JP2020170061A - 画像形成装置 - Google Patents

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【課題】像担持体の周囲で浮遊するトナーを、画像形成に悪影響を与えることなく積極的に回収すること。【解決手段】複数の一次クリーニング装置45は、複数の像担持体41の表面からトナー9aを回収する。二次クリーニング装置483は、中間転写ベルト48の外側面から前記トナー9aを回収する。複数組の電極対73,74は、中間転写領域400において、前記中間転写ベルト48の外側面における主走査方向の最大有効範囲の両外側の部分に接触する。電圧出力回路75は、前記トナー9aの摩擦帯電の極性と逆の極性の電圧を前記複数組の電極対73,74に印加する。【選択図】図5

Description

本発明は、電子写真方式の画像形成装置に関する。
電子写真方式の画像形成装置において、像担持体の周囲で浮遊するトナーの飛散を防止することが求められている。
前記画像形成装置が、浮遊トナーの飛散を防ぐシールド部を備える場合がある。例えば、前記シールド部が、中間転写ベルトよりも装置の前面側において、ドラムユニットと中間転写ユニットとの間の空間を遮ることが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2017−198861号公報
ところで、前記像担持体の周囲で浮遊するトナーを、画像形成に悪影響を与えることなく積極的に回収できることが望ましい。
本発明の目的は、像担持体の周囲で浮遊するトナーを、画像形成に悪影響を与えることなく積極的に回収できる画像形成装置を提供することにある。
本発明の一の局面に係る画像形成装置は、複数の像担持体と、複数の主帯電装置と、複数の現像装置と、中間転写ベルトと、複数の一次クリーニング装置と、二次クリーニング装置と、導電性の複数組の電極対と、電圧出力回路と、を備える。前記複数の像担持体は、それぞれ予め定められた主走査方向に沿う回転軸を中心に予め定められた主回転方向へ回転し、前記主走査方向に直交する副走査方向に並ぶ。前記複数の主帯電装置は、前記複数の像担持体の表面における、予め定められた前記主走査方向の最大有効範囲を含む領域を予め定められた主極性に帯電させる。前記複数の現像装置は、前記複数の像担持体の表面における前記主走査方向の前記最大有効範囲内に形成される前記主極性と逆の極性の静電潜像を、摩擦帯電の極性が前記主極性であるトナーによってトナー像へ現像する。前記中間転写ベルトは、前記副走査方向に沿う中間転写領域において前記複数の像担持体の表面に接触する状態で回転し、前記複数の像担持体上の前記トナー像が表面に転写され、前記トナー像がシート転写位置でシートに転写されるまで前記トナー像を担持する。前記複数の一次クリーニング装置は、それぞれ前記複数の像担持体の外周における前記中間転写ベルトと接触する位置よりも前記主回転方向の下流側において、前記複数の像担持体の表面から前記トナーを回収する。前記二次クリーニング装置は、前記中間転写ベルトの外周における前記中間転写領域に対し前記中間転写ベルトの回転方向の下流側において、前記中間転写ベルトの外側面から前記トナーを回収する。前記複数組の電極対は、前記中間転写領域において、前記中間転写ベルトの外側面における前記主走査方向の前記最大有効範囲の両外側の部分に接触する。前記電圧出力回路は、前記主極性と逆の極性の電圧を前記複数組の電極対に印加する。
本発明によれば、像担持体の周囲で浮遊するトナーを、画像形成に悪影響を与えることなく積極的に回収できる画像形成装置を提供することが可能になる。
図1は、参考例に係る画像形成装置の構成図である。 図2は、参考例に係る画像形成装置における作像部および中間転写部の構成図である。 図3は、参考例に係る画像形成装置における主要部の構成図である。 図4は、参考例に係る画像形成装置の作像部における各種ローラーの長さを表す図である。 図5は、実施形態に係る画像形成装置における作像部および中間転写部の構成図である。 図6は、実施形態に係る画像形成装置における主要部の構成図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。なお、以下の実施形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
[参考例]
