JP2020181674A - コネクタ - Google Patents

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孝典 大澤
Takanori Osawa
孝典 大澤
遠藤 友美
Tomomi Endo
友美 遠藤
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Abstract

【課題】フロントホルダによる端子の動き規制の精度を向上させたコネクタを提供する。【解決手段】コネクタ1のハウジング3には、端子2を収容する端子収容室31a、及び、端子2の前後方向D1後側への動きを規制するランス31g、が設けられている。フロントホルダ4には、端子2の前後方向D1前側への動き及び上下方向D3上側への動きを規制する規制突起41cが設けられている。弾性部材からなるヒンジ5が、ハウジング3及びフロントホルダ4間を連結し、フロントホルダ4が、ヒンジ5の回転軸を中心として回動してハウジング3に着脱される。フロントホルダ4及びハウジング3には各々、上下方向D3に係止する係止爪31j、42cが設けられる。ヒンジ5が、フロントホルダ4及びハウジング3の係止爪31j、42cが互いに係止された状態で、係止爪31j、42c同士を互いに近づける方向に付勢している。【選択図】図4

Description

本発明は、コネクタ、に関する。
上述したコネクタとして、例えば、特許文献1に記載されたものが提案されている。特許文献1に記載されたコネクタは、ハウジングのランスにより端子の長手方向後側への動きを規制し、ハウジングに取り付けたフロントホルダにより端子の長手方向前側への動きを規制している。
特開2012−43741号公報
しかしながら、上述したコネクタによれば、ハウジングに取り付けたフロントホルダにより端子の長手方向前側への動きを規制している。このため、ハウジングとフロントホルダとの間にガタが発生し、フロントホルダによる端子の動き規制の精度が十分ではない、という問題があった。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、フロントホルダによる端子の動き規制の精度を向上させたコネクタを提供することにある。
前述した目的を達成するために、本発明に係るコネクタは、下記[1]〜[5]を特徴としている。
[1]
端子と、
前記端子を収容する端子収容室、及び、前記端子の長手方向後側への動きを規制するランス、が設けられたハウジングと、
前記端子の長手方向前側への動きを規制する第1規制部が設けられたフロントホルダと、
前記ハウジング及び前記フロントホルダ間を連結する弾性部材からなるヒンジと、を備え、
前記フロントホルダが、前記ヒンジの回転軸を中心として回動して前記ハウジングに着脱されるコネクタであって、
前記フロントホルダには、前記長手方向及び前記ヒンジの回転軸方向の双方に対して垂直な垂直方向に前記ハウジングに対して係止する第1係止部が設けられ、
前記ハウジングには、前記垂直方向に前記フロントホルダの前記第1係止部に対して係止する第2係止部が設けられ、
前記ヒンジが、前記フロントホルダの前記第1係止部及び前記ハウジングの前記第2係止部が互いに係止された状態で、前記第1係止部及び前記第2係止部を互いに近づける方向に付勢している、
コネクタであること。
[2]
[1]に記載のコネクタにおいて、
前記フロントホルダには、前記垂直方向において前記ヒンジから離れた側への前記端子の動きを規制する第2規制部が設けられている、
コネクタであること。
[3]
[1]又は[2]に記載のコネクタにおいて、
前記ハウジングには、前記フロントホルダの前記第1係止部に対して前記長手方向に係止する第3係止部が設けられている、
コネクタであること。
[4]
[1]〜[3]何れか1に記載のコネクタにおいて、
前記ヒンジは、前記ハウジング及び前記フロントホルダ間に収容され、前記フロントホルダの前記垂直方向において前記ヒンジ側の端面よりも外側に突出しないように設けられている、
コネクタであること。
[5]
[1]〜[4]何れか1に記載のコネクタにおいて、
前記フロントホルダには、片持ち梁状に形成され、自由端が前記垂直方向において前記ヒンジ側に向かって延びる弾性片が設けられ、
前記弾性片の自由端に前記第1係止部が設けられている、
コネクタであること。
