JP2020169753A - 冷却構造及びこれを備えた電装ユニット並びに室外機 - Google Patents

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Abstract

【課題】伝熱部材を効率的に加熱して結露の発生を回避できる冷却構造及びこれを備えた電装ユニット並びに室外機を提供する。【解決手段】空調機を制御する電気回路を構成して作動時に発熱する被冷却部32に対して熱的に接触する伝熱部材50と、伝熱部材50に対して熱的に接触して伝熱部材50を冷却する冷却部54と、電気回路と機能的に独立して、伝熱部材50に対して熱的に接触して伝熱部材50を加熱するヒータ部52とを備えている。【選択図】図3

Description

本発明は、冷却構造及びこれを備えた電装ユニット並びに室外機に関する。
冷媒が充填された冷凍サイクルを有する空気調和機の室外機には、圧縮機の電動機等を制御するために、インバータ回路などの電気回路が搭載される。このインバータ回路には、一般的に、作動熱を発するパワー素子が設けられている。このパワー素子を適正な温度環境下で作動させるために、パワー素子を冷却する手段が設けられることがある。
冷却の手段としては、例えば、冷媒が流通する冷媒配管を、冷却ブロック等を介してパワー素子に熱的に接触させてこの冷媒配管を流通する冷媒の冷熱によってパワー素子を冷却するものがある。
しかし、冷媒によって過度に冷却ブロックが冷却された場合、冷却ブロックの表面に結露が生じる可能性がある。結露によって生成された水滴がパワー素子や他の電装部品に触れてしまうと故障を引き起こす原因になる可能性がある。
このため、冷媒冷却によって生じる結露を抑制する必要があり、例えば特許文献1には、電力変換装置が備える昇圧コンバータを故意に発熱させることで結露を解消する装置が開示されている。
国際公開第2017/138130号
特許文献1に開示されている装置は、昇圧コンバータ(詳細には、昇圧コンバータが有するリアクタ)を発熱させているが、昇圧コンバータは、本来、圧縮機が有する電動機の運転状態に応じて電圧を昇圧する電装部品であって、発熱を主たる機能とした部品ではない。
このため、(1)発熱量が小さいため昇温に時間を要する、(2)応答性良く発熱の制御ができない、(3)運転状況との関係で発熱の制御が制限される、等の課題が生じる可能性がある。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであって、伝熱部材を効率的に加熱して結露の発生を回避できる冷却構造及びこれを備えた電装ユニット並びに室外機を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の冷却構造及びこれを備えた電装ユニット並びに室外機は以下の手段を採用する。
すなわち、本発明の一態様に係る冷却構造は、空調機を制御する電気回路を構成して作動時に発熱する被冷却部に対して熱的に接触する伝熱部材と、該伝熱部材に対して熱的に接触して前記伝熱部材を冷却する冷却部と、前記電気回路と機能的に独立して、前記伝熱部材に対して熱的に接触して前記伝熱部材を加熱するヒータ部とを備えている。
本態様に係る冷却構造によれば、空調機を制御する電気回路を構成して作動時に発熱する被冷却部に対して熱的に接触する伝熱部材と、伝熱部材に対して熱的に接触して伝熱部材を冷却する冷却部とを備えている。これによれば、作動時に発熱する被冷却部を、伝熱部材を介して冷却部によって冷却することができる。被冷却部は、例えば冷媒を圧縮する圧縮機用のインバータ回路に設けられるパワー素子とされる。伝熱部材は、例えばアルミ合金など熱伝導率が高い材料でできたブロック材とされる。冷却部は、例えば空調機の冷凍サイクルを循環する低温の冷媒が流通する配管とされる。
また、冷却構造は、伝熱部材に対して熱的に接触して伝熱部材を加熱するヒータ部を備えている。これによれば、冷却部による過度な冷却によって伝熱部材に結露が生じる前に、ヒータ部によって伝熱部材を昇温させることで結露の発生を回避することができる。