実施形態に係る画像形成装置10Aは、電子写真方式でシートにトナー9aの画像を形成する装置である。まず、画像形成装置10Aについて説明する前に、画像形成装置10Aに近似する参考例に係る画像形成装置10について説明する。画像形成装置10も、電子写真方式でシートにトナー9aの画像を形成する装置である。
また、画像形成装置10は、4色のトナー9aでカラー画像を形成可能なタンデム式のカラー画像形成装置である。前記シートは、用紙または合成樹脂のフィルムなどのシート状の画像形成媒体である。
画像形成装置10は、本体部1内にシート供給装置2、シート搬送装置3、画像形成部40、不図示のトナー補給装置および廃トナー容器5などを備える。
画像形成部40は、前記シートにトナー像を形成する画像形成処理を実行する。画像形成部40は、トナー9aおよび磁性キャリア9bを含む現像剤9を用いて前記画像形成処理を実行する。現像剤9は、いわゆる二成分現像剤である。
画像形成部40は、4つの作像部4、光走査ユニット47、中間転写ベルト48、ベルトクリーニング装置483、シート転写装置482および定着装置49などを備える。作像部4各々は、円筒状の感光体41、主帯電装置42、現像装置43、ベルト転写体44およびドラムクリーニング装置45などを備える。
作像部4ごとに、感光体41、主帯電装置42およびドラムクリーニング装置45が、ドラムユニット61としてユニット化されている。また、現像装置43は、1つのユニットとして構成されている。即ち、画像形成装置10は4つのドラムユニット61を備える。
また、中間転写ベルト48は、中間転写ベルト48を回転可能に支持する一対のベルト支持ローラー481および4つのベルト転写体44などともに中間転写ユニット62としてユニット化されている(図1参照)。
シート供給装置2は、シート収容部20に収容された前記シートをシート搬送路30へ送り出す。シート搬送装置3は、前記シートをシート搬送路30に沿って搬送する。前記トナー補給装置は、現像装置43に未使用のトナー9aを補給する。
4つの感光体41は、それぞれ予め定められた主走査方向D1に沿う回転軸41aを中心に予め定められた主回転方向R1へ回転する。4つの感光体41は、主走査方向D1に直交する副走査方向D2に並んで配置されている。
感光体41の表面における主走査方向D1の予め定められた最大有効範囲A1は、前記シートへの画像形成のための静電潜像が書き込まれる可能性がある範囲である(図4参照)。なお、図4において、最大有効範囲A1の両端の位置が一点鎖線で示されている。
感光体41が主回転方向R1へ回転し、主帯電装置42が感光体41の表面の最大有効範囲A1を含む領域を帯電させる。その際、主帯電装置42は、感光体41の表面を予め定められた主極性に帯電させる。前記主極性は、トナー9aの摩擦帯電の極性である。
さらに、光走査ユニット47が、レーザー光の走査によって感光体41の表面における主走査方向D1の最大有効範囲A1内に前記静電潜像を書き込む。前記静電潜像の極性は、前記主極性と逆の極性である。
さらに、現像装置43が、前記静電潜像を現像剤9に含まれるトナー9aによってトナー像として現像する。感光体41は、その表面の最大有効範囲A1に前記トナー像を担持して回転する像担持体の一例である。
中間転写ベルト48は、副走査方向D2に沿う中間転写領域400において4つの感光体41の表面に接触する状態で回転する。ベルト転写体44が、感光体41表面の前記トナー像を中間転写ベルト48に転写する。例えば、ベルト転写体44は、中間転写ベルト48の外側面に接触する状態で回転するベルト転写ローラーである。
中間転写ベルト48は、4つの感光体41上の前記トナー像がベルト転写体44によって表面に転写される無端ベルトである。前記トナー像は、中間転写ベルト48の外側面に転写される。さらに、中間転写ベルト48は、前記トナー像がシート転写位置で前記シートに転写されるまで前記トナー像を担持して回転する。
前記シート転写位置は、中間転写ベルト48とシート転写装置482とが接触する位置である。以下の説明において、中間転写ベルト48の回転方向のことをベルト回転方向R2と称する。
4つのドラムクリーニング装置45は、それぞれ4つの感光体41の外周における中間転写ベルト48と接触する位置よりも主回転方向R1の下流側に配置されている。4つのドラムクリーニング装置45は、前記トナー像が中間転写ベルト48に転写された後の4つの感光体41表面からトナー9aを除去し、回収する。
シート転写装置482は、前記シート転写位置において、中間転写ベルト48に形成された前記トナー画像を前記シートに転写する。
