JP2020181853A - コイル基板の製造方法 - Google Patents

コイル基板の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2020181853A
JP2020181853A JP2019082212A JP2019082212A JP2020181853A JP 2020181853 A JP2020181853 A JP 2020181853A JP 2019082212 A JP2019082212 A JP 2019082212A JP 2019082212 A JP2019082212 A JP 2019082212A JP 2020181853 A JP2020181853 A JP 2020181853A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coil
wiring
seed layer
flexible substrate
electrolytic plating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2019082212A
Other languages
English (en)
Inventor
治彦 森田
Haruhiko Morita
治彦 森田
等 三輪
Hitoshi Miwa
等 三輪
忍 加藤
Shinobu Kato
忍 加藤
俊彦 横幕
Toshihiko Yokomaku
俊彦 横幕
久始 加藤
Hisashi Kato
久始 加藤
平澤 貴久
Takahisa Hirasawa
貴久 平澤
哲也 村木
Tetsuya Muraki
哲也 村木
貴之 古野
Takayuki Furuno
貴之 古野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ibiden Co Ltd
Original Assignee
Ibiden Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ibiden Co Ltd filed Critical Ibiden Co Ltd
Priority to JP2019082212A priority Critical patent/JP2020181853A/ja
Publication of JP2020181853A publication Critical patent/JP2020181853A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Parts Printed On Printed Circuit Boards (AREA)
  • Printing Elements For Providing Electric Connections Between Printed Circuits (AREA)
  • Manufacture Of Motors, Generators (AREA)

Abstract

【課題】 微細なコイルを形成できるコイル基板の製造方法の提供【解決手段】 シード層34上にめっきレジストパターン38が形成される(図4(E))。めっきレジストパターン38から露出するシード層34上に電解めっきにより電解めっき膜36が形成される(図4(F))。めっきレジストパターンが剥離され、電解めっき膜36から露出するシード層34、銅箔32が剥離され、第1配線24F、第2配線24Sが形成される(図4(A))。配線(コイル)をファインピッチに形成できる。【選択図】 図4

