JP2020175995A - 記録装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】媒体が詰まるおそれを低減できる記録装置を提供すること。【解決手段】記録装置は、記録部13と、第1方向に媒体が搬送される第1搬送路14と、媒体が前記第1方向とは反対の第2方向に搬送される第2搬送路16と、第1搬送路と第2搬送路とが分岐する分岐位置91において第1搬送路と第2搬送路とを仕切る仕切部材17と、を備え、第2搬送路は、仕切部材の下方に位置し、仕切部材には、媒体の幅方向において中央となる部分に切欠溝25が形成され、切欠溝は、仕切部材において分岐位置に最も近い位置に位置する部分である先端部分17Aに開口する部分である開口部分と、仕切部材の先端部分から見たときに最も深い位置に位置する部分である最深部分25Bと、を有し、開口部分から最深部分に向けて幅が短くなるように形成され、幅方向における中心を通過する中心軸を基準に対称な形状とされる。【選択図】図2
Description
本発明は、記録装置に関する。
特許文献1には、媒体に記録する記録部と、記録部に向けて媒体が搬送される搬送経路と、搬送経路から分岐し、記録部により片面を記録された媒体が搬送される反転経路とを備える記録装置が記載されている。片面を記録された媒体は、記録部から搬送経路と反転経路との分岐位置に向けて搬送経路を搬送されることによって、反転経路に案内される。反転経路を搬送される媒体は、搬送経路に戻される。搬送経路に戻された媒体は、再び記録部に向けて搬送される。このように、媒体が反転経路を搬送されることによって、媒体の両面に記録される。
媒体は、例えば大気の湿度、記録部による記録などによって、幅方向においてその中央部分が浮き上がるように湾曲することがある。そのため、特許文献1に記載された記録装置においては、媒体が反転経路に案内される場合にその媒体が湾曲していると、分岐位置において搬送経路と反転経路とを仕切る部材に媒体の中央部分が衝突するおそれがある。この場合、媒体が詰まるおそれがある。
上記課題を解決する記録装置は、媒体に記録する記録部と、前記記録部に向かう第1方向に前記媒体が搬送される第1搬送路と、前記第1搬送路から分岐し、前記記録部によって片面が記録された前記媒体が前記第1方向とは反対の第2方向に搬送される第2搬送路と、前記第1搬送路と前記第2搬送路とが分岐する分岐位置において前記第1搬送路と前記第2搬送路とを仕切る仕切部材と、を備え、前記第2搬送路は、前記仕切部材の下方に位置し、前記仕切部材には、前記媒体の幅方向において中央となる部分に切欠溝が形成され、前記切欠溝は、前記仕切部材において前記分岐位置に最も近い位置に位置する部分である先端部分に開口する部分である開口部分と、前記仕切部材を前記先端部分から見たときに最も深い位置に位置する部分である最深部分と、を有し、前記開口部分から前記最深部分に向けて幅が短くなるように形成され、前記幅方向における中心を通過する中心軸を基準に対称な形状とされる。
以下、記録装置の一実施形態について図を参照しながら説明する。記録装置は、例えば、用紙等の媒体に液体の一例であるインクを吐出することによって、文字、写真等の画像を記録するインクジェット式のプリンターである。
図1に示すように、記録装置11は、筐体12を備える。記録装置11は、媒体99に記録する記録部13を備える。本実施形態の記録部13は、筐体12に収容される。記録装置11は、記録部13に向かう第1方向に媒体99が搬送される第1搬送路14を備える。第1方向とは、例えば筐体12の後方から前方に向かう方向である。記録部13は、第1搬送路14を搬送される媒体99に記録する。記録部13により記録された媒体99は、筐体12の前方に排出される。
本実施形態の記録装置11は、筐体12に着脱可能なカセット15を備える。カセット15は、媒体99を収容可能に構成される。カセット15に収容される媒体99は、記録部13に向けて第1搬送路14を搬送される。本実施形態の第1搬送路14は、カセット15から記録部13に向けて筐体12内を延びる。本実施形態のカセット15は、筐体12の下部に位置する。記録装置11は、カセット15とは別に、筐体12の後方から媒体99を供給可能に構成されてもよい。
