JP2020180802A - アライメント評価システム、アライメント評価方法および回転体システム - Google Patents

アライメント評価システム、アライメント評価方法および回転体システム Download PDF

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Abstract

【課題】回転体のアライメントの評価精度を向上させることが可能なアライメント評価システム、アライメント評価方法および回転体システムを提供する。【解決手段】本実施形態によるアライメント評価システムは、回転体の軸受を支持する複数の支持部の位置を検出する位置センサを備える。このシステムはさらに、前記位置センサで検出される前記位置に基づく1つの支持部に対する他の支持部のオフセットである第1オフセット、および前記複数の支持部の比較対象位置に基づく前記1つの支持部に対する前記他の支持部のオフセットである第2オフセットの差を演算する演算部を備える。【選択図】図2

Description

本発明による実施形態は、アライメント評価システム、アライメント評価方法および回転体システムに関する。
蒸気タービンに代表される回転機器は、互いに連結された複数の回転体からなるユニットを構成している。これらの回転体の位置関係(アライメント)を計画状態にするために、回転体が支持されている軸受の位置が調整される場合がある。これは、軸受の荷重分担を計画値とするために必要であり、回転機器の安定運転の必要条件でもある。
軸受は軸受台に載置されており、軸受台の位置は、回転機器が据付けされる基礎台の不同沈下現象などにより経時的に変化する場合がある。各軸受台の位置が一様に変化する場合、回転体のアライメントへの影響は少ない。しかし、基礎台が部分的に不同沈下する場合、回転体のアライメントに影響が発生する可能性がある。
各回転体のアライメントの経時的変化を評価する方法の1つとして、基礎台に設けられる基準点の経時的な位置変化を用いることが知られている。この場合、基礎台の不同沈下の傾向を指標として、回転体のアライメントが評価される。しかし、基準点が軸受台から離れて設けられる場合、回転体のアライメントの正確な評価が難しいという問題があった。
特開2010−159673号公報
本発明による実施形態は、回転体のアライメントの評価精度を向上させることが可能なアライメント評価システム、アライメント評価方法および回転体システムを提供することを目的とする。
本実施形態によるアライメント評価システムは、連結される複数の回転体の軸受を支持する複数の支持部の位置を検出する位置センサを備える。このシステムはさらに、位置センサで検出される前記位置に基づく1つの支持部に対する他の支持部のオフセットである第1オフセット、および前記複数の支持部の比較対象位置に基づく前記1つの支持部に対する前記他の支持部のオフセットである第2オフセットの差を演算する演算部を備える。
第1実施形態によるタービンシステムの構成の一例を示すブロック図。 第1実施形態による軸受台の位置の一例を示す側面図。 第2実施形態による軸受台の位置の一例を示す側面図。 第3実施形態による軸受台のオフセットの一例を示す図。 第4実施形態による軸受台の鉛直方向の位置の計算例を示す図。 第5実施形態による軸受台の鉛直方向の位置の計算例を示す図。 第6実施形態による軸受台の構成の一例を示す図。 第7実施形態による軸受台の位置の一例を示す図。 第7実施形態による軸受台の水平方向の位置の計算例を示す図。 第8実施形態による軸受の位置調整の一例を示す図。 第8実施形態による軸受の偏心の一例を示す図。 第8実施形態による軸受の調整方向および調整距離の一例を示す図。
以下、図面を参照して本発明に係る実施形態を説明する。本実施形態は、本発明を限定するものではない。
図面は模式的または概念的なものであり、各部分の比率などは、必ずしも現実のものと同一とは限らない。明細書と図面において、既出の図面に関して前述したものと同様の要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態によるタービンシステムの構成の一例を示すブロック図である。以降の説明において、x軸は後述するタービン機器100の軸方向を、y軸は水平方向を、z軸は鉛直方向をそれぞれ表すこととする。ここでいう鉛直方向とは、x軸およびy軸に垂直な方向を指す。図1のタービンシステム(回転体システム)は、タービン機器100と、アライメント評価システム200とを備えており、アライメント評価システム200は、位置センサ51と、演算部52と、記憶部53とを備えている。
タービン機器100は、例えば、蒸気タービンである。タービン機器100は、タービン基礎台1と、高中圧タービン3と、第1低圧タービン4と、第2低圧タービン5と、前部軸受台6と、中間軸受台7と、第1低圧軸受台8と、第2低圧軸受台9と、第3低圧軸受台10と、第4低圧軸受台11とを備える。
