JP2020168991A - 片脚スタンド型補助輪ユニット及び自転車 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、転倒事故を抑制しつつ、補助輪の使用性を高めることができる片脚スタンド型補助輪ユニットの提供を課題とする。【解決手段】本発明の一態様に係る片脚スタンド型補助輪ユニットは、自転車の後輪の側方でこの自転車の車体に取り付け可能な取り付け部と、長手方向の一端側で上記取り付け部に軸支され、起立位置と跳ね上げ位置との間で揺動可能な脚部と、上記脚部に軸支され、上記脚部の起立位置で上記取り付け部に係合されるロック片と、上記取り付け部及びロック片に接続され、上記脚部の起立位置と跳ね上げ位置との間で上記脚部の揺動方向が変化するよう上記取り付け部及びロック片を対向方向に付勢するばね部材と、上記脚部の他端側に取り付けられる補助輪とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、片脚スタンド型補助輪ユニット及び自転車に関する。
自転車用の補助輪は、自転車の後輪の側方でこの自転車の車体に取り付けられる。通常、この補助輪は、棒状のアームの一端に取り付けられ、このアームの他端を自転車の後輪の車軸の端部にボルトの締め付けによって固定することで自転車に取り付けられる。この補助輪は、自転車に乗るための技術を習得するために用いられるもので、技術の習得段階に対応して使用、不使用が選択される。
上述のように、補助輪がアームを介して車軸に取り付けられる構成によると、この補助輪の使用をやめようとする場合、補助輪をアーム毎自転車から取り外すことを要する。そのため、この構成によると、補助輪の着脱が容易でないため、補助輪の使用をやめるタイミングを捉え難い。また、実際上、一端補助輪の使用をやめた後に再度補助輪をつけて練習することが望まれる場合があるが、上記構成によると、補助輪の着脱の困難性から再度の補助輪の装着を躊躇する場合がある。その結果、自転車に乗れるまでの期間が長くなったり、練習中に転倒事故等を起こすおそれが高くなる。
このような観点から、自転車の車体に取り付けられるブラケット部に対してアームを立設姿勢と跳ね上げ姿勢との間で揺動可能に構成することで、ブラケット部を自転車の車体から取り外すことなく補助輪の使用、不使用を選択可能な構成が提案されている(特開2003−19987号公報参照)。
特開2003−19987号公報
上記公報に記載の補助車輪構造は、アームを立設姿勢位置に移動させたうえ、係止片をブラケット部に係合することでアームを立設姿勢で固定するものである。しかしながら、補助車輪を使用するユーザは幼少であることが多く、係止片をブラケット部に確実に係合することを失念する場合がある。この場合、上記補助車輪構造によると、自転車の走行中にアームが意図せず跳ね上げ姿勢に移動し、転倒事故等を招来するおそれがある。
本発明は、このような事情に基づいてなされたものであり、転倒事故を抑制しつつ、補助輪の使用性を高めることができる片脚スタンド型補助輪ユニット及び自転車を提供することを課題とする。
上記課題を解決するためになされた本発明の一態様に係る片脚スタンド型補助輪ユニットは、自転車の後輪の側方でこの自転車の車体に取り付け可能な取り付け部と、長手方向の一端側で上記取り付け部に軸支され、起立位置と跳ね上げ位置との間で揺動可能な脚部と、上記脚部に軸支され、上記脚部の起立位置で上記取り付け部に係合されるロック片と、上記取り付け部及びロック片に接続され、上記脚部の起立位置と跳ね上げ位置との間で上記脚部の揺動方向が変化するよう上記取り付け部及びロック片を対向方向に付勢するばね部材と、上記脚部の他端側に取り付けられる補助輪とを備える。