上記[1]の構成のコネクタによれば、ヒンジが、フロントホルダの第1係止部及びハウジングの第2係止部が互いに係止された状態で、第1係止部及び第2係止部同士を互いに近づける方向に付勢している。これにより、フロントホルダとハウジングとのガタを低減させて、フロントホルダによる端子の動き規制の精度を向上できる。
上記[2]の構成のコネクタによれば、フロントホルダに第2規制部を設けることにより、フロントホルダによる端子の動き規制の精度をより一層向上できる。
上記[3]の構成のコネクタによれば、ハウジングの第3係止部と係止するフロントホルダの係止部を、第1係止部とは別に設ける必要がなく、小型化を図ることができる。
上記[4]の構成のコネクタによれば、ヒンジ全体が、ハウジングとフロントホルダとの間に収容されるため、意匠性を高めることができる。
上記[5]の構成のコネクタによれば、フロントホルダを垂直方向のヒンジから離れた側に少し持ち上げて、ハウジングに係止することができる。
本発明によれば、フロントホルダによる端子の動き規制の精度を向上させたコネクタを提供できる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
図1は、本発明のコネクタの上側斜視図である。 図2は、図1の部分拡大図である。 図3は、図1に示すコネクタの下側斜視図である。 図3は、図1のI−I線断面図である。 図5は、フロントホルダをハウジングから取り外した状態における図1に示すコネクタの斜視図である。 図6は、フロントホルダを全開にした状態における図1に示すコネクタの半断面図である。 図7は、フロントホルダをハウジングに近づけた状態における図1に示すコネクタの斜視図である。 図8は、図7の後側部分斜視図である。 図9は、ヒンジの連結位置を説明するための説明図である。 図10は、フロントホルダをハウジングに係止する手前の状態における図1に示すコネクタの斜視図である。 図11は、図10の部分拡大図である。 図12は、図11のII−II線断面図である。 図13は、図10のIII−III線断面図である。 図14は、図2のIV−IV線断面図である。
本発明に関する具体的な実施形態について、各図を参照しながら以下に説明する。
コネクタ1は、図4等に示すように、長尺状の端子2と、端子2を収容するハウジング3と、ハウジング3の前面に取り付けられるフロントホルダ4と、ハウジング3及びフロントホルダ4間を連結するヒンジ5と、を備えている。フロントホルダ4は、ヒンジ5の回転軸を中心として回動してハウジング3に着脱される。上述したように、ハウジング3とフロントホルダ4とをヒンジ5によって連結することにより、ハウジング3及びフロントホルダ4を一部品に設けることができる。
以下、端子2の長手方向を「前後方向D1」、ヒンジ5の回転軸方向を「左右方向D2」、長手方向及び回転軸方向の双方に垂直な垂直方向を「上下方向D3」として説明する。また、「前後方向D1」において相手コネクタ側を「前側」、相手コネクタから離れた側を「後側」とし、「上下方向D3」においてヒンジ5側を「下側」、ヒンジ5から離れた側を「上側」として説明する。
端子2は、導電部材から構成され、複数設けられている(本実施形態では6つ)。端子2は、後側の電線圧着部21と、前側の端子嵌合部22と、を有している。電線圧着部21には、電線が圧着接続される。端子嵌合部22は、角筒状に設けられ、図示しない雄端子が嵌合する。端子嵌合部22には、後述するハウジング3のランス31gを係止させるための凸部22aが設けられている。
ハウジング3は、図1等に示すように、上記複数の端子2を収容する端子収容部31と、端子収容部31を収容する略筒状のフード部32と、ロックアーム33と、を備えている。
端子収容部31は、合成樹脂により形成され、図4等に示すように、端子2を収容する端子収容室31aが後端から先端に亘って貫通形成されている。詳しく説明すると、端子収容部31は、図5に示すように、上下方向D3上側に設けられた上壁31bと、上下方向D3下側に設けられた下壁31cと、上壁31b及び下壁31cの左右方向D2両端を連結する一対の左右壁31dと、が設けられ、略角筒状に形成されている。