以下、高中圧タービン3、第1低圧タービン4、および第2低圧タービン5は、単に「タービン3〜5」とも表記する。また、前部軸受台6、中間軸受台7、第1低圧軸受台8、第2低圧軸受台9、第3低圧軸受台10、および第4低圧軸受台11は、単に「軸受台6〜11」とも表記する。また、タービン基礎台1は、単に「基礎台1」とも表記する。
回転体としてのタービン3〜5は、それぞれの端部において連結される。また、タービン3〜5の両端部付近に軸受が設けられる。
支持部としての軸受台6〜11は、複数のタービン3〜5の軸受を支持する。軸受台6〜11は、基礎台1に載置されている。また、図1に示すように、低圧軸受台8〜11は、第1および第2低圧タービン4,5の内部に設けられている。
位置センサ51は、複数の軸受台6〜11の位置を検出する。より詳細には、位置センサ51は、複数の軸受台6〜11の鉛直方向(z方向)の位置を検出する。位置センサ51は、演算部52に検出した位置を送る。位置センサ51は、例えば、レーザートラッカーなどの3次元計測器である。この場合、レーザ発生装置から発生されるレーザは、受光部が有する反射鏡によって反射されてレーザ発生装置に戻る。これにより、受光部の中心における3次元座標位置を算出することができる。すなわち、レーザートラッカーにより、鉛直方向および水平方向(y方向)の座標位置を測定することができる。例えば、測定を行う位置に受光部が移動されながら、位置の検出が順次行われる。
尚、水平面の絶対水平は、例えば、傾斜を測定する水準器などにより得られればよい。レーザ発生装置は、基礎台1から離れた位置に設けられ、絶対水平に調整される。これにより、絶対水平を基準とした位置を測定することができる。
また、位置センサ51は、レーザートラッカーに限られず、他の位置センサであってもよい。例えば、レーザートラッカーに代えて、水レベル計が用いられてもよい。水レベル計は、水盛りの原理を利用して、鉛直方向の相対高さを検出する。水レベル計を用いた場合でも、絶対水平を基準とした位置を測定することができる。
演算部52は、複数の軸受台6〜11の位置に関する演算を行う。例えば、演算部52は、位置センサ51が検出した軸受台6〜11の位置を受け取り、タービン3〜5の位置関係(アライメント)の評価に関する演算を行う。演算部52は、例えば、パーソナルコンピュータ(パソコン)である。尚、アライメントの評価方法の詳細については、図2を参照して、後で説明する。
記憶部53は、アライメントの評価に関する情報を格納する。アライメントの評価に関する情報には、例えば、後で説明する軸受台6〜11の位置などが含まれる。尚、記憶部53は、アライメント評価システム200の外部に設けられていてもよい。
次に、図2を参照して、アライメントの評価方法について説明する。
図2(A)および図2(B)は、第1実施形態による軸受台6〜11の位置の一例を示す側面図である。×印は、各軸受台6〜11の鉛直方向の位置を示す。図2(A)は、設計時の軸受台6〜11の位置を示し、図2(B)は、現状の軸受台6〜11の位置を示す。
設計時の軸受台6〜11の位置とは、例えば、設計時に設定される、軸受台6〜11の計画状態の位置である。設計時の軸受台6〜11の位置は、例えば、記憶部53に格納されている。図2(A)に示すように、各軸受台6〜11の高さに差(オフセット)が設けられている。タービン機器100が冷機停止状態から運転状態になると、熱変形などにより軸受台6〜11が沈下し、各軸受台6〜11の位置が変化する。従って、運転状態における各タービン3〜5の芯が合うように、冷機停止状態の軸受台6〜11にオフセットが設定されている。
現状の軸受台6〜11の位置とは、位置センサ51により測定される軸受台6〜11の位置である。現状の軸受台6〜11の位置は、例えば、タービン機器100の建設時や定期検査時に測定される軸受台6〜11の位置である。タービン機器100は、建設時において、各軸受台6〜11の相対位置が図2(A)に示す設計時の位置になるように調整して据え付けられる。しかし、図2(B)に示すように、軸受台9,10は、点線で示す設計時の位置から実線で示す現状の位置に沈下している。このように、軸受台6〜11の位置は、基礎台1の不同沈下現象などにより経時的に変化する場合がある。各軸受台6〜11の位置が一様に変化する場合、タービン3〜5のアライメントへの影響は少ない。しかし、基礎台1が部分的に不同沈下する場合、タービン3〜5のアライメントに影響が発生する可能性がある。タービン3〜5のアライメントが悪化すると、例えば、運転状態における各タービン3〜5の芯がずれてしまう。この場合、軸受の荷重分担が計画値から変化したり、振動などによりタービン機器100の安定運転が困難になってしまう。
