JP2020177399A - 指先タッチペン - Google Patents
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Abstract
【課題】使用者の指のサイズの違いに対応することができ、なおかつ、使用者の指に装着して、使用者の指が直接タッチパネルに触れることなくタッチパネルを操作可能な指先タッチペンを提供する。【解決手段】矩形平板状の基体板に半円状に形成した複数の側板の一端を接続して当該基体板上部に筒状空間を形成し、さらに、使用者の指とタッチパネルとの間に介在して静電容量方式のタッチパネルを操作可能な第1タッチパネル操作部と抵抗膜方式のタッチパネルを操作可能な第2タッチパネル操作部を備え、第1タッチパネル操作部及び第2タッチパネル操作部は、使用時には基体板の短手方向の両端から突出して変位し、未使用時には基体板側に回動して変位する回動機構を有し、基体板上部に形成された筒状空間に使用者の指先を挿入して装着し、タッチパネルを操作可能とした指先タッチペンとした。【選択図】図1
Description
本発明は、使用者が指先に装着してタッチパネルを操作可能な指先タッチペンに関する。
近年、スマートフォン、小型ゲーム機、ノートパソコン等の表示装置である液晶画面には、使用者が指やタッチペンで任意に操作可能なタッチパネルが設けられている。このようなタッチパネルは、大別して、抵抗膜方式(感圧式ともいう)又は静電容量方式等の方式があるが、いずれの方式でも使用者の指先や専用のタッチペンで操作可能としている。
しかし、使用者が指でタッチパネルを操作すると、指の皮脂や汗、汚れで等でタッチパネルが汚れてしまう恐れがある。このため、タッチパネルの表面に着脱自在な保護シートを添付し、この保護シートを交換することで、タッチパネルを表面に設けた液晶画面をクリアに保つことができるようにしているが、この保護シートの交換作業(着脱作業)が使用者の負担となる。
このため、タッチパネルの細かい操作が可能な、抗膜方式(感圧式)又は静電容量方式に応じた専用のタッチペンが好適に用いられるが、使用者が常にタッチペンを携帯しなければならない。このタッチペンの携帯は、タッチペンの保持部を備えた機器である小型ゲーム機やノートパソコン等では使用者の負担にはならないが、タッチペンの保持部を備えていない機器であるスマートフォン等では、別途使用者がタッチペンを常に携帯する必要があり、使用者の負担となっていた。
そこで、使用者の指先の爪に、先端にタッチパネル接触部を設けた導電性を有する付け爪を装着したり、導電性金属からなる指輪と導電性を有する連結体を有し、この連結体の一端を先端にタッチパネル接触部を設けた導電性を有する付け爪に連結したりすることで、付け爪の先端のタッチパネル接触部で、使用者の指が直接静電容量式タッチパネルに触れることなく操作可能なタッチパネル操作補助具が開示されている(特許文献1参照)。
また、指(指先)に装着が可能な指サック型やリング型の治具の先端に取り付けられたペン先部を有し、使用者の指が直接タッチパネルに触れることなく操作可能なタッチペンが開示されている(特許文献2参照)。
しかしながら、上述した特許文献1の付け爪のタッチパネル操作補助具は、付け爪の先端で操作するものであるため、もともと付け爪の習慣のない使用者(男性や高齢者等)は利用し辛い。また、タッチパネルの表面から使用者の指に電気を流すために複数の指でタッチパネルを操作しなければならず操作が面倒である。さらに、導電性金属からなる指輪と導電性を有する連結体を有し、この連結体の一端をタッチパネル接触部を設けた導電性を有する付け爪に連結することで、一本の指でタッチパネルを操作可能としているが、指輪等は装着する使用者の指のサイズ(指の太さ)に合わせなければならず、装着される使用者の指が限定され汎用性に欠ける。
