JP2020172458A - 糸状緑藻の増殖抑制剤、糸状緑藻の増殖抑制キット、及び糸状緑藻の増殖抑制方法 - Google Patents
糸状緑藻の増殖抑制剤、糸状緑藻の増殖抑制キット、及び糸状緑藻の増殖抑制方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2020172458A JP2020172458A JP2019074172A JP2019074172A JP2020172458A JP 2020172458 A JP2020172458 A JP 2020172458A JP 2019074172 A JP2019074172 A JP 2019074172A JP 2019074172 A JP2019074172 A JP 2019074172A JP 2020172458 A JP2020172458 A JP 2020172458A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bark
- sulfur
- green algae
- growth
- algae
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
Abstract
Description
前記針葉樹皮の少なくとも一部と、前記硫黄の単体の少なくとも一部とが、互いに接触した状態で用いられる、
糸状緑藻の増殖抑制キット。
前記針葉樹皮の少なくとも一部と、前記硫黄の単体の少なくとも一部とは、前記閉鎖性水域内で互いに接触している、糸状緑藻の増殖抑制方法。
本発明の糸状緑藻の増殖抑制剤(以下、「本発明の増殖抑制剤」ともいう。)は、針葉樹皮を含む樹皮材と、硫黄の単体を含む硫黄材と、を少なくとも含む。
本発明における樹皮材は、針葉樹皮を含む。「針葉樹皮」とは、針葉樹から剥がされた樹皮そのもの(未処理の樹皮)であってもよく、物理的処理(乾燥処理、粉砕処理等)をされた樹皮であってもよい。ただし、「針葉樹皮」には、溶剤等を用いて得られる樹皮抽出物は含まれない。
本発明における硫黄材は、硫黄の単体を含む。硫黄の単体としては、八硫黄(S8)を主に含むもの、又は、八硫黄からなるものを使用できる。
本発明の増殖抑制剤に配合される樹皮材及び硫黄材の比率は、特に限定されないが、本発明の効果を奏しやすいという観点から、針葉樹皮の量が、硫黄の単体の量と等量以上となるように配合されることが好ましい。例えば、樹皮材中の針葉樹皮の質量と、硫黄材中の硫黄の単体の質量との比は、「樹皮材中の針葉樹皮の質量:硫黄材中の硫黄の単体の質量」が好ましくは0.5〜5.0:0.1〜1.0、より好ましくは1.0〜1.5:0.3〜0.8、さらに好ましくは1.2〜1.0:0.4〜0.5であってもよい。樹皮材の質量と硫黄材の質量との比は、「樹皮材の質量:硫黄材の質量」が好ましくは0.5〜2.0:0.2〜1.0、より好ましくは1.0〜1.5:0.3〜0.8、さらに好ましくは1.0〜1.2:0.4〜0.5であってもよい。
本発明の増殖抑制剤には、上記成分(つまり、樹皮材及び硫黄材)のほか、これらの成分の作用を損なわない範囲で、任意の添加物が含まれていてもよい。このような添加物としては、任意の樹木の全体又は部分からの抽出物、培地、ビタミン、酸化防止剤、キレート剤、pH緩衝剤等が挙げられる。これらの添加物の種類や量は、得ようとする効果に応じて適宜設定できる。
本発明の増殖抑制剤によれば、糸状緑藻の増殖を効果的に抑制できる。糸状緑藻としては特に限定されないが、Spirogyra sp.、Klebsormidium sp.、Stigeoclonium sp.、Ulothrix sp.、Microspora sp.等が挙げられる。これらのうち、本発明によれば、Spirogyra sp.の増殖を特に効果的に抑制できる。糸状緑藻の増殖が抑制されたかどうかは、目視、顕微鏡観察や、実施例の方法を用いて評価できる。
本発明の増殖抑制剤の製造方法は特に限定されず、上記成分を適宜混合、撹拌等することで得られる。また、本発明の増殖抑制剤の剤型も特に限定されない。
本発明の糸状緑藻の増殖抑制キット(以下、「本発明のキット」ともいう。)は、針葉樹皮を含む樹皮材と、硫黄の単体を含む硫黄材と、を含む。樹皮材及び硫黄材の詳細は上述のとおりである。本発明のキットは、針葉樹皮の少なくとも一部と、硫黄の単体の少なくとも一部とが、互いに接触した状態で水域内等に供給されることで糸状緑藻の増殖抑制効果が奏される。樹皮材及び硫黄材は、水域内等に同時に供給してもよく、個別に投入してもよい。
上記のとおり、針葉樹皮を含む樹皮材、及び、硫黄の単体を含む硫黄材の組み合わせにより、糸状緑藻の増殖を抑制できる。本発明によれば、樹皮材及び硫黄材を、針葉樹皮の少なくとも一部と、硫黄の単体の少なくとも一部とが互いに接触するように閉鎖性水域に供給することで糸状緑藻の増殖を効果的に抑制できる。
(1)樹皮材に硫黄材をまぶした後、これを閉鎖性水域内に直接投入する。
(2)閉鎖性水域の底部に、樹皮材及び硫黄材を一緒に詰めた孔部を有する容器(繊維製バッグ等)を設置する。
