JP2020183593A - 耐油紙及び包装袋 - Google Patents

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Abstract

【課題】耐油性のほか、低温領域でのヒートシール性にも優れる耐油紙及び包装袋を提供する。【解決手段】基紙の一方又は双方の面に第一塗工層及び第二塗工層が設けられた耐油紙であり、前記第一塗工層は、カオリン及びスチレン−ブタジエン共重合体ラテックスを主成分とし、前記第二塗工層は、ヒートシール性を有する樹脂を主成分とし、かつ130℃における剥離強度が2.00N/25mm以上である。また、この耐油紙から形成され、少なくともシートシール部において前記剥離強度の条件を満たす包装袋とする。【選択図】なし

Description

本発明は、耐油性及び包装袋に関するものである。
揚げ物や惣菜類、ハンバーガー等のファーストフードなどの食品を包装する包装材としては、食品が含有する油分が外側に染み出すのを防止するために、耐油紙が広く用いられている。耐油紙は、耐油性が要求されるほか、包装袋等として用いられることからヒートシール(熱融着)性も要求されている。また、近年では、未分解性の樹脂を低減させることで環境汚染を防止しようとする取り組みが進んでいる。したがって、ラミネートフィルムや樹脂素材の代替技術の検討が活発化しており、その際には、包装袋等への加工が容易で、例えばヒートシール加工が汎用的であることなども要求されている。
このような背景のもと、従来の耐油紙としては、「紙支持体の少なくとも片面に少なくとも2層の塗工層を設けた耐油紙において、前記塗工層のうち最表層よりも紙支持体に近い少なくとも1層中にデンプンおよび/または変性デンプンを該塗工層全固形分の5乃至95質量%含有し、且つスチレン−ブタジエン共重合体ラテックスを5乃至95質量%含有させ、前記塗工層の塗工量が1.5乃至20.0g/m2であることを特徴とする耐油紙」が提案されている(特許文献1参照)。また、「基材の少なくとも片面に耐油性およびヒートシール性を有するアクリル系樹脂エマルションを主成分とする塗液に、ヒートシール性は有さないが撥水性を有するアクリル系樹脂エマルションを添加し、前記塗液を塗布・乾燥して塗布層を形成したことを特徴とするヒートシール性を有する撥水耐油紙」も提案されている(特許文献2参照)。さらに、「耐油耐水紙の片面又は両面にポリマーエマルジョンから形成されたヒートシール部を設けてなり、坪量20〜200g/m2 、厚さ25〜300μm、透気度200秒以下であることを特徴とするヒートシール性耐油耐水紙」も提案されている(特許文献3参照)。
しかしながら、特許文献1の耐油紙は、ヒートシール性に対する考慮が十分ではなく、本発明者らが知見するところによると、ヒートシール性(接着強度)が一般的に要求されている程度にまで到達しないものになってしまうおそれがある。また、特許文献2の耐油紙は、ヒートシール性に対する考慮はなされているが、用途が広くなっている状況から、耐油性が要求される程度までに達しないおそれがある。さらに、特許文献3の耐油紙は、耐油性及び高温領域でのヒートシール性は考慮されているが、ヒートシール加工時の加温温度が130℃前後の低い領域での接着性については考慮されておらず、汎用性に欠けている。
特開2014−141750号公報 特開2015−155582号公報 特開2001−254293号公報
本発明が解決しようとする主たる課題は、耐油性のほか、低温領域でのヒートシール性にも優れる耐油紙及び包装袋を提供することにある。
上記課題を解決するための手段は、次のとおりである。
(請求項1に記載の手段)
基紙の一方又は双方の面に第一塗工層及び第二塗工層が設けられた耐油紙であり、
前記第一塗工層は、カオリン及びスチレン−ブタジエン共重合体ラテックスを主成分とし、
前記第二塗工層は、ヒートシール性を有する樹脂を主成分とし、かつ130℃における剥離強度が2.00N/25mm以上である、
