JP2020179970A - シート搬送装置、及び画像形成装置 - Google Patents

シート搬送装置、及び画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】シートの幅を検知することができるシート搬送装置を提供する。【解決手段】シート搬送装置2は、搬送部21、音波発信部201、音波迂回経路部203、音波受信部202及び検知部251を備える。搬送部21は、搬送路P2に沿ってシートMを搬送する。音波発信部201は、第1超音波U1を搬送路P2の第1領域F1に向けて発信する。音波迂回経路部203は、第1超音波U1の一部である第2超音波U2を搬送路P2の第2領域F2へ導く。音波受信部202は、第1超音波U1の他の一部である第3超音波に対応する第1信号と、第2超音波U2に対応する第2信号とを生成する。検知部251は、第1信号及び第2信号に基づいて、シートMの幅を検知する。シートMの搬送方向D2に直交する方向において、第1領域F1と第2領域F2とは異なる。音波迂回経路部26は、第2超音波U2を第3超音波U1よりも遅れて音波受信部202に受信させる。【選択図】図4

Description

本発明は、シート搬送装置、及び画像形成装置に関する。
特許文献1には、シートが複数枚重なって搬送される重送を、超音波センサーを用いて、検知する給紙装置が開示されている。具体的に、特許文献1に開示の給紙装置は、原稿トレイと、ピックアップローラーと、超音波センサーと、信号処理部と、検知処理部と、記憶部とを備える。原稿トレイには、シートが載置される。ピックアップローラーは、原稿トレイに載置されたシートを原稿搬送路に一枚ずつ送り出す。超音波センサーは、発信部と、受信部とで構成される。発信部は、超音波を発する。受信部は、発信部が発した超音波を受信する。発信部と受信部とは、原稿搬送路を挟むように配置される。信号処理部は、受信部の出力を処理して受信レベルを示す信号を出力する。検知処理部は、信号処理部から出力された信号が示す受信レベルと、予め定められた重送検知値とに基づき、重送が発生しているか否かを検知する。
特開2013−82539号公報
特許文献1に開示の給送装置は、シートの重送が発生しているか否かを検知することができる。しかしながら、特許文献1に開示の給送装置では、シートの幅を検知することができない。
本発明は、上記課題に鑑み、シートの幅を検知することができるシート搬送装置、及び画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明のシート搬送装置は、シートを搬送する。当該シート搬送装置は、搬送部と、音波発信部と、音波迂回経路部と、音波受信部と、検知部とを備える。前記搬送部は、搬送路に沿って前記シートを搬送する。前記音波発信部は、第1超音波を前記搬送路の第1領域に向けて発信する。前記音波迂回経路部は、前記第1超音波の一部である第2超音波を、前記第1超音波とは異なる前記搬送路の第2領域へ導く。前前記音波受信部は、前記第2超音波及び前記第1超音波の他の一部である第3超音波を受信する。前記音波受信部は、前記第3超音波に対応する第1信号と、前記第2超音波に対応する第2信号とを生成する。前記検知部は、前記第1信号及び前記第2信号に基づいて、前記シートの幅を検知する。前記シートの搬送方向に直交する方向において、前記第1領域と前記第2領域とは、異なる位置に位置する。前記音波迂回経路部は、前記第2超音波を前記第3超音波よりも遅れて前記音波受信部に受信させる。
本発明の画像形成装置は、前記シート搬送装置を備える。
本発明のシート搬送装置、及び画像形成装置によれば、シートの幅を検知することができる。
本発明の実施形態1に係る画像形成装置の構成を示す図である。 本発明の実施形態1に係る原稿搬送装置の構成を示す図である。 本発明の実施形態1に係る画像形成装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態1におけるシート検知部の構成を示す図である。 (a)は、図2に示す原稿搬送装置において、給送ローラー及び分離パッドが原稿シートを挟み込んだ状態を左側から見たときの音波発信部、音波受信部、音波迂回経路部、給送ローラー及び分離パッドの配置関係を示す図である。(b)は、(a)中の音波発信部及び音波受信部が配置されている部位の拡大図である。なお、図4中、音波迂回経路部203については、音波迂回経路部203を左右方向に対して垂直な面で切断した断面図である。 (a)は、本発明の実施形態1における音波発信部が第1超音波を発信するタイミングを示す図である。(b)は、本発明の実施形態1における音波受信部が第2超音波及び第3超音波を受信するタイミングを示す図である。 (a)は、本発明の実施形態1に係る原稿搬送装置において、原稿シートの搬送状態が第1搬送状態である場合に音波受信部が受信する第2超音波及び第3超音波の受信波形を示す図である。(b)は、本発明の実施形態1に係る原稿搬送装置において、原稿シートの搬送状態が第2搬送状態である場合に音波受信部が受信する第2超音波及び第3超音波の受信波形を示す図である。(c)は、本発明の実施形態1に係る原稿搬送装置において、原稿シートの搬送状態が第3搬送状態である場合に音波受信部が受信する第2超音波及び第3超音波の受信波形を示す図である。(d)は、本発明の実施形態1に係る原稿搬送装置において、原稿シートの搬送状態が第4搬送状態である場合に音波受信部が受信する第2超音波及び第3超音波の受信波形を示す図である。 本発明の実施形態1に係る原稿搬送装置の検知部が実行する第1判別処理を示すフローチャートである。 本発明の実施形態2に係る画像形成装置の構成を示す図である。 本発明の実施形態2に係る画像形成装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態2における音波発信部、音波受信部、及び音波迂回経路部の配置関係を示す図である。 本発明の実施形態2に係る画像形成装置本体の検知部が実行する第2判別処理を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して、本発明に係るシート搬送装置、及び画像形成装置の実施形態について説明する。なお、図中、同一又は相当部分については同一の参照符号を付して説明を繰り返さない。
[実施形態1]
図1を参照して、実施形態1に係る画像形成装置100について説明する。図1は、実施形態1に係る画像形成装置100の構成を示す図である。
画像形成装置100は、画像形成シートSに画像を形成する。図1に示すように、画像形成装置100は、画像形成装置本体1と、原稿搬送装置2とを備える。原稿搬送装置2は、画像形成装置本体1の上部に装着されている。原稿搬送装置2は、シート搬送装置の一例である。
画像形成装置本体1は、第1シートMから原稿画像を光学的に読み取って、画像データを形成する。以下、第1シートMを「原稿シートM」と記載する。画像形成装置本体1は、画像データに基づいて、第2シートSに画像を形成する。以下、第2シートSを「画像形成シートS」と記載する。原稿搬送装置2は、画像形成装置本体1の原稿シートMの読取位置Rを経由するように、原稿シートMを一枚ずつ搬送する。
図1に示すように、画像形成装置本体1は、操作受付部10と、読取部11と、載置部12と、第1搬送部13と、第2搬送部14と、画像形成部15と、排出部16とを備える。
操作受付部10は、ユーザーからの指示を受け付ける。操作受付部10は、表示部101及び操作ボタン102を含む。表示部101は、各種処理結果を表示する。操作ボタン102は、スタートボタン、矢印キー、及びテンキーを含む。スタートボタンは、画像形成装置本体1に各種の機能(処理)を実行させるためのボタンである。矢印キーは、選択対象を変更するためのボタンである。テンキーは、数値を入力するためのボタンである。