ベルトクリーニング装置483は、中間転写ベルト48の外周における中間転写領域400に対しベルト回転方向R2の下流側に配置されている。ベルトクリーニング装置483は、中間転写ベルト48の外側面からトナー9aを除去し、回収する。例えば、ベルトクリーニング装置483は、中間転写ベルト48の外側面に接触し、中間転写ベルト48の外側面からトナー9aを除去するベルトクリーニングローラー4831を備える(図1参照)。
なお、ドラムクリーニング装置45は、一次クリーニング装置の一例であり、ベルトクリーニング装置483は、二次クリーニング装置の一例である。
定着装置49は、前記シート上の前記トナー像を加熱しつつ加圧することにより、前記トナー画像を前記シートに定着させる。
[ドラムユニット61]
図3に示されるように、ドラムユニット61は、感光体41、主帯電装置42およびドラムクリーニング装置45と、それらを一体に保持するユニット筐体61xとを含む。
ユニット筐体61x各々は、一体に組み合わされた複数の合成樹脂の部材で構成されている。ユニット筐体61x各々は、感光体41各々の位置からベルト移動方向D21の下流側に亘る領域に配置され、感光体41、主帯電装置42およびドラムクリーニング装置45と一体に構成されている。
主帯電装置42は、感光体41を帯電させる帯電ローラー421を備える。帯電ローラー421は、感光体41の表面における最大有効範囲A1を含む領域に接触する(図4参照)。
ドラムクリーニング装置45は、クリーニングブレード451およびドラムクリーニングローラー452を備える。クリーニングブレード451が感光体41の表面のトナー9aを擦り取り、ドラムクリーニングローラー452が感光体41の表面からユニット筐体61x内へトナー9aを回収する。
ユニット筐体61xの一部は、感光体41の表面から回収されたトナー9aである廃トナーを一時的に収容する容器を構成している。ユニット筐体61xの他の一部は、主帯電装置42のカバーを構成している。
ユニット筐体61xには、廃トナー排出口61aが形成されている。ドラムクリーニング装置45は、ユニット筐体61x内において前記廃トナーを廃トナー排出口61aへ搬送する搬送スクリュー453をさらに備える。
搬送スクリュー453により搬送される前記廃トナーは、廃トナー排出口61aを通じてユニット筐体61xの外へ排出される。なお、ユニット筐体61xから排出された前記廃トナーは、不図示の廃トナー搬送装置により廃トナー容器5へ搬送される。
[現像装置43]
現像装置43は、いわゆるインタラクティブタッチダウン方式の現像処理を実行する装置である。現像装置43は、現像筐体43x、円筒状の現像ローラー431、円筒状の磁気スリーブ432および一対の撹拌スクリュー435を備える。
現像筐体43xが、トナー9aおよび磁性キャリア9bを収容し、現像ローラー431、磁気スリーブ432および一対の撹拌スクリュー435が現像筐体43x内で回転する。
現像ローラー431の回転軸431aおよび磁気スリーブ432の回転軸432aは、主走査方向D1に沿って配置され、現像筐体43xによって回転可能に支持されている。即ち、現像ローラー431および磁気スリーブ432は、主走査方向D1を長手方向として配置されている。
さらに、現像装置43は、磁気スリーブ432内に配置された第1磁石433および現像ローラー431内に配置された第2磁石434を備える(図3参照)。第1磁石433および第2磁石434は、主走査方向D1を長手方向として配置されている(図4参照)。
磁性キャリア9bは、第1磁石433の磁力によって磁気スリーブ432の表面に付着する。トナー9aは、磁性キャリア9bの表面に付着しているため、磁性キャリア9bとともに磁気スリーブ432の表面に付着する。
第1磁石433を内包する磁気スリーブ432は、現像剤9を担持して回転する。さらに、磁気スリーブ432は、現像ローラー431にトナー9aを供給する。磁気スリーブ432は筒状の現像剤担持体の一例である。
現像ローラー431は、不図示のバイアス回路によって前記主極性と逆の極性の電圧が印加されている。現像ローラー431は、磁気スリーブ432から供給されるトナー9aを電気的に吸着し、吸着したトナー9aを担持して回転する。
さらに、現像ローラー431は、担持したトナー9aを感光体41の表面の前記静電潜像へ供給する。これにより、前記静電潜像が前記トナー像へ現像される。現像ローラー431は、筒状のトナー担持体の一例である。