下壁31cには、図3に示すように、相手コネクタのハウジングをガイドするための前後方向D1に沿った溝31c1が左右方向D2に並んで2つ設けられ、この2つの溝31c1間に突起部31c2が設けられる。突起部31c2は、前後方向D1に沿って設けられる。突起部31c2は、下壁31cの前端よりも後側に設けられ、これにより端子収容部31とフロントホルダ4との間にヒンジ5を収容する空間を設けることができる。この突起部31c2の前面に後述するヒンジ5の一端が連結されている。
図5に示すように、一対の左右壁31dの上端部は、本実施形態では、外側に凸となる曲面に設けられている。
角筒状の端子収容部31内には、図5及び図6に示すように、上下の端子収容室31aをそれぞれ仕切る仕切り壁31eと、左右の端子収容室31aをそれぞれ仕切る仕切り壁31f(図5)と、が設けられている。本実施形態では、端子収容部31には、仕切り壁31eが1枚設けられ、上下方向D3に2つの端子収容室31aが並べて設けられている。また、端子収容室31aには、仕切り壁31fが2枚設けられ、左右方向D2に3つの端子収容室31aが並べて設けられている。即ち、端子収容部31には、6つの端子収容室31aが形成され、6つの端子2が収容されている。
また、端子収容部31には、図4に示すように、下壁31c及び仕切り壁31eから端子収容室31a内に突出するランス31gが設けられている。ランス31gは、下壁31c及び仕切り壁31eから上下方向D2上側、かつ、前後方向D1前側に向かって斜めに突出して設けられている。ランス31gは、基準位置まで端子収容室31a内に収容された端子2の凸部22aに係止して、端子2の前後方向D1後側への動きを規制する。即ち、ランス31gの先端により、端子2を後側から抑えて後側への動きを規制する。
ランス31gは、端子2が端子収容室31aの後側開口から挿入されて基準位置に達する途中では端子2との干渉により、ランス31g先端と下壁31c、仕切り壁31eとの間に設けた退避空間Sに向けて弾性変位(退避)して、端子2の進入を許容する。
図5に示すように、上記端子収容部31の上壁31b及び仕切り壁31eの前端には、端子収容室31a毎に切り欠き31hが設けられ、この切り欠き31hから各端子収容室31aに収容された端子2の前端上面が露出する。上記端子収容部31の左右壁31d及び仕切り壁31fの前端には、端子収容室31a毎に設けられ、各端子収容室31aに収容された端子2の前面に当接する一対の突部31iが設けられている。この一対の突部31iが端子2を前側から抑えて前側への動きを規制している。
また、図8に示すように、上記端子収容部31において一対の左右壁31d各々の上端部(曲面)には、後述するフロントホルダ4の係止爪42c(第1係止部)と上下方向D3に係止する係止爪31j(第2係止部)と、後述するフロントホルダ4の係止爪42cと前後方向D1に係止する係止突起31k(第3係止部)と、が設けられている。係止爪31jは、左右方向D2外側に向けて凸に形成されている。係止突起31kは、係止爪31jの前側に隣接して設けられ、係止爪31jよりも左右方向D2外側に向けて突出している。
フード部32内には、相手コネクタのハウジングが嵌合される。ロックアーム33は、フード部32内に嵌合された相手コネクタのハウジングと係止する。
フロントホルダ4は、合成樹脂により形成されている。フロントホルダ4は、図1及び図6に示すように、端子収容部31の前面を覆う略板状のホルダ本体41と、ホルダ本体41の端部から突出して、端子収容部31の上壁31b及び一対の左右壁31dの上端部を覆う側面カバー部42と、を有している。ホルダ本体41には、端子誘導孔41a、ランス解除孔41b及び端子2の第1、第2規制部としての規制突起41c(図6)が端子収容室31a毎に設けられている。
端子誘導孔41aは、図4に示すように、ホルダ本体41を前後方向D1に貫通形成され、相手コネクタの端子が挿入され、相手コネクタの端子を端子収容室31aに収容された端子2に誘導する。ランス解除孔41bは、ホルダ本体41の前後方向D1に貫通形成され、ランス31gを解除するための治具が挿入される。
規制突起41cは、フロントホルダ4をハウジング3に取り付けた状態で、端子誘導孔41aの上端縁から後側に向けて突出して形成されている。規制突起41cは、後端かつ下端に切り欠き41c1が設けられ、フロントホルダ4をハウジング3に取り付けた状態で、この切り欠き41c1に端子2の前端部の上側が嵌め込まれる。即ち、切り欠き41c1の下面が端子2の上面に当接し、切り欠き41c1の後面が端子2の前面に当接して、端子2の前後方向D1前側への動き、端子2の上下方向D3上側への動きを規制する。