読取部11は、読取位置Rを通過する複数の原稿シートMから原稿画像を順次読み取って、複数の画像データを生成する。画像データは、対応するページの画像を示す。読取部11は、コンタクトガラス11a、光源、反射ミラー、及びイメージセンサーを含む。読取部11は、コンタクトガラス11a上の読取位置Rに供給される原稿シートMに向けて光源より光を照射する。読取部11は、原稿シートMの反射光をイメージセンサーにより読み取る。その結果、読取部11は、複数の画像データを生成する。読取部11は、例えばスキャナーである。
載置部12には、複数枚の画像形成シートSが載置される。
第1搬送部13は、ピックアップローラー131と、フィードローラー132と、リタードローラー133とを含む。第1搬送部13は、ピックアップローラー131がピックアップした画像形成シートSを第2搬送部14へ搬送する。ピックアップローラー131は、載置部12内の画像形成シートSをピックアップする。フィードローラー132及びリタードローラー133は、ピックアップローラー131によってピックアップされた画像形成シートSを、第2搬送部14に向けて1枚ずつ搬送する。フィードローラー132とリタードローラー133とは互いに対向し、互いに圧接する。フィードローラー132は回転し、ピックアップローラー131によってピックアップされた画像形成シートSを第2搬送部14に給送する。リタードローラー133は、ピックアップローラー131から1枚の画像形成シートSが送られた場合、フィードローラー132に従動して回転する。一方、ピックアップローラー131から複数枚の画像形成シートSが重なって送られた場合、リタードローラー133は、画像形成シートSを送出する方向の逆方向に回転する。リタードローラー133は、停止する。これにより、リタードローラー133は、フィードローラー132に接触している画像形成シートSから他の画像形成シートSを分離する。その結果、1枚の画像形成シートSがフィードローラー132によって送り出される。
第2搬送部14は、第1搬送部13から画像形成部15を経由して排出部16まで延在する第1搬送路P1を有する。第2搬送部14は、第1搬送路P1に沿って、画像形成部15を経由するように画像形成シートSを搬送する。
画像形成部15は、画像形成シートSに画像を形成する。例えば、画像形成部15は、読取部11が読み取った原稿画像を画像形成シートSに形成する。画像形成部15は、画像形成シートSの搬送方向D1に対して、第1搬送部13よりも下流に配置されている。
画像形成部15は、露光装置151、現像装置152、感光体ドラム153、転写装置154、及び定着装置155を備える。
露光装置151は、感光体ドラム153にレーザー光を照射する。これにより、感光体ドラム153の表面に静電潜像が形成される。現像装置152は、感光体ドラム153にトナーを供給して静電潜像を現像する。この結果、感光体ドラム153の表面にトナー像が形成される。転写装置154は、感光体ドラム153の表面に形成されたトナー像を画像形成シートSに転写する。トナー像が転写された画像形成シートSは、第2搬送部14によって定着装置155へ向けて搬送される。
定着装置155は、加熱部材155a及び加圧部材155bを備える。加熱部材155a及び加圧部材155bは互いに対向して配置され、定着ニップを形成する。転写装置154から搬送された画像形成シートSは、定着ニップを通過することにより加熱及び加圧される。この結果、トナー像が画像形成シートSに定着する。画像形成シートSは、第2搬送部14によって排出部16へ向けて搬送される。
排出部16は、排出ローラー対161を有する。排出ローラー対161は、排出口1aから画像形成装置本体1の筐体の外部へ画像形成シートSを排出する。排出口1aは、画像形成装置本体1の筐体側面に形成される。
次に、図2に参照して、実施形態1に係る原稿搬送装置2の構成について説明する。図2は、実施形態1に係る原稿搬送装置2の構成を示す図である。
図2に示すように、原稿搬送装置2は、シート検知部20と、第3搬送部21と、原稿載置トレイ22と、原稿排出トレイ23と、コンタクトイメージセンサー24とを備える。原稿載置トレイ22、第3搬送部21、及び原稿排出トレイ23は、この順に、原稿シートMの搬送方向D2の上流から下流に向かって配置されている。コンタクトイメージセンサー24は、原稿シートMの搬送方向D2に対して読取位置Rよりも上流に配置されている。
原稿シートMは、第1原稿シートM1及び第2原稿シートM2を含む。第1原稿シートM1のシート幅である第1シート幅L1は、第2原稿シートM2のシート幅である第2シート幅L2よりも小さい。原稿シートMのシート幅は、原稿シートMの搬送方向D2に直交する方向(前後方向)における原稿シートMの長さを示す。
第3搬送部21は、原稿載置トレイ22から原稿排出トレイ23まで延在する第2搬送路P2を有する。第3搬送部21は、第2搬送路P2に沿って、原稿載置トレイ22に載置された複数枚の原稿シートMを1枚ずつ原稿排出トレイ23まで搬送する。コンタクトイメージセンサー24は、原稿シートMの第1主面の原稿画像を読み取る。原稿シートMの第1主面は、原稿シートMが原稿載置トレイ22に載置された状態において、下側の主面を示す。シート検知部20については、図4及び図5を参照して後述する。
原稿搬送装置2は、第2搬送路P2に沿って、読取位置Rを通過するように原稿シートMを搬送する。読取位置Rでは、原稿シートMの第2主面の原稿画像が読取部11によって読み取られる。原稿シートMの第2主面は、第1主面とは反対側の面を示す。
第2搬送路P2は、上流側搬送路P21と、中間搬送路P22と、下流側搬送路P23とを有する。上流側搬送路P21、中間搬送路P22及び下流側搬送路P23は、この順に、原稿シートMの搬送方向D2の上流から下流に向かって配置されている。上流側搬送路P21は、原稿シートMの搬送方向D2の下流側ほど下側に位置するように傾斜している。中間搬送路P22は、上流側搬送路P21と、下流側搬送路P23とを連結する。下流側搬送路P23は、原稿シートMの搬送方向D2の下流側ほど上側に位置するように傾斜している。図2に示すように、第2搬送路P2は、略U字状の搬送路である。
第3搬送部21は、給送部21aと、レジストローラー対21bと、第1搬送ローラー対21cと、第2搬送ローラー対21dと、第3搬送ローラー対21eと、排紙ローラー対21fとを有する。給送部21a、レジストローラー対21b、第1搬送ローラー対21c、第2搬送ローラー対21d、第3搬送ローラー対21e、及び排紙ローラー対21fは、この順に、第2搬送路P2の上流から下流に向かって配置されている。
給送部21aは、原稿載置トレイ22に載置された原稿シートMをピックアップし、第2搬送路P2に供給する。具体的には、給送部21aは、送り出しローラー21a1、給送ローラー21a2、アーム部材21a3、ローラー軸21a4、及び分離パッド21a5を有する。
送り出しローラー21a1は、原稿載置トレイ22に載置された原稿シートMをピックアップする。給送ローラー21a2は、送り出しローラー21a1によって原稿載置トレイ22からピックアップされた原稿シートMを第2搬送路P2に供給する。
アーム部材21a3は、送り出しローラー21a1と給送ローラー21a2とを連結する。アーム部材21a3の基端部は、給送ローラー21a2のローラー軸21a4に回動可能に支持されている。
アーム部材21a3の先端部には、送り出しローラー21a1が支持されている。アーム部材21a3がローラー軸21a4を支点に図2の時計回り方向に回動すると、送り出しローラー21a1は、下降して原稿載置トレイ22上の原稿シートMの第1面に当接する。