第2磁石434は、現像ローラー431の表面における感光体41と対向する部分よりも現像ローラー431の回転方向の下流側の部分において、磁性キャリア9bに反発磁力を付与する。これにより、現像ローラー431の表面に残存する磁性キャリア9bおよびトナー9aが、現像筐体43x内へ回収される。
ところで、感光体41の周囲で浮遊するトナー9aを、画像形成に悪影響を与えることなく積極的に回収できることが望ましい。
画像形成装置10は、感光体41の周囲で浮遊するトナー9aを、画像形成に悪影響を与えることなく積極的に回収するため、後述する複数の外側帯電部7を備える。
[外側帯電部7]
複数の外側帯電部7は、中間転写領域400において、中間転写ベルト48の外側面における主走査方向D1の最大有効範囲A1の両外側の対象部480に接触する。
そして、複数の外側帯電部7は、中間転写ベルト48の外側面における複数の対象部480に存在するトナー9aを前記主極性と逆の極性に帯電させる。例えば、トナー9aが、トナー9aどうしの摩擦によって正極性に帯電する特性を有する場合、複数の外側帯電部7は、接触したトナー9aを負極性に帯電させる。
本参考例において、外側帯電部7各々は、トナー9aを摩擦することによりトナー9aを前記主極性と逆の極性に帯電させる摩擦部材である。例えば、前記摩擦部材は、パイル状の繊維部材である。
外側帯電部7は、トナー9aとの摩擦によってトナー9aが前記主極性と逆の極性に帯電する材料で構成される。トナー9aが外側帯電部7との摩擦によって正極および負極のいずれの極性に帯電するかは、トナー9aの材料と外側帯電部7の材料との組合せによって定まる。
例えば、トナー9aの主成分がスチレンアクリル・ポリエステルである場合、トナー9aは、現像筐体43x内においてトナー9aどうしの摩擦によってプラスの極性に帯電する。また、トナー9aの主成分がスチレンアクリル・ポリエステルであり、前記摩擦部材の主成分がナイロンである場合、トナー9aは、前記摩擦部材との摩擦によってマイナスの極性に帯電する。なお、前記摩擦部材が、中間転写ベルト48の外側面においてトナー9aを摩擦する場合、中間転写ベルト48の外側面の材料が、ナイロン系材料であることが望ましい。
本参考例において、複数の外側帯電部7は、複数の下流摩擦部材71を含む。図2,4に示される例では、複数の外側帯電部7は、副走査方向D2の4箇所それぞれにおいて主走査方向D1の2箇所に配置された8つの下流摩擦部材71を含む。主走査方向D1の2箇所は、主走査方向D1における最大有効範囲A1の両外側である(図4参照)。
8つの下流摩擦部材71は、4つの感光体41各々に対しベルト移動方向D21の下流側において中間転写ベルト48の外側面に接触する。対象部480は、8つの下流摩擦部材71の位置に対応する8箇所の下流側対象部480aを含む(図4参照)。
図3に示されるように、下流摩擦部材71各々は、ユニット筐体61x各々における中間転写ベルト48に対向する面に対し、第1台座部材61yを介して取り付けられている。
さらに、複数の外側帯電部7は、複数の上流摩擦部材72も含む。図2,4に示される例では、複数の外側帯電部7は、副走査方向D2の3箇所それぞれにおいて主走査方向D1の2箇所に配置された6つの上流摩擦部材72を含む。主走査方向D1の2箇所は、主走査方向D1における最大有効範囲A1の両外側である(図4参照)。
6つの下流摩擦部材71は、4つの感光体41のうちベルト移動方向D21の最上流側の1つを除く残りの3つの感光体41各々に対しベルト移動方向D21の上流側において中間転写ベルト48の外側面に接触する。対象部480は、6つの上流摩擦部材72の位置に対応する6箇所の上流側対象部480bをさらに含む(図4参照)。
図3に示されるように、上流摩擦部材72各々は、現像筐体43x各々における中間転写ベルト48に対向する面に対し、第2台座部材43yを介して取り付けられている。上流摩擦部材72は、それよりベルト移動方向D21の上流側に配置された下流摩擦部材71により帯電したトナー9aを、さらに補足して帯電させる。
一般に、感光体41の外周において浮遊するトナー9aは、感光体41に対しベルト移動方向D21の下流側において、気流に従って主走査方向D1の両外側へ流れやすい。感光体41の表面に沿って主走査方向D1の両外側へ流れたトナー9aは、複数の外側帯電部7と中間転写ベルト48の外側面との間に侵入する。
外側帯電部7と中間転写ベルト48の外側面との間に侵入したトナー9aは、外側帯電部7との摩擦により、前記主極性の逆の極性に帯電する。また、前記主極性の逆の極性に帯電したトナー9aは、最大有効範囲A1の両外側において前記主極性に帯電した感光体41の表面に付着しやすい。
