JP2020183291A - 画像形成装置 - Google Patents

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康孝 松本
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Abstract

【課題】揺れの大きい地震が発生している場合に、排出トレイ上の記録媒体が拡散してしまうことを防ぐようにする。【解決手段】制御部10は、揺れ検出部19によって取得された加速度に対応する震度が予め定められる震度以上である場合に、搬送部20によって搬送されている記録紙Pの排出先を、当該記録紙Pの排出先として指定されている第3排出トレイ311から、拡散防止用排出トレイとしての第1排出トレイ7又は第2排出トレイ306に変更する。【選択図】図4

Description

本発明は、画像形成装置に関し、特に、地震の大きさを示す情報を取得する機能を備える画像形成装置に関する。
地震発生時に生じる不具合を回避するための機能を備える画像形成装置が知られている。
例えば、特許文献1には、地震予知情報を受信した場合に、画像形成装置の電源を切断する技術が開示されている。
特許文献2には、揺れ検出部によって検出された揺れの大きさが基準値よりも大きい場合に、フィニッシング装置の排出トレイを基も低い位置に移動させる技術が開示されている。
特許文献3には、無線受信部によって地震情報が受信された場合に、用紙の給紙を停止させるとともに、既に給紙されている用紙ついては、そのまま排出トレイに排出させる技術が開示されている。
特開2008−35434号公報 特開2008−122807号公報 特開2017−74696号公報
揺れの大きい地震が発生しているときには、紙詰まり等の不具合を回避するため、装置内部の記録紙を迅速に排出する必要がある。また、排出トレイ上に排出された記録紙が残っている場合、排出トレイ上の記録紙が揺れによって拡散して落下してしまうという問題がある。このような問題は、外部に露出するように設けられている排出トレイにおいて、特に発生する可能性が高い。
特許文献1乃至特許文献3に開示される技術では、上記した問題について全く言及されておらず、上記した問題を解決することはできない。
本発明は、上記の事情に鑑みなされたものであり、揺れの大きい地震が発生している場合に、排出トレイ上の記録媒体が拡散してしまうことを防ぐことを目的とする。
本発明の一局面に係る画像形成装置は、画像データに基づく画像を記録媒体に形成する画像形成部と、画像が形成された記録媒体が排出される複数の排出トレイと、搬送路に沿って、複数の排出トレイのうちのいずれかの排出トレイに向けて記録媒体を搬送する搬送部と、揺れの大きさを示す情報を取得する取得部と、制御部と、を備える。複数の排出トレイは、排出された記録媒体の拡散を防止可能に構成されている拡散防止用排出トレイを含む。制御部は、取得部によって取得された情報によって示される揺れの大きさが予め定められる値以上である場合に、搬送部によって搬送されている記録媒体の排出先を、当該記録媒体の排出先として指定されている排出トレイから、拡散防止用排出トレイに変更する。
本発明によれば、排出された記録媒体の拡散を防止可能に構成されている拡散防止用排出トレイに排出先が変更されるので、揺れの大きい地震が発生している場合に、排出トレイ上の記録紙が拡散してしまうことを防ぐことができる。
本発明の一実施形態に係る画像形成装置の構造を示す正面断面図である。 画像形成装置の内部構成を示すブロック図である。 拡散防止処理を示すフローチャートである。 排出先変更処理を示すフローチャートである。 ホーム画面の一例を示す図である。 第1固定機構の他の例を示す図である。 第2の変形例に係る画像形成装置の内部構成を示すブロック図である。
以下、本発明の一実施形態に係る画像形成装置について図面を参照して説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る画像形成装置の構造を示す正面断面図である。図2は、画像形成装置の内部構成を示すブロック図である。
図1を参照して、画像形成装置1は、装置本体2と、後処理装置3と、を備えている。以下、装置本体2の構成、及び後処理装置3の構成について説明する。
[装置本体2の構成]
装置本体2は、ファクシミリ機能、コピー機能、プリンター機能、及びスキャナー機能等の複数の機能を有している。装置本体2は、画像読取部11、画像形成部12、定着部13、給紙部14、操作部15、搬送検出部17A,17B、排紙検出部18、及び揺れ検出部19等を備えている。
画像読取部11は、原稿台4Aに載置されている原稿を搬送する原稿搬送部4と、原稿搬送部4により搬送される原稿又はプラテンガラスに載置されている原稿を光学的に読み取るスキャナーと、を含むADF(Auto Document Feeder)である。画像読取部11は、光照射部により原稿を照射し、その反射光をCCD(Charge-Coupled Device)センサーで受光することによって、原稿を読み取って画像データを生成する。画像読取部11は、画像形成部12の上方に設けられている。
画像形成部12は、マゼンタ用の画像形成ユニット12M、シアン用の画像形成ユニット12C、イエロー用の画像形成ユニット12Y、及びブラック用の画像形成ユニット12Bkを含む。画像形成ユニット12M,12C,12Y,12Bkは、それぞれ、感光体ドラム、帯電装置、露光装置、現像装置、及び転写装置を含む。
画像形成部12は、画像読取部11によって生成された画像データ、又は、ネットワーク回線5を介して接続されているパーソナルコンピューター等の情報処理装置6から送信されてくる画像データ等に基づいて、給紙部14から搬送ローラー対191等によって搬送路190に沿って搬送されてくる記録紙Pに、各色のトナーによって構成されるカラーのトナー像を形成する。
定着部13は、画像形成部12によってカラーのトナー像が形成された記録紙Pを加熱及び加圧することによってトナー像を記録紙に定着させる。定着部13によって画像が定着された記録紙Pは、記録紙Pの搬送方向を切替え可能に構成されている第1分岐ガイド201に案内されて、搬送ローラー対192によって、排出ローラー対71に向かう第1方向、又は、搬送ローラー対193に向かう第2方向のいずれかに向けて搬送される。
記録紙Pは、第1方向に向けて搬送される場合、排出ローラー対71によって、第1排出トレイ7に排出される。第1排出トレイ7は、画像形成部12、定着部13、及び給紙部14等を内部に収容する第1筺体8Aの上面に設けられている。記録紙Pは、第2方向に向けて搬送される場合、搬送ローラー対193によって、後処理装置3に向けて搬送される。
給紙部14は、手差しトレイ141と、給紙カセット142A乃至142Cと、を備えている。給紙部14は、ユーザーによって予め設定されている給紙元の設定に応じて、給紙カセット142A乃至142Cのいずれかに収容されている記録紙P、又は手差しトレイ141に載置されている記録紙Pをピックアップローラー143A乃至143Cのいずれか、又は、ピックアップローラー144によって一枚ずつ引出して、搬送路190に向けて給紙する。
ピックアップローラー144は、支軸部材145によって回転軸が支持されている。支軸部材145は、支軸部材145を上下方向に移動させるためのモーターと接続されている。ピックアップローラー144は、制御部10の制御の元で上記のモーターが駆動され、支軸部材145が上下方向に移動されることによって、上下方向に移動する。ピックアップローラー144、支軸部材145、及び上記のモーターは、特許請求の範囲における第2固定機構の一例である。
ピックアップローラー144は、給紙動作を行なわない場合には、手差しトレイ141に載置されている記録紙Pにピックアップローラー144が接触しない待機位置に位置している。
