JP2020177496A - 情報提供装置、情報提供方法、およびプログラム - Google Patents

Abstract

【課題】ユーザにとって有益な情報を提供することができる情報提供装置、情報提供方法、およびプログラムを提供する。【解決手段】情報提供装置（広告サーバ３００）は、画面に対する複数の表示枠に割り当てられたコンテンツの情報を取得する取得部３０４と、コンテンツの属性情報、およびユーザの行動実績に関する実績情報を参照し、指定された属性情報を有するコンテンツが割り当てられた表示枠に関する実績情報が所定の条件を満たす場合に、指定された指定コンテンツを前記画面に表示させる制御部３０８とを備える。【選択図】図２

Description

本発明は、情報提供装置、情報提供方法、およびプログラムに関する。

従来、任意のクエリ同士の関連度に基づいて、ユーザから入力された入力クエリに関連する複数の関連クエリを抽出し、抽出した関連クエリのうち、入力クエリと同一又は類似する属性を有するクエリである同一属性クエリに基づいて、ユーザに対する情報提供を行う提供装置が開示されている（例えば、特許文献１参照）。

特開２０１９−５３５２０号公報

しかしながら、上記の技術では、クエリに依存した情報提供を行っており、ユーザにとって有益な情報を提供することができない場合があった。

本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、ユーザにとって有益な情報を提供することができる情報提供装置、情報提供方法、およびプログラムを提供することを目的の一つとする。

本発明の一態様は、画面に対する複数の表示枠に割り当てられたコンテンツの情報を取得する取得部と、前記コンテンツの属性情報、およびユーザの行動実績に関する実績情報を参照し、指定された属性情報を有するコンテンツが割り当てられた表示枠に関する前記実績情報が所定の条件を満たす場合に、指定された指定コンテンツを前記画面に表示させる制御部とを備える情報提供装置である。

本発明の一態様によれば、ユーザにとって有益な情報を提供することができる。

情報提供装置を含む情報提供システムの機能構成の一例を示す図である。 広告サーバ３００の機能構成の一例を示す図である。 情報提供システム１により実行される処理の流れの一例を示すフローチャートである。 広告サーバ３００により実行される処理の流れの一例を示すフローチャートである。 属性情報３２６の内容の一例を示す図である。 構造化データ３２４の内容の一例を示す図である。 実績情報３２８の内容の一例を示す図である。 実績情報３２８が生成される処理について説明するための図である。 条件情報３２２の内容の一例を示す図である。 図４のフローチャートの処理の概念図である。 比較例の広告サーバにより提供され、端末装置１０の表示部に表示される画像ＩＭ１の一例を示す図である。 本実施形態の広告サーバ３００により提供され、端末装置１０の表示部に表示される画像ＩＭ２の一例を示す図である。 変形例１の条件情報３２２の条件について説明するための図である。 変形例２の条件情報３２２の条件について説明するための図である。

以下、図面を参照し、本発明の情報提供装置、情報提供方法、およびプログラムの実施形態について説明する。

［概要］
実施形態の情報提供装置は、画面に対する複数の表示枠に割り当てられたコンテンツの情報を取得する取得部と、コンテンツの属性情報、およびユーザの行動実績に関する実績情報を参照し、指定された属性情報を有するコンテンツが割り当てられた表示枠に関する前記実績情報が所定の条件を満たす場合に、指定された指定コンテンツを前記画面に表示させる制御部とを備える。

「表示枠」は、コンテンツの掲載順位が対応付けられた表示枠である。「表示枠に割り当てられたコンテンツ」とは、例えば、商品や、サービス、品物、画像、または動画などである。例えば、情報提供装置がショッピングサービスやフリーマーケットサービスを提供するサーバである場合、上記のコンテンツは、商品や品物、サービス等であり、例えば、情報提供装置が情報提供サービスを提供するサーバであるある場合、上記のコンテンツは、画像や動画等である。

「属性情報」は、構造化データとして記憶装置に記憶されている情報である。構造化データとは、例えば、一定の構造（規則）に従って記述され、データに対して意味が付加されたデータである。「属性情報」とは、コンテンツの、カテゴリ、ブランド、またはスペックのうち少なくとも一つを含む。