Description

本発明は、直流モータの電機子を構成するコイル基板に関する。
特許文献1は、ワイヤを巻いてシングルコイルを形成し、シングルコイルを樹脂で固めてから、複数のシングルコイルを瓦のように重ね合わせることで空心巻線を形成する電動機を開示している。
特開2007−124892号公報
[特許文献の課題]
特許文献1では、ワイヤを巻いてシングルコイルを形成する際に、形状が複雑なため人手により形成する必要があると考えられる。
本発明は、第1面と前記第1面との反対側の第2面とを有するフレキシブル基板と、前記フレキシブル基板に設けられた配線から成る複数個のコイルと、前記フレキシブル基板を貫通し前記第1面の配線と前記第2面の配線を接続する銅めっきからなるビア導体とを有するコイル基板の製造方法である。そして、前記フレキシブル基板の前記第1面、前記第2面に銅箔を設けることと、前記フレキシブル基板にビア導体用の貫通孔を設けることと、前記銅箔の表面、及び、前記フレキシブル基板の前記貫通孔内にシード層を設けることと、前記シード層上にめっきレジストパターンを形成することと、前記めっきレジストパターンから露出するシード層上に電解めっきにより電解めっき膜を形成し、前記貫通孔内に前記ビア導体を形成することと、前記めっきレジストパターンを剥離することと、前記電解めっき膜から露出する前記シード層、前記銅箔を剥離して、前記銅箔、前記シード層、前記電解めっき膜からなる前記配線を形成することと、を有する。
別の態様は、第1面と前記第1面との反対側の第2面とを有するフレキシブル基板と、前記フレキシブル基板に設けられた配線から成る複数個のコイルと、前記フレキシブル基板を貫通し前記第1面の配線と前記第2面の配線を接続する銅めっきからなるビア導体とを有するコイル基板の製造方法であって、前記フレキシブル基板にビア導体用の貫通孔を設けることと、前記フレキシブル基板の表面、及び、前記貫通孔内にシード層を設けることと、前記シード層上にめっきレジストパターンを形成することと、前記めっきレジストパターンから露出するシード層上に電解めっきにより電解めっき膜を形成し、前記貫通孔内に前記ビア導体を形成することと、前記めっきレジストパターンを剥離することと、前記電解めっき膜から露出する前記シード層を剥離して、前記シード層、前記電解めっき膜からなる前記配線を形成することと、を有する。
[実施形態の効果]
本発明の実施形態のコイル基板の製造方法は、フレキシブル基板にプリント配線板の製造方法で配線から成る複数個のコイルを形成するため、容易に形成できる。また、シード層上にめっきレジストパターンを形成し、めっきレジストパターンから露出するシード層上に電解めっきにより電解めっき膜を形成し、めっきレジストパターンを剥離し、電解めっき膜から露出するシード層、銅箔を剥離して、配線を形成する。即ち、厚みの厚い電解めっき膜をエッチングしてパターンを形成するのと比較して、配線をファインピッチに形成できる。これにより、配線が占める比率を高め、コイル数を増大させ、コイルの発生トルクを大きくすることができる。
別の態様のコイル基板の製造方法は、シード層上にめっきレジストパターンを形成し、めっきレジストパターンから露出するシード層上に電解めっきにより電解めっき膜を形成し、めっきレジストパターンを剥離し、電解めっき膜から露出するシード層を剥離して、配線を形成する。即ち、厚みの厚い電解めっき膜をエッチングしてパターンを形成するのと比較して、配線をファインピッチに形成できる。これにより配線が占める比率を高め、コイル数を増大させ、コイルの発生トルクを大きくすることができる。
図1(A)は第1実施形態のコイル基板を用いる直流モータの断面図であり、図1(B)はコイル基板の展開平面図であり、図1(C)は電機子の斜視図である。 図2(A)はコイル基板の平面図であり、図2(B)はコイル基板の裏面図であり、図2(C)はコイルの配線を示す拡大図である。 第1実施形態に係るコイル基板のコイル結線を示す図 第1実施形態のコイル基板の配線の形成方法を示す工程図 第1実施形態の改変例に係るコイル基板の配線の形成方法を示す工程図 図6(A)は第2実施形態のコイル基板の構成を示す模式図であり、図6(B)は第2実施形態のコイル基板の断面図である。 第2実施形態のコイル基板の配線の形成方法を示す工程図
[第1実施形態]
図1(A)は、第1実施形態のコイル基板を用いる直流モータ10の断面図である。
