JP2020174330A - ローカル基地局 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、系統電源の確保が困難な場所であっても、安定して動作可能なローカル基地局の提供を目的とする。
【解決手段】本発明のローカル基地局は、電源部と、アンテナ部と、上記電源部からの給電により動作し上記アンテナ部を介して1又は複数の移動端末と情報通信を行う通信部と、環境情報を取得する環境センサ部と、上記通信部の動作を制御する制御部とを備え、上記電源部が、再生可能エネルギーより発電する発電機を有し、上記制御部が、上記通信部の消費電力が上記環境センサ部の情報に基づき算定される上記電源部の給電能力以下となるように上記通信部の動作を制御する。
【選択図】図2

Description

本発明は、ローカル基地局に関する。
いろいろな種類の交通サービスを、需要に応じて利用できる一つの移動サービスに統合するモビリティ アズ ア サービス(Mobility as a Service、MaaS)が検討されている。このMaaSでは、交通をクラウド化し、公共交通か否か、またその運営主体にかかわらず、すべての交通手段による移動を1つのサービスとしてとらえ、シームレスにつなぐ。このシステムでは、自動車間を相互に接続することで自動車をヒト、モノの移動、エネルギー、情報のハブとして、利用できる。また、利用者は例えばスマートフォンのアプリを用いて、交通手段やルートを検索、利用し、運賃等の決済を行うことができる。
MaaSは、例えば5G通信システム等の情報通信技術(ICT、Information and Communication Technology)により支えられる。この通信システムでは、マクロセルを形成するマクロ基地局と、このマクロ基地局と通信リンクを介して接続され上記マクロセル内にスモールセルを形成する複数のローカル基地局とにより構成されている(例えば特開2017−143584号公報参照)。
上記ローカル基地局の通信エリアは比較的小さいため、多数の基地局を配置する必要がある。例えば上記ローカル基地局を自動車が通行可能な交差点に配置することを考える。この場合、ローカル基地局に必要な電源は例えば信号機に供給されている系統電源(電力会社が保有する商用の配電線網から供給される電源)を流用する方法が考えられる。しかし、全国の自動車が通行可能な交差点で信号機がない交差点は80万箇所あるとされており、これらの交差点では電源の確保が問題となる。また、災害発生時においては、信号機の存在する交差点であっても系統電源からの電源供給を受けられない可能性が高い。
特に災害発生時は、MaaSに限らずローカル基地局の電源確保が難しくなり、端末側が利用可能であっても、通信システムが機能しないおそれがある。また、被災状況等をリアルタイムに把握する目的で、可搬式のローカル基地局を被災地に運び込んでも、その電源確保が課題となる可能性が高い。
特開2017−143584号公報
本発明は、上述のような事情に基づいてなされたものであり、系統電源の確保が困難な場所であっても、安定して動作可能なローカル基地局の提供を目的とする。
本発明のローカル基地局は、電源部と、アンテナ部と、上記電源部からの給電により動作し上記アンテナ部を介して1又は複数の移動端末と情報通信を行う通信部と、環境情報を取得する環境センサ部と、上記通信部の動作を制御する制御部とを備え、上記電源部が、再生可能エネルギーより発電する発電機を有し、上記制御部が、上記通信部の消費電力が上記環境センサ部の情報に基づき算定される上記電源部の給電能力以下となるように上記通信部の動作を制御する。
当該ローカル基地局は、再生可能エネルギーを電源とするので、系統電源からの電源供給がなくとも動作可能である。また、当該ローカル基地局は、環境センサ部により取得される環境情報から、電源部から供給可能な電力量を予測し、通信部の動作を制御する。このため、環境条件の変化により電源部からの給電能力が低下した場合にあっても、当該ローカル基地局が機能しなくなることを抑止できる。従って、当該ローカル基地局は、系統電源の確保が困難な場所であっても、安定して動作できる。
上記環境センサ部が、照度計、天気計及び温度計を有し、上記発電機が、太陽光発電機であるとよい。発電機が太陽光発電機である場合、その発電量は太陽電池パネルが受光する光の強度、太陽電池の動作温度、及び天気の変化により左右される。従って、環境センサ部が照度計、天気計及び温度計を有する構成とすることで、精度よく電源からの給電能力を予測できるので、当該ローカル基地局の動作安定性をさらに向上できる。
上記電源部が、上記発電機が発電した電力を蓄電可能な二次電池及びスーパーキャパシタと、上記通信部へ給電する給電源を、上記発電機、上記二次電池及び上記スーパーキャパシタから選択するスイッチとをさらに備えるとよい。上述の構成により、発電機が発電した余剰電力を二次電池及びスーパーキャパシタに蓄電し、発電機からの電力が低下した際に蓄電した電力を利用可能となるので、当該ローカル基地局の動作安定性をさらに向上できる。また、二次電池には例えば充電状態で一定時間以上回路から切り離す(オープン状態とする)ことで、電池寿命が延びる回復効果があることが知られている。二次電池とスーパーキャパシタとを併用することで、二次電池の回復効果を得るためにオープン状態としてもスーパーキャパシタからの給電が可能であるので、上記回復効果を得るための管理が容易に行える。従って、二次電池寿命を延ばし易い。さらに、電源部が高速に充電及び放電が可能なスーパーキャパシタを備えることで、電源部内での電力の蓄電や、通信部等への電力の供給を速やかに調整することができる。
上記通信部が、ノーマリオフ型であるとよい。このように通信部をノーマリオフ型とすることで、通信部の消費電力を抑制できるので、当該ローカル基地局の動作安定性をさらに向上できる。
上記通信部が、上記アンテナ部の出力を制御するパワーアンプを有し、上記制御部が、上記パワーアンプの出力を制御するとよい。上述の構成により、電源からの給電能力が低下した際、制御部がパワーアンプの出力を下げることができる。これにより、当該ローカル基地局の消費電力を抑え、当該ローカル基地局の安定動作を維持することができる。
上記通信部が、消費電力の異なる複数種の変調方式を選択可能な変復調部を有し、上記制御部が、上記変復調部の変調方式を選択するとよい。上述の構成により、電源からの給電能力が低下した際、制御部が消費電力の低い変調方式を選択することができる。これにより、当該ローカル基地局の消費電力を抑え、当該ローカル基地局の安定動作を維持することができる。