従って、ある感光体41に対応する下流摩擦部材71によって前記主極性の逆の極性に帯電したトナー9aは、中間転写ベルト48によってベルト移動方向D21へ搬送され、ベルト移動方向D21の下流側の他の感光体41の表面に付着しやすい。
図4に示されるように、主走査方向D1における第1磁石433および第2磁石434の長さL2は、主走査方向D1の最大有効範囲A1の長さである最大有効長さL1よりも長い。
また、主走査方向D1における磁気スリーブ432の長さL3、現像ローラー431の長さL4およびベルト転写体44の長さL5は、第1磁石433および第2磁石434の長さL2よりも長い。
また、主走査方向D1における感光体41の長さL6および中間転写ベルト48の長さL7は、磁気スリーブ432の長さL3、現像ローラー431の長さL4およびベルト転写体44の長さL5よりも長い。従って、主走査方向D1における感光体41の長さL6および中間転写ベルト48の長さL7は、第1磁石433および第2磁石434の長さL2よりも長い。なお、中間転写ベルト48の長さL7も主走査方向D1の長さである。
上記の構成において、現像ローラー431の表面における主走査方向D1の両端部において、トナー9aが、現像装置43内に回収されずに現像ローラー431の表面に残りやすい。そのため、現像ローラー431の主走査方向D1の両端部に残ったトナー9aが、回収されずに感光体41を経て中間転写ベルト48へ移行し、さらに飛散するおそれがある。
そこで、複数の外側帯電部7は、少なくとも中間転写ベルト48の外側面における主走査方向D1において第1磁石433および第2磁石434が占める範囲の両外側の部分に接触する。
即ち、複数の対象部480は、それぞれ中間転写ベルト48の外側面における主走査方向D1において第1磁石433および第2磁石434が占める範囲の両外側の部分を含む。これにより、現像ローラー431の主走査方向D1の両端部に残ったトナー9aが、中間転写ベルト48へ移行した場合に、複数の外側帯電部7が、中間転写ベルト48へ移行したトナー9aを前記主極性の逆の極性に帯電させる。
また、主走査方向D1におけるドラムクリーニング装置45およびベルトクリーニング装置483のトナー9aの回収範囲は、主走査方向D1において複数の対象部480が占める範囲を含む。そのため、前記主極性の逆の極性に帯電したトナー9aは、ドラムクリーニング装置45またはベルトクリーニング装置483により回収される。
即ち、中間転写ベルト48の対象部480から感光体41は移行したトナー9aは、ドラムクリーニング装置45によって回収される。また、中間転写ベルト48によって搬送されるトナー9aが、いずれの感光体41にも付着しないことも考えられる。この場合、ベルトクリーニング装置483が、最大有効範囲A1の両外側において中間転写ベルト48からトナー9aを回収する。
以上に示されるように、画像形成装置10は、感光体41の周囲で浮遊するトナー9aを、画像形成に悪影響を与えることなく積極的に回収できる。さらに、現像ローラー431から感光体41の表面を経由して中間転写ベルト48へ移行するトナー9aも回収される。
[実施形態]
次に、図5,6を参照しつつ、実施形態に係る〜画像形成装置10Aについて説明する。図5,6において、図1〜4に示される構成要素と同じ構成要素は、同じ参照符号が付されている。以下、画像形成装置10Aにおける画像形成装置10と異なる点について説明する。
画像形成装置10Aは、画像形成装置10におけるベルト移動方向D21の最下流側に配置された2つの下流摩擦部材71および2つの上流摩擦部材72が、それぞれ2組の下流電極対73および2組の上流電極対74に置き換えられた構成を備える。2組の下流電極対73の一方の電極および2組の上流電極対74の一方の電極は、中間転写領域400において、中間転写ベルト48の外側面における主走査方向D1の最大有効範囲A1の両外側の部分に接触する。
さらに、画像形成装置10Aは、電圧出力回路75も備える。電圧出力回路75は、前記主極性と逆の極性の電圧を出力する。画像形成装置10Aは、上記の画像形成装置10との相違点以外については、画像形成装置10と同じ構成を備える。
2組の下流電極対73および2組の上流電極対74は、電圧出力回路75により電圧が印加される。2組の下流電極対73および2組の上流電極対74は、中間転写ベルト48に接触する導電性の部材である。
例えば、下流電極対73および上流電極対74の各々が、導電性のパイル状の繊維部材である。
図6に示されるように、2組の下流電極対73各々における一方の電極は、中間転写ベルト48の外側面における2箇所の下流側対象部480aに接触する下流外電極731である。即ち、下流外電極731は、4つの感光体41のうち中間転写領域400におけるベルト移動方向D21の最下流側の1つに対しベルト移動方向D21の下流側において中間転写ベルト48の外側面に接触する。
2組の下流電極対73各々における他方の電極は、下流外電極731に対向し、中間転写ベルト48の内側面に接触する下流内電極732である(図6参照)。即ち、下流内電極732は、4つの感光体41のうち中間転写領域400におけるベルト移動方向D21の最下流側の1つに対しベルト移動方向D21の下流側において中間転写ベルト48の内側面に接触する。下流内電極732は接地電位の電極である。
一方、2組の上流電極対74各々における一方の電極は、中間転写ベルト48の外側面における2箇所の上流側対象部480bに接触する上流外電極741である。即ち、上流外電極741は、4つの感光体41のうち中間転写領域400におけるベルト移動方向D21の最下流側の1つに対しベルト移動方向D21の上流側において中間転写ベルト48の外側面に接触する。
2組の上流電極対74各々における他方の電極は、上流外電極741に対向し、中間転写ベルト48の内側面に接触する上流内電極742である(図6参照)。即ち、上流内電極742は、4つの感光体41のうち中間転写領域400におけるベルト移動方向D21の最下流側の1つに対しベルト移動方向D21の上流側において中間転写ベルト48の内側面に接触する。上流内電極742は接地電位の電極である。
2組の下流電極対73は、中間転写領域400における副走査方向D2の1箇において、中間転写ベルト48の外側面における主走査方向D1の最大有効範囲A1の両外側の部分に接触し、中間転写ベルト48の外側面に存在するトナー9aを前記主極性と逆の極性に帯電させる。
同様に、2組の上流電極対74も、中間転写領域400における副走査方向D2の他の1箇において、中間転写ベルト48の外側面における主走査方向D1の最大有効範囲A1の両外側の部分に接触し、中間転写ベルト48の外側面に存在するトナー9aを前記主極性と逆の極性に帯電させる。
2組の下流電極対73および2組の上流電極対74は、それぞれ外側帯電部の一例である。
画像形成装置10Aが採用される場合も、画像形成装置10が採用される場合と同様の効果が得られる。
[第1応用例]
第1応用例に係る画像形成装置は、画像形成装置10Aの応用例である。
第1応用例に係る画像形成装置は、画像形成装置10Aにおける6つの下流摩擦部材71および4つの上流摩擦部材72のうちの一部または全部が省略された構成を備える。この第1応用例が採用される場合も、画像形成装置10が採用される場合と同様の効果が得られる。
[第2応用例]
第2応用例に係る画像形成装置は、画像形成装置10の応用例である。
第2応用例に係る画像形成装置は、画像形成装置10における8つの下流摩擦部材71および6つの上流摩擦部材72のうちの一部が省略された構成を備える。この第2応用例が採用される場合も、画像形成装置10が採用される場合と同様の効果が得られる。
1 :本体部
2 :シート供給装置
3 :シート搬送装置
4 :作像部
5 :廃トナー容器
7 :外側帯電部
9 :現像剤
9a :トナー
9b :磁性キャリア
10 :画像形成装置
10A :画像形成装置
20 :シート収容部
30 :シート搬送路
40 :画像形成部
41 :感光体(像担持体)
41a :感光体の回転軸
42 :主帯電装置
43 :現像装置
43x :現像筐体
43y :第2台座部材
44 :ベルト転写体
45 :ドラムクリーニング装置(一次クリーニング装置)
47 :光走査ユニット
48 :中間転写ベルト
49 :定着装置
61 :ドラムユニット
61a :廃トナー排出口
61x :ユニット筐体
61y :第1台座部材
62 :中間転写ユニット
71 :下流摩擦部材
72 :上流摩擦部材
73 :下流電極対
74 :上流電極対
75 :電圧出力回路
400 :中間転写領域
421 :帯電ローラー
431 :現像ローラー
431a :現像ローラーの回転軸
432 :磁気スリーブ
432a :磁気スリーブの回転軸
433 :第1磁石
434 :第2磁石
435 :撹拌スクリュー
451 :クリーニングブレード
452 :ドラムクリーニングローラー
453 :搬送スクリュー
480 :対象部