そこで、演算部52は、複数の軸受台6〜11のうち一つの軸受台に対する他の軸受台の位置のオフセットを演算する。より詳細には、演算部52は、複数の軸受台6〜11のうち一つの軸受台に対する他の軸受台の鉛直方向の位置のオフセットを演算する。例えば、演算部52は、位置センサ51における複数の軸受台6〜11の鉛直方向の位置に基づき第1オフセットO1を、複数の軸受台6〜11の鉛直方向の比較対象位置に基づき第2オフセットO2を演算する。
また、演算部52は、位置センサ51で検出される複数の軸受台6〜11の位置に基づく1つの軸受台に対する他の軸受台のオフセットである第1オフセットO1、および複数の軸受台6〜11の比較対象位置に基づく1つの軸受台に対する他の軸受台のオフセットである第2オフセットO2の差を演算する。例えば、第1オフセットO1は、図2(B)に示すように、現状の軸受台6の位置13を基準Rとした、現状の軸受台9の位置である。第1実施形態における比較対象位置は、一例として、タービン3〜5の設計時に設定された複数の軸受台6〜11の位置である。従って、第2オフセットO2は、例えば、図2(A)に示すように、設計時の軸受台6の位置12を基準Rとした、現状の軸受台9の位置である。このように、基準Rからのオフセットで比較することにより、各軸受台6〜11の相対的な位置関係からアライメント評価をすることができる。
尚、以下では、第2オフセットO2を第2設計オフセットO2aと呼ぶ場合がある。また、一例として軸受台9の位置のオフセットについて説明しているが、オフセットには、他の軸受台7,8,10,11の位置が含まれていてもよい。
次に、演算部52は、各軸受台7〜11に対して、第1オフセットO1と第2設計オフセットO2aとの差14を演算する。この差14は、各軸受台6〜11における設計時の位置と現状の位置との乖離量である。図2(B)に示す例では、軸受台6,7,8,11の位置は設計時の位置から変化せず、軸受台9,10の位置が設計時の位置から変化している。従って、軸受台9,10における差14は、ゼロより大きな値である。一方、軸受台6,7,8,11における差14は、略ゼロである。
演算部52は、例えば、図示しない表示部に、各軸受台6〜11における差14などの演算結果を表示する。ユーザは、演算結果を参照し、軸受台6〜11の軸受の位置を調整する。図2(B)に示す例では、軸受台9,10の軸受の位置が差14だけ上方向に移動するように調整されればよい。この結果、各軸受の位置を設計時の位置に戻すことができる。尚、アライメントは、各軸受台6〜11の軸受の位置の相対関係に依存する。従って、軸受台9,10の軸受の位置は変化せず、軸受台6,7,8,11の軸受の位置が差14だけ下方向に移動するように調整されてもよい。また、軸受の位置の調整方法の詳細については、後の実施形態8において説明する。
尚、基準とする軸受台は、軸受台6に限られず、他の軸受台7〜11であってもよい。
以上のように、第1実施形態によれば、位置センサ51は、複数の軸受台6〜11の位置を検出する。また、演算部52は、現状の軸受台6〜11の位置の第1オフセットO1と設計時の軸受台6〜11の位置の第2設計オフセットO2aとの差14を演算する。これにより、軸受台6〜11の位置の設計時からの乖離量を把握することができる。この結果、タービン3〜5のアライメントの評価精度を向上させることができる。さらに、ユーザは、軸受の位置の調整量および調整方向を知ることができる。
従来、回転体のアライメントは、一般的に、対となる回転体のカップリング間の上下・左右方向の芯ずれ、面開きから各回転体の相対位置関係の評価は行われている。しかし、絶対水平に対する各回転体の位置関係を評価することは困難であった。また、各回転体のアライメントの経時的変化を評価する方法の1つとして、基礎台に設けられる基準点の経時的な位置変化を用いることが知られている。この場合、基礎台の不同沈下の傾向を指標として、回転体のアライメントが評価される。しかし、基準点が軸受台から離れて設けられる場合、回転体のアライメントの正確な評価が難しいという問題があった。
これに対して、第1実施形態では、位置センサ51により絶対水平を基準とした位置の検出が行われるため、検出される位置と設計時の軸受台6〜11の位置との比較をすることができる。また、位置センサ51により軸受台6〜11の位置を直接測定することができる。従って、アライメントの評価精度をさらに向上させることができる。
(第2実施形態)
図3(A)および図3(B)は、第2実施形態による軸受台6〜11の位置の一例を示す側面図である。第2実施形態は、過去に検出された軸受台6〜11の位置との比較が行われる点で、第1実施形態と異なる。
記憶部53は、位置センサ51により過去に検出された軸受台6〜11の位置を格納する。
第2実施形態によるアライメント評価システム200のその他の構成は、第1実施形態によるアライメント評価システム200の対応する構成と同様であるため、その詳細な説明を省略する。