例えば、制御部10によって、手差しトレイ141が給紙元として設定された場合、制御部10の制御の元で上記のモーターが駆動され、ピックアップローラー144は、待機位置から下降する。ピックアップローラー144近傍に設けられている検知センサーによって、ピックアップローラー144によって、手差しトレイ141に載置されている記録紙Pの最上面が押さえられていることが検出されると、ピックアップローラー144の下降が停止される。この状態で、ピックアップローラー144による給紙動作が可能になる。
手差しトレイ141には、手差しトレイ141に存在している記録紙Pの有無、及び記録紙Pのサイズを検知するための検知センサー141Aが設けられている。検知センサー141Aとしては一般的に使用されるものであればよく特に限定されないが、反射型のフォトセンサー又は透過型のフォトセンサー等を使用できる。
操作部15には、画像形成装置1によって実行可能な各種機能についてのユーザーの指示等が入力される。操作部15は、ハードキーとして、各種機能の実行の開始を指示するためのスタートキー15Aを含む。
操作部15はまた、表示部16を含む。表示部16は、液晶ディスプレイを含む表示装置である。表示部16は、画像形成装置1によって実行可能な各種機能に関する各種の画面を表示する。操作部15はさらに、表示部16に重ねて配置されるタッチパネル15Bを含む。操作部15は、特許請求の範囲における入力部の一例である。
搬送検出部17A及び17Bは、搬送路190内を搬送されている記録紙の有無を検出する。以下、搬送検出部17A及び17Bを総称する場合は、単に搬送検出部17と記す。搬送検出部17としては、一般的に使用されるものであればよく特に限定されないが、反射型のフォトセンサー又は透過型のフォトセンサー等を使用できる。
搬送検出部17A,17Bは、搬送路190に沿って設けられている。本実施の形態において、搬送検出部17Aは、搬送ローラー対191の近傍に設けられている。搬送検出部17Bは、搬送ローラー対193の近傍に設けられている。
排紙検出部18は、排出ローラー対71によって排出される記録紙Pの後端通過を検出する。排紙検出部18としては、一般的に使用されるものであればよく特に限定されないが、反射型のフォトセンサー又は透過型のフォトセンサー等を使用できる。排紙検出部18は、排出ローラー対71の近傍に設けられている。
揺れ検出部19は、装置本体2の揺れの大きさを示す揺れ情報を検出する。揺れ検出部19としては、揺れの大きさを検出するために一般的に使用されるものであればよく特に限定されない。本実施の形態では、揺れ検出部19の一例として、揺れ情報として、加速度を検出して取得する3軸加速度センサーを用いて説明する。揺れ検出部19は、特許請求の範囲における取得部の一例である。
図2を参照して、装置本体2は、制御ユニット100を含む。制御ユニット100は、プロセッサー、RAM(Random Access Memory)、及びROM(Read Only Memory)等を含む。プロセッサーは、例えば、CPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit)、又はASIC(Application Specific Integrated Circuit)等である。
制御ユニット100は、内蔵するROM又はHDD(Hard Disk Drive)21に記憶されている制御プログラムが上記のプロセッサーによって実行されることにより、制御部10として機能する。なお、制御部10は、上記制御プログラムに基づく動作によらず、ハード回路により構成されてもよい。制御部10はまた、2つ以上の制御ユニットによって実現される構成であってもよい。
制御ユニット100は、後処理装置3、原稿搬送部4、画像読取部11、画像形成部12、定着部13、給紙部14、操作部15、搬送検出部17、排紙検出部18、揺れ検出部19、搬送部20、HDD21、画像処理部22、画像メモリー23、ファクシミリ通信部24、及び通信部25等と電気的に接続されている。
搬送部20は、搬送ローラー対191乃至193等、排出ローラー対71、及び第1分岐ガイド201等から構成されている。搬送部20は、排出先として設定されている排出トレイに向けて、記録紙Pを搬送路190に沿って搬送する。
制御部10は、画像形成装置1の全体制御を司る。より詳細には、制御部10は、画像形成装置1の各部の動作、並びに、ネットワーク回線5を介して接続されているパーソナルコンピューター等の情報処理装置6との通信等の処理を実行する。
HDD21は、画像読取部11によって生成される画像データ等を含む各種データを記憶する大容量の記憶装置である。HDD21は、画像形成装置1の一般的な動作を実現するための各種コンピュータープログラムを記憶する。
HDD21は、本実施の形態に係る拡散防止処理を実行するための拡散防止プログラムを記憶する。プロセッサーは、当該拡散防止プログラムに従って動作することによって、制御部10として、拡散防止処理を実行する。本実施形態では、当該拡散防止プログラムは上記制御プログラムに備えられているものとする。
HDD21は、揺れ検出部19によって検出された加速度と、震度との対応関係を示す震度情報を予め記憶している。例えば、HDD21は、震度情報として、加速度が25(gal)以上80(gal)である場合、対応する震度が「4」であることを示す情報を記憶している。
画像処理部22は、画像読取部11によって生成された画像データに対して、必要に応じて画像処理を実行する。
画像メモリー23は、画像読取部11によって生成された出力対象の画像データを一時的に記憶する領域を含む。
ファクシミリ通信部24は、公衆回線への接続を行ない、公衆回線を介して画像データの送受信を行なう。
通信部25は、LAN(Local Area Network)ボード等の通信モジュールを含む。装置本体2は、通信部25を介して、ネットワーク回線5を介して接続されているパーソナルコンピューター等の情報処理装置6とデータ通信を行なう。
装置本体2の各部には図示しない電源が接続されており、この電源から電力が供給されることによって、装置本体2及び後処理装置3の各部が動作する。
[後処理装置3の構成]
後処理装置3は、装置本体2に対して着脱可能に構成されているオプション装置である。後処理装置3は、記録紙Pにパンチ穴を形成する穴形成機能、記録紙Pの束に対して紙綴じ処理を施す紙綴じ機能、及び、記録紙Pを折り曲げる紙折り機能を有している。後処理装置3の各部は、装置本体2の制御部10による制御の元で動作する。
後処理装置3は、記録紙Pを搬送する搬送部と、記録紙Pにパンチ穴を形成する穴形成装置310と、記録紙Pの束に対して紙綴じ処理を施す紙綴じ装置320と、記録紙Pを折り曲げる紙折り処理を施す紙折り装置330と、搬送検出部340と、排紙検出部350A,350Bと、を備える。
後処理装置3の搬送部は、搬送ローラー対300,303,305,309等、排出ローラー対304,313、及び第2分岐ガイド302等から構成されている。後処理装置3の搬送部は、排出先として設定されている排出トレイに向けて、記録紙Pを搬送路301に沿って搬送する。
定着部13によって画像が定着された記録紙Pは、搬送ローラー対193によって後処理装置3に向けて搬送された後、搬送ローラー対300によって搬送路301内に搬送される。
穴形成処理を実行する場合、穴形成装置310は、搬送路301内を搬送されている記録紙Pの予め定められている位置にパンチ穴を形成する。
穴形成処理が実行され、又は穴形成処理が実行されることなく穴形成装置310を通過した記録紙Pは、記録紙Pの搬送方向を切替え可能に構成されている第2分岐ガイド302に案内されて、搬送ローラー対303等によって、排出ローラー対304に向かう第3方向、又は、搬送ローラー対305に向かう第4方向のいずれかに向けて搬送される。
記録紙Pは、第3方向に向けて搬送される場合、排出ローラー対304によって、第2排出トレイ306に排出される。記録紙Pは、第4方向に向けて搬送される場合、搬送ローラー対305によって、処理トレイ307に向けて搬送される。処理トレイ307に搬送された記録紙Pは、受止部材308によって先端が揃えられた状態で、記録紙Pの束として一時的に蓄積される。