分離パッド21a5は、給送ローラー21a2の下側に配置されている。分離パッド21a5は、給送ローラー21a2の周面に圧接されてニップ部を形成する。給送ローラー21a2と原稿シートMとの摩擦係数は、分離パッド21a5と原稿シートMとの摩擦係数よりも大きい。ニップ部を通過する原稿シートMが1枚の場合、原稿シートMは、給送ローラー21a2によって、第2搬送路P2に供給される。一方、分離パッド21a5と原稿シートMとの摩擦係数は、原稿シートM同士の摩擦係数よりも大きい。そのため、複数の原稿シートMが重なり合った重送状態でニップ部に到達した場合、上側の原稿シートMは第2搬送路P2に供給される。一方、下側の原稿シートMは第2搬送路P2に供給されない。このようにして、給送ローラー21a2と分離パッド21a5とによって、重送状態の原稿シートMは、一枚ずつ分離され、第2搬送路P2の下流に送り出される。
レジストローラー対21bは、第2搬送路P2に供給された原稿シートMの搬送を一旦停止させる。次いで、レジストローラー対21bは、原稿シートMを撓ませる。これにより、レジストローラー対21bは、原稿シートMの搬送方向D2に対する斜行を補正する。レジストローラー対21bは、原稿シートMの先端が到達したときには回転していない。レジストローラー対21bは、原稿シートMの先端が到達してから回転を開始する。
第1搬送ローラー対21c〜第3搬送ローラー対21eは、給送部21aにより第2搬送路P2に供給された原稿シートMを搬送する。また、排紙ローラー対21fは、第1搬送ローラー対21c〜第3搬送ローラー対21eにより第2搬送路P2の下流の端部まで搬送された原稿シートMを原稿排出トレイ23に排出する。
次に、図1〜図3を参照して、画像形成装置100の構成について、更に説明する。図3は、実施形態1に係る画像形成装置100の構成を示すブロック図である。
図3に示すように、画像形成装置本体1は、第1制御装置17と、第1記憶部18と、通信部19とを更に備える。また、原稿搬送装置2は、第2制御装置25と、第2記憶部26とを更に備える。
通信部19は、ネットワークを介して外部端末と通信する。つまり、通信部19は、ネットワークを介して、外部端末とデータの送受信を行う。通信部19は、通信インターフェイスである。外部端末は、例えば、デスクトップ型パーソナルコンピューター、ノート型パーソナルコンピューター、タブレット端末、又はスマートフォンである。
通信部19は、外部端末から、画像データと、設定情報とを受信する。設定情報は、部数情報、片面/両面情報、及び白黒/カラー情報を含む。部数情報は、部数を示す。片面/両面情報は、画像形成シートSの片面に画像を形成するのか、画像形成シートSの両面に画像を形成するのかを示す。白黒/カラー情報は、白黒画像を形成するのか、カラー画像を形成するのかを示す。
第1制御装置17は、CPU(Central Processing Unit)のようなプロセッサーを含むハードウェア回路である。第1制御装置17は、第1記憶部18に格納された制御プログラムを実行することにより、操作受付部10、読取部11、第1搬送部13、第2搬送部14、画像形成部15、排出部16、第1記憶部18、及び通信部19を制御する。
第1制御装置17は、画像データを画像処理して画像形成データを生成する。第1制御装置17は、画像形成データ及び設定情報に基づいて、画像形成部15を制御する。その結果、画像形成部15は、画像形成シートSに画像を形成する。
第1記憶部18は、HDD(Hard Disk Drive)、RAM(Random Access Memory)、及びROM(Read Only Memory)によって構成される。第1記憶部18は、画像形成装置本体1の各部の動作を制御するためのコンピュータープログラムを記憶する。また、種々のコンピュータープログラムは、ファームウェア、及び制御プログラムを含む。第1記憶部18は、読取部11から出力された画像データを記憶する。第1記憶部18は、操作受付部10を介して設定された設定情報を記憶する。更に、第1記憶部18は、通信部19が受信した画像データと設定情報とを記憶する。
第2制御装置25は、CPUのようなプロセッサーを含むハードウェア回路である。第2制御装置25は、第2記憶部26に格納された制御プログラムを実行することで、シート検知部20、第3搬送部21、コンタクトイメージセンサー24及び第2記憶部26を制御する。
第2制御装置25は、検知部251を有する。具体的には、第2制御装置25のプロセッサーが、第2記憶部26に格納された制御プログラムを実行することにより、検知部251として機能する。検知部251は、第1判別処理を実行する。第1判別処理については、図8を参照して、後述する。
第2記憶部26は、各種データを記憶する。第2記憶部26は、ROM、及びRAMのような主記憶装置を含む。第2記憶部26は、第2制御装置25によって実行される種々のコンピュータープログラムを記憶する。また、種々のコンピュータープログラムは、ファームウェア、及び制御プログラムを含む。
次に、図2〜図5(b)を参照して、シート検知部20について説明する。図4は、実施形態1におけるシート検知部20の構成を示す図である。図5(a)は、図2に示す原稿搬送装置2において、給送ローラー21a2及び分離パッド21a5が原稿シートMを挟み込んだ状態を左側から見たときの音波発信部201、音波受信部202、音波迂回経路部203、給送ローラー21a2及び分離パッド21a5の配置関係を示す。図5(b)は、図5(a)中の音波発信部201及び音波受信部202が配置されている部位の拡大図である。なお、図4中、音波迂回経路部203については、音波迂回経路部203を左右方向に対して垂直な面で切断した断面図を示す。
実施形態1では、シート検知部20は、原稿シートMの搬送状態を検知する。より詳しくは、シート検知部20は、原稿シートMの搬送状態が第1搬送状態〜第4搬送状態のいずれかであるかを検知する。第1搬送状態は、第1原稿シートM1が重なり合わずに1枚ずつ搬送されている状態を示す。第2搬送状態は、第2原稿シートM2が重なり合わずに1枚ずつ搬送されている状態を示す。第3搬送状態は、第1原稿シートM1の複数枚が重なり合って搬送されている状態を示す。第4搬送状態は、第2原稿シートM2の複数枚が重なり合って搬送されている状態を示す。
図4及び図5に示すように、シート検知部20は、音波発信部201と、音波受信部202と、音波迂回経路部203とを備える。音波発信部201及び音波受信部202は、超音波センサーを構成する。
図2に示すように、音波発信部201及び音波受信部202は、原稿シートMの搬送方向D2に対して、給送部21aよりも下流で、かつレジストローラー対21bよりも上流に配置されている。また、図4に示すように、音波迂回経路部203は、音波発信部201に対応して配置されている。音波発信部201及び音波迂回経路部203は、第2搬送路P2の上側に配置されている。音波受信部202は、第2搬送路P2の下側に配置されている。つまり、音波発信部201及び音波迂回経路部203と、音波受信部202とは、第2搬送路P2を挟んで対向して配置されている。また、音波発信部201、音波迂回経路部203、及び音波受信部202は、前後方向において一直線上に並ぶように配置されている。なお、本発明では、音波発信部201、音波迂回経路部203、及び音波受信部202は、前後方向において一直線上に並ぶように配置されていなくてもよい。
音波発信部201は、第1超音波U1を発信する。第1超音波U1の周波数は、例えば、30kHz以上である。音波発信部201は、第1超音波U1を発信する発信面201S(図5(b))を有する。音波発信部201は、振動子を有する。振動子の振動面が発信面201Sとして機能する。