また、ホルダ本体41の下端面には、図3に示すように、相手コネクタのハウジングをガイドするための前後方向D1に沿った2つの溝41dが形成され、この2つの溝41d間に突起部41eが形成される。2つの溝41dは、上述した端子収容部31の下壁31cに設けた溝31c1の前後方向D1の延長線上に設けられ、突起部41eは、端子収容部31の下壁31cに設けた突起部31c2と前後方向D1に間隔を空けて対向している。この突起部41eの後面にヒンジ5の他端が連結されている。
側面カバー部42は、図7及び図8に示すように、一対のスリット42aと、一対のスリット42aよりも後側に設けられた一対の弾性片42bと、弾性片42bの自由端に設けられた係止爪42cと、が設けられている。スリット42aは、側面カバー部42において一対の左右壁31dの上端部(曲面部)を覆う部分の下端から上下方向D3に沿って形成され、上壁31bを覆う部分の左右端まで延在している。また、スリット42aは、側面カバー部42の前端に設けられている。これにより、側面カバー部42のスリット42aよりも後端に、片持ち梁状に形成され、自由端が上下方向下側に向かって延びる弾性片42bが設けられる。
弾性片42bの後側は、前側よりも下側に突出して形成されている。そして、この突出した弾性片42bの自由端から係止爪42cが左右方向D2内側に向かって突出して形成されている。この係止爪42cが上述した端子収容部31の係止爪31jと上下方向D3に係止すると共に、端子収容部31の係止突起31kと前後方向D1に係止する。
ヒンジ5は、合成樹脂から形成され、下側に凸となるU字状に形成され、伸縮自在かつ弾性を有するように設けられている。ヒンジ5は、図9に示すように、上述したように端子収容部31の下壁31cに設けた突起部31c2と、ホルダ本体41の突起部41eと、の間に設けられていて、フロントホルダ4の下端面41f(垂直方向においてヒンジ側の端面)よりも外側に突出しないように設けられている。上記ヒンジ5は、図9に示すように、両端の上下方向D3の位置が互いに異なるように端子収容部31及びホルダ本体41に連結されている。
本実施形態では、ヒンジ5は、ホルダ本体41側の端部が端子収容部31側の端部よりも上側に連結されている。これにより、ハウジング3にフロントホルダ4を取り付けたときのヒンジ5の伸縮方向を前後方向D1に対して傾斜させることができ、ヒンジ5の付勢方向も前後方向D1に対して傾斜する。これにより、フロントホルダ4をハウジング3に取り付けたときに、ヒンジ5にフロントホルダ4を上側に押し上げる付勢力を発生させることができる。即ち、フロントホルダ4をハウジング3に取り付けたときに、互いの係止爪31j、42cが互いに近づく方向に付勢される。
次に、上述したハウジング3に対するフロントホルダ4の取り付けについて説明する。まず、図8に示すように、フロントホルダ4をヒンジ5の回転軸を中心に回転させて、フロントホルダ4の係止爪42cを端子収容部31の係止爪31jに近づける。さらに、フロントホルダ4を上に引き上げて、ヒンジ5を伸ばし、図10〜図12に示すように、フロントホルダ4の係止爪42cを端子収容部31の係止爪31jよりも上側に位置付ける。このとき、弾性片42bが係止爪31jとの干渉により左右方向D2外側に向かって撓む。また、この状態では、図13に示すように、規制突起41cは、端子2の上面及び前面の何れにも接していない。
その後、フロントホルダ4を下側に押し込むと、図1及び図14に示すように、フロントホルダ4の係止爪42cが端子収容部31の係止爪31jの下側に位置して、上下方向D3に係止する。このとき、図2に示すように、係止爪42cと係止突起31kが前後方向D1に係止する。また、このとき、図4に示すように、規制突起41cは、端子2の上面及び前面に当接して、端子2の上側への動き、前側への動きを規制する。即ち、本実施形態においては、端子2は、ランス31gによる後側への動き規制と、規制突起41cによる上側及び前側への動き規制と、の3点で規制を行っている。
上述したコネクタ1によれば、ヒンジ5が、フロントホルダ4及びハウジング3の係止爪31j、42cが互いに係止された状態で、係止爪31j、42c同士を互いに近づける方向に付勢している。これにより、フロントホルダ4とハウジング3とのガタを低減させて、フロントホルダ4による端子2の動き規制の精度を向上できる。