当該片脚スタンド型補助輪ユニットは、脚部が起立位置と跳ね上げ位置との間で揺動可能に構成されているので、上記脚部を揺動することで、補助輪の使用、不使用を容易に選択することができる。当該片脚スタンド型補助輪ユニットは、ばね部材が、上記脚部の起立位置と跳ね上げ位置との間で上記脚部の揺動方向が変化するよう上記取り付け部及びロック片を対向方向に付勢するので、上記脚部を起立位置に移動させることで上記ロック片を上記取り付け部に自動的に係合することができる。従って、当該片脚スタンド型補助輪ユニットは、転倒事故を抑制しつつ、補助輪の使用性を高めることができる。
上記ロック片が、上記脚部の外側に配置され、上記ばね部材が接続される外側支持板と、上記脚部の内側に配置される内側支持板と、上記外側支持板及び内側支持板間に架け渡され、上記脚部に接続される回転軸と、上記回転軸を基準として上記ばね部材との接続部分よりも径方向外側で、上記外側支持板の起立方向側の側縁に立設されるロック解除用の押し込み片とを有するとよい。このように、上記ロック片が、上記脚部の外側に配置され、上記ばね部材が接続される外側支持板と、上記脚部の内側に配置される内側支持板と、上記外側支持板及び内側支持板間に架け渡され、上記脚部に接続される回転軸と、上記回転軸を基準として上記ばね部材との接続部分よりも径方向外側で、上記外側支持板の起立方向側の側縁に立設されるロック解除用の押し込み片とを有することで、上記押し込み片をユーザが手で押し込むことで、上記脚部を容易かつ安全に跳ね上げ位置に移動させることができる。
上記脚部が、上記回転軸が接続される直線状の第1部分と、この第1部分から連続し、側方に延びる第2部分と、この第2部分から連続し、上記補助輪が取り付けられる第3部分とを有し、上記脚部の起立位置において、上記補助輪の上端が少なくとも上記押し込み片の下端よりも上方に位置するとよい。このように、上記脚部が、上記回転軸が接続される直線状の第1部分と、この第1部分から連続し、側方に延びる第2部分と、この第2部分から連続し、上記補助輪が取り付けられる第3部分とを有し、上記脚部の起立位置において、上記補助輪の上端が少なくとも上記押し込み片の下端よりも上方に位置することによって、ユーザの足が意図せず上記ロック片に接触することを抑制し、ロック状態が誤って解除されるおそれを低減することができる。
上記外側支持板の起立方向側の側縁が、直線部と、上記押し込み片が接続される接続部と、上記直線部及び接続部間に配置され、上記押し込み片側に向けて起立方向側に傾斜した傾斜部とを有するとよい。このように、上記外側支持板の起立方向側の側縁が、直線部と、上記押し込み片が接続される接続部と、上記直線部及び接続部間に配置され、上記押し込み片側に向けて起立方向側に傾斜した傾斜部とを有することで、上記押し込み片の押し込みによるロック状態の解除の容易化を図ると共に、ユーザの足が意図せず上記ロック片に接触した場合にロック状態が誤って解除されるおそれを低減することができる。
上記脚部の起立位置における側面視で、上記脚部の中心軸に対する上記直線部の傾斜角度が上記脚部の中心軸に対する上記接続部の傾斜角度よりも大きいとよい。このように、上記脚部の起立位置における側面視で、上記脚部の中心軸に対する上記直線部の傾斜角度が上記脚部の中心軸に対する上記接続部の傾斜角度よりも大きいことによって、上記押し込み片が意図せずユーザの足で押されることを抑制し、ロック状態が誤って解除されるおそれをより低減することができる。
上記課題を解決するためになされた本発明の他の一態様に係る自転車は、当該片脚スタンド型補助輪ユニットを備える。
当該自転車は、当該片脚スタンド型補助輪ユニットを備えるので、転倒事故を抑制しつつ、補助輪の使用性を高めることができる。
なお、本発明において、「後」とは、直進方向の反対側をいい、「側方」とは、直進方向に対する左右方向を意味する。
本発明の一態様に係る片脚スタンド型補助輪ユニット及び自転車及び本発明の他の一態様に係る自転車は、転倒事故を抑制しつつ、補助輪の使用性を高めることができる。
