JP2020170305A - 硬貨処理装置、自動取引装置及び硬貨処理方法 - Google Patents
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Abstract
Description
図1に外観を示すように現金自動預払機1は、箱状の筐体2を中心に構成されており、例えば金融機関や各種商業施設等に設置され、使用者(すなわち金融機関や商業施設の顧客等)との間で、入金処理や出金処理等の現金に関する取引を行う。
硬貨処理装置10は、図2に模式的な右側面図を示すように、硬貨処理装置筐体11の内部に、硬貨に関する種々の処理を行う複数の部分が組み込まれている。この硬貨は、例えば銅及びニッケルの合金やアルミニウム等、十分な強度を有する種々の材料でなり、薄い円板状に形成されている。
入出金部13は、使用者との間で硬貨を受け渡すことにより、該使用者に硬貨を入金させ、又は該使用者に硬貨を出金する。また入出金部13は、使用者により硬貨が投入されると、投入された硬貨をシュート部14に引き渡して該シュート部14内を下降させ、該シュート部14の下側に設けられた上分離部15内に到達させる。また入出金部13は、ピンベルト搬送部18から硬貨が搬送されてくると、該硬貨を集積した後、使用者に受け取らせる。
認識搬送部16は、シュート部14の右側(図2における紙面の手前側)に位置しており、上分離部15の分離搬送部15Bにより硬貨が搬送されてくると、これを圧接搬送ベルト(図示せず)と搬送ガイド(図示せず)の搬送面との間に挟み込み、圧接搬送ベルトの走行に伴ってこの硬貨を摺動させながら搬送面に沿って後方へ搬送する。やがて認識搬送部16は、この硬貨が撮像部(図示せず)の右側に到達すると、該撮像部により該硬貨を撮像して画像信号を生成し、これを硬貨制御部12へ供給すると共に、引き続き該圧接搬送ベルトの走行によりこの硬貨を後方へ搬送して、後側の受渡部17に引き渡す。
ピンベルト搬送部18は、スタッカ部21の前側下部、下側、後側及び上側を取り囲むように配置されている。説明の都合上、以下ではピンベルト搬送部18の前側下部、下側、後側及び上側をそれぞれ前ピンベルト搬送部18F、下ピンベルト搬送部18D、後ピンベルト搬送部18B及び上ピンベルト搬送部18Uと呼ぶ。このうち下ピンベルト搬送部18Dの大部分は、出金搬送部22及び一時保留部23の左側、すなわち図2における紙面の奥側に位置している。
硬貨処理装置10には、前後方向に沿って6個のスタッカ部21(21A、21B、21C、21D、21E及び21F)が整列配置されている。各スタッカ部21は、それぞれ所定の金種の硬貨と対応付けられている。このスタッカ部21は、案内部31の下側においてスタッカ部21の大部分を占める収納部50と、該収納部50の下側に設けられた繰出機構69とにより構成されている。これらのスタッカ部21は、前後方向に隣接する2つのスタッカ部21毎に、1つのスタッカユニット44として一体化するようにまとめられている。具体的に硬貨処理装置10は、スタッカ部21A及び21Bで1つのスタッカユニット44を構成し、スタッカ部21C及び21Dで1つのスタッカユニット44を構成し、スタッカ部21E及び21Fで1つのスタッカユニット44を構成している。
補充回収庫24は、硬貨処理装置筐体11の下部前側に設けられており、直方体における後上側部分を仕切って第1補充リジェクト庫25及び第2補充リジェクト庫26とした場合の残った部分となっている。この補充回収庫24は、ピンベルト搬送部18から前補回分岐部を介して硬貨が進行してくると、この硬貨を内部に進行させて集積する。また補充回収庫24は、ベルトを停止させている場合には、硬貨を集積した状態を保持する一方、硬貨制御部12の制御に基づいてベルトの上面を後方へ進行させるように走行させた場合、この硬貨を後方へ搬送して該ベルトの後端近傍から補充回収庫24の後方へ繰り出す。
次に、硬貨処理装置10において硬貨の搬送を伴う種々の処理、すなわち入金処理及び出金処理等における硬貨の搬送や集積等について説明する。ここでは、現金自動預払機1と顧客との間で入金取引及び出金取引を行う場合における硬貨処理装置10での処理についてそれぞれ説明する。
まず、現金自動預払機1(図1)において顧客との間で入金取引が行われる場合について説明する。この場合、硬貨処理装置10は、前段の入金計数処理により、顧客に入金された硬貨の金種等を認識しながら枚数を計数し、これに続く後段の入金収納処理により、各硬貨を適切な収納箇所へ搬送して収納する。
