JP7334496B2 - 画像読取装置 - Google Patents

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Description

本発明は、コンタクトガラスを備える画像読取装置に関する。
画像読取装置にコンタクトガラス(原稿台)が設置されている場合、コンタクトガラスのセット面に原稿がセットされる。そして、画像読取装置は、セット面にセットされた原稿を読み取る(たとえば、特許文献1参照)。コピージョブでは、原稿の読み取りで得られた読取データに基づきジョブ用の画像データが生成され、ジョブ用の画像データに基づく画像が用紙に印刷される。
特許文献1の画像読取装置には、セット面にセットされた原稿の傾きを検出する原稿傾き検出機能が搭載される。原稿傾き検出機能では、複数のAPSセンサーが用いられる。各APSセンサーは、発光APSセンサーおよび受光APSセンサーを含む。複数の発光APSセンサーは、セット面に対して開閉する原稿カバーに設けられ、主走査方向に配列される。複数の受光センサーAPSは、光源を保持し光源と共に副走査方向に移動するキャリッジに設けられ、主走査方向に配列される。
特許文献1の画像読取装置は、キャリッジを副走査方向に移動させているとき、各APSセンサーについて、原稿を検出したことを示す値が出力されるまでにかかった検出時間を計測し、各APSセンサーの検出時間に基づき、原稿が傾いているか否かを判定する。そして、特許文献1の画像読取装置は、原稿が傾いている場合、その旨をユーザーに対して報知する。なお、原稿が傾いている場合には、或るAPSセンサーの検出時間と他のAPSセンサーの検出時間との間に差が生じる。したがって、原稿が傾いているか否かの判定を各APSセンサーの検出時間に基づき行うことができる。
特開2007-318744号公報
コンタクトガラスには、ステープルされた原稿束が読取対象としてセットされる場合がある(原稿束の或る原稿ページが読取対象となる)。また、コンタクトガラスには、ブック原稿が読取対象としてセットされる場合がある(ブック原稿の或る見開きページが読取対象となる)。
ここで、ステープルされた原稿束の或る原稿ページが読取対象である場合には、読取対象の原稿ページがセット面からはみ出すようにセットされている一方で、他の原稿ページは傾かずにセットされている、という状態になり得る。この場合、特許文献1の原稿傾き検出では、読取対象の原稿ページが傾いているにもかかわらず、読取対象が傾いていないと判定されるという不都合が生じる(誤判定が発生する)。なぜなら、原稿束の他の原稿ページが傾いていないので、各APSセンサーの検出時間に差が生じないためである。
また、ブック原稿の或る見開きページが読取対象である場合には、読取対象の見開きページが傾いているが、ブック原稿の表紙(裏表紙も含む)は傾いていない、という状態になり得る。この場合、特許文献1の原稿傾き検出では、読取対象の見開きページが傾いているにもかかわらず、読取対象が傾いていないと判定される(誤判定が発生する)。なぜなら、ブック原稿の表紙が傾いていないので、各APSセンサーの検出時間に差が生じないためである。
このような誤判定が発生した場合には、セット面にセットされたセット原稿が傾いている旨の報知がなされない。したがって、セット原稿が傾いていても、ユーザーはセット原稿のセット状態を確認しない。すなわち、ジョブ用の画像データを生成するとき、セット原稿が傾いた状態で原稿の読み取り(通常読取)が行われる。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、セット原稿が傾いた状態で通常読取(ジョブ用の画像データを生成するときに行われる読み取り)が行われるのを抑制することが可能な画像読取装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の画像読取装置は、表示を行う表示部と、原稿がセットされるセット面を有するコンタクトガラスと、セット面にセットされた原稿に光を照射する光源、原稿で反射された反射光を受光することによって原稿を読み取るイメージセンサー、および、光源を副走査方向に移動させることによってイメージセンサーが読み取る読取ラインを副走査方向に移動させる移動機構を含む画像読取部と、制御部と、を備える。制御部は、セット面にセットされた原稿のサイズに応じた原稿範囲を読み取る通常読取を画像読取部に行わせる前、副走査方向の幅が原稿範囲よりも小さい所定幅に設定された確認範囲を読み取る確認読取を画像読取部に行わせ、確認読取で得られた確認範囲の読取データに対応するプレビュー画像を表示部に表示させる。
本発明の構成では、セット原稿が傾いた状態で通常読取(ジョブ用の画像データを生成するときに行われる読み取り)が行われるのを抑制することができる。