紙綴じ処理を実行する場合、紙綴じ装置320は、制御部10の制御の元で図略の駆動装置が駆動されることによって処理トレイ307に積載されている記録紙Pの束の端部近傍又は中央部近傍に移動して、記録紙Pの束の端部又は中央部に対して、紙綴じ処理を実行する。紙綴じ装置320としては、一般的に使用されるものであれば特に限定されないが、例えば、ステープラーを使用できる。
紙綴じ処理の実行後、紙折り処理を実行しない場合には、受止部材308は、制御部10の制御の元で図略の駆動装置が駆動されることによって排出ローラー対304に向かう方向に移動する。これによって、紙綴じ処理が実行された記録紙Pの束は、排出ローラー対304まで搬送された後、排出ローラー対304によって、第2排出トレイ306に排出される。
紙折り処理を実行する場合、紙綴じ処理が実行された記録紙Pの束は、搬送ローラー対309によって、紙折り装置330に向けて搬送される。紙折り装置330は、搬送ローラー対309によって搬送されてくる記録紙Pの束を折り曲げる紙折り処理を実行する。紙折り処理が実行された記録紙Pの束は、排出ローラー対313によって、第3排出トレイ311に排出される。
搬送検出部340は、搬送路301内に存在する記録紙の有無を検出する。搬送検出部340としては、一般的に使用されるものであればよく特に限定されないが、反射型のフォトセンサー又は透過型のフォトセンサー等を使用できる。搬送検出部340は、搬送路301に沿って設けられている。本実施の形態において、搬送検出部340は、搬送ローラー対305の近傍に設けられている。
排紙検出部350Aは、排出ローラー対304の近傍に設けられている。排紙検出部350Aは、排出ローラー対304によって排出される記録紙Pの後端通過を検出する。排紙検出部350Bは、排出ローラー対313の近傍に設けられている。排紙検出部350Bは、排出ローラー対313によって排出される記録紙Pの後端通過を検出する。排紙検出部350A,350Bとしては、一般的に使用されるものであればよく特に限定されないが、反射型のフォトセンサー又は透過型のフォトセンサー等を使用できる。
第2排出トレイ306は、昇降部314の昇降動作によって上下方向に移動可能に構成されている。昇降部314は、駆動プーリと、従動プーリと、駆動プーリ及び従動プーリに張力のかかっている状態で架け渡されているベルトと、駆動プーリを回転させるモーターと、を備えている。
第2排出トレイ306は、上記のベルトに固定されている。第2排出トレイ306は、制御部10の制御の元で上記のモーターが駆動され、駆動プーリが正逆回転されることによって、上下方向に移動する。
排出ローラー対304の下方であって、第2排出トレイ306の上方には、記録紙Pの排出方向後端部を押さえるための押さえ部材312が設けられている。押さえ部材312の第2排出トレイ306に対向する部分は、例えば、合成ゴム等の弾性部材によって構成されている。昇降部314及び押さえ部材312は、特許請求の範囲における第1固定機構の一例である。
例えば、制御部10によって、第2排出トレイ306が排出先として設定されると、制御部10の制御の元で上記のモーターが駆動されることによって、第2排出トレイ306は、待機位置に向かって下降する。待機位置近傍に設けられている検知センサーによって、第2排出トレイ306が待機位置まで下降したことが検出されると、制御部10の制御の元で上記のモーターの駆動が停止されて、第2排出トレイ306の下降が停止される。
そして、第2排出トレイ306に対する記録紙Pの排出が完了すると、制御部10の制御の元で上記のモーターが駆動され、第2排出トレイ306は、待機位置から上昇する。押さえ部材312近傍に設けられている検知センサーによって、押さえ部材312によって、第2排出トレイ306の上方から、第2排出トレイ306に排出された記録紙P又は記録紙Pの束の最上面が押さえられていることが検出されると、制御部10の制御の元で上記のモーターの駆動が停止されて、第2排出トレイ306の上昇が停止される。
第2排出トレイ306には、第2排出トレイ306に存在している記録紙Pの有無、及び記録紙Pのサイズを検知するための検知センサー306Aが設けられている。検知センサー306Aとしては一般的に使用されるものであればよく特に限定されないが、反射型のフォトセンサー又は透過型のフォトセンサー等を使用できる。
(位置検出部の構成)
本実施の形態において、搬送検出部17A,17B,340は、全体として、搬送路190,301内を搬送されている記録紙Pの位置を検出する位置検出部として機能する。なお、位置検出部を構成する搬送検出部の数は、搬送路190,301内の記録紙の位置を判断可能な数であればよく、特に限定されない。
例えば、制御部10は、給紙部14による給紙動作によって記録紙Pが搬送路190に向けて給紙された後、搬送検出部17Aから記録紙有を示す信号が出力されていない場合、搬送検出部17Aから記録紙有を示す信号が出力されている場合、又は、搬送検出部17Aから記録紙有を示す信号が出力された後、搬送検出部17Bから記録紙有を示す信号が出力されていない場合には、記録紙Pが第1分岐ガイド201よりも搬送方向上流側に位置していると判定する。
制御部10は、搬送検出部17Bから記録紙有を示す信号が出力されている場合、又は、搬送検出部17Bから記録紙有を示す信号が出力された後、搬送検出部340から記録紙有を示す信号が出力されていない場合には、記録紙Pが第1分岐ガイド201よりも搬送方向下流側に位置し、かつ、第2分岐ガイド302よりも搬送方向上流側に位置していると判定する。
制御部10は、搬送検出部340から記録紙有を示す信号が出力されている場合、又は、搬送検出部340から記録紙有を示す信号が出力された後には、記録紙Pが第2分岐ガイド302よりも搬送方向下流側に位置していると判定する。
[動作]
図3は、拡散防止処理を示すフローチャートである。以下、拡散防止処理を実行するために、画像形成装置1で実行される拡散防止プログラムの制御構造について、画像形成装置1の動作と併せて説明する。拡散防止プログラムは、画像形成装置1の電源が投入されることによって、制御部10によって実行される。
(1)画像形成処理が実行されている場合
図3を参照して、画像形成装置1の電源が投入されると、制御部10は、拡散防止プログラムの実行を開始し、揺れ検出部19によって、揺れ情報が取得されるまで待機する(ステップS11にてNO)。
制御部10は、画像形成装置1の電源が投入された際に、動作モードとして通常モードを設定する。制御部10は、通常モードで動作している場合には、画像形成装置1が備える各種機能を実行可能である。
制御部10は、画像形成装置1の電源が投入されると、表示部16に、画像形成装置1によって実行可能な複数の機能のうちのいずれかを選択するためのホーム画面を表示させる。
図5は、ホーム画面の一例を示す図である。図5を参照して、ホーム画面50は、ソフトキーとして、コピー機能を選択するためのキー52、スキャナー機能を選択するためのキー54、及び、ファクシミリ機能を選択するためのキー56等を含む。
ユーザーは、ホーム画面50を確認し、キー52を押下したものとする。制御部10は、タッチパネル15Bを介してキー52の押下を検知すると、表示部16に、コピー機能に関する各種設定を入力するための設定画面を表示させる。
ユーザーは、設定画面を確認し、操作部15を介して、コピー機能に関する各種設定を入力する。このとき、ユーザーは、コピー部数を10部に設定するとともに、給紙元を手差しトレイ141に設定したものとする。ユーザーはまた、後処理として、記録紙Pの中央部に対する紙綴じ処理及び紙折り処理が実行されるように設定を行なったものとする。
各種設定の入力後、ユーザーは、手差しトレイ141に複数の記録紙Pを載置し、さらに原稿搬送部4の原稿台4Aに複数枚の原稿を載置する。記録紙P及び原稿の載置後、ユーザーは、コピーを開始するために、操作部15に備えられているスタートキー15Aを押下したものとする。
制御部10は、スタートキー15Aの押下を検知すると、画像読取部11に対し、原稿搬送部4によって順次搬送されてくる原稿を読み取らせて、画像データを生成させる。