記録装置11は、第1搬送路14から分岐する第2搬送路16を備える。第2搬送路16においては、記録部13によって片面が記録された媒体99が第1方向とは反対の第2方向に搬送される。第2方向とは、例えば筐体12の前方から後方に向かう方向である。第1搬送路14と第2搬送路16とが分岐する位置を分岐位置91とする。第2搬送路16は、分岐位置91とは異なる位置で第1搬送路14と合流する。第1搬送路14と第2搬送路16とが合流する位置を合流位置92とする。
第1搬送路14において、合流位置92は、分岐位置91よりも搬送方向の上流に位置する。本実施形態において、搬送方向とは、第1搬送路14に沿って媒体99が記録部13に向けて搬送される方向を示す。第1搬送路14のうち分岐位置91と合流位置92との間の部分は、第2搬送路16よりも上方に位置する。そのため、第2搬送路16は、第1搬送路14に対して下方に分岐する。
記録装置11は、媒体99の両面に記録する場合に、片面を記録した媒体99を第2搬送路16に案内する。媒体99の両面に記録する場合、媒体99は、まず、カセット15から記録部13に向けて第1搬送路14を搬送される。記録部13に搬送された媒体99は、その片面を記録部13により記録される。片面を記録された媒体99は、記録部13から分岐位置91に向けて第1搬送路14を搬送、すなわち第1搬送路14を通常とは逆向きに搬送される。
記録部13から分岐位置91に向けて第1搬送路14を搬送される媒体99は、第2搬送路16に案内される。第2搬送路16を搬送される媒体99は、合流位置92において第1搬送路14に戻される。第1搬送路14に戻された媒体99は、再び記録部13に向けて搬送される。再び記録部13に向けて搬送される過程において、媒体99の姿勢が上下で反転する。すなわち、片面が記録された媒体99は、すでに記録された面とは反対の面が記録部13と対向する姿勢で、再び記録部13に搬送される。このようにして、記録装置11は、媒体99の両面に記録する。
記録装置11は、分岐位置91において第1搬送路14と第2搬送路16とを仕切る仕切部材17を備える。そのため、仕切部材17は、第1搬送路14と第2搬送路16とに挟まれるように位置する。仕切部材17は、第1搬送路14及び第2搬送路16を形成する部材である。第2搬送路16は、仕切部材17の下方に位置する。
記録装置11は、記録部13から分岐位置91に向けて第1搬送路14を搬送される媒体99を下方に押し付けることによって媒体99を第2搬送路16に案内する押付部材18を備えてもよい。この場合、記録部13から分岐位置91に向けて第1搬送路14を搬送される媒体99は、押付部材18によって下方に押し付けられることにより、分岐位置91において下方に案内されやすくなる。すなわち、記録部13から分岐位置91に向けて第1搬送路14を搬送される媒体99は、仕切部材17の下方に案内されやすくなる。押付部材18は、記録部13から分岐位置91に向けて第1搬送路14を搬送される媒体99が仕切部材17の上方に案内されるおそれを低減する。
本実施形態の記録装置11は、媒体99を搬送する搬送部19を備える。搬送部19は、例えば第1搬送路14及び第2搬送路16に沿って配置される複数のローラーを含む。ローラーが回転することによって、搬送部19は、第1搬送路14及び第2搬送路16に沿って媒体99を搬送する。
図2に示すように、本実施形態の記録装置11は、第1搬送路14において記録部13と分岐位置91との間となる位置に、媒体99を搬送するローラー対21を備える。本実施形態において、ローラー対21は、搬送部19を構成する。ローラー対21は、媒体99を挟み込む状態で回転することによって媒体99を搬送する。ローラー対21は、双方向に回転可能とされる。すなわち、ローラー対21は、正回転することによって分岐位置91から記録部13に向かうように媒体99を搬送する。ローラー対21は、逆回転することによって記録部13から分岐位置91に向かうように媒体99を搬送する。