直流モータ10は、第1実施形態のコイル基板20から成る電機子(ロータ)30と、磁石48と、出力軸50と、整流子52と、ブラシ54と、角度検出用磁石56と、ホール素子58と、ケーブル60とを有する。ホール素子58は、角度検出用磁石56に対向する位置に配置される。角度検出用磁石56は、角度、回転方向、速度の検出に用いられる。
図1(B)はコイル基板の展開平面図であり、図1(C)は電機子30を構成するコイル基板20の斜視図である。
コイル基板20は、可撓性を有するポリイミド製のフレキシブル基板22にめっきパターンにより形成された一番コイルC1、二番コイルC2、三番コイルC3と、一番コイルC1、二番コイルC2、三番コイルC3に接続された整流子(モータ内部端子)52と、一番コイルC1、二番コイルC2、三番コイルC3に対応する位置に配置された角度検出用磁石56とを有する。整流子(モータ内部端子)52は、ブラシに対する耐摩耗性を有する金属板から成り、一番コイルC1、二番コイルC2、三番コイルC3に接続されたコイルと同時に形成された図示しない端子上に配置される。角度検出用磁石56上に設けられたモータの角度検出精度を高くするための溝によって、角度検出用磁石の表面は3又は4個に分割されている。図1(C)に示されるようにコイル基板20は、空洞AHを囲むように周方向(モータの軸方向)に巻かれている。
第1実施形態のコイル基板20は、1のフレキシブル基板上にコイルと共に、整流子(モータ内部端子)52及び角度検出用磁石56を設けるため、構造が簡易であり、製造し易いという効果を有する。
図2(A)、図2(B)は、実施形態に係るコイル基板のコイルの配置を示している。
コイル基板20のフレキシブル基板22は、短辺20Tと長辺20Lとを有する矩形状に形成されている。フレキシブル基板22は、第1面Fと第1面の反対の第2面Sとを有し、図2(A)は第1面F側を、図2(B)は第2面S側を示している。第1面F側に第1コイルCFが、第2面Sに第2コイルCSが形成されている。第1コイルCF及び第2コイルCSから成る3個のほぼ六角形の一番コイルC1、二番コイルC2、三番コイルC3は、長辺20Lに沿ってずらされながら配置されている。
一番コイルC1は、第1面F側に形成されたF面一番コイルCF1と、第2面S側に形成されたS面一番コイルCS1とから成る。二番コイルC2は、第1面F側に形成されたF面二番コイルCF2と、第2面S側に形成されたS面二番コイルCS2とから成る。三番コイルC3は、第1面F側に形成されたF面三番コイルCF3と、第2面S側に形成されたS面三番コイルCS3とから成る。F面一番コイルCF1、F面二番コイルCF2、F面三番コイルCF3は、第1面Fに形成された第1配線24Fから構成され、S面一番コイルCS1、S面二番コイルCS2、S面三番コイルCS3は、第2面Sに形成された第2配線24Sから構成される。
図3は、第1実施形態に係るコイル基板のコイル結線を示す図である。
図3(A)は第1面F側のF面コイルを、図3(B)は第2面S側のS面コイルを示している。ここで、実線は第1面F側のF面コイル及び第1配線24Fを表し、点線は第2面S側のS面コイル及び第2配線24Sを表す。図3(B)のS面コイルは、第1面F側から透視して見た図である。図中、○内に×は、第1面F側から第2面Sへ接続するビア導体24ADを示し、○内に黒点は、第2面S側から第1面Fへ接続するビア導体24AUを示す。ビア導体24AD、24AUはフレキシブル基板22を貫通する銅めっきからなる。
一番コイルC1、二番コイルC2、三番コイルC3は、それぞれモータ内部端子である第1端子T1、第2端子T2、第3端子T3に接続される。第1端子T1、第2端子T2、第3端子T3上に図1(B)に示す整流子52が取り付けられる。第1端子T1は、一番コイルC1と共に二番コイルC2に接続される。第2端子T2は、二番コイルC2と共に三番コイルC3に接続される。第3端子T3は、三番コイルC3と共に一番コイルC1に接続される。
第1端子T1に一番コイルC1のF面一番コイルCF1が接続される。F面一番コイルCF1は、渦巻き状に反時計内側回りに配線され、終端でビア導体24ADを介してS面側のS面一番コイルCS1に接続される。S面側のS面一番コイルCS1は、渦巻き状に反時計外側回りに配線され、S面一番コイルCS1の終端EDで第2配線24Sを介して第2端子T2に接続される。第2端子T2に二番コイルC2のF面二番コイルCF2が接続される。F面二番コイルCF2は、渦巻き状に反時計内側回りに配線され、終端でビア導体24ADを介してS面側のS面二番コイルCS2に接続される。S面側のS面二番コイルCS2は、渦巻き状に反時計外側回りに配線され、S面二番コイルCS2の終端EDでビア導体24AUに接続され、第1配線24Fを介して第3端子T3に接続される。第3端子T3に三番コイルC3のF面三番コイルCF3が接続される。F面三番コイルCF3は、渦巻き状に反時計内側回りに配線され、終端でビア導体24ADを介してS面側のS面三番コイルCS3に接続される。S面側のS面三番コイルCS3は、渦巻き状に反時計外側回りに配線され、S面三番コイルCS3の終端EDで第2配線24S、ビア導体24AU、第1配線24Fを介して第1端子T1に接続される。なお、図中でコイルCF1〜CF3、コイルCS1〜CS3は3ターン分描かれているが、実施品では35ターンに形成される。