制御部10は、ピックアップローラー144による給紙動作を開始するために、支軸部材145に接続されているモーターを駆動させて、ピックアップローラー144を、待機位置から下降させる。制御部10は、ピックアップローラー144近傍に設けられている検知センサーによって、ピックアップローラー144によって、手差しトレイ141に載置されている複数の記録紙Pの最上面が押さえられていることが検出されると、ピックアップローラー144の下降を停止させる。
ピックアップローラー144の下降の停止後、制御部10は、給紙部14に対し、手差しトレイ141に載置されている記録紙Pをピックアップローラー144によって一枚ずつ引出して、搬送路190に向けて給紙させる。
制御部10はまた、紙綴じ処理及び紙折り処理を実行する設定を受け付けて、記録紙Pの搬送方向が第2方向となるように第1分岐ガイド201の位置を移動させるとともに、記録紙Pの搬送方向が第4方向となるように第2分岐ガイド302の位置を移動させる。これによって、記録紙Pの排出先は、第3排出トレイ311に設定される。
搬送路190に向けて給紙された記録紙Pは、搬送ローラー対191及び192等によって搬送路190に沿って搬送されていく。画像形成部12は、画像読取部11によって生成された画像データに基づくトナー像を、搬送途中の記録紙Pの表面に形成する。定着部13は、トナー像が形成された記録紙Pを加熱及び加圧することによってトナー像を記録紙Pに定着させる。画像が定着された記録紙Pは、搬送ローラー対193によって後処理装置3に向けて順次搬送される。
後処理装置3に向けて搬送された記録紙Pは、搬送ローラー対300によって搬送路301内に搬送された後、穴形成処理が施されることなく、第2分岐ガイド302によって第4方向に案内されて、搬送ローラー対303,305等によって、処理トレイ307に向けて搬送される。
処理トレイ307に向けて搬送された記録紙Pは、記録紙Pの束を形成するための予め定められている枚数に達するまで、処理トレイ307に順次蓄積されていく。このとき、画像形成装置1が設置されている地域において地震が発生し、揺れ検出部19が、装置本体2の揺れの大きさを、40(gal)の加速度として検出したものとする。
再び図3を参照して、揺れ検出部19によって、例えば0.8(gal)より大きい加速度が検出されると、制御部10は、揺れ情報が取得されたと判定し(ステップS11にてYES)、取得された揺れ情報によって示される震度が、予め定められている震度以上であるか否かを判定する(ステップS12)。ここでは、予め定められている震度の一例として、「震度4」を用いて説明する。
具体的には、制御部10は、HDD21に予め記憶されている震度情報に基づいて、揺れ検出部19によって検出された加速度に対応する震度が、「震度4」以上であるか否かを判定する。この場合、検出された加速度である40(gal)は、「震度4」に対応する25(gal)以上80(gal)未満の値であるので、制御部10は、取得された揺れ情報に対応する震度が、予め定められている震度以上であると判定し(ステップS12にてYES)、画像形成処理が実行されているか否かを判定する(ステップS13)。
なお、揺れ検出部19によって検出された加速度に対応する震度が「震度4」よりも小さい場合、制御部10は、取得された揺れ情報に対応する震度が、予め定められている震度以上ではないと判定し(ステップS12にてNO)、ステップS11に戻って、揺れ情報が取得されるまで待機する。
このとき、画像形成処理は実行中であるので、制御部10は、画像形成処理が実行されていると判定し(ステップS13にてYES)、ピックアップローラー143A乃至143C、及びピックアップローラー144のうち、給紙動作を行なっているピックアップローラー144による給紙動作を停止させる(ステップS14)。
このとき、ピックアップローラー144は、手差しトレイ141に載置されている複数の記録紙Pの最上面を押さえたままの状態で回転が停止される。したがって、手差しトレイ141に載置されている記録紙Pは、揺れの大きい地震の発生時にも拡散されにくい。給紙動作の停止後、制御部10は、以下のようにして、排出先変更処理を実行する(ステップS15)。
なお、ピックアップローラー143A乃至143Cのうちのいずれかが給紙動作を行なっている場合、ステップS14において、制御部10は、当該ピックアップローラー143A乃至143Cのうちのいずれかの給紙動作を停止させる。
[排出先変更処理]
図4は、排出先変更処理を示すフローチャートである。図4を参照して、排出先変更処理において、制御部10は、搬送検出部17A及び17B,340から出力されてくる信号に基づいて、搬送路190,301内を搬送されている記録紙Pが、第1分岐ガイド201よりも搬送方向上流側に位置しているか否かを判定する(ステップS31)。
制御部10は、記録紙Pが、第1分岐ガイド201よりも搬送方向下流側に位置していると判定した場合には(ステップS31にてNO)、記録紙Pが、第2分岐ガイド302よりも搬送方向上流側に位置しているか否かを判定する(ステップS32)
(記録紙Pが第1分岐ガイド201よりも搬送方向上流側に位置している場合)
例えば、記録紙Pが搬送ローラー対191を通過中であって、搬送検出部17Aから記録紙有を示す信号が出力されている場合、制御部10は、記録紙Pが第1分岐ガイド201よりも搬送方向上流側に位置していると判定し(ステップS31にてYES)、記録紙Pの搬送方向が第1方向となるように第1分岐ガイド201の位置を移動させる(ステップS33)。
これによって、記録紙Pの排出先は第1排出トレイ7に変更され、記録紙Pは、排出ローラー対71によって第1排出トレイ7に排出される。第1排出トレイ7は、記録紙Pが第1分岐ガイド201よりも搬送方向上流側に位置している場合、当該記録紙Pを排出可能な排出トレイのうち、当該記録紙Pの位置に最も近い位置に設けられている排出トレイである。
第1排出トレイ7は、画像形成部12等を内部に収容する第1筺体8Aの上面に設けられ、かつ、第1筺体8Aよりも上方に設けられ、画像読取部11を内部に収容する第2筺体8Bと、第1筺体8Aと第2筺体8Bとを連結する連結部8Cと、に囲まれるように構成されている。このように、第1排出トレイ7は、排出された記録紙Pの拡散を防止可能に構成されている拡散防止用排出トレイであるので、第1排出トレイ7に排出された記録紙Pは、揺れの大きい地震の発生時にも拡散されにくい。
なお、記録紙Pの排出先が、予め第1排出トレイ7に設定されている場合、制御部10は、上記した第1分岐ガイド201の位置の変更は行なわない。排出先の変更後、制御部10は、排出先変更処理を終了する。
(記録紙Pが第1分岐ガイド201よりも搬送方向下流側であって、第2分岐ガイド302よりも搬送方向上流側に位置している場合)
例えば、記録紙Pが搬送ローラー対193を通過中であって、搬送検出部17Bから記録紙有を示す信号が出力されている場合、制御部10は、記録紙Pが第1分岐ガイド201よりも搬送方向上流側に位置していないと判定する(ステップS31にてNO)。
制御部10はまた、記録紙Pが、第2分岐ガイド302よりも搬送方向上流側に位置していると判定し(ステップS32にてYES)、記録紙Pの搬送方向が第3方向となるように第2分岐ガイド302の位置を移動させる(ステップS34)。このとき、制御部10は、昇降部314のモーターを駆動させて、第2排出トレイ306を待機位置まで移動させる。
これによって、記録紙Pの排出先は第2排出トレイ306に変更される。搬送部20は、第1分岐ガイド201を通過した記録紙Pを後戻りさせて、第1排出トレイ7に排出可能に構成されていない。したがって、記録紙Pが第1分岐ガイド201よりも搬送方向下流側であって、第2分岐ガイド302よりも搬送方向上流側に位置している場合、第2排出トレイ306は、当該記録紙Pを排出可能な排出トレイのうち、当該記録紙Pの位置に最も近い位置に設けられている排出トレイである。