「実績情報」は、複数の表示枠のそれぞれに対するユーザの行動実績である。「実績情報」は、表示枠に割り当てられたコンテンツがユーザによって選択されると推定される推定度合を示す情報である。「推定度合」は、画面における表示枠に表示されたコンテンツが過去にユーザによって選択（例えば、ＣＴＲ；Click Through Rate）された度合、または画面における表示枠に表示されたコンテンツに対するコンバージョンが行われた度合に基づいて生成された度合である。

「条件」は、例えば、上記の推定度合が閾値以上であることである。「設定コンテンツ」は、例えば、広告である。

＜実施形態＞
［構成］
図１は、情報提供装置を含む情報提供システムの機能構成の一例を示す図である。情報提供システム１は、例えば、一以上の端末装置１０と、一以上のランキングサーバ１００と、ショッピングサーバ２００と、広告サーバ３００とを備える。

端末装置１０と、ショッピングサーバ２００とは、例えば、ネットワークＮＷを介して互いに通信する。ランキングサーバ１００と、ショッピングサーバ２００と、広告サーバ３００とは、ネットワークＮＷを介して互いに通信する。ネットワークＮＷは、例えば、ＷＡＮ（Wide Area Network）やインターネット、無線基地局、プロバイダなどを含む。

端末装置１０は、利用者によって使用される装置であり、例えば、スマートフォンなどの携帯電話、タブレット型コンピュータ、ノート型コンピュータ、デスクトップ型コンピュータなどである。以下の説明では、端末装置１０はノート型コンピュータであるものとして説明する。

端末装置１０は、ショッピングサーバ２００により提供された情報をユーザに提供する。例えば、端末装置１０は、ショッピングサーバ２００により提供された情報を表示部に表示させる。端末装置１０は、ユーザにより行われた操作の内容を示す情報をショッピングサーバ２００に送信する。

ランキングサーバ１００は、ショッピングサーバの指示に基づいて、商品のランキングを導出し、導出したランキング結果をショッピングサーバ２００に送信する。例えば、ランキングサーバ１００は、ショッピングサーバから商品「お茶」のランキング結果の送信リクエストを取得した場合、例えば、「お茶」の売れ筋のランキング結果をショッピングサーバ２００に送信する。

ランキングサーバ１００は、売れ筋のランキング結果に代えて、ユーザのレビューに基づくランキング結果や、価格を加味したランキング結果など、設定された条件またはショッピングサーバ２００により指定された条件に基づく商品のランキング結果を導出する。ランキングサーバ１００は、記憶装置に記憶された商品ごとの販売結果や、レビューの結果を統計的に処理して、ランキング結果を導出する。

ショッピングサーバ２００は、ショッピングサービスをユーザに提供する。ショッピングサーバ２００は、端末装置１０のユーザの指示に基づいて、販売している商品の情報を提供したり、商品の購入を受け付けたりする。また、ショッピングサーバ２００は、商品の購入に関する決済を仲介する。ショッピングサーバ２００は、決済が行われる場合、不図示の決済サーバに商品の購入対価について決済を依頼する。

［広告サーバ］
図２は、広告サーバ３００の機能構成の一例を示す図である。広告サーバ３００は、例えば、通信部３０２と、取得部３０４と、情報処理部３０６と、制御部３０８と、記憶部３２０とを備える。

取得部３０４、情報処理部３０６、および制御部３０８の一部または全部は、ＣＰＵ（Central Processing Unit）などのハードウェアプロセッサが、記憶装置に記憶されたプログラム（ソフトウェア）を実行することにより実現される。これらの機能部は、ＬＳＩ（Large Scale Integrated Circuit）や、ＡＳＩＣ（Application Specific Integrated Circuit）、ＦＰＧＡ（Field-Programmable Gate Array）、ＧＰＵ（Graphics Processing Unit）などのハードウェアによって実現されてもよいし、ソフトウェアとハードウェア（回路部；circuitryを含む）の協働によって実現されてもよい。

記憶部３２０は、ＨＤＤ（Hard Disc Drive）やフラッシュメモリ、ＲＡＭ（Random Access Memory）、ＲＯＭ（Read Only Memory）などにより実現される。記憶部３２０には、例えば、条件情報３２２、構造化データ３２４、属性情報３２６、実績情報３２８、広告コンテンツ３３０が記憶されている。これらの情報の詳細については後述する。

通信部３０２は、ショッピングサーバ２００等と通信するための通信インターフェースである。取得部３０４は、画面に対する複数の表示枠に割り当てられたコンテンツの情報を取得する。