このとき、ヒータ部は、発熱を主たる機能としている部品とされている。このため、即時的に昇温可能とされる。また、ヒータ部は空調機を制御する電気回路と機能的に独立した部品なので、例えば圧縮機等の制御に影響されることなく単体で独立して制御可能である。このため、応答性良く制御でき、また、空調機の運転状況に影響されることなく制御できる。
また、本発明の一態様に係る冷却構造において、前記ヒータ部は、前記伝熱部材の加熱領域の面に配置され、前記被冷却部と前記冷却部とは、前記加熱領域とは異なる前記伝熱部材の冷却領域を挟んで対向する面のそれぞれに配置されている。
本態様に係る冷却構造によれば、ヒータ部は、伝熱部材の加熱領域の面に配置され、被冷却部と冷却部とは、加熱領域とは異なる伝熱部材の冷却領域を挟んで対向する面のそれぞれに配置されている。これによれば、ヒータ部が熱的に接触する伝熱部材の領域と、被冷却部及び冷却部が熱的に接触する伝熱部材の領域とを分けることができる。
また、本発明の一態様に係る冷却構造において、前記伝熱部材には、前記加熱領域を覆う断熱材が設けられている。
本態様に係る冷却構造によれば、伝熱部材には、加熱領域を覆うように断熱材が設けられている。これによれば、ヒータ部から加熱領域に移動した温熱が加熱領域の伝熱部材から放熱されることを回避できる。このため、ヒータ部からの温熱を効率的に伝熱部材に蓄えることができる。
また、本発明の一態様に係る冷却構造において、前記加熱領域における前記伝熱部材の断面積は、前記冷却領域における前記伝熱部材の断面積よりも大きくされている。
本態様に係る冷却構造によれば、加熱領域における伝熱部材の断面積は、冷却領域における伝熱部材の断面積よりも大きくされている。これによれば、ヒータ部が配置される加熱領域の伝熱部材にはヒータ部からの温熱が蓄えられやすい。また、加熱領域に蓄えられた温熱は加熱領域よりも断面積が小さい冷却領域に集中的に移動するので、ヒータ部からの温熱を効率的に冷却領域に伝えることができる。
また、本発明の一態様に係る電装ユニットは、上述の冷却構造と、電装部品とされた前記被冷却部と、該被冷却部が収容される電装ボックスとを備えている。
本態様に係る電装ユニットによれば、上述の冷却構造と、電装部品とされた被冷却部と、被冷却部が収容される電装ボックスとを備えている。
また、本発明の一態様に係る電装ユニットは、前記電装ボックスの内部の温度を測定する第1温度センサと、前記伝熱部材の温度を測定する第2温度センサと、前記第1温度センサからの情報に基づいて前記電装ボックス内の露点温度を算出するとともに、算出した前記露点温度及び前記第2温度センサからの情報に基づいて前記ヒータ部の加熱状態を制御する制御部とを備えている。
本態様に係る電装ユニットによれば、電装ボックスの内部の温度を測定する第1温度センサと、伝熱部材の温度を測定する第2温度センサと、第1温度センサからの情報に基づいて電装ボックス内の露点温度を算出するとともに、算出した露点温度及び第2温度センサからの情報に基づいてヒータ部の加熱状態を制御する制御部とを備えている。これによれば、伝熱部材に結露が発生する前にヒータ部を作動させることができる。
また、本発明の一態様に係る室外機は、上述の電装ユニットを備えている。
本発明に係る冷却構造及びこれを備えた電装ユニット並びに室外機によれば、伝熱部材を効率的に加熱して結露の発生を回避できる。
本発明の一実施形態に係る冷却構造が採用されている冷凍サイクルの一例を示した図である。 本発明の一実施形態に係る冷却構造の正面図である。 図2に示すI−I切断線における断面図である。
以下、本発明の一実施形態に係る冷却構造及びこれを備えた電装ユニット並びに室外機について図面を用いて説明する。
冷却構造40は、空調機の冷凍サイクル10が備える圧縮機12等の機器を制御する電装部品を冷却するための構造である。
図1に示すように、冷凍サイクル10は、圧縮機12、凝縮器14、膨張弁16及び蒸発器18等の機器が冷媒配管によって接続されることで構成されている。また、冷凍サイクル10には冷媒が充填されている。
