JP2020166728A - ゲート装置 - Google Patents

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隆一 成岡
Ryuichi Naruoka
隆一 成岡
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Abstract

【課題】扉の駆動力を失った時でも無規制なゲートの通過を抑制しつつ通過が必要な通過体には通過を可能にするゲート装置を提供する。【解決手段】ゲート装置は、通過体の通路を開閉する扉11と、扉11を開位置と閉位置との間で移動させる開閉装置であって、扉11を駆動する駆動装置を有する開閉装置と、駆動装置の動力が失われたときに、扉11が開位置と閉位置との間の所定の位置に来るように、扉11を導く中途位置誘導部18とを備える。而して、駆動装置の動力が失われたときに、中途位置誘導部18によって扉11が開位置と閉位置との間の所定の位置に来るため、無規制なゲートの通過が可能であるとの思い込みをゲート通過者に生じさせるのを抑制しつつ、ゲートの通過が必要な通過体には通過させることができると共に、扉11が開く方向を示唆することができる。【選択図】図3

Description

本発明はゲート装置に関し、特に扉の駆動力を失った時でも無規制なゲートの通過を抑制しつつ通過が必要な通過体には通過を可能にするゲート装置に関する。
入退場の管理に用いられるゲート装置は、駅周辺や商業施設などの有料駐輪場の出入口や、ビルや遊戯施設での入退場口等に設置されているのを見ることができる。このような場所に設置されるゲート装置では、ゲートを開閉する扉を電力で作動させるのが一般的である。ゲート装置において電力で作動する扉には、停電時に、扉を全開にして強制的に開放するものがある(例えば、特許文献1参照。)。
特開2002−285570号公報
しかしながら、ゲート装置の管理者によっては、停電時であっても、扉を完全に開放するのではなく、一応閉めておいて欲しいと要望する者もある。反面、非常事態等で停電した場合には、速やかに退場させることが必要な場合もある。
本発明は上述の課題に鑑み、扉の駆動力を失った時でも無規制なゲートの通過を抑制しつつ通過が必要な通過体には通過を可能にするゲート装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の第1の態様に係るゲート装置は、例えば図1乃至図3に示すように、通過体Bの通路Pを開閉する扉11と;扉11を、通路Pを開けたときの位置である開位置(図3(C)参照)と、通路Pを閉じたときの位置である閉位置(図3(A)参照)と、の間で移動させる開閉装置20(図2参照)であって、扉11を駆動する駆動装置21を有する開閉装置20と;駆動装置21の動力が失われたときに、扉11が開位置と閉位置との間の所定の位置(図3(B)参照)に来るように、扉11を導く中途位置誘導部18(図3参照)とを備える。
このように構成すると、駆動装置の動力が失われたときに、無規制なゲートの通過が可能であるとの思い込みをゲート通過者に生じさせるのを抑制しつつ、ゲートの通過が必要な通過体には通過させることができると共に、扉が開く方向を示唆することができる。
また、本発明の第2の態様に係るゲート装置は、例えば図2を参照して示すと、上記本発明の第1の態様に係るゲート装置において、駆動装置21が誘導電動機で構成され;開閉装置20は、扉11を開位置又は閉位置で維持する扉位置維持部23を有する。
このように構成すると、駆動装置の動力が失われたときでも扉の移動がロックされずに手動とすることができると共に、駆動装置の動力が失われていない通常の使用時は開位置又は閉位置で扉を維持することができて扉が開の状態又は閉の状態を維持することができる。
また、本発明の第3の態様に係るゲート装置は、例えば図3に示すように、上記本発明の第1の態様又は第2の態様に係るゲート装置において、開閉装置20(例えば図2参照)は、閉位置に向けて移動している扉11に対して閉位置を越えて移動することを止める閉位置決め機構28h、28j及び開位置に向けて移動している扉11に対して開位置を越えて移動することを止める開位置決め機構28k、28jの少なくとも一方を有する。
このように構成すると、扉の過度な移動を回避することができて、例えば筐体等の他の部材に扉が衝突することを防ぐことができる。
