特定部は、
    前記第1の期間に複数の前記所定の傾向があると前記判定部が判定した場合、前記複数の前記所定の傾向のうち、少なくとも時間的に最も古い前記所定の傾向より前の前記第2の期間において、前記投稿を行った前記ユーザを特定することを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載の分析装置。
  5. 前記第1の期間における前記所定の商品の売上を計算する第2の計算部をさらに備え、
    前記第1の取得部は、
    前記ウェブサーバおよび前記POSサーバから、前記第1の期間における前記所定の商品の価格を示す価格情報を取得し、
    前記第2の計算部は、
    前記販売数情報および前記価格情報に基づいて、前記第1の期間における前記所定の商品の単位期間毎の売上を計算し、
    前記判定部は、
    前記第2の計算部で計算された前記売上に基づいて、前記第1の期間において、前記所定の傾向があるか否かを判定することを特徴とする、請求項1〜4のいずれかに記載の分析装置。
  6. 前記第2の期間は5か月以内の期間であることを特徴とする、請求項1〜5のいずれかに記載の分析装置。
  7. 前記所定の商品に関する情報は、所定のソーシャルネットワーキングサービスに投稿された情報であることを特徴とする、請求項1〜6のいずれかに記載の分析装置。
  8. インターネット上で所定の商品を販売するショッピングサイトの情報を提供するウェブサーバ、および、前記所定の商品を販売する実店舗のPOS端末に接続されたPOSサーバから、第1の期間における前記所定の商品の単位期間毎の販売数を示す販売数情報を取得する第1の取得ステップと、
    前記販売数情報に基づいて、前記第1の期間において、前記所定の商品の需要が増加したことを示す所定の傾向があるか否かを判定する判定ステップと、
    前記判定ステップにおいて前記所定の傾向があると判定された場合、前記所定の傾向が発生したタイミングより前の第2の期間において、前記所定の商品に関する情報を所定のSNSサイトに投稿したユーザを特定する特定ステップと、
    前記ユーザの前記投稿の閲覧数および出現回数に基づいて、前記所定の商品の需要の増加と前記ユーザとの関係を示す指標を計算する第1の計算ステップと、
    を備えることを特徴とする分析方法。
  9. インターネット上で所定の商品を販売するショッピングサイトの情報を提供するウェブサーバ、および、前記所定の商品を販売する実店舗のPOS端末に接続されたPOSサーバから、第1の期間における前記所定の商品の単位期間毎の販売数を示す販売数情報を取得する第1の取得部、
    前記販売数情報に基づいて、前記第1の期間において、前記所定の商品の需要が増加したことを示す所定の傾向があるか否かを判定する判定部、
    前記判定部が前記所定の傾向があると判定した場合、前記所定の傾向が発生したタイミングより前の第2の期間において、前記所定の商品に関する情報を所定のSNSサイトに投稿したユーザを特定する特定部、および
    前記ユーザの前記投稿の閲覧数および出現回数に基づいて、前記所定の商品の需要の増加と前記ユーザとの関係を示す指標を計算する第1の計算部、
    としてコンピュータを機能させる分析プログラム。
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