ことを特徴とする耐油紙。
(請求項2に記載の手段)
前記ヒートシール性を有する樹脂がオレフィン系樹脂であり、
前記第二塗工層の塗工量が2.0〜5.0g/m2である、
請求項1に記載の耐油紙。
(請求項3に記載の手段)
前記カオリン及び前記スチレン−ブタジエン共重合体ラテックスの含有比率が、質量基準で70:30〜80:20である、
請求項1又は請求項2に記載の耐油紙。
(請求項4に記載の手段)
前記スチレン−ブタジエン共重合体ラテックスは、ゲル含有率が92〜98質量%で、かつブタジエン含有率が45〜60質量%である、
請求項1〜3のいずれか1項に記載の耐油紙。
(請求項5に記載の手段)
請求項1〜4のいずれか1項に記載の耐油紙から形成され、
少なくともシートシール部において前記剥離強度の条件を満たす、
ことを特徴とする包装袋。
本発明によると、耐油性のほか、低温領域でのヒートシール性にも優れる耐油紙及び包装袋になる。
次に、本発明の実施の形態を説明する。なお、本実施の形態は、本発明の一例である。本発明の範囲は、本実施の形態の範囲に限定されない。また、以下で説明する基紙に配合される各材料の配合量(添加量)は、特にこれと異なる記載がない限り、原料パルプの絶乾質量に対する質量割合を意味する。さらに、各塗工層に配合する各材料の含有率は、特にこれと異なる記載がない限り、溶媒を除く各塗工層全体の質量に対する各材料の絶乾質量割合を意味する。
本形態の耐油紙は、基紙の一方又は双方の面に第一塗工層及び第二塗工層が設けられてなるものである。この耐油紙に用いられる基紙は、原料パルプを主成分(好ましくは50質量%以上)とするものであり、原料パルプを含有するスラリーを抄紙することで得られる。
基紙の原料パルプとしては、例えば、バージンパルプ、古紙パルプ、これらのパルプを組み合わせたパルプ等を使用することができる。具体的には、原料パルプとして、例えば、広葉樹晒クラフトパルプ(LBKP)、針葉樹晒クラフトパルプ(NBKP)、広葉樹未晒クラフトパルプ(LUKP)、針葉樹未晒クラフトパルプ(NUKP)、広葉樹亜硫酸パルプ、針葉樹亜硫酸パルプ等の木材繊維を含むパルプを主原料として化学的に処理されたクラフトパルプ、木材以外の繊維原料であるケナフ、麻、藁、リンターパルプ等の非木材繊維を主原料として化学的に処理されたクラフトパルプや、チップを機械的にパルプ化したグランドパルプ、木材又はチップに化学薬品を添加しながら機械的にパルプ化したケミグランドパルプ、あるいはチップを柔らかくなるまで蒸解した後、リファイナー等でパルプ化したセミケミカルパルプ等のバージンパルプ、クラフトパルプ、セミケミカルパルプ、酵素漂白パルプを含むオフィス上物古紙を脱墨、漂白したパルプ、牛乳パック古紙、上質断裁落ち古紙、コート断裁落ち古紙、上白、特白、中白等の未印刷の古紙から得られる回収パルプ等の公知の種々の原料パルプ等から一種又は複数種を選択して使用することができる。
ただし、本形態の耐油紙を食品包装材用とする場合は、バージンパルプのみを使用するのが好ましい。また、広葉樹晒クラフトパルプや針葉樹晒クラフトパルプ等を使用する場合、これらのパルプの中でも、漂白処理された、特に無塩素漂白された所謂ECF(Elemental Chlorine Free)パルプやTCF(Total Choline Free)パルプを使用するのが好ましい。ECFパルプは、塩素を使わず二酸化塩素によって漂白が施されたパルプである。TCFパルプは、オゾンや酸素によって漂白が施されたパルプである。このECFパルプやTCFパルプは、パルプを構成する繊維のセルロースの末端基が酸素により活性化されているため、耐油剤との親和性が高く、より耐油性に優れた耐油紙が得られる。また、原料パルプとしては、ECFパルプやTCFパルプの他に、FAS(二酸化チオ尿素)にて還元漂白された古紙パルプを使用することもできる。