上記通信部が、双方向通信モード、送信モード及び受信モードを含むモード選択部を有し、上記制御部が、上記モード選択部のモードを選択するとよい。上述の構成により、例えば被災の有無や電源からの給電能力に応じて適切なモードを選択することができるので、限られた電力のもとで最大の性能を発揮させることができる。
上記モード選択部が、全ての移動端末へ一斉に送信を行う放送モード、及び特定の移動端末からの情報を優先的に受信する優先受信モードをさらに含むとよい。このように上記モード選択部が、放送モード及び優先受信モードをさらに含むことで、限られた電力のもとでの機能の選択と集中とを制御し易くできる。
当該ローカル基地局は、モビリティ アズ ア サービスの通信システムに好適に用いることができる。
以上説明したように、本発明のローカル基地局は、系統電源の確保が困難な場所であっても、安定して動作することができる。
図1は、本発明の一実施形態に係るローカル基地局を用いたモビリティハブの構成を示す模式図である。 図2は、図1のローカル基地局の構成を示すブロック図である。 図3は、図1の電源部の構成を示す模式図である。 図4は、図1の制御部のデータベースに格納されている情報の一例をイメージ図として示したグラフである。 図5は、図1の制御部のデータベースに格納されている情報の図4とは異なる例をイメージ図として示したグラフである。 図6は、図1の制御部の制御方法の一例を示すステップ図である。
以下、本発明の一実施形態に係るローカル基地局について適宜図面を参照しつつ説明する。
〔モビリティハブ〕
図1に示すモビリティハブは、複数のローカル基地局1と、このローカル基地局1と通信可能な車載器(移動端末)を有する1又は複数の交通手段Mと、このローカル基地局1とネットワークを介して接続されるコンピュータ群Sとを備える。このモビリティハブは、モビリティ アズ ア サービス(MaaS)の通信システムに用いられる。
交通手段Mは、MaaSにおいて移動サービスとして用いられるものであり、例えば各種の車両、鉄道などを挙げることができる。交通手段Mは、その位置や車両の種類等の情報を発信し、また利用者からの利用要求等を受信する移動端末として車載器が搭載されている。この移動端末との通信は、ローカル基地局1を介して行われる。
上記移動端末は、交通手段Mの利用者への情報提供を行う表示装置や音声出力を有する。また、上記移動端末は、上記利用者が利用要求等を入力するための入力インターフェイスを有する。
コンピュータ群Sは、複数のローカル基地局1と回線を通じて接続されており、例えばクラウドコンピューティングを行うことができる。MaaSの通信システムでは、交通手段Mの移動端末をコンピュータ群Sと連携させてモビリティハブのプラットフォームが構成されている。
ローカル基地局1と交通手段Mの移動端末(以下、「交通手段Mの移動端末」を単に「交通手段M」と言う場合がある)との回線や、ローカル基地局1とコンピュータ群Sとの回線は、特に限定されず、例えば5G回線や、ITS用に規格化されているIEEE802.11pに準拠した回線を用いることができる。
複数のローカル基地局1は、通信エリアRをカバーするように配置され、ローカル基地局1の配置間隔(至近のローカル基地局1との距離)は、例えば0.5km以上1.5km以下とされる。また、1つのローカル基地局1がカバー可能な通信エリアは、他のローカル基地局1と一部が重複するように構成されることが好ましく、特に1地点においてすくなくとも2つのローカル基地局1と通信可能となるよう構成されることが好ましい。このように通信エリアRをカバーすることで、電波がつながり難くなることを抑止し、通信の品質を向上できる。
このローカル基地局1には、本発明のローカル基地局を用いることができる。当該ローカル基地局1は、MaaSの通信システムに好適に用いることができる。以下、本発明のローカル基地局1について詳説する。
〔ローカル基地局〕
当該ローカル基地局1は、図2に示すように、電源部2と、アンテナ部3と、通信部4と、環境センサ部5と、制御部6とを備える。
<電源部>
電源部2は、図3に示すように、発電機21と、二次電池22と、スーパーキャパシタ23と、スイッチ群24とを有する。電源部2は、通信部4、環境センサ部5及び制御部6に給電する。
(発電機)
発電機21は、再生可能エネルギーより発電する。再生可能エネルギーとは、絶えず資源が補充されて枯渇することのないエネルギーを指す。具体的には、太陽光、風力、波力、潮力、流水、潮汐、地熱などを挙げることができる。
これらの再生可能エネルギーの中でも太陽光により発電することが好ましい。つまり、発電機21が、太陽光発電機であるとよい。発電機21が太陽光発電機である場合、その発電量は太陽電池パネルが受光する光の強度、太陽電池の動作温度、及び天気の変化により、精度よく電源からの給電能力を予測できるので、当該ローカル基地局1の動作安定性をさらに向上できる。以下、発電機21が太陽光発電機である場合を例にとり説明するが、本発明は、発電機21が太陽光発電機である場合に限定されるものではない。
発電機21は、発電能力が高いものが好ましい。一方、当該ローカル基地局1は系統電源からの電源供給がなくとも動作可能であるので、容易に移設可能である(可搬性がある)とよい。当該ローカル基地局1が可搬性を有することで、当該ローカル基地局1を機動的に活用することができる。この可搬性の観点からは、発電機21の大きさや重量が小さいものが好ましく、その発電能力は制約される。このような観点から、発電機21の発電能力の下限としては、300Whが好ましく、500Whがより好ましい。一方、発電機21の発電能力の上限としては、2000Whが好ましく、1500Whがより好ましい。発電機21の発電能力が上記下限未満であると、電源部2から供給できる電力が不足するおそれがある。逆に、発電機21の発電能力が上記上限を超えると、発電機21の重量や大きさが大きくなり過ぎ、可搬性が確保できないおそれがある。なお、「発電機の発電能力」とは、発電機の定格出力を指す。
また、可搬性の観点から、発電機21の体積の上限としては、8mが好ましく、4mがより好ましい。可搬性の観点からは、発電機21の体積の下限は、特に限定されず、小さいほどよいが、発電能力の観点から、通常発電機21の体積の下限は0.1mとされる。
なお、発電機21が太陽光発電機である場合は、受光する太陽電池パネルの受光面積の上限としては、10000cmが好ましく、6400cmがより好ましい。上記受光面積が上記上限を超えると、可搬性が低下するおそれがある。一方、上記受光面積の下限は、可搬性の観点からは特に限定されないが、発電能力の観点から、通常上記受光面積は1000cm以上とされる。