情報処理部３０６は、コンテンツの属性情報、およびユーザの行動実績に関する実績情報を参照し、指定された属性情報を有するコンテンツが割り当てられた表示枠に関する実績情報３２８が所定の条件を満たすか否かを判定する。

制御部３０８は、情報処理部３０６が取得した表示枠に関する実績情報３２８が所定の条件を満たす場合、指定された指定コンテンツを画面に表示させる。

なお、広告サーバ３００の上述した機能部が行う処理の一部は、他のサーバ（例えばショッピングサーバ２００）において行われてもよい。

[フローチャート（その１）]
図３は、情報提供システム１により実行される処理の流れの一例を示すフローチャートである。以下では、ユーザがショッピングサーバ２００により提供されるショッピングサービスを提供するものとして説明する。

まず、端末装置１０が、ユーザが所定の操作を行ったか否かを判定する（Ｓ１０）。所定の操作とは、例えば、ショッピングサーバ２００が提供する所定のウエブページにアクセスするための操作である。ここでは、所定のウエブページとは、あるカテゴリ（例えばお茶）の商品の一覧ページにアクセスする操作であるものとする。この操作が行われると、端末装置１０は、ショッピングサーバ２００に、ウエブページの提供をリクエストする。

ショッピングサーバ２００は、端末装置１０により送信されたリクエストに応じて、ランキングサーバ１００にランキング結果の送信を依頼する（Ｓ１２）。ランキングサーバ１００は、Ｓ１２の送信の依頼に応じて、指定されたカテゴリの商品のランキング結果（例えば売れ筋ランキング）を取得し、取得したランキング結果をショッピングサーバ２００に送信する（Ｓ１４）。

次に、ショッピングサーバ２００は、ランキングサーバ１００により送信されたランキング結果を取得し、取得したランキング結果、および表示する広告の内容の決定のリクエストをショッピングサーバ２００に送信する（Ｓ１６）。ランキングサーバ１００が、ショッピングサーバ２００を介さずに、広告サーバ３００にランキング結果を送信してもよい。

次に、広告サーバ３００は、ショッピングサーバ２００により送信されたランキング結果およびリクエストに基づいて、広告の内容を決定し、決定した広告の内容をショッピングサーバ２００に送信する（Ｓ１８）。この処理の詳細については、後述する図４を参照して説明する。

次に、ショッピングサーバ２００は、広告サーバ３００により送信された広告の内容を取得し、取得した広告の内容と、Ｓ１６で取得したランキング結果とに基づいて、ユーザに提供するウエブページの基情報を生成し、生成した基情報を端末装置１０に送信する（Ｓ２０）。次に、端末装置１０は、Ｓ２０で送信された基情報に基づくウエブページを表示部に表示する（Ｓ２２）。

このように、情報提供システム１は、広告サーバ３００が決定した広告をユーザに提供することができる。

［フローチャート（その２）］
図４は、広告サーバ３００により実行される処理の流れの一例を示すフローチャートである。まず、広告サーバ３００の取得部３０４が、ショッピングサーバ２００からランキング結果および表示する広告の内容の決定のリクエストを取得したか否かを判定する（Ｓ１００）。ランキング結果は、「画面に対する複数の表示枠に割り当てられたコンテンツの情報」の一例である。

ランキング結果および表示する広告の内容の決定のリクエストを取得した場合、情報処理部３０６が、属性情報３２６を取得する（Ｓ１０２）。図５は、属性情報３２６の内容の一例を示す図である。属性情報３２６は、掲載順位と、商品名と、商品ＩＤ（Identification）と、ブランド（例えばブランドＩＤ）とが互いに対応付けられた情報である。このうち、掲載順位と、商品名と、商品ＩＤが互いに対応付けられた情報（図中、Ｒ）は、ランキングサーバ１００により送信されたランキング結果である。なお、ランキング結果において、商品名は省略されてもよい。また、ランキング結果において、ブランドＩＤなどの属性情報が対応付けられてもよい。この場合、情報処理部３０６は、属性情報３２６を商品ＩＤに対応付ける必要はない。

例えば、取得部３０４がランキング結果を取得すると、情報処理部３０６が、ランキング結果の商品名に対してブランドを対応付ける処理を行う。例えば、情報処理部３０６は、記憶部３２０に記憶された構造化データ３２４を参照して、商品名（商品ＩＤ）に対してブランドを対応付ける。

