JP2020173893A - 蓄電装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】外部端子部材の平板状で環状の端子部を、蓄電装置の電極端子部の外部端子当接面に適切に締結できる蓄電装置を提供すること。【解決手段】蓄電装置1は、外部端子当接面51a及び雄ネジ部53を有する電極端子部50と、外部端子部材110の端子部115の浮き上がりを規制する浮き上がり規制部70とを備える。浮き上がり規制部70は、厚みTaよりも大きい間隙Gaを空けて配置された規制本体部71と、規制本体部71から第1方向ZHの内側ZH2に突出し、第1方向ZHの寸法Laが間隙Gaと厚みTaとの差Gb=Ga−Taよりも大きく、かつ、弾性変形して端子部115の外部端子当接面51a上への載置を可能とする形態の突起部73とを有する。【選択図】図4

Description

本発明は、外部端子部材の端子部を当接させる外部端子当接面と、この外部端子当接面から突出する雄ネジ部とを有する電極端子部を備える蓄電装置に関する。
蓄電装置のプラスまたはマイナスの電極端子部として、外部端子当接面と、この外部端子当接面から突出する雄ネジ部とを有する形態の電極端子部が知られている。このような電極端子部には、平板状で、挿通孔が形成された環状の端子部を有する外部端子部材(例えば、平板状で環状のバスバや、ケーブルの先端に設けられた、円環板状の端子部を有する端子部材)を締結する。具体的には、外部端子部材の端子部の挿通孔内に電極端子部の雄ネジ部を挿通しつつ、外部端子部材の端子部を電極端子部の外部端子当接面上に載置する。その後、ナットなどの締結部材を雄ネジ部に螺合して、端子部を外部端子当接面と締結部材との間に締結する。
ところで、端子部を外部端子当接面上に載置した後、締結部材で端子部を外部端子当接面と締結部材との間に締結するまでの間に、端子部が外部端子当接面から浮き上がることがある。この端子部の浮き上がりが大きいと、端子部を外部端子当接面に適切に締結できなくなる場合がある。
そこで、この端子部の浮き上がりを抑制するために、端子部が浮き上がったときに、端子部に当接して、端子部がそれ以上浮き上がるのを規制する浮き上がり規制部を蓄電装置に設けることがある。関連する従来技術として、例えば特許文献1が挙げられる。この特許文献1では、図6、段落(0032)等に記載された「固定フック6e」が、「浮き上がり規制部」に該当する。
国際公開第2016/199563号
端子部の浮き上がりを規制するために、端子部は、外部端子当接面と浮き上がり規制部との間に配置しつつ外部端子当接面上に載置するが、この端子部の配置を容易に行えるようにするため、外部端子当接面と浮き上がり規制部との間隙G1は、端子部の厚みT1よりも大きく(G1>T1)している。
しかしながら、このように間隙G1を大きくすると、外部端子当接面上に載置した端子部が、締結までの間に外部端子当接面から浮き上がり、更には端子部が外部端子当接面と浮き上がり規制部との間から外れて、端子部の浮き上がりが浮き上がり規制部で規制されない状態になることがある。このような状態では、端子部を外部端子当接面に適切に締結できない場合がある。
本発明は、かかる現状に鑑みてなされたものであって、外部端子部材の平板状で環状の端子部を、蓄電装置の電極端子部の外部端子当接面に適切に締結できる蓄電装置を提供するものである。