タービン機器100の建設時から基礎台1の沈下が進んでいる場合、軸受の位置を設計時まで戻すように調整するために、長い時間がかかってしまう可能性がある。しかし、過去の定期点検やメンテナンスの結果から、安定して運転することができていた過去の軸受台6〜11の位置を把握することができる。そこで、第2実施形態による演算部52は、現状の軸受台6〜11の位置のオフセットと過去の軸受台6〜11の位置のオフセットとを比較する。軸受台6〜11の軸受の位置は、安定運転の実績がある位置に調整されてもよい。これにより、安定運転が可能な範囲で調整でき、かつ、調整が短時間でよくなる。
図3(A)は、過去に検出された軸受台6〜11の位置を示す。図3(B)は、現状の軸受台6〜11の位置を示す。過去に検出された軸受台6〜11の位置は、例えば、前回の定期検査で検出された位置である。尚、前々回など、さらに過去の定期検査で検出された位置であってもよい。また、現状の軸受台6〜11の位置は、例えば、今回の定期検査で検出された位置である。
第1オフセットO1は、例えば、図3(B)に示すように、現状の軸受台6の位置13を基準Rとした、現状の軸受台9の位置である。第2実施形態における比較対象位置は、一例として、位置センサ51により過去に検出された複数の軸受台6〜11の位置である。従って、第2オフセットO2は、例えば、図3(A)に示すように、過去の軸受台6の位置16を基準Rとした、現状の軸受台9の位置である。尚、以下では、第2オフセットO2を第2過去オフセットO2bと呼ぶ場合がある。
次に、演算部52は、各軸受台7〜11に対して、第1オフセットO1と第2過去オフセットO2bとの差17を演算する。この差17は、各軸受台6〜11における過去の位置と現状の位置との乖離量である。図3(B)に示す例では、軸受台6,7,8,11の位置は過去の位置から変化せず、軸受台9,10の位置が過去の位置から変化している。従って。軸受台9,10における差17は、ゼロより大きな値である。一方、軸受台6,7,8,11における差17は、略ゼロである。
演算部52は、例えば、図示しない表示部に、各軸受台6〜11における差17などの演算結果を表示する。ユーザは、演算結果を参照し、軸受台6〜11の軸受の位置を調整する。図3(B)に示す例では、軸受台9,10の軸受の位置が差17だけ上方向に移動するように調整されればよい。この結果、各軸受の位置を過去の位置に戻すことができる。尚、アライメントは、各軸受台6〜11の軸受の位置の相対関係に依存する。従って、軸受台9,10の軸受の位置は変化せず、軸受台6,7,8,11の軸受の位置が差17だけ下方向に移動するように調整されてもよい。
第2実施形態によるアライメント評価システム200は、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。また、第2実施形態では、アライメントの評価に、設計時の軸受台6〜11の位置が不要になる。
(第3実施形態)
図4は、第3実施形態による軸受台9のオフセットの一例を示す図である。第3実施形態は、過去の軸受台6〜11の位置から未来の軸受台6〜11の位置の予想が行われる点で、第2実施形態と異なる。尚、図4は、軸受台9の例を示すが、他の軸受台7,8,10,11も同様である。
演算部52は、第1オフセットO1と第2過去オフセットO2bとの差17および位置センサ51による位置の検出時間間隔に基づいて、未来の1つの軸受台に対する他の軸受台のオフセットである第3オフセットO3を演算する。検出時間間隔は、例えば、現状の支持第6〜11の位置の測定時と過去の支持第6〜11の位置の測定時との時間間隔である。
第3実施形態によるアライメント評価システム200のその他の構成は、第2実施形態によるアライメント評価システム200の対応する構成と同様であるため、その詳細な説明を省略する。
軸受台6〜11の変化量(沈下量)は、通常、時間に対して略線形である。従って、定期点検やメンテナンスなどにより得られる過去の軸受台6〜11の位置の変化量と時間との関係から、未来の軸受台6〜11の位置を予想することができる。例えば、定期点検がほぼ同じ時間間隔で行われる場合、軸受台6〜11のオフセットの変化量は、ほぼ同じになる。
図4に示す現状の軸受台6の位置13、過去の軸受台6の位置16、第1オフセットO1、第2過去オフセットO2bおよび差17は、図3(A)および図3(B)と対応する。また、図4に示す第2設計オフセットO2aは、図2(A)と対応する。
軸受台6〜11の位置の変化量が時間に対して線形である場合、過去(t1)から現状(t2)までの時間から、例えば、次の定期検査である未来(t3)の第3オフセットが算出可能である。この場合、第3オフセットは、式1により表される。
O3=O1+(O1−O2b)/(t2−t1)×(t3−t2) (式1)
従って、軸受台6〜11の位置の経時的な変化を把握することができる。尚、軸受台6〜11の位置の変化量の時間変化は、略線形に限られない。例えば、過去のオフセットの変化量のフィッティングなどにより、軸受台6〜11のオフセットの変化量の時間変化が予想されてもよい。