本実施形態のローラー対21は、搬送される媒体99の傾きであるスキューを除去する機能を有する。例えば、搬送される媒体99の先端が、停止するローラー対21に突き当てられることによって、媒体99のスキューが除去される。
仕切部材17の先端部分17Aは、ローラー対21が媒体99を挟み込むニップ位置96における接線L1よりも下方に位置してもよい。こうすると、媒体99が記録部13に向けて第1搬送路14を搬送される際に媒体99にかかる負荷が低減される。そのため、媒体99が記録部13に向けて搬送されやすくなる。先端部分17Aが接線L1よりも上方に位置する場合、媒体99が湾曲されながら記録部13に向けて第1搬送路14を搬送されることになる。この場合、媒体99が湾曲されることによって、媒体99に負荷がかかりやすくなる。
本実施形態の押付部材18は、許容位置93と、案内位置94とに変位するように構成される。許容位置93とは、媒体99が記録部13に向けて第1搬送路14を搬送されることを許容する位置である。案内位置94とは、記録部13から分岐位置91に向けて第1搬送路14を搬送される媒体99を下方に押し付けることによって、媒体99を第2搬送路16に案内する位置である。押付部材18は、第1搬送路14において記録部13と分岐位置91との間で媒体99に接触することによって媒体99を仕切部材17の下方に案内する。
本実施形態の押付部材18は、回転軸22を有する。押付部材18は、回転軸22を中心に回転可能とされる。そのため、押付部材18が変位するための構成を簡易にできる。回転軸22は、第1搬送路14の上方に位置する。押付部材18は、回転軸22を中心に回転することによって、許容位置93と案内位置94とに変位する。
本実施形態の押付部材18は、記録部13に向けて第1搬送路14を搬送される媒体99が接触することによって、許容位置93に変位する。例えば、押付部材18は、記録部13に向けて第1搬送路14を搬送される媒体99が接触する場合に、回転軸22を中心に第3方向に回転することによって許容位置93に変位する。第3方向とは、図2において反時計回りとなる方向である。
本実施形態の押付部材18は、記録部13から分岐位置91に向けて第1搬送路14を搬送される媒体99が接触することによって案内位置94に変位する。例えば、押付部材18は、記録部13から分岐位置91に向けて第1搬送路14を搬送される媒体99が接触する場合に、回転軸22を中心に第3方向とは反対の方向である第4方向に回転することによって案内位置94に変位する。第4方向とは、図2において時計回りとなる方向である。
本実施形態の押付部材18は、媒体99が接触していない場合に自重によって通常位置95に位置する。通常位置95とは、許容位置93及び案内位置94とは異なる位置である。通常、押付部材18は、通常位置95に位置する。押付部材18は、媒体99が接触することによって通常位置95から許容位置93又は案内位置94に変位する。図2に示す押付部材18は、通常位置95に位置する。
本実施形態において、押付部材18は、媒体99が接触していない場合に、重力の作用によって第1搬送路14の上方から垂れ下がるように位置する。通常位置95にある押付部材18の下端部分18Aは、第1搬送路14においてローラー対21と分岐位置91との間に位置する。押付部材18の下端部分18Aは、第1搬送路14内に位置する。本実施形態において、下端部分18Aとは、案内位置94に位置する状態において押付部材18の下端となる部分である。本実施形態において、下端部分18Aは、押付部材18において回転軸22が設けられる部分を基端とした場合に、基端とは反対の先端を構成する。
許容位置93に位置する押付部材18は、記録部13に向けて搬送される媒体99が接触する状態から接触しない状態になると、重力の作用によって、許容位置93から通常位置95に復帰する。案内位置94に位置する押付部材18は、記録部13から分岐位置91に向けて搬送される媒体99が接触する状態から接触しない状態になると、重力の作用によって、案内位置94から通常位置95に復帰する。
