JP2020171224A - 管理機及び圃場管理方法 - Google Patents

管理機及び圃場管理方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2020171224A
JP2020171224A JP2019074754A JP2019074754A JP2020171224A JP 2020171224 A JP2020171224 A JP 2020171224A JP 2019074754 A JP2019074754 A JP 2019074754A JP 2019074754 A JP2019074754 A JP 2019074754A JP 2020171224 A JP2020171224 A JP 2020171224A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
management machine
turning
lever
clutch
power transmission
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2019074754A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7012370B2 (ja
Inventor
渡辺 英明
Hideaki Watanabe
英明 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takaoka Inc
Original Assignee
Takaoka Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Takaoka Inc filed Critical Takaoka Inc
Priority to JP2019074754A priority Critical patent/JP7012370B2/ja
Publication of JP2020171224A publication Critical patent/JP2020171224A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7012370B2 publication Critical patent/JP7012370B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Guiding Agricultural Machines (AREA)
  • Soil Working Implements (AREA)

Abstract

【課題】作業者の労力を軽減し効率的で操作性と安全性に優れた圃場管理作業を実行することができる管理機を提供する。【解決手段】本発明の管理機1は、進行方向Yの後方−Yに走行輪7、進行方向Yの前方+Yにロータリーユニット11が配置された管理機であって、エンジン5と、左右一対の走行輪7L、7Rと、ロータリーユニット11と、走行輪7とロータリーユニット11に動力を伝達する第1動力伝達機構15と、操作ハンドル3と、後方補助輪23と、を備え、更に、ロータリーユニット11によって掘削された植付け溝Dの所定ピッチA側方+X、−Xに誘導溝Vを形成する誘導溝形成部12と、上記第1動力伝達機構15から分配して誘導溝形成部12に動力を伝達する第2動力伝達機構16と、を備えることによって構成されている。【選択図】 図1