また、本発明の第4の態様に係るゲート装置は、例えば図3を参照して示すと、上記本発明の第3の態様に係るゲート装置において、閉位置決め機構28h、28jは、扉11が閉位置に移動してきたときに扉11に接触して扉11を受け止める高減衰ゴムが設けられたストッパ28hを含んで構成されている。
このように構成すると、扉が閉位置に到達した後の跳ね返りを抑制することができ、跳ね返った扉が通過体に衝突することを抑制することができる。
本発明によれば、駆動装置の動力が失われたときに、無規制なゲートの通過が可能であるとの思い込みをゲート通過者に生じさせるのを抑制しつつ、ゲートの通過が必要な通過体には通過させることができると共に、扉が開く方向を示唆することができる。
本発明の実施の形態に係るゲート装置の概略構成を示す図であり、(A)は側面図、(B)は平面図である。 本発明の実施の形態に係るゲート装置の筐体内部の概略構成を示す側面図である。 本発明の実施の形態に係るゲート装置の筐体内部の扉のシャフトまわりの概略構成を示す水平断面図であり、(A)は閉位置を示す図、(B)は所定の位置を示す図、(C)は開位置を示す図である。 本発明の実施の形態に係るゲート装置の筐体内部の位置決め機構まわりの概略構成を示す図であり、(A)は正面図、(B)は側面図である。 本発明の実施の形態に係るゲート装置の筐体内部の扉位置検知部の概略構成を示す水平断面図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。なお、各図において互いに同一又は相当する部材には同一あるいは類似の符号を付し、重複した説明は省略する。
まず図1を参照して、本発明の実施の形態に係るゲート装置1を説明する。図1(A)はゲート装置1の概略構成を示す側面図、図1(B)はゲート装置1の概略構成を示す平面図である。ゲート装置1は、本実施の形態では、通過体としての二輪車Bの、有料区画への入場を管理するための装置であり、具体的には、入場が許可された二輪車Bの入場を可能にし、入場が許可されない二輪車Bの入場を阻止するものである。二輪車Bは、図示は省略しているが人が移動させており、二輪車Bと人とを含めて通過体に相当する。以下、単に二輪車Bと言うときは、特に断りがある場合を除き、人も共に存在するものとする。二輪車Bの入場の可否を問う手続は、典型的には人が行う。二輪車Bは、典型的には自転車であり、オートバイを含む。
ゲート装置1は、ゲート10と、管理制御機30とを備えている。また、本実施の形態では、二輪車Bをゲート10に案内する通路Pを、区画レール38によって区画している。区画レール38は、二輪車Bが有料区画に向かって進む方向である進行方向Fで見てゲート10の上流側に設置されており、進行方向Fを向いて通路Pの右側に配置された区画レール38Rと、通路Pの左側に配置された区画レール38Lとの一対から構成されている。通路Pは、二輪車Bが複数台並走することができない幅、換言すれば二輪車Bが1台ずつしか通過することができない幅になるように、ゲート10や区画レール38等が設置されて形成されている。
ゲート10は、本実施の形態では、進行方向Fを向いて、通路Pの右側に設置された右ゲート10Aと、通路Pの左側に設置された左ゲート10Bとの2台が設けられている。右ゲート10Aと左ゲート10Bとは、概ね同様に構成されている。以下、右ゲート10Aと左ゲート10Bとを区別せずに共通の構成に言及するときは、ゲート10と総称する。ゲート10は、扉11と、筐体19と、扉11を開閉する開閉装置(筐体19に収容されているために図1には現れていない)とを備えている。
扉11は、通路Pを開閉するものである。ここで、通路Pを開にする(開ける)とは二輪車Bの通過が可能な状態にすることであり、通路Pを閉にする(閉じる)とは二輪車Bの通過を阻止する状態にすることである。以下の説明において、通路Pを開けたときの扉11の位置を「開位置」といい、通路Pを閉じたときの扉11の位置を「閉位置」ということとする。扉11は、本実施の形態では、駐輪場の入口に設置されるという特性を考慮して、二輪車Bの衝突(人が二輪車Bに乗車したまま通過しようとすることを含む)や、二輪車Bを手で押して移動させている人が足で押し開けようとしたときの衝撃に耐えることができるように、金属で形成されていることが好ましいが、要求される剛性や耐久性を満たすことができれば、合成樹脂等の、金属以外の材料で形成されていてもよい。また、扉11は、開閉動作時の空気抵抗を軽減して扉11の駆動源の負荷を軽減する観点から、パイプにより形成されていることが好ましい。扉11の幅は、本実施の形態では右ゲート10Aの扉11と左ゲート10Bの扉11との2枚で通路Pを閉じるので、通路Pの幅の約半分の長さに形成されている。扉11の高さ方向の長さは、扉11を閉じたときに二輪車Bの通過を効果的に阻止することができる範囲でできるだけ短くすると、材料消費量削減の観点から好ましい。