媒体99は、大気の湿度、記録部13による記録などによって、幅方向においてその中央部分が浮き上がるように湾曲することがある。記録部13から分岐位置91に向かって第1搬送路14を搬送される媒体99が湾曲していると、浮き上がった媒体99の中央部分が仕切部材17の先端部分17Aに衝突するおそれがある。先端部分17Aとは、仕切部材17において分岐位置91に対して最も近い位置に位置する部分である。媒体99が先端部分17Aと衝突すると、媒体99が第2搬送路16に案内されず、媒体99が詰まるおそれがある。
図3に示すように、仕切部材17には、幅方向において中央となる部分に切欠溝25が形成される。切欠溝25は、仕切部材17の一部分を切り欠くように形成される。幅方向とは、第1搬送路14及び第2搬送路16を搬送される媒体99の幅を示す指標となる仮想軸A1に沿う方向である。幅方向は、仮想軸A1に平行に延びる双方向を示す。
切欠溝25は、仕切部材17の先端部分17Aに開口する部分である開口部分25Aを有する。切欠溝25は、仕切部材17を先端部分17Aから見たときに最も深い位置に位置する部分である最深部分25Bを有する。切欠溝25は、開口部分25Aから最深部分25Bに向けて幅が短くなるように形成される。すなわち、切欠溝25は、開口部分25Aから最深部分25Bに向けて窄むような形状とされる。本実施形態において、切欠溝25は、仕切部材17を上方から見たときに、三角形状となるように形成される。
切欠溝25は、幅方向における中心を通過する中心軸A2を基準に対称な形状とされる。そのため、切欠溝25の最深部分25Bは、中心軸A2と重なる位置に位置する。媒体99は、幅方向の中央部分が中心軸A2と重なるように、第1搬送路14及び第2搬送路16を搬送される。そのため、媒体99が搬送される際、その媒体99の中央部分は、切欠溝25と対応する位置を通過する。本実施形態においては、幅方向において、媒体99の中心と、中心軸A2とが重なる。
図4に示すように、幅方向において中央部分が浮き上がるように湾曲する媒体99が記録部13から分岐位置91に向けて第1搬送路14を搬送されると、媒体99の浮き上がった部分が仕切部材17の切欠溝25に進入する。切欠溝25に進入した媒体99の中央部分は、最深部分25Bに到達する前に、開口部分25Aと最深部分25Bとを繋ぐ切欠溝25の縁25Cに接触する。媒体99は、そのまま搬送されると、切欠溝25が窄む形状であるため、切欠溝25の縁25Cによって仕切部材17の下方に押し下げられる。その結果、媒体99は、仕切部材17の下方に位置する第2搬送路16に案内される。これにより、媒体99の中央部分が仕切部材17に衝突するおそれを低減できる。したがって、媒体99が詰まるおそれを低減できる。
本実施形態において、開口部分25Aと最深部分25Bとを繋ぐ切欠溝25の縁25Cは、開口部分25Aから最深部分25Bに向けて直線状に延びる。こうすると、浮き上がった媒体の中央部分を切欠溝25によって効果的に押し下げることができる。
本実施形態において、仕切部材17の先端部分17Aは、幅方向において直線状に延びる。すなわち、仕切部材17の先端部分17Aにおいて、切欠溝25が形成された箇所以外の部分は、仮想軸A1に沿って直線状に延びる。こうすると、中央部分とは異なる媒体99の端部分が仕切部材17の下方に案内されやすくなる。
本実施形態において、押付部材18は、搬送される媒体99の幅方向において並ぶように複数設けられる。複数の押付部材18は、幅方向において切欠溝25が設けられる領域よりも外側に配置される。こうすると、記録部13から分岐位置91に向けて第1搬送路14を搬送される媒体99において、幅方向における端部分が押付部材18によって下方に押し付けられた状態で、幅方向における中央部分が切欠溝25に進入する。そのため、媒体99が第2搬送路16に案内されやすくなる。
複数の押付部材18は、幅方向において、中心軸A2を中心に対称に配置されてもよい。こうすると、複数の押付部材18は、幅方向において均等に媒体99を押し下げることができる。
次に、上記実施形態の作用及び効果について説明する。