また、上述した特許文献2の指(指先)に装着が可能な指サック型やリング型のタッチペンは、使用者の指先に装着可能な指サック型では、静電容量を確保するために通常の非導電性のゴム等は使用できず指サックの材質等が問題となる。また、リング型では、上述した引用文献1と同様に、リング(指輪等)は装着する使用者の指のサイズ(指の太さ)に合わせなければならず、装着される使用者の指が限定され汎用性に欠ける。
本発明は、上記課題を解決するために、使用者の指のサイズの違いに対応することができ、なおかつ、使用者の指に装着して、使用者の指が直接タッチパネルに触れることなくタッチパネルを操作可能な指先タッチペンを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、矩形平板状の基体板の長手方向の左右両側端に、半円状に形成した複数の側板の一端を接続し、他端を開放して当該基体板上部に筒状空間を形成し、前記基体板の短手方向の一端には、使用者の指とタッチパネルとの間に介在してタッチパネルを操作可能な第1タッチパネル操作部が設けられ、前記第1タッチパネル操作部は、使用時には前記本体板の短手方向の一端から突出して変位し、未使用時には前記本体板側に回動して変位する回動機構を有し、前記第1タッチパネル操作部の先端には、静電容量方式のタッチパネルを操作可能な導電性を有する接触部が設けられ、前記基体板上部に形成された筒状空間に使用者の指先を挿入して装着し、タッチパネルを操作可能としたことを特徴とする指先タッチペンとした。
また、前記基体板の短手方向の第1タッチパネル操作部が設けられた一端の反対側の他端には、使用者の指とタッチパネルとの間に介在してタッチパネルを操作可能な第2タッチパネル操作部が設けられ、前記第2タッチパネル操作部は、使用時には前記本体板の短手方向の他端から突出して変位し、未使用時には前記本体板側に回動して変位する回動機構を有し、前記第2タッチパネル操作部の先端には、抵抗膜方式のタッチパネルを操作可能な押圧部が設けられていることを特徴とする。
本発明は、矩形平板状の基体板の長手方向の左右両側端に、半円状に形成した複数の側板の一端を接続し、他端を開放して当該基体板上部に筒状空間を形成し、前記基体板の短手方向の一端には、使用者の指とタッチパネルとの間に介在してタッチパネルを操作可能な第1タッチパネル操作部が設けられ、前記第1タッチパネル操作部の先端には、静電容量方式のタッチパネルを操作可能な導電性を有する接触部が設けられ、前記第1タッチパネル操作部は、使用時には前記基体板の短手方向の一端から突出して変位し、未使用時には前記基体板側に回動して変位する回動機構を有する指先タッチペンである。
この構成により、指先タッチペンは、両端を開放した略筒状の内部空間(以下、単に筒状空間という)を有して形成されるので、この筒状空間に使用者の指先を挿入することで、使用者の指に容易に装着してタッチペンとしてタッチパネルの操作に用いることができる。さらに、筒状空間を形成する複数の側板は、一端は基体板に接続しているが、他端は開放しているため、この側板の素材に塑性変形可能な素材を用いることにより、太さの異なる使用者の指(例え、人差し指、中指)に一個の指先タッチペンで対応することができる。なお、側板に弾性素材として、例えば、鉄やアルミ等の薄板を用いた場合は、塑性変形した場合でも、ある程度の変形は容易に元の形状に補正できる。これにより、例えば、男性用と子供・女性用との二種類の規格を用意するだけで、多くの使用者の指に対応できるため汎用性が高い指先タッチペンを提供することができる。
また、基体板の短手方向の一端に、静電容量方式のタッチパネルを操作可能な導電性を有する接触部を先端に有する第1タッチパネル操作部が設けられている。そして、静電容量方式のタッチパネルを操作する場合は、回動機構により第1タッチパネル操作部の先端の接触部が、使用者の指とタッチパネルとの間に介在する位置(基体板の短手方向の一端から突出する位置)に回動させて使用する。この構成により、使用者が静電容量方式のタッチパネル(例えば、スマートフォン等)を、第1タッチパネル操作部の先端の導電性を有する接触部により操作すると、静電容量方式のタッチパネルの表面の電気が、第1タッチパネル操作部の先端の接触部を介して、使用者の指先から体に伝わるため、確実に静電容量方式のタッチパネルを操作することが可能となる。
