JP2020176640A - 車輪用軸受装置の外輪フランジ部の加工方法 - Google Patents

車輪用軸受装置の外輪フランジ部の加工方法 Download PDF

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Abstract

【課題】外輪フランジ部のボルトとの締結面を、規定の軸力を確保できる表面粗さとなるように旋削加工することができ、かつその旋削加工時間を短縮することができる車輪用軸受装置の外輪フランジ部の加工方法を提供する。【解決手段】車輪用軸受装置10の外輪フランジ部52におけるボルト62との締結面54の粗さ曲線のクルトシスRku、算術平均粗さRa、及び粗さ曲線要素の平均長さRSmを説明変数とした下記の回帰式から締結面54の摩擦係数μを算出した値が0.088以上0.170以下となるように、締結面54を旋削加工する。μ=0.157−0.028×Rku+0.012×Ra−0.042×RSm/1000+0.0002×T但し、Tは、ボルト62の締め付けトルクであり、64Nm以上96Nm以下の範囲で予め設定される値である。【選択図】図1

Description

本発明は、車輪用軸受装置の外輪フランジ部の加工方法に関する。
自動車等の車両において、車輪を支持するために車輪用軸受装置が用いられている。車輪用軸受装置は、車体側部材に取り付けられる外輪と、車輪が取り付けられる内軸部材と、外輪と内軸部材との間に介在している複数の玉(転動体)とを備えている。外輪は、ボルトにより車体側部材に締結される外輪フランジ部を有している、外輪フランジ部においてボルトの頭部が当接する締結面は、規定の軸力を確保できる表面粗さとなるように旋削加工されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2007−269091号公報
上記のように外輪フランジ部の締結面を旋削加工する際に、旋削加工条件の設定次第でその締結面の表面粗さが規定の軸力を満足する粗さを十分に確保できないことがあるため、その締結面が規定の軸力を確保できる表面粗さとなるよう、前記軸力を測定して確認しながら旋削条件を設定する必要がある。このため、作業工数が多くなり、旋削加工時間(サイクルタイム)が長くなるという問題があった。
そこで、本発明は、外輪フランジ部のボルトとの締結面を、規定の軸力を確保できる表面粗さとなるように旋削加工することができ、かつその旋削加工時間を短縮することができる車輪用軸受装置の外輪フランジ部の加工方法を提供することを目的とする。
本発明者らは、ボルトにより外輪フランジ部を車体側部材に締結したときの軸力が、外輪フランジ部におけるボルトとの締結面の摩擦係数と相関関係にあることに着目して鋭意研究を重ねた。その結果、前記締結面の粗さ曲線のクルトシスRku、算術平均粗さRa、及び粗さ曲線要素の平均長さRSmを説明変数とする回帰式から前記摩擦係数を算出できることを見出した。そして、前記粗さ曲線のクルトシスRku、算術平均粗さRa、及び粗さ曲線要素の平均長さRSmを調整し、回帰式から算出した前記摩擦係数が所定範囲内となるように前記締結面を旋削加工することで、当該締結面が規定の軸力を確保できる表面粗さとなる知見を得、かかる知見に基づいて本発明を完成させた。
すなわち、本発明は、ボルトにより車体側部材に締結される外輪フランジ部を有する外輪と、車輪が取り付けられる内軸部材と、前記外輪と前記内軸部材との間に転動自在に配置された複数の転動体と、を備える車輪用軸受装置の外輪フランジ部の加工方法であって、前記外輪フランジ部における前記ボルトとの締結面の粗さ曲線のクルトシスRku、算術平均粗さRa、及び粗さ曲線要素の平均長さRSmを説明変数とした下記の回帰式から算出した前記締結面の摩擦係数μが0.088以上0.170以下となるように、前記締結面を旋削加工する、車輪用軸受装置の外輪フランジ部の加工方法である。
μ=0.157−0.028×Rku+0.012×Ra−0.042×RSm/1000+0.0002×T
但し、Tは、前記ボルトの締め付けトルクであり、64Nm以上96Nm以下の範囲で予め設定される値である。
本発明によれば、外輪フランジ部におけるボルトとの締結面を旋削加工する際に、前記締結面の粗さ曲線のクルトシスRku、算術平均粗さRa、及び粗さ曲線要素の平均長さRSmを調整し、回帰式から算出した前記締結面の摩擦係数が0.088以上0.170以下になるまで旋削加工することで、前記締結面を規定の軸力を確保できる表面粗さにすることができる。また、前記摩擦係数を回帰式から算出することで、前記摩擦係数と相関関係にある軸力を推定できるので、従来の軸力を測定する場合に比べて作業工数が少なくなり、外輪フランジ部の締結面の旋削加工時間を短縮することができる。
本発明によれば、外輪フランジ部のボルトとの締結面を、規定の軸力を確保できる表面粗さとなるように旋削加工することができ、かつその旋削加工時間を短縮することができる。