また、演算部52は、第1オフセットO1と第3オフセットO3との差18を演算してもよい。差18は、現状から未来までのオフセットの変化量である。この差18は、軸受の位置の調整量とされればよい。この場合、次回の定期検査での軸受の位置は、現状の軸受の位置とほぼ同様になる。これにより、現状で安定運転が可能であれば、次回の定期点検時まで安定運転が可能になる。また、例えば、今回から次回までの定期検査の期間(t2〜t3)が前回から今回の定期検査の期間(t1〜t2)より長い場合など、調整量を大きくすることができる。尚、調整量は、ユーザにより任意に変更されてもよい。例えば、設計時の軸受の位置や、過去に安定運転の実績がある範囲内になるように軸受の位置が調整されてもよい。
第3実施形態によるアライメント評価システム200は、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。また、第3実施形態では、未来の軸受台6〜11の位置の変化量を考慮した事前調整をすることができる。
(第4実施形態)
図5(A)および図5(B)は、第4実施形態による軸受台6〜11の鉛直方向の位置の計算例を示す図である。第4実施形態では、軸受台6〜11の鉛直方向の位置の算出の詳細について説明する。尚、位置の計算は、例えば、演算部52により行われればよい。
図5(A)は、軸受台6〜11を上から見た図である。また、図5(B)は、軸受台6〜11をタービン3〜5の回転軸23の方向から見た図である。
軸受台6〜11は、軸受と嵌合するように設けられる軸受嵌合部19を有する。図5(B)に示すように、軸受嵌合部19は、例えば、略半円形の凹みである。また、図5(A)および図5(B)に示すように、軸受台6〜11は、上端面Sを有する。
軸受台6〜11は、位置センサ51により位置が検出される複数の被検出部29,29aを有する。例えば、図5(A)に示すように、被検出部29,29aは、上端面S上に設けられる。また、2つの被検出部29,29aの被検出部ペアは、タービン3〜5の回転軸23に垂直な軸(図5(A)の28)方向に、軸受の中心からそれぞれ所定距離Dだけ離れて設けられる。また、軸受台6〜11の位置は、被検出部ペア29,29aの位置の平均値29bである。例えば、図5(B)に示すように、2つの被検出部29,29aの高さの平均値29bが演算される。この平均値29bが、軸受台6〜11の鉛直方向の位置である。これにより、図5(B)に示すような軸受台6〜11が傾いている場合などにおいても、計測誤差を抑制することができる。また、図5(A)に示すように、被検出部ペアの中間が軸受の中心(軸受嵌合部19の中心)であるため、後の軸受の位置の調整を適切に行うことができる。
また、所定距離Dは、例えば、軸受が載置される軸受嵌合部19の内周半径であることが好ましい。この場合、図5(B)に示すように、被検出部29,29aは、例えば、軸受嵌合部19の内側面と上端面Sとの間の縁に設けられる。これは、被検出部29,29aが軸受に近いほど、後の軸受の位置の調整をより適切に行うことができるためである。尚、熱や衝突など、軸受台6〜11に局所的な変形が発生し、計測誤差が大きくなってしまう場合がある。従って、図5(A)に示すように、所定距離Dは、軸受嵌合部19の内周半径に限られず、任意に変更されてもよい。また、所定距離Dは、軸受の外周半径であってもよい。
第4実施形態によるアライメント評価システム200は、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。また、第4実施形態では、軸受台6〜11の位置の計測誤差を抑制することができる。また、第4実施形態によるアライメント評価システム200に第2実施形態および第3実施形態を組み合わせてもよい。
(第5実施形態)
図6(A)および図6(B)は、第5実施形態による軸受台6〜11の鉛直方向の位置の計算例を示す図である。第5実施形態は、被検出部のペアが複数設けられる点で、第4実施形態と異なる。
図6(A)は、図5(A)と同様に、軸受台6〜11を上から見た図である。また、図6(B)は、図5(B)と同様に、軸受台6〜11をタービン3〜5の回転軸23の方向から見た図である。
軸受台6〜11は、位置センサ51により位置が検出される複数の被検出部24〜26,24〜26aを有する。また、2つの被検出部の被検出部ペア(24と24a、25と25a、26と26a)は、タービン3〜5の回転軸23に垂直な軸(図6(A)の20,21,22)方向に、タービン3〜5の回転軸23からそれぞれ所定距離Dだけ離れて設けられる。また、軸受台6〜11の位置は、被検出部ペアの位置の平均値27bである。例えば、図6(B)に示すように、左側の被検出部24〜26の平均値27と右側の被検出部24a〜26aの平均値27aとの平均値27bが演算される。この平均値27bが、軸受台6〜11の鉛直方向の位置である。