また、基体板の短手方向の第1タッチパネル操作部が設けられた一端の反対側の他端に、抵抗膜方式のタッチパネルを操作可能な押圧部を先端に有する第2タッチパネル操作部を設けることもできる。そして、静電容量方式のタッチパネルを操作する場合は、回動機構により第1タッチパネル操作部の先端の接触部が、使用者の指とタッチパネルとの間に介在する位置(基体板の短手方向の一端から突出する位置)に回動させて使用する。一方、抵抗膜方式のタッチパネルを操作する場合は、指先タッチペンの使用者の指先に装着する向きを反対にして、回動機構により第2タッチパネル操作部の先端の押圧部が、使用者の指とタッチパネルとの間に介在する位置(基体板の短手方向の他端から突出する位置)に回動させて使用する。この構成により、静電容量方式のタッチパネル(例えば、スマートフォン等)や抵抗膜方式のタッチパネル(例えば、ゲーム機)を有する異なる種類のタッチパネルの操作を、1個の指先タッチペンでタッチパネルに直接使用者の指が接触することなく行うことができる。
さらに、第1タッチパネル操作部及び第2タッチパネル操作部は、使用時には基体板の短手方向の両端から突出して変位し、未使用時には基体板側に回動して変位する回動機構を有するため、未使用時は第1タッチパネル操作部及び第2タッチパネル操作部をコンパクトに本体板側に折り畳んだ状態とすることができる。これにより、例えば、指先タッチペンを構成するこの基体板や側板の素材に、使用者が好む色のカラーリング(彩色)を施すことで、未使用時にはファッションリングとして使用者の指に装着したまま保持する指先タッチペンとすることができる。
本発明は、矩形平板状の基体板の長手方向の左右両側端に、半円状に形成した複数の側板の一端を接続し、他端を開放して当該基体板上部に筒状空間を形成し、前記基体板の短手方向の一端には、使用者の指とタッチパネルとの間に介在してタッチパネルを操作可能な第1タッチパネル操作部が設けられ、前記第1タッチパネル操作部の先端には、静電容量方式のタッチパネルを操作可能な導電性を有する接触部が設けられ、前記第1タッチパネル操作部は、使用時には前記基体板の短手方向の一端から突出して変位し、未使用時には前記基体板側に回動して変位する回動機構を有する指先タッチペンに関する。
以下、本発明の指先タッチペンの実施形態について、図面を参照して説明する。図1は、本実施形態の指先タッチペンの構成を示す斜視図である。図2は、本実施形態の指先タッチペンの使用者の指への装着状態を示す平面図である。図3は、本実施形態の指先タッチペンの第1タッチパネル操作部の使用状態及び未使用状態を示す側面断面図(基体板の長手方向の中央断面を側面視した図)である。図4は、本実施形態の指先タッチペンの使用者の指先への装着状態を示す平面図である。図5は、本実施形態の指先タッチペンの第1タッチパネル操作部及び第2タッチパネル操作部の使用状態及び未使用状態を示す側面断面図(基体板の長手方向の中央断面を側面視した図)である。図6及び図7は、本実施形態の指先タッチペンの変形例を示す斜視図である。
[第一実施形態]
本実施形態における指先タッチペンの第一実施形態の構成を、図1〜図3を参照して説明する。図1〜図3に示すように、指先タッチペン1は、矩形平板状の基体板2の長手方向の左右両側端に、矩形(長方形)の薄板を半円状に形成した6枚の側板3の一端(基端)を接続し、他端(先端)は、他の側板3の他端(先端)と接触しないように、所定間隔を開放して当該基体板2の上部に、両端を開放した筒状空間Kを形成するように構成されている。
本実施形態における指先タッチペンの第一実施形態の構成を、図1〜図3を参照して説明する。図1〜図3に示すように、指先タッチペン1は、矩形平板状の基体板2の長手方向の左右両側端に、矩形(長方形)の薄板を半円状に形成した6枚の側板3の一端(基端)を接続し、他端(先端)は、他の側板3の他端(先端)と接触しないように、所定間隔を開放して当該基体板2の上部に、両端を開放した筒状空間Kを形成するように構成されている。