扉11は、二輪車Bを牽引する人の腰から胸のあたりの高さに、あるいは二輪車BのタイヤTの中心(ハブの位置)よりやや上方からハンドルのやや上方までの高さに配置されるように、筐体19に取り付けられている。扉11は、筐体19内に収容された開閉装置(筐体19に収容されているために図1には現れていない)に連結され、この開閉装置の作動によって開閉するように構成されている。扉11は、閉位置にあるときは面の垂線(仮想直線)が進行方向Fに平行となる状態で通路Pを塞ぎ、開位置にあるときは面の垂線(仮想直線)が進行方向Fに直交する状態で面が通路Pの縁に沿った位置に存在するようになっている。また、扉11が開のときは、閉のときの位置に対して進行方向Fの下流側に位置するようになっている。扉11は、開閉装置の作動によって、閉位置と開位置との間を往復することができるように構成されている。以下、図2及び図3を参照して、開閉装置を含む筐体19の内部の構成について説明する。
図2は、筐体19の内部の概略構成を示す側面図である。図3は、筐体19の内部の扉11のシャフト11sまわりの概略構成を示す水平断面図である。筐体19の内部に収容された部材には、扉11の一部と、開閉装置20とが含まれている。扉11は、フレーム11fと、シャフト11sと、ブラケット11bとを含んで構成されている。フレーム11fは、扉11が閉位置にあるときに、通路を遮断する部分である。フレーム11fは、筐体19内に収容されずに露出している。フレーム11fは、シャフト11sに取り付けられている。シャフト11sは、扉11が開閉移動する際の回転中心となる扉11の部分である。シャフト11sは、中空又は中実の棒状部材であり、鉛直方向に延びるように配置されている。シャフト11sは、概ね下半分が筐体19内に収容され、概ね上半分が筐体19外に露出し、上端が筐体19の上端に支持されている。シャフト11sの露出した部分に、フレーム11fが取り付けられている。ブラケット11bは、筐体19内でシャフト11sに取り付けられており、詳細は後述する。
開閉装置20は、通常時(本実施の形態では通電時)に、扉11を開位置と閉位置との間で移動させる装置である。開閉装置20は、本実施の形態では電力で扉11を開け閉めするものとなっており、モータ21と、ブレーキ23と、位置決め機構28(図3も参照)とを有している。モータ21は、入力した電力を駆動力に変えて扉11を駆動するものであり、駆動装置に相当する。モータ21は、本実施の形態では、入手容易で比較的安価であることから、誘導電動機が用いられている。モータ21として誘導電動機を用いることで、停電時(無通電時)に、手動で、簡便に、扉11を開閉移動することができるようになっている。モータ21は、典型的には、扉11のシャフト11sから水平方向に離れた位置に、モータ21の軸が鉛直に延びる向きで配置されている。
ブレーキ23は、モータ21の軸を、回転しないように止めるためのものである。ブレーキ23は、モータ21の軸の回転を止めることで、扉11の回転を止めて扉11の位置を開位置や閉位置を含む任意の位置で維持(固定)することができるようになっており、扉位置維持部に相当する。ブレーキ23は、本実施の形態では電磁ブレーキが用いられている。したがって、ブレーキ23は、電磁力を利用してブレーキをかけるか解除するかを制御することができるように構成されている。ブレーキ23は、通電がなくなったときにはブレーキが解除されるように構成されている。ブレーキ23は、外力が作用したときに扉11の位置の維持を継続することができる外力の最大値を、開閉装置20が破損しない範囲で設計されているとよく、許容値を超えた外力が扉11に作用した場合はブレーキが解除されて開閉装置20の損傷を防ぐように構成されているとよい。ブレーキ23は、本実施の形態に係るゲート装置1が駐輪場の入口に設置されるという特性を考慮して、人が単独で出入りする場所に設置されるゲートにおけるよりも大きな外力が作用しても位置を維持できるように設計されていることが好ましい。ブレーキ23は、モータ21の軸を通る仮想直線上に配置されている。