本発明の一実施形態による複合機の構成を示す概略図 本発明の一実施形態による複合機の画像読取部の構成を示す図 本発明の一実施形態による複合機のコンタクトガラスのセット面を示す図 本発明の一実施形態による複合機の原稿カバーの開閉時の状態を示す図 本発明の一実施形態による複合機の構成を示すブロック図 本発明の一実施形態による複合機の制御部が行う処理の流れを示すフローチャート 本発明の一実施形態による複合機の画像読取部が行う確認読取の読取範囲を示す図 本発明の一実施形態による複合機のコンタクトガラスにセットされた原稿が傾いている場合に操作パネルに表示されるプレビュー画像を示す図 本発明の一実施形態による複合機のコンタクトガラスに原稿束がセットされた状態を示す図 本発明の一実施形態による複合機のコンタクトガラスに原稿束がセットされた状態を示す図 本発明の一実施形態による複合機のコンタクトガラスにブック原稿がセットされた状態を示す図 本発明の一実施形態による複合機のコンタクトガラスにブック原稿がセットされた状態を示す図 本発明の一実施形態による複合機の画像読取部が行う確認読取および追加確認読取の各読取範囲を示す図 本発明の一実施形態による複合機の操作パネルに表示されるプレビュー画像および追加プレビュー画像を示す図
以下に、本発明の一実施形態による画像読取装置について、スキャン機能およびプリント機能など複数種の機能を有する複合機を例にとって説明する。
<複合機の構成>
図1に示すように、本実施形態の複合機100は、画像読取部1および印刷部2を備える。複合機100は「画像読取装置」に相当する。
画像読取部1は、図2に示すように、光源11、イメージセンサー12、ミラー13およびレンズ14を備える。光源11、イメージセンサー12、ミラー13およびレンズ14は、画像読取部1の筐体101の内部に設置される。筐体101の上部には、コンタクトガラス10が取り付けられる。コンタクトガラス10の上面は、原稿Dがセットされるセット面10Sとなる。画像読取部1は、セット面10Sにセットされた原稿Dを読み取る。
セット面10Sは、図3に示すように、平面視において装置の左右方向に長い矩形状である。セット面10Sの4辺のうち、一対の短辺が主走査方向(装置の前後方向)に対して平行となり、一対の長辺が副走査方向(主走査方向と直交する方向)に対して平行となる。セット面10Sのサイズは、複合機100で読み取り可能な仕様上の最大原稿サイズよりも大きい。したがって、セット面10Sに最大サイズの原稿Dがセットされても、セット面10Sの全面が原稿Dで覆われることはない。
また、図4に示すように、筐体101には、原稿カバー102が設置される。原稿カバー102は、筐体101の上面(セット面10S)に対して開閉する。たとえば、筐体101の後面側の部分に回転軸103が設けられる。原稿カバー102は、回転軸103に回動可能(開閉可能)に支持される。原稿カバー102は、前面側の部分を自由端とし、前面側の部分を上下方向に振るように回動する。これにより、原稿カバー102の前面側の部分を上下方向に持ち上げたり持ち下げたりすることにより、セット面10Sに対して原稿カバー102を開閉させることができる。
原稿カバー102が開けられると、セット面10Sが露出し、セット面10Sへの原稿Dのセットが可能な状態となる(図4上図参照)。原稿カバー102が閉じられると、原稿カバー102によってセット面10Sが覆われた状態となる(図4下図参照)。セット面10Sに原稿Dをセットするとき、ユーザーは原稿カバー102を開ける。セット面102に原稿Dをセットした後、ユーザーは原稿カバー102を閉じる。原稿カバー102が閉じられることにより、原稿カバー102によってセット面10S上の原稿Dが押え付けられる。
図2に戻り、光源11は、コンタクトガラス10に向けて光(図2では、2点鎖線で示す)を照射する。コンタクトガラス10を透過した光がセット面10S上の原稿Dを照射する。光源11は、LED素子を複数含む。複数のLED素子は、主走査方向(図2の紙面に対して垂直方向)にライン状に配列される。原稿Dで反射された反射光(図2では、2点鎖線で示す)は、ミラー13で反射され、レンズ14に導かれる。レンズ14は、反射光を集光する。
イメージセンサー12は、原稿Dで反射された反射光を受光することによって原稿Dを読み取る。イメージセンサー12は、RGB各色に対応するラインセンサーを含む。各色のラインセンサーは、主走査方向にライン状に並ぶ複数の光電変換素子を有するCCDからなる。イメージセンサー12は、原稿Dからの反射光(レンズ14で集光された光)を受光すると、ライン単位で画素ごとに光電変換して電荷を蓄積する。そして、イメージセンサー12は、蓄積電荷に応じたアナログ信号(RGB信号)を出力する。
また、画像読取部1は、移動機構16を備える。移動機構16は、キャリッジ60を移動させる。キャリッジ60の移動方向は副走査方向である。キャリッジ60は、光源11およびミラー13を保持する。
移動機構16は、モーター60Mを備える。また、移動機構16は、巻取ドラム61およびワイヤー62を備える。ワイヤー62は、キャリッジ60と巻取ドラム61とに連結される。巻取ドラム61は、モーター60Mの動力を受けて回転する。巻取ドラム61が回転することにより、キャリッジ60が副走査方向に移動する。すなわち、光源11が副走査方向に移動する。
画像読取部1による原稿Dの読み取りが行われるとき、光源11を含むキャリッジ60が副走査方向(装置の左から右に向かう方向)に移動する。光源11は、キャリッジ60が副走査方向に移動しているとき、コンタクトガラス10に向けて光を照射する。光源11が副走査方向に移動することにより、イメージセンサー12が読み取る読取ラインが副走査方向に移動する。イメージセンサー12は、原稿Dで反射された反射光の光電変換を連続して繰り返し行う。これにより、原稿Dの読み取りがライン単位で行われる。
図1に戻り、印刷部2は、用紙搬送路(図1では、破線矢印で示す)に沿って用紙Pを搬送する。また、印刷部2は、印刷すべき画像(トナー像)を形成する。そして、印刷部2は、搬送中の用紙Pに画像を印刷(転写)する。コピージョブでは、画像読取部1が読み取った原稿Dの画像の用紙Pへの印刷が印刷部2によって行われる。
印刷部2は、給紙部21、転写部22および定着部23を備える。
給紙部21は、給紙ローラーを備える。給紙ローラーは、用紙カセットCAに収容された用紙Pを引き出し、用紙搬送路に給紙する。また、給紙部21は、分離機構を備える。分離機構は、給紙ローラーの用紙搬送方向下流側に設置される。分離機構は、用紙カセットCAから引き出された用紙Pを1枚ずつに分離する。
転写部22は、転写ローラー対を備える。転写ローラー対は、感光体ドラムおよび転写ローラーを含む。感光体ドラムは、トナー像を担持する。転写ローラーは、感光体ドラムに圧接し、感光体ドラムとの間で転写ニップを形成する。転写ローラー対は、回転することにより、転写ニップに進入した用紙Pを搬送しつつ、用紙Pにトナー像を転写する。
また、転写部22は、帯電装置、露光装置および現像装置を備える。帯電装置は、感光体ドラムを帯電させる。露光装置は、感光体ドラムに静電潜像を形成する。現像装置は、静電潜像をトナー像に現像する。
定着部23は、定着ローラー対を備える。定着ローラー対は、加熱ローラーおよび加圧ローラーを含む。加熱ローラーは、ヒーターを内蔵する。加圧ローラーは、加熱ローラーに圧接し、加熱ローラーとの間で定着ニップを形成する。定着ローラー対は、回転することにより、定着ニップに進入した用紙Pを搬送しつつ、用紙Pに転写されたトナー像を用紙Pに定着させる。定着ニップを抜けた用紙Pは排出トレイETに排出される。
また、複合機100は、操作パネル3を備える。操作パネル3には、タッチスクリーン31が設けられる。タッチスクリーン31は、表示パネルおよびタッチパネルを含む。タッチスクリーン31は、メッセージやソフトウェアボタンを表示し、ユーザーからタッチ操作を受け付ける。ここで、タッチスクリーン31(表示パネル)は、後述するプレビュー画像P1(図8下図参照)を表示する。この構成では、タッチスクリーン31が「表示部」に相応する。
操作パネル3には、スタートボタン32も設けられる。スタートボタン32は、ハードウェアボタンである。スタートボタン32は、原稿Dの読み取りを指示するスタート操作をユーザーから受け付ける。ユーザーがスタートボタン32を押す操作を行うと、当該操作がスタート操作として受け付けられる。なお、操作パネル3には、スタートボタン32の他にも種々のハードウェアボタンが設けられる。
また、図5に示すように、複合機100は、制御部4を備える。制御部4は、画像読取部1および印刷部2を制御する。また、制御部4は、操作パネル3に接続される。制御部4は、タッチスクリーン31の表示動作を制御するとともに、タッチスクリーン31に対して行われた操作を検知する。さらに、制御部4は、スタートボタン32などのハードウェアボタンに対する操作を検知する。
制御部4は、CPU41、アナログ処理部42および画像処理部43を備える。CPU41は、制御プログラムおよび制御データに基づき、種々の処理(演算)を行う。また、CPU11は、後述するスキャン制御部110に制御指示を与える(画像読取部1の読取動作を制御する)。
アナログ処理部42は、増幅回路およびA/D変換回路などを備える。アナログ処理部42は、イメージセンサー12のアナログ信号をデジタルデータ(読取データ)に変換する。画像処理部43は、画像処理回路(たとえば、ASIC)を備える。画像処理部43は、読取データに対して画像処理を行い、ジョブ用の画像データ(コピージョブなど種々のジョブで用いる画像データ)を生成する。また、画像処理部43は、読取データに対して画像処理を行い、表示用の画像データ(後述するプレビュー画像P1の表示データ)を生成する。
制御部4は、記憶部5に接続される。制御部4は、記憶部5への情報の書き込みおよび記憶部5からの情報の読み出しを行う。記憶部5は、ROM、RAMおよびHDDなどの記憶デバイスを含む。
制御部4は、通信部6に接続される。通信部6は、通信回路を含む。通信部6は、通信ネットワークに接続される。通信ネットワークには、パーソナルコンピューター、サーバーおよびファクシミリなどの外部機器が接続される。制御部4は、通信部6を用いて、外部機器と通信する。複合機100と外部機器とを通信可能に接続することにより、複合機100から外部機器に画像データを送信する送信ジョブの実行が可能となる。
また、画像読取部1は、スキャン制御部110を備える。スキャン制御部110は、スキャン制御回路(たとえば、CPU)およびスキャンメモリーを含む。スキャン制御部110は、制御部4に接続される。スキャン制御部110は、制御部4からの制御指示に基づき、画像読取部1の各部を制御する。スキャン制御部110は、光源11の発光動作を制御する。スキャン制御部110は、イメージセンサー12の読取動作を制御する。スキャン制御部110は、モーター60Mを制御する(光源11の副走査方向への移動を制御する)。なお、光源11、イメージセンサー12およびモーター60Mの各制御を制御部4が直接行ってもよい。この場合には、スキャン制御部110を省略してもよい。
<原稿の読み取り>
原稿Dの読み取りを伴うジョブでは、ユーザーによってセット面10Sに原稿Dがセットされる。原稿Dがセット面10Sにセットされた状態を図3に示す。図3では、原稿Dにドット柄を付す。なお、コピージョブおよび送信ジョブなどが原稿Dの読み取りを伴うジョブに相当する。
原稿Dをセット面10Sにセットした後、ユーザーはスタートボタン32を押す。すなわち、ユーザーはスタート操作を行う。制御部4は、スタート操作を検知すると、原稿Dの読み取りを伴う読取ジョブの実行要求を受けたと判断する。読取ジョブの実行要求を受けると、制御部4は、セット面10Sにセットされた原稿D(以下、セット原稿Dと称する)の読み取りを画像読取部1に行わせる。
制御部4は、画像読取部1にセット原稿Dの読み取りを行わせる前、セット原稿Dのサイズ(セット原稿Dの主走査方向および副走査方向の各長さ)を検知する。セット原稿Dのサイズ検知の方法は特に限定されない。
たとえば、操作パネル3は、セット原稿Dのサイズを示す値の入力受付を行う。制御部4は、操作パネル3に入力された入力値に基づき、セット原稿Dのサイズを検知する。なお、原稿Dのセット前にサイズの入力受付が行われてもよいし、原稿Dのセット後(スタートボタン32の押下後)にサイズの入力受付が行われてもよい。
制御部4は、セット原稿Dのサイズを検知すると、セット原稿Dのサイズに応じた範囲である原稿範囲を読取範囲に設定する。図3に示す例では、ドット柄を付した範囲が原稿範囲となる。そして、制御部4は、原稿範囲の読み取りを画像読取部1に行わせる。以下の説明では、原稿範囲の読み取りを通常読取と称し、後述する確認読取と区別する。
ここで、図3に示すように、セット面10Sの副走査方向に対向する一対の辺(主走査方向に平行な一対の辺)のうち一方辺が第1基準辺RS1に設定され、セット面10Sの主走査方向に対向する一対の辺(副走査方向に平行な一対の辺)のうち一方辺が第2基準辺RS2に設定される。また、第1基準辺RS1と第2基準辺RS2との交点が基準位置RPに設定される。
たとえば、セット面10Sの左辺が第1基準辺RS1に設定される。また、セット面10Sの上辺が第2基準辺RS2に設定される。この場合には、セット面10Sの左上角の位置が基準位置RPとなる。
そして、第1基準辺RS1に沿ったラインが画像読取部1による通常読取時の読取開始ラインSLに設定される。すなわち、制御部4は、画像読取部1に通常読取を行わせるとき、読取開始ラインSLから読み取りを開始させる。
このため、セット面10Sに原稿Dをセットするとき、ユーザーは原稿Dの或る角を基準位置RPに合わせる。また、原稿Dの4辺のうち、或る辺を第1基準辺RS1に合わせるとともに、他の辺を第2基準辺RS2に合わせる。これにより、理想的には、セット原稿Dは傾かない。
制御部4は、画像読取部1による通常読取が完了すると、通常読取で得られた読取データに基づきジョブ用の画像データを生成する。そして、実行ジョブがコピージョブである場合、制御部4は、ジョブ用の画像データに基づく画像(セット原稿Dの画像)の用紙Pへの印刷を印刷部2に行わせる。実行ジョブが送信ジョブである場合、制御部4は、通信部6を用いて、外部機器に対してジョブ用の画像データの送信を行う。
<支援機能>
ユーザーが原稿カバー102を閉じるとき、セット原稿Dが風圧を受ける。場合によっては、セット原稿Dが動く(たとえば、セット原稿Dが浮き上がる)。その結果、セット原稿Dが傾いた状態(セット面10S上でのセット原稿Dの位置が適切な位置からずれた状態)で通常読取が行われるという不都合が生じ得る。また、たとえば、セット原稿Dがハードカバーのブック原稿である場合、表紙(背表紙を含む)が傾かないようブック原稿をセットしたにもかかわらず、読取対象の見開きページが傾くことがある。
そこで、複合機100には、セット原稿Dが傾いているか否かを確認する確認作業(ユーザーによる作業)を支援する支援機能が搭載される。支援機能の有効無効の設定は操作パネル3がユーザーから受け付ける。支援機能を有効に設定した場合、制御部4により支援処理が行われる。これにより、セット原稿Dの傾きを簡単に確認することができる。
以下に、図6に示すフローチャートを参照し、制御部4が行う支援処理の流れを説明する。図6に示すフローチャートのスタートは、セット面10Sに原稿Dがセットされて以降、操作パネル3が1回目のスタート操作(スターボタン32を押す操作)を受け付けたことを制御部4が検知したときにスタートする。
ステップS1において、制御部4は、支援機能が有効に設定されているか否かを判断する。支援機能が無効に設定されていると制御部4が判断した場合には、ステップS2に移行する。ステップS2に移行すると、制御部4は、画像読取部1に通常読取を行わせる。
ステップS1において、支援機能が有効に設定されていると制御部4が判断した場合には、ステップS3に移行する。ステップS3に移行すると、制御部4は、画像読取部1に確認読取を行わせる。