この構成により、図2及び図3に示すように、指先タッチペン1は、筒状空間Kに使用者の指Fの指頭を挿入することで、使用者の指Fに容易に装着してタッチペンとしてタッチパネル(図示せず)の操作に用いることができる。また、筒状空間Kを形成する複数の側板3は、一端は基体板2に接続しているが、他端(先端)は、他の側板3の他端と接触しないように所定間隔を開けているため、この基体板2や側板3の素材に塑性変形可能な素材を用いることにより、太さの異なる使用者の指Fに一つの指先タッチペン1を装着することができる。具体的には、基体板2や側板3の素材として、例えば、鉄やアルミ等の薄板を用いた場合は、塑性変形した場合でも、ある程度の変形は容易に元の形状に補正できる。これにより、使用者の指Fが細い場合には、側板3の他端間の所定間隔を詰めることで、使用者の指Fが太い場合には、側板3の他端間の所定間隔を大きくすることで、ある程度の指Fの違い(太さ)に対応することができる。これにより、例えば、男性用と子供・女性用との二種類の指先タッチペン1の規格を用意するだけで、多くの使用者の指Fに対応できるため、指輪等と異なり汎用性が高い指先タッチペン1とすることができる。
基体板2の短手方向の一端2aには、使用者の指Fの指頭の指腹とタッチパネル(図示せず)との間に介在して、タッチパネルを操作可能な第1タッチパネル操作部4が設けられている。また、第1タッチパネル操作部4の先端には、静電容量方式のタッチパネルを操作可能な導電性を有する接触部4aが設けられている。接触部4aは、各種ゴム原料(例えば、シリコンゴム)に、微粉末状の導電性物質(例えば、カーボン、金属等)を配合して導電性を付与した素材で球体状に形成されている。なお、接触部4aは導電性を有する素材で形成されていればよく、形状も球体状に限定されるものではない。また、第1タッチパネル操作部4の先端の接触部4aは、タッチパネルとの接触により付着した汚れや経年変化により摩耗して導電性が低下する恐れがある。このため、接触部4aは、第1タッチパネル操作部4の先端に着脱自在として交換可能とすることが望ましい。
この構成により、静電容量方式のタッチパネルを操作する場合は、第1タッチパネル操作部4が基体板2の短手方向の一端2aから突出し、使用者の指Fの指腹に第1タッチパネル操作部4の先端の接触部4aが接触するように、指先タッチペン1を使用者の指Fに装着する。そして、使用者が静電容量方式のタッチパネル(例えば、スマートフォン等のタッチパネル)を、第1タッチパネル操作部4の先端の導電性を有する接触部4aにより操作すると、静電容量方式のタッチパネルの表面の電気が、第1タッチパネル操作部4の先端の接触部4aを介して、使用者の指先から体に伝わるため、確実に静電容量方式のタッチパネルを操作することが可能となる。また、使用者の指Fの指腹とタッチパネルとの間には、第1タッチパネル操作部4の先端の接触部4aが介在した状態で、タッチパネルの操作を行うため、タッチパネルの表面に直接使用者の指Fの指腹が直に接触することがなく、タッチパネルの表面に指腹の皮脂や汚れが付着することを防止することができる。
さらに、第1タッチパネル操作部4は、使用時には基体板2の短手方向の一端2aから外部に突出して変位し、未使用時には基体板2側に回動して変位する回動機構6を備えている。第1タッチパネル操作部4の回動機構6は、第1タッチパネル操作部4の基端部4bを回動軸6aの中央部に巻き付けて固設し、さらに、回動軸6aの両端部を基体板2の短手方向の一端2aに、回動軸6aを回動可能に巻き付けて設けられている。基体板2の短手方向の一端2aの中央部は、第1タッチパネル操作部4の基端部4bが、回動軸6aと一体に回動可能なように欠損部2dが設けられている。