第5実施形態によるアライメント評価システム200のその他の構成は、第4実施形態によるアライメント評価システム200の対応する構成と同様であるため、その詳細な説明を省略する。
第4実施形態において説明したように、軸受台6〜11に局所的な変形が発生する場合がある。第5実施形態では、複数の被検出部ペアが設けられることにより、軸受台6〜11に局所的な変形などがあっても、計測誤差をより抑制することができる。また、軸受台6〜11の位置の再現性や傾向を確認するため、参考として複数の検出値が用いられる場合もある。
尚、被検出部ペアの数は、3ペアに限られず、任意に変更されてもよい。また、図6(A)に示すように、被検出部ペアごとに、所定距離Dは変更されてもよい。
第5実施形態によるアライメント評価システム200は、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。また、第5実施形態では、検出箇所を増やして、軸受台6〜11の位置の計測誤差を抑制することができる。また、第5実施形態によるアライメント評価システム200に第2実施形態〜第4実施形態を組み合わせてもよい。尚、第5実施形態に第4実施形態を組み合わせる場合、例えば、複数の被検出部ペアのうち1つの被検出部のペアが、図5(A)に示すように、軸受(軸受嵌合部19)の中心から所定距離D離れた位置に設けられればよい。
(第6実施形態)
図7(A)および図7(B)は、第6実施形態による軸受台6〜11の構成の一例を示す図である。第6実施形態では、第4実施形態および第5実施形態において説明した軸受台6〜11の位置の検出方法の詳細について説明する。
図7(A)は、図6(A)と同様に、軸受台6〜11を上から見た図である。図7(B)は、軸受台6〜11の構成の一例を示す斜視図である。
軸受台6〜11は、被検出部の位置を示す位置指示部30〜32,30a〜32aを有する。例えば、位置指示部30〜32,30a〜32aは、計測座である。位置センサ51がレーザートラッカーである場合、図7(B)に示すように、計測座は、受光部33がはまり込む略半球形状の凹みである。尚、位置指示部の数は、被検出部の数に対応するように任意に変更されてもよい。
軸受台6〜11の位置の検出は、定期検査ごとに行われる。位置指示部30〜32,30a〜32aにより、定期検査ごとの被検出部の位置を略一定にすることができる。これにより、計測誤差を抑制することができる。尚、計測座は、検出位置を固定することができればよく、センサの種類によって、形状が変更されてもよい。また、位置指示部30〜32,30a〜32aは、測定位置のマーキングなどであってもよい。
第6実施形態によるアライメント評価システム200は、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。また、第6実施形態では、計測位置を特定し、軸受台6〜11の位置の計測誤差を抑制することができる。また、第6実施形態によるアライメント評価システム200に第2実施形態〜第5実施形態を組み合わせてもよい。
(第7実施形態)
図8(A)および図8(B)は、第7実施形態による軸受台6〜11の偏心の一例を示す図である。第7実施形態は、軸受台6〜11の水平方向の位置がアライメント評価に用いられる点で、第1実施形態と異なる。
図8(A)は、第7実施形態による軸受台6〜11の位置の一例を示す図である。三角印は、各軸受台6〜11の水平方向の位置を示す。図8(B)は、タービン機器100の回転軸23の方向から見た軸受Bおよび軸受台6〜11の位置の一例を示す図である。四角印は、タービン3〜5の回転軸である回転体芯42を示す。回転体芯42は、例えば、設計時の軸受の位置である。丸印は、軸受台6〜11の中心軸である軸受台芯43を示す。尚、軸受台6〜11の水平方向の位置の計算の詳細については、図9(A)および図9(B)を参照して、後で説明する。
位置センサ51は、複数の軸受台6〜11の鉛直方向および水平方向の位置を検出する。尚、軸受台6〜11の鉛直方向および水平方向の位置は、それぞれ別の位置センサで検出されてもよい。また、演算部52は、複数の軸受台6〜11のうち1つの軸受台に対する他の軸受台の鉛直方向および水平方向の位置に関するオフセットを演算する。例えば、図8(A)に示すように、軸受台6の水平方向の位置、すなわち、タービン3〜5の回転軸方向が基準Rとなる。第1オフセットO1は、図8(A)に示すように、ゼロより大きな値である。第2設計オフセットO2aは、例えば、略ゼロである。従って、演算部52は、第1オフセットO1と第2設計オフセットO2aとの差38を演算する。この差38は、各軸受台6〜11における設計時の位置と現状の位置との乖離量である。
図8(B)に示すように、鉛直方向および水平方向における第1オフセットO1と第2設計オフセットO2aとの差14,38は、回転体芯42(設計時の軸受の位置)に対する軸受台芯43の偏心量を示す。この偏心量に基づいて、軸受の位置が調整されればよい。尚、軸受の位置の調整の詳細については、後の第8実施形態において説明する。