制御部4は、画像読取部1に確認読取を行わせるとき、予め定められた確認範囲C1を確認読取の読取範囲に設定する。確認範囲C1のセット面10S内での位置を図7に示す。図7では、確認範囲C1にハッチングを付す。
確認範囲C1は平面視において矩形状である。確認範囲C1の4辺のうち、互いに対向する或る一対の辺は主走査方向に対して平行であり、他の一対の辺は副走査方向に対して平行である。
確認範囲C1の副走査方向の幅W1(「所定幅」に相当)は、予め定められており、読取対象となり得る原稿Dの副走査方向の幅よりも小さい。特に限定されないが、確認範囲C1の幅W1は、複合機100でコピー可能な定型サイズのうち最小サイズの副走査方向の幅の1/2以下である。このため、確認範囲C1の幅W1は、セット原稿Dの副走査方向の幅(原稿範囲の副走査方向の幅)よりも小さくなる。たとえば、確認範囲C1の幅W1は、約50mmである。
確認範囲C1の主走査方向の幅W2は、イメージセンサー12の主走査方向における最大読取幅と同じ幅である。図7では、便宜上、確認範囲C1の幅W2(イメージセンサー12の主走査方向における最大読取幅)とセット面10Sの主走査方向の幅とを同じにしているが、イメージセンサー12の主走査方向における最大読取幅がセット面10Sの主走査方向の幅よりも小さくてもよい。
また、制御部4は、画像読取部1に確認読取を行わせるとき、通常読取と同様、第1基準辺RS1に沿った読取開始ラインSLから読み取りを開始させる。すなわち、確認範囲C1の副走査方向に対向する一対の辺のうち一方辺は、第1基準辺RS1(読取開始ラインSL)と一致する。
画像読取部1による確認読取では、通常読取の読取範囲(原稿範囲)よりも副走査方向の幅が小さい確認範囲C1の読み取りが行われ、確認範囲C1の範囲外の読み取りは行われない。したがって、確認読取は通常読取よりも、開始から完了までの時間(読取時間)が短くなる。
図6に戻り、ステップS3の処理後、ステップS4に移行する。ステップS4に移行すると、制御部4は、確認読取で得られた確認範囲C1の読取データに対応するプレビュー画像P1(図8下図参照)を生成する。そして、制御部4は、タッチスクリーン31にプレビュー画像P1を表示させる。
たとえば、図8上図に示す状態(セット原稿Dが傾いた状態)で、ユーザーがスタート操作を行ったとする。この場合には、図8下図に示すようなプレビュー画像P1がタッチスクリーン31に表示される。これにより、ユーザーは容易に、セット原稿Dのセット状態(セット原稿Dの傾き)を知ることができる。言い換えると、原稿Dをセットし直すべきか否かを判断することができる。
図6に戻り、ステップS4の処理後、ステップS5に移行する。ステップS5に移行すると、制御部4は、操作パネル3が予め定められた許可操作を受け付けたか否かを判断する。たとえば、制御部4は、タッチスクリーン31にプレビュー画像P1を表示させて以降、操作パネル3がスタート操作(スターボタン32を押す操作)を再度受け付けたことを検知すると、操作パネル3が許可操作を受け付けたと判断する。この構成では、スタートボタン32が「操作部」に相当する。なお、タッチスクリーン31に許可ボタン(ソフトウェアボタン)を表示し、許可ボタンに対するタッチ操作が許可操作として受け付けられてもよい。たとえば、プレビュー画像P1を含む画面内に許可ボタンが配される。
ステップS5において、許可操作を受け付けたと制御部4が判断した場合には、ステップS2に移行する。ステップS2に移行すると、制御部4は、画像読取部1に通常読取を行わせる。これにより、画像読取部1による通常読取に先立って、プレビュー画像P1に基づきセット原稿Dのセット状態を確認することができる。セット原稿Dの傾きが許容範囲を超える場合には、許可操作を行わなければよい。
ステップS5において、許可操作を受け付けていないと制御部4が判断した場合には、ステップS6に移行する。ステップS6に移行すると、制御部4は、タッチスクリーン31にプレビュー画像P1を表示させてから所定時間(たとえば、約7秒)が経過したか否かを判断する。たとえば、セット面10S上の原稿Dをセットし直す再セット作業(ユーザーによる作業)に要する時間が複合機100のメーカーにより求められ、当該作業に要する時間が所定時間に設定される。
ステップS6において、所定時間が経過していないと制御部4が判断した場合には、ステップS5に移行する。すなわち、所定時間の経過前に許可操作を行うと、画像読取部1による通常読取が開始される。
ステップS6において、所定時間が経過したと制御部4が判断した場合には、ステップS3に移行する。ステップS6からステップS3に移行すると、制御部4は、再度、画像読取部1に確認読取を行わせる。その後、ステップS4に移行する。この場合、制御部4は、既存のプレビュー画像P1に代えて、最新の確認読取で得られた確認範囲C1の読取データに対応するプレビュー画像P1をタッチスクリーン31に表示させる。
これにより、所定時間の経過前にユーザーが再セット作業を行った場合には、再セット作業後のセット原稿Dのセット状態を示す新たなプレニュー画像P1がタッチスクリーン31に表示される。以降、ユーザーが許可操作を行うまでの間、所定時間が経過するごとに、画像読取部1による確認読取が行われ、最新の確認読取で得られた確認範囲C1の読取データに対応するプレビュー画像P1がタッチスクリーン31に表示される。
本実施形態の複合機100(画像読取装置)は、上記のように、表示を行うタッチスクリーン31(表示部)と、原稿Dがセットされるセット面10Sを有するコンタクトガラス10と、セット面10Sにセットされたセット原稿Dに光を照射する光源11、セット原稿Dで反射された反射光を受光することによってセット原稿Dを読み取るイメージセンサー12、および、光源11を副走査方向に移動させることによってイメージセンサー12が読み取る読取ラインを副走査方向に移動させる移動機構16を含む画像読取部1と、制御部4と、を備える。制御部4は、セット面10Sにセットされたセット原稿Dのサイズに応じた原稿範囲を読み取る通常読取を画像読取部1に行わせる前、副走査方向の幅が原稿範囲よりも小さい所定幅W1に設定された確認範囲C1を読み取る確認読取を画像読取部1に行わせ、確認読取で得られた確認範囲C1の読取データに対応するプレビュー画像P1をタッチスクリーン31に表示させる。
本実施形態の構成では、通常読取に先立って確認読取が行われる。そして、確認読取で得られた確認範囲C1の読取データに対応するプレビュー画像P1がタッチスクリーン31に表示される。これにより、セット原稿Dのセット状態(セット原稿Dの傾き)を通常読取の実行前にユーザーに確認させることができる。ここで、プレビュー画像P1を確認した結果、セット原稿Dの傾きが許容範囲を超えていれば、ユーザーは再セット作業を行う。その結果、セット原稿Dが傾いた状態で通常読取が行われるのを抑制することができる。
また、確認読取の読取範囲(確認範囲C1)は通常読取の読取範囲(原稿範囲)よりも副走査方向の幅が小さい。すなわち、確認読取時のキャリッジ60(光源11)の副走査方向への移動距離は通常読取よりも短い。したがって、確認読取は直ぐに完了する。これにより、プレビュー画像P1を短時間で表示することがでる(セット原稿Dのセット状態を短時間でユーザーに確認させることができる)。
ここで、画像読取部1による確認読取が行われる構成では、確認読取で得られた確認範囲C1の読取データに基づき、セット原稿Dのセット状態(セット原稿Dの傾き)を自動で判定することができる。たとえば、セット原稿Dのセット状態を自動で判定する自動判定処理では、確認範囲C1の読取データに出現するセット原稿Dのエッジ画像の傾きに基づき、セット原稿Dが傾いているか否かの判定が行われる。
しかし、ステープルされた原稿束の或る原稿ページが読取対象である場合には、以下のような不都合が生じる。当該不都合について、図9および図10を参照して説明する。図9および図10には、便宜上、原稿束のページ数が2ページである場合を図示する。
図9および図10では、読取対象の原稿ページ(下側の原稿ページ)に符号D11を付し、他の原稿ページに符号D12を付し、ステープル箇所に符号SPを付す。また、原稿ページD11およびD12にドット柄を付す。原稿ページD11およびD12を区別し易くするため、原稿ページD11およびD12にそれぞれ付した各ドットの密度を変える。さらに、セット面10Sの辺を太線で示す。
なお、図9および図10に示す各例では、セット面10Sから上方に向かって、原稿ページD11およびD12の順で重ねられている。そこで、図9および図10では、原稿ページD11のうち、原稿ページD12で覆われた部分の輪郭を破線で示す。
図9に示す例では、原稿ページD11(読取対象)がセット面10Sの外側にはみ出している(原稿ページD11が傾いている)。すなわち、セット面10Sの辺の一部が原稿ページD11で覆われている。図9では、セット面10Sの辺のうち、原稿ページD11で覆われた部分を太線の破線で示す。
一方で、図9に示す例では、原稿ページD2は傾いていない。すなわち、原稿ページD12の主走査方向に平行な一辺が第1基準辺RS1(読取開始ラインSL)に一致しており、原稿ページD12の副走査方向に平行な一辺が第2基準辺RS2に一致している。この場合には、原稿ページD12の傾いていないエッジ画像が判定対象として検出される。その結果、自動判定処理では、原稿ページD11が傾いているにもかかわらず、読取対象が傾いていないと判定されてしまう。
図10に示す例では、原稿ページD11(読取対象)は傾いていない。すなわち、原稿ページD11の主走査方向に平行な一辺が第1基準辺RS1(読取開始ラインSL)に一致しており、原稿ページD12の副走査方向に平行な一辺が第2基準辺RS2に一致している。したがって、この状態で通常読取が行われても、原稿ページD11に対応する出力画像(たとえば、用紙Pに印刷される画像)は傾かない。
しかし、図10に示す例では、原稿ページD12が傾いている。この場合には、原稿ページD12の傾いたエッジ画像が確認範囲C1の読取データに出現する。その結果、自動判定処理では、原稿ページD11が傾いていないにもかかわらず、読取対象が傾いていると判定されてしまう。