Description

本発明は、植付け溝堀り、埋め戻し、土揚げから掘り取りまでの一連の圃場管理作業を効率良く行うことができる、進行方向後方に走行輪、進行方向前方にロータリーユニットを備えた自走式の管理機及び当該管理機を使用した圃場管理方法に係り、特に白ネギや長根の野菜の栽培に適した操作性と安全性を兼ね備えた管理機及び当該管理機を使用した圃場管理方法に関する。
エンジンの出力軸の回転を利用して、各種の作業を行う作業機械が従来から種々開発され、各種の作業現場で使用されている。例えば、農業の分野では耕作地(圃場)の地面を掘削して耕耘することで平らに整地し、更に畝立て、溝掘り、土寄せ等の一般的な圃場管理作業を行う場合には、比較的規模の大きな圃場では乗用式のトラクターが多く使用されている。
一方、小規模の畑や畝間の間隔が狭い圃場では、作業者が両手で操作ハンドルを握った状態で管理機と共に歩きながら移動する自走式の小型の管理機が使用されている。
そして、自走式の管理機としては、一般の野菜の栽培には進行方向前方に走行輪、進行方向後方にロータリーユニットを備えた管理機が多く使用されており、白ネギやゴボウ、長芋等の長根の野菜の栽培には、進行方向後方に走行輪、進行方向前方にロータリーユニットを備えた下記特許文献1、2に示すような管理機が多く使用されている。
また、これらの管理機ではロータリーユニットは、耕耘、畝立て、溝掘り、土寄せ等の目的の違いに対応した複数の種類が用意されており、当該圃場で行う管理作業に応じて、適宜、管理機本体に対してロータリーユニットを付け替えて作業を行える着脱構造が多く採用されている。
特開2010−233489号公報 特開2012−49号公報
そして、このような自走式の管理機を使用して例えば圃場右端の耕耘列の隅部を始端として圃場管理作業を行う場合には、その耕耘列の終端に達したところで180°管理機を左に旋回して方向転換し、所定ピッチ左方に移動した位置で隣接する次の耕耘列の圃場管理作業を行うことになる。
以下、同様に耕耘列端部での旋回と、各耕耘列の圃場管理作業を当該圃場左端の耕耘列終端の隅部に達するまで人手によって繰り返し行わなければならなかった。
しかし、このような同一の作業を繰り返して行うことは、作業者に多大な労力を強いることになり、圃場面積の大きな農場では、その労力の大きさは極めて大きく、生産性の低下や誤操作による事故の発生等をもたらす要因になっている。
一方、作業者が行っている作業の多くは画一的であり、同じ作業の繰り返しであるから、その圃場管理作業の少なくとも一部を自動化し、あるいは補助できるようにすれば、作業者の労力を軽減でき、生産性と安全性の向上が大いに期待できる。
本発明はこのような点に基づいてなされたものでその目的とするところは、その多くが同じ作業の繰り返しとなる圃場管理作業の少なくとも一部を自動化し、あるいは補助できるようにすることで、作業者の労力を大幅に軽減して効率的で操作性と安全性に優れた圃場管理作業を実行できるようにすることにある。
上記目的を達成するべく本発明の請求項1による管理機は、耕作地の地面に作用して所望の圃場管理作業を行う、進行方向の後方に走行輪、進行方向の前方にロータリーユニットが配置された構成の自走式の管理機において、上記走行輪とロータリーユニットを駆動する動力を生成するエンジンと、上記エンジンの出力軸の回転を所定の方向の所定の回転数の回転に変換して走行輪とロータリーユニットに伝達する第1動力伝達機構と、上記第1動力伝達機構によって伝達された動力を受けて所定の方向に所定の回転数で回転する左右一対の走行輪と、上記第1動力伝達機構によって伝達された動力を受けて所望の圃場管理作業を直接実行するロータリーユニットと、上記エンジンが搭載された管理機本体を支持して舵を取る操作ハンドルと、上記走行輪の進行方向の後方位置に設けられ、作業位置と旋回位置の二位置を取ることができる後方補助輪と、上記ロータリーユニットによって掘削された植付け溝の所定ピッチ側方に誘導溝を形成する誘導溝形成部と、上記誘導溝形成部を駆動する動力を上記第1動力伝達機構から分配して誘導溝形成部に伝達する第2動力伝達機構と、を備えていることを特徴とするものである。
また、請求項2による管理機は、請求項1記載の管理機において、上記管理機本体には、ロータリーユニットの進行方向の前方と側方を覆うガード板を備えたガードフレームが取り付けられており、上記ガードフレームには、上記誘導溝形成部を溝幅方向に揺動自在に支持する揺動軸と、ガードフレーム前方の軌間幅中央に設けられる前方補助輪と、ガードフレーム側方の軌間幅側端部に設けられる側方補助輪と、が備えられていることを特徴とするものである。
また、請求項3による管理機は、請求項1または2記載の管理機において、上記操作ハンドルが設けられる進行方向後方の操作側には、作業者が手動で操作する主クラッチ切換え用の主クラッチレバーと、ロータリークラッチ切換え用のロータリークラッチレバーと、が設けられており、一方、進行方向前方の機体先端側には、人や障害物あるいは停止部材等に当接することで自動的に主クラッチをOFFにする安全停止バーと、作業者が機体先端側に移動したときに手動で操作する補助ロータリークラッチレバーと、が設けられていて、上記主クラッチレバーと安全停止バー及び上記ロータリークラッチレバーと補助ロータリークラッチレバーは、それぞれワイヤーで連結されていて、いずれか一方を操作すると他方が連動して対応する方向に移動するように構成されていることを特徴とするものである。
また、請求項4による管理機は、請求項1〜3のいずれかに記載の管理機において、上記操作ハンドルが設けられる進行方向後方の操作側には、作業者が機体旋回時に手動で操作する左旋回レバーと右旋回レバーが設けられており、上記左右一対の走行輪を軸支するドライブシャフトには、左走行輪への動力伝達のON、OFFを切り換える左側動力切換えクラッチと、右走行輪への動力伝達のON、OFFを切り換える右側動力切換えクラッチと、が備えられていて、上記左旋回レバーと左側動力切換えクラッチ及び上記右旋回レバーと右側動力切換えクラッチは、それぞれワイヤーで連結されていて、左旋回時に左旋回レバーを所定の方向に操作することによって左側動力切換えクラッチをOFF状態にして左走行輪への動力伝達を停止し、右旋回時に右旋回レバーを所定の方向に操作することによって右側動力切換えクラッチをOFF状態にして右走行輪への動力伝達を停止するように構成されていることを特徴とするものである。
また、請求項5による管理機は、請求項4に記載の管理機において、上記管理機本体の左右の側傍には、圃場の旋回位置に設置される旋回起動バーに当接することで姿勢ないし位置を変化させる所定作用長の旋回従動フレームが設けられており、上記旋回従動フレームの姿勢ないし位置が変化することによって対応する上記左側動力切換えクラッチまたは右側動力切換えクラッチを動作させて自動的に左走行輪と右走行輪の回転数をその旋回半径に見合った所定の回転数に制御して旋回を実行するようにしたことを特徴とするものである。
また、請求項6による管理機は、請求項5に記載の管理機において、上記旋回従動フレームには、上記旋回起動バーに直接当接する当接ガイド板が設けられており、当接ガイド板には、旋回起動バーとの当接位置を動力伝達位置と動力解除位置とに切り換える所定形状の動力切換え案内パターンが形成されていることを特徴とするものである。
また、請求項7による管理機は、請求項1〜6のいずれかに記載の管理機において、上記後方補助輪は、上記管理機本体の支持フレームに対して揺動可能に取り付けられている揺動アームの先端部に設けられており、上記揺動アームの揺動位置は、操作レバーを手動で操作することによって後方補助輪が耕作地の地面に当接する作業位置と耕作地の地面から離間する旋回位置とに切り換えることができるように構成されていて、上記揺動アームの作業位置と旋回位置は、ロックレバーを手動で操作することによって固定状態と可動状態に切り換えることができるように構成されていることを特徴とするものである。
また、請求項8による圃場管理方法は、耕作地の地面に作用して所望の圃場管理作業を行う、進行方向後方に走行輪、進行方向前方にロータリーユニットが配置された構成の自走式の管理機を使用することによって実行される圃場管理方法において、平らに耕して整地した耕作地の地面に対して、栽培する野菜の苗を植え付けるための植付け溝と、次工程で使用する管理機の進行方向を案内するための誘導溝と、を形成する植付け溝・誘導溝形成工程と、上記植付け溝に苗を植え付けた後、ロータリーユニットを埋戻し用の耕耘刃の付いたものに交換し、隣接する植付け溝の間に形成した誘導溝に機体前方の軌間幅中央に設けられる前方補助輪を位置合わせして進行させることによって左右の植付け溝を埋め戻す埋め戻し工程と、ロータリーユニットを土揚げ用の耕耘刃の付いたものに交換し、隣接する埋め戻された植付け溝の間に管理機を導入して進行させることによって左右の植付け溝上に土揚げして畝を高くして行く土揚げ工程と、ロータリーユニットを掘り取り用の耕耘刃の付いたものに交換し、更に根切り刃を取り付けた後、隣接する土揚げされた畝間に管理機を導入して進行させることによって収穫する野菜の内方の畝を崩しながら野菜の根切りを実行する掘り取り工程と、を備え、上記各工程を実行するに際して上記請求項1〜7のいずれかに記載の管理機を使用したことを特徴とするものである。
また、請求項9による圃場管理方法は、請求項8記載の圃場管理方法において、上記圃
場管理方法は、上記圃場管理方法は、作業者が一部を手動で操作して上記各工程を実行する手動運転モードと、
耕作地の終端に設けられる自動停止ポールと、上記旋回起動バー及び旋回従動フレームとによって、無人で上記各工程を実行する自動運転モードと、を備えていることを特徴とするものである。
上記手段によって以下のような効果が得られる。即ち、本発明の管理機によると、ロータリーユニットの他に誘導溝形成部が設けられているから、ロータリーユニットによって掘削された植付け溝の所定ピッチ側方に誘導溝が形成される。従って、隣接する次の耕耘列あるいは次の工程の圃場管理作業を行う際に、この誘導溝を案内して管理機を進行できるから、管理機の走行安定性が向上する。
また、誘導溝形成部を駆動する動力として、第2動力伝達機構を介して第1動力伝達機構から分配する形で必要な動力を得ているから、部品の有効利用を図ってコンパクトで軽量且つ機能性に優れた管理機を提供できるようになる。
また、ロータリーユニットの進行方向の前方と側方を覆うガード板を備えたガードフレームを設けた場合には、作業中の管理機が障害物等に衝突した時のダメージを小さくすることができ、作業中の管理機に人が近付いた時の不用意な衝突による怪我の発生を未然に防止することが可能になる。
また、ガードフレームに対して前方補助輪と二つの側方補助輪を設けた場合には、作業中の管理機の姿勢の安定性の向上が図られる。また、安定した姿勢のガードフレームに対して誘導溝形成部を揺動自在に支持する揺動軸を設けた場合には、作業中の誘導溝形成部の姿勢も安定するから正確な誘導溝が形成されるようになる。
また、進行方向後方の主クラッチレバーと進行方向前方の安全停止バーとをワイヤーで連結し、進行方向後方のロータリークラッチレバーと進行方向前方の補助ロータリークラッチレバーとをワイヤーで連結して、いずれか一方を操作すると他方が連動して対応する方向に移動するように構成した場合には作業者の存在する位置に関係なく、より近い位置のレバー等を操作することで走行輪の回転と停止を切り換え、あるいはロータリーユニットの回転と停止を切り換えることが可能になる。
また、操作ハンドルが設けられている進行方向後方の操作側に左旋回レバーと右旋回レバーを設けて、ドライブシャフトに設けられる左側動力切換えクラッチと右側動力切換えクラッチのON状態とOFF状態を切り換えることができるように構成した場合には、作業者は手動運転による旋回時に左旋回レバーと右旋回レバーを適宜のタイミングで操作することによって左走行輪と右走行輪の回転数に差を設けて所望の回転半径の左旋回または右旋回を実行することが可能になる。
また、管理機本体の左右の側傍に所定作用長の旋回従動フレームを設け、圃場の旋回位置に設置した旋回起動バーに当接させることで旋回従動フレームの姿勢ないし位置を変化させて左側動力切換えクラッチまたは右側動力切換えクラッチを動作させるようにした場合には、自動運転による旋回時に予め設定しておいた所定の回転数の組み合わせに左走行輪と右走行輪の回転数を制御して所定の回転半径の左旋回または右旋回を自動的に実行することが可能になる。
また、上記旋回従動フレームに予め所定形状の動力切換え案内パターンが形成されている当接ガイド板を設けた場合には、旋回従動フレームが旋回起動バーに当接すると、上記動力切換え案内パターンの形状に応動して自動的に姿勢ないし位置を変化させるようになる。
これにより、当該旋回従動フレームの姿勢ないし位置の変化に対応して動力伝達状態と動力解除状態とが切り換わるため、例えば左旋回時には左走行輪の回転数を50%、右走行輪の回転数を100%にし、右旋回時には左走行輪の回転数を100%、右走行輪の回転数を50%にする等の回転数の組み合わせに設定することが容易に実行できるようになる。