480a :下流側対象部
480b :上流側対象部
481 :ベルト支持ローラー
482 :シート転写装置
483 :ベルトクリーニング装置(二次クリーニング装置)
731 :下流外電極
732 :下流内電極
741 :上流外電極
742 :上流内電極
4831 :ベルトクリーニングローラー
A1 :最大有効範囲
D1 :主走査方向
D2 :副走査方向
D21 :ベルト移動方向
R1 :主回転方向
R2 :ベルト回転方向

Claims (5)

  1. それぞれ予め定められた主走査方向に沿う回転軸を中心に予め定められた主回転方向へ回転し、前記主走査方向に直交する副走査方向に並ぶ複数の像担持体と、
    前記複数の像担持体の表面における、予め定められた前記主走査方向の最大有効範囲を含む領域を予め定められた主極性に帯電させる複数の主帯電装置と、
    前記複数の像担持体の表面における前記主走査方向の前記最大有効範囲内に形成される前記主極性と逆の極性の静電潜像を、摩擦帯電の極性が前記主極性であるトナーによってトナー像へ現像する複数の現像装置と、
    前記副走査方向に沿う中間転写領域において前記複数の像担持体の表面に接触する状態で回転し、前記複数の像担持体上の前記トナー像が表面に転写され、前記トナー像がシート転写位置でシートに転写されるまで前記トナー像を担持する中間転写ベルトと、
    それぞれ前記複数の像担持体の外周における前記中間転写ベルトと接触する位置よりも前記主回転方向の下流側において、前記複数の像担持体の表面から前記トナーを回収する複数の一次クリーニング装置と、
    前記中間転写ベルトの外周における前記中間転写領域に対し前記中間転写ベルトの回転方向の下流側において、前記中間転写ベルトの外側面から前記トナーを回収する二次クリーニング装置と、
    前記中間転写領域において、前記中間転写ベルトの外側面における前記主走査方向の前記最大有効範囲の両外側の部分に接触する導電性の複数組の電極対と、
    前記主極性と逆の極性の電圧を前記複数組の電極対に印加する電圧出力回路と、を備える、画像形成装置。
  2. 前記電極対各々が、導電性のパイル状の繊維部材である、請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 少なくとも2組の前記電極対各々が、
    前記複数の像担持体のうち前記中間転写領域における前記中間転写ベルトの移動方向の最下流側の1つに対し前記中間転写ベルトの移動方向の下流側において前記中間転写ベルトの外側面に接触する下流外電極と、
    前記下流外電極に対向し、前記中間転写ベルトの内側面に接触する下流内電極と、を含む、請求項1または請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 少なくとも2組の前記電極対各々が、
    前記複数の像担持体のうち前記中間転写領域における前記中間転写ベルトの移動方向の最下流側の1つに対し前記中間転写ベルトの移動方向の上流側において前記中間転写ベルトの外側面に接触する上流外電極と、
    前記上流外電極に対向し、前記中間転写ベルトの内側面に接触する上流内電極と、を含む、請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記現像装置は、
    前記主走査方向を長手方向として配置され、前記トナーおよび磁性キャリアを含む現像剤を担持して回転する筒状の現像剤担持体と、
    前記現像剤担持体内において前記主走査方向を長手方向として配置された磁石と、
    前記主走査方向を長手方向として配置され、前記現像剤担持体から供給される前記トナーを担持して回転し、担持した前記トナーを前記像担持体の表面の前記静電潜像へ供給する筒状のトナー担持体と、を備え、
    前記磁石の前記主走査方向の長さは、前記主走査方向の前記最大有効範囲の長さよりも長く、
    前記現像剤担持体、前記トナー担持体、前記像担持体の前記主走査方向の長さおよび前記中間転写ベルトの前記主走査方向の長さは、前記磁石の前記主走査方向の長さよりも長く、
    前記外側帯電部は、少なくとも前記中間転写ベルトの外側面における前記主走査方向において前記磁石が占める範囲の両外側の部分に接触する、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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