上述したコネクタ1によれば、フロントホルダ4に端子2の上側への動きを規制する規制突起41cを設けることにより、フロントホルダ4による端子2の動き規制の精度をより一層向上できる。
上述したコネクタ1によれば、ハウジング3には、フロントホルダ4の係止爪42cに対して前後方向D1に係止する係止突起31kが設けられている。これにより、フロントホルダ4の係止爪42cと別に、ハウジング3の係止突起31kと係止する係止部を設ける必要がなく、小型化を図ることができる。
上述したコネクタ1によれば、ハウジング3には、前端よりも後側に突起部31c2が設けられ、ヒンジ5は、突起部31c2の前面と、フロントホルダ4の後面と、の間を連結するように設けられ、ヒンジ5は、フロントホルダ4の下端面41fよりも外側に突出しないように設けられている。これにより、ヒンジ5が、突起部31c2とフロントホルダとの間に収容されるため、意匠性を高めることができる。
上述したコネクタ1によれば、フロントホルダ4には、片持ち梁状に形成され、自由端が下側に延びる弾性片42bが設けられ、弾性片42bの自由端に係止爪42cが設けられている。これにより、フロントホルダ4を上側に少し持ち上げて、ハウジング3に係止することができる。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数、配置箇所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
上述した実施形態によれば、ヒンジ5のフロントホルダ4側の端部が、ハウジング3側の端部より上側に位置に設けられていたが、これに限ったものではない。ヒンジ5は、係止爪31j、42c同士を互いに近づける方向に付勢できればよく、ヒンジ5の形状によりそのような付勢ができれば、両端の位置が同じであってもよい。
また、上述した実施形態によれば、規制突起41cにより端子2の上側への動きを規制していたが、これに限ったものではない。上側への動きを規制することは必須ではなく、規制突起41cは、端子2の前側への動きを規制できればよく、上側の動きを規制しなくてもよい。
また、上述した実施形態によれば、第1規制部と第2規制部とを規制突起41cとして一体に設けていたが、これに限ったものではない。第1規制部と第2規制部とを別々に設けてもよい。
また、上述した実施形態では、フロントホルダ4の係止爪42cをハウジング3の係止突起31kに前後方向D1に係止させていたが、これに限ったものではない。フロントホルダ4に係止爪42cとは別に係止部を設け、この係止部とハウジング3の係止突起31kとを係止させるようにしてもよい。
また、上述した実施形態では、ヒンジ5はフロントホルダ4とハウジング3との間に挟んで隠れていたが、これに限ったものではない。ハウジング3の前面とフロントホルダ4との前面との間にヒンジ5を連結し、ヒンジ5が露出されるようにしてもよい。
また、上述した実施形態によれば、フロントホルダ4には、片持ち梁状に形成され、自由端が上下方向D3下側に向かって延びる弾性片42bが設けられ、弾性片42bの自由端に係止爪42cが設けられていたが、これに限ったものではない。片持ち梁状に形成され、自由端が前後方向D1後ろ側に向かって延びる弾性片の先端に係止爪を設けて、この係止爪により前後方向D1を係止し、弾性片を嵌め込む前後方向に延びる溝を形成して、溝と弾性片により上下方向D3を係止するようにしてもよい。
ここで、上述した本発明に係るコネクタの実施形態の特徴をそれぞれ以下[1]〜[5]に簡潔に纏めて列記する。
[1]
端子(2)と、
前記端子(2)を収容する端子収容室(31a)、及び、前記端子(2)の長手方向(D1)後側への動きを規制するランス(31g)、が設けられたハウジング(3)と、
前記端子(2)の長手方向(D1)前側への動きを規制する第1規制部(41cの後面)が設けられたフロントホルダ(4)と、
前記ハウジング(3)及び前記フロントホルダ(4)間を連結する弾性部材からなるヒンジ(5)と、を備え、
前記フロントホルダ(4)が、前記ヒンジ(5)の回転軸を中心として回動して前記ハウジング(3)に着脱されるコネクタ(1)であって、
前記フロントホルダ(4)には、前記長手方向(D1)及び前記ヒンジ(5)の回転軸方向(D2)の双方に対して垂直な垂直方向(D3)に前記ハウジング(3)に対して係止する第1係止部(42c)が設けられ、