次に、図9(A)および図9(B)を参照して、軸受台6〜11の水平方向の位置の算出方法について説明する。
図9(A)および図9(B)は、第7実施形態による軸受台6〜11の水平方向の位置の計算例を示す図である。図9(A)は、図6(A)と同様に、軸受台6〜11を上から見た図である。図9(B)は、図6(B)と同様に、軸受台6〜11をタービン3〜5の回転軸23の方向から見た図である。
水平方向の位置の算出は、第6実施形態とほぼ同様でよい。すなわち、第6実施形態における鉛直方向の位置を水平方向の位置とすればよい。例えば、図9(A)および図9(B)に示すように、左側の被検出部34〜36の平均値37と右側の被検出部34a〜36aの平均値37aとの平均値37cが演算される。この平均値37cが、軸受台6〜11の水平方向の位置である。また、第5実施形態と同様に、被検出部ペアが1つであってもよい。
第7実施形態によるアライメント評価システム200は、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。また、第7実施形態では、水平方向も考慮した軸受台6〜11の偏心を評価することができる。また、第7実施形態によるアライメント評価システム200に第2実施形態〜第6実施形態を組み合わせてもよい。
(第8実施形態)
図10(A)および図10(B)は、第8実施形態による軸受の位置調整の一例を示す図である。第8実施形態では、軸受の位置の調整について説明する。軸受の位置の調整は、例えば、定期点検において、偏心量の算出後に行われればよい。
図10(A)は、軸受台芯43が回転体芯42と略一致している状態を示す。図10(B)は、軸受台芯43が回転体芯42からずれている状態を示す。尚、図10(A)および図10(B)には、回転体芯42の中心線である回転体芯中心線40および軸受台芯43の中心線である軸受台芯中心線41も示されている。
軸受Bは、軸受台6〜11との間に設けられ、オフセットの差に基づいて、軸受Bの位置を調整する軸受位置調整部39を有する。オフセットの差は、例えば、第1オフセットO1および第2設計オフセットO2aの差14である。尚、オフセットの差は、第2実施形態および第3実施形態で説明した、第1オフセットO1および第2過去オフセットO2bの差17や、第1オフセットO1および第3オフセットO3の差18であってもよい。例えば、軸受位置調整部39は、軸受Bの外周の凹みに挿入される。軸受位置調整部39は、図示しないシムを有する。シムの挿入や入れ替えにより、軸受位置調整部39の厚みが調整される。これにより、軸受Bの位置を調整することができる。図10(A)および図10(B)に示すように、軸受位置調整部39を加工する際に、加工中心を偏心させることにより、軸受の位置を調整することができる。
図11は、第8実施形態による軸受Bの偏心の一例を示す図である。図12は、第8実施形態による軸受Bの調整方向および調整距離の一例を示す図である。図12は、軸受位置調整部39の加工芯44を示す。
例えば、図11に示すように、回転体芯42(設計時の軸受の位置)に対する現状の軸受台芯43の偏心量が上下方向に差14,左右方向に差38である。この場合、加工芯44は、図12に示すように、軸受台芯43から下方向に差14,右方向に差38とする位置に設定される。この加工芯44を基に加工することにより、軸受の位置を回転体芯42に調整することができる。
第8実施形態によるアライメント評価システム200は、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。また、第8実施形態では、軸受台6〜11の偏心を調整量として、軸受の位置を調整することができる。尚、水平方向を考慮しない場合も、同様に軸受の位置が調整される。また、第8実施形態によるアライメント評価システム200に第2実施形態〜第7実施形態を組み合わせてもよい。
本実施形態によるアライメント評価システム、アライメント評価方法および回転体システムの少なくとも一部は、ハードウェアで構成してもよいし、ソフトウェアで構成してもよい。ソフトウェアで構成する場合には、アライメント評価システム、アライメント評価方法および回転体システムの少なくとも一部の機能を実現するプログラムをフレキシブルディスクやCD−ROM等の記録媒体に収納し、コンピュータに読み込ませて実行させてもよい。記録媒体は、磁気ディスクや光ディスク等の着脱可能なものに限定されず、ハードディスク装置やメモリなどの固定型の記録媒体でもよい。また、アライメント評価システム、アライメント評価方法および回転体システムの少なくとも一部の機能を実現するプログラムを、インターネット等の通信回線(無線通信も含む)を介して頒布してもよい。さらに、同プログラムを暗号化したり、変調をかけたり、圧縮した状態で、インターネット等の有線回線や無線回線を介して、あるいは記録媒体に収納して頒布してもよい。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