次に、現金自動預払機1(図1)において顧客との間で出金取引が行われる場合について説明する。この場合、硬貨処理装置10は、出金処理により、顧客に指示された金額の硬貨を入出金部13へ搬送して出金する。
3個のスタッカユニット44は何れもほぼ同様に構成されている。図3に示すように1つのスタッカユニット44は、前側のスタッカ部21の収納部50、集積機構59及び繰出機構69と、後側のスタッカ部21の収納部50、集積機構59及び繰出機構69とにより構成されている。以下では、前側のスタッカ部21の収納部50、集積機構59及び繰出機構69について主に説明する。
図3、図4及び図5に示すように収納部50は、収納駆動部51と筒収納部回転体55とカバー57とにより構成されており、内部に硬貨を収納すると共に、収納駆動部51の駆動力により、筒収納部回転体55が回転する。
収納駆動部51は、収納部モータ52と、ギア53及び54とにより構成されている。収納駆動部51は、収納部モータ52の回転駆動力をギア53とギア54とに順次伝達し、カバー57に設けられた孔部を介してギア54が筒収納部回転体55に噛み合うことにより、筒収納部回転体55を回転させる。
筒収納部回転体55は、上下方向に延びる略円筒形状に構成されており、所定の1金種の硬貨を内部に収容する。この筒収納部回転体55は、中心に位置する回転軸55ARを中心として収納駆動部51の駆動力により、図6中時計回りである筒収納部回転体回転方向r1へ回転可能に構成されている。また筒収納部回転体55が回転する際の回転軌道の範囲は、上下方向の範囲が筒収納部回転体55の上端部から下端部までとなっている。
図8に示すように集積機構59は、集積駆動部60とステージ67とにより構成されており、集積駆動部60の駆動力により、案内部31(図2)から搬送されてくる硬貨を受入位置Pr(図6)にある筒収納部56に集積させる。
集積駆動部60は、集積機構モータ61と、ステージ駆動ベルト62と、ギア63及び64と、ステージ駆動ベルトプーリ65と、シャフト66とにより構成されている。集積駆動部60は、パルスモータである集積機構モータ61の回転駆動力をギア63とギア64とに順次伝達し、ギア64がステージ駆動ベルトプーリ65に噛み合うことにより、ステージ駆動ベルトプーリ65を回転させる。
ステージ67は、図6及び図8に示すように積置部67p、シャフト摺動部67g及び接続部67cが形成されている。積置部67pは、筒収納部56の内部の硬貨集積空間SPCを、硬貨が集積される上下方向である集積方向に沿って移動可能な大きさに形成されており、上面において硬貨を集積させる水平方向に沿った平面形状の硬貨集積面67pSが形成されている。シャフト摺動部67gは、シャフト66に円筒形状の孔部が摺動可能に嵌まり込んでおり、ステージ67の上下移動をガイドする。接続部67cは、積置部67pとシャフト摺動部67gとを接続しており、受入位置Prにある筒収納部56に形成されたステージ入れ込みスリット55SL内を上下方向に移動可能に構成されている。これによりステージ67は、ステージ入れ込みスリット55SLを介し筒収納部56の外部から内部へ入り込み、受入位置Prにある筒収納部56の集積空間内を上下移動する。
図7に示すように、ステージ67及び硬貨の移動経路上には、硬貨集積面67pS又は最上位硬貨の上面を検知する上面検知センサとしての集積上面検知用センサSE2の集積上面検知用センサ光軸L1が配置されている。最上位硬貨は、ステージ67の硬貨集積面67pSに集積された硬貨CNのうち最上位に位置する硬貨CNである。集積上面検知用センサSE2は、硬貨集積空間SPCを挟んで、集積上面検知用センサ光軸L1に沿って検知光を発光する発光部と該検知光を受光する受光部とを左右に配置した光学式のセンサである。この集積上面検知用センサSE2は、検知光の受光結果を硬貨制御部12(図2)に通知する。硬貨制御部12は、この受光結果を基に、硬貨集積面67pS又は最上位硬貨の上面の位置が所定の集積上面位置にあるか否かを判断し、硬貨集積面67pS又は最上位硬貨の上面の位置が集積上面位置よりも下側にあるようにステージ67を制御する。
図9に示すように繰出機構69は、繰出駆動部70と、繰出搬送部72と、塞ぎ止め部75と、繰出機構フレーム80とにより構成されており、繰出機構フレーム80に各種部品が取り付けられていると共に、繰出駆動部70の駆動力により、繰出位置Peにある筒収納部56に集積されている硬貨を外部に繰り出す。
繰出駆動部70は、繰出機構モータ71と、塞ぎ止め部75の塞ぎ止めソレノイド76とにより構成されている。繰出駆動部70は、繰出機構モータ71の回転駆動力を繰出搬送部72の分離ベルトプーリ74dに伝達することにより、分離ベルトプーリ74dを回転させる。また繰出駆動部70は、硬貨制御部12の制御に基づき塞ぎ止め部75の塞ぎ止めソレノイド76を制御することにより、塞ぎ止め部75の塞ぎ止めピン77(図7)を駆動させる。
図7及び図9に示すように繰出搬送部72は、分離ベルト73と分離ベルトプーリ74(分離ベルトプーリ74d及び74f)とにより構成されている。分離ベルト73は、左端近傍及び右端近傍にそれぞれ配置された分離ベルトプーリ74f及び分離ベルトプーリ74dの周囲に掛け回されたゴム製の無端ベルトである。繰出搬送部72は、硬貨制御部12(図2)の制御に基づき、分離ベルトプーリ74dを回転させることにより、分離ベルト73を図9中時計回りである分離回転方向R1に沿って回転させ、その上面を左右方向に沿って走行させる。説明の都合上、以下では、分離ベルト73における上面部分の走行方向を、該分離ベルト73の走行方向と見なす。
図7に示すように塞ぎ止め部75は、塞ぎ止めソレノイド76と塞ぎ止めピン77とにより構成されている。塞ぎ止めソレノイド76は、下端部に設けられた円筒形状の塞ぎ止めピン77を硬貨制御部12(図2)の制御に基づき上下移動させ、硬貨通過可能状態と塞ぎ止め状態とに遷移する。硬貨通過可能状態は、塞ぎ止めピン77の下端部を分離ベルト73の上面から上方へ硬貨の1枚分の厚さだけ離隔させることにより、分離ベルト73に載った硬貨の右方への移動を可能とする状態である。塞ぎ止め状態は、塞ぎ止めピン77の下端部を分離ベルト73の上面に当接させることにより、分離ベルト73に載った硬貨の右方への移動を規制する状態である。
図6に示すように繰出機構フレーム80は、金属板が折り曲げられることにより構成されている。この繰出機構フレーム80は、水平方向に沿う平面である繰出機構フレーム天面80USが、上側の板部である繰出機構フレーム天板80Uにおける上面に形成されている。繰出機構フレーム天板80Uは、ステージ67の積置部67p及び接続部67cと、分離ベルト73と、分離ベルトプーリ74dと、分離ベルトプーリ74fとを入り込ませるように、これらの平面視の外形よりも僅かに大きい孔部及び切欠きが穿設されている。これにより繰出機構フレーム天板80Uは、ステージ67の積置部67p及び接続部67cと、分離ベルト73と、分離ベルトプーリ74dと、分離ベルトプーリ74fとを、上面側に露出させている。ステージ67の積置部67pと分離ベルト73の上面とは、ステージ67が下限位置にある状態において繰出機構フレーム天面80USとほぼ面一になっている。
図9に示すように、分離ベルト73によって搬送される硬貨の移動経路上には、繰出硬貨検知用センサSE5の光軸が配置されている。繰出硬貨検知用センサSE5は、分離ベルト73の左右方向のほぼ中央部分における前方の空間を挟んで、検知光を発光する発光部と該検知光を受光する受光部とを上下に配置した光学式のセンサである。また、繰出硬貨検知用センサSE5は、発光部から発光される検知光を受光部で受光するまでの光軸を、分離ベルト73によって搬送される硬貨の移動経路と交差するように配置されている。この繰出硬貨検知用センサSE5は、検知光の受光結果を硬貨制御部12(図2)に通知する。硬貨制御部12は、この受光結果を基に、筒収納部56から硬貨が正常に繰り出されているか否かを判断し、筒収納部56から硬貨が正常に繰り出されていない場合、後述する硬貨戻し動作や硬貨回転動作等を行う。また繰出機構フレーム80の繰出機構フレーム天板80U(図6)には、光軸を上下方向に通過させる光軸通過孔80Aが穿設されている。以下では、集積上面検知用センサSE2、ステージボトムポジションセンサSE3、集積回転位置検知用センサSE4、繰出硬貨検知用センサSE5及びステージアップポジションセンサSE6をまとめて、硬貨集積空間SPCにおける異常を検知する異常検知センサ90とも呼ぶ。
[5−1.集積動作時の異常検出]
かかる構成において集積動作を行う際、硬貨制御部12は、受入位置Prにある筒収納部56内部において、動作前の位置である下限位置から、検知光を受光していないことを示す受光結果(すなわちON状態)を集積上面検知用センサSE2から取得するまでステージ67を上昇させることにより、ステージ位置出し制御を行う。続いて硬貨処理装置10は、集積対象となる筒収納部回転体55に対応したスタッカ分岐部の分岐板を回動させ、ピンベルト搬送部18から案内部31内に硬貨CNを案内する。硬貨CNは案内部31内を滑落し、筒収納部56内に放出される。以降、硬貨制御部12は、集積上面検知用センサSE2からの受光結果を基に硬貨集積面67pS又は最上位硬貨の上面の位置が集積上面位置よりも下側にあるようにステージ67を上昇又は下降するように制御する。
一方、繰出動作を行う際、硬貨制御部12は、繰出位置Peにある筒収納部56内部において、ステージ67を下限位置へ退避させ、塞ぎ止めピン77を上昇させて硬貨通過可能状態とし、分離ベルト73を分離回転方向R1へ回転させることにより、筒収納部56に集積された硬貨CNのうち最下方に位置する硬貨CNである1枚の最下位硬貨を、該最下位硬貨の1枚上側に位置する硬貨CNである最下位上側硬貨から分離させる分離動作を行う。最下位上側硬貨から分離された最下位硬貨は、分離ベルト73により右方へ搬送され、出金搬送部22又は一時保留部23内(図2)へ落下する。 所定の出金枚数分だけ筒収納部56から硬貨CNを分離して繰り出すと、硬貨制御部12は、分離ベルト73の回転を停止させ、塞ぎ止めピン77を下降させて塞ぎ止め状態とすることにより、出金枚数よりも多くの硬貨を筒収納部56から繰り出してしまうことを防ぐ。
次に、硬貨処理装置10による異常検出時処理の具体的な処理手順について、図10に示すフローチャートを用いて詳細に説明する。以下では、集積動作時における異常検出時の処理について説明する。硬貨制御部12は、集積動作時において異常検知センサ90(具体的には、集積上面検知用センサSE2、ステージボトムポジションセンサSE3及びステージアップポジションセンサSE6)の検知結果に基づいて異常を検出すると、異常検出時処理プログラムを実行することにより図10に示す異常検出時処理手順RT1を開始し、ステップSP1へ移る。ステップSP1において硬貨制御部12は、ステージ67を上昇させるリトライ動作を行い、ステップSP2へ移る。
以上の構成において現金自動預払機1は、何れかの筒収納部56において集積不良又は繰出不良である異常が発生しリトライ動作に成功しなかった場合、筒収納部回転体55を回転可能な状態にできたときは、現金自動預払機1を休止させずにアラームを外部の保守部門へ送信し、受入対象筒収納部又は繰出対象筒収納部を、異常が発生した筒収納部56とは別の異常が発生していない筒収納部56に切り替えるようにした。このため現金自動預払機1は、複数の筒収納部56のうち一部の筒収納部56で異常が発生した場合に、現金自動預払機1の運用を止めることなく、異常が発生していない他の筒収納部56のみを用いて集積動作及び繰出動作を続行することができる。これにより現金自動預払機1は、異常が発生してから保守員が保守を行うまでの間を休止せずに運用を継続でき稼働率を保つことができる。
なお上述した実施の形態においては、異常が発生した現在の取引が終了した後に、現金自動預払機1が取引に使用されていないタイミングで現金自動預払機1が休止され復旧作業が行われる場合について述べた。本発明はこれに限らず、異常が発生した現在の取引が終了した後に、ユーザに利用されていないタイミングで、上述したリトライ動作を再度行うことにより自動的に復旧処理を試みても良い。
Claims (11)
- 硬貨を重ねて集積可能な筒状の収納空間を複数有する筒収納部と、
前記収納空間内を移動可能であり前記硬貨が集積される載置面が形成されたステージと、
前記収納空間における異常を検知する異常検知センサと、
前記異常検知センサの検知結果に基づいて前記収納空間において異常が発生しているか否かを判断する制御部とを備え、
前記制御部は、
前記異常検知センサの検知結果に基づいて、複数の前記収納空間のうち一部の収納空間で異常が発生していると判断すると、前記一部の収納空間とは異なる他の収納空間のみを用いて前記硬貨を集積又は繰り出すよう制御する
ことを特徴とする硬貨処理装置。 - 前記制御部は、
複数の前記収納空間のうち前記一部の収納空間で異常が発生していると判断すると、前記硬貨処理装置を休止させずに、前記他の収納空間のみを用いて前記硬貨を集積又は繰り出すよう制御する
請求項1に記載の硬貨処理装置。 - 前記制御部は、