上記回動機構6の構成により、第1タッチパネル操作部4は、使用時には、図3(a)に示すように、基体板2の短手方向の一端2aから突出して、回動軸6aを中心として使用者の指Fの指腹側に当接するように略180度垂直に回動して変位し、未使用時には、図3(b)に示すように、回動軸6aを中心として基体板2側(筒状空間Kを形成する基体板2の表面とは反対側の裏面)に略180度垂直に回動して変位可能なようにしている。なお、回動機構6は、垂直に回動することを一例として説明してきたが、回動方向は垂直方向に限定されるものではなく、水平方向に回動する機構としてもよい。
これにより、指先タッチペン1の未使用時は、第1タッチパネル操作部4をコンパクトに基体板2側に折り畳んだ状態とすることができる。そして、例えば、指先タッチペン1を構成するこの基体板2や側板3の素材に、使用者が好む色のカラーリング(彩色)を施すことで、未使用時にはファッションリングとして使用者の指Fに装着したまま保持することができる。
また、第1タッチパネル操作部4をコンパクトに基体板2側に折り畳んだ状態で、第1タッチパネル操作部4の先端の球体状の接触部4aと基体板2とが当接する部分には、接触部4aの収納孔2cが形成されている。これにより、第1タッチパネル操作部4をコンパクトに基体板2側に折り畳んだ状態とした場合でも、接触部4aが必要以上に基体板2の裏面から突出しないようにしている。
図3(a)に示すように、指先タッチペン1で静電容量方式のタッチパネルを操作する場合は、第1タッチパネル操作部4を基体板2の短手方向の一端2aから突出した状態に回動可能なように指先タッチペン1を使用者の指Fに装着して、使用者の指Fの指腹と第1タッチパネル操作部4の先端の接触部4aとが接触するように、第1タッチパネル操作部4を略180度回動変位させる。
この場合、使用者の指Fの指腹に接触させる第1タッチパネル操作部4の先端の接触部4aの位置は、使用者の指Fに装着した指先タッチペン1を水平方向(図中では横方向)にずらして調整することで、使用者が使い易い位置に任意に調整することができる。これは、筒状空間Kを形成する複数の側板3は、一端(基端)は基体板2に接続固定しているが、他端(先端)は、他の側板3の他端と接触しないように所定間隔を開けているため、この所定間隔により指輪等とは異なり使用者の指Fの大きさにある程度対応して装着可能としたことによるものである。使用者が指Fの指腹の任意の位置に第1タッチパネル操作部4の先端の接触部4aを接触した後は、所定空間を詰めることで、使用者が使い易い位置に任意に固定して使用することができる。
[第二実施形態]
本実施形態における指先タッチペンの第二実施形態の構成を、図4及び図5を参照して説明する。なお、以下の説明では、上述した第一実施形態と異なる点のみ説明し、同じ構成の説明は省略する。
本実施形態における指先タッチペンの第二実施形態の構成を、図4及び図5を参照して説明する。なお、以下の説明では、上述した第一実施形態と異なる点のみ説明し、同じ構成の説明は省略する。
図4に示すように、基体板2の短手方向の第1タッチパネル操作部4が設けられた一端2aの反対側の他端2bには、使用者の指とタッチパネルとの間に介在して抵抗膜方式(感圧式)のタッチパネルを操作可能な第2タッチパネル操作部5が設けられている。第2タッチパネル操作部5の先端には、抵抗膜方式のタッチパネルを操作可能な棒状の押圧部5aが設けられている。なお、押圧部5aに用いられる素材としては、タッチパネルの表面を傷つけにくい樹脂製の素材が好適に用いられる。また、第2タッチパネル操作部5の先端の押圧部5aは、タッチパネルとの接触や経年変化により摩耗や変形する恐れがある。このため、押圧部5aは、第2タッチパネル操作部5の先端に着脱自在として交換可能とすることが望ましい。
本実施形態においては、基体板2の短手方向の一端2aには、静電容量方式のタッチパネルを操作可能な第1タッチパネル操作部4が設けられ、基体板2の短手方向の他端2bには、抵抗膜方式のタッチパネルを操作可能な第1タッチパネル操作部4が設けられている。