なお、記録紙Pの排出先が、予め第2排出トレイ306に設定されている場合、制御部10は、上記した第2分岐ガイド302の位置の変更は行なわない。排出先の変更後、制御部10は、排紙検出部350Aから出力されてくる信号に基づいて、記録紙Pが第2排出トレイ306に排出されたと判定するまで待機する(ステップS35にてNO)。
排紙検出部350Aによって、排出ローラー対304によって排出される記録紙Pの後端通過が検出されると、制御部10は、記録紙Pが第2排出トレイ306に排出されたと判定し(ステップS35にてYES)、第1固定機構によって、第2排出トレイ306に排出された記録紙Pを固定させる(ステップS36)。
具体的には、制御部は、昇降部314のモーターを駆動させて、第2排出トレイ306を待機位置から上昇させる。制御部10は、押さえ部材312近傍に設けられている検知センサーによって、第2排出トレイ306に排出された記録紙Pの上面が押さえ部材312によって押さえられていることが検出されると、上記のモーターの駆動を停止させて、第2排出トレイ306の上昇を停止させる。
このように、第2排出トレイ306は、第1固定機構によって、排出された記録紙Pの拡散を防止可能に構成されている拡散防止用排出トレイである。第2排出トレイ306に排出された記録紙Pは、上面が押さえ部材312によって押さえられている場合、揺れの大きい地震の発生時にも拡散されにくい。第2排出トレイ306の上昇を停止させた後、制御部10は、排出先変更処理を終了する。
(記録紙Pが第2分岐ガイド302よりも搬送方向下流側に位置している場合)
例えば、記録紙Pが搬送ローラー対305を通過中であって、搬送検出部340から記録紙有を示す信号が出力されている場合、制御部10は、記録紙Pが第1分岐ガイド201よりも搬送方向上流側に位置していないと判定する(ステップS31にてNO)。
制御部10はまた、記録紙Pが第2分岐ガイド302よりも搬送方向上流側に位置していないと判定し(ステップS32にてNO)、記録紙Pの排出先の変更を行なうことなく、排出先変更処理を終了する。
これによって、記録紙Pの排出先は第3排出トレイ311のまま変更されることなく、記録紙Pは、搬送ローラー対305によって、処理トレイ307に向けて搬送される。
記録紙Pが第2分岐ガイド302よりも搬送方向下流側に位置している場合、当該記録紙Pに対する紙綴じ処理又は紙折り処理を施すための処理が開始されている可能性が高い。したがって、記録紙Pが第2分岐ガイド302よりも搬送方向下流側に位置している場合、紙綴じ処理又は紙折り処理を中断させることによって生じる不具合を避けるため、記録紙Pの排出先の変更は行われない。
再び図3を参照して、排出先変更処理の終了後、制御部10は、予め定められている解除条件が満たされたと判定するまで待機する(ステップS16にてNO)。ここでは、解除条件の一例として、「揺れ検出部19によって装置本体2の揺れが検出されなくなったときから予め定められる時間が経過した場合」を用いて説明する。また、予め定められる時間の一例として、「10秒」を用いて説明する。
制御部10は、カウンタを備えており、揺れ検出部19によって装置本体2の揺れが検出されなくなったときから、例えば、揺れ検出部19によって検出される加速度が0.8(gal)以下になったときからの時間の経過を1秒単位で計測している。
制御部10は、揺れ検出部19によって検出される加速度が0.8(gal)以下になったときから10秒が経過すると、予め定められている解除条件が満たされたと判定し(ステップS16にてYES)、第1固定機構及び第2固定機構による記録紙の固定を解除する(ステップS17)。
具体的には、制御部10は、第2排出トレイ306に排出された記録紙Pが押さえ部材312によって固定されている場合には、昇降部314のモーターを駆動させて、第2排出トレイ306を待機位置まで下降させる。これによって、第1固定機構による記録紙の固定が解除される。
制御部10はまた、手差しトレイ141に載置されている記録紙Pがピックアップローラー144によって固定されている場合には、支軸部材145に接続されているモーターを駆動させて、ピックアップローラー144を、待機位置まで上昇させる。これによって、第2固定機構による記録紙の固定が解除される。
(2)画像形成処理が実行されていない場合
図3を参照して、画像形成装置1の電源が投入されると、制御部10は、拡散防止プログラムの実行を開始し、揺れ検出部19によって、揺れ情報が取得されるまで待機する(ステップS11にてNO)。このとき、手差しトレイ141に、複数の記録紙Pが載置されたままになっているものとする。
制御部10は、画像形成装置1の電源が投入されると、表示部16に、ホーム画面50を表示させる。制御部10はまた、画像形成装置1の電源が投入された際に、動作モードとして通常モードを設定する。このとき、通常モードの設定後、操作部15を介したユーザーによる入力が行なわれることなく予め定められる時間が経過したものとする。制御部10は、カウンタ機能によって上記予め定められる時間が経過したと判定すると、設定されている動作モードを通常モードから省電力モードに変更する。
省電力モードでは、必要最小限の電力のみが装置本体2及び後処理装置3の各部に供給されている。この場合、制御部10は、操作部15を介してユーザーによる指示が入力されるまで待機している。このとき、画像形成装置1が設置されている地域において地震が発生し、揺れ検出部19が、装置本体2の揺れの大きさを、60(gal)の加速度として検出したものとする。
揺れ検出部19によって、例えば0.8(gal)より大きい加速度が検出されると、制御部10は、揺れ情報が取得されたと判定し(ステップS11にてYES)、取得された揺れ情報によって示される震度が、予め定められている震度以上であるか否かを判定する(ステップS12)。
具体的には、制御部10は、HDD21に予め記憶されている震度情報に基づいて、揺れ検出部19によって検出された加速度に対応する震度が、「震度4」以上であるか否かを判定する。この場合、検出された加速度である60(gal)は、「震度4」に対応する25(gal)以上80(gal)未満の値であるので、制御部10は、取得された揺れ情報に対応する震度が、予め定められている震度以上であると判定し(ステップ12にてYES)、画像形成処理が実行されているか否かを判定する(ステップS13)。
このとき、画像形成部12による画像形成を行なわせるためのジョブが実行されておらず、画像形成装置1は待機状態であるので、制御部10は、画像形成処理が実行されていないと判定し(ステップS13にてNO)、設定されている動作モードが省電力モードであるか否かを判定する(ステップS18)。この場合、制御部10は、設定されている動作モードが省電力モードであると判定し(ステップS18にてYES)、検知センサー306Aから出力されてくる信号に基づいて、第2排出トレイ306に記録紙Pが存在しているか否かを判定する(ステップS19)。
この場合、検知センサー306Aから記録紙無の信号が出力されているので、制御部10は、第2排出トレイ306に記録紙Pが存在していないと判定し(ステップS19にてNO)、検知センサー141Aから出力されてくる信号に基づいて、手差しトレイ141に記録紙Pが存在しているか否かを判定する(ステップS21)。
なお、検知センサー306Aから記録紙有の信号が出力されている場合、制御部10は、第2排出トレイ306に記録紙Pが存在していると判定し(ステップS19にてYES)、上記のステップS36の処理と同様にして、第1固定機構によって、第2排出トレイ306に存在している記録紙Pを固定させる(ステップS20)。
この場合、検知センサー141Aから記録紙有の信号が出力されているので、制御部10は、手差しトレイ141に記録紙Pが存在していると判定し(ステップS21にてYES)、第2固定機構によって、手差しトレイ141に存在している記録紙Pを固定させる(ステップS22)。
具体的には、制御部10は、支軸部材145に接続されているモーターを駆動させて、ピックアップローラー144を待機位置から下降させる。制御部10は、ピックアップローラー144近傍に設けられている検知センサーによって、手差しトレイ141に載置されている複数の記録紙Pの最上面がピックアップローラー144によって押さえられていることが検出されると、上記のモーターの駆動を停止させて、ピックアップローラー144の下降を停止させる。