また、ブック原稿(たとえば、ハードカバーの書籍)の或る見開きページが読取対象である場合には、以下のような不都合が生じる。当該不都合について、図11および図12を参照して説明する。図11には、セット面10Cにセットされたブック原稿を装置の前面側から見た場合の側面図を図示する。図12には、セット面10Cにセットされたブック原稿を上方から見た場合の平面図を図示する。
図11および図12では、ハードカバーに符号HCを付すとともに、読取対象の見開きページのうち、一方のページ(左側のページ)に符号D21を付し、他方のページ(右側のページ)に符号D22を付す。また、図12では、ページD21およびD22にドット柄を付す。さらに、セット面10Sの辺を太線で示す。
なお、図11および図12に示す例では、ページD21およびD22がハードカバーHCで覆われている。そこで、図12では、ページD21およびD22の各輪郭を破線で示す。
図11および図12に示す例では、ハードカバーHCは傾いていない。しかし、ハードカバーHCの範囲内でページD21が傾いている(ページD22は傾いていない)。この場合には、ハードカバーHCの傾いていないエッジ画像が判定対象として検出される。その結果、自動判定処理では、ページD21が傾いているにもかかわらず、読取対象が傾いていないと判定されてしまう。
このように、自動判定処理では誤判定が発生し得る。したがって、本実施形態の構成のように、プレビュー画像P1を表示し、セット原稿Dの傾きをユーザーに目視で確認させるのが好ましい。
また、本実施形態の構成では、上記のように、セット面10Sの副走査方向に対向する一対の辺のうち一方辺(第1基準辺RS1)に沿ったラインが通常読取時の読取開始ラインSLに設定される。そして、制御部4は、画像読取部1による確認読取を読取開始ラインSLから開始させる。ここで、通常では、原稿Dの或る辺が第1基準辺RS1に沿うようセット面10Sに原稿Dがセットされる。このため、第1基準辺RS1(読取開始ラインSL)から確認範囲C1の副走査方向の幅に相当するライン数分の読み取りだけで得られた読取データのプレビュー画像P1を表示することにより、セット原稿Dが傾いているか否かをユーザーに確認させることができる。これにより、画像読取部1による確認読取を読取開始ラインSLから開始させるのが好ましい。
また、本実施形態の構成では、上記のように、制御部4は、タッチスクリーン31にプレビュー画像P1を表示させて以降、操作パネル3が許可操作(スタートボタン32を再度押す操作)を受け付けると、画像読取部1に通常読取を行わせる。すなわち、制御部4は、タッチスクリーン31にプレビュー画像P1を表示させて以降、操作パネル3が許可操作を受け付けるまで、画像読取部1に通常読取を行わせない。これにより、再セット作業の最中に通常読取が開始される、という不都合が発生するのを抑制することができる。
また、本実施形態の構成では、上記のように、制御部4は、タッチスクリーン31にプレビュー画像P1を表示させてから、操作パネル3が許可操作(スタートボタン32を再度押す操作)を受け付けることなく所定時間が経過したとき、画像読取部1に確認読取を再度行わせ、最新の確認読取で得られた確認範囲C1の読取データに対応するプレビュー画像P1をタッチスクリーン31に表示させる。これにより、再セット作業後、確認読取の実行を指示する操作(プレビュー画像P1の表示を指示する操作)を別途行わなくても、セット原稿Dの最新のセット状態を示すプレニュー画像P1がタッチスクリーン31に表示されるので、ユーザーにとっては利便性が良い。
また、本実施形態の構成では、上記のように、制御部4は、タッチスクリーン31にプレビュー画像P1を表示させて以降、操作パネル3が許可操作(スタートボタン32を再度押す操作)を受け付けるまでの間、所定時間が経過するごとに、画像読取部1に確認読取を行わせる。これにより、再セット作業を行うごとに、プレビュー画像P1で示されるセット原稿Dのセット状態が最新のセット状態に切り替わるので、再セット作業を効率的に行うことができる。
今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
たとえば、上記実施形態では、セット原稿Dの副走査方向の一方の端部側(読取開始ラインSL側)の範囲を読み取る確認読取だけが行われる場合について説明したが、本発明はこれに限らず、通常読取に加え、セット原稿Dの副走査方向の一方の端部側とは反対の他方の端部側の範囲を読み取る追加確認読取が行われてもよい。確認読取だけを行うか確認読取および追加確認読取の両方を行うかの設定については、ユーザーが任意に行うことができる。当該設定の受け付けは操作パネル3が行う。
制御部4は、画像読取部1に追加確認読取を行わせる場合、追加確認読取の読取範囲を設定する。追加確認読取の読取範囲の一例を図13に示す。以下の説明では、追加確認読取の読取範囲を追加確認範囲と称し、符号C1を付す。なお、図13では、原稿範囲を2点鎖線で示す。また、原稿範囲の副走査方向の幅をDW1で示し、原稿範囲の主走査方向の幅をDW2で示す。
追加確認範囲C2の副走査方向の幅は、確認範囲C1の副走査方向の幅W1(「所定幅」に相当)と同じである。すなわち、追加確認範囲C2の副走査方向の幅は、読取対象となり得る原稿Dの副走査方向の幅よりも小さい。