(1)切欠溝25は、開口部分25Aから最深部分25Bに向けて幅が短くなるように形成され、幅方向における中心を通過する中心軸A2を基準に対称な形状とされる。幅方向において中央部分が浮き上がるように湾曲する媒体99が記録部13から分岐位置91に向けて第1搬送路14を搬送されると、媒体99の浮き上がった部分が仕切部材17の切欠溝25に進入する。切欠溝25に進入した媒体99の中央部分は、最深部分25Bに到達する前に、開口部分25Aと最深部分25Bとを繋ぐ切欠溝25の縁25Cに接触する。媒体99は、そのまま搬送されると、切欠溝25が窄む形状であるため、切欠溝25の縁25Cによって仕切部材17の下方に押し下げられる。その結果、媒体99は、仕切部材17の下方に位置する第2搬送路16に案内される。これにより、媒体99の中央部分が仕切部材17に衝突するおそれを低減できる。したがって、媒体99が詰まるおそれを低減できる。
(1)切欠溝25は、開口部分25Aから最深部分25Bに向けて幅が短くなるように形成され、幅方向における中心を通過する中心軸A2を基準に対称な形状とされる。幅方向において中央部分が浮き上がるように湾曲する媒体99が記録部13から分岐位置91に向けて第1搬送路14を搬送されると、媒体99の浮き上がった部分が仕切部材17の切欠溝25に進入する。切欠溝25に進入した媒体99の中央部分は、最深部分25Bに到達する前に、開口部分25Aと最深部分25Bとを繋ぐ切欠溝25の縁25Cに接触する。媒体99は、そのまま搬送されると、切欠溝25が窄む形状であるため、切欠溝25の縁25Cによって仕切部材17の下方に押し下げられる。その結果、媒体99は、仕切部材17の下方に位置する第2搬送路16に案内される。これにより、媒体99の中央部分が仕切部材17に衝突するおそれを低減できる。したがって、媒体99が詰まるおそれを低減できる。
(2)開口部分25Aと最深部分25Bとを繋ぐ切欠溝25の縁25Cは、開口部分25Aから最深部分25Bに向けて直線状に延びる。これにより、浮き上がった媒体99の中央部分を切欠溝25によって効果的に押し下げることができる。
(3)仕切部材17の先端部分17Aは、幅方向において直線状に延びる。これにより、媒体99の端部分が仕切部材17の下方に案内されやすくなる。
(4)仕切部材17の先端部分17Aは、ローラー対21が媒体99を挟み込むニップ位置96における接線L1よりも下方に位置する。これにより、媒体99が記録部13に向けて第1搬送路14を搬送される際に媒体99にかかる負荷が低減される。そのため、媒体99が記録部13に向けて搬送されやすくなる。
(4)仕切部材17の先端部分17Aは、ローラー対21が媒体99を挟み込むニップ位置96における接線L1よりも下方に位置する。これにより、媒体99が記録部13に向けて第1搬送路14を搬送される際に媒体99にかかる負荷が低減される。そのため、媒体99が記録部13に向けて搬送されやすくなる。
(5)複数の押付部材18は、幅方向において切欠溝25が設けられる領域よりも外側に配置される。これにより、記録部13から分岐位置91に向けて第1搬送路14を搬送される媒体99において、幅方向における端部分が押付部材18によって下方に押し付けた状態で、幅方向における中央部分が切欠溝25に進入する。そのため、媒体99が第2搬送路16に案内されやすくなる。
(6)押付部材18は、回転軸22を中心に回転することによって許容位置93と案内位置94とに変位する。こうすると、押付部材18が変位するための構成を簡易にできる。
本実施形態は、以下のように変更して実施することができる。本実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・図5に示すように、切欠溝25の形状を変更してもよい。例えば、開口部分25Aと最深部分25Bとを繋ぐ切欠溝25の縁25Cは、開口部分25Aから最深部分25Bに向けて湾曲しながら延びてもよい。この切欠溝25は、幅方向において、中心軸A2を基準に対称な形状とされる。この変更例において、切欠溝25は、仕切部材17を上方から見たときに、半円形状となるように形成される。