本実施の形態では、モータ21の軸が下向きに延びるようにモータ21が配置され、ブレーキ23はモータ21の下方に配置されている。モータ21の軸とブレーキ23とは、駆動軸22を介して連結されている。駆動軸22には、駆動歯車24が取り付けられている。水平方向における駆動軸22と扉11のシャフト11sとの間には、中間軸25が設けられている。中間軸25は、駆動軸22及びシャフト11sに対して平行に延びている。中間軸25には、駆動歯車24と同じ高さに、第1中間歯車26が取り付けられている。駆動歯車24と第1中間歯車26とは噛み合っている。また、中間軸25には、第1中間歯車24から上下にずれた位置に、第2中間歯車(不図示)が取り付けられている。シャフト11sには、第2中間歯車(不図示)と同じ高さに、軸歯車(不図示)が取り付けられている。第2中間歯車(不図示)と軸歯車(不図示)とは噛み合っている。開閉装置20は、モータ21の軸とシャフト11sとが、駆動軸22及び中間軸25並びに駆動歯車24、第1中間歯車26、第2中間歯車(不図示)、軸歯車(不図示)を介して連結されており、これらの歯車のギヤ比を適切に設計することで、モータ21の軸から伝達されたシャフト11sの回転速度が、所望の回転速度になるように構成されている。換言すれば、モータ21の回転数に対してシャフト11sの回転数を適切な値に低下させている。
位置決め機構28(図3参照)は、扉11のフレーム11fの移動範囲(シャフト11sの回転範囲)を規制するものである。具体的には、位置決め機構28は、扉11のブラケット11bと協働して、フレーム11fの移動を、開位置と閉位置との間の往復移動に規制するための構成である。ここでの位置決め機構28及びブラケット11bの構成の説明に際し、図4(A)の正面図及び図4(B)の側面図を併せて参照することとする。ブラケット11bは、適切な長さを持つ山形鋼(アングル)状の部材が2個一組で構成されている。ブラケット11bは、一対の山形鋼状の部材でシャフト11sを挟むように、シャフト11sに取り付けられている。シャフト11sに取り付けられたブラケット11bは、山形鋼状の部材が水平に延びている。位置決め機構28は、取付部材28jと、閉位置ゴム28hと、開位置ゴム28kとを有している。取付部材28jは、閉位置ゴム28h及び開位置ゴム28kを取り付けるための部材である。取付部材28jは、典型的には、基本形状が直方体に形成され、直方体の1つの面が外側に延びて固定部28jfを形成している。この固定部28jfを介して、取付部材28jは筐体19にボルト等で固定されている。取付部材28jは、固定部28jfが形成された面に対向する面に、閉位置ゴム28hが取り付けられている。また、取付部材28jは、閉位置ゴム28hが取り付けられた面に隣接する面で、進行方向F(図1参照)の下流側の面に、開位置ゴム28kが取り付けられている。閉位置ゴム28hは、移動してきた扉11が閉位置に到達したときにブラケット11bに衝突する位置に設置されている。開位置ゴム28kは、移動してきた扉11が開位置に到達したときにブラケット11bに衝突する位置に設置されている。閉位置ゴム28h及び開位置ゴム28kは、共に、基本形状が円柱状で、先端が外側に凸の曲面に形成されており、高減衰ゴムが用いられることが好ましい。高減衰ゴムは、振動エネルギーを熱エネルギーに変換するゴムであり、緩衝性能及び防振性能に優れている。閉位置ゴム28h及び開位置ゴム28kは、移動してきた扉11を受け止めてそれ以上の扉11の動きを止めることができ、ストッパとして機能する。取付部材28j及び閉位置ゴム28hは、移動してきた扉11に対して閉位置を越えて移動することを止めることができ、閉位置決め機構を構成する。他方、取付部材28j及び開位置ゴム28kは、移動してきた扉11に対して開位置を越えて移動することを止めることができ、開位置決め機構を構成する。
また、開閉装置20は、図5の平面図に示すような、扉位置検知部29を有している。扉位置検知部29は、検知遮光板29pと、第1センサ29s1と、第2センサ29s2とを含んでいる。扉位置検知部29は、第1センサ29s1及び第2センサ29s2が、検知遮光板29pを検知するか否かによって、扉11が開位置と閉位置との間のどの位置にあるかを検知するものである。検知遮光板29pは、概ね半円形状の板状に形成されており、板状の面が水平に広がる向きでシャフト11sに取り付けられている。検知遮光板29pは、平面視において、反時計回りの方向に見て、最初に外周の半径が最大になっている部分(以下「最大部分29pL」という。)が、外周に沿って特定の距離を進んだ後に外周の半径が小さくなった部分(以下「中間部分29pM」という。)があり、さらに特定の距離を進んだ後にもう一度外周の半径が小さくなった部分(以下「最小部分29pS」という。)があり、それからさらに特定の距離を進んだ後に外周の半径が中間部分29pMと同じ大きさになっている部分(以下「末端中間部分29pE」という。)がある。扉位置検知部29は、扉11が閉位置にあるときに、第1センサ29s1が中間部分29pMで遮光されると共に第2センサ29s2が最大部分29pLで遮光されている。扉11が閉位置から開位置に向けて動き出すと、第1センサ29s1が中間部分29pMから外れて遮光されなくなるものの第2センサ29s2は依然として最大部分29pLで遮光されている。そして、扉11が閉位置と開位置との間の所定の位置に来たときに、第1センサ29s1が遮光されていないまま、第2センサ29s2が最大部分29pLから外れて遮光されなくなる。その後、扉11が開位置に到達すると、第2センサ29s2が遮光されていないまま、第1センサ29s1が末端中間部分29pEで遮光される。このように、扉位置検知部29は、扉11が閉位置にあるか、所定の位置にあるか、開位置にあるかを検知することができるように構成されている。
また、図3に示すように、筐体19の内部には、ばね18が収容されている。ばね18は、引張りばねが用いられている。ばね18は、扉11が閉位置と開位置との間の所定の位置にあるときに最も縮み(短くなり)、所定の位置から閉位置に近づくにつれて又は開位置に近づくにつれて伸びる態様で、ブラケット11bの端部と筐体19とに接続されている。ここで、閉位置と開位置との間の所定の位置は、停電等が発生した場合のような非常時で扉11を移動させる動力が失われたときに、扉11を置きたい位置である。非常時に、扉11を開にしておくと、無規制なゲートの通過が可能であるとの思い込みを二輪車Bを牽引する者に与えるおそれがあり、これを嫌って非常時でも扉11を閉位置にすることを望む管理者がいる。他方、非常時に扉11を閉位置にしておくと、ゲート装置1の中から外に脱出を図ろうとする者の中に、扉11が本来開く方向とは逆の方向に開けようとする者がいると、開閉装置20に意図しない負担がかかって損傷するおそれがある。本実施の形態では、非常時に、扉11を所定の位置に移動させて半開きの状態にすることで、無規制なゲートの通過が可能であると通過者に思い込ませることを抑制しつつ、扉11が開く方向を示唆することとしている。このように、ばね18は、非常時にモータ21(図2参照)の動力が失われたときに、扉11を所定の位置に導くこととなり、中途位置誘導部に相当する。所定の位置は、進行方向Fに対して30°から60°傾いた位置とするのが好ましく、扉11が開位置にあるときと閉位置にあるときとでばね18の伸びを均一にする観点から、40°から50°とするのがさらに好ましく、本実施の形態では開位置と閉位置との中間(進行方向Fに対して45°傾いた位置)になるようにしている。
図1に戻って、筐体19には、検知器15が設けられている。検知器15は、ゲート10付近における二輪車Bの移動の状態を検知するものである。検知器15が検知する二輪車Bの移動の状態には、二輪車Bの有無を含む。検知器15は、通路Pの側に、典型的には二輪車Bのタイヤを検知することができる高さ(例えば250〜300〜350mm)で、進行方向Fに延びるように設置されている。検知器15は、右ゲート10Aに設けられた構成部材と左ゲート10Bに設けられた構成部材とが協働して所望の機能を発揮するように構成されている。