追加確認範囲C2の主走査方向の幅は、確認範囲C1の主走査方向の幅W2と同じである。すなわち、追加確認範囲C2の主走査方向の幅は、イメージセンサー12の主走査方向における最大読取幅と同じ幅である。
ここで、追加確認範囲C2の副走査方向の位置は、原稿範囲のサイズ(セット原稿Dのサイズ)に応じて変化する。たとえば、制御部4は、原稿範囲の副走査方向に対向する一対の辺のうち読取開始ラインSL(第1基準辺RS1)に沿った一方辺とは異なる他方辺の副走査方向の位置を認識する。そして、制御部4は、原稿範囲の他方辺から読取開始ラインSLに向かって所定幅W1分の範囲を追加確認範囲C2に設定する。
そして、制御部4は、画像読取部1に通常読取を行わせる前、確認読取および追加確認読取を画像読取部1に行わせる。その後、図14に示すように、制御部4は、通常読取で得られた確認範囲C1の読取データに対応するプレビュー画像P1に加え、追加確認読取で得られた追加確認範囲C2の読取データに対応する追加プレビュー画像P2をタッチスクリーン31に表示させる。
この構成では、セット原稿Dの副走査方向の一方側および他方側の各傾きを確認することができるので、セット原稿Dの傾きを確認する作業を効率的に行える。たとえば、図11および図12に示した例において、ページD22が傾いていた場合には、ページD22が傾いていることを知ることができる。
1 画像読取部
4 制御部
10 コンタクトガラス
10S セット面
11 光源
12 イメージセンサー
16 移動機構
31 タッチスクリーン(表示部)
32 スタートボタン(操作部)
100 複合機(画像読取装置)
C1 確認範囲
C2 追加確認範囲
D 原稿
P1 プレビュー画像
P2 追加プレビュー画像
SL 読取開始ライン

Claims (6)

  1. 表示を行う表示部と、
    原稿がセットされるセット面を有するコンタクトガラスと、
    前記セット面にセットされた前記原稿に光を照射する光源、前記原稿で反射された反射光を受光することによって前記原稿を読み取るイメージセンサー、および、前記光源を副走査方向に移動させることによって前記イメージセンサーが読み取る読取ラインを前記副走査方向に移動させる移動機構を含む画像読取部と、
    制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記セット面にセットされた前記原稿のサイズに応じた原稿範囲を読み取る通常読取を前記画像読取部に行わせる前、前記副走査方向の幅が前記原稿範囲よりも小さい所定幅に設定された確認範囲を読み取る確認読取を前記画像読取部に行わせ、前記確認読取で得られた前記確認範囲の読取データに対応するプレビュー画像を前記表示部に表示させ
    前記所定幅は、予め定められており、読取対象となり得る前記原稿の前記副走査方向の幅よりも小さく、
    前記確認読取時の前記光源の前記副走査方向への移動距離は前記通常読取よりも短いことを特徴とする画像読取装置。
  2. 前記セット面の前記副走査方向に対向する一対の辺のうち一方辺に沿ったラインが前記通常読取時の読取開始ラインに設定されており、
    前記制御部は、前記画像読取部による前記確認読取を前記読取開始ラインから開始させることを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
  3. 予め定められた許可操作を受け付ける操作部を備え、
    前記制御部は、前記表示部に前記プレビュー画像を表示させて以降、前記操作部が前記許可操作を受け付けると、前記画像読取部に前記通常読取を行わせることを特徴とする請求項1または2に記載の画像読取装置。
  4. 前記制御部は、前記表示部に前記プレビュー画像を表示させてから、前記操作部が前記許可操作を受け付けることなく所定時間が経過したとき、前記画像読取部に前記確認読取を再度行わせ、最新の前記確認読取で得られた前記確認範囲の読取データに対応する前記プレビュー画像を前記表示部に表示させることを特徴とする請求項3に記載の画像読取装置。
  5. 前記制御部は、前記表示部に前記プレビュー画像を表示させて以降、前記操作部が前記許可操作を受け付けるまでの間、前記所定時間が経過するごとに、前記画像読取部に前記確認読取を行わせることを特徴とする請求項4に記載の画像読取装置。
  6. 前記原稿範囲の前記副走査方向に対向する一対の辺のうち一方辺は前記読取開始ラインに沿った辺であり、
    前記制御部は、前記原稿範囲の前記副走査方向に対向する一対の辺のうち前記一方辺とは異なる他方辺から前記読取開始ラインに向かって前記所定幅分の範囲を追加確認範囲に設定し、
    前記制御部は、前記通常読取を前記画像読取部に行わせる前、前記確認読取および前記追加確認範囲を読み取る追加確認読取を前記画像読取部に行わせ、前記プレビュー画像および前記追加確認読取で得られた前記追加確認範囲の読取データに対応する追加プレビュー画像を前記表示部に表示させ
    前記確認読取だけを行うか前記確認読取および前記追加確認読取の両方を行うかの設定を受け付ける操作パネルを備えることを特徴とする請求項に記載の画像読取装置。
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