上記課題を解決するための本発明の一態様は、第1主面及び第2主面を含む平板状で、挿通孔が形成された環状の端子部を有する外部端子部材のうち、上記端子部の上記第2主面を当接させる外部端子当接面、及び、上記外部端子当接面から上記外部端子当接面に直交する第1方向のうち外側に突出し、外周に雄ネジが設けられており、上記端子部の上記挿通孔内に挿通される雄ネジ部、を有する電極端子部と、上記挿通孔内に上記雄ネジ部を挿通しつつ上記外部端子当接面上に載置した上記端子部が、上記外部端子当接面から上記外側に浮き上がるのを規制する浮き上がり規制部と、を備える蓄電装置であって、上記浮き上がり規制部は、上記外部端子当接面よりも上記外側に、上記端子部の厚みTaよりも大きな間隙Ga(Ga>Ta)を空けて配置された規制本体部と、上記規制本体部から上記第1方向のうち上記外側とは反対側の内側に突出し、上記第1方向の寸法Laが、上記間隙Gaと上記厚みTaとの差Gb=Ga−Taよりも大きく(La>Gb)、かつ、上記端子部を上記外部端子当接面と上記規制本体部との間に配置する際に弾性変形して上記端子部の上記外部端子当接面上への載置を可能とする形態の突起部と、を有する蓄電装置である。
上述の蓄電装置では、外部端子部材の端子部を電極端子部の外部端子当接面に締結するのにあたり、端子部の挿通孔内に雄ネジ部を挿通しつつ、端子部を外部端子当接面と浮き上がり規制部の規制本体部との間に配置し、端子部を外部端子当接面上に載置する際、端子部に浮き上がり規制部の突起部が当接する。
端子部が外部端子当接面上に載置された(外部端子当接面に当接した)状態において、端子部と規制本体部との間隙は、外部端子当接面と規制本体部との間隙Gaと、端子部の厚みTaとの差Gb=Ga−Taとなる。一方、規制本体部から突出する突起部の第1方向の寸法Laは、この間隙(差Gb)よりも大きい。このため、端子部を外部端子当接面と規制本体部との間に配置する際に、端子部に突起部が当接する。
しかし、この突起部は、この配置の際に弾性変形して、端子部の外部端子当接面上への載置を可能とする。このため、端子部を外部端子当接面と規制本体部との間に容易に配置でき、端子部を外部端子当接面上に載置できる。
また、外部端子当接面上に載置された端子部は、浮き上がり規制部の突起部によって後述するように移動が抑制されるため、載置後、締結までの間に、端子部が外部端子当接面と浮き上がり規制部との間から外れて、端子部の浮き上がりが浮き上がり規制部で規制されない状態になることを防止できる。このため、上述の蓄電装置では、外部端子部材の端子部を電極端子部の外部端子当接面に適切に締結できる。
なお、外部端子部材の端子部に、浮き上がり規制部の突起部を挿入可能な貫通孔等を設けない場合、外部端子当接面上に載置された端子部には、浮き上がり規制部の突起部が弾性変形した状態で当接し続け、端子部は外部端子当接面に押し付けられた状態となる。このため、載置後の端子部の移動を抑制できる。
或いは、外部端子部材の端子部に、浮き上がり規制部の突起部を挿入可能な貫通孔や凹部等の被挿入部を設けて、端子部を外部端子当接面上に載置したときに、端子部に設けた被挿入部に浮き上がり規制部の突起部を挿入してもよい。端子部の被挿入部に浮き上がり規制部の突起部が係合することで、載置後の端子部の移動をより効果的に抑制できる。
「突起部」としては、例えば、ゴムや樹脂等からなる突起部や、バネからなる突起部などが挙げられる。
「蓄電装置」は、1つの単電池からなる蓄電装置でもよいし、複数の単電池を含む蓄電装置でもよい。
更に、上記の蓄電装置であって、前記浮き上がり規制部の前記突起部は、前記外部端子部材の前記端子部を前記電極端子部の前記外部端子当接面と上記浮き上がり規制部の前記規制本体部との間に配置し、上記端子部を上記外部端子当接面上に載置したときの弾性変形を経て、上記端子部に設けた貫通孔または凹部からなる被挿入部に挿入される形態を有する蓄電装置とするのが好ましい。
上述の蓄電装置では、外部端子部材の端子部を電極端子部の外部端子当接面上に載置すると、端子部に設けた貫通孔などの被挿入部内に浮き上がり規制部の突起部が挿入される。このため、これ以降は、外部端子部材の端子部の多少の移動は許容しつつも、端子部が大きく移動しようとすると、端子部の被挿入部に浮き上がり規制部の突起部が係合するため、端子部の大きな移動については効果的に抑制できる。かくして、端子部を外部端子当接面上の適切な位置に配置した状態で締結できる。