原料パルプを抄紙することで得られる基紙には、通常抄紙の段階で必要により、添加剤(内添剤)を内添することができる。添加剤としては、例えば、填料、顔料、サイズ剤、凝結剤、消泡剤、硫酸バンド、歩留り向上剤、濾水性向上剤、乾燥紙力増強剤、湿潤紙力増強剤、着色染料、着色顔料、耐水化剤等を、単独で又は複数を組み合わせて使用することができる。
また、原料パルプを抄紙する段階においては、原料パルプに耐油性を付与するための耐油剤と、この耐油剤を原料パルプに定着させるための定着剤とを内添することもできる。耐油剤としては、例えば、アクリル系樹脂やスチレンブタジエン系樹脂を使用するもの、フッ素樹脂を使用するものなどを用いることができる。フッ素樹脂を使用した耐油剤としては、例えば、旭硝子株式会社製のアサヒガードAG530及びAG710(アサヒガードAGは登録商標)、住友化学工業株式会社製のスミレーズレジンFP−110(Sumirez Resin\スミレーヅ レジンは登録商標)、デュポン社製のゾニールRP、チバスペシャリティケミカルズ社製のローダイン2000(LODYNE\ローダインは登録商標)等が存在する。
一方、定着剤としては、例えば、ポリアミド樹脂、ポリアミン樹脂、エビクロルヒドリン樹脂、カチオン性尿素、カチオン性ポリアクリルアミド樹脂、ポリエチレンイミン樹脂等を使用することができる。
基紙は、密度0.75〜0.87g/cm3(好適には、0.78〜0.82g/cm3)、平滑度60〜145秒(好適には、64〜85秒)、透気度5〜40秒(好適には、11〜33秒)、ステキヒトサイズ度2〜10秒(好適には、3〜7秒)であることが好ましい。以上の範囲内であれば、基紙の表面性(平滑度)の観点から、第一塗工層の形成が良好となり、更に第二塗工層の形成も良好になる。その結果、耐油性及び透湿度に優れた塗工層を形成することができる。また、基紙のポーラス性(密度、透気度)及びサイズ性(ステキヒトサイズ度)の観点から、第一塗工層の基紙への過度な浸透が防止され、基紙の表層に近い位置で留められる。その結果、油分が塗工層に浸透しても、基紙表層付近に耐油性が付与されているため、基紙を浸透して内容物へ油分が浸透するのを抑えることができる。さらに、基紙自体に耐油性を付与する必要がなく、経済性にも優れる。
なお、上記各物性の測定方法は、次のとおりである。
(密度)
JIS−P8118(2014)に記載の「紙及び板紙−厚さ、密度及び比容積の試験方法」に準拠する。
(平滑度)
JIS−P8119(1998)に記載の「紙及び板紙−ベック平滑度試験機による平滑度試験方法」に準拠する。
(透気度)
JIS−P8117(2009)に記載の「紙及び板紙−透気度及び透気抵抗度試験方法−ガーレー法」に準拠する(低圧法)。
(ステキヒトサイズ度)
JIS−P8122(2004)に記載の「紙及び板紙−サイズ度試験方法−ステキヒト法」に準拠する。
本形態の耐油紙は、基紙の一方又は双方の表面に、少なくとも第一塗工層及び第二塗工層がこの順に設けられてなる。つまり、本形態の耐油紙は、基紙の表面に2層以上の塗工層が設けられてなる塗工紙の一種である。第一塗工層及び第二塗工層によって本形態の耐油紙に耐油性のほか、ヒートシール性及び透湿度も好適な範囲に調節できる。
第一塗工層は、少なくともカオリン及びスチレン−ブタジエン共重合体ラテックスを主成分とする。好ましくは、溶媒以外の成分の総和を基準としてカオリン及びスチレン−ブタジエン共重合体ラテックスを50質量%以上とする。
カオリンは、内添用及び外添用(表面塗工用)として使用される粘土鉱物である。カオリンは、粒子径及び形状で分類すると、例えば、微粒カオリン、1級カオリン、2級カオリン、デラミネートカオリン等に分類することができる。本形態においては、これらの中でも微粒カオリンを使用するのが好ましい。第一塗工層が平均粒子径が小さな微粒カオリンを含有すると、第一塗工層中において立体障害がなく微粒カオリンが面状に点在して積層する。結果、食品そのものが元来保有する脂分はもちろん、ソースやマヨネーズ等の食品調味料などをもその浸透を阻害するトラップ効果が発現し、耐油性が向上する。また、微粒カオリンのバインダー要求量は低く、少ないスチレン−ブタジエン共重合体ラテックスの含有量で顔料同士を接合できる。