図1は、本発明の一実施形態に係る片脚スタンド型補助輪ユニットの自転車に取り付けられた起立位置状態を示す模式的側面図である。 図2は、図1の片脚スタンド型補助輪ユニットの自転車に取り付けられた跳ね上げ位置状態を示す模式的側面図である。 図3は、図1の片脚スタンド型補助輪ユニットの起立状位置状態を示す前方から見た模式的正面図である。 図4は、図3の片脚スタンド型補助輪ユニットの模式的A−A線断面図である。 図5は、図4の片脚スタンド型補助輪ユニットにおけるロック片と取り付け部との係合状態を示す模式的側面図である。 図6は、図1の片脚スタンド型補助輪ユニットのロック解除手順を示す模式図的側面図である。
以下、適宜図面を参照しつつ、本発明の実施の形態を詳説する。
<片脚スタンド型補助輪ユニット>
図1〜図3の片脚スタンド型補助輪ユニット1(以下、単に「補助輪ユニット1」ともいう)は、自転車2の後輪の側方でこの自転車2の車体2aに取り付け可能に構成される。当該補助輪ユニット1は、自転車2の車体2aに取り付け可能な取り付け部11と、長手方向の一端側で取り付け部11に軸支され、図1の起立位置と図2の跳ね上げ位置との間で揺動可能な脚部12と、脚部12に軸支され、脚部12の起立位置で取り付け部11に係合されるロック片13と、取り付け部11及びロック片13に接続され、脚部12の起立位置と跳ね上げ位置との間で脚部12の揺動方向が変化するよう取り付け部11及びロック片13を対向方向に付勢するばね部材14と、脚部12の他端側に取り付けられる補助輪15とを備える。なお、図1〜図3では、当該補助輪ユニット1が自転車2の左側の側方で車体2aに取り付けられる構成について図示しているが、当該補助輪ユニットは、自転車2の右側の側方で車体2aに取り付けられてもよい。当該補助輪ユニットが自転車2の右側の側方で車体2aに取り付けられるものである場合、この補助輪ユニットは、自転車2を左右方向に2分割する仮想平面を基準として図1〜図3の補助輪ユニット1と対象な構成とすることができる。
(取り付け部)
取り付け部11は、例えば自転車2の後輪の車軸近傍で自転車2のフレームに固定される。取り付け部11は、図4に示すように、脚部12の起立位置において後述するロック片13の係合部13eと係合される係止孔11aを有する。
(ロック片)
図3及び図4に示すように、ロック片13は、脚部12の外側(左右方向における外側)に配置され、ばね部材14が接続される外側支持板13aと、脚部12の内側(左右方向における内側)に配置される内側支持板13bと、外側支持板13a及び内側支持板13b間に架け渡され、脚部に接続される回転軸13cと、回転軸13cを基準としてばね部材14との接続部分よりも径方向外側で、外側支持板13aの起立方向側(起立位置における前方)の側縁に立設されるロック解除用の押し込み片13dとを有する。また、ロック片13は、外側支持板13a及び内側支持板13bの起立方向側の側縁同士を接続し、脚部12の起立位置において取り付け部11の係止孔11aに係合される係合部13eを有する。係合部13eは、外側支持板13a及び内側支持板13bの側縁間に架け渡される基部と、基部から取り付け部11側に突出するフック部とを有しており、脚部12が起立位置に移動した際に、上記フック部が自動的に係止孔11aに挿入されるよう構成されている。換言すると、当該補助輪ユニット1は、脚部12の揺動方向が跳ね上げ方向から起立方向に変化した状態でロック片13も回転軸13cを中心に起立方向に揺動し、上記フック部を係止孔11aに挿入するよう構成されている。一方、当該補助輪ユニット1は、押し込み片13dを押し込むと、上記基部が脚部12に当接する。当該補助輪ユニット1は、押し込み片13dをさらに跳ね上げ方向側に押し込むことで脚部12及びロック片13の揺動方向が跳ね上げ方向に変化し、脚部12を跳ね上げ位置に移動させることができる。従って、当該補助輪ユニット1は、押し込み片13dをユーザが手で押し込むことで、脚部12を容易かつ安全に跳ね上げ位置に移動させることができる。なお、外側支持板13a、内側支持板13b、押し込み片13d、係合部13e等、ロック片13を構成する各部は一体的に形成されていてもよい。また、各部の境界部分は湾曲していてもよい。