この構成により、静電容量方式のタッチパネルを操作する場合は、第1タッチパネル操作部4が基体板2の短手方向の一端2aから突出し、使用者の指Fの指腹に第1タッチパネル操作部4の先端の接触部4aが接触するように、指先タッチペン1を使用者の指Fに装着する。一方、抵抗膜方式のタッチパネルを操作する場合は、図5に示すように、第2タッチパネル操作部5が基体板2の短手方向の他端2bから突出し、使用者の指Fの指腹に第2タッチパネル操作部5の先端の押圧部5aが接触するように、指先タッチペン1を使用者の指Fに装着する。このように、使用者の指Fの先端に、水平方向(図中は横方向)に向きを変えて指先タッチペン1を装着するだけで、静電容量方式のタッチパネル(例えば、スマートフォン等)や抵抗膜方式のタッチパネル(例えば、ゲーム機)を有する異なる種類のタッチパネルの操作を1個の指先タッチペン1で行うことができる。また、使用者の指Fの指腹とタッチパネルとの間には、第1タッチパネル操作部4の先端の接触部4a又は第2タッチパネル操作部5の先端の押圧部5aのいずれかが介在した状態で、タッチパネルの操作を行うため、タッチパネルの表面に直接使用者の指Fの指腹が直に接触することがなく、タッチパネルの表面に指腹の皮脂や汚れが付着することを防止することができる。
また、第2タッチパネル操作部5は、図5(a)に示すように、使用時には基体板2の短手方向の他端2bから突出して変位し、図5(b)に示すように、未使用時には基体板2側に回動して変位する回動機構6を備えている。この回動機構6は、上述した第一実施形態の第1タッチパネル操作部4の回動機構6と同じ構成で、基体板2の短手方向の他端2bに設けられている。また、第1タッチパネル操作部4の回動機構6も基体板2の短手方向の一端2aに設けられている。
上記回動機構6の構成により、第1タッチパネル操作部4及び第2タッチパネル操作部5は、使用時には、図5(a)に示すように、基体板2の短手方向の両端(2a、2b)から突出して、回動軸6aを中心として使用者の指Fの指腹側に当接するように略180度回動して変位し、未使用時には、図5(b)に示すように、回動軸6aを中心として基体板2側(筒状空間Kを形成する基体板2の表面とは反対側の裏面)に略180度回動して変位可能なようにしている。
これにより、指先タッチペン1の未使用時は、第1タッチパネル操作部4及び第2タッチパネル操作部5をコンパクトに基体板2側に折り畳んだ状態とすることができる。また、本実施形態においても、例えば、指先タッチペン1を構成する基体板2や側板3の素材に、使用者が好む色のカラーリング(彩色)を施すことで、未使用時にはファッションリングとして使用者の指Fに装着したまま保持することができる。
また、上述した第1タッチパネル操作部4と同様に、使用者の指Fの指腹に接触させ第2タッチパネル操作部5の先端の押圧部5aの位置は、使用者の指Fに装着した指先タッチペン1を水平方向(図中では横方向)にずらして調整することで、使用者が使い易い位置に任意に固定して使用することができる。
以下、図6及び図7を参照して、本実施形態における指先タッチペン1の変形例を説明する。なお、この変形例の説明では、上述した実地形態と異なる構成のみを説明し、同じ構成の説明は省略する。
図6に示すように、変形例1の指先タッチペン1は、矩形平板状の基体板2の長手方向の左右両側端に、矩形(長方形)の薄板を半円状に形成した4枚の側板3の一端(基端)を接続し、他端(先端)は、他の側板3の他端(先端)と接触しないように、所定間隔を開放して当該基体板2の上部に、両端を開放した筒状空間Kを形成するように構成されている。つまり、この変形例1では上述した実施形態よりも側板3の枚数を減少した構成としている。
これは、例えば、指Fの長さが短い女性や子供が使用するのに適した筒状空間Kを形成するために、側板3の枚数を減らし、指先タッチペン1の全長(基体板2の長手方向の長さ)を短くしている。