圧縮機12は、蒸発器18から導かれた低圧のガス冷媒を圧縮して高温高圧のガス冷媒を吐出する。
凝縮器14は、圧縮機12から吐出されたガス冷媒を熱交換によって凝縮させて高圧の液冷媒とする。凝縮器14はファン15と熱交換器(図示せず)とを有しており、ファン15と熱交換器とによって熱交換が行われる。
膨張弁16は、凝縮器14から導かれた高圧の液冷媒を膨張によって蒸発させて低温低圧の気液混合冷媒とする。
蒸発器18は、膨張弁16から導かれた気液冷媒を熱交換によって蒸発させて低圧のガス冷媒とする。蒸発器18はファン19と熱交換器(図示せず)とを有しており、ファン19と熱交換器とによって熱交換が行われる。
上述の各機器その他空調機を構成する各機器は、電装ボックス30に収容された電装部品によって制御され、これらの電装部品が空調機を制御する電気回路として構成されている。
電装部品としては、例えば、圧縮機12を制御するパワー素子(被冷却部)32(IPM;Intelligent Power Module)等がある。
パワー素子32は作動時(通電時)に発熱する。このため、パワー素子32を適正な温度環境下で作動させるためにはパワー素子32を冷却する必要があり、冷却構造40はパワー素子32のように空調機を制御する電気回路を構成して作動時に発熱する電装部品を冷却するための構造とされる。
図2及び図3に示すように、冷却構造40は、伝熱部材50、ヒータ部52及び冷媒配管(冷却部)54を備えている。
伝熱部材50は、冷媒配管54からの冷熱をパワー素子32に伝えるための部材であって、加熱領域50A及び冷却領域50Bが一体に接続されたブロック状の部材とされる。
伝熱部材50は、例えばアルミ合金等の伝熱性に優れた金属によって形成される。
図3に示すように、加熱領域50Aはヒータ部52が接触する面を有する伝熱部材50の一領域(同図において上半分の領域)であって所定の板厚t1を持って構成されている。一方、冷却領域50Bはパワー素子32が接触する面及び冷媒配管54が接触する面を有する伝熱部材50の一領域(同図において下半分の領域)であって所定の板厚t2を持って構成されている。なお、ここで言う「板厚」とは、図3における伝熱部材50の左右方向の寸法であり、伝熱部材50の正面から背面までの寸法である。
板厚t1は板厚t2よりも大きく設定されることが好ましい。これによって、加熱領域50Aの横断面積が冷却領域50Bの横断面積よりも大きくなる。すなわち、加熱領域50Aから冷却領域50Bに向かうに伴って、2つの領域の境界近傍において横断面積が縮小することとなる。
一体に接続されている加熱領域50A及び冷却領域50Bの背面はフラットな面とされ、このフラットな背面が電装ボックス30の正面に対して配置される。
加熱領域50Aの正面(電装ボックス30とは反対側の面)には、ヒータ部52が取り付けられている。
冷却領域50Bの正面には、冷媒配管54が配置されている。また、冷却領域50Bに隣接する電装ボックス30の内部には、電装部品のうち発熱性を有するパワー素子32が伝熱部材50と熱的に接触するように取り付けられている。すなわち、冷媒配管54とパワー素子32とは、冷却領域50Bを介して対向する伝熱部材50の面のそれぞれに配置されている。
ヒータ部52は、発熱を主たる機能とする機器であって、後述するヒータ制御部(制御部)によって発熱状態が制御される。ヒータ部52が発熱することによって伝熱部材50(加熱領域50A)が加熱されて昇温する。
なお、ヒータ部52は、空調機を制御する電気回路を構成する電装部品とは別の部品とされ空調機の制御機能には影響を及ぼさないように構成されている。
冷媒配管54は、冷凍サイクル10に充填された冷媒のうち低温の冷媒が流通する冷媒配管とされ、例えば図1に示すように、膨張弁16と蒸発器18とを接続する冷媒配管とされる。冷媒配管54(低温の冷媒)によって伝熱部材50(冷却領域50B)が冷却され、さらに、冷却された伝熱部材50(冷却領域50B)によってパワー素子32が冷却される。
なお、冷媒配管54の取り出し位置や取り回しは図1に示された形態に限らず、空調機の仕様に応じて適宜変更できる。