図６は、構造化データ３２４の内容の一例を示す図である。構造化データ３２４は、商品ＩＤに対して、商品のメーカを示すメーカＩＤや、商品のブランドを示すブランドＩＤ、スペックを示すスペックＩＤが対応付けられた情報である。情報処理部３０６は、例えば構造化データ３２４からランキング結果に含まれる商品のブランドを示す情報（指定された属性情報）を抽出し、抽出した情報をランキング結果の商品に対応付ける。これにより属性情報３２６が生成される。

図４の説明に戻る。次に、情報処理部３０６が、実績情報３２８を取得する（Ｓ１０４）。図７は、実績情報３２８の内容の一例を示す図である。実績情報３２８は、掲載順位と、掲載順位ごとの画面の位置に対応するＣＴＲとが互いに対応付けられた情報である。画面の位置に対応するＣＴＲとは、掲載順位に対応する位置に商品が表示された場合に、ユーザがクリックする度合である。例えば、このＣＴＲは、掲載順位が高いほど高い傾向となり、掲載順位が低いほど低い傾向となる。

上記のＣＴＲは、過去にユーザがクリックした位置が統計的に処理された結果に基づいて導出される。図８は、実績情報３２８が生成される処理について説明するための図である。例えば、図８のように掲載順位に対応付けられた位置に商品が掲載された場合に、ユーザがクリックした位置（掲載順位に対応する位置）が集計される。この集計結果に基づいて、上記の実績情報３２８が生成される。

図４の説明に戻る。次に、情報処理部３０６が、指定された属性情報の商品を特定し（Ｓ１０６）、指定された属性情報の商品の掲載順位に対応するＣＴＲを集計する（Ｓ１０８）。指定された商品とは、例えば、ブランド（ブランドＩＤ）が「お茶Ｂ（００２）」である商品である。

次に、情報処理部３０６は、Ｓ１０８の集計結果が、条件情報３２２の条件を満たすか否かを判定する（Ｓ１１０）。図９は、条件情報３２２の内容の一例を示す図である。条件情報３２２は、例えば、条件番号に対して、条件の内容および広告の内容が対応付けられた情報である。条件の内容とは、例えば、条件１や条件２のような内容である。
条件１は、例えば、ブランド（ブランドＩＤ）「お茶Ｂ（００２）」のＣＴＲの合計が閾値Ｔｈ１以上であることである。条件２は、例えば、ブランド（ブランドＩＤ）「お茶Ｃ（００３）」のＣＴＲの合計が閾値Ｔｈ２以上であることである。

Ｓ１０８の集計結果が、条件情報３２２の条件を満たさない場合、制御部３０８は、所定の広告をユーザに提供すると決定する（Ｓ１１２）。所定の広告とは、ランキング結果に依存しない広告である。ランキング結果に依存しない広告とは、条件情報３２２の条件を満たさない場合において、検索クエリや所定のウエブページに予め設定されている広告の内容である。

Ｓ１１０の集計結果が、条件情報３２２の条件を満たす場合、制御部３０８は、図９の条件に対応付けられた広告をユーザに提供すると決定する（Ｓ１１４）。Ｓ１１０の集計結果が、条件情報３２２の条件を満たす状態のことを、「指定された商品の画面の占有度が所定度合以上である」と称する場合がある。これにより、本フローチャートの処理が終了する。

図１０は、図４のフローチャートの処理の概念図である。例えば、ユーザが、所定のウエブページにおいてお茶ＢＢＢの画面の占有度が所定度合（例えば閾値Ｔｈ１）以上である場合に、お茶ＣＣＣの広告を提供すると、広告サーバ３００に対して設定したものとする。例えば、お茶ＣＣＣのメーカが、お茶を購入予定のユーザや、お茶ＢＢＢに興味を持っているユーザ等に対して、お茶ＣＣＣを訴求したい場合である。

この場合、ランキング結果において、お茶ＢＢＢが掲載順位２および掲載順位５に存在し、これらの掲載順位の画面の位置に対応するＣＴＲの合計が導出される。ＣＴＲの合計が閾値Ｔｈ１以上である場合（すなわち占有度が所定度合以上である場合）、条件情報３２２の条件に対応付けられた広告がユーザに提供され、ＣＴＲの合計が閾値Ｔｈ１未満である場合、所定の広告がユーザに提供される。掲載順位２および掲載順位５は、「指定された属性情報のコンテンツが割り当てられた表示枠」の一例である。

［比較例］
図１１は、比較例の広告サーバにより提供され、端末装置１０の表示部に表示される画像ＩＭ１の一例を示す図である。画像ＩＭ１には、例えば、領域ＡＲ１に広告サーバにより決定された広告Ｃ１が対応付けられ、領域ＡＲ２からＡＲ４にランキング結果の掲載順位に基づくコンテンツＣ１１からＣ１３が対応付けられる。比較例の広告サーバは、ウエブページや検索クエリ（ユーザが利用した検索クエリ）に対して提供することが事前に設定された広告のコンテンツＣ１を領域ＡＲ１に対応付けてユーザに提供する。この場合、画像ＩＭ１に出現した商品または商品の属性情報に広告は依存しないため、ユーザに対する訴求効果が低い場合があった。

［本実施形態］
図１２は、本実施形態の広告サーバ３００により提供され、端末装置１０の表示部に表示される画像ＩＭ２の一例を示す図である。画像ＩＭ２には、例えば、領域ＡＲ１に広告サーバ３００により決定された広告Ｃ２が対応付けられ、領域ＡＲ２からＡＲ４にランキング結果の掲載順位に基づくコンテンツＣ１１からＣ１３が対応付けられる。領域ＡＲ１に対応する表示枠は、「複数の表示枠とは異なる表示枠」の一例である。

広告サーバ３００は、指定された商品に対応するＣＴＲが条件を満たす場合、条件に対応付けられた広告のコンテンツＣ２を領域ＡＲ１に対応付けてユーザに提供する。上記のように画像ＩＭ２に出現した商品または商品の属性情報に広告が依存するため、ユーザに対する広告の訴求効果が高い。

このように、本実施形態の広告サーバ３００は、コンテンツの属性の画面における占有度（例えばＣＴＲ）が所定度合以上である場合に、占有度に関する条件に対応付けられた広告をユーザに提供する。この結果、広告主（ユーザ）の意図に合致した訴求効果が期待できる広告をユーザに提供することができる。また、広告を受け取るユーザも有益な情報を得ることができる。

以上説明した実施形態によれば、広告サーバが、コンテンツの属性情報、およびユーザの行動実績に関する実績情報を参照し、指定された属性情報を有するコンテンツが割り当てられた表示枠に関する実績情報が、所定の条件を満たす場合に、指定された指定コンテンツを画面に表示させることにより、ユーザに有益な情報を提供することができる。

＜変形例１＞
以下、変形例１について説明する。変形例１では、条件情報３２２の条件が、上述した実施形態の条件情報３２２の条件と異なる。以下、上述した実施形態との相違点について説明する。

図１３は、変形例１の条件情報３２２の条件について説明するための図である。上述した実施形態では、条件は、所定のブランドの占有度が閾値Ｔｈ１以上であることとしたが、これに代えて、条件は、例えば（条件１）〜（条件４）や、（条件１）から（条件４）のうち、二以上の条件の組み合わせであってもよい。すなわち、構造化データに含まれるデータに対して任意に設定されてもよい。

（条件１）メーカＡの占有度が閾値Ｔｈ２以上であること。
（条件２）ブランドＡとブランドＢとの占有度が閾値Ｔｈ３以上であること。
（条件３）メーカＡとブランドＢとの占有度が閾値Ｔｈ４以上であること。
（条件４）スペック００２の占有度が閾値Ｔｈ５以上あること。

広告サーバ３００は、条件を満たした場合、満たした条件に対応付けられた広告をユーザに提供する。

このように、変形例１の広告サーバ３００は、ユーザ（広告主）の意図に合致した態様の画面において、広告をユーザに提供することができるため、よりユーザにとっての利便性が向上する。

＜変形例２＞
以下、変形例２について説明する。変形例２では、条件情報３２２の条件に対して、構造化データに関する条件とは異なる条件が付加される。以下、上述した実施形態との相違点について説明する。

図１４は、変形例２の条件情報３２２の条件について説明するための図である。変形例２の条件は、例えば（条件１）〜（条件４）や、（条件１）から（条件４）のうち、二以上の条件の組み合わせの条件に対して、構造化データとは異なる条件が付加される。

付加される条件は、例えば、（付加条件１）〜（付加条件４）や、（付加条件１）〜（付加条件４）のうち、二以上の付加条件の組み合わせである。
（付加条件１）所定の検索クエリ（例えば「お茶」など）を用いて商品を検索した結果を示す画面であること。
（付加条件２）占有度の導出対象の画面が所定の画面Ａの後（例えばトップページなどの所定のページ経由した後）に表示された画面であること。
（付加条件３）占有度の導出対象の画面が所定の画面において所定のアイコン（所定の商品カテゴリのアイコン）が操作された後に表示された画面であること。
（付加条件４）ショッピングサーバ２００が提供するサービスにログインしたユーザの属性が所定の属性（例えば男性）であることである。