本発明の実施形態に係る車輪用軸受装置を示す断面図である。 評価試験の結果を示すグラフであり、摩擦係数の算出値と実測値との関係を示すグラフである。 従来の加工方法により旋削加工された外輪フランジ部の締結面の粗さ曲線を示す図であり、(a)はボルト締結前の締結面の粗さ曲線、(b)はボルト締結後の締結面の粗さ曲線を示している。 本実施形態の加工方法により旋削加工された外輪フランジ部の締結面の粗さ曲線を示す図であり、(a)はボルト締結前の締結面の粗さ曲線、(b)はボルト締結後の締結面の粗さ曲線を示している。 本実施形態の加工方法により外輪フランジ部の締結面を旋削加工するときに測定した締結面の表面粗さの一例を示しており、(a)は粗さ曲線のクルトシスRku、(b)は算術平均粗さRa、(c)は粗さ曲線要素の平均長さRSmを示している。
図1は、本発明の実施形態に係る車輪用軸受装置を示す断面図である。この車輪用軸受装置(ハブユニット)10は、自動車の車体側に取り付けられ、車輪を回転可能に支持するものである。車輪用軸受装置10は、内軸部材11と、外輪12と、転動体13と、保持器14とを備えている。この車輪用軸受装置10において、軸方向とは、車輪用軸受装置10の中心軸Cに平行な方向である。また、径方向とは前記軸方向に直交する方向である。
内軸部材11は、内軸(ハブ軸)32と、この内軸32の軸方向他方側に外嵌した内輪31とを有しており、これらは、例えば機械構造用炭素鋼により製造されている。内軸32は、外輪12の径方向内方側に設けられている軸本体部33と、車輪取り付け用のフランジ部34とを有している。軸本体部33は軸方向に長い軸部材である。フランジ部34は、軸本体部33の軸方向一方側から径方向外方側に延びている。
フランジ部34には、車輪取り付け用のボルト61が取り付けられており、このフランジ部34には、図外の車輪の他にブレーキロータが取り付けられる。内輪31は、環状の部材であり、軸本体部33の軸方向他方側の端部に外嵌して固定されている。軸本体部33の外周には軌道面11aが形成され、内輪31の外周には軌道面11bが形成されている。
外輪12は、例えば機械構造用炭素鋼により製造されている。外輪12は、円筒形状である外輪本体部51と、この外輪本体部51から径方向外方側に延びて設けられている固定用の外輪フランジ部52とを有している。外輪本体部51の内周には軌道面12a,12bが形成されている。
軸方向一方側における外輪12の軌道面12aと内軸32の軌道面11aとの間には、複数の転動体13である玉が転動自在に配置されている。軸方向他方側における外輪12の軌道面12bと内輪31の軌道面11bとの間には、複数の転動体13である玉が転動自在に配置されている。以上より、外輪12と内軸部材11との間に形成されている環状空間(軸受内部)には、二列の転動体13が設けられており、各列に含まれる複数の転動体13は環状の保持器14によって周方向に間隔をあけて保持されている。前記環状空間には、当該環状空間を軸方向両端から封止するシール部材15が設けられている。
外輪フランジ部52には、その厚み方向に貫通する複数のボルト孔53が形成されており、各ボルト孔53にはボルト62が挿通され、ナックル等の車体側部材71に螺合されている。外輪フランジ部52の軸方向一方側の側面は、ボルト62の頭部62aが当接する締結面54とされている。外輪フランジ部52の軸方向他方側の側面は、車体側部材71の端面が当接する当接面55とされている。これにより、外輪フランジ部52はボルト62により車体側部材71に締結され、外輪12を含む車輪用軸受装置10が車体側に固定されている。
外輪フランジ部52の締結面54は、当該締結面54にボルト62の頭部62aが当接した状態で規定の軸力(締結力)を確保できる表面粗さとなるように旋削加工されている。具体的には、外輪フランジ部52の締結面54は、当該締結面54の粗さ曲線のクルトシスRku、算術平均粗さRa、及び粗さ曲線要素の平均長さRSmを説明変数とした下記の回帰式から算出した締結面54の摩擦係数μが所定範囲内となるように旋削加工されている。
μ=0.157−0.028×Rku+0.012×Ra−0.042×RSm/1000+0.0002×T
但し、Tは、ボルト62の締め付けトルクであり、64Nm以上96Nm以下の範囲で予め設定される値である。
回帰式において締結面54の摩擦係数μを算出しているのは、ボルト62により外輪フランジ部52を車体側部材71に締結したときの軸力と摩擦係数μとが相関関係にあり、算出した摩擦係数μから前記軸力を推定することができるためである。このため、摩擦係数μの前記所定範囲は、規定の軸力を確保できる範囲として、0.088以上0.170以下に設定されている。
これにより、締結面54を旋削加工する際に前記Rku,Ra,RSmを測定しながら調整し、これらを説明変数とする回帰式から算出した摩擦係数μが前記所定範囲内になるまで旋削加工することで、締結面54を規定の軸力を確保できる表面粗さにすることができる。また、摩擦係数μを回帰式から算出することで、摩擦係数μと相関関係にある軸力を推定できるので、従来の軸力を測定する場合に比べて作業工数が少なくなり、締結面54の旋削加工時間を短縮することができる。