また、冷媒配管54(低温の冷媒)に限らず、例えば水冷装置等のパワー素子32を冷却できる機器や機構を冷却部54とすることができる。
図2に示すように、冷媒配管54は、冷却領域50Bに対する接触面積を増加させるために配管の形状が変更されており、同図の場合、一例としてU字形状とされている。
図示していないが、冷却領域50Bの伝熱部材50に、冷媒配管54の形状に対応した溝部を形成してもよい。これによって、接触面積をさらに増加させることができる。
図2及び図3に示すように、ヒータ部52の熱が加熱領域50Aの外部(空気中)に放熱されることを抑制するために加熱領域50Aを覆う断熱材56を設けてもよい。
なお、同図において加熱領域50Aのヒータ部52が取り付けられた部分には断熱材56が設けられていないが、断熱材56がヒータ部52を覆うようにしてもよい。すなわち、加熱領域50Aの正面、背面、上面、底面、及び両側面を断熱材56で覆うようにしてもよい。
図3に示すように、電装ボックス30の内部には、電装ボックス30の内部温度を計測可能な第1温度センサ61が設けられている。
また、伝熱部材50の温度を計測可能な第2温度センサ62が設けられている。このとき、第2温度センサ62は、冷却領域50B(例えばパワー素子32近傍の伝熱部材50)の表面温度を計測できるように取り付けられることが好ましい。これによって、結露の影響を回避したいパワー素子32近傍の伝熱部材50の温度を効率的に計測できる。
電装ボックス30に収容されている電装部品には、第1温度センサ61及び第2温度センサ62からの情報を取得することができ、また、取得した情報に基づいて必要な演算及び処理を実行するヒータ制御部が含まれている。
ヒータ制御部は、次のようにヒータ部52を制御する。
すなわち、ヒータ制御部は、第1温度センサ61から電装ボックス30の内部の温度Tbを取得する。
また、ヒータ制御部は、第2温度センサ62から伝熱部材50の温度Thを取得する。
ヒータ制御部は、第1温度センサ61からの情報(温度Tb)の取得と同時に、その情報に基づいてその時の電装ボックス30の内部の温度Tbにおける露点温度Tdを算出する。
また、ヒータ制御部は、第2温度センサ62から取得した伝熱部材50の温度Thと算出された露点温度Tdとを比較して伝熱部材50に結露が生じると判断した場合にヒータ部52を発熱させる。
伝熱部材50の温度Thと算出された露点温度Tdとの比較の詳細について、例えば次のようなものがある。
すなわち、結露が生じる露点温度Tdに対してa1℃だけ余裕を持って、伝熱部材50の温度Thが低下して露点温度Tdからa1℃だけ高い温度に到達したときに伝熱部材50に結露が生じると判断する。つまり、ヒータ制御部は、Td+a1に閾値を設定して、Th≦Td+a1となった場合にヒータ部52を発熱させる。なお、a1℃は空調機の仕様に応じて任意に設定でき、例えばa1=5℃とされる。
ヒータ部52の発熱によって、伝熱部材50の加熱領域50Aが加熱される。そして、加熱された加熱領域50Aの温熱が冷却領域50Bへと伝わる。これによって、冷却領域50Bの温度が上昇して結露の発生が抑制される。
その後、伝熱部材50の温度が所定温度まで上昇したとき、ヒータ制御部はヒータ部52の発熱を終了させる。なお、ここで言う所定温度とは、例えばTd+a2(a2>a1)とされる。このとき、a2をa1よりも大きく設定(例えばa2=10℃)することで、ヒータ部52のオン・オフが短時間で頻繁に繰り返される現象を防止できる(いわゆるシュミットトリガ)。
なお、電装ボックス30(電装部品、第1温度センサ61、第2温度センサ62等を含む)や冷却構造40は、電装ユニットとして空調機の室外機に収容される。
本実施形態によれば以下の効果を奏する。
冷却構造40は、空調機を制御する電気回路を構成して作動時に発熱するパワー素子32に対して熱的に接触する伝熱部材50と、伝熱部材50に対して熱的に接触して伝熱部材50を冷却する冷媒配管54とを備えている。これによれば、パワー素子32を、伝熱部材50を介して冷媒配管54(低温の冷媒)によって冷却することができる。