図5(b)に示すように、発信面201Sは、第2搬送路P2の第1領域F1に向けられている。つまり、音波発信部201は、第2搬送路P2の第1領域F1に向けて第1超音波U1を発信する。第2搬送路P2の第1領域F1は、前後方向において、第1搬送領域W1(図5(a))の前側の端部よりも後側の領域を示す。第1搬送領域W1は、第1原稿シートM1が搬送される領域を示す。つまり、第1超音波U1は、原稿シートMの幅の大きさに関わらず、搬送中の原稿シートMに遮られて減衰する。
図5(b)に示すように、音波迂回経路部203は、第1超音波U1の一部である第2超音波U2を、第2搬送路P2の第2領域F2へ導く。第2領域F2は、第2搬送路P2の前後方向において、第1領域F1と異なる位置に位置する。具体的に、第2搬送路P2の第2領域F2は、第2搬送路P2の前後方向において、第1搬送領域W1(図5(a))の前側の端部よりも前側で、かつ第2搬送領域W2(図5(a))の前側の端部よりも後側の領域を示す。第2搬送領域W2は、第2原稿シートM2が搬送される領域を示す。つまり、搬送中の原稿シートMが第1原稿シートM1である場合、第2超音波U2は、搬送中の原稿シートMに遮られない。一方、搬送中の原稿シートMが第2原稿シートM2である場合、第2超音波U2は、搬送中の原稿シートMに遮られて減衰する。
音波迂回経路部203は、第1超音波U1の他の一部である第3超音波U3を第1超音波U1よりも遅れて音波受信部202に受信させる。換言すると、音波迂回経路部203は、第3超音波U3の第1音波経路とは異なる第2超音波U2の第2音波経路を形成する。第1音波経路は、音波発信部201と音波受信部202とを直線的に結ぶ経路を示す。第2音波経路は、第2超音波U2が音波迂回経路部203を経由して音波受信部202に受信されるまでの経路を示す。第2音波経路の経路長は、第1音波経路の経路長よりも長い。第3超音波U3は、例えば、第1超音波U1から第2超音波U2を除いた残りである。
図4に示すように、音波迂回経路部203は、筒状である。更に、音波迂回経路部203は、その内部に略L字状の音波経路を有する。詳しくは、図5(b)に示すように、音波迂回経路部203は、第1開口部203aと、筒状本体部203bと、第2開口部203cとを有する。第1開口部203aと第2開口部203cとは、筒状本体部203bを介して連通している。図4に示すように、筒状本体部203bの内部の音波経路は、略L字状である。第1開口部203aは、第2超音波U2を音波迂回経路部203の内部に取り込む。筒状本体部203bは、第2超音波U2を内壁で反射させて、第2開口部203cに導く。第2開口部203cは、第2超音波U2を第2搬送路P2の第2領域F2に導く。
図5(b)に示すように、音波迂回経路部203は、第1開口部203aが音波発信部201の発信面201Sの全面積の半分を覆うように、音波発信部201の位置に対応して配置されている。これにより、第1超音波U1の半分を音波迂回経路部203の内部に導くことができる。その結果、音波受信部202が受信する第2超音波U2の感度を高めることができる。
音波受信部202は、第2超音波U2及び第3超音波U3を受信する。音波受信部202は、第1信号を生成する。第1信号は、受信した第3超音波U3に対応する波形信号を示す。音波受信部202は、第2信号を生成する。第2信号は、受信した第2超音波U2に対応する波形信号を示す。音波受信部202は、受信面202Sを有する。音波受信部202は、振動子を有する。振動子の振動面が受信面202Sとして機能する。
図5(b)に示すように、受信面202Sが発信面201Sと対向し、かつ受信面202Sが第2開口部203cと対向するように、音波受信部202は、配置されている。更に、図5(b)に示すように、受信面202Sが、第2搬送路P2に沿って搬送される原稿シートMの面MSと略平行となるように、音波受信部202は配置されている。
図4に示すように、シート検知部20は、送信アンプ204と、第1受信アンプ205と、第2受信アンプ206とを更に備える。送信アンプ204は、第2制御装置25及び音波発信部201と電気的に接続されている。第1受信アンプ205は、音波受信部202、第2受信アンプ206及び第2制御装置25と電気的に接続されている。第2受信アンプ206は、第1受信アンプ205及び第2制御装置25と電気的に接続されている。
第2制御装置25は、音波発信部201を駆動させる際、原稿シートMを1回搬送する毎に、給送ローラー21a2を駆動させた時点から第1所定時間が経過すると、パルス状の送信制御信号を、所定期間の間、送信アンプ204に出力する。第1所定時間は、原稿載置トレイ22に載置された原稿シートMが、音波発信部201と音波受信部202との間の検知領域に搬送されるまでに要する時間を示す。第2記憶部26は、第1所定時間を記憶している。送信アンプ204は、第2制御装置25が出力した送信制御信号を増幅して、音波発信部201に正弦波状の交流電圧を印加する。音波発信部201は、交流電圧が印加されると、所定周波数で振動する。つまり、音波発信部201は、第1超音波U1を発信する。第1超音波U1は、空気を媒体として音波受信部202に伝搬される。音波受信部202は、第3超音波U3を受信する。その後、音波受信部202は、第2超音波U2を受信する。音波受信部202は、第1信号及び第2信号を生成する。
第1受信アンプ205は、音波受信部202から第1信号を受信する。第1受信アンプ205は、第1信号を増幅する。第1受信アンプ205によって増幅された第1信号は、第2制御装置25及び第2受信アンプ206に送信される。検知部251は、第1受信アンプ205から受信した第1信号に基づいて、原稿シートMの有無を検知する。第2受信アンプ206は、第1受信アンプ205によって増幅された第1信号を更に増幅する。第2受信アンプ206によって増幅された第1信号は、第2制御装置25に送信される。検知部251は、第2受信アンプ206から受信した第1信号に基づいて、重送が発生しているか否かを判定する。
第1受信アンプ205は、音波受信部202から第2信号を受信する。詳しくは、第1受信アンプ205は、第1信号よりも遅れて第2信号を受信する。第1受信アンプ205は、第2信号を増幅する。第2受信アンプ206は、第1受信アンプ205によって増幅された第2信号を更に増幅する。第2受信アンプ206によって増幅された第2信号は、第2制御装置25に送信される。検知部251は、第2受信アンプ206から受信した第2信号に基づいて、原稿シートMのシート幅を検知する。
次に、図6(a)及び図6(b)を参照して、音波発信部201が第1超音波U1を発信して、音波受信部202が第2超音波U2及び第3超音波U3を受信するタイミングについて説明する。図6(a)は、実施形態1における音波発信部201が第1超音波U1を発信するタイミングを示す図である。図6(b)は、実施形態1における音波受信部202が第2超音波U2及び第3超音波U3を受信するタイミングを示す図である。
図6(a)及び図6(b)中、横軸は時間を示し、縦軸は音圧を示す。時刻t1は、音波発信部201が第1超音波U1の発信を開始した時刻を示す。時刻t2は、音波発信部201が第1超音波U1の発信を終了した時刻を示す。時刻t3は、音波受信部202が第3超音波U3の受信を開始した時刻を示す。時刻t4は、音波受信部202が第3超音波U3を受信しなくなった時刻を示す。時刻t5は、音波受信部202が第2超音波U2の受信を開始した時刻を示す。時刻t6は、音波受信部202が第2超音波U2を受信しなくなった時刻を示す。発信期間E1は、時刻t1から時刻t2までの経過時間を示す。第1経過時間E2は、時刻t1から時刻t3までの経過時間を示す。第2経過時間E3は、時刻t1から時刻t5までの経過時間を示す。第1受信期間E4は、時刻t3から時刻t4までの経過時間を示す。第2受信期間E5は、時刻t5から時刻t6までの経過時間を示す。