(3)閉鎖性水域に設けられた装置(濾過装置、ポンプ等)の一部に、樹皮材及び硫黄材を一緒に詰めた孔部を有する容器(メッシュ状バッグ、繊維製バッグ等)を組み込み、閉鎖性水域内を循環する水と、これらの成分とを接触させる。
(4)樹皮材及び硫黄材を一緒に入れた浮島を、閉鎖性水域の表面に浮遊させる。浮島は太陽電池等で稼働させて閉鎖性水域内を移動してもよい。
以下の方法で、樹皮材及び硫黄材による藻類増殖抑制効果を評価した。なお、以下、表中の樹皮材の量は、針葉樹皮の乾燥重量に換算した量である。
(1)ガラス製角型水槽(幅200mm×奥行200mm×高さ250mm)を4つ用意し、各水槽に8L水道水を注ぎ、栄養塩(商品名「HYPONeX5−10−5」、村上物産株式会社製)を添加した後、糸状緑藻(湿重量1.0g)を入れた。糸状緑藻としては、株式会社京都科学より譲渡されたSpirogyra sp.(アオミドロとして知られる。)を用いた。水槽底には80gの砂利(0.5〜2mmサイズ)を敷いた。
(2)各水槽に、表1に示す量の材を投入した。また、材を投入しない対照も用意した。各材は、図1に示すように、樹皮材及び/又は硫黄材を、1つの不織布の葉袋(お茶パック)に詰め、通気管とネットの間に挟んで水中に固定した。
(3)各水槽へ材を投入した後、水温24℃、照度9000lux、12時間の明暗周期で、28日間、微量の曝気をしながら糸状緑藻を培養した。
(4)培養開始時点及び培養終了時点での各水槽中の糸状緑藻の湿重量を測定した。以下の式に基づき、各区の日間増殖重量(単位:g/日)を算出した。
日間増重量(g/日)=(培養終了時点の湿重量−培養開始時点の湿重量)/培養日数
(5)培養期間中、水槽内を曝気しながら、7日ごとにpH及び電気伝導度を測定した。pHは商品名「pH meter D−52型」(株式会社堀場製作所製)を用いて測定し、電気伝導度は商品名「COND meter ES−71型」(株式会社堀場製作所製)を用いて測定した。
樹皮材:針葉樹皮マルチング材(スギ、ヒノキ、マツの樹皮を含む。)、丸和バイオケミカル株式会社製
硫黄材:硫黄の単体の粉末、株式会社日本ランテック製
水槽に投入する材の量を表2に示される量に変更した点以外は、上記<藻類を用いた培養試験−1>同様の方法で、各区の日間増殖重量を算出した。その結果を図3に示す。
水槽に投入する材の量及び材の投入条件を表3に示される条件に変更した点以外は、上記<藻類を用いた培養試験−1>同様の方法で、各区の日間増殖重量を算出した。その結果を図5に示す。
「分離投入区3−1」は、樹皮材及び硫黄材を別々の袋に詰め、これらの袋を同時に水槽に投入した区である(つまり、樹皮材及び硫黄材が互いに接触していない状態で、樹皮材及び硫黄材が同時に投入された区である。)。
「分離投入区3−2」及び「分離投入区3−3」は、樹皮材及び硫黄材を別々の袋に詰め、これらの袋を7日の間隔を空けて別々に水槽に投入した区である(つまり、樹皮材及び硫黄材が互いに接触していない状態で、樹皮材及び硫黄材が別々に投入された区である。)。「分離投入区3−2」は樹皮材を先に投入した区であり、「分離投入区3−3」は硫黄材を先に投入した区である。
以下の方法で、樹皮材及び硫黄材による藻類増殖抑制効果を評価した。
(1)樹皮材及び硫黄材の混合材として、以下をメッシュ状の袋(幅620mm×奥行20mm×高さ480mm)に詰めたものを24個用意した。
樹皮材:2kg、針葉樹皮マルチング材(スギ、ヒノキ、マツの樹皮を含む。)、丸和バイオケミカル株式会社製
硫黄材:1kg、硫黄粉末、株式会社日本ランテック製
(2)上記(1)で用意した混合材を、閉鎖性水域(日本国内にあるゴルフ場修景池(池の水量:480m3))の池底に固定した。池の水量に対する混合材の投入量は、樹皮材100g/m3及び硫黄材50g/m3に相当する。
(3)混合材を投入後、75日間(6月〜7月)にわたって、池水面における藻類被覆面積の割合を目視観察で測定した。その結果を図6に示す。
Claims (4)
- 針葉樹皮を含む樹皮材と、硫黄の単体を含む硫黄材と、を含む、糸状緑藻の増殖抑制剤。
- 前記針葉樹皮の質量:前記硫黄の単体の質量が、0.5〜5.0:0.1〜1.0である、請求項1に記載の増殖抑制剤。
- 針葉樹皮を含む樹皮材と、硫黄の単体を含む硫黄材と、を含み、
前記針葉樹皮の少なくとも一部と、前記硫黄の単体の少なくとも一部とが、互いに接触した状態で用いられる、
糸状緑藻の増殖抑制キット。 - 針葉樹皮を含む樹皮材と、硫黄の単体を含む硫黄材とを、閉鎖性水域に供給する工程を含み、
前記針葉樹皮の少なくとも一部と、前記硫黄の単体の少なくとも一部とは、前記閉鎖性水域内で互いに接触している、糸状緑藻の増殖抑制方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019074172A JP7153602B2 (ja) | 2019-04-09 | 2019-04-09 | 糸状緑藻の増殖抑制剤、糸状緑藻の増殖抑制キット、及び糸状緑藻の増殖抑制方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019074172A JP7153602B2 (ja) | 2019-04-09 | 2019-04-09 | 糸状緑藻の増殖抑制剤、糸状緑藻の増殖抑制キット、及び糸状緑藻の増殖抑制方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020172458A true JP2020172458A (ja) | 2020-10-22 |