本形態のカオリンは、アスペクト比の下限が、10以上であるのが好ましく、12以上であるのがより好ましい。カオリンのアスペクト比が10未満であると、十分な耐油性が得られないおそれがある。しかも、第二塗工層で用いられるヒートシール樹脂が第一塗工層内の微細な隙間に浸透して、第二塗工層の形成状態が悪くなり、ヒートシール性及び透湿度が悪化する部分が生じるおそれがある。
他方、カオリンのアスペクト比の上限は、120以下であるのが好ましく、50以下であるのがより好ましく、40以下であるのが特に好ましい。カオリンのアスペクト比が120を超えると、第一塗工層の表面に存在するカオリンが互いに干渉し配列が乱れる立体障害が生じるおそれがある。この結果、第一塗工層の形成状態が悪くなり、耐油性が低下するおそれがある。また、この第一塗工層の形成状態の悪さは、第二塗工層にも影響を与え、ヒートシール性が悪化する部分が生じるおそれがある。
第一塗工層を組成する組成物の全固形分に対するカオリンの含有率は、下限が30.0質量%以上であるのが好ましく、33.0質量%以上であるのがより好ましい。他方、カオリンの含有率の上限は、50.0質量%以下であるのが好ましく、40.0質量%以下であるのがより好ましい。カオリンの含有率が以上の範囲内であると、耐油性の向上効果が確実に得られる。しかも、第二塗工層を形成する際の塗工液の過度な浸透を抑えることができ、第二塗工層表面の凹凸を低減することができる。この凹凸の低減は、ヒートシール性及び透湿度の部分的な悪化抑制につながる。なお、上記「全固形分」とは、第一塗工層中の溶媒以外の成分の総和を意味する。
第一塗工層の成分となるスチレン−ブタジエン共重合体ラテックスは、少なくともスチレンとブタジエンとを共重合することで得られるラテックスである。このスチレン−ブタジエン共重合体ラテックスは、ゲル含有率の下限が、好ましくは92質量%以上、より好ましくは93質量%以上、特に好ましくは94質量%以上である。他方、ゲル含有率の上限は、好ましくは98質量%以下、より好ましくは97質量%以下、特に好ましくは96質量%以下である。ゲル含有率を以上の範囲内とすることで、耐油性を高めることができ、ヒートシール時における第一塗工層と第二塗工層との密着性を高めることができる。
また、スチレン−ブタジエン共重合体ラテックスは、ブタジエンの含有率の下限が、好ましくは45質量%以上、より好ましくは46質量%以上、特に好ましくは48質量%以上である。他方、ブタジエンの含有率の上限は、好ましくは60質量%以下、より好ましくは55質量%以下、特に好ましくは53質量%以下である。ブタジエンの含有率を以上の範囲内とすることで、耐油性を高めることができ、ヒートシール時における第一塗工層と第二塗工層との密着性を高めることができる。
第一塗工層を組成する組成物の全固形分に対するスチレン−ブタジエン共重合体ラテックスの含有率は、下限が、好ましくは20.0質量%以上、より好ましくは22.0質量%以上ある。スチレン−ブタジエン共重合体ラテックスの含有率が20.0質量%未満であると、耐油性が十分に高まらないおそれがあり、また、ヒートシール時における第一塗工層と第二塗工層との密着性が十分なものとならないおそれがある。
他方、第一塗工層を構成する組成物の全固形分に対するスチレン−ブタジエン共重合体ラテックスの含有率は、上限が、好ましくは65.0質量%以下、より好ましくは63.0質量%以下である。スチレン−ブタジエン共重合体ラテックスの含有率が65.0質量%を超えると、スチレン−ブタジエン共重合体ラテックスの粒子同士が粘着して剥離性が悪化し、製袋時の加工性が低下するおそれがある。