このように、手差しトレイ141は、第2固定機構によって、載置されている記録紙Pの拡散を防止可能に構成されている。手差しトレイ141に載置されている記録紙Pは、上面がピックアップローラー144によって押さえられている場合、揺れの大きい地震の発生時にも拡散されにくい。第2固定機構による記録紙Pの固定後、処理はステップS16に進む。
一方、例えば、通常モードの設定後、操作部15を介したユーザーによる入力が行なわれることなく予め定められる時間が経過する前に上記の地震が発生した場合、制御部10は、設定されている動作モードが省電力モードではないと判定し(ステップS18にてNO)、ステップS20の処理と同様にして、第1固定機構によって第2排出トレイ306に存在している記録紙Pを固定させるための処理を実行するとともに、ステップS22の処理と同様にして、第2固定機構によって手差しトレイ141に存在している記録紙Pを固定させるための処理を実行する(ステップS23)。
このように、通常モードの場合において画像形成処理が実行されていない場合には、トレイに記録紙Pが存在しているか否かにかかわらず、記録紙Pの固定を実行する。一方、省電力モードの場合には、記録紙Pが存在しているトレイに対してのみ、記録紙Pの固定を実行する。これによって、揺れの大きい地震が発生している場合に、記録紙が拡散してしまうことを防ぐことができるとともに、電力モードの場合には、電力の消費を最小限に抑えることができる。
上記実施の形態によれば、制御部10は、揺れ検出部19によって取得された加速度に対応する震度が予め定められる震度以上である場合に、搬送部20によって搬送されている記録紙Pの排出先を、当該記録紙Pの排出先として指定されている第3排出トレイ311から、拡散防止用排出トレイとしての第1排出トレイ7又は第2排出トレイ306に変更する。
これによって、排出された記録紙Pの拡散を防止可能に構成されている拡散防止用排出トレイに排出先が変更されるので、揺れの大きい地震が発生している場合に、排出トレイ上の記録紙Pが拡散してしまうことを防ぐことができる。
また上記実施の形態によれば、制御部10は、揺れ検出部19によって取得された加速度に対応する震度が予め定められる震度以上である場合に、搬送部20によって搬送されている記録紙Pの排出先を、当該記録紙Pの排出先として指定されている第3排出トレイ311から、第1排出トレイ7及び第2排出トレイの306のうち、搬送検出部17A,17B,340によって検出される搬送路190,301内の記録紙Pの位置から最も近い位置に設けられている排出トレイに変更する。
このように、拡散防止用排出トレイとしての第1排出トレイ7及び第2排出トレイの306のうち記録紙の位置から最も近い位置に設けられている排出トレイに排出先が変更されるので、揺れの大きい地震が発生している場合に、記録紙を迅速に排出できるとともに、排出トレイ上の記録紙Pが拡散してしまうことを防ぐことができる。
また上記実施の形態によれば、第1排出トレイ7は、第1筺体8Aの上面に設けられ、かつ、第2筺体8Bと、連結部8Cとに囲まれるように構成されている。したがって、揺れの大きい地震が発生している場合に、第1排出トレイ7上の記録紙Pが拡散してしまうことを容易に防ぐことができる。
また上記実施の形態によれば、制御部10は、記録紙Pの排出先を第2排出トレイ306に変更した場合、第1固定機構によって、第2排出トレイ306に排出された記録紙Pを固定させる。これによって、揺れの大きい地震が発生している場合に、第2排出トレイ306上の記録紙Pが拡散してしまうことを確実に防ぐことができる。
また上記実施の形態によれば、制御部10は、揺れ検出部19によって取得された加速度に対応する震度が予め定められる震度以上である場合において、画像形成部12による画像形成を行なわせるためのジョブが実行されておらず、かつ、第2排出トレイ306に記録紙Pが存在している場合には、第1固定機構によって、第2排出トレイ306に存在している記録紙Pを固定させる。これによって、画像形成が実行されていないときに揺れの大きい地震が発生した場合においても、第2排出トレイ306上の記録紙が拡散してしまうことを確実に防ぐことができる。
また上記実施の形態によれば、制御部10は、昇降部314に対し、第2排出トレイ306に排出された記録紙Pの上面が押さえ部材312によって押さえられるまで、第2排出トレイ306を上方向に移動させることで、第2排出トレイ306に排出された記録紙Pを固定する。これによって、昇降部314を移動させるという簡単な操作によって、第2排出トレイ306上の記録紙が拡散してしまうことを容易に防ぐことができる。
また上記実施の形態によれば、制御部10は、揺れ検出部19によって取得された加速度に対応する震度が予め定められる震度以上である場合であって、手差しトレイ141に記録紙Pが存在している場合には、第2固定機構によって、手差しトレイ141に載置されている記録紙Pを固定させる。これによって、揺れの大きい地震が発生した場合に、手差しトレイ141上の記録紙Pが拡散してしまうことを確実に防ぐことができる。
また上記実施の形態によれば、制御部10は、予め定められている解除条件が満たされたと判定すると、第1固定機構による記録紙Pの固定を解除させる。これによって、第2排出トレイ306上の記録紙が拡散してしまうおそれがなくなった場合には、記録紙Pの固定が解除されるので、ユーザーは、第2排出トレイ306上に排出された記録紙を容易に取得することができる。
また上記実施の形態によれば、制御部10は、予め定められている解除条件が満たされたと判定すると、第2固定機構による記録紙Pの固定を解除させる。これによって、手差しトレイ141上の記録紙Pが拡散してしまうおそれがなくなった場合には、記録紙Pの固定が解除されるので、給紙部14は、手差しトレイ141上に載置されている記録紙Pを用いて迅速に給紙動作を開始することができる。
(第1の変形例)
また上記実施の形態では、第1固定機構の一例として、昇降部314及び押さえ部材312が用いられたが、本発明はそのような実施の形態に限定されない。図6は、第1固定機構の他の例を示す図である。図6を参照して、例えば、第2排出トレイ306に、第2排出トレイ306に排出された記録紙Pを幅方向に規制する一対の幅ガイド400A,400Bが設けられており、当該一対の幅ガイド400A,400Bが、第1固定機構として用いられてもよい。
一対の幅ガイド400A,400Bは、第2排出トレイ306上において、記録紙Pの排出方向Aに対して直交する方向Bの中心に対して対称となるように設けられている。一対の幅ガイド400A,400Bは、上記直交する方向Bに互いに連動して移動可能に設けられている。
一対の幅ガイド400A,400Bは、当該幅ガイドを移動させるためのモーターに接続されている。一対の幅ガイド400A,400Bは、制御部10の制御の元で上記のモーターが駆動され、第2排出トレイ306上の記録紙Pの上記直交する方向Bの両端に接触するまで、上記直交する方向Bに互いに連動して移動することによって、第2排出トレイ306上の記録紙Pを上記直交する方向Bに規制する。これによって、第2排出トレイ306に排紙された記録紙Pが固定される。一対の幅ガイド400A,400Bの移動量は、例えば、検知センサー306Aによって検知される記録紙のサイズに応じて決定される。
第1の変形例によれば、一対の幅ガイド400A,400Bを移動させるという簡単な操作によって、第2排出トレイ306上の記録紙Pが拡散してしまうことを容易に防ぐことができる。
(第2の変形例)
図7は、第2の変形例に係る画像形成装置の内部構成を示すブロック図である。本発明の第2の変形例に係る画像形成装置40の構成は、揺れ検出部19に代えて、無線受信部42を備える点を除き、上記実施の形態と同じである。以下、上記した実施の形態と異なる点について説明する。