また、耕作地の地面に当接する作業位置と耕作地の地面から離間する旋回位置の二位置を取ることができる後方補助輪を設けた場合には、管理機を直進させて作業する耕耘列上の作業時には後方補助輪を耕作地の地面に当接させることで管理機の姿勢が安定し、旋回時には後方補助輪を耕作地の地面から離間させることで旋回が円滑に実行できるようになる。
そして、上記後方補助輪の作業位置と旋回位置を固定状態と可動状態に切り換えることができるロックレバーを備えることで安全、確実な圃場管理作業が実行できるようになる。
また、本発明の圃場管理方法によると、植付け溝・誘導溝形成工程の最初の耕耘列の耕耘作業で形成した誘導溝に、管理機の側方補助輪を位置合わせして次の耕耘列の耕耘作業を行うことで正確な植付け溝と誘導溝の形成を行うことが可能になる。
また、次工程の埋め戻し工程では、植付け溝・誘導溝形成工程で形成した誘導溝に前方補助輪を位置合わせすることで、植付け溝の埋め戻しも正確に実行できるようになる。更に、次工程の土揚げ工程や最終工程の掘り取り工程では、誘導溝に代わって土揚げして出来た畝自体が管理機の進行方向を案内する案内作用を有するから、管理機本体からガードフレームと誘導溝形成部と第2動力伝達機構を取り外しても正確な土揚げと掘り取り作業を実行できるようになる。
また、管理機を使用した圃場管理作業を行うに当たり、手動運転モードと自動運転モードを選択できるように構成した場合には、作業者は圃場の状態や栽培する野菜の種類あるいは圃場管理作業の種類等に応じて手動運転モードと自動運転モードを切り換えることができるようになる。
そして、自動運転モードを選択した場合には、上記植付け溝・誘導溝形成工程で形成した誘導溝の案内作用によって管理機の正確な進行と旋回が実行されて、作業者に負担の少ない圃場管理作業が可能になる。
本発明の実施の形態を示す図で、管理機を斜め前方から視た状態を示す斜視図である。 本発明の実施の形態を示す図で、管理機を斜め後方から視た状態を示す斜視図である。 本発明の実施の形態を示す図で、管理機を示す右側面図である。 本発明の実施の形態を示す図で、管理機を示す左側面図である。 本発明の実施の形態を示す図で、管理機の操作ハンドル周辺を示す背面図である。 本発明の実施の形態を示す図で、管理機の誘導溝形成部と第2動力伝達機構を示す斜視図である。 本発明の実施の形態を示す図で、管理機の誘導溝形成部と第2動力伝達機構を示す正面図である。 本発明の実施の形態を示す図で、管理機の誘導溝形成部と第2動力伝達機構を示す右側面図である。 本発明の実施の形態を示す図で、管理機のガードフレームを示す斜視図である。 本発明の実施の形態を示す図で、管理機のガードフレームを示す平面図である。 本発明の実施の形態を示す図で、管理機の主クラッチレバーと安全停止バーを示す側面図である。 本発明の実施の形態を示す図で、管理機のロータリークラッチレバーと補助ロータリークラッチレバーを示す側面図である。 本発明の実施の形態を示す図で、管理機のドライブシャフトと左側動力切換えクラッチと右側動力切換えクラッチを分解した状態を示す背面図である。 本発明の実施の形態を示す図で、管理機のドライブシャフトと左側動力切換えクラッチを示す側面図(a)と背面図(b)である。 本発明の実施の形態を示す図で、圃場の旋回位置に配置される旋回起動バーと管理機に取り付けられる旋回従動フレームを示す斜視図である。 本発明の実施の形態を示す図で、圃場の旋回位置に配置される旋回起動バーと管理機に取り付けられる旋回従動フレームを示す平面図である。 本発明の実施の形態を示す図で、管理機の旋回従動フレームに取り付けられる当接ガイド板の一例を示す側面図である。 本発明の実施の形態を示す図で、管理機の後方補助輪が作業位置に位置している状態を示す側面図である。 本発明の実施の形態を示す図で、管理機の後方補助輪が旋回位置に位置している状態を示す側面図である。 本発明の実施の形態を示す図で、管理機のロック爪がロック解除状態のときの側面図である。 本発明の実施の形態を示す図で、管理機のロック爪がロック状態の時の側面図である。 本発明の実施の形態を示す図で、管理機のエンジンを駆動源とする動力伝達経路を模式的に示す平面図である。 本発明の実施の形態を示す図で、白ネギを栽培する場合の一連の圃場管理作業を示す説明図である。 本発明の実施の形態を示す図で、植付け溝と誘導溝の形成レイアウトの一例を示す平面図である。 本発明の実施の形態を示す図で、植付け溝と誘導溝の形成レイアウトの他の一例を示す平面図である。
以下、図1〜図25に示す実施の形態を例にとって、本発明の管理機の構成とその作動態様及び本発明の圃場管理方法の内容について具体的に説明する。
尚、以下の説明では最初に本発明の管理機の全体構成について説明する。次に、本発明の管理機の要部の具体的構成について説明し、作動態様の説明が必要になる要部については対応する作動態様を簡単に説明する。
続いて、このようにして構成される管理機を使用することによって実行される本発明の圃場管理方法の内容を全体構成と、手動運転時の内容と、自動運転時の内容と、に分けて説明する。
次に、このようにして構成される管理機及び圃場管理方法の作用、効果に言及した後、上記実施の形態とは部分的構成を異にする他の実施の形態の構成について簡単に説明する。
(1)管理機の全体構成(図1〜図5及び図22参照)
本発明の管理機1は、耕作地Gの地面GLに作用して、所望の圃場管理作業を行う、進行方向Yの後方−Yに走行輪7、進行方向Yの前方+Yにロータリーユニット11が配置された構成の自走式の管理機である。
尚、ロータリーユニット11としては、植付け溝Dの形成、埋め戻し、土揚げ、掘り取り等の圃場管理作業の違いに応じて、その作業に最適な構造のロータリーユニットが使用される。
図示の管理機1では、一例として植付け溝Dの形成に適した耕耘爪37が取り付けられた耕耘刃9を備えたロータリーユニット11Aが図示されており、このロータリーユニット11Aは、耕作地Gの地面GLを掘削して、掘削した土Mを前方+Yまたは左右の側方+X、−Xに跳ね上げて所定深さCの植付け溝Dを形成する。
具体的には本発明の管理機1は、走行輪7とロータリーユニット11を駆動する動力を生成するエンジン5と、エンジン5の出力軸6の回転を、所定の方向の所定の回転数の回転に変換して走行輪7とロータリーユニット11に伝達する第1動力伝達機構15と、第1動力伝達機構15によって伝達された動力を受けて所定の方向に所定の回転数で回転する左右一対の走行輪7L、7Rと、上記第1動力伝達機構15によって伝達された動力を受けて所望の圃場管理作業を直接実行する上述したロータリーユニット11と、エンジン5が搭載された管理機本体2を支持して舵を取る操作ハンドル3と、走行輪7の進行方向Yの後方位置−Yに設けられ、作業位置Pと旋回位置Qの二位置を取ることができる後方補助輪23と、ロータリーユニット11によって掘削された植付け溝Dの所定ピッチA側方に誘導溝Vを形成する誘導溝形成部12と、誘導溝形成部12を駆動する動力を第1動力伝達機構15から分配して誘導溝形成部12に伝達する第2動力伝達機構16と、を備えることによって基本的に構成されている。
また、本実施の形態では上記操作ハンドル3のグリップ4の位置が、管理機本体2に搭載されたエンジン5の上方位置またはその近傍位置に設定されており、上記後方補助輪23の位置は、上記エンジン5の下方位置またはその近傍位置に設定されている。
更に、本実施の形態では、ロータリーユニット11の進行方向Yの前方位置+Yに前方補助輪61が設けられていて、該前方補助輪61は、操作ハンドル3のグリップ4の近傍位置に臨んでいる作用深さ調節機構62の調節ハンドル63を操作することによって、ロータリーユニット11の地面GLに対する作用深さEを調節し得るように構成されている。
また、後方補助輪23は、揺動支点127を中心に揺動する揺動アーム123の先端に設けられており、耕作地Gの耕耘列Bを直進して耕耘作業している時に取る地面GLに当接する作業位置Pと、該耕耘列Bの終端に達して旋回する場合に取る地面GLから離間する旋回位置Qと、に切り換えることができるように構成されている。尚、後方位置補助輪23の具体的な揺動ロック機構121については、後述する。
以下、具体的に本実施の形態による管理機1の構成を説明して行く。
先ず、進行方向Yの後方位置−Yには、管理機本体2の支持フレーム2Aによって支持されているエンジン5と、該エンジン5の上部に燃料タンクTが配置されている。
また、上記支持フレーム2Aには、一例として円形断面のパイプ材を門型に折り曲げた操作ハンドル3が取り付けられており、該操作ハンドル3は、図3及び図4に示すように側面から視ると、支持フレーム2Aから後方の斜め上方に向けて延びた後、垂直方向上方に延び、更に前方の斜め上方に向けて延びるように折り曲げられている。そして、図示の実施の形態では、操作ハンドル3のグリップ4の位置は、エンジン5及び燃料タンクTの上方に位置するように設定されている。
また、上記操作ハンドル3が設けられる進行方向Yの操作側には、運転、停止を切り換えるスタートボタン73と、ロータリーユニット11の図示しないロータリークラッチの断接を切り換えるロータリークラッチレバー75と、エンジン5の出力を調整するスロットルレバー77と、走行輪7への動力の伝達と遮断を切り換える主クラッチレバー79と、ミッション17中でギヤの正逆転を切り替える正逆転切替えレバー81と、走行輪7の速度を低速、中速、高速等に段階的に切り替える主変速レバー83と、左旋回時に操作する後述する左旋回レバー133と、右旋回時に操作する後述する右旋回レバー135と、が配置されている。
また、上記操作ハンドル3のグリップ4の前方+Yには、上述した作用深さ調節機構62における前方補助輪61の高さ調節用の調節ハンドル63が臨んでいる。
上記操作ハンドル3が取り付けられている支持フレーム2Aには、エンジン5の進行方向Yの前方+Yにかけての部位に主動力伝達機構65と第1動力伝達機構15を備えたミッション17が配置されている。尚、ミッション17内に備えられている主動力伝達機構65と第1動力伝達機構15については後述する。
上記操作ハンドル3が取り付けられている支持フレーム2Aの左右には、エンジン5からの動力を受けて正転方向と逆転方向とに回転する左右一対の走行輪7L、7Rが配置されている。尚、これらの走行輪7L、7Rの上方位置には、図示を省略した泥除けカバーが各別に取り付けられている。
上記ミッション17の下方には、第1耕耘ロータリー111と第2耕耘ロータリー112の二つの耕耘ロータリーによって一例として構成されているロータリーユニット11Aが配置されており、これらの第1耕耘ロータリー111と第2耕耘ロータリー112の左右の側方+X、−Xの上方位置には、掘削した土Mの飛散を防止する飛散防止カバー21L、21Rが取り付けられている。
ロータリーユニット11Aは、幅方向Xに水平に延びる、一例として断面6角形状をした回転軸13と、エンジン5から上記ミッション17に伝達された動力を回転軸13に伝達するためのチェーンボックス33と、上記回転軸13に対して取り付けられる耕耘刃9と、を備えることによって基本的に構成されている。
そして、上記耕耘刃9は、回転軸13に対して取り付けられるホルダ部35と、該ホルダ部35に対して放射状に一例として3枚ずつ取り付けられている湾曲した板状の耕耘爪37と、を備えることによって構成されており、上記ホルダ部35の回転軸13に対する幅方向Xの取付け位置は、ボルト、ナットによる締付け位置を可変することによって調整し得るように構成されている。
また、上記チェーンボックス33は、上記回転軸13の幅方向Xにおける中央付近の位置に接続されており、該チェーンボックス33を挟んでその左右の対称位置に上記構成の耕耘刃9が一組から3組程度設けられている。
そして、上記耕耘刃9の取付け位置を変えることによって耕耘刃9の幅方向Xにおける間隔が調整できるように構成されている。
尚、このようにして構成されるロータリーユニット11Aの耕耘刃9における掘削半径は約20cmである。従って、上述した第1耕耘ロータリー111と第2耕耘ロータリー112で掘削する上層土M1と下層土M2のそれぞれの作用深さE1、E2は、それぞれ15cm〜20cm程度となる。
そして、図示の実施の形態のように第1耕耘ロータリー111と第2耕耘ロータリー112を高さ方向Zにオーバーラップさせて配置することで深さCが30cm〜40cm程度で幅が約30cm程度の植付け溝Dを形成し得るように構成されている。
第1動力伝達機構15は、エンジン5の出力軸6の回転を、第1伝達軸41を経由して第1耕耘ロータリー111に伝達する1段目の動力伝達機構15Aと、上記第1伝達軸41の回転を、第2伝達軸43を経由して第2耕耘ロータリー112に伝達する2段目の動力伝達機構15Bと、を備えることによって基本的に構成されている。
そして、本実施の形態では1段目の動力伝達機構15Aによって伝達される第1耕耘ロータリー111の耕耘刃9の回転数が、2段目の動力伝達機構15Bによって伝達される第2耕耘ロータリー112の耕耘刃9の回転数より速くなるように一例として設定されている。
具体的には、1段目の動力伝達機構15Aは、エンジン5の出力軸6に取り付けられる駆動プーリ45と、上記第1伝達軸41に取り付けられる第1従動プーリ47と、上記駆動プーリ45と第1従動プーリ47との間に巻回されている無端状のタイミングベルトによって構成されている第1駆動ベルト49と、を備えることによって基本的に構成されている。