第一塗工層のカオリン及びスチレン−ブタジエン共重合体ラテックスの含有比率は、質量基準で70:30〜80:20であるのが好ましく、73:27〜77:23であるのがより好ましい。第二塗工層にポリオレフィン系樹脂を使用した場合、第二塗工層と第一塗工層との密着性が低下する傾向があるが、上記範囲であると密着性が改善される。
以上の第一塗工層は、鉱物油を含む消泡剤を含有するとより好ましいものとなる。この点、第一塗工層がスチレン−ブタジエン共重合体ラテックスを含有すると、特に50.0質量%以上の含有率で含有すると第一塗工層を形成する塗工液が増粘する傾向がある。塗工液が増粘すると低塗工量に調整するのが困難になり、また、塗工液に泡が混入するおそれがある。塗工液に泡が混入すると、第一塗工層中に微細なピンホールが形成されることになり、油分が基紙に浸透する原因になる。しかるに、第一塗工層が鉱物油を含む消泡剤を含有すると、塗工液の粘度が下がり、消泡し易くなる。また、泡の界面張力が下がり、微小な気泡が集まって浮上し、大きな気泡となって塗工層の表面で破裂し易くなるため、消泡が進む。
消泡剤に含まれる鉱物油は、イソパラフィン系成分を含有するのが好ましい。イソパラフィン系成分の界面張力は気泡の泡膜の界面張力よりも小さいため、泡膜内に浸透及び拡張し易く、気泡がその内部から破裂するようになる。
消泡剤中のイソパラフィン系成分の含有率は、下限が20.0質量%以上であるのが好ましく、30.0質量%以上であるのがより好ましい。他方、イソパラフィン系成分の含有率の上限は、50.0質量%以下であるのが好ましく、40.0質量%以下であるのがより好ましい。イソパラフィン系成分の含有率が以上の範囲内であると、気泡の泡膜に浸透して気泡を破裂させる前述した効果が高まる。なお、イソパラフィン系成分の含有率は、消泡剤の全固形分に対するイソパラフィン系成分の含有率である。
第一塗工層の全固形分に対する消泡剤の含有率は、下限が好ましくは0.05質量%以上、より好ましくは0.06質量%以上である。他方、消泡剤の含有率の上限は、好ましくは0.50質量%以下、より好ましくは0.30質量%以下である。消泡剤の含有率が以上の範囲であると、良好な消泡効果を得ることができると共に、第一塗工層にピンホール等の欠陥が生成され難くなる。
本形態の耐油紙の第一塗工層には、以上の他に添加剤を配合することができる。この添加剤としては、例えば、水溶性高分子、接着剤、無機顔料、有機顔料、サイズ剤、粘度調整剤、着色染料、着色顔料、耐水化剤、潤滑剤等を、単独で又は複数を組み合わせて使用することができる。
次に、以上の第一塗工層の上に形成される第二塗工層について、説明する。
第二塗工層は、ヒートシール性を有する樹脂(ヒートシール樹脂)を主成分とし、好ましくは溶媒以外の成分の総和を基準としてヒートシール性を有する樹脂を50質量%以上とする。
ヒートシール樹脂としては、例えば、スチレンアクリル系共重合体、ポリオレフィン系樹脂等を使用することができる。ここで、樹脂を低減でき、また、低塗工量でヒートシール性及び耐油性を発揮できることから、当該樹脂としてはポリオレフィン系樹脂を使用することが好ましい。
ポリオレフィン系樹脂としては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン等を主成分とする樹脂成分を水に分散させたもの挙げることができる。この素材は、スチレンアクリル系共重合体に比べて、低温度でも塗工層が可塑性を示し、ヒートシール性が向上する。したがって、耐油紙に使用する樹脂素材の低減が可能である。さらに、ポリオレフィン系樹脂の中でも滑性の観点から、エチレンアクリル酸が特に好ましい(摩擦係数の低減)。したがって、製袋加工する際の加工機での加工適性が良好である(塗工層の削り粕発生が低減)。