(二次電池)
二次電池22は、発電機21が発電した電力を蓄電することができる。二次電池22は、放電後に再び充電して反復使用できる化学電池である。電源部2が二次電池22を備えることで、発電機21が発電した余剰電力を蓄電し、発電機21からの電力が低下した際に蓄電した電力を利用可能となる。
二次電池22としては、特に限定されないが、公知の鉛蓄電池、ニッケル−カドミウムやニッケル−水素等のアルカリ蓄電池、リチウムイオン電池などを用いることができる。
二次電池22の蓄電量は、発電機21の発電量、通信部4で必要とされる消費電力量及び二次電池22の質量を勘案して決定される。つまり、発電機21の発電量や通信部4で必要とされる消費電力量が大きいほど二次電池22の蓄電量は大きい方がよいが、二次電池22の蓄電量を大きくすると二次電池22の質量が増大し、また二次電池22に要する設備コストが上昇する。このため、これらのバランスを考慮して二次電池22の蓄電量は、決定される。
(スーパーキャパシタ)
スーパーキャパシタ23は、二次電池22に比べ高速に充電及び放電が可能な電池である。二次電池22は、インピーダンスが高いため、発電機21で発電した電力を全て蓄電することが困難である。また、後述する通信部4で例えばノーマリーオフ型の制御によりパワーアンプ42を電源が遮断されているオフ状態から動作状態に立ち上げる際、インピーダンスの高い二次電池22では立ち上がりが遅くなるところ、スーパーキャパシタ23から電源供給するように後述するスイッチ群24を制御することで速やかに立ち上げることができる。このように電源部2がスーパーキャパシタ23を備えることで、電源部2内での電力の蓄電や、通信部4等への電力の供給を速やかに調整することができる。
スーパーキャパシタ23は、発電機21が発電した電力を蓄電することができるように構成されている。また、スーパーキャパシタ23は、二次電池22から充電することもできるように構成されている。
スーパーキャパシタ23は、発電機21が十分な量の発電を行っている場合、発電機21から充電される。一方、発電機21の発電量が不十分である場合は、二次電池22から充電される。このように発電機21からの電力が低下した際に二次電池22に蓄電した電力を利用可能となるので、当該ローカル基地局1の動作安定性をさらに向上できる。
当該ローカル基地局1では、発電機21からの電力供給が不十分である場合は、二次電池22とスーパーキャパシタ23とを併用して通信部4、センサ部5及び制御部6に給電する。スーパーキャパシタ23から給電する場合は、二次電池22はオープン状態とされる。これにより二次電池の回復効果が得られるため、二次電池22の寿命を延ばし易い。
スーパーキャパシタ23は、事前に充電しておくことが好ましい。このようにスーパーキャパシタ23を事前に充電しておくことで、二次電池22の負荷電流の最適化が容易となり、また回復効果により二次電池22の電池寿命を延ばすことができる。
二次電池22及びスーパーキャパシタ23の充電制御は、後述する制御部6により行われる。この制御は通信部4等の他の制御と独立して行われる。また、電源部2の発電機21の発電量、二次電池22の蓄電量及びスーパーキャパシタ23の充電量は、制御部6から逐次参照可能に構成される。
なお、スーパーキャパシタ23は、同等の性能を有する電池で代用することも可能である。このような電池としては、例えば高速充放電可能なリチウムイオン二次電池やリチウムイオンキャパシタなどを挙げることができる。
(スイッチ群)
スイッチ群24は、複数のスイッチより構成され、電源部2の二次電池22及びスーパーキャパシタ23への充電制御と、通信部4、環境センサ部5及び制御部6への給電制御とに用いられる。スイッチ群24は、制御部6により制御される。
具体的には、スイッチ群24は、発電機21及び二次電池22間の開閉を制御する第1スイッチ24aと、発電機21及びスーパーキャパシタ23間の開閉を制御する第2スイッチ24bと、二次電池22及びスーパーキャパシタ23間の開閉を制御する第3スイッチ24cと、発電機21、二次電池22及びスーパーキャパシタ23から1の給電源を選択する第4スイッチ24dとを有する。
第1スイッチ24aは、閉状態とすることで、発電機21から二次電池22への充電回路が構成され、二次電池22が充電される。第2スイッチ24bは、閉状態(導通状態)とすることで、発電機21からスーパーキャパシタ23への充電回路が構成され、スーパーキャパシタ23が充電される。第3スイッチ24cは、閉状態とすることで、二次電池22からスーパーキャパシタ23への充電回路が構成され、スーパーキャパシタ23が充電される。なお、第3スイッチ24cは、閉状態において、スーパーキャパシタ23から二次電池22へ充電する構成や、二次電池22の蓄電量及びスーパーキャパシタ23の充電量に応じて、充電方向を決定するような構成とすることもできる。
第1スイッチ24a、第2スイッチ24b及び第3スイッチ24cとしては、公知の開閉式スイッチを用いることができ、その容量は各スイッチを流れる電流量に応じて適宜決定される。
第1スイッチ24a、第2スイッチ24b及び第3スイッチ24cは、例えば排他的に制御される。つまり、第1スイッチ24a、第2スイッチ24b及び第3スイッチ24cは、最大で1つのスイッチのみが閉状態となるように制御される。
あるいは、第1スイッチ24a、第2スイッチ24b及び第3スイッチ24cは、2つ以上を同時に閉状態として同時に複数の経路での充電を行うこともできる。充電量に対して供給量が過多である場合は、同時に複数の経路を使用することで、発生した電力を有効に活用することができ、当該ローカル基地局1の動作安定性をさらに向上できる。
第4スイッチ24dは、通信部4、環境センサ部5及び制御部6へ給電する給電源を、発電機21、二次電池22及びスーパーキャパシタ23から選択する。
第4スイッチ24dとしては、図3に示すように、例えば発電機21、二次電池22及びスーパーキャパシタ23から1の給電源を選択する公知のロータリースイッチで構成することができるが、第4スイッチ24dの構成はこれに限定されるものではなく、複数の開閉式スイッチを用いて構成してもよい。なお、第4スイッチ24dの容量は流れる電流量に応じて適宜決定される。