実施形態1に係る電池モジュールの斜視図である。 実施形態1に係る電池モジュールのうち、総正極端子部に外部端子部材の端子部を配置した状態における総正極端子部、端子部及び浮き上がり規制部近傍の拡大図である。 実施形態1に係り、外部端子部材の端子部を配置する前の総正極端子部及び浮き上がり規制部を示す説明図である。 実施形態1に係り、外部端子部材の端子部を総正極端子部に締結した状態を示す説明図である。 実施形態1に係り、外部端子部材の端子部を総正極端子部の外部端子当接面と浮き上がり規制部の規制本体部との間に配置する際に、浮き上がり規制部の突起部が弾性変形する様子を示す説明図である 実施形態1に係り、外部端子部材の端子部を総正極端子部の外部端子当接面上に載置した様子を示す説明図である。 実施形態2に係り、外部端子部材の端子部を配置する前の総正極端子部及び浮き上がり規制部を示す説明図である。 実施形態2に係り、外部端子部材の端子部を総正極端子部に締結した状態を示す説明図である。 比較形態に係り、外部端子部材の端子部を総正極端子部の外部端子当接面上に載置した様子を示す説明図である。 比較形態に係り、外部端子部材の端子部が外部端子当接面と規制本体部との間から外れて、端子部が規制本体部に乗り上げた様子を示す説明図である。
(実施形態1)
以下、本発明の第1の実施形態を、図面を参照しつつ説明する。図1に本実施形態1に係る電池モジュール(蓄電装置)1の斜視図を示す。また、図2に電池モジュール1の総正極端子部(電極端子部)50に外部端子部材110の端子部115を配置した状態を拡大して示す。更に、図3に外部端子部材110の端子部115を配置する前の総正極端子部50及び浮き上がり規制部70を示し、図4に総正極端子部50に端子部115を締結した状態を示す。なお、以下では、電池モジュール1の上下方向である高さ方向ZH、高さ方向ZHに直交する長手方向(列置方向)XH、高さ方向ZH及び長手方向XHにそれぞれ直交する短手方向YHを、図1、図3及び図4に示す方向と定めて説明する。
この電池モジュール1は、ハイブリッドカーやプラグインハイブリッドカー、電気自動車などの車両に搭載される車載用の電池モジュールである。電池モジュール1は、複数の電池10を列置してなる電池集合体5と、この電池集合体5を長手方向XHに押圧した状態で拘束する拘束部30とを備える。このうち電池集合体5は、複数の角型の電池10と複数のスペーサ20とが、長手方向XHに交互に列置されている。
電池10は、直方体状で密閉型のリチウムイオン二次電池である。この電池10は、直方体箱状で金属(本実施形態1ではアルミニウム)からなる電池ケース11の内部に、図示しない扁平状捲回型の電極体が電解液と共に収容されている。また、電池ケース11の上面には、アルミニウムからなる正極端子部13、及び、銅からなる負極端子部15が、それぞれ電池ケース11と絶縁された状態で設けられている。正極端子部13は、電池ケース11内で電極体の正極板に接続し導通する一方、電池ケース11の上面を貫通して電池外部まで延びている。また、負極端子部15は、電池ケース11内で電極体の負極板に接続し導通する一方、電池ケース11の上面を貫通して電池外部まで延びている。
電池集合体5を構成する各電池10は、その厚み方向に列置されている。具体的には、一の電池10の正極端子部13と、これに長手方向XHに隣り合う他の電池10の負極端子部15とが、長手方向XHに隣り合うように、各電池10の向きを交互に変えて列置されている。そして、一の電池10の正極端子部13と、これに長手方向XHに隣り合う他の電池10の負極端子部15とが、それぞれ矩形板状のバスバ(不図示)を介して電気的に接続されている。これにより、電池集合体5を構成するすべての電池10が直列に接続されている。