外側支持板13aは細長状であり、長手方向の一端側に回転軸13cが取り付けられ、長手方向の他端側に押し込み片13dが設けられる。具体的には、外側支持板13aは、側面視略長方形状であり、長手方向に延びる一対の側縁を有している。外側支持板13aは、起立方向側の上記側縁の他端側(回転軸13cが取り付けられるのと反対側)の端部に押し込み片13dが接続されている。
図5に示すように、外側支持板13aの起立方向側の側縁21は、直線部21aと、押し込み片13dが接続される接続部21bと、直線部21a及び接続部21b間に配置され、押し込み片13d側に向けて起立方向側に傾斜した傾斜部21cとを有する。直線部21a、傾斜部21c及び接続部21bは、側縁21の一方側(回転軸13cが取り付けられる側)から他方側にこの順で設けられている。当該補助輪ユニット1は、直線部21aと接続部21bとの間に傾斜部21cを設けることで、脚部12の起立位置における側面視で、脚部12の中心軸X(後述の第1部分12aの中心軸)に対する直線部21aの傾斜角度αを小さくすることができる。これにより、直線部21aの押し込みに対するロック片13の揺動幅を小さくし、直線部21aへの意図しない接触に起因して係合部13eが係止孔11aから抜け出るのを抑制しやすい。また、当該補助輪ユニット1は、直線部21aと接続部21bとの間に傾斜部21cを設けることで、接続部21bを起立方向側に突出させることができ、ユーザが押し込み片13dを手で押し込みやすくなる。従って、当該補助輪ユニット1は、押し込み片13dの押し込みによるロック解除の容易化を図ると共に、ユーザの足が意図せず直線部21aに接触した場合等にロック状態が誤って解除されるおそれを低減することができる。
直線部21aは、外側支持板13aの起立方向側の側縁21のうち、係合部13eとの接続部分と近接して配置される。直線部21aは、例えば上記接続部分と連続して設けられる。
接続部21bは、外側支持板13aの起立方向側の側縁21のうち、係合部13eとの接続部分と反対側の端部に設けられる。接続部21bは、例えば直線状である。また、接続部21bは、両端部に対して中央部分が起立方向側に隆起した台形状、円弧状等であってもよい。
傾斜部21cは、直線部21aと接続部21bとに連続して設けられてもよく、直線部21a及び接続部21bの一方又は両方との間に他の部分を介して設けられてもよい。
図5に示すように、脚部12の起立位置における側面視で、脚部12の中心軸Xに対する直線部21aの傾斜角度αは脚部12の中心軸Xに対する接続部21bの傾斜角度βよりも大きいことが好ましい。このように傾斜角度βを小さくすることで、押し込み片13dが意図せずユーザの足で押されることを抑制し、ロック状態が誤って解除されるおそれをより低減することができる。また、この構成によると、図6に示すように、ユーザは親指以外の指で脚部12を把持した状態で、親指によって押し込み片13dを押し込みやすい。従って、押し込み片13dの押し込みによるロック解除の容易化を図ると共に、ロック状態が誤って解除されるおそれをより低減することができる。なお、「脚部の中心軸に対する接続部の傾斜角度」とは、側縁に沿って接続部を3等分した場合の各領域の中央位置における脚部の中心軸に対する傾斜角度の平均値をいう。また、「脚部の中心軸」とは、ロック片が接続される直線状部分の中心軸をいい、本実施形態では後述の第1部分12aの中心軸をいう。
直線部21aの長さは傾斜部21cの長さ(側縁に沿う長さ)よりも大きいことが好ましい。傾斜部21cの長さに対する直線部21aの長さの比の下限としては、2が好ましく、3がより好ましい。当該補助輪ユニット1は、傾斜部21cの長さに対する直線部21aの長さの比を大きくすることで、傾斜部21への意図しない接触を抑制し、ロック状態が誤って解除されるおそれを低減することができる。一方、上記比の上限としては、8が好ましく、6がより好ましい。上記比が上記上限を超えると、ロック片13が不必要に大きくなるおそれがある。