また、図3では、給電源は、発電機21、二次電池22及びスーパーキャパシタ23のうちの1つのみが選択されるが、複数を選択する構成とするとさらによい。この場合、複数の給電源は並列に接続されて用いられる。このように複数の給電源を選択できる構成とすることで、例えば消費電力が大きい場合に、発電機21と二次電池22との両方から電力を供給することもできる。つまり、消費される電力に応じて、よりダイナミックに電源管理を行うことができるようになる。このため、当該ローカル基地局1の動作安定性をさらに向上できる。
<アンテナ部>
アンテナ部3は、当該ローカル基地局1と交通手段Mとの回線や、当該ローカル基地局1とコンピュータ群Sとの回線の接続起点である。当該ローカル基地局1は、交通手段Mやコンピュータ群Sと無線を介して情報の送受信が可能である。
アンテナ部3としては、公知のアンテナを用いることができるので、詳細説明は省略する。
<通信部>
通信部4は、電源部2からの給電により動作しアンテナ部3を介して情報通信を行う。通信部4の情報通信は、交通手段M及びコンピュータ群Sに対して行われる。通信部4は、図2に示すように、車両センサ41と、パワーアンプ42と、変復調部43と、符復号部44と、中継部45と、モード選択部46と、制御回路47とを主に備える。
(車両センサ)
車両センサ41は、交通手段M(車両)が当該ローカル基地局1の通信エリア内に進入したことを検知し、また当該ローカル基地局1の通信エリア外へ退出したことを検知するセンサである。
具体的には、車両センサ41は、交通手段Mの移動端末から発信される電波の強度をモニタし、一定の強度以上の電波を検出した際に、該当する交通手段Mが通信エリア内に進入したと判断でき、逆に電波が一定の強度以下となった際に、該当する交通手段Mが通信エリア外に退出したと判断できる。なお、上記「一定の強度」は、ノイズ等により進入と退出とが頻繁に切り換わることを抑止するため、進入時よりも退出時の方を低く設定することが好ましい。
(パワーアンプ)
パワーアンプ42は、アンテナ部3の出力を制御する。
パワーアンプ42の出力の下限としては、0.5Wが好ましく、1Wがより好ましい。一方、パワーアンプ42の出力の上限としては、6Wが好ましく、4Wがより好ましい。パワーアンプ42の出力が上記下限未満であると、当該ローカル基地局1がカバーすべき通信範囲まで十分に電波が届かないおそれがある。逆に、パワーアンプ42の出力が上記上限を超えると、消費電力が大きくなり過ぎ、電源部2からの給電のみでは当該ローカル基地局1が十分に動作しないおそれがある。
パワーアンプ42の出力は、固定されていてもよいが、後述する制御部6により可変に制御されることが好ましい。
(変復調部)
変復調部43は、変調前又は復調後の信号を扱うベースバンド部と、実際に空中を飛ぶ電磁波の周波数帯の信号を処理するRF部とを有する。ベースバンド部は、例えばデジタル信号処理用のLSIで構成され、RF部はアナログ信号処理を行うアナログICで構成することができる。また、ベースバンド部とRF部とのインターフェイスとなるA−D変換器やD−A変換器は、例えばデジタル信号処理用のLSIに内蔵できる。
変復調部43は、単一の変調方式を用いてもよいが、消費電力の異なる複数種の変調方式を選択可能に構成されることが好ましい。この場合、複数種の変調方式は、後述する制御部6によりモード選択部46を介して選択が制御される。
上記複数種の変調方式としては、16QAM、QPSK及びBPSKの3種とするとよい。この3種の変調方式は、伝送速度と必要な電力とがトレードオフの関係にあり、電源部2からの電源供給能力の変化に応じて、上記複数種の変調方式から1つを選択することで、最適な通信速度と消費電力とのバランスを取り易い。なお、上記複数種の変調方式として、上記3種の変調方式の中から2種を選んで用いることも可能である。
また、上記複数種の変調方式として、4種あるいはそれ以上の種類の変調方式を採用することもできる。この4種の変調方式としては、例えば上述の3種の変調方式に64QAMを加えたものとすることができる。電力事情が許すのであれば、64QAMを選択することで、通信性能を向上させることができる。なお、3種以上の変調方式を採用する場合は、伝送速度と必要な電力とがトレードオフの関係が成立し易い16QAM、QPSK及びBPSKの3種を含むことが好ましい。
(符復号部)
符復号部44は、アンテナ部3を介して送信するデータの符号化及びアンテナ部3を介して受信するデータの復号化を行う。具体的には、符復号部44は、送信するデータに誤り訂正符号を付加し、受信したデータについては誤り訂正を行いつつ、復号する。
符復号部44は、単一の誤り訂正方式を用いてもよいが、符号長の異なる複数の誤り訂正方式を用いることが好ましい。この場合、複数種の誤り訂正方式は、後述する制御部6によりモード選択部46を介して選択が制御される。
複数種の誤り訂正方式を用いる場合、低消費電力が求められる際には、誤り訂正の強度を下げて符号長を短くするとよい。符号長を短くする分だけ、受信速度を低下させても同等の情報量の送受信が可能である。従って、情報の伝達速度を低下させることなく、消費電力を低減できる。
(中継部)
中継部45は、交通手段Mの個々の移動端末とコンピュータ群Sとの間の接続の選択や、他のローカル基地局のエリアにある移動端末とコンピュータ群Sとの接続のための中継器としての機能を果たす。
(モード選択部)
モード選択部46は、通信部4のプロトコルを選択する。モード選択部46は、双方向通信モード、送信モード及び受信モードを含むとよい。これらのモードは後述する制御部6により制御回路47を介して選択される。また、モード選択部46は、制御回路47を介して選択されたプロトコルに応じて変復調部43及び符復号部44を制御する。
双方向通信モードでは、当該ローカル基地局1の有する機能を最大限に発揮する。一方、当該ローカル基地局1の消費電力は最大となる。
送信モードは、交通手段Mから発信される位置や車両の種類等の情報を受信し、コンピュータ群Sへ送信する処理のみを行う。この機能によりコンピュータ群Sで最適な交通手段Mを選択することは可能となる。この場合、当該ローカル基地局1を通じて利用者からの利用要求等をコンピュータ群Sから受信して、交通手段Mへ送信することはできない。しかし、交通手段Mが他のローカル基地局1の通信エリア内にある場合にあっては、この他のローカル基地局1を代替基地局として交通手段Mへの送信を行うことができる。
受信モードは、送信モードとは逆に、コンピュータ群Sから交通手段Mへの要求を受信し、交通手段Mへ送信する処理のみを行う。このモードは緊急用であり、例えば災害発生時等に交通手段Mを速やかに停止させ、被害の拡大を防ぐ目的等に用いられる。