図7に示すように、変形例2の指先タッチペン1は、矩形平板状の基体板2の長手方向の左右両側端に、矩形(長方形)の二枚の薄板を半円状に形成した側板3の一端(基端)を接続し、他端(先端)は、他の側板3の他端(先端)と接触しないように、所定間隔を開放して当該基体板2の上部に、両端を開放した筒状空間Kを形成するように構成されている。つまり、この変形例2では上述した実施形態や変形例とは異なり、側板3の枚数を最小の2枚としている。
このように、筒状空間Kを囲繞する側板3の外周面の面積を大きくすることで、指先タッチペン1を構成する基体板2や側板3の素材に、使用者が好む色のカラーリング(彩色)を施す場合に、彩色だけではなく使用者が好むキャラクター等も描くことができ、未使用時にはファッションリングとして使用する場合のファッション性を高めることができる。
上述した変形例1や変形例2のように、本発明の指先タッチペン1の全長(基体板2の長手方向の長さ)は、特に限定されるものではなく、使用者の指Fの長さに応じて任意に変更可能である。また、側板3の形状等も使用者に指Fに装着する筒状空間Kを形成でき、指Fを装着した際に指Fを傷つける形状でなければ、任意に変更可能である。
上述した変形例1や変形例2においても、第二実施形態のように、第1タッチパネル操作部4と第2タッチパネル操作部5との両方を基体板2の短手方向の両端に設けることもできる。この場合、指先タッチペン1の全長(基体板2の長手方向の長さ)が短いと、指先タッチペン1の未使用状態において、第1タッチパネル操作部4の先端の接触部4aと第2タッチパネル操作部5の先端の押圧部5aとを基体板2側にコンパクトに折り畳んだ状態とした場合に、第1タッチパネル操作部4の先端の接触部4aと第2タッチパネル操作部5の先端の押圧部5aが重なる可能性がある。この場合は、基体板2側に折り畳まれる第1タッチパネル操作部4と第2タッチパネル操作部5との回転方向の位相を、基体板2の短手方向に異ならせることで、重なりを防止してコンパクトに収めることができる。
上述してきた構成の指先タッチペン1によれば、使用者の指Fに容易に装着してタッチペンとしてタッチパネルの操作に用いることができる。特に、第二実施形態の指先タッチペン1によれば、使用者の指先に装着する向き(水平方向の向き)を変えるだけで、1個の指先タッチペン1で、静電容量方式のタッチパネルと抵抗膜方式(感圧式)のタッチパネルとの異なる構成のタッチパネルの操作が可能となる。また、タッチパネルを操作する際に、使用者の指とタッチパネルとの間に接触部4a又は押圧部5aとのいずれかが介在するため、タッチパネルに直接使用者の指が接触することなく行うことができる。
さらに、第1タッチパネル操作部4及び第2タッチパネル操作部5は、未使用時には基体板2側(筒状空間を形成する基体板2の面と反対側の面)に回動変位させて、コンパクトに基体板2側に折り畳んだ状態とすることができる。これにより、未使用時に使用者の指Fに指先タッチペン1を装着したままでも、第1タッチパネル操作部4及び第2タッチパネル操作部5が邪魔にならない。さらに、例えば、指先タッチペン1を構成するこの基体板2や側板3に、使用者が好む色のカラーリング(彩色)を施すことで、未使用時にはファッションリングとして使用者の指に装着したまま持ち運びができる。
また、本実施形態の指先タッチペン1は、装着する使用者の指Fの大きさ(太さ)にある程度対応できるため、例えば、人差し指以外(中指又は薬指)の指Fに装着すると、使用者は、指先タッチペン1を装着したままで、筆記用具(シャープペン、ホールペン等)を同時に持つことができる。これにより、タッチパネルを有する電子辞書等を操作しながら同時に筆記用具でメモを取ることも可能となる。
また、例えば、2個の本実施形態における指先タッチペン1を、使用者の異なる指F(親指と人差し指)に装着することで、タッチパネル(主に、静電容量方式)における表示の拡大・縮小を容易に操作することもできる。