・図5に示すように、切欠溝25の形状を変更してもよい。例えば、開口部分25Aと最深部分25Bとを繋ぐ切欠溝25の縁25Cは、開口部分25Aから最深部分25Bに向けて湾曲しながら延びてもよい。この切欠溝25は、幅方向において、中心軸A2を基準に対称な形状とされる。この変更例において、切欠溝25は、仕切部材17を上方から見たときに、半円形状となるように形成される。
この変更例によれば、以下の効果を得ることができる。
(7)浮き上がった媒体99の中央部分を切欠溝25によって効果的に押し下げることができる。
(7)浮き上がった媒体99の中央部分を切欠溝25によって効果的に押し下げることができる。
・押付部材18は、例えばモーターによって変位されてもよい。
・押付部材18は、第1搬送路14に対して進退するように構成されてもよい。この場合、押付部材18は、第1搬送路14に対して進退することによって、許容位置93と案内位置94とに変位する。
・押付部材18は、第1搬送路14に対して進退するように構成されてもよい。この場合、押付部材18は、第1搬送路14に対して進退することによって、許容位置93と案内位置94とに変位する。
・記録部13が吐出する液体はインクに限らず、例えば機能材料の粒子が液体に分散又は混合されてなる液状体などでもよい。例えば、記録部13が液晶ディスプレイ、エレクトロルミネッセンスディスプレイ及び面発光ディスプレイの製造などに用いられる電極材または画素材料などの材料を分散または溶解のかたちで含む液状体を吐出してもよい。
以下に、上述した実施形態及び変更例から把握される技術的思想及びその作用効果を記載する。
(A)記録装置は、媒体に記録する記録部と、前記記録部に向かう第1方向に前記媒体が搬送される第1搬送路と、前記第1搬送路から分岐し、前記記録部によって片面が記録された前記媒体が前記第1方向とは反対の第2方向に搬送される第2搬送路と、前記第1搬送路と前記第2搬送路とが分岐する分岐位置において前記第1搬送路と前記第2搬送路とを仕切る仕切部材と、を備え、前記第2搬送路は、前記仕切部材の下方に位置し、前記仕切部材には、前記媒体の幅方向において中央となる部分に切欠溝が形成され、前記切欠溝は、前記仕切部材において前記分岐位置に最も近い位置に位置する部分である先端部分に開口する部分である開口部分と、前記仕切部材を前記先端部分から見たときに最も深い位置に位置する部分である最深部分と、を有し、前記開口部分から前記最深部分に向けて幅が短くなるように形成され、前記幅方向における中心を通過する中心軸を基準に対称な形状とされる。
(A)記録装置は、媒体に記録する記録部と、前記記録部に向かう第1方向に前記媒体が搬送される第1搬送路と、前記第1搬送路から分岐し、前記記録部によって片面が記録された前記媒体が前記第1方向とは反対の第2方向に搬送される第2搬送路と、前記第1搬送路と前記第2搬送路とが分岐する分岐位置において前記第1搬送路と前記第2搬送路とを仕切る仕切部材と、を備え、前記第2搬送路は、前記仕切部材の下方に位置し、前記仕切部材には、前記媒体の幅方向において中央となる部分に切欠溝が形成され、前記切欠溝は、前記仕切部材において前記分岐位置に最も近い位置に位置する部分である先端部分に開口する部分である開口部分と、前記仕切部材を前記先端部分から見たときに最も深い位置に位置する部分である最深部分と、を有し、前記開口部分から前記最深部分に向けて幅が短くなるように形成され、前記幅方向における中心を通過する中心軸を基準に対称な形状とされる。
この構成によれば、幅方向において中央部分が浮き上がるように湾曲する媒体が記録部から分岐位置に向けて第1搬送路を搬送されると、媒体の浮き上がった部分が仕切部材の切欠溝に進入する。切欠溝に進入した媒体の中央部分は、最深部分に到達する前に、開口部分と最深部分とを繋ぐ切欠溝の縁に接触する。媒体は、そのまま搬送されると、切欠溝25が窄む形状であるため、切欠溝の縁によって仕切部材の下方に押し下げられる。その結果、媒体は、仕切部材の下方に位置する第2搬送路に案内される。これにより、媒体の中央部分が仕切部材に衝突するおそれを低減できる。したがって、媒体が詰まるおそれを低減できる。
(B)上記記録装置において、前記開口部分と前記最深部分とを繋ぐ前記切欠溝の縁は、前記開口部分から前記最深部分に向けて直線状に延びてもよい。