200 アライメント評価システム、3 高中圧タービン、4 第1低圧タービン、5 第2低圧タービン、6 前部軸受台、7中間軸受台、8 第1低圧軸受台、9 第2低圧軸受台、10 第3低圧軸受台、11 第4低圧軸受台、19 軸受嵌合部、23 回転軸、39 軸受位置調整部、51 位置センサ、52 演算部、B 軸受、D 所定距離、O1 第1オフセット、O2 第2オフセット、O3 第3オフセット

Claims (13)

  1. 回転体の軸受を支持する複数の支持部の位置を検出する位置センサと、
    前記位置センサで検出される前記位置に基づく1つの支持部に対する他の支持部のオフセットである第1オフセット、および前記複数の支持部の比較対象位置に基づく前記1つの支持部に対する前記他の支持部のオフセットである第2オフセットの差を演算する演算部と、
    を備えるアライメント評価システム。
  2. 前記比較対象位置は、前記回転体の設計時に設定された前記位置である、請求項1に記載のアライメント評価システム。
  3. 前記比較対象位置は、前記位置センサにより過去に検出された前記位置である、請求項1に記載のアライメント評価システム。
  4. 前記演算部は、前記第1オフセットと前記第2オフセットとの差および前記位置センサによる位置の検出時間間隔に基づいて、未来の前記1つの支持部に対する前記他の支持部のオフセットである第3オフセットを演算する、請求項3に記載のアライメント評価システム。
  5. 前記支持部は、前記位置センサにより位置が検出される複数の被検出部を有し、
    2つの前記被検出部の被検出部ペアは、前記回転体の回転軸に垂直な軸方向に、前記軸受の中心からそれぞれ所定距離だけ離れて設けられ、
    前記支持部の位置は、前記被検出部ペアの位置の平均値である、請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のアライメント評価システム。
  6. 前記支持部は、前記位置センサにより位置が検出される複数の被検出部を有し、
    2つの前記被検出部の被検出部ペアは、前記回転体の回転軸に垂直な軸方向に、前記回転体の回転軸からそれぞれ所定距離だけ離れて設けられ、
    前記支持部の位置は、複数の前記被検出部ペアの位置の平均値である、請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のアライメント評価システム。
  7. 前記支持部は、前記軸受と嵌合する軸受嵌合部を有し、
    前記所定距離は、前記軸受嵌合部の内周半径である、請求項5または請求項6に記載のアライメント評価システム。
  8. 前記支持部は、前記被検出部の位置を示す位置指示部を有する、請求項5から請求項7のいずれか一項に記載のアライメント評価システム。
  9. 前記位置センサは、前記複数の支持部の鉛直方向および水平方向の位置を検出し、
    前記演算部は、前記複数の支持部のうち1つの支持部に対する他の支持部の鉛直方向および水平方向の位置に関するオフセットを演算する、請求項1から請求項8のいずれか一項に記載のアライメント評価システム。
  10. 前記位置センサは、前記複数の支持部の鉛直方向の位置を検出し、
    前記演算部は、前記位置センサにおける前記複数の支持部の鉛直方向の位置に基づき前記第1オフセットを、前記複数の支持部の鉛直方向の比較対象位置に基づき前記第2オフセットを演算する、請求項1から請求項8のいずれか一項に記載のアライメント評価システム。
  11. 前記軸受は、前記支持部との間に設けられ、前記第1オフセットおよび前記第2オフセットの差に基づいて、前記軸受の位置を調整する軸受位置調整部を有する、請求項1から請求項10のいずれか一項に記載のアライメント評価システム。
  12. 回転体の軸受を支持する複数の支持部の位置を位置センサにより検出し、
    前記位置センサで検出される前記位置に基づく1つの支持部に対する他の支持部のオフセットである第1オフセット、および前記複数の支持部の比較対象位置に基づく前記1つの支持部に対する前記他の支持部のオフセットである第2オフセットの差を演算部により演算する、ことを具備するアライメント評価方法。
  13. 回転体と、
    前記回転体の軸受を支持する複数の支持部と、
    前記複数の支持部の位置を検出する位置センサと、
    前記位置センサで検出される前記位置に基づく1つの支持部に対する他の支持部のオフセットである第1オフセット、および前記複数の支持部の比較対象位置に基づく前記1つの支持部に対する前記他の支持部のオフセットである第2オフセットの差を演算する演算部と、
    を備える回転体システム。
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