モード選択部46は、双方向通信モード、送信モード及び受信モードの一部又は全部に電源部の電力残量等に応じて機能の一部を制限するローカルモードをさらに有してもよい。このようなローカルモードを有することで、通信部4の消費電力を精度よく制御できるので、当該ローカル基地局1の動作安定性をさらに向上できる。
また、モード選択部46は、全てのモードを有する必要はなく、双方向通信モード及び送信モードの2種や、双方向通信モード及び受信モードの2種等であってもよいが、当該ローカル基地局1の有する機能を最大限に発揮するため双方向通信モードが含まれることが好ましい。
モード選択部46が、さらに他のモードを有してもよい。このような他のモードとしては、放送モード及び優先受信モードを挙げることができる。つまり、モード選択部46が、放送モード及び優先受信モードをさらに含むとよい。このようにモード選択部46が、放送モード及び優先受信モードをさらに含むことで、限られた電力のもとでの機能の選択と集中とを制御し易くできる。
上記放送モードは、全ての移動端末へ一斉に送信を行うモードである。この放送モードは、例えば災害発生時等に通信エリアR内にある通信端末を通じて、避難指示等を伝達する目的に使用することができる。
上記優先受信モードは、特定の移動端末からの情報を優先的に受信するモードである。この優先受信モードは、例えば通信エリアR内に救急車両や事故車等が存在する場合、これらの移動端末からの情報を優先的に受信し、処理を行うモードである。
(制御回路)
制御回路47は、通信部4の各機能を制御する。つまり、制御回路47は、後述する制御部6から指示に従って、車両センサ41からの車両情報をもととした交通手段Mとの送受信の動作制御や、コンピュータ群Sとの情報の送受信の動作制御を行う。
具体的には、制御回路47は、後述する制御部6から指示される変復調方式、出力等の指示に従って、パワーアンプ42及びモード選択部46を制御し、送受信の対象とする交通手段M又はコンピュータ群Sとの送受信を行う。
また、制御回路47は、現状の通信サービスで変更可能なパラメータの情報(パラメータの種類及び現在の数値)を制御部6に送信可能に構成されている。
現状の通信サービスで変更可能なパラメータとは、例えば変復調部43が複数種の変調方式を有する場合の使用可能な変調方式、符復号部44が符号長の異なる複数の誤り訂正方式を有する場合の符号長など、通信部4の中で選択し得る機能パラメータを指す。
(通信部の電源管理)
通信部4は、ノーマリオフ型であるとよい。このように通信部4をノーマリオフ型とすることで、通信部4の消費電力を抑制できるので、当該ローカル基地局1の動作安定性をさらに向上できる。
ノーマリオフ型とは、電源を投入した状態においても、動作しない機能については原則として電源供給を行わず、必要に応じて電源を即座にオンする電源管理方法を指す。このノーマリオフ型の電源管理は、通信部4の制御回路47が担う。表1に通信部4の各構成要素のノーマリオフ型による制御例を示す。
Figure 2020174330
通信部4の各ブロックは、提供する通信サービスに応じて、動作モードが動作、待機及びオフの3モードを遷移し、消費電力の極小化を図る。ここで、動作モードについて、「動作」は、該当機能が動作していることを指し、「待機」とは、必要最小限のデータのみを保持しつつ動作を停止している状態を指し、「オフ」とは、電源が遮断されている状態を指す。なお、「オフ」状態は、即座に動作状態に移行できるよう不揮発性メモリ等を利用して必要最小限のデータを保存しておくことが好ましいが、動作状態へ復旧するために初期化等のプロセスを必要とする構成であってもよい。
表1に示すように、車両センサ41は、通信部4の動作のトリガとなる交通手段Mの領域内への進入を検知する必要があり、また通信部4の動作の終了となる交通手段Mの領域外への退出を検知する必要があるため、常に動作状態に保たれる。このため、車両センサ41は、交通手段Mが検出されない時点(表1の「T0」)であっても「動作」し、また後述する他の時点であっても動作を継続する。なお、T0の場合は、他の機能は必要としないため、全てのブロックが「オフ」となっている。
車両センサ41が交通手段Mを検知した時点(表1の「T1」)で、交通手段Mからの情報受信が次の通信部4の動作となる。このため、変復調部43のベースバンド部及びRF部が「動作」状態となり、変復調部43のモードについても決定しておく必要があるため、モード選択部46も「動作」状態となる。一方、T1の次に交通手段Mより取得した情報等をコンピュータ群Sへ送信する可能性が高いため、送信に必要となるパワーを確保するためパワーアンプ42は、「待機」状態となる。なお、この時点では交通手段Mとの情報通信となるため、「動作」状態とする機能は、交通手段Mとの情報通信に必要な機能部分のみとされ、コンピュータ群Sとの情報通信にのみ必要な機能は「オフ」状態が保たれる。
交通手段Mからの情報を受信した時点(表1の「T2」)で、交通手段Mの移動端末との情報の送受信が次の通信部4の動作となる。このため、T1に加えてパワーアンプ42が「動作」状態となる。また、コンピュータ群Sへの送信が次の通信部4の動作となる可能性が高いため、コンピュータ群Sへの送信に関わる機能を「待機」状態とする。
コンピュータ群Sへの送信時点(表1の「T3」)では、コンピュータ群Sとの情報通信に必要な機能が「動作」状態となる。一方、交通手段Mへの情報送信は行われないため、交通手段Mへの情報送信を行う部分は「待機」状態とされる。なお、表1ではこれに対応してパワーアンプ42及び変復調部43のRF部を「待機」としているが、これらのうちコンピュータ群Sへの送信に用いられる部分があれば、それらは機能している。
コンピュータ群Sへの送信が完了した後は、ノーマリオフ型による制御は例えばT0に復帰するとよい。
<環境センサ部>
環境センサ部5は、環境情報を取得する。発電機21が太陽光発電機である場合、具体的には、環境センサ部5は、照度計51、天気計52及び温度計53を有し、これらのセンサにより当該ローカル基地局1が配置された周囲の環境情報を取得する。
発電機21が太陽光発電機である場合、その発電量は太陽電池パネルが受光する光の強度、太陽電池の動作温度、及び天気の変化により左右される。従って、環境センサ部5が照度計51、天気計52及び温度計53を有する構成とすることで、精度よく電源からの給電能力を予測できるので、当該ローカル基地局1の動作安定性をさらに向上できる。
照度計51、天気計52及び温度計53としては、それぞれ公知の計測器を用いることができるので、詳細説明を省略する。また、環境センサ部5により測定された情報は、制御部6へ送信される。