JP7153602B2 JP7153602B2 (ja) | 2022-10-14 |
Family
ID=72829971
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019074172A Active JP7153602B2 (ja) | 2019-04-09 | 2019-04-09 | 糸状緑藻の増殖抑制剤、糸状緑藻の増殖抑制キット、及び糸状緑藻の増殖抑制方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7153602B2 (ja) |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03135905A (ja) * | 1989-07-24 | 1991-06-10 | Takeda Engei Kk | アオミドロ発生抑止及び悪臭防止材 |
JP2006213690A (ja) * | 2005-02-02 | 2006-08-17 | Dff:Kk | 水産・湾岸用環境塗布剤 |
JP2010116449A (ja) * | 2008-11-11 | 2010-05-27 | Kinan Co Ltd | 薬効浸出粒、およびその製造方法 |
JP2011084524A (ja) * | 2009-10-16 | 2011-04-28 | Yamagata Univ | 樹木成分を含有する藻類増殖抑制剤 |
JP2014159498A (ja) * | 2013-02-19 | 2014-09-04 | Rikio Nakamura | 防汚塗料 |
JP2015033341A (ja) * | 2013-08-08 | 2015-02-19 | 有限会社あおぞら開発 | 松脂を用いて雑草対策を行う農法 |
-
2019
- 2019-04-09 JP JP2019074172A patent/JP7153602B2/ja active Active
Patent Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03135905A (ja) * | 1989-07-24 | 1991-06-10 | Takeda Engei Kk | アオミドロ発生抑止及び悪臭防止材 |
JP2006213690A (ja) * | 2005-02-02 | 2006-08-17 | Dff:Kk | 水産・湾岸用環境塗布剤 |
JP2010116449A (ja) * | 2008-11-11 | 2010-05-27 | Kinan Co Ltd | 薬効浸出粒、およびその製造方法 |
JP2011084524A (ja) * | 2009-10-16 | 2011-04-28 | Yamagata Univ | 樹木成分を含有する藻類増殖抑制剤 |
JP2014159498A (ja) * | 2013-02-19 | 2014-09-04 | Rikio Nakamura | 防汚塗料 |
JP2015033341A (ja) * | 2013-08-08 | 2015-02-19 | 有限会社あおぞら開発 | 松脂を用いて雑草対策を行う農法 |
Non-Patent Citations (2)
Title |
---|
山岸淳,橋爪厚: "水田の緑藻類の生態と防除に関する2,3の知見", 雑草研究, JPN6022031589, 1974, pages 39 - 43, ISSN: 0004839660 * |
木村淳子: "藻類へのアレロパシー活性をもつ植物の検索", 広島県立総合技術研究所保健環境センター研究報告, JPN6022031591, 2011, pages 37 - 46, ISSN: 0004839661 * |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP7153602B2 (ja) | 2022-10-14 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
Michalak et al. | Concise review of Cladophora spp.: macroalgae of commercial interest | |
Ndimele et al. | The invasive aquatic macrophyte, water hyacinth {Eichhornia crassipes (Mart.) Solm-Laubach: Pontedericeae}: problems and prospects | |
CN104430079A (zh) | 蔬菜、水稻、花卉种植与网箱套养结合的装置和方法 | |
CN102613143A (zh) | 一种有机稻田高产套养水蛭技术 | |