上記ポリオレフィン系エマルションの平均分子量としては、ヒートシール性の観点から、30,000〜40,000のものを使用することが好ましい。また、上記ポリオレフィン系エマルションの固形分は、塗工性の観点から、25%以上のものを使用することが好ましく、造膜性の観点から、粒径が1.0μm未満であるものを使用することが好ましい。
本形態の第二塗工層は、以上のように、ヒートシール性を有する樹脂を主成分とし、かつ130℃における剥離強度が2.00N/25mm以上、好ましくは2.80N/25mm以上、より好ましくは3.50N/25mm以上とする。剥離強度を2.00N/25mm未満にすると、包装袋として使用する際に剥離するおそれがある。
なお、剥離強度の調整は、例えば、塗工量を増やすことによることができる。また、剥離強度の上限は、基紙が破断する状態であり、およそ4.00N/25mmである。
本形態の耐油紙の第二塗工層には、以上の他に添加剤を配合することができる。この添加剤としては、例えば、水溶性高分子、接着剤、無機顔料、有機顔料、サイズ剤、粘度調整剤、着色染料、着色顔料、耐水化剤、潤滑剤等を、単独で又は複数を組み合わせて使用することができる。
第一塗工層は、基紙の一方又は双方の面に塗工液を塗工することで形成することができる。また、第二塗工層は、第一塗工層の上に塗工液を塗工することで形成することができる。
これらの塗工液の塗工においては、例えば、2ロールサイズプレスコーター、ゲートロールコーター、ブレードメタリングコーター、ロッドメタリングコーター、ブレードコーター、エアナイフコーター、ロールコーター、ブラッシュコーター、キスコーター、スクイズコーター、カーテンコーター、ダイコーター、バーコーター、ロッドコーター、グラビアコーター等の公知の塗工機を用いることができる。ただし、緻密な塗工層を形成するという観点からは、ロッドコーターを用いるのが好ましい。
第一塗工層の塗工量(固形分換算)は、3.0〜6.0g/m2とするのが好ましく、4.0〜5.5g/m2とするのがより好ましい。この範囲とすることで、高アスペクト比のカオリンを含む第一塗工層を設けても、製袋加工時の割れ(クラック)を防止することができ、比較的固形分濃度が低い第二塗工層(塗料)を形成する際にも過度な浸透を防ぐことができる。
第二塗工層の塗工量(固形分換算)は、2.0〜5.0g/m2とするのが好ましく、2.5〜4.5g/m2とするのがより好ましい。この範囲とすることで、表面の凹凸性が小さい第一塗工層上(高アスペクト比のカオリンを含むため)に、少ない塗工量で所望の効果が得られるため、過度な乾燥負荷を掛けずに第二塗工層を形成することができる。
第一塗工層と第二塗工層の比率(絶乾)は、質量基準で、50:50〜85:15が好ましく、70:30〜60:40がより好ましい。製袋加工時に必要なヒートシール性、経済性、環境性の観点から、塗工層全体の塗工量には制限があるが、上記のように第一塗工層の塗工量の比率を高くすることで、第一塗工層でヒートシール性を補い、耐油性も向上させることができる。
第一塗工層は、固形分濃度が45.0〜55.0%、B型粘度が50〜550mPa・Sの塗料を用いて形成するのが好ましく、固形分濃度が49.0〜52.0%、B型粘度が200〜450mPa・Sの塗料を用いて形成するのがより好ましい。他方、第二塗工層は、固形分濃度が20.0〜50.0%、B型粘度が50〜400mPa・Sの塗料を用いて形成するのが好ましく、固形分濃度が25〜48%、B型粘度が150〜350mPa・Sの塗料を用いて形成するのがより好ましい。以上のように、第一塗工層と第二塗工層とで塗料の固形分濃度及びB型粘度が違う塗料を用いることによって、第一塗工層(塗料)が基紙の表層に留まり、第二塗工層(塗料)の第一塗工層や基紙への浸透を防ぐ効果がある。なお、B型粘度の測定方法は、後述するとおりである。
本形態の耐油紙は、JIS−P8124(2011)に準拠して測定した坪量の下限が、35.0g/m2以上であるのが好ましく、38.0g/m2以上であるのがより好ましく、40.0g/m2以上であるのが特に好ましい。他方、坪量の上限は、110.0g/m2以下であるのが好ましく、75.0g/m2以下であるのがより好ましく、55.0g/m2以下であるのが特に好ましい。坪量が以上の範囲内であると、製袋加工適性に優れる。
本形態の耐油紙は、耐油性の指標であるキット値の下限が、8以上であるのが好ましい。キット値が8未満であると、耐油性が不十分であるとされるおそれがある。
なお、本明細書において、「キット値」とは、23℃、湿度50%の条件下で測定した平面及び折部の耐油度(JAPAN TAPPI No.41 紙及び板紙−撥油度試験方法−キット法によるキット値)を意味する。キット値が大きいほど耐油性が高いことを示す。
本形態の耐油紙は、透湿度試験:JIS Z 0208(防湿包装材料の透湿度試験方法)に準拠して測定した透湿度が、100〜1200g/m2・24hrであるが好ましく、300〜1000g/m2・24hrであるのがより好ましい。透湿度が前記の範囲内であると、食品等が発する蒸気を適度に放出し、水滴が内部に溜まりにくくなる。その結果、水滴が食品等に付着しにくく、適度に湿度を保つことで食品等の乾燥を抑えることができ、食品の食感が長時間維持される。
本形態の耐油紙は、摩擦係数:JIS P8147(2010)に準拠して、ステンレス板に対して測定した動摩擦係数が、0.23〜0.75であるのが好ましく、0.28〜0.40であるのがより好ましい。耐油紙の動摩擦係数が、前記の範囲内であると、包装袋に加工する際に、塗工層の粕落ちによる加工不良が発生するおそれがある。
(包装袋)
包装袋には、公知のものを適宜使用できるが、肥料袋、米麦などの穀類袋、無機及び有機の化学薬品袋、セメント袋、各種土壌袋、塩袋、道路塗装用塗料袋、惣菜、ファーストフード等の包装袋を一例に挙げることができる。
次に、実施例によって本発明を更に具体的に説明する。ただし、本発明の範囲は、以下の実施例の範囲に限定されるものではない。
(基紙の製造)
まず、実施例1〜3に用いる基紙として、広葉樹晒クラフトパルプ(LBKP)100質量%を調製して、パルプスラリーを得た。このパルプスラリーには、内添サイズ剤、カチオン化澱粉、軽質炭酸カルシウム、硫酸バンド、凝結剤、歩留剤を内添した。得られたパルプスラリーをオントップ型長網抄紙機にて抄紙して基紙(坪量41.0g/m2、密度0.82g/cm3、平滑度80秒、透気度15秒、ステキヒトサイズ度4秒)を得た。
次に、比較例1に用いる基紙として、広葉樹晒クラフトパルプ(LBKP)100質量%を調製して、パルプスラリーを得た。このパルプスラリーには、内添サイズ剤、カチオン化澱粉、軽質炭酸カルシウム、硫酸バンド、凝結剤、歩留剤、フッ素系耐油剤を内添した。得られたパルプスラリーをオントップ型長網抄紙機にて抄紙して耐油性を有する基紙(坪量50.0g/m2)を得た。
そして、比較例2に用いる基紙は、市販の晒クラフト紙を用いた。
(耐油紙の製造)
基紙の片面に第一塗工層(塗料:固形分濃度52.0%、B型粘度300mPa・S)及び第二塗工層をこの順に、共にロッドコーターで形成し、坪量が49.0g/m2の耐油紙を得た。塗工層(第一塗工層及び第二塗工層)の塗工量及び組成については、表1に示す通りとした。塗工層に使用した各薬剤としては、以下のものを使用した。なお、B型粘度は、JIS Z8803−1(2011)に規定される25℃での粘度である。
(1)カオリン
カオリン(A):カオファイン(白石カルシウム(株)製)アスペクト比10
カオリン(B):バリサーフHX((株)イメリルミネラルジャパン製)アスペクト比100
(2)スチレン−ブタジエン共重合体ラテックス
SBラテックス:T2749N(JSR(株)製)ゲル分率94%、ブタジエン含有率55%
(3)消泡剤
SNディフォーマ777(サンノプコ(株)製)イソパラフィン系成分含有量35.0質量%
(4)ヒートシール樹脂
スチレンアクリル共重合体(樹脂):市販薬品:A薬剤