<制御部>
制御部6は、通信部4の動作を制御する。具体的には、制御部6は、通信部4の消費電力が環境センサ部5の情報に基づき算定される電源部2の給電能力以下となるように通信部4の動作を制御する。
制御部6は、例えばマイクロコントローラ61を用いて構成することができる。制御部6は、電源部2の二次電池22の蓄電量及びスーパーキャパシタ23の充電量と、環境センサ部5により測定された情報(照度計51、天気計52及び温度計53の情報)とを参照する。また、制御部6は、通信部4のパワーアンプ42の出力の制御、変復調部43の変調方式の選択、モード選択部46のモードの選択を行えるように構成されている。これらを制御することにより、当該ローカル基地局1の消費電力を抑え、当該ローカル基地局1の安定動作を維持することができる。また、例えば被災の有無や電源からの給電能力に応じて適切なモードを選択することができるので、限られた電力のもとで最大の性能を発揮させることができる。
また、制御部6は、図2に示すように、データベース62を有してもよい。データベース62には、当該ローカル基地局1の消費電力を抑えるための判断に必要な情報等が格納される。
このデータベース62に格納される情報としては、例えば図4に示すように、伝送速度をパラメータとしたパワーアンプ送信出力と通信可能距離との関係を挙げることができる。パワーアンプ42の出力を上げると、通信可能距離が伸びる。この関係は、図4に示すように、伝送速度(採用する変調方式等)により変化するため、伝送速度をパラメータとして表すことができる。
また、他の例として、図5に示すように、発電量をパラメータとしたパワーアンプ送信出力と単位時間当たりに処理可能なデータ量との関係を挙げることができる。供給される電力を一定とすると、パワーアンプ42の出力を上げると、単位時間当たりに処理可能なデータ量は減少することになる。その関係は供給される電力量(発電量)により変化するので、発電量をパラメータとして表すことができる。
なお、理解の容易性から図4及び図5ではグラフで示しているが、実際には例えばルックアップテーブル形式や均時関数を用いてデータベース62には情報が格納されている。また、データベース62に格納される内容は、上述の図4や図5に限定されるものではなく、必要に応じて種々の情報が選択され、格納される。また、図4や図5に示す情報を必須とするものではなく、これらの情報の一方又は両方がデータベース62に含まれなくともよい。
マイクロコントローラ61は、このデータベース62にアクセス可能に構成されており、マイクロコントローラ61を制御するプログラム等によりデータベース62の情報が適宜参照され、通信部4の動作の制御条件を決定することができる。
<通信部の制御方法>
以下、制御部6の具体的動作例について図6を用いて説明するが、制御部6による制御方法はこれに限定されるものではない。
図6に示す通信部の制御方法は、環境条件取得ステップ(STEP1)と、起電力算出ステップ(STEP2)と、蓄電量取得ステップ(STEP3)と、蓄電量受信ステップ(STEP4)と、スイッチ制御ステップ(STEP5)と、スイッチ設定ステップ(STEP6)と、設定可能パラメータ取得ステップ(STEP7)と、設定可能パラメータ受信ステップ(STEP8)と、給電能力予測ステップ(STEP9)と、パラメータ算出ステップ(STEP10)と、パラメータ送信ステップ(STEP11)と、パラメータ設定ステップ(STEP12)とを備える。上記通信部の制御方法は、図2に示す当該ローカル基地局1を用いて行うことができる。
(環境条件取得ステップ)
まず、環境条件取得ステップ(STEP1)で、制御部6は、環境センサ部5からの測定情報を取得する。具体的には、環境センサ部5から照度計51により測定される照度、温度計52により測定される温度、天気計52により測定される天気の情報を得る。
(起電力算出ステップ)
次に、起電力算出ステップ(STEP2)で、制御部6は、環境センサ部5により測定された情報から発電機21の発電量を推定する。太陽光発電機の太陽電池パネルの面積S(cm)、照度計51により測定される照度L(lux)、太陽光発電素子の発電係数K(mW/cm/lux)、日照時間をH(hour)とすると、発電機21の発電量C=S×L×K×Hである。
いま、太陽電池パネルの大きさを80cm×80cm(=6400cm)、K=1.464、照度を32,000lux(曇天時の日中の照度程度)、日照時間を8hourとすれば、C=240(Wh)と算出できる。一方、照度が100,000lux(晴天時の日中の照度)であれば、C=750(Wh)と算出できる。なお、上述の係数Kは温度依存性があるため、温度計52により測定される温度Tで補正される。また、照度計51により測定される照度は、測定時点での照度であり、1日中の平均照度ではない。このため、天気計52の計測結果をもとに、この照度も補正されるとよい。
(蓄電量取得ステップ及び蓄電量受信ステップ)
次に、蓄電量取得ステップ(STEP3)で、電源部2が取得した蓄電量を、蓄電量受信ステップ(STEP4)で、制御部6が受信する。
具体的には、蓄電量取得ステップ(STEP3)で電源部2は、電源部2の発電機21の発電量、電源部2の二次電池22の蓄電量及びスーパーキャパシタ23の充電量を計測し、この発電機21の発電量、二次電池22の蓄電量及びスーパーキャパシタ23の充電量を制御部6へ送信する。制御部6は、蓄電量受信ステップ(STEP4)で、この送信された発電機21の発電量、二次電池22の蓄電量及びスーパーキャパシタ23の充電量を受信する。
なお、蓄電量取得ステップ(STEP3)は、蓄電量受信ステップ(STEP4)での制御部6からの要求に従って実行してもよいが、周期的に蓄電量取得ステップ(STEP3)を実行し、制御部6からの要求に従って非同期で測定データを制御部6へ送信してもよい。
(スイッチ制御ステップ)
次に、スイッチ制御ステップ(STEP5)で、制御部6は、蓄電量受信ステップ(STEP4)で受信した発電機21の発電量、二次電池22の蓄電量及びスーパーキャパシタ23の充電量の各量から電源部2のスイッチ構成を決定する。
例えば発電機21の発電量が所定値以上であり、二次電池22の蓄電量が所定値以下であれば、発電機21から二次電池22へ充電を行うべく第1スイッチ24aを閉状態とする。また、発電機21の発電量が所定値以上あれば、第4スイッチ24dにより発電機21を選択し、発電機21から通信部4、センサ部5及び制御部6に給電する構成とする。