無線受信部42は、市町村等に設置される統制局等によって送信される防災情報を受信する。無線受信部42としては、防災行政無線の受信機として一般的に使用されるものと同様の構成を有するものであれば特に限定されない。無線受信部42は、例えば、統制局等から無線通信によって送信される電波を受信するアンテナ、及び、当該アンテナに入力される電波に基づくアナログ信号をデジタル信号に変換してデジタルデータを生成するA/D変換回路等を含む。
無線受信部42は、特許請求の範囲における取得部の一例である。無線受信部42は、防災行政無線によって一斉送信される、震度を示す情報を含む地震情報を受信することによって、揺れの大きさを示す情報を取得する。
[動作]
以下、第2の変形例に係る画像形成装置40の動作を説明するが、上記した実施の形態と同じ動作については、繰り返して説明しない。
画像形成装置1が設置されている地域に対して、気象庁によって緊急地震速報が発表され、例えば、市町村役場等に設置される統制局は、防災行政無線によって、震度を示す情報を含む地震情報を一斉送信する。無線受信部42のアンテナが、統制局から送信される電波を受信すると、A/D変換回路は、入力される電波に基づくアナログ信号をデジタル信号に変換して、地震データを生成する。
図3を参照して、地震データが生成されると、制御部10は、揺れ情報が取得されたと判定し(ステップS11にてYES)、取得された揺れ情報によって示される震度が、予め定められている震度以上であるか否かを判定する(ステップS12)。
具体的には、制御部10は、上記地震データを解析して、震度を示す情報が震度4以上を示している場合、取得された揺れ情報によって示される震度が、予め定められている震度以上であると判定する(ステップS12にてYES)。一方、震度を示す情報が震度3以下を示している場合、制御部10は、取得された揺れ情報によって示される震度が、予め定められている震度以上ではないと判定する(ステップS12にてNO)。
なお、生成されたデジタルデータが、例えば洪水の発生を示す防災データであって地震データではない場合、制御部10は、揺れ情報が取得されていないと判定し(ステップS11にてNO)揺れ情報が取得されるまで待機する。
第2の変形例によれば、防災行政無線によって、揺れの大きい地震が発生することを示す地震情報が送信された場合においても、記録紙を迅速に排出できるのみでなく、排出トレイ上の記録紙が拡散してしまうことを防ぐことができる。
(その他の変形例)
上記実施の形態では、解除条件として、「揺れ検出部19によって装置本体2の揺れが検出されなくなったときから予め定められる時間が経過した場合」が予め設定されていたが、本発明はそのような実施の形態に限定されない。例えば、解除条件として、「操作部15を介して、記録紙Pの固定を解除する指示を受け付けた場合」が予め設定されていてもよい。
この場合、例えば、ユーザーによって操作部15に備えられているハードキーのうちのいずれかが押下されることによって、記録紙Pの固定を解除する指示が入力される構成であってもよい。又は、記録紙Pの固定を解除するためのソフトキーである解除キーがタッチされることによって、記録紙の固定を解除する指示が入力される構成であってもよい。この場合、ユーザーによって、例えばスタートキー15A、又は解除キーが押下されると、制御部10は、予め定められている解除条件が満たされたと判定する(ステップS16にてYES)。
また、解除条件として、「ネットワーク回線5を介して、画像形成対象の画像データを受け付けた場合」が予め設定されていてもよい。この場合、例えば、ユーザーによって情報処理装置6からプリント処理の開始指示とともに画像形成対象の画像データが送信され、ネットワーク回線5を介して、通信部25が、上記の開始指示及び画像データを受信した場合に、制御部10は、予め定められている解除条件が満たされたと判定する(ステップS16にてYES)。なお、解除条件は、1つだけ設定されていてもよいし、複数設定されていてもよい。
また上記実施の形態では、第2固定機構の一例として、ピックアップローラー144、支軸部材145、及び上記のモーターが用いられたが、本発明はそのような実施の形態に限定されない。例えば、第2固定機構として、ピックアップローラー144、及び手差しトレイ141を上下方向に移動させる昇降部、及び、上記の昇降部に接続されているモーターが用いられてもよい。
この場合、ピックアップローラー144は上下方向に固定されており、制御部10は、上記のモーターを駆動させて、ピックアップローラー144近傍に設けられている検知センサーによって、手差しトレイ141に載置されている複数の記録紙Pの最上面がピックアップローラー144によって押さえられていることが検出されるまで、上記の昇降部を上昇させる。このようにして、ピックアップローラー144によって、手差しトレイ141に載置されている記録紙Pを固定させることができる。
また、例えば、手差しトレイ141に、手差しトレイ141に載置されている記録紙Pを幅方向に規制する一対の幅ガイドが設けられており、当該一対の幅ガイドが、第2固定機構として用いられてもよい。一対の幅ガイドの構成は、第1の変形例において説明した第2排出トレイ306の一対の幅ガイド400A,400Bの構成と同じである。
また上記実施の形態では、制御部10によって、揺れ検出部19によって検出された加速度に対応する震度が、予め定められている震度以上であるか否かが判定されたが、本発明はそのような実施の形態に限定されない。例えば、揺れ検出部19によって検出された加速度が予め定められている値以上であるか否かが判定されてもよい。予め定められている震度又は予め定められている値は、排出トレイ等に存在している記録紙Pが拡散するおそれのある震度又は値が設定されていればよく、特に限定されるものではない。
また上記実施の形態では、揺れ検出部19は、装置本体2に設けられたが、本発明はそのような実施の形態に限定されず、後処理装置3に設けられていてもよい。
また上記実施の形態では、制御部10は、画像形成が実行されている場合には、第2排出トレイ306上及び手差しトレイ141上の記録紙の有無を判定しなかったが、本発明はそのような実施の形態に限定されない。例えば、制御部10は、揺れ検出部19によって検出された加速度に対応する震度が予め定められている震度以上である場合において、画像形成部12による画像形成が実行されており、かつ、給紙元が給紙カセット142A乃至142Cのいずれかである場合には、手差しトレイ141に記録紙Pが存在しているか否かを判断し、記録紙Pが存在していると判断された場合には、第2固定機構によって、手差しトレイ141に存在している記録紙Pを固定させる構成であってもよい。
また、制御部10は、揺れ検出部19によって検出された加速度に対応する震度が予め定められている震度以上である場合において、画像形成部12による画像形成が実行されており、かつ、排出先が第2排出トレイ306に変更されなかった場合には、第2排出トレイ306に記録紙Pが存在しているか否かを判断し、記録紙Pが存在していると判断された場合には、第1固定機構によって、第2排出トレイ306に存在している記録紙Pを固定させる構成であってもよい。
また上記実施の形態及び第1の変形例では、第1固定機構は、昇降部314及び押さえ部材312、又は、一対の幅ガイドであったが、本発明はそのような実施の形態に限定されない。例えば、第1固定機構は、昇降部314及び押さえ部材312、並びに、一対の幅ガイドであってもよい。この場合、制御部10は、記録紙を固定するための昇降部314及び一対の幅ガイドの移動を同時期に実行してもよいし、一対の幅ガイドの移動のみ先に、例えば、予め定められる震度以上の揺れの大きさが検知されたときに実行してもよい。
上記実施の形態及び第2の変形例では、取得部の一例として、揺れ検出部19又は無線受信部42が用いられたが、本発明はそのような実施の形態及び変形例に限定されない。例えば、通信部25が、取得部として機能してもよい。この場合、通信部25は、市町村役場、消防庁又は気象庁等に設置されるサーバー装置等から送信される地震データを、ネットワーク回線5を介して受信する。