図2(C)は、F面三番コイルCF3を構成する第1配線24F、ビア導体24A、ビアランド24AFを拡大して示す。図4(A)は、図2(C)のF面三番コイルCF3のa1−a1断面図である。フレキシブル基板22の第1面Fには、第1配線24Fとビアランド24AFとが形成されている。ビアランド24AFは第1配線に含まれる。フレキシブル基板22の第2面Sには、第2配線24Sとビアランド24ASとが形成されている。ビアランド24ASは第2配線に含まれる。フレキシブル基板22を貫通する貫通孔26には、ビア導体24Aが形成され、ビア導体24Aを介して第1面F側のビアランド24AFと、第2面S側のビアランド24ASとが接続される。第1配線24F、第2配線24Sは、銅箔32、シード層34、電解めっき膜36から成る。ビア導体24Aは、貫通孔26内に形成されたシード層34、電解めっき膜36から成る。
[第1実施形態の製造方法]
図4(B)〜図4(F)は、第1実施形態のコイル基板の製造方法を示す。
第1面Fと第1面の反対面である第2面Sとを備えるフレキシブル基板22が用意され、フレキシブル基板22の第1面Fと第2面Sに銅箔32が積層される(図4(B))。フレキシブル基板22にビア導体用の貫通孔26が形成される(図4(C))。銅箔32の表面、及び、フレキシブル基板22の貫通孔26内に無電解銅めっきによりシード層34が形成される(図4(D))。シード層34上にめっきレジストパターン38が形成される(図4(E))。めっきレジストパターン38から露出するシード層34上に電解めっきにより電解めっき膜36が形成され、貫通孔26内に電解めっき膜36が充填されビア導体24Aが形成される(図4(F))。めっきレジストパターンが剥離され、電解めっき膜36から露出するシード層34、銅箔32が剥離され、銅箔32、シード層34、電解めっき膜36からなる第1配線24F、第2配線24Sが形成され(図4(A))、コイル基板20が完成する。
第1実施形態のコイル基板の製造方法は、フレキシブル基板22にプリント配線板の製造方法で第1配線24F、第2配線24Sから成る複数個のコイルを形成するため、容易に形成できる。また、シード層34上にめっきレジストパターン38が形成され、めっきレジストパターン38から露出するシード層34上に電解めっきにより電解めっき膜36が形成され、めっきレジストパターンが剥離され、電解めっき膜36から露出するシード層34、銅箔32が剥離され、第1配線24F、第2配線24Sが形成される。即ち、厚みの厚い電解めっき膜をエッチングしてパターンを形成するのと比較して、厚い電解めっき膜にエッチングを加えないため、配線をファインピッチに形成できる。これにより配線の占める比率を高め、コイル数を増大させ、コイルの発生トルクを大きくすることができる。
また、フレキシブル基板22の第1面Fに設けられた渦巻き状の第1配線24Fと、第2面Sに設けられた第2配線24Sとが、フレキシブル基板22を貫通する銅めっきからなるビア導体24Aにより接続される。このため、異なり高い信頼性を有すると共に、低抵抗のビア導体24Aに電流が流れるため高効率を実現できる。
[第1実施形態の改変例]
図5(A)は、第1実施形態の改変例のコイル基板の断面図である。
フレキシブル基板22の第1面Fには、第1配線24Fとビアランド24AFとが形成されている。フレキシブル基板22の第2面Sには、第2配線24Sとビアランド24ASとが形成されている。フレキシブル基板22を貫通する貫通孔26には、ビア導体24Aが形成され、ビア導体24Aを介して第1面F側のビアランド24AFと、第2面S側のビアランド24ASとが接続される。第1配線24F、第2配線24Sは、シード層34、電解めっき膜36から成る。ビア導体24Aは、貫通孔26内に形成されたシード層34、電解めっき膜36から成る。
[第1実施形態の改変例の製造方法]
図5(B)〜図5(F)は、第1実施形態のコイル基板の製造方法を示す。