また、発電機21の発電量が所定値未満であれば、二次電池22又はスーパーキャパシタ23から給電を行うこととなるが、例えば二次電池22及びスーパーキャパシタ23を所定時間間隔で交互に使用するように第4スイッチ24dを制御するとよい。このように制御することで、二次電池22に回復効果が働き、二次電池22の寿命を延ばすことができる。
(スイッチ設定ステップ)
スイッチ設定ステップ(STEP6)では、スイッチ制御ステップ(STEP5)で制御部6が決定したスイッチ構成の情報を受信し、電源部2が、その情報に従って、スイッチ群24を設定する。
(設定可能パラメータ取得ステップ及び設定可能パラメータ受信ステップ)
次に、設定可能パラメータ取得ステップ(STEP7)で、通信部4が取得した設定可能パラメータを、設定可能パラメータ受信ステップ(STEP8)で、制御部6が受信する。
具体的には、設定可能パラメータ取得ステップ(STEP7)で、通信部4の制御回路47から現状の通信サービスで変更可能なパラメータの情報を制御部6へ送信する。制御部6は、設定可能パラメータ受信ステップ(STEP8)で、この送信されたパラメータの情報を受信する。
(給電能力予測)
給電能力予測ステップ(STEP9)では、制御部6が、電源部2から給電可能な電力量を予測する。具体的には、制御部6は、この1日の発電量と、電源部2の二次電池22の蓄電量及びスーパーキャパシタ23の充電量との合計から、1日に使用可能な電力量を予測できる。
(パラメータ算出ステップ)
パラメータ算出ステップ(STEP10)では、制御部6が、通信部4の機能のパラメータを算出する。具体的には、制御部6は、給電能力予測ステップ(STEP9)で予測された電力量以下の消費電力で、通信部4の最大の性能を発揮するように通信部4の機能を選択する。なお、設定できる通信部4の機能のパラメータは、設定可能パラメータ受信ステップ(STEP8)で受信したパラメータに限定される。
ここで、通信部4の性能と消費電力との関係について説明する。送信電力をPt、受信感度をPr、波長をλとすれば、許容伝搬損失は、伝搬減衰定数をα、通信距離dは、d=(λπ/4)×10((Pt−Pr)/α)で与えられる。ここで、受信感度は、変調方式に依存し、符号化率R=1/2の場合で、16QAM方式で伝送速度24Mbit/sとすると、Rm=−74dBm、QPSK方式で伝送速度12Mbit/sとすると、Pm=−79dBm、BPSK方式で伝送速度6Mbit/sとすると、Pm=−82dBmとなる。例えば無線周波数を3.7MHz(λ=0.081m)、α=2.5とすると、必要となる出力は、
Case1:伝送速度12Mbit/sで通信距離d=1kmで、4W
Case2:伝送速度12Mbit/sで通信距離d=0.8kmで、2W
Case3:伝送速度6Mbit/sで通信距離d=0.8kmで、1W
などと予想することができる。
上述のように、伝送速度(変調方式)と通信距離とを決めると、パワーアンプ42に必要な電力量が決まる。パワーアンプ42に必要な電力は通信部4全体の消費電力に比例する(例えば比例係数で4倍)と近似できるので、このパワーアンプ42に必要な電力量から、通信部4全体の消費電力をCase1では16W、Case2では8W、Case3では4Wと見積もることができる。
一方、上述のように1日に使用可能な電力量が推算されているので、例えばこの電力量を超えない範囲で、Case1〜Case3のうちより1つの方法を選択することができる。ここでは、簡単化のため3つのケースからの選択としたが、例えば制御部6のデータベース62に、図4に示すような情報を格納し、活用することで、さらに細かい制御を行うことができる。
さらに、天候悪化等により1日の発電量の予測値が下方修正されたり、予測を上回る通信量により消費電力の予測値が上方修正されたりすると、電源部2の発電量が不足することが予想される。このような場合、制御部6は通信サービスの一部の機能を停止したり、緊急性の低い通信を抑制し、また通信間隔を長くとることにより通信部4がオフ状態となる期間を長くとって、通信部4の消費電力の極小化を図る。また、リアルタイム性を必要としない情報送信については、データを一時保存し、一定量のデータが蓄積された時点で一括転送する方法も消費電力の削減に有効である。
制御部6は、上述のようにアルゴリズミックに通信部4の制御を行ってもよいが、人工知能、いわゆるAIを用いてもよい。例えばAIを用いることで、例えば、照度計51、天気計52及び温度計53により測定される過去のデータから、変化パターンの依存性、季節依存性などを学習させ、より精度の高い発電量の予測を行う。
また、制御部6は、モード選択部46の双方向通信モード、送信モード及び受信モードから1つのモードを選択する。この選択により通信部4の機能を大きく制限することが可能であり、大きく消費電力を低減したり、発電した電力を特定に機能にのみ集中的に使用することができる。この制御は、主として緊急時に行われる。
(パラメータ送信ステップ及びパラメータ設定ステップ)
パラメータ送信ステップ(STEP11)で、制御部6はパラメータ算出ステップ(STEP10)算出した通信部4の設定パラメータを通信部4へ送信する。そして、パラメータ設定ステップ(STEP12)で、通信部4は、制御部6から送信されてきた設定パラメータが設定される。これにより通信部4は、電源部2から供給可能な電力量を予測し、動作の制御がなされる。
<利点>
当該ローカル基地局1は、再生可能エネルギーを電源とするので、系統電源からの電源供給がなくとも動作可能である。また、当該ローカル基地局1は、環境センサ部5により取得される環境情報から、電源部2から供給可能な電力量を予測し、通信部4の動作を制御する。このため、環境条件の変化により電源部2からの給電能力が低下した場合にあっても、当該ローカル基地局1が機能しなくなることを抑止できる。従って、当該ローカル基地局1は、系統電源の確保が困難な場所であっても、安定して動作できる。
[その他の実施形態]
上記実施形態は、本発明の構成を限定するものではない。従って、上記実施形態は、本明細書の記載及び技術常識に基づいて上記実施形態各部の構成要素の省略、置換又は追加が可能であり、それらは全て本発明の範囲に属するものと解釈されるべきである。
上記実施形態では、電源部が二次電池及びスーパーキャパシタを有する場合を説明したが、これらは必須の構成要素ではなく、その一部又は全部を省略することもできる。これらの一部又は全部を省略することで当該ローカル基地局を軽量化できるので、可搬性を高めることができる。なお、一部を省略する場合は、スーパーキャパシタを省略し、電源供給の安定性の観点から二次電池のみとするとよい。また、省略した構成要素に応じてスイッチは適宜省略することができる。