この構成によれば、浮き上がった媒体の中央部分を切欠溝によって効果的に押し下げることができる。
この構成によれば、浮き上がった媒体の中央部分を切欠溝によって効果的に押し下げることができる。
(C)上記記録装置において、前記開口部分と前記最深部分とを繋ぐ前記切欠溝の縁は、前記開口部分から前記最深部分に向けて湾曲しながら延びてもよい。
この構成によれば、浮き上がった媒体の中央部分を切欠溝によって効果的に押し下げることができる。
この構成によれば、浮き上がった媒体の中央部分を切欠溝によって効果的に押し下げることができる。
(D)上記記録装置において、前記仕切部材の前記先端部分は、前記幅方向において直線状に延びてもよい。
この構成によれば、媒体の端部分が仕切部材の下方に案内されやすくなる。
この構成によれば、媒体の端部分が仕切部材の下方に案内されやすくなる。
(E)上記記録装置は、前記第1搬送路において前記記録部と前記分岐位置との間となる位置に、前記媒体を搬送するローラー対を備え、前記ローラー対は、前記記録部から前記分岐位置に向けて前記媒体を搬送し、前記先端部分は、前記ローラー対が前記媒体を挟み込むニップ位置における接線よりも下方に位置してもよい。
この構成によれば、媒体が記録部に向けて第1搬送路を搬送される際に媒体にかかる負荷が低減される。そのため、媒体が記録部に向けて搬送されやすくなる。
(F)上記記録装置は、前記媒体が前記第1搬送路を前記記録部に向けて搬送されることを許容する許容位置と、前記記録部から前記分岐位置に向けて前記第1搬送路を搬送される前記媒体を下方に押し付けることによって前記媒体を前記第2搬送路に案内する案内位置と、に変位するように構成される押付部材を備え、前記押付部材は、前記幅方向に並ぶように複数設けられ、複数の前記押付部材は、前記幅方向において前記切欠溝が設けられる領域よりも外側に配置され、前記第1搬送路において前記ローラー対と前記分岐位置との間で前記媒体に接触することによって前記媒体を前記仕切部材の下方に案内してもよい。
(F)上記記録装置は、前記媒体が前記第1搬送路を前記記録部に向けて搬送されることを許容する許容位置と、前記記録部から前記分岐位置に向けて前記第1搬送路を搬送される前記媒体を下方に押し付けることによって前記媒体を前記第2搬送路に案内する案内位置と、に変位するように構成される押付部材を備え、前記押付部材は、前記幅方向に並ぶように複数設けられ、複数の前記押付部材は、前記幅方向において前記切欠溝が設けられる領域よりも外側に配置され、前記第1搬送路において前記ローラー対と前記分岐位置との間で前記媒体に接触することによって前記媒体を前記仕切部材の下方に案内してもよい。
この構成によれば、記録部から分岐位置に向けて第1搬送路を搬送される媒体において、幅方向における端部分が押付部材によって下方に押し付けた状態で、幅方向における中央部分が切欠溝に進入する。そのため、媒体が第2搬送路に案内されやすくなる。
(G)上記記録装置において、前記押付部材は、回転軸を有し、前記回転軸を中心に回転することによって前記許容位置と前記案内位置とに変位してもよい。
この構成によれば、押付部材が変位するための構成を簡易にできる。
この構成によれば、押付部材が変位するための構成を簡易にできる。
11…記録装置、12…筐体、13…記録部、14…第1搬送路、15…カセット、16…第2搬送路、17…仕切部材、17A…先端部分、18…押付部材、18A…下端部分、19…搬送部、21…ローラー対、22…回転軸、25…切欠溝、25A…開口部分、25B…最深部分、25C…縁、91…分岐位置、92…合流位置、93…許容位置、94…案内位置、95…位置、96…ニップ位置、99…媒体、A1…仮想軸、A2…中心軸、L1…接線。
Claims (7)
- 媒体に記録する記録部と、
前記記録部に向かう第1方向に前記媒体が搬送される第1搬送路と、
前記第1搬送路から分岐し、前記記録部によって片面が記録された前記媒体が前記第1方向とは反対の第2方向に搬送される第2搬送路と、
前記第1搬送路と前記第2搬送路とが分岐する分岐位置において前記第1搬送路と前記第2搬送路とを仕切る仕切部材と、を備え、