広告サーバ３００は、構造化データに関する条件および付加条件を満たした場合、満たした条件に対応付けられた広告をユーザに提供する。

このように、変形例２の広告サーバ３００は、ユーザ（広告主）の意図に合致した条件を満たした画面の態様でサービスを利用するユーザに、意図する広告を提供することができるため、よりユーザにとっての利便性が向上する。

以上説明した実施形態によれば、変形例２の広告サーバ３００は、細かく条件を規定して広告を提供することができるため、訴求対象のユーザを絞り込み、効果的に広告をユーザに提供することができる。

以上、本発明を実施するための形態について実施形態を用いて説明したが、本発明はこうした実施形態に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変形及び置換を加えることができる。

１、１Ａ‥情報提供システム、１０‥端末装置、１００‥ランキングサーバ、２００‥ショッピングサーバ、３００‥広告サーバ、３０２‥通信部、３０４‥取得部、３０６‥情報処理部、３０８‥制御部、３２０‥記憶部、３２２‥条件情報、３２４‥構造化データ、３２６‥属性情報、３２８‥実績情報、３３０‥広告コンテンツ

Claims (13)

1. 画面に対する複数の表示枠に割り当てられたコンテンツの情報を取得する取得部と、
   前記コンテンツの属性情報、およびユーザの行動実績に関する実績情報を参照し、指定された属性情報を有するコンテンツが割り当てられた表示枠に関する前記実績情報が所定の条件を満たす場合に、指定された指定コンテンツを前記画面に表示させる制御部と、
   を備える情報提供装置。
2. 前記ユーザの行動実績は、前記複数の表示枠のそれぞれに対するユーザの行動実績である、
   請求項１に記載の情報提供装置。
3. 前記実績情報は、前記表示枠に割り当てられたコンテンツがユーザによって選択されると推定される推定度合を示す情報である、
   請求項１または２に記載の情報提供装置。
4. 前記推定度合は、前記画面における前記表示枠に表示されたコンテンツが過去にユーザによって選択された度合、または前記画面における前記表示枠に表示されたコンテンツに対するコンバージョンが行われた度合に基づいて生成された度合である、
   請求項３に記載の情報提供装置。
5. 前記所定の条件は、前記推定度合が閾値以上であることである、
   請求項３または４に記載の情報提供装置。
6. 前記属性情報は、構造化データとして記憶装置に記憶されている、
   請求項１から４のうちいずれか１項に記載の情報提供装置。
7. 前記属性情報は、前記コンテンツの、カテゴリ、ブランド、またはスペックのうち少なくとも一つを含む、
   請求項１から６のうちいずれか１項に記載の情報提供装置。
8. 前記コンテンツは、商品、サービス、品物、または動画を含む、
   請求項１から７のうちいずれか１項に記載の情報提供装置。
9. 前記表示枠は、前記コンテンツの掲載順位が対応付けられた表示枠である、
   請求項１から８のうちいずれか１項に記載の情報提供装置。
10. 前記指定コンテンツは、広告である、
    請求項１から９のうちいずれか１項に記載の情報提供装置。
11. 前記制御部は、前記画面において、前記複数の表示枠とは異なる表示枠に前記指定コンテンツを表示させる、
    請求項１から１０のうちいずれか１項に記載の情報提供装置。
12. コンピュータが、
    画面に対する複数の表示枠に割り当てられたコンテンツの情報を取得し、
    前記コンテンツの属性情報、およびユーザの行動実績に関する実績情報を参照し、
    指定された属性情報を有するコンテンツが割り当てられた表示枠に関する前記実績情報が所定の条件を満たす場合に、指定された指定コンテンツを前記画面に表示させる、
    情報提供方法。
13. コンピュータに、
    画面に対する複数の表示枠に割り当てられたコンテンツの情報を取得させ、
    前記コンテンツの属性情報、およびユーザの行動実績に関する実績情報を参照させ、
    指定された属性情報を有するコンテンツが割り当てられた表示枠に関する前記実績情報が所定の条件を満たす場合に、指定された指定コンテンツを前記画面に表示させる、
    プログラム。

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