なお、電池集合体5を構成する電池10のうち、長手方向XHの一方側XH1の端に位置する電池10Aの正極端子部13A(図1中、右上に位置する正極端子部13)は、電池モジュール1の総正極端子部(電極端子部)50となっている。また、電池集合体5を構成する電池10のうち、長手方向XHの他方側XH2の端に位置する電池10Bの負極端子部15B(図1中、左上に位置する負極端子部15)は、電池モジュール1の総負極端子部(電極端子部)60となっている。これら総正極端子部50及び総負極端子部60については、後に詳述する。
スペーサ20は、絶縁性の樹脂からなる。このスペーサ20は、電池集合体5を構成した状態で、隣り合う電池10同士の間にそれぞれ介在する介在部21と、各電池10の短手方向YHの一方側YH1及び他方側YH2をそれぞれ覆う一対の側壁部22とを有する。また、スペーサ20は、後述する拘束部30の拘束バンド33がそれぞれ挿通される矩形筒状の4つの挿通部23を有する。電池集合体5を構成した状態で、2つの挿通部23は、電池10の高さ方向ZHの上方(外側)ZH1に、短手方向YHに間隔を空けて配置される。また、残り2つの挿通部23は、電池10の高さ方向ZHの下方(内側)ZH2に、短手方向YHに間隔を空けて配置される。
拘束部30は、一対のエンドプレート31と、これらのエンドプレート31の間に架け渡されてエンドプレート31の間をそれぞれ連結する4つの拘束バンド33とを有する。エンドプレート31は、電池集合体5の長手方向XHの一方側XH1及び他方側XH2にそれぞれ配置されており、電池集合体5を長手方向XHに挟持する。拘束バンド33は、長手方向XHに延びる帯状の金属板からなり、各スペーサ20の挿通部23内にそれぞれ挿通されている。拘束バンド33の長手方向XHの一方側XH1及び他方側XH2の端部は、電池集合体5を長手方向XHに押圧した状態で、それぞれエンドプレート31にリベットで固定されている。これにより、電池集合体5をなす各電池10は、それぞれ長手方向XH(電池10の厚み方向)に押圧されている。
また、電池モジュール1に含まれる各電池10の正極端子部13には、それぞれ電池10の電池電圧を検知するための電圧検知用配線(不図示)が接続されている。また、各電池10には、温度センサ(不図示)が取り付けられ、各温度センサには、温度検知用配線が接続されている。これら配線は、電池集合体5の上方ZH1に配置され、長手方向XHに延びる3つの樹脂カバー41,42,43によって覆われている。
次に、電池モジュール1の総正極端子部50及び総負極端子部60について説明する(図2及び図4参照)。これら総正極端子部50及び総負極端子部60は、同様な構造であるため、同一の符号を用いて説明する。総電極端子部50,60は、前述のように、電池ケース11の内部から電池ケース11の上面を貫通して電池外部に延びており、総電極端子部50,60と電池ケース11とは、樹脂絶縁部材12を介して電気的に絶縁されている。総電極端子部50,60は、矩形板状の板状電極部51と、外周に雄ネジ53nが形成された円柱状の雄ネジ部53とを有する。板状電極部51は、電池外部に電池ケース11の上面と平行に配置されており、上方ZH1を向く外部端子当接面51aを有する。また、雄ネジ部53は、外部端子当接面51aから上方ZH1に延びる。
総電極端子部50,60には、ケーブル100の先端100sに設けられた外部端子部材110の円環板状の端子部115が締結される。具体的には、この端子部115は、端子部115を総電極端子部50,60に配置した状態で、上方ZH1を向く第1主面115aと、下方ZH2を向く第2主面115bとを含む平板状である。端子部115の第2主面115bは、総電極端子部50,60の板状電極部51の外部端子当接面51aに当接する。また、端子部115には、第1主面115aと第2主面115bとの間をそれぞれ貫通する挿通孔115h及び貫通孔(被挿入部)115iが形成されている。端子部115の挿通孔115hには、総電極端子部50,60の雄ネジ部53が挿通される。一方、端子部115の貫通孔115iには、後述する浮き上がり規制部70の突起部73が挿入される。