上記実施形態では、電源部のスーパーキャパシタが二次電池から充電できる構成を説明したが、スーパーキャパシタが二次電池から充電できる構成を有さない電源部も本発明の意図するところである。
また、上記実施形態で、発電機から二次電池やスーパーキャパシタに充電するためのスイッチも必要に応じて適宜省略することができる。例えば、発電機で発電した電力を常に二次電池の充電に用い、二次電池に蓄電された電力をスーパーキャパシタの充電及び通信部等への給電に用いる構成とすることで、発電機から二次電池への充電を制御する第1スイッチを省略することができる。
上記実施形態では、電源部が通信部、センサ部及び制御部に給電する場合を説明したが、センサ部及び制御部、あるいはいずれか一方への給電は別の電源から行ってもよい。当該ローカル基地局の電力消費の過半は通信部で発生するため、通信部への電源供給が上記電源部より行われる限り、同様の効果を奏することができる。例えばセンサ部及び制御部へ給電する構成としては、常に二次電池から行う構成や、非充電式電池を設けてこの非充電式電池から行う構成などを挙げることができる。
上記実施形態では、通信部がモード選択部を有する場合を説明したが、モード選択部は必須の構成要件ではなく、省略可能である。モード選択部が省略された通信部では、モードは双方向通信モードに固定される。
上記実施形態では、発電機が太陽光発電機であり、環境センサ部が照度計、天気計及び温度計を有する場合を説明したが、環境センサ部はこれら3つを全て有さなくともよい。例えば環境センサ部として照度計のみを有する構成や、照度計と温度計とを有する構成であってもよい。
また、環境センサ部が、さらに他のセンサを備えてもよい。このような他のセンサとしては、例えば位置センサ(GPS)を挙げることができる。GPSは、当該ローカル基地局を移動させて用いる際、GPSを備えることで、設置位置の確認を行うことができる。また、ローカル基地局の設置位置が分かるので、例えば移動端末が特定のローカル基地局のエリアに偏在した場合、ローカル基地局間で情報を共有し、ローカル基地局間でカバーするエリアの調整を行うこともできる。具体的には、例えば移動端末が偏在しているローカル基地局のパワーアンプの出力を下げ、近接するローカル基地局のパワーアンプの出力を上げることで、それぞれのローカル基地局がカバーするエリア範囲を調整し、ローカル基地局間での移動端末の偏在を緩和させることができる。
上記実施形態では、制御部が、通信部のパワーアンプの出力の制御、変復調部の変調方式の選択、モード選択部のモードの選択を行えるように構成されている場合について説明したが、通信部の消費電力の制御が行われる限り、その一部又は全部について省略することも、他の制御方法を搭載することもできる。
上記実施形態では、本発明のローカル基地局をMaaSの通信システムに用いる場合を説明したが、本発明のローカル基地局の用途はMaaSの通信システムに限定されるものではない。例えば地方の通信環境整備や、系統電源の整備されていないアジアやアフリカ各地での通信環境整備、あるいは当該ローカル基地局の可搬性を活かし、災害時に被災地の臨時ローカル基地局の設置等に用いることもできる。
以上説明したように、本発明のローカル基地局は、系統電源の確保が困難な場所であっても、安定して動作することができる。
1 ローカル基地局
2 電源部
21 発電機
22 二次電池
23 スーパーキャパシタ
24 スイッチ群
24a 第1スイッチ
24b 第2スイッチ
24c 第3スイッチ
24d 第4スイッチ
3 アンテナ部
4 通信部
41 車両センサ
42 パワーアンプ
43 変復調部
44 符復号部
45 中継部
46 モード選択部
47 制御回路
5 環境センサ部
51 照度計
52 天気計
53 温度計
6 制御部
61 マイクロコントローラ
62 データベース
M 交通手段
R 通信エリア
S コンピュータ群

Claims (9)

  1. 電源部と、
    アンテナ部と、
    上記電源部からの給電により動作し上記アンテナ部を介して1又は複数の移動端末と情報通信を行う通信部と、
    環境情報を取得する環境センサ部と、
    上記通信部の動作を制御する制御部と
    を備え、
    上記電源部が、再生可能エネルギーより発電する発電機を有し、
    上記制御部が、上記通信部の消費電力が上記環境センサ部の情報に基づき算定される上記電源部の給電能力以下となるように上記通信部の動作を制御するローカル基地局。
  2. 上記環境センサ部が、照度計、天気計及び温度計を有し、
    上記発電機が、太陽光発電機である請求項1に記載のローカル基地局。
  3. 上記電源部が、
    上記発電機が発電した電力を蓄電可能な二次電池及びスーパーキャパシタと、
    上記通信部へ給電する給電源を、上記発電機、上記二次電池及び上記スーパーキャパシタから選択するスイッチと
    をさらに備える請求項1又は請求項2に記載のローカル基地局。
  4. 上記通信部が、ノーマリオフ型である請求項1、請求項2又は請求項3に記載のローカル基地局。
  5. 上記通信部が、上記アンテナ部の出力を制御するパワーアンプを有し、
    上記制御部が、上記パワーアンプの出力を制御する請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のローカル基地局。
  6. 上記通信部が、消費電力の異なる複数種の変調方式を選択可能な変復調部を有し、
    上記制御部が、上記変復調部の変調方式を選択する請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のローカル基地局。
  7. 上記通信部が、双方向通信モード、送信モード及び受信モードを含むモード選択部を有し、
    上記制御部が、上記モード選択部のモードを選択する請求項1から請求項6のいずれか1項に記載のローカル基地局。
  8. 上記モード選択部が、全ての移動端末へ一斉に送信を行う放送モード、及び特定の移動端末からの情報を優先的に受信する優先受信モードをさらに含む請求項7に記載のローカル基地局。
  9. モビリティ アズ ア サービスの通信システムに用いられる請求項1から請求項8のいずれか1項に記載のローカル基地局。
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