複数の前記収納空間のうち前記一部の収納空間で異常が発生していると判断すると、前記筒収納部を回転させることにより、前記他の収納空間のみを用いて前記硬貨を集積又は繰り出すよう制御する
請求項1又は請求項2に記載の硬貨処理装置。 - 前記制御部は、
複数の前記収納空間のうち前記一部の収納空間で異常が発生していると判断すると、前記筒収納部を回転させることができる場合、前記硬貨処理装置を休止させずに、前記他の収納空間のみを用いて前記硬貨を集積又は繰り出すよう制御する一方、前記筒収納部を回転させることができない場合、前記硬貨処理装置を休止させる
請求項3に記載の硬貨処理装置。 - 前記筒収納部が複数形成され回転する筒収納部回転体と、
前記ステージが前記筒収納部回転体の回転軌跡から退避したことを検知するステージボトムポジションセンサと
をさらに備え、
前記制御部は、
前記ステージボトムポジションセンサにより前記ステージを検知できたときは前記筒収納部を回転させることができると判定する一方、前記ステージボトムポジションセンサにより前記ステージを検知できなかったときは前記筒収納部を回転させることができないと判定する
請求項4に記載の硬貨処理装置。 - 前記制御部は、
複数の前記収納空間のうち前記一部の収納空間で異常が発生していると判断すると、複数の前記収納空間のうち異常が発生していない前記収納空間を、外部から前記硬貨を集積可能な位置へ移動させる
請求項1乃至請求項5の何れかに記載の硬貨処理装置。 - 前記制御部は、
複数の前記収納空間のうち前記一部の収納空間で異常が発生していると判断すると、複数の前記収納空間のうち異常が発生していない前記収納空間を、外部へ前記硬貨を繰り出し可能な位置へ移動させる
請求項1乃至請求項5の何れかに記載の硬貨処理装置。 - 前記異常検知センサは、前記収納空間内の前記硬貨の集積状態を検知するセンサであって、
前記制御部は、複数の前記収納空間のうち前記一部の収納空間で前記硬貨の集積不良が発生していると判断すると、前記他の収納空間のみを用いて前記硬貨を集積するよう制御する
請求項1乃至請求項6の何れかに記載の硬貨処理装置。 - 前記異常検知センサは、前記収納空間からの前記硬貨の繰出状態を検知するセンサであって、
前記制御部は、複数の前記収納空間のうち前記一部の収納空間で前記硬貨の繰出不良が発生していると判断すると、前記他の収納空間のみを用いて前記硬貨を繰り出すよう制御する
請求項1乃至請求項5又は請求項7の何れかに記載の硬貨処理装置。 - 使用者の操作を受け付ける操作部と、
請求項1乃至請求項9の何れかに記載の硬貨処理装置と
を有する自動取引装置。 - 硬貨を重ねて集積可能な筒状の収納空間を複数有する筒収納部と、
前記収納空間内を移動可能であり前記硬貨が集積される載置面が形成されたステージと、
前記収納空間における異常を検知する異常検知センサと
を有する硬貨処理装置における硬貨処理方法において、
前記異常検知センサの検知結果に基づいて、複数の前記収納空間のうち一部の収納空間で異常が発生していると判断すると、前記一部の収納空間とは異なる他の収納空間のみを用いて前記硬貨を集積又は繰り出すよう制御する制御ステップ
を有することを特徴とする硬貨処理方法。
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Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH0636105A (ja) * | 1992-07-17 | 1994-02-10 | Glory Ltd | 循環式硬貨入出金機 |
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2019
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH0636105A (ja) * | 1992-07-17 | 1994-02-10 | Glory Ltd | 循環式硬貨入出金機 |
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Publication number | Publication date |
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JP7279472B2 (ja) | 2023-05-23 |
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