第1面Fと第1面の反対面である第2面Sとを備えるフレキシブル基板22が用意される(図5(B))。フレキシブル基板22にビア導体用の貫通孔26が形成される(図5(C))。フレキシブル基板22の表面、及び、貫通孔26内に無電解銅めっきによりシード層34が形成される(図5(D))。シード層34上にめっきレジストパターン38が形成される(図5(E))。めっきレジストパターン38から露出するシード層34上に電解めっきにより電解めっき膜36が形成され、貫通孔26内に電解めっき膜36が充填されビア導体24Aが形成される(図5(F))。めっきレジストパターンが剥離され、電解めっき膜36から露出するシード層34が剥離され、シード層34、電解めっき膜36からなる第1配線24F、第2配線24Sが形成され(図5(A))、コイル基板20が完成する。
第1実施形態の改変例のコイル基板の製造方法は、シード層34上にめっきレジストパターン38が形成され、めっきレジストパターン38から露出するシード層34上に電解めっきにより電解めっき膜36が形成され、めっきレジストパターンが剥離され、電解めっき膜36から露出するシード層34が剥離され、第1配線24F、第2配線24Sが形成される。即ち、厚みの厚い電解めっき膜をエッチングしてパターンを形成するのと比較して、配線をファインピッチに形成できる。これにより配線の占める比率を高め、コイル数を増大させ、コイルの発生トルクを大きくすることができる。
[第2実施形態]
図6(A)はコイル基板20のコイルの構成を示す模式図であり、図6(B)はコイル基板20のコイルの断面図である。
フレキシブル基板22は、第1面Fと第1面と反対側の第2面Sとを有する。
菱形の一番コイルC1の半ターンを構成する第1配線24Fは、フレキシブル基板22の第1面Fに形成され、残り半ターンを構成する第2配線24Sはフレキシブル基板22の第2面Sに形成され、半ターンの第1配線24Fと残り半ターンの第2配線24Sは、フレキシブル基板22の貫通孔26に形成されたビア導体24Aを介して接続される。第1配線24F、第2配線24S、ビア導体24Aは銅めっきにより形成されている。ここで、一番コイルC1〜三番コイルC3は、35ターン渦巻き状に巻くように形成されている。第1実施形態では、35ターン巻くように形成されたが、ターン数は例示であって、任意の巻き数で形成することができる。
図6(B)に示されるように、一番コイルC1の第1面F側の第1配線24Fと、二番コイルC2の第2面S側の第2配線24Sとは一部が重なっている。同様に、二番コイルC2の第1面F側の第1配線24Fと、三番コイルC3の第2面S側の第2配線24Sとは一部が重なっている。
図7(A)は、コイル基板20のコイルの断面図である。フレキシブル基板22の第1面Fには、第1配線24Fが形成されている。フレキシブル基板22の第2面Sには、第2配線24Sが形成されている。フレキシブル基板22を貫通する貫通孔26には、ビア導体24Aが形成され、ビア導体24Aを介して第1面F側の第1配線24Fと、第2面S側の第2配線24Sとが接続される。第1配線24F、第2配線24Sは、銅箔32、シード層34、電解めっき膜36から成る。ビア導体24Aは、貫通孔26内に形成されたシード層34、電解めっき膜36から成る。
[第2実施形態の製造方法]
図7(B)〜図7(F)は、第1実施形態のコイル基板の製造方法を示す。
第1面Fと第1面の反対面である第2面Sとを備えるフレキシブル基板22が用意され、フレキシブル基板22の第1面Fと第2面Sに銅箔32が積層される(図7(B))。フレキシブル基板22にビア導体用の貫通孔26が形成される(図7(C))。銅箔32の表面、及び、フレキシブル基板22の貫通孔26内に無電解銅めっきによりシード層34が形成される(図7(D))。シード層34上にめっきレジストパターン38が形成される(図7(E))。めっきレジストパターン38から露出するシード層34上に電解めっきにより電解めっき膜36が形成され、貫通孔26内に電解めっき膜36が充填されビア導体24Aが形成される(図7(F))。めっきレジストパターンが剥離され、電解めっき膜36から露出するシード層34、銅箔32が剥離され、銅箔32、シード層34、電解めっき膜36からなる第1配線24F、第2配線24Sが形成され(図7(A))、コイル基板20が完成する。第2実施形態のコイル基板の製造方法は、第1実施形態のコイル基板の製造方法と同様な効果を有する。
10 モータ
20 コイル基板
22 フレキシブル基板
24AD ビア導体
24AU ビア導体
24F 第1配線
24S 第2配線
C1 第1コイル
C2 第2コイル
T1 第1端子