また、本実施の形態では上記駆動プーリ45と第1従動プーリ47との間にテンションプーリとして機能する中間プーリ51が配置されており、該中間プーリ51は、揺動支点Oを中心にして揺動する揺動アーム53の先端部に自由回転可能な状態で取り付けられている。
また、揺動アーム53は、ロータリーユニット11Aへの動力伝達のON、OFFを切り替える上述したロータリークラッチレバー75の操作によって揺動アーム53の揺動位置を図3中、実線で示す動力伝達位置と、図3中、仮想線で示す動力解除位置と、に切り替えることができるように構成されている。
一方、2段目の動力伝達機構15Bは、上記第1従動プーリ47と対向する第1伝達軸41の他方の端部に取り付けられる所定の大きさの第2従動スプロケット55と、上記第2伝達軸43に取り付けられる所定の大きさの第3従動スプロケット57と、上記第2従動スプロケット55と第3従動スプロケット57との間に巻回されている無端状の第2駆動チェーン59と、を備えることによって基本的に構成されている。
また、上記第3従動スプロケット57の有効径は、上記第2従動スプロケット55の有効径よりも幾分大きくなるように設定されており、該構成によって第1伝達軸41が一例として約500rpmで回転した時、第2伝達軸43は約400rpmで回転し得るように構成されている。
尚、上記第1伝達軸41の最大回転数は一例として約1500rpmであり、第1伝達軸41の回転数は1500rpmまでの範囲で適宜調整できるように構成されている。
また、上記第2従動スプロケット55と第3従動スプロケット57との中間部には、第2駆動チェーン59のテンションスプロケットとして機能する中間スプロケット56が設けられている。この中間スプロケット56の有効径は、上記第2従動スプロケット55と第3従動スプロケット57の有効径よりも更に大きく、中間スプロケット56の外周寄りの部位に回転自在に接続されるリンクアーム58と共に、クランク機構を構成しており、後述する第2動力伝達機構16の構成部材の一部になっている。
また、第1耕耘ロータリー111の耕耘刃9と第2耕耘ロータリー112の耕耘刃9は、共に図3及び図4中、矢印で示すアッパーカット方向に回転するように構成されており、それぞれの耕耘刃9によって掘削された土Mが前方+Yないし側方+X、−Xに効率良く排出されて円滑に植付け溝Dが形成できるように構成されている。
更に、上述した第2耕耘ロータリー112のチェーンボックス33の下端部には、掘削によって形成した植付け溝Dの底部に残った残土を取り除く図示しない残土処理板が必要に応じて設けられる。
そして、図22に示すように上記エンジン5を駆動源とする動力の一部は、主動力伝達機構65を介して左走行輪7Lと右走行輪7Rが取り付けられるドライブシャフト8に伝達されている。そして、操作ハンドル3の近傍に設けられているスタートボタン73を操作することによってエンジン5の始動と停止が切り換えられ、ロータリークラッチレバー75を操作することによって図示しないロータリークラッチの断接が切り換えられるようになっている。
また、主クラッチレバー79を操作することによって中間プーリ51を第1駆動ベルト49に当接ないし離間させて出力軸6からの動力を第1伝達軸41に伝達し、あるいはその伝達を解除するようにしている。また、正逆転切替レバー81を操作することによって管理機1の前進と後進を切り換え、主変速レバー83を操作することによって管理機1の進行速度を変えることができるように構成されている。
また、ロータリーユニット11Aの進行方向Yの前方位置+Yには、上述したようにロータリーユニット11Aの地面GLに対する作用深さEを設定する前方補助輪61が設けられている。
この前方補助輪61は、ロータリーユニット11Aの上方を通って管理機本体2側に延びる揺動支持アーム93によって支持されており、該揺動支持アーム93の基端部93aは、上述した作用深さ調節機構62に接続されていて、該作用深さ調節機構62の調節ハンドル63が上述したように操作ハンドル3のグリップ4近傍の前方位置+Yに配置されている。
前方補助輪61は、揺動支持アーム93の先端部に回転可能な状態で取り付けられており、後述するガードフレーム141の前方+Yの軌間中央部に接続されている。
揺動支持アーム93は、一例として円形断面のパイプ材によって構成されており、上記前方補助輪61が取り付けられる先端部93bから上方、斜め後方へと折り曲げられた後、進行方向Yの後方−Yに向けて略水平に延長形成されて上記基端部93aに至る形状を有している。
作用深さ調節機構62は、ミッション17の上面を覆うように設けられる支持ベース95上に設けられる支点J1、J2を有する第1リンク部材97と、支点J3、J4を有する第2リンク部材99と、支点J2、J3で上記第1リンク部材97と第2リンク部材99に接続されている上述した揺動支持アーム93の基端部93aと、支点J1で上記第1リンク部材97と接続され、一端に上述した調節ハンドル63、他端に雄ネジ部を有する操作ロッド101と、上記支点J4で上記第2リンク部材99と接続され、上記操作ロッド101の雄ネジ部と螺合する雌ネジ部が内周面に刻設されている従動スリーブ103と、を備えることによって一例として構成されている。
そして、このようにして構成される作用深さ調節機構62は、上記調節ハンドル63を所定の方向に回すことによって上記操作ロッド101と従動スリーブ103とを相対的に接近方向あるいは離間方向に移動させ、これにより上記揺動支持アーム93を、支点J2を中心に揺動させることができ、該揺動支持アーム93の揺動によって揺動支持アーム93の先端部93bに取り付けられている前方補助輪61のロータリーユニット11Aに対する相対高さを可変してロータリーユニット11Aの地面GLに対する作用深さEを調節できるように構成されている。
(2)管理機の要部の具体的構成(図1〜図22参照)
次に、本発明の管理機1の特徴的な構成である要部の具体的構成について説明する。
先ず、本発明の管理機1における第1の特徴的な構成として誘導溝形成部12と第2動力伝達機構16が設けられている。誘導溝形成部12は、ロータリーユニット11Aによって掘削して形成した植付け溝Dの所定ピッチA側方+X、−Xに管理機1の進行を案内する誘導溝Vを形成する部材である。
具体的には、図6〜図8に示すように下部の幅が狭く上部の幅が広い正面視逆三角形ないし逆台形の箱状の部材によって誘導溝形成部12は一例として構成されている。
誘導溝形成部12の上面には連結ブラケット153が設けられており、この連結ブラケット153と、上述した中間スプロケット56との間に第2動力伝達機構16が配設されている。
第2動力伝達機構16は、中間スプロケット56と、中間スプロケット56に接続されているリンクアーム58と、リンクアーム58の先端部に接続されて揺動する揺動軸165と、該揺動軸165に接続されて動作するリンク機構167と、該リンク機構167の終端の設けられる接続点159と、該接続点159に接続されて管理機本体2側に延びている連絡杆155と、接続点159で該連絡杆155の先端部に回転可能な状態で接続され管理機本体2の側面外方に延びるリンクアーム157と、該リンクアーム157の先端部に回転可能な状態で接続され、管理機本体2の側面外方に延びる上述した連結ブラケット153と、を備えることによって一例として構成されている。
尚、上記連絡杆155の一端と、リンクアーム58、157の両端部には適宜、球面軸受等が内装されたロッドエンドが使用されている。
また、図示の実施の形態では、上記揺動軸165から動力を受け、リンク機構167と接続支点159を介して動力が伝達されて揺動する二枚の揺動板161、163が取り付けられている。これらの揺動板161、163は、上記誘導溝形成部12による誘導溝Vの形成を補助する役割を有している。
また、本実施の形態では、図9及び図10に示すように管理機本体2には、ロータリーユニット11Aの進行方向Yの前方+Yと側方+X、−Xを覆うガード板139を備えた平面視門型をしたガードフレーム141が取り付けられている。
そして、このガードフレーム141には、上記誘導溝形成部12を溝幅方向Xに揺動自在に支持する揺動軸143が進行方向Yに沿って、その後方−Yに向って延びるように設けられている。
また、ガードフレーム141には、前方+Yの軌間幅Lの中央に上記前方補助輪61が位置するように揺動支持アーム93の先端部93bが接続されており、側方+X、−Xの軌間幅Lの側端部に2つの側方補助輪145L、145Rが取り付けられている。
尚、上記側方補助輪145L、145Rが通る軌間幅Lは、一例として約900mmに設定されており、誘導溝形成部12によって形成される左右の誘導溝Vの間隔も約900mmに設定されている。
また、上記左右の側方補助輪145L、145Rが設けられている部位のガードフレーム141には、上方に立ち上げられた位置表示ポール148L、148Rが設けられている、
また、このようにして構成されるガードフレーム141は、図10に示すように上記揺動支持アーム93の先端部93bとの接続点147aと、上記揺動軸165との接続点147bと、管理機本体2のベースとの接続点147cと、の3点等、数か所の接続を解除することによって簡単に管理機本体2から取り外せるように構成されている。
次に、主クラッチレバー79と安全停止バー171及びロータリークラッチレバー75と補助ロータリークラッチレバー173の接続関係について図11、12及び図3に基づいて説明する。即ち、操作ハンドル3が設けられる進行方向Yの後方−Yにおける操作側には、作業者が手動で操作する時に使用する主クラッチ切換え用の主クラッチレバー79と、ロータリークラッチ切換え用のロータリークラッチレバー75と、が設けられている。
一方、進行方向Yの前方+Yにおける管理機1の機体先端側には、人や障害物あるいは停止部材等に当接することで自動的に主クラッチをOFFにする安全停止バー171と、作業者が機体先端側に移動したときに手動で操作する補助ロータリークラッチレバー173と、が設けられている。
そして、上記主クラッチレバー79と安全停止バー171及び上記ロータリークラッチレバー75と補助ロータリークラッチレバー173は、それぞれワイヤー175、177で連結されていて、いずれか一方を操作すると他方が連動して対応する方向に移動するように構成されている。
具体的には、図11に示すように回動支点179を中心に回動する主クラッチレバー79の基部には、回動支点179の上方に1つと回動支点179の下方に2つの計3個の接続点181a、181b、181cが設けられており、上部の接続点181aにはワイヤー175aの一端が接続されていて、中間部の接続点181bには一例としてアーチ状の連結アーム183を介してワイヤー175bの一端が接続されている。また、下部の接続点181cにはワイヤー175cの一端が接続されている。
これに対して、上記安全停止バー171を先端に備えて回動支点185を中心に回動する回動支持レバー187の基部には回動支点185の上方に1つと回動支点185の下方に1つの計2個の接続点189a、189cが設けられており、上部の接続点189aに上述したワイヤー175aの他端が接続され、下部の接続点189cに上述したワイヤー175cの他端が接続されている。
また、上述した中間部の接続点181bから連結アーム183を介して延びるワイヤー175bの他端は、図3に示す中間プーリ51を先端に備える揺動アーム53に接続されている。
また、安全停止バー171は、一例として機体内方に水平に延びる丸棒状の部材によって構成されており、安全停止バー171の基端部は、上述した回動支持レバー187の回動自由端に固定されている。
そして、図示の管理機1では、主クラッチレバー79を進行方向Yの前方+Y、即ち図11中、反時計方向に回動させると、安全停止バー171も同方向に回動して主クラッチがON状態になり、主クラッチレバー79を図11中、時計方向に回動させると、安全停止バー171も同方向に回動して主クラッチがOFF状態になるように一例として構成されている。
また、安全停止バー171は、耕耘列Bの終端部等に設けられる自動停止ポール146に当接することによって自動的に管理機1の進行を停止し得るように構成されている。
更に、回動支点179を中心に回動する主クラッチレバー79の基部には、回動支点179の下方から後方に突出した位置に後方安全停止バー172が設けられている。後方安全停止バー172は、一例として機体内方に水平に延びる丸棒状の部材によって構成されており、後方安全停止バー172の基端部は、上述した主クラッチレバー79の基部に固定されている。そして、後方から人や物体が当たった場合に、主クラッチレバー79を図11中、時計方向に回動させて、主クラッチがOFF状態になるように一例として構成されている。
一方、図12に示すように回動支点191を中心に回動するロータリークラッチレバー75の基部には、回動支点191の下方に2つ接続点193a、193bが設けられており、上部の接続点193aには一例としてアーチ状の連結アーム195を介してワイヤー177aの一端が接続されていて、下部の接続点193bにはワイヤー177bの一端が接続されている。
これに対して、一例として下部に設けられる回動支点197を中心に回動する補助ロータリークラッチレバー173の一例として中間部には接続点199が設けられており、この接続点199には、上述した接続点193aから連結アーム195を介して延びるワイヤー177aの他端が一例として接続されている。また、ロータリークラッチレバー75の下部の接続点193bから延びるワイヤー177bの他端は、図示しないロータリークラッチに接続されている。
そして、図示の管理機1では、ロータリークラッチレバー75を進行方向Yの前方+Y、即ち図12中、実線に示す位置から時計方向に回動させると、補助ロータリークラッチレバー173は図12中、実線に示す位置から仮想線で示す位置に移動、即ち、反時計方向に回動してロータリークラッチがON状態になり、ロータリークラッチレバー75を図12中、反時計方向に回動させて実線で示す位置に戻すと、補助ロータリークラッチレバー173は図12中、時計方向に回動して実線で示す位置に戻ってロータリークラッチがOFF状態になるように一例として構成されている。
因みに、補助ロータリークラッチレバー173は、安全停止バー171が作動して主クラッチがOFF状態になってもロータリークラッチは引き続きON状態のままであるから、ロータリークラッチをOFF状態にしてロータリーユニット11Aの回転を停止させたい場合等に使用する。
次に、作業者が手動操作で管理機1を旋回させる場合に使用する左旋回レバー133及び右旋回レバー135と、ドライブシャフト8に設けられる左側動力切換えクラッチ203L及び右側動力切換えクラッチ203Rと、の接続構造について図5及び図13〜15に基づいて説明する。
即ち、操作ハンドル3が設けられる進行方向Yの後方−Yの操作側には、作業者が機体旋回時に手動で操作する左旋回レバー133と右旋回レバー135が上述したように設けられている。
一方、左右一対の走行輪7L、7Rを軸支するドライブシャフト8には、左走行輪7Lへの動力伝達のON、OFFを切り換える左側動力切換えクラッチ203Lと、右走行輪7Rへの動力伝達のON、OFFを切り換える右側動力切換えクラッチ203Rと、が設けられている。
そして、上記左旋回レバー133と左側動力切換えクラッチ203Lはワイヤー205Lで連結されていて、左旋回時に左旋回レバー133を所定の方向に操作することによって左側動力切換えクラッチ203LをOFF状態にして左走行輪7Lへの動力伝達を停止するように構成されている。
同様に、右旋回時に右旋回レバー135を所定の方向に操作することによって右側動力切換えクラッチ203RをOFF状態にして右走行輪7Rへの動力伝達を停止するように構成されている。
具体的には、ボス209によって支持された駆動スプロケット211が中央に配置され、外周にスプラインが刻設されているドライブシャフト8に対して、駆動スプロケット211の左右から幅方向Xに摺動可能に左右の動力切換えクラッチ203L、203Rを配置している。左右の動力切換えクラッチ203L、203Rは、外周に円環状の係合凹部213が形成され、上記ボス209の左右の端面に形成された係合爪215と係合する係合爪217を対向する端面に有するスリーブ状の部材である。
また、左右の動力切換えクラッチ203L、203Rの外方には、軸受219L、219Rが外嵌されていて、左側動力切換えクラッチ203Lと軸受219Lの間と、右側動力切換えクラッチ203Rと軸受219Rの間には、左右の動力切換えクラッチ203L、203Rを接続方向となる内方に付勢する付勢部材として、一例として圧縮コイルばね221が挿嵌されている。
また、上記円環状の係合凹部213には、図14に示すように門型をした揺動アーム223の先端に取付けられた係合凸部225が係合しており、該揺動アーム223が揺動軸227を中心に揺動することで、左右の動力切換えクラッチ203L、203Rの断接を切り換えることができるように構成されている。
そして、上記揺動アーム223の揺動は、左旋回レバー133ないし右旋回レバー135の操作に基づいて、図14に示すように、左旋回レバー133に一端が接続され、他端が連結ブラケット229を介して上記揺動軸227に連結されているワイヤー205L、205Rによって揺動アーム244を引き上げまたは引き下げることにより揺動アーム223が揺動軸227を中心に揺動されるようになっている。
また、本実施の形態では次に述べる旋回従動フレーム233の揺動によっても上記揺動アーム223が揺動するように構成されている。即ち、旋回従動フレーム233の揺動軸235には、図15に示すように連結片237が取り付けられており、一方、回動支点239を中心にして回動する回動アーム241の先端には押圧ローラ243が設けられており、この押圧ローラ243を、上記連結片237に一端が接続され、管理機本体2の反対側の側面外方に延び、更に滑車249によって下方に引き出されているワイヤー238の他端に取り付けられる連結ブラケット251を介して上方に押し上げることで、該押圧ローラ243を揺動アーム244に当接させて押し上げることによって揺動軸227を所定の方向に回動させ、これにより上記左右の動力切換えクラッチ203L、203Rの断接を切り換えることができるように構成されている。
次に、上記で一部言及した旋回起動バー231と旋回従動フレーム233について図15〜図17に基づいて具体的に説明する。
圃場Gの旋回位置245には、一例としてLアングルやパイプ材等によって構成されるフレーム材247に支持されて、内方に向って水平に延びる旋回起動バー231が、例えば図16に示す2ケ所において、一組ずつ設けられている。
一方、管理機本体2の上記ガードフレーム141が設けられている部位の後方−Yの左右の側傍には上記二組の旋回起動バー231a、231bに順次当接することで、その姿勢ないし位置を変化させる、具体的には揺動させる所定作用長Sの旋回従動フレーム233が設けられている。
そして、上記旋回従動フレーム233が上述したように揺動軸235を中心に揺動することによって、対応する左側動力切換えクラッチ203Lまたは右側動力切換えクラッチ203Rを動作させて自動的に左走行輪7Lと右走行輪7Rの回転数をその旋回半径Rに見合った所定の回転数に制御して旋回を実行するように構成されている。
また、旋回従動フレーム233には、旋回起動バー231に直接当接する図17に示すような当接ガイド板253が例えば設けられており、当接ガイド板253には、旋回起動バー231との当接位置を動力伝達位置255と動力解除位置257とに切り換える所定形状の動力切換え案内パターン259が形成されている。
また、図17には当接ガイド板253の一例が図示されており、該当接ガイド板253には、動力伝達位置255と動力解除位置257が一定のピッチと長さで交互に連続するラック状の動力切換え案内パターン259が形成されている。
尚、構造上、旋回従動フレーム233は、機体旋回方向と反対の管理機本体2の外方に設けられる。従って、図16に示すように管理機1が左に旋回する場合には、進行方向Yの右側−Xの旋回従動フレーム233Rが作動して進行方向Yの左側+Xに位置する左走行輪7Lの回転を減速して左旋回を実行するように構成されている。
また、旋回従動フレーム233の作用長Sは、旋回する旋回角度の間、旋回従動フレーム233が旋回起動バー231との当接状態を継続し得る長さに設定されている。具体的には、本実施の形態では最初に旋回従動フレーム233と当接する1段目の旋回起動バー231aが0°〜90°までの旋回角度を受け持ち、2段目の旋回起動バー231bが90°〜180°までの旋回角度を受け持って、180°の管理機1の旋回を可能にしている。
次に、後方補助輪23の揺動ロック機構121について図18〜図21に基づいて説明する。後方補助輪23は、管理機本体2の支持フレーム2Aに対して揺動可能に取り付けられている揺動アーム123の先端部に設けられている。
揺動アーム123の揺動位置は、操作レバー267を手動で操作することによって、後方補助輪23が耕作地Gの地面GLに当接する作業位置Pと耕作地Gの地面GLから離間する旋回位置Qとに切り換えることができるように構成されている。
また、上記揺動アーム123の作業位置Pと旋回位置Qは、ロックレバー125を手動で操作することによって固定状態と可動状態に切り換えることができるように構成されている。
具体的には、後方補助輪23を回転可能な状態で保持する揺動アーム123は、揺動支点127を中止にして揺動するように構成されている。また、管理機本体2の支持フレーム2Aには揺動支点128を中心とする円弧状の長穴129が約90°の範囲に亘って形成されており、該長穴129に係合する係合ピン131を両端に有する揺動コマ132が取り付けられている。
また、揺動コマ132には、後述するロックレバー125に設けられるロック爪263を上方から押さえる爪押さえ132bとその下方に凹部132aが設けられている。そして、この揺動コマ132は、係合ピン131の位置で管理機本体2の支持フレーム2Aの前方+Y側の斜め上方に付勢ばね130によって常時付勢されている。
また、揺動アーム123には、ロックレバー125が設けられている。該ロックレバー125は、上記揺動アーム123の中間部に回動支点261を有して斜め上方に延びるレバーで、回動支点261近傍のロックレバー125の基部には、上述した揺動コマ132の爪押さえ132bと係合するロック爪263が設けられている。
また、管理機本体2の支持フレーム2Aには、操作レバー267が設けられている。該操作レバー267は、管理機本体2の支持フレーム2Aの後方−Y側の端部に回動支点113を有して操作ハンドル3側に延びるレバーで、中間部には一例として2つの係止溝265a、265bが形成されている。
そして、上記操作レバー267の下端部と後方補助輪23を保持する揺動アーム123の基部との間には、付勢ばね269が張設されていて、この付勢ばね269の付勢力によって後方補助輪23を地面GLに接地する方向に常時付勢している。
尚、図18は後方補助輪23が地面GLに接地している作業位置Pに位置している状態を示しており、この状態では揺動アーム123と揺動コマ132が図中、反時計方向に回動して操作レバー267の一方の係止溝265bにロックレバー125の回動支点261を構成している軸部が係合されて、その作業位置Pが保持されている。
一方、図19は後方補助輪23が地面GLから離間している旋回位置Qに位置している状態を示しており、この状態では揺動アーム123と揺動コマ132が図中、時計方向に回動して操作レバー267の一方の係止溝265aにロックレバー125の回動支点261を構成している軸部が係合されて、その旋回位置Qが保持されている。
また、図20は、ロック爪263がロック解除状態のときを示しており、この状態ではロックレバー125を図中、時計方向に回動してロック爪263の先端で揺動コマ132の爪押さえ132bを上方に押し上げた状態になっている。
また、図21は、ロック爪263がロック状態のときを示しており、ロックレバー125を図中、反時計方向に回動してロック爪263が揺動アーム123とほぼ平行になった状態を示している。この状態では揺動コマ132が付勢ばね130からの付勢力を受けて図中、時計方向に揺動するため、揺動コマ132の爪押さえ132bによって上記ロック爪263は上方から押さえられた状態になっている。
(3)圃場管理方法の内容(図23〜図25参照)
次に、このようにして構成される管理機1を使用することによって実行される本発明の圃場管理方法の内容を、(A)圃場管理方法の全体構成と、(B)手動運転時の内容と、(C)自動運転時の内容と、に分けて具体的に説明する。
(A)圃場管理方法の全体構成(図23参照)
本発明の圃場管理方法は、上述した管理機1を使用することによって実行される圃場管理方法であって、例えば、白ネギや長根の野菜Fの栽培に使用される。具体的には、植付け溝・誘導溝形成工程N1と、埋め戻し工程N2と、土揚げ工程N3と、掘り取り工程N4と、を備えることによって本発明の圃場管理方法は基本的に構成されている。
また、上記植付け溝・誘導溝形成工程N1に先立ってトラクター等を使用して当該圃場管理作業を実行する耕作地Gの地面GLを耕耘して平らに整地する平面耕工程N0が図示のように例えば5月〜6月にかけて実行される。
上記平面耕工程N0の終了後、例えば6月に植付け溝・誘導溝形成工程N1が実行される。植付け溝・誘導溝形成工程N1は、平らに耕して整地した耕作地Gの地面GLに対して、栽培する野菜Fの苗F0を植え付けるための植付け溝Dと、次の耕耘列Bの作業や次工程の作業で使用する、管理機1の進行方向Yを案内するための誘導溝Vと、を形成する工程である。
即ち、この工程N1では、植付け溝Dの形成に適した耕耘爪37が取り付けられた耕耘刃9を備えたロータリーユニット11Aが使用され、誘導溝Vを形成するための誘導溝形成部12と第2動力伝達機構16とガードフレーム141とが管理機本体2の支持フレーム2Aに取り付けられる。
具体的には、管理機1を耕作地Gの作業開始位置に移動し、後方補助輪23を作業位置Pにセットする。次に、スタートボタン73を操作してエンジン5を始動させ、主クラッチレバー79と、ロータリークラッチレバー75をON状態にして耕耘作業を開始する。
当該耕耘列Bの地面GLにはロータリーユニット11Aが作用し、例えば300mm幅の植付け溝Dが形成される。また、植付け溝Dの所定ピッチA、例えばA=450mm側方+X、−Xには、第2動力伝達機構16によって一例として揺動する誘導溝形成部12と、2枚の揺動板161、163と、によって誘導溝Vが形成される。
管理機1が当該耕耘列Bの終端に達すると、安全停止バー171が、耕耘列Bの終端部等に設けられる自動停止ポール146に当接することによって管理機1の進行が自動的に停止される。
次に、後方補助輪23を旋回位置Qに移動して主クラッチレバー79をON状態にし、旋回する方向が左方向であれば左旋回レバー133を操作して管理機1を180°旋回させて進行方向Yを逆向きにし、後方補助輪23を作業位置Pに移動する。
2列目の耕耘列B2は、1列目の耕耘列B1の位置から軌間幅である約900mmオフセットされた位置になる。2列目の耕耘列B2に進入する場合には、1列目の耕耘列B1の耕耘作業で形成した誘導溝Vの1本、例えば左側の誘導溝Vに左側の側方補助輪145Lが位置するように位置合わせして管理機1を2列目の耕耘列B2に進入させる。
以下、1列目の耕耘列B1と同様に耕耘作業を実行し、当該2列目の耕耘列B2の終端に達すると、上記と同様、安全停止バー171が、耕耘列Bの終端部等に設けられる自動停止ポール146に当接することによって管理機1の進行が自動的に停止される。
次に、後方補助輪23を旋回位置Qにして主クラッチレバー79をON状態にし、旋回する方向が上記と逆の右方向であれば右旋回レバー135を操作して管理機1を180°旋回させて進行方向Yを1列目の耕耘列B1と同じ方向にして後方補助輪23を作業位置Pに移動後、3列目の耕耘列B3に進入させる。
以下、同様の操作及び作業を繰り返して最終列の耕耘列Bの耕耘作業を終了すれば、耕作地G全体の植付け溝Dと誘導溝Vの形成が完了する。
上記植付け溝・誘導溝形成工程N1の終了後、移植機等を使用して野菜Fの苗F0が植え付けられる。そして、苗F0の植付け後、例えば7月になると再び管理機1を使用して埋め戻し工程N2を実行する。
埋め戻し工程N2は、植付け溝Dに苗F0を植え付けた後、ロータリーユニット11を埋め戻し用の耕耘刃9が外向きに付いたロータリーユニット11Bに交換し、隣接する植付け溝D、Dの間に形成した誘導溝Vに機体前方+Yの軌間幅中央に設けられている前方補助輪61を位置合わせして進行させることによって左右の植付け溝D、Dを埋め戻す工程である。
尚、各耕耘列Bでの管理機1の進行及び停止と旋回時の操作は上述した植付け溝・誘導溝形成工程N1と同様である。
上記埋め戻し工程N2の終了後、例えば8月〜10月の間に3回程度、管理機1を使用して土揚げ工程N3を実行する。
土揚げ工程N3は、ロータリーユニット11を土揚げ用の耕耘刃9が内向きに付いたロータリーユニット11Cに交換し、隣接する埋め戻された植付け溝D、Dの間に管理機1を導入して進行させることによって左右の植付け溝D、D上に土揚げして畝Wを高くして行く工程である。
本工程N3では、形成される隣接する2つの畝W、Wによって左右の走行輪7L、7Rの位置が決まって管理機1の姿勢が安定するから誘導溝Vの形成は不要である。従って、ガードフレーム141と誘導溝形成部12と第2動力伝達機構16を管理機本体2から取り外した状態で作業を実行する。
尚、各耕耘列Bでの管理機1の進行及び停止と旋回時の操作は上述した植付け溝・誘導溝形成工程N1と同様である。
上記埋め戻し工程N3の終了後、例えば12月〜4月の間に管理機1を使用して掘り取り工程N4を実行する。
掘り取り工程N4は、ロータリーユニット11を掘り取り用の耕耘刃9の付いたロータリーユニット11Dに交換し、更に根切り刃271を取り付けた後、隣接する土揚げされた畝W、W間に管理機1を導入して進行させることによって収穫する野菜Fの内方の畝Wを崩しながら野菜Fの根切りを実行する工程である。
本工程N4でも、形成された隣接する2つの畝W、Wによって左右の走行輪7L、7Rの位置が決まって管理機1の姿勢が安定するから誘導溝Vの形成は不要である。従って、ガードフレーム141と誘導溝形成部12と第2動力伝達機構16を管理機本体2から取り外した状態で作業を実行する。
尚、各耕耘列Bでの管理機1の進行及び停止と旋回時の操作は上述した植付け溝・誘導溝形成工程N1と同様である。そして、本工程N4の終了後、手作業で野菜Fを収穫する。
(B)手動運転時の内容(図24参照)
本発明の圃場管理方法は、作業者が一部を手動で操作して上記N1〜N4の各工程を実行する手動運転モードの他に、耕作地Gの終端に設けられる自動停止ポールと、上記二組の旋回起動バー231a、231b及び旋回従動フレーム233と、によって上記N1〜N4の各工程の全部を無人で実行する自動運転モードが備えられている。
このうち、手動運転モードを実行する場合には、作業者が走行輪7の進行及び停止と、ロータリーユニット11の回転及び停止を操作して耕耘列Bの直線部分の耕耘を実行する。
具体的には、上述した全体構成の説明の中で述べた通り、後方補助輪23を作業位置Pに移動してロックし、主クラッチレバー79とロータリークラッチレバー75を操作して主クラッチ及びロータリークラッチをON状態にして耕耘を開始する。
1列目の耕耘列B1の終端に到達すると、安全停止バー171が、耕耘列B1の終端に設けられる自動停止ポール146に当接することによって管理機1の進行が自動的に停止される。
上記自動停止ポール146が配置されていない場合には、主クラッチレバー79を手動でOFF状態に操作して管理機1を手動で停止させる。管理機1の停止後、後方補助輪23を旋回位置Qに移動し、主クラッチレバー79をON状態にする。そして、左旋回する場合には左旋回レバー133を操作して左走行輪7Lの回転数を減速して左旋回を開始する。
管理機1が180°旋回したところで左旋回レバー133を元に戻し、主クラッチレバー79をOFF状態にし、後方補助輪23を作業位置Pに戻してロックする。以下同様に図24中の矢印で示すように2列目の耕耘列B2では紙面上方から下方、3列目の耕耘列B3では下方から上方へと耕耘列Bの耕耘と、右旋回及び左旋回を交互に繰り返して耕作地G全体の耕耘を実行する。
尚、手動運転の場合には、管理機1の旋回位置での耕耘を実行しないので図示のように複数の耕耘列Bが所定ピッチAで分断された状態で並ぶ耕耘形態となる。
(C)自動運転時の内容(図25参照)
自動運転モードを実行する場合には、作業者は最初に後方補助輪23を作業位置Pに移動してロックし、スタートボタン73、主クラッチレバー79、ロータリークラッチレバー75をON状態にして管理機1を1列目の耕耘列B1に位置合わせして進行させるだけで例えば耕作地G全体の耕耘作業が無人で実行される。
即ち、1列目の耕耘列B1の終端に管理機1が到達すると旋回従動フレーム233が1段目の旋回起動バー231aに当接して作動するため自動的に左走行輪7Lの回転数が減速されて0°〜90°の旋回が実行される。管理機1が90°旋回すると、旋回従動フレーム233に2段目の旋回起動バー231bが当接するようになって90°〜180°の残りの旋回が自動的に実行される。
尚、自動運転の場合には後方補助輪23の作業位置Pと旋回位置Qの切り換えを手動で行うことはできないから、図示のように耕作地Gの旋回位置においても耕耘が実行される。
そして、管理機1は、旋回後2列目の耕耘列B2の耕耘をそのまま開始し、以下同様に図25中の矢印で示すように右旋回、紙面下方から上方、左旋回、紙面上方から下方へと進行しながら連続的な耕耘を実施し、耕作地Gの終端に到達すると、安全停止バー171が、耕耘列B1の終端に設けられる自動停止ポール146に当接することによって管理機1の進行が自動的に停止される。
また、自動運転の場合には、上述したように管理機1の旋回位置245でも耕耘作業が実施されるため図示のように複数の耕耘列Bが1本に連なった耕耘形態となる。
そして、このようにして構成される本実施の形態による管理機及び圃場管理方法によれば、作業者の負担の大きな管理機1を使用した圃場管理作業を効率的かつ安全に実施することができ、作業者の労力を大幅に軽減することが可能になる。
また、管理機1は、手動運転モードだけでなく自動運転モードにも対応しているので、耕作地Gの状態や栽培する野菜Fの種類あるいは実施する圃場管理作業の違い等に応じて最適な運転モードを選択することができる。
〈他の実施の形態〉
本発明の管理機1及び圃場管理方法は、以上述べた実施の形態のものに限定されず、その発明の要旨の範囲内での変更が可能である。
例えば、本発明の管理機1及び圃場管理方法は、白ネギや長根の野菜Fの栽培に限らず、同様の圃場管理作業を行う他の野菜Fの栽培、具体的には、大豆等の栽培にも利用することが可能である。また、誘導溝形成部12の形状や駆動態様あるいは旋回従動フレーム233の姿勢ないし位置が変化する態様は、上述した形状や駆動態様あるいは姿勢ないし位置が変化する態様に限らず、同様の機能を発揮し得る種々の形状や駆動態様あるいは姿勢ないし位置が変化する態様を採用することが可能である。
また、旋回従動フレーム233の作用長Sと旋回起動バー231の数と配置は、管理機1の旋回半径Rの違いや旋回移動距離の長短等に応じて適宜変更することが可能である。更に、当接ガイド板253の動力切換え案内パターン259の形状も上述した形状に限らず、種々の形状を採用することが可能である。
この他、旋回時の左走行輪7Lと右走行輪7Rの回転数の配分も上述した配分に限らず、管理機1の旋回半径Rの大小や隣接する耕耘列B間の距離の違い等に応じて種々の配分が採用可能である。
本発明の管理機及び圃場管理方法は、耕作地の地面に作用して植付け溝の形成、埋め戻し、土揚げ、掘り取り等、複数の圃場管理作業を行っている作業現場等で利用でき、特に作業者の労力を軽減し、効率的で操作性と安全性に優れた圃場管理作業を同一の管理機を使用して実行したい場合に利用可能性を有する。
1 管理機
2 管理機本体
2A 支持フレーム
3 操作ハンドル
4 グリップ
5 エンジン
6 出力軸
7 走行輪
8 ドライブシャフト
9 耕耘刃
11 ロータリーユニット
12 誘導溝形成部
13 回転軸
15 第1動力伝達機構
16 第2動力伝達機構
17 ミッション
21 飛散防止カバー
23 後方補助輪
24 軸部
33 チェーンボックス
35 ホルダ部
37 耕耘爪
41 第1伝達軸
43 第2伝達軸
45 駆動プーリ
47 第1従動プーリ
49 第1駆動ベルト
51 中間プーリ
53 揺動アーム
55 第2従動スプロケット
56 中間スプロケット
57 第3従動スプロケット
58 リンクアーム
59 第2駆動チェーン
61 前方補助輪
62 作用深さ調節機構
63 調節ハンドル
65 主動力伝達機構
73 スタートボタン
75 ロータリークラッチレバー
77 スロットルレバー
79 主クラッチレバー
81 正逆転切替えレバー
83 主変速レバー
93 揺動支持アーム
93a 基端部
93b 先端部
95 支持ベース
97 第1リンク部材
99 第2リンク部材
101 操作ロッド
103 従動スリーブ
111 第1耕耘ロータリー
112 第2耕耘ロータリー
113 回動支点
115 係止溝
117 付勢ばね
121 揺動ロック機構
123 揺動アーム
125 ロックレバー
127 揺動支点
128 揺動支点
129 長穴
130 付勢ばね
131 係合ピン
132 揺動コマ
132a 凹部
132b 爪押さえ
133 左旋回レバー
135 右旋回レバー
139 ガード板
141 ガードフレーム
143 揺動軸
145 側方補助輪
146 自動停止ポール
147 接続点
148 位置表示ポール
153 連結ブラケット
155 連絡杆
157 リンクアーム
159 接続支点
161 揺動板
163 揺動板
165 揺動軸
167 リンク機構
171 安全停止バー
172 後方安全停止バー
173 補助ロータリークラッチレバー
175 ワイヤー
177 ワイヤー
179 回動支点
181 接続点
183 連結アーム
185 回動支点
187 回動支持レバー
189 接続点
191 回動支点
193 接続点
195 連結アーム
197 回動支点
199 接続点
203 動力切換えクラッチ
205 ワイヤー
209 ボス
211 駆動スプロケット
213 係合凹部
215 係合爪
217 係合爪
219 軸受
221 圧縮コイルばね
223 揺動アーム
225 係合凸部
227 揺動軸
229 連結ブラケット
231 旋回起動バー
233 旋回従動フレーム
235 揺動軸
237 連結片
238 ワイヤー
239 回動支点
241 回動アーム
243 押圧ローラ
244 揺動アーム
245 旋回位置
247 フレーム材
249 滑車
251 連結ブラケット
253 当接ガイド板
255 動力伝達位置
257 動力解除位置
259 動力切換え案内パターン
261 回動支点
263 ロック爪
265 係止溝
267 操作レバー
269 付勢ばね
271 根切り刃
G 耕作地(圃場)
GL 地面
M 土
D 植付け溝
V 誘導溝
W 畝
+Y 前方位置(前方)
−Y 後方位置(後方)
Y 進行方向
+X 左方(左側、側方)
−X 右方(右側、側方)
X 幅方向(溝幅方向)
Z 高さ方向
C 深さ
T 燃料タンク
E 作用深さ
O 揺動支点
P 作業位置
Q 旋回位置
U 接地点
J 支点
K 揺動支点
A ピッチ
B 耕耘列
L 軌間幅
S 作用長
R 旋回半径
F 野菜
F0 苗
N0 平面耕工程
N1 植付け溝・誘導溝形成工程
N2 埋め戻し工程
N3 土揚げ工程
N4 掘り取り工程

Claims (9)

  1. 耕作地の地面に作用して所望の圃場管理作業を行う、進行方向の後方に走行輪、進行方向の前方にロータリーユニットが配置された構成の自走式の管理機において、
    上記走行輪とロータリーユニットを駆動する動力を生成するエンジンと、
    上記エンジンの出力軸の回転を所定の方向の所定の回転数の回転に変換して走行輪とロータリーユニットに伝達する第1動力伝達機構と、
    上記第1動力伝達機構によって伝達された動力を受けて所定の方向に所定の回転数で回転する左右一対の走行輪と、
    上記第1動力伝達機構によって伝達された動力を受けて所望の圃場管理作業を直接実行するロータリーユニットと、
    上記エンジンが搭載された管理機本体を支持して舵を取る操作ハンドルと、
    上記走行輪の進行方向の後方位置に設けられ、作業位置と旋回位置の二位置を取ることができる後方補助輪と、
    上記ロータリーユニットによって掘削された植付け溝の所定ピッチ側方に誘導溝を形成する誘導溝形成部と、
    上記誘導溝形成部を駆動する動力を上記第1動力伝達機構から分配して誘導溝形成部に伝達する第2動力伝達機構と、を備えていることを特徴とする管理機。
  2. 上記管理機本体には、ロータリーユニットの進行方向の前方と側方を覆うガード板を備えたガードフレームが取り付けられており、
    上記ガードフレームには、上記誘導溝形成部を溝幅方向に揺動自在に支持する揺動軸と、
    ガードフレーム前方の軌間幅中央に設けられる前方補助輪と、
    ガードフレーム側方の軌間幅側端部に設けられる側方補助輪と、が備えられていることを特徴とする請求項1記載の管理機。
  3. 上記操作ハンドルが設けられる進行方向後方の操作側には、作業者が手動で操作する主クラッチ切換え用の主クラッチレバーと、ロータリークラッチ切換え用のロータリークラッチレバーと、が設けられており、
    一方、進行方向前方の機体先端側には、人や障害物あるいは停止部材等に当接することで自動的に主クラッチをOFFにする安全停止バーと、作業者が機体先端側に移動したときに手動で操作する補助ロータリークラッチレバーと、が設けられていて、
    上記主クラッチレバーと安全停止バー及び上記ロータリークラッチレバーと補助ロータリークラッチレバーは、それぞれワイヤーで連結されていて、いずれか一方を操作すると他方が連動して対応する方向に移動するように構成されていることを特徴とする請求項1または2記載の管理機。
  4. 上記操作ハンドルが設けられる進行方向後方の操作側には、作業者が機体旋回時に手動で操作する左旋回レバーと右旋回レバーが設けられており、
    上記左右一対の走行輪を軸支するドライブシャフトには、左走行輪への動力伝達のON、OFFを切り換える左側動力切換えクラッチと、右走行輪への動力伝達のON、OFFを切り換える右側動力切換えクラッチと、が備えられていて、
    上記左旋回レバーと左側動力切換えクラッチ及び上記右旋回レバーと右側動力切換えクラッチは、それぞれワイヤーで連結されていて、左旋回時に左旋回レバーを所定の方向に操作することによって左側動力切換えクラッチをOFF状態にして左走行輪への動力伝達を停止し、右旋回時に右旋回レバーを所定の方向に操作することによって右側動力切換えクラッチをOFF状態にして右走行輪への動力伝達を停止するように構成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の管理機。
  5. 上記管理機本体の左右の側傍には、圃場の旋回位置に設置される旋回起動バーに当接することで姿勢ないし位置を変化させる所定作用長の旋回従動フレームが設けられており、
    上記旋回従動フレームの姿勢ないし位置が変化することによって対応する上記左側動力切換えクラッチまたは右側動力切換えクラッチを動作させて自動的に左走行輪と右走行輪の回転数をその旋回半径に見合った所定の回転数に制御して旋回を実行するようにしたことを特徴とする請求項4に記載の管理機。
  6. 上記旋回従動フレームには、上記旋回起動バーに直接当接する当接ガイド板が設けられており、当接ガイド板には、旋回起動バーとの当接位置を動力伝達位置と動力解除位置とに切り換える所定形状の動力切換え案内パターンが形成されていることを特徴とする請求項5記載の管理機。
  7. 上記後方補助輪は、上記管理機本体の支持フレームに対して揺動可能に取り付けられている揺動アームの先端部に設けられており、
    上記揺動アームの揺動位置は、操作レバーを手動で操作することによって後方補助輪が耕作地の地面に当接する作業位置と耕作地の地面から離間する旋回位置とに切り換えることができるように構成されていて、
    上記揺動アームの作業位置と旋回位置は、ロックレバーを手動で操作することによって固定状態と可動状態に切り換えることができるように構成されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の管理機。
  8. 耕作地の地面に作用して所望の圃場管理作業を行う、進行方向後方に走行輪、進行方向前方にロータリーユニットが配置された構成の自走式の管理機を使用することによって実行される圃場管理方法において、
    平らに耕して整地した耕作地の地面に対して、栽培する野菜の苗を植え付けるための植付け溝と、次工程で使用する管理機の進行方向を案内するための誘導溝と、を形成する植付け溝・誘導溝形成工程と、
    上記植付け溝に苗を植え付けた後、ロータリーユニットを埋戻し用の耕耘刃の付いたものに交換し、隣接する植付け溝の間に形成した誘導溝に機体前方の軌間幅中央に設けられる前方補助輪を位置合わせして進行させることによって左右の植付け溝を埋め戻す埋め戻し工程と、
    ロータリーユニットを土揚げ用の耕耘刃の付いたものに交換し、隣接する埋め戻された植付け溝の間に管理機を導入して進行させることによって左右の植付け溝上に土揚げして畝を高くして行く土揚げ工程と、
    ロータリーユニットを掘り取り用の耕耘刃の付いたものに交換し、更に根切り刃を取り付けた後、隣接する土揚げされた畝間に管理機を導入して進行させることによって収穫する野菜の内方の畝を崩しながら野菜の根切りを実行する掘り取り工程と、を備え、
    上記各工程を実行するに際して上記請求項1〜7のいずれかに記載の管理機を使用したことを特徴とする圃場管理方法。
  9. 上記圃場管理方法は、作業者が一部を手動で操作して上記各工程を実行する手動運転モードと、
    耕作地の終端に設けられる自動停止ポールと、上記旋回起動バー及び旋回従動フレームとによって、無人で上記各工程を実行する自動運転モードと、を備えていることを特徴とする請求項8記載の圃場管理方法。
JP2019074754A 2019-04-10 2019-04-10 管理機及び圃場管理方法 Active JP7012370B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019074754A JP7012370B2 (ja) 2019-04-10 2019-04-10 管理機及び圃場管理方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019074754A JP7012370B2 (ja) 2019-04-10 2019-04-10 管理機及び圃場管理方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020171224A true JP2020171224A (ja) 2020-10-22
JP7012370B2 JP7012370B2 (ja) 2022-01-28