また、電池モジュール1の樹脂カバー41には、浮き上がり規制部70が樹脂カバー41と一体に形成されている。この浮き上がり規制部70は、外部端子当接面51a上に載置した端子部115が、外部端子当接面51aから上方ZH1に浮き上がるのを規制する部位である。浮き上がり規制部70は、板状電極部51の外部端子当接面51aよりも上方ZH1に配置された規制本体部71と、この規制本体部71から下方ZH2に突出する円錐状の突起部73とを有する。規制本体部71は、上方ZH1の基端部71kにおいて樹脂カバー41と繋がり、この基端部71kから下方ZH2に延びており、先端部71sに突起部73が設けられている。
より具体的には、規制本体部71は、外部端子当接面51aよりも上方ZH1に、端子部115の厚みTaよりも大きな間隙Ga(Ga>Ta)を空けて配置されており、端子部115が上方ZH1に浮き上がったときに、端子部115の第1主面115aに当接して、端子部115がそれ以上浮き上がるのを規制する。
また、突起部73の高さ方向ZHの寸法Laは、外部端子当接面51aと規制本体部71との間隙Gaと、端子部115の厚みTaとの差Gb=Ga−Taよりも大きく(La>Gb)されている。また、この突起部73は、後述するように、端子部115を外部端子当接面51aと規制本体部71との間に配置する際に弾性変形して、端子部115の外部端子当接面51a上への載置を可能とする。また、端子部115を外部端子当接面51a上に載置すると、端子部115の貫通孔115i内に突起部73が挿入される。
総電極端子部50,60の雄ネジ部53には、ナット(締結部材)120が螺合され締結される。これにより、ナット120と板状電極部51の外部端子当接面51aとの間に、端子部115が挟持されて、端子部115と板状電極部51が電気的に接続される。
次いで、外部端子部材110の総電極端子部50,60への取り付けについて説明する(図5及び図6参照)。まず、外部端子部材110の端子部115を総電極端子部50,60に配置する。具体的には、端子部115の第1主面115aを上方ZH1に、第2主面115bを下方ZH2に向けて、端子部115の挿通孔115h内に総電極端子部50,60の雄ネジ部53を挿通しつつ、端子部115を総電極端子部50,60の外部端子当接面51aと浮き上がり規制部70の規制本体部71との間に配置し、端子部115を外部端子当接面51a上に載置する。その際、端子部115に浮き上がり規制部70の突起部73が当接する(図5参照)。
端子部115が外部端子当接面51a上に載置された(外部端子当接面51aに当接した)状態において、端子部115と規制本体部71との間隙は、外部端子当接面51aと規制本体部71との間隙Gaと、端子部115の厚みTaとの差Gb=Ga−Taとなる(図4参照)。一方、規制本体部71から下方ZH2に突出する突起部73の高さ方向ZHの寸法Laは、この間隙(差Gb)よりも大きい。このため、端子部115を外部端子当接面51aと規制本体部71との間に配置する際に、端子部115に突起部73が当接する。
しかし、この突起部73は、図5に示すように、弾性変形して端子部115の外部端子当接面51a上への載置を可能とする。このため、図6に示すように、端子部115を外部端子当接面51aと規制本体部71との間に容易に配置でき、端子部115を外部端子当接面51a上に載置できる。なお、端子部115を外部端子当接面51a上に載置すると、端子部115の貫通孔115i内に突起部73が挿入され、弾性変形していた突起部73が元の形状に戻る。