Claims (4)

  1. 第1面と前記第1面との反対側の第2面とを有するフレキシブル基板と、前記フレキシブル基板に設けられた配線から成る複数個のコイルと、前記フレキシブル基板を貫通し前記第1面の配線と前記第2面の配線を接続する銅めっきからなるビア導体とを有するコイル基板の製造方法であって、
    前記フレキシブル基板の前記第1面、前記第2面に銅箔を設けることと、
    前記フレキシブル基板にビア導体用の貫通孔を設けることと、
    前記銅箔の表面、及び、前記フレキシブル基板の前記貫通孔内にシード層を設けることと、
    前記シード層上にめっきレジストパターンを形成することと、
    前記めっきレジストパターンから露出するシード層上に電解めっきにより電解めっき膜を形成し、前記貫通孔内に前記ビア導体を形成することと、
    前記めっきレジストパターンを剥離することと、
    前記電解めっき膜から露出する前記シード層、前記銅箔を剥離して、前記銅箔、前記シード層、前記電解めっき膜からなる前記配線を形成することと、を有する。
  2. 第1面と前記第1面との反対側の第2面とを有するフレキシブル基板と、前記フレキシブル基板に設けられた配線から成る複数個のコイルと、前記フレキシブル基板を貫通し前記第1面の配線と前記第2面の配線を接続する銅めっきからなるビア導体とを有するコイル基板の製造方法であって、
    前記フレキシブル基板にビア導体用の貫通孔を設けることと、
    前記フレキシブル基板の表面、及び、前記貫通孔内にシード層を設けることと、
    前記シード層上にめっきレジストパターンを形成することと、
    前記めっきレジストパターンから露出するシード層上に電解めっきにより電解めっき膜を形成し、前記貫通孔内に前記ビア導体を形成することと、
    前記めっきレジストパターンを剥離することと、
    前記電解めっき膜から露出する前記シード層を剥離して、前記シード層、前記電解めっき膜からなる前記配線を形成することと、を有する。
  3. 請求項1又は請求項2のコイル基板の製造方法であって、
    前記シード層の形成は、無電解銅めっきにより行う。
  4. 請求項1又は請求項2のコイル基板の製造方法であって、
    前記フレキシブル基板を円筒状に折り曲げ電機子を形成する。
JP2019082212A 2019-04-23 2019-04-23 コイル基板の製造方法 Pending JP2020181853A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019082212A JP2020181853A (ja) 2019-04-23 2019-04-23 コイル基板の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019082212A JP2020181853A (ja) 2019-04-23 2019-04-23 コイル基板の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2020181853A true JP2020181853A (ja) 2020-11-05