前記第2搬送路は、前記仕切部材の下方に位置し、
前記仕切部材には、前記媒体の幅方向において中央となる部分に切欠溝が形成され、
前記切欠溝は、前記仕切部材において前記分岐位置に最も近い位置に位置する部分である先端部分に開口する部分である開口部分と、前記仕切部材を前記先端部分から見たときに最も深い位置に位置する部分である最深部分と、を有し、前記開口部分から前記最深部分に向けて幅が短くなるように形成され、前記幅方向における中心を通過する中心軸を基準に対称な形状とされることを特徴とする記録装置。 - 前記開口部分と前記最深部分とを繋ぐ前記切欠溝の縁は、前記開口部分から前記最深部分に向けて直線状に延びることを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
- 前記開口部分と前記最深部分とを繋ぐ前記切欠溝の縁は、前記開口部分から前記最深部分に向けて湾曲しながら延びることを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
- 前記仕切部材の前記先端部分は、前記幅方向において直線状に延びることを特徴とする請求項1から請求項3の何れか一項に記載の記録装置。
- 前記第1搬送路において前記記録部と前記分岐位置との間となる位置に、前記媒体を搬送するローラー対を備え、
前記ローラー対は、前記記録部から前記分岐位置に向けて前記媒体を搬送し、
前記先端部分は、前記ローラー対が前記媒体を挟み込むニップ位置における接線よりも下方に位置することを特徴とする請求項1から請求項4の何れか一項に記載の記録装置。 - 前記媒体が前記第1搬送路を前記記録部に向けて搬送されることを許容する許容位置と、前記記録部から前記分岐位置に向けて前記第1搬送路を搬送される前記媒体を下方に押し付けることによって前記媒体を前記第2搬送路に案内する案内位置と、に変位するように構成される押付部材を備え、
前記押付部材は、前記幅方向に並ぶように複数設けられ、
複数の前記押付部材は、前記幅方向において前記切欠溝が設けられる領域よりも外側に配置され、前記第1搬送路において前記ローラー対と前記分岐位置との間で前記媒体に接触することによって前記媒体を前記仕切部材の下方に案内することを特徴とする請求項5に記載の記録装置。 - 前記押付部材は、回転軸を有し、前記回転軸を中心に回転することによって前記許容位置と前記案内位置とに変位することを特徴とする請求項6に記載の記録装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2019079897A JP2020175995A (ja) | 2019-04-19 | 2019-04-19 | 記録装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2019079897A JP2020175995A (ja) | 2019-04-19 | 2019-04-19 | 記録装置 |
Publications (1)
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JP2020175995A true JP2020175995A (ja) | 2020-10-29 |
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ID=72937135
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019079897A Pending JP2020175995A (ja) | 2019-04-19 | 2019-04-19 | 記録装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2020175995A (ja) |
-
2019
- 2019-04-19 JP JP2019079897A patent/JP2020175995A/ja active Pending
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