また、図6に示すように、端子部115の貫通孔115i内に浮き上がり規制部70の突起部73が挿入されると、貫通孔115iの大きさの分だけ、端子部115の移動が許容されるが、端子部115が大きく移動しようとすると、貫通孔115iと突起部73が係合するので、端子部115の長手方向XH及び短手方向YHの大きな移動は抑制される。このため、端子部115を外部端子当接面51a上に載置した後、ナット120で端子部115を外部端子当接面51aに締結するまでの間に、端子部115が外部端子当接面51aと規制本体部71との間から外れて、端子部115の浮き上がりが浮き上がり規制部70で規制されない状態になることを防止できる。その一方、上述のように端子部115の多少の移動は許容しているので、その後、ナット120を用いて端子部115を外部端子当接面51aに締結する際に、端子部115自身が許容範囲内を適宜移動するので、端子部115を外部端子当接面51aに適切に締結できる。
ここで、比較形態として、浮き上がり規制部970が突起部73を有しない場合について説明する(図9及び図10参照)。まず、端子部915を総電極端子部50,60の外部端子当接面51aと浮き上がり規制部970との間に配置すると共に、端子部915を外部端子当接面51a上に載置する(図9参照)。この載置後、端子部915は、ケーブル100の重さなどによって傾いたり移動したりすることがある。
この比較形態では、浮き上がり規制部970に突起部73が存在しないため、外部端子当接面51a上に載置された端子部915は、長手方向XH及び短手方向YHに比較的自由に移動できる。端子部915が長手方向XHの他方側XH2に大きく移動すると共に上方ZH1に大きく移動した場合には、端子部915が外部端子当接面51aと浮き上がり規制部970との間から外れる。更に、図10に示すように、端子部915が浮き上がり規制部970に乗り上げる場合もある。このような状態では、端子部915を外部端子当接面51aに適切に締結できない。
以上で説明したように、蓄電装置1では、外部端子部材110の端子部115を総電極端子部50,60の外部端子当接面51aと浮き上がり規制部70の規制本体部71との間に配置する際、浮き上がり規制部70の突起部73が弾性変形することで、端子部115を外部端子当接面51aと規制本体部71との間に容易に配置し、端子部115を外部端子当接面51a上に載置できる。
一方、外部端子当接面51a上に載置された端子部115は、浮き上がり規制部70の突起部73によって移動が抑制される。特に、本実施形態1では、端子部115の貫通孔115iに突起部73が係合するので、端子部115の移動が効果的に抑制される。このため、端子部115が、端子部115の載置後、締結までの間に、外部端子当接面51aと規制本体部71との間から外れて、端子部115の浮き上がりが浮き上がり規制部70で規制されない状態になることを防止できる。従って、蓄電装置1では、外部端子部材110の端子部115を総電極端子部50,60の外部端子当接面51aに適切に締結できる。
(実施形態2)
次いで、第2の実施形態について説明する。実施形態1では、外部端子部材110の端子部115を総電極端子部50,60の外部端子当接面51a上に載置する際に、浮き上がり規制部70の突起部73が、端子部115に設けられた貫通孔(被挿入部)115iに挿入される形態を説明した。これに対し、本実施形態2では、外部端子部材210の端子部215に、浮き上がり規制部270の突起部273が挿入される被挿入部が存在しない点が異なる(図7及び図8参照)。
本実施形態2の浮き上がり規制部270は、実施形態1と同様な形態の規制本体部71と、この規制本体部71から下方ZH2に突出する円錐状の突起部273とを有する。
この突起部273の高さ方向ZHの寸法Laは、外部端子当接面51aと規制本体部71との間隙Gaと、端子部215の厚みTaとの差Gb=Ga−Taよりも大きく(La>Gb)されている。なお、この突起部273の高さ方向ZHの寸法Laは、実施形態1の突起部73の高さ方向ZHの寸法Laよりも小さい。
また、本実施形態2の外部端子部材210の端子部215には、浮き上がり規制部270の突起部273が挿入される被挿入部がない。即ち、この端子部215は、第1主面215a及び第2主面215bを含む平板状で、総電極端子部50,60の雄ネジ部53が挿通される挿通孔215hを有するが、浮き上がり規制部270の突起部273が挿入される被挿入部が設けられていない。