Family

ID=73024413

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019082212A Pending JP2020181853A (ja) 2019-04-23 2019-04-23 コイル基板の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2020181853A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023167112A1 (ja) * 2022-03-04 2023-09-07 イビデン株式会社 コイル基板、モータ用コイル基板及びモータ
WO2024084625A1 (ja) * 2022-10-19 2024-04-25 イビデン株式会社 モータ用コイル基板及びモータ
WO2024084624A1 (ja) * 2022-10-19 2024-04-25 イビデン株式会社 モータ用コイル基板及びモータ

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62221844A (ja) * 1986-03-19 1987-09-29 Victor Co Of Japan Ltd 多層プリントコイル及びその製造方法
JP2011114233A (ja) * 2009-11-27 2011-06-09 Sony Corp 積層配線基板とその製造方法
JP2015146358A (ja) * 2014-01-31 2015-08-13 住友金属鉱山株式会社 送受電コイル及びその製造方法
WO2018029990A1 (ja) * 2016-08-10 2018-02-15 上村工業株式会社 還元処理と同時に用いられる無電解めっき用前処理液、およびプリント配線基板の製造方法

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62221844A (ja) * 1986-03-19 1987-09-29 Victor Co Of Japan Ltd 多層プリントコイル及びその製造方法
JP2011114233A (ja) * 2009-11-27 2011-06-09 Sony Corp 積層配線基板とその製造方法
JP2015146358A (ja) * 2014-01-31 2015-08-13 住友金属鉱山株式会社 送受電コイル及びその製造方法
WO2018029990A1 (ja) * 2016-08-10 2018-02-15 上村工業株式会社 還元処理と同時に用いられる無電解めっき用前処理液、およびプリント配線基板の製造方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023167112A1 (ja) * 2022-03-04 2023-09-07 イビデン株式会社 コイル基板、モータ用コイル基板及びモータ
WO2024084625A1 (ja) * 2022-10-19 2024-04-25 イビデン株式会社 モータ用コイル基板及びモータ
WO2024084624A1 (ja) * 2022-10-19 2024-04-25 イビデン株式会社 モータ用コイル基板及びモータ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2020181853A (ja) コイル基板の製造方法
US11201515B2 (en) Motor coil substrate and method for manufacturing motor coil substrate
US10978926B2 (en) Motor coil substrate
JP4883051B2 (ja) ワイヤーハーネス
US11283317B2 (en) Motor coil substrate, motor, and method for manufacturing motor coil substrate
JP2015032626A (ja) コイル基板及びその製造方法、インダクタ
JP2020061532A (ja) コイル基板、モータ用コイル基板、モータとコイル基板の製造方法
JP2020114139A (ja) コイル基板と積層型コイル基板、モータ用コイル基板、モータ
US20200161919A1 (en) Coil substrate, laminated coil substrate, motor coil substrate, and motor
JP4940187B2 (ja) コイル装置
JP2020009836A (ja) コイル基板
JP2019221009A (ja) モータコイル基板
US20200136457A1 (en) Stator of rotating electric apparatus
JP2020181852A (ja) コイル基板の製造方法
WO2000049702A1 (en) A film coil and manufacturing method for motors and generators
JP2020150723A (ja) モータ用コイル基板とモータ
JPS63262038A (ja) Fgコイル付きモ−タ用プリントコイル
JP4092321B2 (ja) 励磁用コイル
JPH11187598A (ja) 電動機の電機子巻き線
JP2020072551A (ja) モータ用コイル基板とモータ
JP2020114100A (ja) モータ用コイル基板とモータ
TW440881B (en) Inductor device using printed circuit wire to replace the conventional coil
JP2020088922A (ja) コイル基板と積層型コイル基板、モータ用コイル基板、モータ
JPS605760A (ja) プリントコイルの製造方法
CN207819604U (zh) 定子组件及包含该定子组件的马达

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220314

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20230127

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230131

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20230725