なお、本実施形態では、外輪フランジ部52の当接面55も、締結面54と同様の加工方法により旋削加工されている。このため、当接面55の旋削加工時間も短縮することができる。
次に、本発明者らが行った回帰式の評価試験について説明する。評価試験では、30個のサンプルを旋削加工し、各サンプルの外輪フランジ部の締結面について、回帰式から摩擦係数を算出した算出値と、摩擦係数を実際に測定した実測値とを比較した。
図2は、評価試験の結果を示すグラフであり、摩擦係数の算出値と実測値との関係を示すグラフである。図2に示すように、各サンプルの摩擦係数の算出値は、対応する摩擦係数の実測値に近い値を示しており、当該実測値との相関が高いことが分かる。また、本評価試験の結果から求めた回帰式の寄与率は0.926と高い値を示しており、相関性の高い回帰式であるといえる。
図3は、従来の加工方法により旋削加工された外輪フランジ部の締結面の粗さ曲線を示す図であり、(a)はボルト締結前の締結面の粗さ曲線、(b)はボルト締結後の締結面の粗さ曲線を示している。図3(a)に示すように、ボルト締結前の締結面の粗さ曲線では、凹凸ピッチが狭く、凹凸形状は鋭く尖っている。そして、図3(b)に示すように、ボルト締結後の締結面の粗さ曲線では、ボルトの頭部に接触して潰れた凹凸形状が不均一であり、ボルトの頭部と締結面との接触面積が少ないことが分かる。従って、従来の加工方法により旋削加工された外輪フランジ部の締結面は、規定の軸力を確保できない表面粗さであることが分かる。
図4は、本実施形態の加工方法により旋削加工された外輪フランジ部の締結面の粗さ曲線を示す図であり、(a)はボルト締結前の締結面の粗さ曲線、(b)はボルト締結後の締結面の粗さ曲線を示している。図4(a)に示すように、ボルト締結前の締結面の粗さ曲線では、図3(a)に示す従来の粗さ曲線よりも、凹凸ピッチが広く、凹凸形状がなだらかになっている。そして、図4(b)に示すように、ボルト締結後の締結面の粗さ曲線では、図3(b)に示す従来の粗さ曲線よりも、ボルトの頭部に接触して潰れた凹凸形状が均一となり、ボルトの頭部と締結面との接触面積が広いことが分かる。従って、本実施形態の加工方法により旋削加工された外輪フランジ部の締結面は、規定の軸力を確保できる表面粗さであることが分かる。
図5は、本実施形態の加工方法により外輪フランジ部の締結面を旋削加工するときに測定した締結面の表面粗さの一例を示しており、(a)は粗さ曲線のクルトシスRku、(b)は算術平均粗さRa、(c)は粗さ曲線要素の平均長さRSmを示している。図5(a)〜図5(c)に示すように、前記Rku,Ra,RSmは、それぞれ29回測定され、これらの測定による平均値は、順に1.86、3.84、1029であった。
前記Rku,Ra,RSmの各平均値を用いて回帰式から算出した摩擦係数μは、締め付けトルクTを最小値の64Nmとした場合には0.121となり、締め付けトルクTを最大値の96Nmとした場合には0.127となった。これにより、前記Rku,Ra,RSmの各平均値を用いて回帰式から算出した摩擦係数μは、締め付けトルクTを64Nm以上96Nm以下のいずれの値に設定しても、規定の軸力を確保できる所定範囲の0.088以上0.170以下となる。従って、本測定例の場合、前記Rku,Ra,RSmをそれぞれ測定した各平均値が1.86、3.84、1029となるように、他の車輪用軸受装置における外輪フランジ部の締結面を旋削加工することで、締結面を規定の軸力を確保できる表面粗さにすることができる。
以上のとおり開示した実施形態はすべての点で例示であって制限的なものではない。つまり、本発明の車輪用軸受装置の外輪フランジ部の加工方法は、図示する形態に限らず本発明の範囲内において他の形態のものであってもよい。
10:車輪用軸受装置 11:内軸部材 12:外輪
13:転動体 14:保持器 52:外輪フランジ部
54 締結面 62 ボルト 71 車体側部材

Claims (1)

  1. ボルトにより車体側部材に締結される外輪フランジ部を有する外輪と、車輪が取り付けられる内軸部材と、前記外輪と前記内軸部材との間に転動自在に配置された複数の転動体と、を備える車輪用軸受装置の外輪フランジ部の加工方法であって、
    前記外輪フランジ部における前記ボルトとの締結面の粗さ曲線のクルトシスRku、算術平均粗さRa、及び粗さ曲線要素の平均長さRSmを説明変数とした下記の回帰式から算出した前記締結面の摩擦係数μが0.088以上0.170以下となるように、前記締結面を旋削加工する、車輪用軸受装置の外輪フランジ部の加工方法。
    μ=0.157−0.028×Rku+0.012×Ra−0.042×RSm/1000+0.0002×T
    但し、Tは、前記ボルトの締め付けトルクであり、64Nm以上96Nm以下の範囲で予め設定される値である。
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