ポリオレフィン樹脂(エチレンアクリル酸):市販薬品:B薬剤
Figure 2020183593
各耐油紙について、耐油度、透湿度、及びヒートシール性を調べる試験を行った。試験結果を各耐油紙の坪量と共に表2に示した。なお、坪量の測定方法及び各種試験方法は、以下のとおりとした。
(坪量)
JIS−P8142(1998)に記載の「紙及び板紙−坪量測定方法」に準拠して測定した。
(耐油度)
キットナンバー8及び12に調製した試験液を、各耐油紙の平面部及び手動で折り曲げた折部に滴下し、15秒後の耐油紙への染み込みの有無を観察した。評価基準は以下のとおりとした。なお、キットナンバーは、撥油度試験(JAPAN TAPPI No.41)に準拠する。
○:耐油紙の表面にピンホールがなく、裏面にも裏抜けがなく、耐油紙として適している。
△:耐油紙の表面にピンホールがあり、裏面に裏抜けはないが実用に供するにはやや難がある。
×:耐油紙の裏面に裏抜けがあり、耐油紙として使用できない。
(セロピック強度)
透明粘着テープ(ニチバン製CT405A−18)を用いてセロピック評価を行った。耐油紙の塗工層表面にテープを貼付してゴム製のローラーで20往復押さえつけた後、テープを剥がして塗工層と基紙との密着性の状態を観察した。
○:塗工層と基紙とが密着しており、剥離が観察されない。
△:塗工層と基紙とが若干剥離しているが使用上問題ない程度である。
×:塗工層と基紙とが剥離しており、使用できない。
なお、剥離に伴い、ヒートシール強度も低下する傾向が見られた。
(動摩擦係数)
摩擦係数:JIS P8147(2010)に準拠して、ステンレス板に対する動摩擦係数を測定した。
(透湿度)
JIS Z 0208(防湿包装材料の透湿度試験方法(カップ法)に準拠して測定した。
(ヒートシール性)
熱傾斜試験機((株)東洋精機製作所製)を用いて、シーラー圧2kg/cm、シーラー時間2秒間、シール温度100〜150℃の条件下で接着面積10mm×25mm貼付後、25mmを横幅として引っ張り試験機(株式会社東洋精機製作所製:ストログラフE−S)で0.5m/minでT型剥離して強度を測定した。試験環境は、JISP8111:1998「紙、板紙及びパルプ−調湿及び試験のための標準状態」に基づき、標準状態(23±1℃、50±2%r.h.)にて行った。
Figure 2020183593
本発明の耐油紙及び包装袋は、食品等の包装材として好適に使用することができる。

Claims (5)

  1. 基紙の一方又は双方の面に第一塗工層及び第二塗工層が設けられた耐油紙であり、
    前記第一塗工層は、カオリン及びスチレン−ブタジエン共重合体ラテックスを主成分とし、
    前記第二塗工層は、ヒートシール性を有する樹脂を主成分とし、かつ130℃における剥離強度が2.00N/25mm以上である、
    ことを特徴とする耐油紙。
  2. 前記ヒートシール性を有する樹脂がオレフィン系樹脂であり、
    前記第二塗工層の塗工量が2.0〜5.0g/m2である、
    請求項1に記載の耐油紙。
  3. 前記カオリン及び前記スチレン−ブタジエン共重合体ラテックスの含有比率が、質量基準で70:30〜80:20である、
    請求項1又は請求項2に記載の耐油紙。
  4. 前記スチレン−ブタジエン共重合体ラテックスは、ゲル含有率が92〜98質量%で、かつブタジエン含有率が45〜60質量%である、
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の耐油紙。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の耐油紙から形成され、
    少なくともシートシール部において前記剥離強度の条件を満たす、
    ことを特徴とする包装袋。
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