図6(a)及び図6(b)に示すように、音波発信部201は、送信アンプ204から交流電圧が印加されると、発信期間E1の間、第1超音波U1を発信する。音波受信部202は、時刻t1から第1経過時間E2を経過した時点で、第3超音波U3の受信を開始する。その後、音波受信部202は、時刻t3から第1受信期間E4が経過するまで、第3超音波U3を受信する。その後、音波受信部202は、時刻t1から第2経過時間E3を経過した時点で、第2超音波U2の受信を開始する。その後、音波受信部202は、時刻t5から第2受信期間E5を経過するまで、第2超音波U2を受信する。
発信期間E1は、音波受信部202が第2超音波U2及び第3超音波U3を同時に重畳的に受信しないように設定されている。発信期間E1の長さと、第1受信期間E4の長さと、第2受信期間E5の長さとは、略同一である。発信期間E1は、第1音波経路の経路長及び第2音波経路の経路長等に応じて適宜調整される。第1経過時間E2は、第1音波経路の経路長に依存する。第2経過時間E3は、第2音波経路の経路長に依存する。
音波受信部202が第2超音波U2及び第3超音波U3を受信するタイミングについて、具体例を用いて説明する。具体例では、音波発信部201から音波受信部202まで第3超音波U3が伝播される距離である伝播距離(第1音波経路の経路長)は、30mmである。音波迂回経路部203による第2超音波U2の伝播距離(第2音波経路の経路長)は、75mmである。空気中での音速は、約300m/秒とする。つまり、音波発信部201が第1超音波U1の発信を開始した時点から音波受信部202が第3超音波U3の受信を開始するまでの期間(第1経過時間E2)は、約0.10ミリ秒である。音波発信部201が第1超音波U1の発信を開始した時点から音波受信部202が第2超音波U2の受信を開始するまでの期間(第2経過時間E3)は、約0.25ミリ秒である。そのため、音波受信部202は、音波発信部201が第1超音波U1の発信を開始した時点から約0.10ミリ秒後に、第3超音波U3を受信する。また、音波受信部202は、音波発信部201が第1超音波U1を発信した時点から約0.25ミリ秒後に、第2超音波U2を受信する。つまり、音波受信部202は、第3超音波U3の受信を開始した時点から約0.15ミリ秒後に、第2超音波U2の受信を開始する。音波発信部201が第1超音波U1を発信する発信期間E1は、0.15ミリ秒以内とする。この場合、音波受信部202は、第3超音波U3を受信しなくなったと同時又はそのすぐ後に、第2超音波U2を受信する。つまり、音波受信部202は、第2超音波U2及び第3超音波U3を同時に重畳的に受信しない。その結果、シート検知部20は、原稿シートMの搬送状態を検知しやすくなる。
次に、図7(a)〜図7(d)を参照して、音波受信部202が受信する第2超音波U2及び第3超音波U3の受信波形について説明する。図7(a)は、原稿シートMの搬送状態が第1搬送状態である場合に音波受信部202が受信する第2超音波U2及び第3超音波U3の受信波形を示す図である。図7(b)は、原稿シートMの搬送状態が第2搬送状態である場合に音波受信部202が受信する第2超音波U2及び第3超音波U3の受信波形を示す図である。図7(c)は、原稿シートMの搬送状態が第3搬送状態である場合に音波受信部202が受信する第2超音波U2及び第3超音波U3の受信波形を示す図である。図7(d)は、原稿シートMの搬送状態が第4搬送状態である場合に音波受信部202が受信する第2超音波U2及び第3超音波U3の受信波形を示す図である。図7(a)〜図7(d)中、横軸は時間を示し、縦軸は音圧を示す。
図7(a)〜図7(d)に示すように、音波受信部202が受信する第2超音波U2及び第3超音波U3の受信波形は、原稿シートMの搬送状態によって異なる。まず、その一例として、音波受信部202が受信する第3超音波U3の減衰量について説明する。
音波発信部201と音波受信部202との間に原稿シートMが存在しない場合、音波受信部202は、第3超音波U3を、直接的に受信する。そのため、音波受信部202が受信する第3超音波U3の減衰量は、音波発信部201と音波受信部202との間に原稿シートMが存在しない場合、最も少ない。
音波発信部201と音波受信部202との間に原稿シートMが1枚存在する場合、音波発信部201から音波受信部202に伝搬する第3超音波U3は1枚の原稿シートMによって遮られて減衰する。この際,第3超音波U3は、原稿シートMを振動させる。音波受信部202は、原稿シートMの振動に起因する第3超音波U3を受信する。そのため、音波発信部201と音波受信部202との間に原稿シートMが1枚存在する場合に音波受信部202が受信する第3超音波U3の減衰量は、音波発信部201と音波受信部202との間に原稿シートMが存在しない場合よりも大きい。
音波発信部201と音波受信部202との間に原稿シートMが2枚存在する重送状態である場合、音波発信部201から音波受信部202に伝搬する第3超音波U3は2枚の原稿シートMによって遮られて減衰する。この際、第3超音波U3は、音波発信部201側の原稿シートMを振動させる。音波発信部201側の原稿シートMと、音波受信部202側の原稿シートMとの間に間隔がある場合、音波受信部202側の原稿シートMは、音波発信部201側の原稿シートMの振動に起因する空気の振動によって振動する。音波発信部201側の原稿シートMと、音波受信部202側の原稿シートMとの間に間隔がない場合、音波発信部201側の原稿シートMが音波受信部202側の原稿シートMを振動させる。つまり、音波発信部201側の原稿シートMと、音波受信部202側の原稿シートMとの間に間隔がない場合、第3超音波U3は、2枚の原稿シートMを振動させる。音波受信部202は、音波受信部202側の原稿シートMの振動に起因する第3超音波U3を受信する。そのため、原稿シートMが重送状態である場合に音波受信部202が受信する第3超音波U3の減衰量は、音波発信部201と音波受信部202との間に原稿シートMが1枚存在する場合よりも更に大きい。
次に、図7(a)〜図7(d)を参照して、原稿シートMの第1搬送状態〜第4搬送状態の受信波形について説明する。図7(a)に示すように、原稿シートMの搬送状態が第1搬送状態の場合、音波発信部201と音波受信部202との間に第1原稿シートM1が1枚存在する。そのため、第3超音波U3の減衰量は第1原稿シートM1が重送状態である場合に比べて小さい。また、原稿シートMの搬送状態が第1搬送状態の場合、音波迂回経路部203の第2開口部203cと音波受信部202との間に原稿シートMは存在しない。そのため、音波受信部202が受信する第2超音波U2の減衰量は小さい。
図7(b)に示すように、原稿シートMの搬送状態が第2搬送状態である場合、音波発信部201と音波受信部202との間に原稿シートMが1枚存在する。そのため、第3超音波U3の減衰量は第2原稿シートM2が重送状態である場合に比べて小さく、第1搬送状態の場合と同程度である。また、原稿シートMの搬送状態が第2搬送状態である場合、音波迂回経路部203の第2開口部203cと音波受信部202との間に原稿シートMが1枚存在する。そのため、第2超音波U2の減衰量は第1搬送状態の場合に比べて大きい。
図7(c)に示すように、原稿シートMの搬送状態が第3搬送状態である場合、音波発信部201と音波受信部202との間に原稿シートMが2枚存在する。そのため、第3超音波U3の減衰量は第1搬送状態の場合に比べて大きい。また、原稿シートMの搬送状態が第3搬送状態である場合、音波迂回経路部203の第2開口部203cと音波受信部202との間に原稿シートMは存在しない。そのため、第2超音波U2の減衰量は第1搬送状態の場合に比べて同程度である。
図7(d)に示すように、原稿シートMの搬送状態が第4搬送状態である場合、音波発信部201と音波受信部202との間に原稿シートMが2枚存在する。そのため、第3超音波U3の減衰量は大きく、第3搬送状態の場合と同程度である。また、原稿シートMの搬送状態が第4搬送状態である場合、音波迂回経路部203の第2開口部203cと音波受信部202との間に原稿シートMが2枚存在する。そのため、第2超音波U2の減衰量は第3搬送状態の場合に比べて大きい。
次に、図8を参照して、検知部251が実行する第1判別処理について説明する。図8は、実施形態1に係る原稿搬送装置2の検知部251が実行する第1判別処理を示すフローチャートである。検知部251が第1判別処理を実行することで、原稿搬送装置2は、原稿シートMの搬送状態が第1搬送状態〜第4搬送状態のいずれかであるかを検知する。検知部251が実行する第1判別処理は、音波発信部201が第1超音波U1を発信させたことに応じてスタートする。
ステップS110:検知部251は、第1受信期間E4において、音波発信部201と音波受信部202との間に原稿シートMが存在するか否かを判定する。具体的には、検知部251は、第1受信アンプ205から受信した第1信号の信号レベルである第1信号レベルが、第1所定値以下であるか否かを判定する。音波発信部201と音波受信部202との間を原稿シートMが通過することにより、第1信号レベルは、第1所定値以下となる。第2記憶部26は、第1所定値を記憶している。
第1信号レベルが第1所定値以下であると検知部251が判定した場合(ステップS110;Yes)、つまり原稿シートMが存在すると検知部251が判定した場合、処理はステップS120へ進む。第1信号レベルが第1所定値以下でないと検知部251が判定した場合(ステップS110;No)、つまり原稿シートMが存在しないと検知部251が判定した場合、処理はステップS111へ進む。
ステップS111:検知部251は、第1制御装置17へ、第1エラーが発生したことを通知する。第1エラーは、超音波センサーが故障していることを示す。検知部251は、第1エラーが発生したことを第1制御装置17へ通知すると、処理は終了する。
ステップS120:検知部251は、第1受信期間E4において、重送が発生しているか否かを判定する。具体的には、検知部251は、第2受信アンプ206から受信した第1信号の信号レベルである第2信号レベルが、第2所定値以下であるか否かを判定する。音波発信部201と音波受信部202との間を2枚以上の原稿シートMが重なった状態で通過することにより、第2信号レベルは、第2所定値以下となる。第2記憶部26は、第2所定値を記憶している。
第2信号レベルが第2所定値以下であると検知部251が判定した場合(ステップS120;Yes)、つまり重送が発生していると検知部251が判定した場合、処理はステップS130へ進む。第2信号レベルが第2所定値以下でないと検知部251が判定した場合(ステップS120;No)、つまり重送が発生していないと検知部251が判定した場合、処理はステップS140へ進む。
ステップS130:検知部251は、第1制御装置17へ、第2エラーが発生したことを通知する。第2エラーは、重送が発生したことを示す。検知部251は、第2エラーが発生したことを第1制御装置17へ通知すると、処理はステップS140へ進む。
ステップS140:検知部251は、第2受信期間E5において、原稿シートMのシート幅が、第1シート幅L1であるか、第2シート幅L2であるかを判定する。具体的には、検知部251は、第2受信アンプ206から受信した第2信号の信号レベルである第3信号レベルが、第3所定値以下か否かを判定する。音波発信部201と音波受信部202との間を第2原稿シートM2が通過することにより、第3信号レベルは、第3所定値以下となる。換言すると、音波発信部201と音波受信部202との間を第1原稿シートM1が通過する場合、第3信号レベルは、第3所定値以下とならない。第2記憶部26は、第3所定値を記憶している。
第3信号レベルが第3所定値以下でないと検知部251が判定した場合(ステップS140;No)、つまり原稿シートMのシート幅が第1シート幅L1であると検知部251が判定した場合、処理はステップS150へ進む。第3信号レベルが第3所定値以下であると検知部251が判定した場合(ステップS140;Yes)、つまり原稿シートMのシート幅が第2シート幅L2であると検知部251が判定した場合、処理はステップS151へ進む。
ステップS150:検知部251は、原稿シートMのシート幅が第1シート幅L1であることを第1制御装置17へ通知する。検知部251は、原稿シートMのシート幅が第1シート幅L1であることを第1制御装置17へ通知すると、処理は終了する。
ステップS151:検知部251は、原稿シートMのシート幅が第2シート幅L2であることを第1制御装置17へ通知する。検知部251は、原稿シートMのシート幅が第2シート幅L2であることを第1制御装置17へ通知すると、処理は終了する。
図1〜図8を参照して説明したように、原稿搬送装置2は、第3搬送部21と、音波発信部201と、音波迂回経路部203と、音波受信部202と、検知部251とを備える。前後方向において、第1領域F1と第2領域F2とは、異なる位置に位置する。音波迂回経路部203は、第2超音波U2を第1超音波U1よりも遅れて音波受信部202に受信させる。これにより、原稿搬送装置2は、原稿シートMの幅が第1シート幅L1であるか、第2シート幅L2であるかを検知することができる。
図1〜図8を参照して説明したように、検知部251は、音波受信部202から受信する第1信号に基づいて、原稿シートMの重送を検知する。これにより、原稿搬送装置2は、音波発信部201と音波受信部202とによって、原稿シートMの幅と、原稿シートMの重送とを検知することができる。詳しくは、原稿搬送装置2は、音波発信部201と音波受信部202とによって、原稿シートMの搬送状態が第1搬送状態〜第4搬送状態のいずれかであるかを検知することができる。
図1〜図8を参照して説明したように、音波迂回経路部203は、筒状である。筒状の音波迂回経路部203は、音波迂回経路部203が複数の反射板で構成される場合に比べて、原稿シートMの搬送状態をより正確に検知することができる。詳しくは、音波迂回経路部203が複数の反射板で構成される場合、反射板と反射板との間から第2超音波U2の一部が漏れるおそれがある。つまり、第2超音波U2の一部が音波受信部202に導かれないおそれがある。これに対し、筒状の音波迂回経路部203は、第2超音波U2を漏らさずに、第2領域F2に導くことができる。その結果、原稿搬送装置2は、原稿シートMの搬送状態をより正確に検知することができる。
図1〜図8を参照して説明したように、音波迂回経路部203は、その内部に略L字状の経路を有する。音波迂回経路部203の内部経路が略L字状である場合、第2搬送路の経路の屈曲点の数をより少なくすることができる。例えば、略L字状の内部経路は、略W字状の内部経路と比べて、屈曲点の数が少ない。その結果、略L字状の内部経路は、略W字状の内部経路と比べて、第2超音波U2が筒状本体部203bの内部で反射する回数をより少なくすることができる。従って、原稿搬送装置2は、原稿シートMの搬送状態をより正確に検知することができる。
図1〜図8を参照して説明したように、音波受信部202は、第2搬送路P2に沿って搬送される原稿シートMの面MSと受信面202Sとが略平行となるように、配置されている。その結果、音波受信部202の第3超音波U3に対する感度を確保しつつ、音波受信部202の第2超音波U2に対する感度を高めることができる。従って、原稿搬送装置2は、原稿シートMの搬送状態をより正確に検知することができる。
[実施形態2]
以下、図9及び図10を参照して、実施形態2に係る画像形成装置100の構成を説明する。図9は、実施形態2に係る画像形成装置100の構成を示す図である。図10は、実施形態2に係る画像形成装置100の構成を示すブロック図である。
実施形態2に係る画像形成装置100は、画像形成装置本体1がシート検知部20を備える点で、実施形態1の画像形成装置100と異なる。
具体的に、実施形態2に係る画像形成装置100は、画像形成装置本体1と、原稿搬送装置2とを備える。実施形態2に係る画像形成装置本体1は、シート検知部20と、操作受付部10と、読取部11と、載置部12と、第1搬送部13と、第2搬送部14と、画像形成部15と、排出部16と、第1制御装置17と、第1記憶部18と、通信部19とを備える。実施形態2に係る原稿搬送装置2は、第3搬送部21と、原稿載置トレイ22と、原稿排出トレイ23と、コンタクトイメージセンサー24と、第2制御装置25と、第2記憶部26とを備える。実施形態2に係る画像形成装置本体1において、シート検知部20と、第1搬送部13と、第1制御装置17とは、本発明のシート搬送装置を構成する。具体的には、シート検知部20は、第1搬送部13に配置される。
第1制御装置17は、第1記憶部18に格納された制御プログラムを実行することで、シート検知部20、操作受付部10、読取部11、第1搬送部13、第2搬送部14、画像形成部15、排出部16、第1記憶部18、及び通信部19を制御する。
第1制御装置17は、検知部251を有する。具体的には、第1制御装置17のプロセッサーが、第1記憶部18に格納された制御プログラムを実行することにより、検知部251として機能する。検知部251が実行する第2判別処理については、図12を参照して、後述する。
画像形成シートSは、第1画像形成シートS1及び第2画像形成シートS2を含む。第1画像形成シートS1のシート幅である第3シート幅W3は、第2画像形成シートS2のシート幅である第4シート幅W4よりも小さい。画像形成シートSのシート幅は、画像形成シートSの搬送方向D1に直交する方向(前後方向)における画像形成シートSの長さを示す。
次に、図9〜図11を参照して、シート検知部20について説明する。図11は、実施形態1におけるシート検知部20の構成を示す図である。図11は、実施形態2における音波発信部201、音波受信部202、及び音波迂回経路部203の配置関係を示す図である。
実施形態2では、シート検知部20は、画像形成シートSの搬送状態を検知する。より詳しくは、シート検知部20は、搬送されている画像形成シートSの搬送状態が第5搬送状態〜第8搬送状態のいずれかであるかを検知する。第5搬送状態は、第1画像形成シートS1が重なり合わずに1枚ずつ搬送されている状態を示す。第6搬送状態は、第2画像形成シートS2が重なり合わずに1枚ずつ搬送されている状態を示す。第7搬送状態は、第1画像形成シートS1の複数枚が重なり合って搬送されている状態を示す。第8搬送状態は、第2画像形成シートS2の複数枚が重なり合って搬送されている状態を示す。
図9に示すように、音波発信部201及び音波受信部202は、画像形成シートSの搬送方向D1に対して、フィードローラー132及びリタードローラー133よりも下流で、かつ画像形成部15よりも上流に配置されている。また、図11に示すように、音波迂回経路部203は、音波発信部201に対応して配置されている。音波発信部201及び音波迂回経路部203は、第1搬送路P1の上側に配置されている。音波受信部202は、第1搬送路P1の下側に配置されている。つまり、音波発信部201及び音波迂回経路部203と、音波受信部202とは、第1搬送路P1を挟んで対向して配置されている。また、音波発信部201、音波迂回経路部203、及び音波受信部202は、前後方向(画像形成シートSの幅方向)において一直線上に並ぶように配置されている。
次に、図12を参照して、実施形態2に係る検知部251が実行する第2判別処理について説明する。図12は、実施形態2に係る画像形成装置本体1の検知部251が実行する第2判別処理を示すフローチャートである。実施形態2に係る検知部251が第2判別処理を実行することで、画像形成装置本体1は、搬送中の画像形成シートSの搬送状態が第5搬送状態〜第8搬送状態のいずれかであるかを検知する。実施形態2に係る検知部251が実行する第2判別処理は、音波発信部201が第1超音波U1を発信させたことに応じてスタートする。
ステップS210:検知部251は、第1受信期間E4において、音波発信部201と音波受信部202との間に画像形成シートSが存在するか否かを判定する。具体的には、検知部251は、第1受信アンプ205から受信した第1信号の信号レベルである第1信号レベルが、第4所定値以下であるか否かを判定する。音波発信部201と音波受信部202との間を画像形成シートSが通過することにより、第1信号レベルは、第4所定値以下となる。第1記憶部18は、第4所定値を記憶している。
第1信号レベルが第4所定値以下であると検知部251が判定した場合(ステップS210;Yes)、つまり画像形成シートSが存在すると検知部251が判定した場合、処理はステップS220へ進む。第1信号レベルが第4所定値以下でないと検知部251が判定した場合(ステップS210;No)、つまり画像形成シートSが存在しないと検知部251が判定した場合、処理はステップS211へ進む。
ステップS211:検知部251は、第3エラーが発生したことを第1記憶部18に記憶させる。第3エラーは、超音波センサーが故障していることを示す。検知部251は、第3エラーが発生したことを第1記憶部18に記憶させると、表示部101に第3エラーを表示させる。検知部251は、表示部101に第3エラーを表示させると、処理は終了する。
ステップS220:検知部251は、第1受信期間E4において、重送が発生しているか否かを判定する。具体的には、検知部251は、第2受信アンプ206から受信した第1信号の信号レベルである第2信号レベルが、第5所定値以下であるか否かを判定する。音波発信部201と音波受信部202との間を2枚以上の画像形成シートSが重なった状態で通過することにより、第2信号レベルは、第5所定値以下となる。第1記憶部18は、第4所定値を記憶している。
第2信号レベルが第5所定値以下であると検知部251が判定した場合(ステップS220;Yes)、つまり重送が発生していると検知部251が判定した場合、処理はステップS230へ進む。第2信号レベルが第5所定値以下でないと検知部251が判定した場合(ステップS220;No)、つまり重送が発生していないと検知部251が判定した場合、処理はステップS240へ進む。
ステップS230:検知部251は、第4エラーが発生したことを第1記憶部18に記憶させる。第4エラーは、重送が発生したことを示す。検知部251は、第4エラーが発生したことを第1記憶部18に記憶させると、第4エラーを表示部101に表示させる。検知部251は、第4エラーを表示部101に表示させると、処理はステップS240へ進む。
ステップS240:検知部251は、第2受信期間E5において、画像形成シートSのシート幅が、第3シート幅W3であるか、第4シート幅W4であるかを判定する。具体的には、検知部251は、第2受信アンプ206から受信した第2信号の信号レベルである第3信号レベルが、第6所定値以下か否かを判定する。音波発信部201と音波受信部202との間を第2画像形成シートS2が通過することにより、第3信号レベルは、第6所定値以下となる。換言すると、音波発信部201と音波受信部202との間を第1画像形成シートS1が通過する場合、第3信号レベルは、第6所定値以下とならない。第1記憶部18は、第6所定値を記憶している。
第3信号レベルが第6所定値以下でないと検知部251が判定した場合(ステップS240;No)、つまり画像形成シートSのシート幅が第3シート幅W3であると検知部251が判定した場合、処理はステップS250へ進む。第3信号レベルが第6所定値以下であると検知部251が判定した場合(ステップS240;Yes)、つまり画像形成シートSのシート幅が第4シート幅W4であると検知部251が判定した場合、処理はステップS251へ進む。
ステップS250:検知部251は、画像形成シートSのシート幅が第3シート幅W3であることを第1記憶部18へ記憶させる。検知部251は、第1画像形成シートS1が重送状態でない場合(ステップS220;No)、第1記憶部18に記憶させたシート幅(第3シート幅W3)に基づいて、画像形成部15を制御する。処理は終了する。
ステップS251:検知部251は、画像形成シートSのシート幅が第4シート幅W4であることを第1記憶部18に記憶させる。検知部251は、第2画像形成シートS2が重送状態でない場合(ステップS220;No)、第1記憶部18に記憶させたシート幅(第4シート幅W4)に基づいて、画像形成部15を制御する。処理は終了する。
以上、図面(図1〜図12)を参照しながら本発明の実施形態を説明した。但し、本発明は、上記の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の態様において実施することが可能である(例えば、下記に示す(1)〜(9))。図面は、理解しやすくするために、それぞれの構成要素を主体に模式的に示しており、図示された各構成要素の厚み、長さ、個数等は、図面作成の都合上から実際とは異なる。また、上記の実施形態で示す各構成要素の材質や形状、寸法等は一例であって、特に限定されるものではなく、本発明の効果から実質的に逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
(1)図1〜図12を参照して説明したように、実施形態1及び実施形態2に係る画像形成装置100において、検知部251は、第1信号に基づいて、原稿シートM又は画像形成シートSの重送を検知するが、本発明はこれに限定しない。例えば、検知部251は、原稿シートM又は画像形成シートSの重送を検知しなくてもよい。
(2)図1〜図12を参照して説明したように、実施形態1及び実施形態2における音波迂回経路部203は筒状であるが、本発明はこれに限定されない。例えば、音波迂回経路部203は、複数の反射板で構成されてもよい。
(3)図1〜図12を参照して説明したように、実施形態1及び実施形態2における音波迂回経路部203は、その内部に略L字状の経路を有するが、本発明はこれに限定されない。例えば、音波迂回経路部203は、音波迂回経路部203の内部に、略V字状の経路、又は略W字状の経路を有していてもよい。
(4)図1〜図12を参照して説明したように、実施形態1及び実施形態2における音波受信部202の受信面202Sは、第1搬送路P1に沿って搬送される原稿シートMの面MS又は第2搬送路P2に沿って搬送される画像形成シートSの面と受信面202Sとが略平行になるように配置されているが、本発明はこれに限定されない。例えば、音波受信部202の受信面202Sは、第1搬送路P1に沿って搬送される原稿シートMの面MS又は第2搬送路P2に沿って搬送される画像形成シートSの面と受信面202Sとが略平行に配置されなくてもよい。
(5)図9〜図12を参照して説明したように、実施形態2における画像形成装置100は、原稿搬送装置2及び読取部11を備えるが、本発明はこれに限定されない。例えば、画像形成装置100は原稿搬送装置2及び読取部11を備えなくてもよい。
(6)図1〜図12を参照して説明したように、実施形態1及び実施形態2に画像形成装置100は、通信部19を備えるが、本発明はこれに限定されない。例えば、画像形成装置100が、通信部19を備えなくてもよい。
(7)図1〜図12を参照して説明したように、シート検知部20は、第3搬送部21又は第1搬送部13に配置されるが、本発明はこれに限定されない。例えば、シート検知部20は、第2搬送部14に配置されてもよい。
(8)図1〜図12を参照して説明したように、実施形態1に係る画像形成装置100において、原稿搬送装置2の第2制御装置25は検知部251を有するが、本発明はこれに限定されない。例えば、実施形態1に係る画像形成装置100において、画像形成装置本体1の第1制御装置17が検知部251を有していてもよい。
(9)図1〜図12を参照して説明したように、検知部251は、2種類のシート幅を検知したが、本発明はこれに限定されない。検知部251は、3種類以上のシート幅を検知してもよい。例えば、シート検知部20が、第1超音波U1を三分割以上に分割して、各超音波を互いに異なる領域に導くことにより、検知部251は、3種類以上のシート幅を検知することができる。あるいは、シート検知部20が、音波発信部201と音波受信部202と音波迂回経路部203とからなる組を2つ以上有することにより、検知部251は、3種類以上のシート幅を検知することができる。
本発明は、例えば、シート搬送装置、及び画像形成装置の分野に有用である。
2 原稿搬送装置
201 音波発信部
202 音波受信部
203 音波迂回経路部
21 第3搬送部
251 検知部
D2 原稿シートの搬送方向
F1 第1領域
F2 第2領域
M 原稿シート
P 第2搬送路
U1 第1超音波
U2 第2超音波
U3 第3超音波

Claims (8)

  1. シートを搬送するシート搬送装置であって、
    搬送路に沿って前記シートを搬送する搬送部と、
    第1超音波を前記搬送路の第1領域に向けて発信する音波発信部と、
    前記第1超音波の一部である第2超音波を、前記第1領域とは異なる前記搬送路の第2領域へ導く音波迂回経路部と、
    前記第2超音波及び前記第1超音波の他の一部である第3超音波を受信し、前記第3超音波に対応する第1信号と、前記第2超音波に対応する第2信号とを生成する音波受信部と、
    前記第1信号及び前記第2信号に基づいて、前記シートの幅を検知する検知部と
    を備え、
    前記シートの搬送方向に直交する方向において、前記第1領域と前記第2領域とは、異なる位置に位置し、
    前記音波迂回経路部は、前記第2超音波を前記第3超音波よりも遅れて前記音波受信部に受信させる、シート搬送装置。
  2. 前記検知部は、前記第1信号に基づいて、前記シートの重送を検知する、請求項1に記載のシート搬送装置。
  3. 前記音波迂回経路部は、筒状である、請求項1又は請求項2に記載のシート搬送装置。
  4. 前記音波迂回経路部は、その内部に略L字状又は略V字状の経路を有する、請求項3に記載のシート搬送装置。
  5. 前記音波受信部は、前記第2超音波及び前記第3超音波を受信する受信面を有し、
    前記音波受信部は、前記搬送路に沿って搬送される前記シートの面と前記受信面とが略平行となるように、配置されている、請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載のシート搬送装置。
  6. 請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載のシート搬送装置を備える、画像形成装置。
  7. 読取位置を通過する第1シートから原稿画像を読み取る読取部と、
    前記原稿画像を第2シートに形成する画像形成部と
    を備え、
    前記シート搬送装置は、前記読取位置を通過するように前記第1シートを搬送する、請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 前記シート搬送装置が備える前記搬送部は、第1搬送部であり、
    前記画像形成装置は、
    前記シートが載置される載置部と、
    前記シートに画像を形成する画像形成部と、
    前記画像形成部を経由するように前記シートを搬送する第2搬送部と
    を備え、
    前記第1搬送部は、前記載置部から前記シートをピックアップするピックアップローラーを有し、
    前記第1搬送部は、前記ピックアップローラーがピックアップした前記シートを前記第2搬送部へ搬送する、請求項6に記載の画像形成装置。
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