以上、上述した実施形態(変形例1、2を含む)を通して本発明を説明してきたが、本発明はこれらに限定されるものではない。また、上述した各効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、上述した実施形態に記載されたものに限定されるものではない。
1 指先タッチペン
2 基体板
3 側板
4 第1タッチパネル操作部
4a 接触部
5 第2タッチパネル操作部
5a 押圧部
6 回動機構
K 筒状空間
F 指
2 基体板
3 側板
4 第1タッチパネル操作部
4a 接触部
5 第2タッチパネル操作部
5a 押圧部
6 回動機構
K 筒状空間
F 指
Claims (2)
- 矩形平板状の基体板の長手方向の左右両側端に、半円状に形成した複数の側板の一端を接続し、他端を開放して当該基体板上部に筒状空間を形成し、
前記基体板の短手方向の一端には、使用者の指とタッチパネルとの間に介在してタッチパネルを操作可能な第1タッチパネル操作部が設けられ、
前記第1タッチパネル操作部は、使用時には前記本体板の短手方向の一端から突出して変位し、未使用時には前記本体板側に回動して変位する回動機構を有し、
前記第1タッチパネル操作部の先端には、静電容量方式のタッチパネルを操作可能な導電性を有する接触部が設けられ、
前記基体板上部に形成された筒状空間に使用者の指先を挿入して装着し、タッチパネルを操作可能としたことを特徴とする指先タッチペン。 - 前記基体板の短手方向の第1タッチパネル操作部が設けられた一端の反対側の他端には、使用者の指とタッチパネルとの間に介在してタッチパネルを操作可能な第2タッチパネル操作部が設けられ、
前記第2タッチパネル操作部は、使用時には前記本体板の短手方向の他端から突出して変位し、未使用時には前記本体板側に回動して変位する回動機構を有し、
前記第2タッチパネル操作部の先端には、抵抗膜方式のタッチパネルを操作可能な押圧部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の指先タッチペン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019078509A JP2020177399A (ja) | 2019-04-17 | 2019-04-17 | 指先タッチペン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019078509A JP2020177399A (ja) | 2019-04-17 | 2019-04-17 | 指先タッチペン |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2020177399A true JP2020177399A (ja) | 2020-10-29 |
Family
ID=72937475
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2019078509A Pending JP2020177399A (ja) | 2019-04-17 | 2019-04-17 | 指先タッチペン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2020177399A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6931759B1 (ja) * | 2020-12-29 | 2021-09-08 | 美穂 井上 | 指輪 |
-
2019
- 2019-04-17 JP JP2019078509A patent/JP2020177399A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP6931759B1 (ja) * | 2020-12-29 | 2021-09-08 | 美穂 井上 | 指輪 |
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