外部端子部材210の端子部215を総電極端子部50,60の外部端子当接面51aと浮き上がり規制部270の規制本体部71との間に配置する際、端子部215に浮き上がり規制部270の突起部273が当接する。
しかし、この突起部273は、弾性変形して端子部215の外部端子当接面51a上への載置を可能とする。このため、端子部215を外部端子当接面51aと規制本体部71との間に容易に配置でき、端子部215を外部端子当接面51a上に載置できる。
なお、本実施形態2では、端子部215を外部端子当接面51a上に載置した後も、突起部273は弾性変形したままの状態で端子部215の第1主面215aに当接し続け、端子部115を外部端子当接面51aに押し付ける。このため、載置後の端子部215の移動が抑制される。
従って、本実施形態2でも、端子部215を外部端子当接面51a上に載置した後、ナット120で端子部215を外部端子当接面51aに締結するまでの間に、端子部215が外部端子当接面51aと規制本体部71との間から外れて、端子部215の浮き上がりが浮き上がり規制部270で規制されない状態になることを防止できる。よって、端子部215を外部端子当接面51aに適切に締結できる。その他、実施形態1と同様な部分は、実施形態1と同様な作用効果を奏する。
以上において、本発明を実施形態1,2に即して説明したが、本発明は上述の実施形態1,2に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で、適宜変更して適用できることは言うまでもない。
1 電池モジュール(蓄電装置)
10,10A,10B 電池
50 総正極端子部(総電極端子部,電極端子部)
51 板状電極部
51a 外部端子当接面
53 雄ネジ部
53n 雄ネジ
60 総負極端子部(総電極端子部,電極端子部)
70,270 浮き上がり規制部
71 規制本体部
73,273 突起部
100 ケーブル
110,210 外部端子部材
115,215 端子部
115a,215a 第1主面
115b,215b 第2主面
115h,215h 挿通孔
115i 貫通孔(被挿入部)
120 ナット(締結部材)
ZH 高さ方向(第1方向)
ZH1 上方(外側)
ZH2 下方(内側)
Ta (端子部の)厚み
Ga (外部端子当接面と規制本体部との)間隙
Gb (間隙Gaと厚みTaとの)差
La (突起部の高さ方向の)寸法

Claims (1)

  1. 第1主面及び第2主面を含む平板状で、挿通孔が形成された環状の端子部を有する外部端子部材のうち、上記端子部の上記第2主面を当接させる外部端子当接面、及び、
    上記外部端子当接面から上記外部端子当接面に直交する第1方向のうち外側に突出し、外周に雄ネジが設けられており、上記端子部の上記挿通孔内に挿通される雄ネジ部、を有する
    電極端子部と、
    上記挿通孔内に上記雄ネジ部を挿通しつつ上記外部端子当接面上に載置した上記端子部が、上記外部端子当接面から上記外側に浮き上がるのを規制する浮き上がり規制部と、を備える
    蓄電装置であって、
    上記浮き上がり規制部は、
    上記外部端子当接面よりも上記外側に、上記端子部の厚みTaよりも大きな間隙Ga(Ga>Ta)を空けて配置された規制本体部と、
    上記規制本体部から上記第1方向のうち上記外側とは反対側の内側に突出し、上記第1方向の寸法Laが、上記間隙Gaと上記厚みTaとの差Gb=Ga−Taよりも大きく(La>Gb)、かつ、上記端子部を上記外部端子当接面と上記規制本体部との間に配置する際に弾性変形して上記端子部の上記外部端子当接面上への載置を可能とする形態の突起部と、を有する
    蓄電装置。
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