前記ハウジング(3)には、前記垂直方向(D3)に前記フロントホルダ(4)の前記第1係止部(42c)に対して係止する第2係止部(31j)が設けられ、
前記ヒンジ(5)が、前記フロントホルダ(4)の前記第1係止部(42c)及び前記ハウジング(3)の前記第2係止部(31j)が互いに係止された状態で、前記第1係止部(42c)及び前記第2係止部(31j)を互いに近づける方向に付勢している、
コネクタ(1)。
[2]
[1]に記載のコネクタ(1)において、
前記フロントホルダ(4)には、前記垂直方向(D3)において前記ヒンジ(5)から離れた側への前記端子(2)の動きを規制する第2規制部(41cの下面)が設けられている、
コネクタ(1)。
[3]
[1]又は[2]に記載のコネクタ(1)において、
前記ハウジング(3)には、前記フロントホルダ(4)の前記第1係止部(42c)に対して前記長手方向(D1)に係止する第3係止部(31k)が設けられている、
コネクタ(1)。
[4]
[1]〜[3]何れか1に記載のコネクタ(1)において、
前記ヒンジ(5)は、前記ハウジング(3)及び前記フロントホルダ(4)間に収容され、前記フロントホルダ(4)の前記垂直方向(D3)において前記ヒンジ(5)側の端面(41f)よりも外側に突出しないように設けられている、
コネクタ(1)。
[5]
[1]〜[4]何れか1に記載のコネクタ(1)において、
前記フロントホルダ(4)には、片持ち梁状に形成され、自由端が前記垂直方向(D3)において前記ヒンジ(5)側に向かって延びる弾性片(42b)が設けられ、
前記弾性片(42b)の自由端に前記第1係止部(42c)が設けられている、
コネクタ(1)。
1 コネクタ
2 端子
3 ハウジング
4 フロントホルダ
5 ヒンジ
31a 端子収容室
31g ランス
31j 係止爪(第2係止部)
31k 係止突起(第3係止部)
31c2 突起部
41c 規制突起(第1規制部、第2規制部)
41f 下端面(フロントホルダの垂直方向においてヒンジ側の面)
42b 弾性片
42c 係止爪(第1係止部)
D1 前後方向(長手方向)
D2 左右方向(回転軸方向)
D3 上下方向(垂直方向)

Claims (5)

  1. 端子と、
    前記端子を収容する端子収容室、及び、前記端子の長手方向後側への動きを規制するランス、が設けられたハウジングと、
    前記端子の長手方向前側への動きを規制する第1規制部が設けられたフロントホルダと、
    前記ハウジング及び前記フロントホルダ間を連結する弾性部材からなるヒンジと、を備え、
    前記フロントホルダが、前記ヒンジの回転軸を中心として回動して前記ハウジングに着脱されるコネクタであって、
    前記フロントホルダには、前記長手方向及び前記ヒンジの回転軸方向の双方に対して垂直な垂直方向に前記ハウジングに対して係止する第1係止部が設けられ、
    前記ハウジングには、前記垂直方向に前記フロントホルダの前記第1係止部に対して係止する第2係止部が設けられ、
    前記ヒンジが、前記フロントホルダの前記第1係止部及び前記ハウジングの前記第2係止部が互いに係止された状態で、前記第1係止部及び前記第2係止部を互いに近づける方向に付勢している、
    コネクタ。
  2. 請求項1に記載のコネクタにおいて、
    前記フロントホルダには、前記垂直方向において前記ヒンジから離れた側への前記端子の動きを規制する第2規制部が設けられている、
    コネクタ。
  3. 請求項1又は2に記載のコネクタにおいて、
    前記ハウジングには、前記フロントホルダの前記第1係止部に対して前記長手方向に係止する第3係止部が設けられている、
    コネクタ。
  4. 請求項1〜3何れか1項に記載のコネクタにおいて、
    前記ヒンジは、前記ハウジング及び前記フロントホルダ間に収容され、前記フロントホルダの前記垂直方向において前記ヒンジ側の端面よりも外側に突出しないように設けられている、
    コネクタ。
  5. 請求項1〜4何れか1項に記載のコネクタにおいて、
    前記フロントホルダには、片持ち梁状に形成され、自由端が前記垂直方向において前記ヒンジ側に向かって延びる弾性片が設けられ、
    前記弾性片の自由端に前記第1係止部が設けられている、
    コネクタ。
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