また上記実施の形態では、画像形成部12等は、記録紙に画像を形成したが、本発明はそのような実施の形態に限定されない。画像形成部12等は、記録紙に限らず、他の記録媒体に画像を形成してもよい。他の記録媒体としては、例えば、OHP(Overhead Projector)シートを例示できる。
なお、本発明は上記実施の形態の構成に限られず種々の変形が可能である。例えば、上記実施形態では、本発明に係る画像形成装置の一実施形態としてカラー複合機を用いて説明しているが、これは一例に過ぎず、モノクロ複合機又は他の電子機器、例えば、プリンター、コピー機、ファクシミリ装置等の他の画像形成装置でもよい。
また、図1乃至図7を用いて上記実施形態により示した構成及び処理は、本発明の一実施形態に過ぎず、本発明を当該構成及び処理に限定する趣旨ではない。
1 画像形成装置
3 後処理装置
7 第1排出トレイ
10 制御部
12 画像形成部
17A,17B 搬送検出部
19 揺れ検出部
20 搬送部
306 第2排出トレイ
311 第3排出トレイ
340 搬送検出部

Claims (10)

  1. 画像データに基づく画像を記録媒体に形成する画像形成部と、
    前記画像が形成された前記記録媒体が排出される複数の排出トレイと、
    搬送路に沿って、前記複数の排出トレイのうちのいずれかの排出トレイに向けて前記記録媒体を搬送する搬送部と、
    揺れの大きさを示す情報を取得する取得部と、
    制御部と、を備え、
    前記複数の排出トレイは、排出された前記記録媒体の拡散を防止可能に構成されている拡散防止用排出トレイを含み、
    前記制御部は、前記取得部によって取得された情報によって示される揺れの大きさが予め定められる値以上である場合に、前記搬送部によって搬送されている前記記録媒体の排出先を、当該記録媒体の排出先として指定されている排出トレイから、前記拡散防止用排出トレイに変更する、画像形成装置。
  2. 前記搬送路内を搬送されている前記記録媒体の位置を検出する位置検出部をさらに備え、
    前記複数の排出トレイは、前記拡散防止用排出トレイとして、第1排出トレイ及び第2排出トレイを少なくとも含み、
    前記制御部は、前記取得部によって取得された情報によって示される揺れの大きさが予め定められる値以上である場合に、前記搬送部によって搬送されている前記記録媒体の排出先を、当該記録媒体の排出先として指定されている前記排出トレイから、前記第1排出トレイ及び前記第2排出トレイのうち、前記位置検出部によって検出される前記記録媒体の位置から最も近い位置に設けられている排出トレイに変更する、請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記画像形成部の上方に設けられ、原稿を読み取って画像データを生成する画像読取部をさらに備え、
    前記第1排出トレイは、少なくとも前記画像形成部を内部に収容する第1筺体の上面に設けられ、かつ、前記第1筺体よりも上方に設けられ、前記画像読取部を内部に収容する第2筺体と、第1筺体及び第2筺体とを連結する連結部と、に囲まれるように構成されている、請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記第2排出トレイに排出された前記記録媒体を固定するための第1固定機構をさらに備え、
    前記制御部は、前記記録媒体の排出先を前記第2排出トレイに変更した場合、前記第1固定機構によって、前記第2排出トレイに排出された前記記録媒体を固定させる、請求項2又は請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記第2排出トレイに排出された前記記録媒体を固定するための第1固定機構をさらに備え、
    前記制御部は、前記取得部によって取得された情報によって示される揺れの大きさが予め定められる値以上である場合において、前記画像形成部による画像形成を行なわせるためのジョブが実行されておらず、かつ、前記第2排出トレイに前記記録媒体が存在している場合には、前記第1固定機構によって、前記第2排出トレイに存在している前記記録媒体を固定させる、請求項2乃至請求項4のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 前記第1固定機構は、前記第2排出トレイを上下方向に移動させる昇降部と、前記第2排出トレイの上方に設けられる押さえ部材と、を含み、
    前記制御部は、前記昇降部に対し、前記第2排出トレイに排出された前記記録媒体の上面が前記押さえ部材によって押さえられるまで、前記第2排出トレイを上方向に移動させることで、前記第2排出トレイに排出された前記記録媒体を固定する、請求項4又は請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記第1固定機構は、前記第2排出トレイ上において、前記記録媒体の排出方向に対して直交する方向の中心に対して対称となるように設けられている一対の幅ガイドを含み、
    前記制御部は、前記一対の幅ガイドが前記第2排出トレイに排出された前記記録媒体の前記直交する方向の両端に接触するまで、前記一対の幅ガイドを前記直交する方向に互いに連動して移動させることで、前記第2排出トレイに排出された前記記録媒体を固定する、請求項4乃至請求項6のいずれかに記載の画像形成装置。
  8. 手差しトレイに載置されている前記記録媒体を前記搬送路に向けて給紙する給紙部と、
    前記手差しトレイに載置されている前記記録媒体を固定するための第2固定機構と、をさらに備え、
    前記制御部は、前記取得部によって取得された情報によって示される揺れの大きさが予め定められる値以上である場合であって、前記手差しトレイに前記記録媒体が存在している場合には、前記第2固定機構によって、前記手差しトレイに存在している前記記録媒体を固定させる、請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の画像形成装置。
  9. ユーザーの指示が入力される入力部と、
    ネットワークを介して接続されている情報処理装置と通信を行なう通信部と、をさらに備え、
    前記制御部は、予め定められている解除条件が満たされたと判定すると、第1固定機構による前記記録媒体の固定を解除させ、
    前記解除条件は、前記取得部によって取得された情報によって示される揺れの大きさが予め定められる値よりも小さくなったときから予め定められる時間が経過した場合、前記入力部を介して、前記記録媒体の固定を解除する指示を受け付けた場合、及び、前記通信部を介して、画像データを受け付けた場合のうちの少なくともいずれか1つである、請求項4乃至請求項7のいずれかに記載の画像形成装置。
  10. ユーザーの指示が入力される入力部と、
    ネットワークを介して接続されている情報処理装置と通信を行なう通信部と、をさらに備え、
    前記制御部は、予め定められている解除条件が満たされたと判定すると、第2固定機構による前記記録媒体の固定を解除させ、
    前記解除条件は、前記取得部によって取得された情報によって示される揺れの大きさが予め定められる値よりも小さくなったときから予め定められる時間が経過した場合、前記入力部を介して、前記記録媒体の固定を解除する指示を受け付けた場合、又は、前記通信部を介して、画像データを受け付けた場合のうちの少なくともいずれか1つである、請求項8に記載の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2022073346A (ja) * 2020-10-30 2022-05-17 株式会社三洋物産 遊技機
JP2022073345A (ja) * 2020-10-30 2022-05-17 株式会社三洋物産 遊技機
JP2022073349A (ja) * 2020-10-30 2022-05-17 株式会社三洋物産 遊技機
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