押し込み片13dは、接続部21bから側方に突出する板状の突片である。押し込み片13dは、左右方向外側に突出してもよく、内側に突出してもよい。例えば押し込み片13dが左右方向内側に突出する場合、ユーザの指による押し込み片13dの押し込み作業の容易化を図ると共に、ユーザの足が意図せず押し込み片13dに接触するのを抑えやすい。
(脚部)
脚部12は、例えば棒状である。図3及び図4に示すように、脚部12は、回転軸13cが接続される直線状の第1部分12aと、第1部分12aから連続し、側方(自転車2への取り付け状態における左右方向外側)に延びる第2部分12bと、第2部分12bから連続し、補助輪15が取り付けられる第3部分12cとを有する。脚部12は一端側から他端側に向けて第1部分12a、第2部分12b及び第3部分12cをこの順で有する。つまり、脚部12は、第1部分12aの一端側で取り付け部11に軸支され、第3部分12cの他端側に補助輪15が取り付けられる。
第1部分12aは、回転軸13cによってロック片13と接続される。図6に示すように、第1部分12aは、脚部12の起立位置におけるロック片13の他端(押し込み片13dが形成される側の端部)と第2部分12bとの間にユーザによって把持可能な把持領域Rを有する。
図3に示すように、脚部12の起立位置において、補助輪15の上端は少なくとも押し込み片13dの下端よりも上方に位置することが好ましい。当該補助輪ユニット1は、補助輪15の上端が押し込み片13dの下端よりも上方に位置することで、ユーザの足が意図せずロック片13に接触することを補助輪15によって妨げ、ロック状態が誤って解除されるおそれを低減することができる。
図3に示すように、脚部12の起立位置において、補助輪15の上端の高さ位置H1は、押し込み片13dの上端の高さ位置H2と同位以上であることが好ましく、補助輪15の上端の高さ位置H1は、押し込み片13dの上端の高さ位置H2よりも高いことがより好ましい。これにより、ユーザの足が意図せずロック片13に接触することをより容易に抑制することができる。
(ばね部材)
上述のように、ばね部材14は、取り付け部11とロック片13とを対向方向に付勢する。ばね部材14は、脚部12の起立位置ではロック片13を起立方向に揺動する。また、ばね部材14は、押し込み片13dを押し込んでいくと脚部12及びロック片13を跳ね上げ方向に揺動する。ばね部材14の付勢力は、押し込み片13dのユーザの手による押し込みが容易になるよう比較的小さくてもよい。
<自転車>
自転車2は、当該補助輪ユニットを備える。自転車2は、後輪の側方の一方側にのみ当該補助輪ユニットを備えていてもよく、後輪の側方の両側に当該補助輪ユニットを備えていてもよい。
<利点>
当該片脚スタンド型補助輪ユニット1は、脚部12が起立位置と跳ね上げ位置との間で揺動可能に構成されているので、脚部12を揺動することで、補助輪15の使用、不使用を容易に選択することができる。当該片脚スタンド型補助輪ユニット1は、ばね部材14が、脚部12の起立位置と跳ね上げ位置との間で脚部12の揺動方向が変化するよう取り付け部11及びロック片13を対向方向に付勢するので、脚部12を起立位置に移動させることでロック片13を取り付け部11に自動的に係合することができる。従って、当該片脚スタンド型補助輪ユニット1は、転倒事故を抑制しつつ、補助輪15の使用性を高めることができる。
当該自転車2は、当該片脚スタンド型補助輪ユニット1を備えるので、転倒事故を抑制しつつ、補助輪15の使用性を高めることができる。
[その他の実施形態]
今回開示された実施の形態は全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記実施形態の構成に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