CN102144556A (zh) | 瑶山苣苔组织培养及快速繁殖的方法 | |
Fierro‐Sañudo et al. | Co‐culture of shrimp with commercially important plants: a review | |
CN105265361A (zh) | 泥鳅苗种培育方法 | |
CN106219705B (zh) | 一种用于水产养殖池塘底改的纯天然絮凝剂及其制备方法 | |
JP2016195579A (ja) | 鉄分供給方法、鉄分供給物、植物の栽培方法、ユーグレナの培養方法及び魚介類の養殖方法 | |
Miceli et al. | First results on yield and quality response of basil (Ocimum basilicum L.) grown in a floating system | |
CN112056329A (zh) | 一种海水微藻调控剂及应用该调控剂的微藻藻相调控方法 | |
JP2020172458A (ja) | 糸状緑藻の増殖抑制剤、糸状緑藻の増殖抑制キット、及び糸状緑藻の増殖抑制方法 | |
JPH10276597A (ja) | 活性水を用いた水耕栽培システム及び養殖システム | |
CN104170559A (zh) | 一种毛叶山桐子育苗的种子处理方法 | |
CN107935192A (zh) | 一种减降水产养殖水体亚硝酸盐及氨氮的方法 | |
CN104430094B (zh) | 一种加利福尼亚红参人工育苗的方法 | |
Afrin et al. | Cauliflower (Brassica oleracea) production incorporated with sea salt in aquaponic system | |
Rahman et al. | Study on the occurrence and abundance of noxious Microcystis spp. in pangasiid catfish (Pangasianodon hypophthalmus) ponds | |
Wahyuningtyas et al. | The Effectivity of Plantation Depth on Seaweed Sargassum sp. Growth Using Longline Method | |
Fierro-Sañudo et al. | Integrated culture of shrimp (Litopenaeus vannamei), tomato (Lycopersicon esculentum) and lettuce (Lactuca sativa) using diluted seawater: management, production and water consumption | |
Ahmed et al. | Restoration and conservation of deteriorated arid land by a native thorny shrub Lycium shawii | |
JP6830056B2 (ja) | 糸状緑藻及び/又は珪藻の増殖抑制剤、糸状緑藻及び/又は珪藻の増殖抑制方法 | |
Ghani et al. | The Effect of Combination of Coconut Water (Cocos nucifera) and Shallot Crude Extract (Allium cepa L.) on the Growth of Caulerpa racemosa | |
CN103734085A (zh) | 水产养殖中红蚯蚓饵料的快速培育方法 | |
Annapurna et al. | Refinement of potting medium ingredients for production of high quality seedlings of sandalwood (Santalum album L.) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20211029 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20220729 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20220802 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20220823 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20220906 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20221003 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7153602 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |