JP2020170947A - 撮像装置及びその制御方法、プログラム、記憶媒体 - Google Patents
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Abstract
【課題】撮像素子の出力信号におけるランダムノイズを抑制しつつ、電源変動や外来ノイズに起因するパターンノイズも抑制することができる撮像装置を提供する。【解決手段】複数の画素が行列状に配置された画素部と、画素部のそれぞれの画素列について複数本ずつ配置された垂直出力線であって、1つの画素列に配置された複数本の垂直出力線のそれぞれが1つの画素列内の異なる行の画素に接続されている垂直出力線と、1つの画素列内の複数行の画素の信号を、1つの画素列内に配置された複数本の垂直出力線により同時に読み出す場合に、複数行の画素のうちの少なくとも1つの行の画素について、同じ信号を複数回連続して読み出す読み出し部とを備える。【選択図】 図5
Description
本発明は、撮像装置におけるノイズ低減技術に関するものである。
従来より、CMOS型の撮像素子において、信号を読み出す際に、AD変換を複数回行い、加算または加算平均化することにより、信号に対するランダムノイズを抑制する手法が知られている。
例えば、特許文献1では、画素の出力信号を複数回連続でAD変換し、AD変換結果を加算することにより、読み出した信号に含まれるランダムノイズを抑制している。
しかし、このような手法によりランダムノイズを低減できる反面、ランダムノイズを抑制したことにより、従来では目立たなかった電源変動や外来ノイズなどの他の要素に起因するパターンノイズが目立つようになってきている。
本発明は上述した課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、撮像素子の出力信号におけるランダムノイズを抑制しつつ、電源変動や外来ノイズに起因するパターンノイズも抑制することができる撮像装置を提供することである。
本発明に係わる撮像装置は、複数の画素が行列状に配置された画素部と、前記画素部のそれぞれの画素列について複数本ずつ配置された垂直出力線であって、1つの画素列に配置された複数本の垂直出力線のそれぞれが前記1つの画素列内の異なる行の画素に接続されている垂直出力線と、前記1つの画素列内の複数行の画素の信号を、前記1つの画素列内に配置された前記複数本の垂直出力線により同時に読み出す場合に、前記複数行の画素のうちの少なくとも1つの行の画素について、同じ信号を複数回連続して読み出す読み出し手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、撮像素子の出力信号におけるランダムノイズを抑制しつつ、電源変動や外来ノイズに起因するパターンノイズも抑制することができる撮像装置を提供することが可能となる。
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。尚、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。実施形態には複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴の全てが発明に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。さらに、添付図面においては、同一若しくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の撮像装置の第1の実施形態であるデジタルカメラ1000の構成を示す図である。
図1は、本発明の撮像装置の第1の実施形態であるデジタルカメラ1000の構成を示す図である。
図1において、レンズ部1002は被写体の光学像を撮像素子1001に結像させる。また、レンズ駆動装置1003によってズーム制御、フォーカス制御、絞り制御、手振れ補正制御などが行われる。撮像信号処理回路1004は、撮像素子1001から出力される画像信号に各種の補正処理やデータ圧縮処理等を行う。撮影素子駆動回路1005は撮像素子1001に各種電源や撮影モードの指示信号、各種タイミング信号を出力する。
ここで、本実施形態で用いられる撮像素子1001は、詳しくは後述するが、電源変動による変動ノイズを抑制することが可能である。そのため、電源回路の簡素化や軽量化が可能である。また、撮像素子1001は、これも後述するが、外来ノイズによる変動ノイズを抑制することが可能である。そのため、撮像素子1001の近傍に、手振れ補正を目的としたコイル等のアクチュエータを設置することが可能である。
メモリ部1006は、画像データを一時的に記憶するためのメモリとして機能し、全体制御演算部1007は各種演算とカメラシステム全体の制御を行う。記録媒体制御I/F部1008は記録媒体へのデータの記録または記録媒体からのデータの読み出しを行うためのインターフェースである。記録媒体1009は、画像データの記録または読み出しを行うための着脱可能な半導体メモリである。さらに、表示部1010は、各種情報や撮影画像を表示する液晶表示装置などの表示デバイスである。
図2は、本実施形態で用いられる撮像素子1001の画素回路の構成を示す図である。
図2において、単位画素101は、フォトダイオード(以下PD)11、転送スイッチ12、フローティングディフュージョン(以下FD)13、増幅トランジスタ14、行選択スイッチ15、リセットスイッチ16を備えて構成されている。
PD11は、光学系を通して入射する光に応じた電荷を発生する。転送スイッチ12は、そのゲート端子に入力される転送パルスPTXによって駆動され、PD11で発生した電荷をFD13に転送する。FD13は、電荷を一時的に蓄積するとともに、蓄積した信号電荷を信号電圧に変換する電荷電圧変換部として機能する。増幅トランジスタ14は、定電流回路22と合わせてソースフォロアとして機能し、そのゲートにはFD13で電荷電圧変換された信号が入力される。行選択スイッチ15は、そのゲートに入力される行選択パルスPSELによって駆動され、そのドレインが増幅トランジスタ14に接続され、そのソースが垂直出力線21に接続されている。
行選択パルスPSELがHiレベルとなった行選択スイッチ15は、導通状態になり、対応する増幅トランジスタ14のソースが垂直出力線21に接続される。垂直出力線21には、定電流回路22が接続されており、行選択スイッチ15を介して接続された増幅トランジスタ14と合わせてソースフォロワとして機能する。この時、FD13の信号電位が垂直出力線21の電位に反映される。また、垂直出力線21には、列方向に配列された複数の単位画素101が接続される。
行選択パルスPSELがHiレベルとなった行選択スイッチ15は、導通状態になり、対応する増幅トランジスタ14のソースが垂直出力線21に接続される。垂直出力線21には、定電流回路22が接続されており、行選択スイッチ15を介して接続された増幅トランジスタ14と合わせてソースフォロワとして機能する。この時、FD13の信号電位が垂直出力線21の電位に反映される。また、垂直出力線21には、列方向に配列された複数の単位画素101が接続される。
リセットスイッチ16は、そのドレインが電源VDDに接続され、そのゲートに入力されるリセットパルスPRESによって駆動されて、FD13に蓄積されている電荷を除去する。
ここで、増幅トランジスタ14は、リセットパルスPRESによってFD13がリセットされた状態の場合には、リセット信号を垂直出力線21に出力する。また、転送パルスPTXによって、PD11で発生した電荷の転送が行われた場合には、PD11の光電変換信号を含む転送信号を垂直出力線21に出力する。
なお、FD13は、接続される転送スイッチ12、増幅トランジスタ14、リセットスイッチ16との寄生容量や、配線間の寄生容量で構成される。そのため、容量が微小であり、上記の信号の出力時に、電源VDDや各種制御パルスの揺れなど、電源変動や外来ノイズに影響されやすい。
図3は、本実施形態における撮像素子1001の回路構成を示す図である。
図3において、画素アレイ(画素部)100には、単位画素101が行列状に配列され、画素列ごとに垂直出力線21を有している。ここで、本実施形態における画素アレイ100では、単位画素の1列について2本(複数本)の垂直出力線21a,21bが配置されている。そして、画素列内の奇数行に属する単位画素101aが垂直出力線21aに接続され、偶数行に属する単位画素101bが垂直出力線21bに接続されている。
これにより、奇数行の単位画素101aと偶数行の単位画素101bの2行(複数行)を同時に読み出すことが可能である。しかしその一方で、電源や各種制御パルスの変動などの外来ノイズの影響も同時に受けることとなり、その結果、パターン状のノイズが画像に現れる原因となる。
信号増幅部200は、各垂直出力線21a,21bに対応して設けられた複数の信号増幅回路210を有する。信号増幅回路210は、垂直出力線21a,21bの信号にゲインをかけるアンプであり、ゲイン設定信号Gainによりゲイン設定を変更することが可能である。なお、信号増幅部200は低ノイズ化の観点から、設けられていることが望ましいが、必ずしも必要ではなく無くてもよい。
サンプルホールド部300は、制御信号PSHに応じて、信号増幅部200から出力される電圧信号のサンプリングとホールドを行い、後段のAD変換部400に出力する。AD変換部400は、複数のAD変換回路410を備えて構成され、AD変換回路410は、比較器41とカウンタ42を備える。
比較器41には、一方の入力端子にサンプルホールド部300から出力された信号が入力され、他方の入力端子に漸次変化する参照信号Vrampが入力され、これらの比較結果が出力される。
カウンタ42には、基準クロックCLK、カウント制御パルスCNTenが入力され、カウント制御パルスCNTenがHiレベルになると、基準クロックCLKに基づいてカウントを開始し、アップカウントまたはダウンカウントを行う。また、カウンタ42は比較器41から出力される比較結果CMPに応じてカウントを停止し、これらの動作によってAD変換を行う。
なお、本実施形態に用いられるAD変換方式は、上記のようなスロープ型AD変換方式に限定されるものではなく、他のAD変換方式でも適応可能である。
デジタル信号処理部500は、AD変換部400から入力されるデジタル信号に各種信号処理を施し、得られた画像データを撮像素子1001の外部に出力する。読み出し制御部600は、単位画素101に入力される電源VDD、各種パルスPTX、PSEL、PRES、AD変換回路410に入力される参照信号Vramp、基準クロックCLK、カウント制御パルスCNTenを生成し、各部に供給する。
図4は、本実施形態における信号読み出し動作を示すタイミングチャートである。
本実施形態における画素アレイ100では、1列あたり2本の垂直出力線21a,21bが配置されていることを利用して、2行を同時に読み出す。ここで、読み出し動作において、奇数行と偶数行で動作を異ならせる、または異なる場合には、区別のため転送パルスPTXa、転送パルスPTXbのようにa,bの英字を付して表記し、奇数行と偶数行の動作を区別する(aが奇数行、bが偶数行)。
読み出し期間である時刻tr1〜tr4では、読み出し対象行のPSELが“H”となり、読み出し対象行の単位画素101a,101bの信号は、各々対応する垂直出力線21a,21bに出力される。
時刻tr1では、PRESが“H”の状態であり、FD13の不要電荷を排出し、FD13の電位をリセットする。その後にPRESは“L”となる。この時、単位画素101a,101bは、リセット信号を垂直出力線21a,21bに出力する。リセット信号は、静定時間をかけて垂直出力線21a,21bに反映され、信号増幅部200を経てサンプルホールド部300に入力される。また時刻tr1において、制御信号PSHは“H”の状態となり、サンプルホールド部300は、信号増幅部200が出力する信号のサンプリングを行う。
その後、垂直出力線21a,21bに出力されたリセット信号の静定が終了した時刻sh1において、制御信号PSHが“L”となり、サンプルホールド部300は、信号増幅部200から出力されたリセット信号をホールドしてAD変換部400に出力する。その後、AD変換部400では、サンプルホールド部300から入力された信号のAD変換が行われる。
時刻tc1において、読み出し制御部600は漸次変化する参照信号Vrampを比較器41に出力する。また同時刻に、カウント制御パルスCNTenが“H”となり、基準クロックCLKがカウンタ42に入力されることによりカウンタ42はカウントを開始し、これによりAD変換が開始される。その後、参照信号Vrampがリセット信号を下回る時刻になると、比較器41は出力CMPa,CMPbを反転させる。ここで、垂直出力線21aに対応する比較器41の反転時刻をsa1、垂直出力線21bに対応する比較器41の反転時刻をsb1と表記する。カウンタ42は比較器41の出力CMPa,CMPbが反転するとカウント動作を停止する。
時刻tc2において、参照信号Vrampが所定の電位になると、参照信号Vrampは初期値にリセットされ、基準クロックCLKが停止する。
時刻tc3では、CNTenが“L”となり、カウンタ42はデジタル信号処理部500にリセット信号のAD変換結果であるカウント値を出力したのち、カウント値をリセットする。
その後、時刻tr2では、転送パルスPTXaが“H”となり、単位画素101aの有するPD11に露光により蓄積された電荷がFD13に転送される。その後、転送パルスPTXaが“L”となり、単位画素101aは転送信号を垂直出力線21aに出力する。転送信号は静定時間をかけて垂直出力線21aに反映され、信号増幅部200を経てサンプルホールド部300に入力される。一方、単位画素101bは、リセット信号を出力した状態を維持する。
また時刻tr2では、制御信号PSHが“H”の状態となり、サンプルホールド部300は、信号増幅部200が出力する信号をサンプリングする。その後、垂直出力線21aに出力された転送信号の静定が終了した時刻sh2において、制御信号PSHが“L”となり、サンプルホールド部300は、信号増幅部200から出力された単位画素101bのリセット信号及び単位画素101aの転送信号をホールドして、AD変換部400に出力する。
なお、時刻tr2の動作は、時刻sh1でのサンプリング動作が終了した時点でAD変換部400と信号増幅部200が切り離されるため、時刻tc1の動作を待つことなく開始してもよい。
その後、時刻tc4〜tc6において、AD変換部400ではサンプルホールド回路300によりホールドされた信号のAD変換が行われる。なお、時刻tc4,tc5,tc6における読み出し動作は時刻tc1,tc2,tc3における読み出し動作とほぼ同等であるが、転送信号の取りうる信号範囲がリセット信号よりも広いため、AD変換の終了タイミングである参照信号Vrampの到達電位が異なる。
ここで、単位画素101aは転送信号を、単位画素101bはリセット信号を出力しており、デジタル信号処理部500に各信号のAD変換結果が出力される。その後の時刻tr3では、転送パルスPTXbが“H”となり、単位画素101bの有するPD11に蓄積された電荷がFD13に転送される。その後、転送パルスPTXbが“L”となり、単位画素101bは転送信号を垂直出力線21bに出力する。転送信号は静定時間をかけて垂直出力線21bに反映され、信号増幅部200を経てサンプルホールド部300に入力される。
一方、単位画素101aは、転送信号を出力した状態を維持する。また時刻tr3では、制御信号PSHが“H”の状態となり、サンプルホールド部300は、信号増幅部200が出力する信号をサンプリングする。
その後、垂直出力線21bに出力された転送信号の静定が終了した時刻sh3において、制御信号PSHが“L”となり、サンプルホールド部300は、信号増幅部200から出力された転送信号をホールドしてAD変換部400に出力する。
時刻tc7,tc8,tc9における読み出し動作は時刻tc4,tc5,tc6における読み出し動作と同等であり、AD変換部400ではサンプルホールド回路300によりホールドされた信号のAD変換が行われる。
単位画素101a,101bは共に転送信号を出力しており、デジタル信号処理部500に対して各信号のAD変換結果が出力される。これらの動作によって、本実施形態の信号読み出し動作が実行される。
上記の動作によって読み出されたリセット信号、転送信号は、その後、デジタル信号処理部500において相関2重サンプリング(CDS)処理が施される。具体的には、転送信号のデジタル値からリセット信号のデジタル値を減算することにより、PD11に蓄積された電荷をFD13に転送する前後での変化量、すなわち光電変換によって得られた信号量のみを抽出できる。これにより、単位画素101の有するトランジスタの閾値バラツキの影響や、FD13のリセット時にリセットスイッチ16より発生するスイッチングノイズの影響を打ち消すことが可能である。
一方、上記のCDS処理は、リセット信号、転送信号を同一の回路で出力する必要があることから、これらの信号をそれぞれ異なる時刻で取得する必要がある。この場合、電源変動や外来ノイズ等、時間方向で変化する変動ノイズの影響により、リセット信号出力時のノイズ状態と転送信号出力時のノイズ状態が変化してしまうことがある。そのようなノイズは、上記のCDS処理では除去することが不可能であり、パターン状のノイズとして画像に現れる。そこで本実施形態では、時間方向で変化する変動ノイズを打ち消す処理も行う。
図5は、図4において説明した読み出し動作におけるサンプルホールド動作と、時間方向で変化する変動ノイズとの関係を示す図である。図4における期間tr1〜sh1では、奇数行に属する単位画素101a、偶数行に属する単位画素101b共にリセット信号を出力している。この期間に出力されるリセット信号をN1a,N1bと表記する。リセット信号N1a,N1bは時刻sh1の時点でホールドされ、読み出される。
図4における期間tr2〜sh2では、奇数行に属する単位画素101aは転送信号を、偶数行に属する単位画素101bはリセット信号を出力している。この期間に出力される転送信号をS2a、リセット信号をN2bと表記する。転送信号S2a、リセット信号N2bは時刻sh2の時点でホールドされ、読み出される。
図4における期間tr3〜sh3では、奇数行に属する単位画素101a、偶数行に属する単位画素101b共に転送信号を出力している。この期間に出力される転送信号をS3a,S3bと表記する。転送信号S3a,S3bは時刻sh3の時点でホールドされ、読み出される。ここで、変動ノイズはサンプルホールドされた時刻sh1,sh2,sh3の変動量に応じたノイズをリセット信号や転送信号に発生させる。一方で、本実施形態の読み出し動作では、時刻sh1,sh2で単位画素101bがリセット信号N1b,N2bを連続して出力していることから、時刻sh1と時刻sh2(時間的に異なるタイミング)の間の変動ノイズ量の差(差分)C21を抽出することが可能である。
同様にして、時刻sh2,sh3で単位画素101aが転送信号S2a,S3aを連続して出力していることから、時刻sh2と時刻sh3(時間的に異なるタイミング)の間の変動ノイズ量の差(差分)C32を抽出することが可能である。
ここで補正値C21は、ある1つの単位画素101bのリセット信号N2bからリセット信号N1bを減算することにより取得可能であるが、1単位画素のリセット信号N1b,N2bは変動ノイズの他に、例えば熱ノイズやRTSノイズなどの影響も受ける。よって、リセット信号N2bからリセット信号N1bを減算した結果を、同時に読み出された複数の単位画素101bごとに生成し、それらの平均化処理を行うのが望ましい。
ここで平均化処理の一例として、同時に読み出された単位画素行で加算平均する処理を行い、補正値C21を取得する場合について説明する。
ある列アドレスxの単位画素101bのリセット信号N1,N2をそれぞれN1b(x)、N2b(x)と表記し、同時に読み出される単位画素101bの画素数をXmaxとすると、補正値C21は、
と表される。
補正値C32の取得についても同様であり、ある列アドレスxの単位画素101aの転送信号S2,S3をそれぞれS2a(x),S3a(x)と表記し、同時に読み出される単位画素101aの画素数をXmaxとすると、補正値C32は、
と表される。上記の平均化処理をデジタル信号処理部500で行う。
これら2つの補正値C21,C32を用いて、同時に読み出された単位画素101a,101bのリセット信号、転送信号を補正する。なお、補正値C21,C32と、補正されるリセット信号、転送信号は相関性が高いことが望ましい。よって、同時に読み出される単位画素101a,101bが属する行は隣接関係にあることが望ましい。
また相関性を高めるために、補正値C21,C32を列アドレスxごとに算出してもよく、平均化処理に加重平均や移動平均などの計算を用いてもよい。また、撮像素子1001がベイヤー配列のカラーフィルタを有する場合、同じ色のカラーフィルタ、または透過する波長域の近い単位画素で単位画素101a,101bを割り振るとよい。
図6は、本実施形態におけるデジタル信号処理部500の、変動ノイズを抑制する動作を説明する図である。図6は、ある読み出し対象行の、列アドレスxにある単位画素101a,101bの出力信号を表している。また、図6(a)は、変動ノイズのない理想状態の出力信号の例を示している。
単位画素101aでは、リセット信号N1a(x)、転送信号S2a(x)、S3a(x)を出力している。そのうち転送信号S2a(x)、S3a(x)は同じ信号を2回サンプリングしており、これらを加算平均することにより、熱ノイズやRTSノイズなどのランダムノイズの影響を抑制可能である。
その後、加算平均された転送信号からリセット信号N1a(x)を減算する、すなわちCDS処理を行うことにより、光電変換信号Pa(x)を得ることが可能である。光電変換信号Pa(x)は、次のように表わされる。
Pa(x)={S2a(x)+S3a(x)}/2−N1a(x) …(1)
単位画素101bでは、リセット信号N1b(x)、N2b(x)、転送信号S3b(x)を出力している。そのうちリセット信号N1b(x)、N2b(x)は同じ信号を2回サンプリングしており、これらを加算平均することにより、熱ノイズやRTSノイズなどのランダムノイズの影響を抑制可能である。
単位画素101bでは、リセット信号N1b(x)、N2b(x)、転送信号S3b(x)を出力している。そのうちリセット信号N1b(x)、N2b(x)は同じ信号を2回サンプリングしており、これらを加算平均することにより、熱ノイズやRTSノイズなどのランダムノイズの影響を抑制可能である。
その後、転送信号S3b(x)から加算平均されたリセット信号を減算する、すなわちCDS処理を行うことにより、光電変換信号Pb(x)を得ることが可能である。光電変換信号Pb(x)は、次のように表わされる。
Pb(x)=S3b(x)−{N1b(x)+N2b(x)}/2 …(2)
以上の算出動作をデジタル信号処理部500で行うことにより、ランダムノイズを抑制した高画質な信号処理が可能である。しかし実際には、上記の処理を行ったとしても、変動ノイズによって各信号が影響を受けることにより、パターン状のノイズが現れる。
以上の算出動作をデジタル信号処理部500で行うことにより、ランダムノイズを抑制した高画質な信号処理が可能である。しかし実際には、上記の処理を行ったとしても、変動ノイズによって各信号が影響を受けることにより、パターン状のノイズが現れる。
図6(b)は、図6(a)の状態に加えて、変動ノイズが発生した場合の出力信号の例を示した図である。
サンプルホールド時刻sh1,sh2,sh3のタイミングで発生した変動ノイズ量をそれぞれD1,D2,D3とする。単位画素101aの出力する各信号N1a,S2a,S3aと、単位画素101bが出力する各信号N1b,N2b,S3bは、上記の変動ノイズD1,D2,D3の影響を受け、それぞれ次のように表わされる値となる。
N1a’(x)=N1a(x)+D1
S2a’(x)=S2a(x)+D2
S3a’(x)=S3a(x)+D3
N1b’(x)=N1b(x)+D1
N2b’(x)=N2b(x)+D2
S3b’(x)=S3b(x)+D3
なお、上式の左辺の値は実際に取得される値であるのに対し、右辺の値である変動ノイズが無い場合の単位画素101の各信号N1a,S2a,S3a,N1b,N2b,S3bと、変動ノイズD1,D2,D3については、その値を知ることができない。
S2a’(x)=S2a(x)+D2
S3a’(x)=S3a(x)+D3
N1b’(x)=N1b(x)+D1
N2b’(x)=N2b(x)+D2
S3b’(x)=S3b(x)+D3
なお、上式の左辺の値は実際に取得される値であるのに対し、右辺の値である変動ノイズが無い場合の単位画素101の各信号N1a,S2a,S3a,N1b,N2b,S3bと、変動ノイズD1,D2,D3については、その値を知ることができない。
しかし、時刻sh1,sh2において、単位画素101bがリセット信号N1b(x),N2b(x)を連続して出力していることから、補正値C21が変動ノイズ量の差D2−D1に相当することがわかる。同様にして、補正値C32は変動ノイズ量の差D3−D2に相当することがわかる。
C21=D2−D1
C32=D3−D2
よって本実施形態では、これらを利用することにより、変動ノイズを抑制する処理を行う。変動ノイズを抑制するには、まず時刻sh1,sh2で取得された各信号の変動ノイズ量を、補正値C21,C32を用いて時刻sh3における変動ノイズ量に変換する。求めたい信号を左辺に、算出に用いる既知の値とその式を右辺に表すと、次のようになる。
C32=D3−D2
よって本実施形態では、これらを利用することにより、変動ノイズを抑制する処理を行う。変動ノイズを抑制するには、まず時刻sh1,sh2で取得された各信号の変動ノイズ量を、補正値C21,C32を用いて時刻sh3における変動ノイズ量に変換する。求めたい信号を左辺に、算出に用いる既知の値とその式を右辺に表すと、次のようになる。
N1a(x)+D3=N1a’(x)+C21+C32
S2a(x)+D3=S2a’(x)+C32
S3a(x)+D3=S3a’(x)
N1b(x)+D3=N1b’(x)+C21+C32
N2b(x)+D3=N2b’(x)+C32
S3b(x)+D3=S3b’(x)
求めた左辺の値は、変動ノイズが無い場合に対して各信号共通の変動ノイズD3がのっているが、この変動ノイズD3は、その後のCDS処理により除去可能である。そのため、そのままCDS処理を行い、光電変換信号Pa(x),Pb(x)を算出することが可能である。
S2a(x)+D3=S2a’(x)+C32
S3a(x)+D3=S3a’(x)
N1b(x)+D3=N1b’(x)+C21+C32
N2b(x)+D3=N2b’(x)+C32
S3b(x)+D3=S3b’(x)
求めた左辺の値は、変動ノイズが無い場合に対して各信号共通の変動ノイズD3がのっているが、この変動ノイズD3は、その後のCDS処理により除去可能である。そのため、そのままCDS処理を行い、光電変換信号Pa(x),Pb(x)を算出することが可能である。
よって、式(1)、式(2)で表される、求めたい光電変換信号Pa(x),Pb(x)は、
Pa(x)=[{S2a’(x)+C32}+S3a’(x)]/2
−{N1a’(x)+C21+C32}
Pb(x)=S3b’(x)−
[{N1b’(x)+C21+C32}+{N2b’(x)+C32}]/2
と変換することが可能であり、既知の値から求めることができる。
Pa(x)=[{S2a’(x)+C32}+S3a’(x)]/2
−{N1a’(x)+C21+C32}
Pb(x)=S3b’(x)−
[{N1b’(x)+C21+C32}+{N2b’(x)+C32}]/2
と変換することが可能であり、既知の値から求めることができる。
以上のように、補正値C21,C32を用いることにより、時刻sh1,sh2でサンプルホールドされ、各々異なる変動ノイズの影響を受けた各信号を、時刻sh3で発生した変動ノイズ量相当に揃えることが可能である。変動ノイズ量が揃えられた各信号は、その後のCDS処理において上記の変動ノイズ分が減算され、結果として変動ノイズが抑制された信号を得ることができる。
本実施形態では、これらの算出動作をデジタル信号処理部500で行うことにより、ランダムノイズを抑制することに加えて変動ノイズを抑制することが可能となる。つまり、ランダムノイズに加えて変動ノイズも抑制した高画質な画像を取得することができる。
次に、図1に示したように構成されるデジタルカメラ1000の動作について説明する。
メイン電源がオンされると、制御系の電源がオンし、更に撮像信号処理回路1004などの撮像系回路の電源がオンされる。
その後、図示しないレリーズボタンが押されると、撮影動作が開始される。撮影素子駆動回路1005は、撮像素子1001に対して撮影指示を行う。
ここで、本実施形態の撮像素子1001は、上記で説明したように、ランダムノイズを抑制しつつ、電源変動や外来ノイズによる変動ノイズを抑制することができ、結果として高画質な画像を撮像することができる。
撮影動作が終了すると、撮像素子1001から出力された信号は、撮像信号処理回路1004において画像処理され、全体制御演算部1007の指示により、メモリ部1006に書き込まれる。
メモリ部1006に書き込まれた画像データは、全体制御演算部1007の制御により、記録媒体制御I/F部1008を介して、半導体メモリ等の着脱可能な記録媒体1009に記録される。また、図示しない外部I/F部を介して直接コンピュータ等に入力して画像の加工を行ってもよい。
以上説明したように、第1の実施形態によれば、電源変動や外来ノイズ等に影響されることなく、高画質な映像を記録することが可能となる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。第2の実施形態に用いられる撮像素子は、複数のPDが1つのFDを共有する構成の単位画素を有する。ここで、複数のPDが1つのFDを共有する画素構成は、例えば1画素あたりの画素回路規模を縮小する目的や、1つのマイクロレンズを複数のPDで共有する構成とすることによりオートフォーカス(以下AF)のための信号を取得する目的を有する。
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。第2の実施形態に用いられる撮像素子は、複数のPDが1つのFDを共有する構成の単位画素を有する。ここで、複数のPDが1つのFDを共有する画素構成は、例えば1画素あたりの画素回路規模を縮小する目的や、1つのマイクロレンズを複数のPDで共有する構成とすることによりオートフォーカス(以下AF)のための信号を取得する目的を有する。
図7は、本実施形態における撮像素子の1画素の回路構成を示す図である。第1の実施形態での単位画素101との違いは、1つの単位画素201が2つのPD(光電変換部)11L,11Rと、それに対応する転送スイッチ12L,12Rを有しており、1つのFD13を共有している点である。また、単位画素201はマイクロレンズ17を有し、PD11L,11Rが撮影レンズの異なる瞳領域から入射する光を受光するように構成されている。他の構成は第1の実施形態と同様であるため、説明を省略する。
ここで、増幅トランジスタ14は、リセットパルスPRESによってFD13がリセットされた状態の場合には、リセット信号を垂直出力線21に出力する。また、転送パルスPTXLまたは転送パルスPTXRによって、PD11L、PD11Rで発生した電荷のうち、一方(一部の光電変換部)の電荷の転送が行われた場合には、一方のPDの光電変換信号を含む焦点検出のための位相差検出用の信号を出力する。また、転送パルスPTXLまたは転送パルスPTXRによって、PD11L、PD11Rで発生した電荷のうち、両方の電荷の転送が行われた場合には、単位画素201の有する全てのPDの光電変換信号を含む撮像信号(画像信号)を出力する。
図8は、本実施形態における信号読み出し動作を示すタイミングチャートである。
読み出し期間である時刻tr11〜tr16では、読み出し対象行のPSELが“H”となり、読み出し対象行の単位画素201a,201bは各々対応する垂直出力線21a,21bに信号を出力する。
時刻tr11では、PRESが“H”の状態であり、FD13の不要電荷を排出し、FD13の電位をリセットする。その後に、PRESが“L”となる。この時、単位画素201a,201bはリセット信号を垂直出力線21a,21bに出力する。また時刻tr11において、制御信号PSHは“H”の状態となり、サンプルホールド部300は、信号増幅部200が出力する信号をサンプリングする。
その後、時刻sh11において、制御信号PSHが“L”となり、サンプルホールド部300は、信号増幅部200から出力されたリセット信号をホールドしてAD変換部400に出力する。AD変換部400ではサンプルホールド回路300によりホールドされた信号のAD変換が行われる。
その後、時刻tr12では、転送パルスPTXLaが“H”となり、単位画素201aの有するPD11Lに蓄積された電荷がFD13に転送される。その後、転送パルスPTXLaが“L”となり、単位画素201aは位相差検出用の信号を垂直出力線21aに出力する。一方、単位画素201bは、リセット信号を出力した状態を維持する。
また、時刻tr12では、制御信号PSHが“H”の状態となり、サンプルホールド部300は、信号増幅部200が出力する信号をサンプリングする。その後、時刻sh12において、制御信号PSHが“L”となり、サンプルホールド部300は、信号増幅部200から出力された単位画素201bのリセット信号及び単位画素201aの位相差検出用の信号をホールドしてAD変換部400に出力する。AD変換部400ではサンプルホールド回路300によりホールドされた信号のAD変換が行われる。
その後、時刻tr13では、転送パルスPTXLa、転送パルスPTXRaが“H”となり、単位画素201aの有するPD11L、PD11Rに蓄積された電荷がFD13に転送される。その後、転送パルスPTXLa、転送パルスPTXRaが“L”となり、単位画素201aは撮像信号を垂直出力線21aに出力する。一方、単位画素201bは、リセット信号を出力した状態を維持する。
また時刻tr13では、制御信号PSHが“H”の状態となり、サンプルホールド部300は、信号増幅部200が出力する信号をサンプリングする。その後、時刻sh13において、制御信号PSHが“L”となり、サンプルホールド部300は、信号増幅部200から出力された単位画素201bのリセット信号及び単位画素201aの撮像信号をホールドしてAD変換部400に出力する。AD変換部400ではサンプルホールド回路300によりホールドされた信号のAD変換が行われる。
その後、時刻tr14では、転送パルスPTXLbが“H”となり、単位画素201bの有するPD11Lに蓄積された電荷がFD13に転送される。その後、転送パルスPTXLbが“L”となり、単位画素201bは位相差検出用の信号を垂直出力線21bに出力する。一方、単位画素201aは、撮像信号を出力した状態を維持する。
また時刻tr14では、制御信号PSHが“H”の状態となり、サンプルホールド部300は、信号増幅部200が出力する信号をサンプリングする。その後、時刻sh14において、制御信号PSHが“L”となり、サンプルホールド部300は、信号増幅部200から出力された単位画素201bの位相差検出用の信号及び単位画素201aの撮像信号をホールドしてAD変換部400に出力する。AD変換部400ではサンプルホールド回路300によりホールドされた信号のAD変換が行われる。
その後、時刻tr15では、転送パルスPTXLb、転送パルスPTXRbが“H”となり、単位画素201bの有するPD11L、PD11Rに蓄積された電荷がFD13に転送される。その後、転送パルスPTXLb、転送パルスPTXRbが“L”となり、単位画素201bは撮像信号を垂直出力線21aに出力する。一方、単位画素201aは、撮像信号を出力した状態を維持する。
また時刻tr15では、制御信号PSHが“H”の状態となり、サンプルホールド部300は、信号増幅部200が出力する信号をサンプリングする。その後、時刻sh15において、制御信号PSHが“L”となり、サンプルホールド部300は、信号増幅部200から出力された単位画素201a及び201bの撮像信号をホールドしてAD変換部400に出力する。AD変換部400ではサンプルホールド回路300によりホールドされた信号のAD変換が行われる。これらの動作によって、本実施形態の信号読み出し動作が実行される。
上記の動作によって読み出されたリセット信号、位相差検出用の信号、撮像信号は、その後のデジタル信号処理部500において相関2重サンプリング(CDS)処理が施される。具体的には、位相差検出用の信号のデジタル値からリセット信号のデジタル値を減算することにより、PD11Lで光電変換により得られた信号量のみを抽出できる。また、撮像信号のデジタル値からリセット信号のデジタル値を減算することにより、PD11L、PD11Rの双方において、光電変換により得られた信号量のみを抽出できる。一方で、第1の実施形態と同様に、上記の信号は変動ノイズの影響を受け、この変動ノイズは上記のCDS処理では除去できない。そのため、本実施形態では、変動ノイズを抑制する処理を行う。
図9は、図8において説明した読み出し動作におけるサンプルホールド動作と、変動ノイズとの関係を示す図である。
図8における期間tr11〜sh11では、単位画素201a、単位画素201b共にリセット信号を出力している。この期間に出力されるリセット信号をN1a,N1bと表記する。
図8における期間tr12〜sh12では、単位画素201aは位相差検出用の信号を、単位画素201bはリセット信号を出力している。この期間に出力される位相差検出用の信号をSL2a、リセット信号をN2bと表記する。
図8における期間tr13〜sh13では、単位画素201aは撮像信号を、単位画素201bはリセット信号を出力している。この期間に出力される撮像信号をSLR3a、リセット信号をN3bと表記する。
図8における期間tr14〜sh14では、単位画素201aは撮像信号を、単位画素201bは位相差検出用の信号を出力している。この期間に出力される撮像信号をSLR4a、位相差検出用の信号をSL4bと表記する。
図8における期間tr15〜sh15では、単位画素201a、単位画素201b共に撮像信号を出力している。この期間に出力される撮像信号をSLR5a,SLR5bと表記する。
本実施形態の読み出し動作では、時刻sh11,sh12,sh13で単位画素201bがリセット信号N1b,N2b,N3bを連続して出力しており、時刻sh11〜sh12間と、時刻sh12〜sh13間の変動ノイズ量の差C21,C32を抽出することが可能である。
同様にして、時刻sh13,sh14,sh15で、単位画素201aが撮像信号SLR3a,SLR4a,SLR5aを連続して出力おり、時刻sh13〜sh14間と、時刻sh14〜sh15間の変動ノイズ量の差C43,C54を抽出することが可能である。
これらの補正値を用いることにより、時刻sh11,sh12,sh13,sh14でサンプルホールドされ、各々異なる変動ノイズの影響を受けた各信号を、時刻sh15で発生した変動ノイズ量相当に揃えることが可能である。変動ノイズ量が揃えられた各信号は、その後のCDS処理において上記の揃えられた変動ノイズ分が減算され、結果として変動ノイズが抑制される。
以上説明したように、本実施形態によれば、複数のPDが1つのFDを共有する画素構成において、変動ノイズを抑制することが可能であり、高画質な画像の取得や、精度の高いAF信号の取得が可能となる。
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。第2の実施形態において、単位画素201aがリセット信号、位相差検出用の信号、撮像信号を出力する間、単位画素201bはリセット信号を出力し続ける必要があった。また同様にして、単位画素201bがリセット信号、位相差検出用の信号、撮像信号を出力する間、単位画素201aは撮像信号を出力し続ける必要があった。そのため、信号読み出しに伴うサンプルホールドとAD変換の回数は2行で5回となり、第1の実施形態での2行で3回と比べて読み出し時間が延びる。一方で、AFを実現するにあたり、必ずしも画素アレイ全ての単位画素201の位相差検出用の信号を必要としない場合や、AF性能よりもフレームレート等、読み出しスピードを優先したい場合が存在する。そこで、第3の実施形態では、読み出しスピードを高速化する手法について説明する。
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。第2の実施形態において、単位画素201aがリセット信号、位相差検出用の信号、撮像信号を出力する間、単位画素201bはリセット信号を出力し続ける必要があった。また同様にして、単位画素201bがリセット信号、位相差検出用の信号、撮像信号を出力する間、単位画素201aは撮像信号を出力し続ける必要があった。そのため、信号読み出しに伴うサンプルホールドとAD変換の回数は2行で5回となり、第1の実施形態での2行で3回と比べて読み出し時間が延びる。一方で、AFを実現するにあたり、必ずしも画素アレイ全ての単位画素201の位相差検出用の信号を必要としない場合や、AF性能よりもフレームレート等、読み出しスピードを優先したい場合が存在する。そこで、第3の実施形態では、読み出しスピードを高速化する手法について説明する。
図10は、第3の実施形態の撮像素子1011の回路構成を示す図である。画素アレイ110には、単位画素201が行列状に配列され、列ごとに複数の垂直出力線21が配置されている。ここで本実施形態における画素アレイ110では、単位画素1列あたり3本の垂直出力線21a,21b,21cが配置されている。そして、画素グループGr1に属する単位画素201aが垂直出力線21aに接続され、画素グループGr2に属する単位画素201bが垂直出力線21bに接続され、画素グループGr3に属する単位画素201cが垂直出力線21cに接続されている。これにより、単位画素201a,201b,201cの属する3行を同時に読み出すことが可能である。他の構成については第1の実施形態の撮像素子1001と同様であるため説明を省略する。
図11は、本実施形態における読み出し動作と、変動ノイズとの関係を示す図である。
第1の期間T1では、単位画素201a,201b,201c共にリセット信号を出力し、時刻sh21においてサンプルホールドされる。この期間に出力されるリセット信号をN1a,N1b,N1cと表記する。
第2の期間T2では、単位画素201aは撮像信号を、単位画素201bはリセット信号を、単位画素201cは位相差検出用の信号を出力し、時刻sh22においてサンプルホールドされる。この期間に出力される撮像信号をSLR2a,リセット信号をN2b、位相差検出用の信号をSL2cと表記する。
第3の期間T3では、単位画素201a,201b,201c共に撮像信号を出力し、時刻sh23においてサンプルホールドされる。この期間に出力される撮像信号をSLR3a,SLR3b,SLR3cと表記する。
本実施形態の読み出し動作では、時刻sh21,sh22で単位画素201bがリセット信号N1b,N2bを連続して出力しており、時刻sh21,sh22間の変動ノイズ量の差C21を抽出することが可能である。
同様にして、時刻sh22,sh23で単位画素201aが撮像信号SLR2a,SLR3aを連続して出力おり、時刻sh22,sh23間の変動ノイズ量の差C32を抽出することが可能である。
これらの補正値を用いることにより、時刻sh21,sh22でサンプルホールドされ、各々異なる変動ノイズの影響を受けた各信号を、時刻sh23で発生した変動ノイズ量相当に揃えることが可能である。変動ノイズ量が揃えられた各信号は、その後のCDS処理において上記の揃えられた変動ノイズ分が減算され、結果として変動ノイズが抑制される。
以上説明したように、本実施形態では、変動ノイズ除去用の補正値を取得する画素グループと、撮像信号に加えて位相差検出用の信号も取得する画素グループを分けている。このことにより、変動ノイズの抑制と位相差検出用の信号の取得を実現しつつ、読み出しスピードの向上を図ることが可能となる。
なお、本実施形態では、垂直出力線が1列に3本設けられている構成としたが、4本以上ある場合は、画素グループGr1,Gr2を増やすことによりノイズ低減効果を高めてもよいし、または画素グループGr3を増やすことによりAF精度を高めてもよい。または、画素グループGr1,Gr2,Gr3の比率を、撮影時の設定や、被写体に応じて切り替えてもよい。
(第4の実施形態)
次に、本発明の第4の実施形態について説明する。本実施形態は、第1の実施形態とは異なる読み出し動作で同等の効果を得る手法について説明する。
次に、本発明の第4の実施形態について説明する。本実施形態は、第1の実施形態とは異なる読み出し動作で同等の効果を得る手法について説明する。
図12は第4の実施形態の撮像素子1021の回路構成を示す図である。本実施形態の画素アレイ120では、単位画素301が行列状に配列され、列ごとに複数の垂直出力線21が配置されている。ここで、本実施形態における画素アレイ120では、単位画素1列あたり3本の垂直出力線21が配置され、3行を同時に読み出すことが可能である。他の構成については第1の実施形態の撮像素子1001と同様であるため説明を省略する。
図13は、本実施形態における読み出し動作と、変動ノイズとの関係を示す図である。ある行アドレスyの単位画素301の読み出し動作は、3回の信号読み出しで構成される。
3回の信号読み出し期間をT(s),T(s+1),T(s+2)とおくと、各期間で、リセット信号N(y,s)、リセット信号N(y,s+1)、転送信号S(y,S+2)の順で読み出す。上記の各信号はサンプルホールド時刻H(s)、H(s+1)、H(s+2)でホールドされる。
行アドレスyの読み出し動作では、サンプルホールド時刻H(s)、H(s+1)においてリセット信号を出力し続けることにより、上記の時刻間に発生した変動ノイズ量の差である補正値C(s)を取得可能である。また、リセット信号を2回サンプリングしており、これらを加算平均することにより、熱ノイズやRTSノイズなどのランダムノイズの影響を抑制可能である。
しかし、サンプルホールド時刻H(s+1)、H(s+2)では異なる信号を出力しているため、上記の時刻間に発生した変動ノイズ量の差である補正値C(s+1)を取得することができない。一方、行アドレスy+1は、信号読み出し期間T(s+1)から信号読み出しを開始する。
すなわち、信号読み出し期間T(s+1),T(s+2),T(s+3)に、それぞれリセット信号N(y+1,s+1)、リセット信号N(y+1,s+2)、転送信号S(y+1,s+3)を出力する。
行アドレスy+1の読み出し動作では、サンプルホールド時刻H(s+1)、H(s+2)においてリセット信号を出力し続けることにより、上記の時刻間に発生した変動ノイズ量の差である補正値C(s+1)を取得可能である。
よって、行アドレスyの各信号は、補正値C(s)、C(s+1)を用いて、サンプルホールド時刻H(s+2)での変動ノイズ量相当に揃えることが可能である。変動ノイズ量が揃えられた各信号は、その後のCDS処理において上記の揃えられた変動ノイズ分が減算され、結果として変動ノイズが抑制される。
以降、行アドレスy+2の読み出し動作が読み出し期間T(s+2)に開始され、行アドレスy+2の読み出し動作において補正値C(s+2)を生成することにより、行アドレスy+1の各信号が補正される。これらの動作を繰り返し、行ごとに順次読み出し動作を開始していくことにより、ランダムノイズに加えて変動ノイズも抑制され、高画質な画像の取得が可能となる。
(第5の実施形態)
次に、本発明の第5の実施形態について説明する。本実施形態では、第4の実施形態で説明した手法を、複数のPDが1つのFDを共有する構成の単位画素を有する撮像素子に適用する方法について説明する。
次に、本発明の第5の実施形態について説明する。本実施形態では、第4の実施形態で説明した手法を、複数のPDが1つのFDを共有する構成の単位画素を有する撮像素子に適用する方法について説明する。
図14は、第4の実施形態の撮像素子1031の回路構成を示す図である。本実施形態の画素アレイ130では、単位画素401が行列状に配列され、列ごとに複数の垂直出力線21が配置されている。ここで、本実施形態における画素アレイ130では、単位画素1列あたり4本の垂直出力線21が配置され、4行を同時に読み出すことが可能である。他の構成については第3の実施形態の撮像素子1011と同様であるため説明を省略する。
図15は、本実施形態における読み出し動作と、変動ノイズとの関係を示す図である。
ある行アドレスyの単位画素401の読み出し動作は、4回の信号読み出しで構成される。4回の信号読み出し期間をT(s),T(s+1),T(s+2),T(s+3)とおくと、リセット信号N(y,s)、リセット信号N(y,s+1)、位相差検出用の信号SL(y,S+2)、撮像信号SLR(y,S+3)の順で読み出す。上記の各信号は、サンプルホールド時刻H(s),H(s+1),H(s+2),H(s+3)でホールドされる。
行アドレスyの読み出し動作では、サンプルホールド時刻H(s),H(s+1)においてリセット信号を出力し続けることにより、上記の時刻間に発生した変動ノイズ量の差である補正値C(s)を取得可能である。
しかし、サンプルホールド時刻H(s+1),H(s+2),H(s+3)では異なる信号を出力しているため、上記の時刻間に発生した変動ノイズ量の差である補正値C(s+1),C(s+2)を取得することができない。
一方、行アドレスy+1は、信号読み出し期間T(s+1)から信号読み出しを開始する。
すなわち、信号読み出し期間T(s+1),T(s+2),T(s+3),T(s+4)にそれぞれ、リセット信号N(y+1,s+1)、リセット信号N(y+1,s+2)、位相差検出用の信号SL(y+1,s+3)、撮像信号SLR(y+1,s+4)を出力する。
行アドレスy+1の読み出し動作では、サンプルホールド時刻H(s+1),H(s+2)においてリセット信号を出力し続けることにより、上記の時刻間に発生した変動ノイズ量の差である補正値C(s+1)を取得可能である。
同様にして、行アドレスy+2は、信号読み出し期間T(s+2)から同様の信号読み出しを開始することにより、サンプルホールド時刻H(s+2),H(s+3)間に発生した変動ノイズ量の差である補正値C(s+2)を取得可能である。
よって、行アドレスyの各信号は、補正値C(s),C(s+1),C(s+2)を用いて、サンプルホールド時刻H(s+3)での変動ノイズ量相当に揃えることが可能である。変動ノイズ量が揃えられた各信号は、その後のCDS処理において上記の揃えられた変動ノイズ分が減算され、結果として変動ノイズが抑制される。
以降、行アドレスy+3の読み出し動作が読み出し期間T(s+3)に開始され、行アドレスy+3の読み出し動作において補正値C(s+3)を生成することにより、行アドレスy+1の各信号が補正される。
これらの動作を繰り返し、行ごとに順次読み出し動作を開始していくことにより、変動ノイズを抑制することが可能であり、結果として高画質な画像の取得、精度の高いAF信号の取得が可能となる。
(他の実施形態)
また本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現できる。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現できる。
また本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現できる。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現できる。
発明は上記実施形態に制限されるものではなく、発明の精神及び範囲から離脱することなく、様々な変更及び変形が可能である。従って、発明の範囲を公にするために請求項を添付する。
11:フォトダイオード、12:転送スイッチ、13:フローティングディフュージョン、14:増幅トランジスタ、15:行選択スイッチ、16:リセットスイッチ、17:マイクロレンズ、21:垂直出力線、100:画素アレイ、101:単位画素、1000:撮像装置、1001:撮像素子
Claims (15)
- 複数の画素が行列状に配置された画素部と、
前記画素部のそれぞれの画素列について複数本ずつ配置された垂直出力線であって、1つの画素列に配置された複数本の垂直出力線のそれぞれが前記1つの画素列内の異なる行の画素に接続されている垂直出力線と、
前記1つの画素列内の複数行の画素の信号を、前記1つの画素列内に配置された前記複数本の垂直出力線により同時に読み出す場合に、前記複数行の画素のうちの少なくとも1つの行の画素について、同じ信号を複数回連続して読み出す読み出し手段と、
を備えることを特徴とする撮像装置。 - 前記読み出し手段により複数回連続して読み出されることにより、時間的に異なるタイミングで読み出された前記同じ信号の値に基づいて、時間的に変動するノイズを検出する検出手段をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
- 前記検出手段により検出された前記変動するノイズに基づいて、前記画素の信号を補正する補正手段をさらに備えることを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
- 前記検出手段は、前記時間的に異なるタイミングで読み出された前記同じ信号の差分に基づいて、時間的に変動するノイズを検出することを特徴とする請求項2または3に記載の撮像装置。
- 前記時間的に異なるタイミングで読み出された前記同じ信号の差分を、同じタイミングで読み出された同じ行の複数の画素について加算平均する平均化手段をさらに備えることを特徴とする請求項4に記載の撮像装置。
- 前記読み出し手段は、前記画素をリセットして得られた同じ信号を、複数回連続して読み出すことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の撮像装置。
- 前記読み出し手段は、前記画素を露光させて得られた同じ信号を、複数回連続して読み出すことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の撮像装置。
- 前記画素は、複数の光電変換部を有することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の撮像装置。
- 前記読み出し手段は、前記複数の光電変換部のうちの一部の光電変換部の信号を、複数回連続して読み出すことを特徴とする請求項8に記載の撮像装置。
- 前記読み出し手段は、前記複数の光電変換部のうちの全ての光電変換部の信号を、複数回連続して読み出すことを特徴とする請求項8に記載の撮像装置。
- 前記複数の光電変換部のうちの一部の光電変換部の信号と、他の一部の光電変換部の信号を用いて焦点検出のための位相差を検出する位相差検出手段をさらに備えることを特徴とする請求項8乃至10のいずれか1項に記載の撮像装置。
- 前記複数の光電変換部のうちの全ての光電変換部の信号を用いて画像信号を生成する生成手段をさらに備えることを特徴とする請求項8乃至11のいずれか1項に記載の撮像装置。
- 複数の画素が行列状に配置された画素部と、前記画素部のそれぞれの画素列について複数本ずつ配置された垂直出力線であって、1つの画素列に配置された複数本の垂直出力線のそれぞれが前記1つの画素列内の異なる行の画素に接続されている垂直出力線と、を備える撮像装置を制御する方法であって、
前記1つの画素列内の複数行の画素の信号を、前記1つの画素列内に配置された前記複数本の垂直出力線により同時に読み出す場合に、前記複数行の画素のうちの少なくとも1つの行の画素について、同じ信号を複数回連続して読み出す読み出し工程を有することを特徴とする撮像装置の制御方法。 - 請求項13に記載の制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
- 請求項13に記載の制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを記憶したコンピュータが読み取り可能な記憶媒体。
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