上記ロック片は、ユーザの指で押し込むことでロックが解除される構成であることが好ましいが、上記ロック片の具体的構成は上記実施形態の構成に限定されるものではなく、例えば必ずしも上述の押し込み片を有しなくてもよい。また、上記ロック片が外側支持板を有する場合、この外側支持板の起立方向側の側縁は、必ずしも上述の直線部、接続部及び傾斜部を有しなくてもよい。さらに、上記外側支持板が上述の直線部、接続部及び傾斜部を有する場合であっても、脚部の起立位置における側面視での脚部の中心軸に対する直線部の傾斜角度を脚部の中心軸に対する傾斜部の傾斜角度以下とすることも可能である。
上記脚部は、必ずしも上述の第1部分、第2部分及び第3部分を有していなくてもよい。また、当該補助輪ユニットは、上記脚部の起立位置において、補助輪の上端が押し込み片の下端よりも下方に位置する構成を採用することも可能である。
以上のように、本発明の一態様に係る片脚スタンド型補助輪ユニットは、転倒事故を抑制しつつ、補助輪の使用性を高めることができるので、自転車の練習用に適している。
1 片脚スタンド型補助輪ユニット(補助輪ユニット)
2 自転車
2a 車体
11 取り付け部
11a 係止孔
12 脚部
12a 第1部分
12b 第2部分
12c 第3部分
13 ロック片
13a 外側支持板
13b 内側支持板
13c 回転軸
13d 押し込み片
13e 係合部
14 ばね部材
15 補助輪
21 側縁
21a 直線部
21b 接続部
21c 傾斜部
X 中心軸
R 把持領域

Claims (6)

  1. 自転車の後輪の側方でこの自転車の車体に取り付け可能な取り付け部と、
    長手方向の一端側で上記取り付け部に軸支され、起立位置と跳ね上げ位置との間で揺動可能な脚部と、
    上記脚部に軸支され、上記脚部の起立位置で上記取り付け部に係合されるロック片と、
    上記取り付け部及びロック片に接続され、上記脚部の起立位置と跳ね上げ位置との間で上記脚部の揺動方向が変化するよう上記取り付け部及びロック片を対向方向に付勢するばね部材と、
    上記脚部の他端側に取り付けられる補助輪と
    を備える片脚スタンド型補助輪ユニット。
  2. 上記ロック片が、
    上記脚部の外側に配置され、上記ばね部材が接続される外側支持板と、
    上記脚部の内側に配置される内側支持板と、
    上記外側支持板及び内側支持板間に架け渡され、上記脚部に接続される回転軸と、
    上記回転軸を基準として上記ばね部材との接続部分よりも径方向外側で、上記外側支持板の起立方向側の側縁に立設されるロック解除用の押し込み片と
    を有する請求項1に記載の片脚スタンド型補助輪ユニット。
  3. 上記脚部が、上記回転軸が接続される直線状の第1部分と、この第1部分から連続し、側方に延びる第2部分と、この第2部分から連続し、上記補助輪が取り付けられる第3部分とを有し、
    上記脚部の起立位置において、上記補助輪の上端が少なくとも上記押し込み片の下端よりも上方に位置する請求項2に記載の片脚スタンド型補助輪ユニット。
  4. 上記外側支持板の起立方向側の側縁が、直線部と、上記押し込み片が接続される接続部と、上記直線部及び接続部間に配置され、上記押し込み片側に向けて起立方向側に傾斜した傾斜部とを有する請求項2又は請求項3に記載の片脚スタンド型補助輪ユニット。
  5. 上記脚部の起立位置における側面視で、上記脚部の中心軸に対する上記直線部の傾斜角度が上記脚部の中心軸に対する上記接続部の傾斜角度よりも大きい請求項4に記載の片脚スタンド型補助輪ユニット。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の片脚スタンド型補助輪ユニットを備える自転車。
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