また、冷却構造40は、伝熱部材50に対して熱的に接触して伝熱部材50を加熱するヒータ部52を備えている。これによれば、冷媒配管54による過度な冷却によって伝熱部材50に結露が生じる前に、ヒータ部52によって伝熱部材50を昇温させることで結露の発生を回避することができる。
このとき、ヒータ部52は、発熱を主たる機能としている部品とされている。このため、即時的に昇温可能とされる。また、ヒータ部52は空調機を制御する電気回路と機能的に独立した部品なので、例えば圧縮機12等の制御に影響されることなく単体で独立して制御可能である。このため、応答性良く制御でき、また、空調機の運転状況に影響されることなく制御できる。
また、加熱領域50Aを覆うように断熱材56が設けられている。これによれば、ヒータ部52から加熱領域50Aに移動した温熱が加熱領域50Aから放熱されることを回避できる。このため、ヒータ部52からの温熱を効率的に伝熱部材50に蓄えることができる。
また、加熱領域50Aにおける伝熱部材50の断面積は、冷却領域50Bにおける伝熱部材50の断面積よりも大きくされている。これによれば、ヒータ部52が配置される加熱領域50Aの伝熱部材50にはヒータ部52からの温熱が蓄えられやすい。また、加熱領域50Aに蓄えられた温熱は加熱領域50Aよりも断面積が小さい冷却領域50Bに集中的に移動するので、ヒータ部52からの温熱を効率的に冷却領域50Bに伝えることができる。
また、電装ボックス30の内部の温度Tbを測定する第1温度センサ61と、伝熱部材50の温度Thを測定する第2温度センサ62と、第1温度センサ61からの情報に基づいて露点温度Tdを算出するとともに、算出した露点温度Td及び伝熱部材50の温度Thに基づいてヒータ部52の加熱状態を制御するヒータ制御部とを備えている。これによれば、伝熱部材50に結露が発生する前にヒータ部52を作動させることができる。
10 冷凍サイクル
12 圧縮機
14 凝縮器
15 ファン
16 膨張弁
18 蒸発器
19 ファン
30 電装ボックス
32 パワー素子(被冷却部材)
40 冷却構造
50 伝熱部材
50A 加熱領域
50B 冷却領域
52 ヒータ部
54 冷媒配管(冷却部)
56 断熱材
61 第1温度センサ
62 第2温度センサ

Claims (7)

  1. 空調機を制御する電気回路を構成して作動時に発熱する被冷却部に対して熱的に接触する伝熱部材と、
    該伝熱部材に対して熱的に接触して前記伝熱部材を冷却する冷却部と、
    前記電気回路と機能的に独立して、前記伝熱部材に対して熱的に接触して前記伝熱部材を加熱するヒータ部と、
    を備えている冷却構造。
  2. 前記ヒータ部は、前記伝熱部材の加熱領域の面に配置され、
    前記被冷却部と前記冷却部とは、前記加熱領域とは異なる前記伝熱部材の冷却領域を挟んで対向する面のそれぞれに配置されている請求項1に記載の冷却構造。
  3. 前記伝熱部材には、前記加熱領域を覆う断熱材が設けられている請求項2に記載の冷却構造。
  4. 前記加熱領域における前記伝熱部材の断面積は、前記冷却領域における前記伝熱部材の断面積よりも大きくされている請求項2又は3に記載の冷却構造。
  5. 請求項1から4のいずれかに記載の冷却構造と、
    電装部品とされた前記被冷却部と、
    該被冷却部が収容される電装ボックスと、
    を備えている電装ユニット。
  6. 前記電装ボックスの内部の温度を測定する第1温度センサと、
    前記伝熱部材の温度を測定する第2温度センサと、
    前記第1温度センサからの情報に基づいて前記電装ボックス内の露点温度を算出するとともに、算出した前記露点温度及び前記第2温度センサからの情報に基づいて前記ヒータ部の加熱状態を制御する制御部と、
    を備えている請求項5に記載の電装ユニット。
  7. 請求項5又は6に記載の電装ユニットを備えている室外機。
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