Family

ID=72829634

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019074754A Active JP7012370B2 (ja) 2019-04-10 2019-04-10 管理機及び圃場管理方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7012370B2 (ja)

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5596005A (en) * 1979-01-16 1980-07-21 Somei Tatsuo Soil reaping hook for soil heappup machine
JP2000166315A (ja) * 1998-12-09 2000-06-20 Ishikawajima Shibaura Mach Co Ltd 歩行型移動農機のマーカー構造
JP2002186302A (ja) * 2000-12-25 2002-07-02 Yanmar Agricult Equip Co Ltd 畦立作業機
US20030221399A1 (en) * 2002-05-31 2003-12-04 Hall Glenn A. Changeable power implements
JP2010142185A (ja) * 2008-12-20 2010-07-01 Iseki & Co Ltd 自律走行苗移植機
JP2017192305A (ja) * 2016-04-18 2017-10-26 有限会社鷹岡工業所 管理機

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5596005B2 (ja) 2011-11-29 2014-09-24 タキゲン製造株式会社 筐体用扉のリフトハンドル装置

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5596005A (en) * 1979-01-16 1980-07-21 Somei Tatsuo Soil reaping hook for soil heappup machine
JP2000166315A (ja) * 1998-12-09 2000-06-20 Ishikawajima Shibaura Mach Co Ltd 歩行型移動農機のマーカー構造
JP2002186302A (ja) * 2000-12-25 2002-07-02 Yanmar Agricult Equip Co Ltd 畦立作業機
US20030221399A1 (en) * 2002-05-31 2003-12-04 Hall Glenn A. Changeable power implements
JP2010142185A (ja) * 2008-12-20 2010-07-01 Iseki & Co Ltd 自律走行苗移植機
JP2017192305A (ja) * 2016-04-18 2017-10-26 有限会社鷹岡工業所 管理機

Also Published As

Publication number Publication date
JP7012370B2 (ja) 2022-01-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4519459A (en) Power drive rear tine tiller with reversing gear transmission for the tines
US6516542B2 (en) Tilling machine, method of use and method of gardening
CN107046822A (zh) 微型履带农业机器人
KR101578654B1 (ko) 로터리
US6945333B1 (en) Convertible rear-tine tiller
JP7012370B2 (ja) 管理機及び圃場管理方法
JP2010259367A (ja) 中耕除草機
CN202202349U (zh) 一种坎外沟清淤机
JP4133865B2 (ja) 作業機
JP6521353B2 (ja) 溝掘り機
KR200369850Y1 (ko) 제초기의 구동장치
JP2005211034A (ja) 移植機における整地ロータの駆動操作機構
JP4358755B2 (ja) マルチャ
JP2024082040A (ja) 管理機及び圃場管理方法
JP2007202505A (ja) 農作業機
JP6180966B2 (ja) 2軸型ロータリ耕耘装置
JP2017192305A (ja) 管理機
KR102319527B1 (ko) 손수레식 동력 제초기
JP6074569B2 (ja) 畦付け機
JP5174755B2 (ja) ロータリー作業機
JP2011024538A (ja) ロータリー作業機
JP2007189907A (ja) 浮遊分離爪を備えた水田用トラクタ。
KR20060099837A (ko) 논두렁 조성기
JP2008035826A (ja) 農用トラクタ
JP5276544B2 (ja) 水田作業車

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210115

TRDD Decision of grant or rejection written
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20211210

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220104

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220111

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7012370

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150