管理制御機30は、管理部31と、制御装置35とを有している。管理部31は、二輪車Bに対して有料区画への入場の可否を判断する部位である。管理部31は、認証を求めた二輪車Bについて、進行方向Fに扉11を越えて移動することの可否を判定することができるように構成されている。管理制御機30は、通路P側の面に受付部32が設けられている。受付部32は、定期利用もしくは一時利用が許可された旨の情報が記録されたICカード等の各種媒体に対して情報を読み書きする装置や、一時利用券等の媒体を発券するための発券装置等が配置されている。本実施の形態では、受付部32に対する各種媒体中の情報の読み書きや一時利用券等の媒体の発券等の手続を、二輪車Bを牽引する人が行うこととしている。管理部31は、二輪車Bを牽引する人が所持する各種媒体から認証を受けた者である旨の情報を受信したとき、あるいは、二輪車Bを牽引する人が一時利用券等の媒体を発券したことを確認したときに、その二輪車Bの有料区画への入場を許可する判定をするように構成されている。制御装置35は、ゲート装置1の作動を制御する部位である。制御装置35は、管理部31と電気的に接続されており、認証の状態の情報を管理部31から受け取ることができるように構成されている。制御装置35は、開閉装置20(図2参照)のモータ21、ブレーキ23、扉位置検知部29(図5参照)のそれぞれと電気的に接続されており、扉11の開閉動作を制御することができるように構成されている。また、制御装置35は、検知器15と電気的に接続されており、二輪車Bの移動を検知したことを受信することができるように構成されている。なお、中途位置誘導部を構成するばね18(図3参照)は、制御装置35によらずに機械的に作動するように構成されている。
引き続き図1乃至図5を参照して、ゲート装置1の作用を説明する。管理制御機30の受付部32が各種媒体の受付をしていないとき、扉11は閉の状態になっている。このとき、開閉装置20は、扉11が閉位置にある状態で、ブレーキ23によってモータ21の軸の回転を止めている。ゲート装置1に二輪車Bが近づいてくると、検知器15が二輪車Bを検知して、受付部32が受付可能な状態となる。受付部32は、二輪車Bを牽引する人が所持している各種媒体の情報を読取って管理部31へ送り、管理部31はその二輪車Bの有料区画への入場の可否を判断する。その二輪車Bが有料区画への入場を許可されたものではない場合、扉11を開けず、その二輪車Bに入場を許可できない旨を知らせる。他方、入場を許可できるものである場合、制御装置35は以下の要領で扉11を開ける。
制御装置35は、管理部31から扉11を開ける旨の指令を受けると、ブレーキ23へ解除する信号を送ると共に、モータ21へ扉11を開にする方向に回転させる信号を送る。開閉装置20は、制御装置35からの信号を受信すると、ブレーキ23を解除してモータ21の軸を開方向に回転させる。モータ21が開方向に回転すると、駆動軸22及び中間軸25並びに駆動歯車24、第1中間歯車26、第2中間歯車(不図示)、軸歯車(不図示)を介してシャフト11sに動力が伝達され、扉11が開位置に向けて回転移動を開始する。扉11が開位置に到達すると、ブラケット11bが開位置ゴム28kに衝突し、それ以上の扉11の回転移動が阻止される。このとき、開位置ゴム28kが高減衰ゴムで構成されているので、扉11の跳ね返りや騒音の発生が抑制される。また、扉11が開位置に到達したときには、扉位置検知部29が、前述の要領で、扉11が開位置にあることを検知している。扉位置検知部29によって扉11が開位置にあることが検知されると、制御装置35はモータ21の回転を止めてブレーキ23をかける。ブレーキ23をかけることにより、扉11が開位置で(扉11が開の状態が)維持される。
二輪車Bがゲート10を通過して、二輪車Bがゲート10を超えたことを検知器15が検知したら、制御装置35は、次の要領で、扉11を閉の状態にする制御を開始する。扉11を開位置から閉位置に移動させるに際し、制御装置35は、ブレーキ23を解除してモータ21の軸を閉方向に回転させる。モータ21が閉方向に回転すると、扉11を閉位置から開位置に移動させたのと方向は逆であるが同じ要領で、扉11が閉位置に向けて回転移動を開始する。扉11が閉位置に到達すると、ブラケット11bが閉位置ゴム28hに衝突し、それ以上の扉11の回転移動が阻止される。このとき、閉位置ゴム28hが高減衰ゴムで構成されているので、扉11の跳ね返りが抑制され、扉11の閉位置への位置決めが制御しやすくなる。また、扉11が閉位置に到達したときには、扉位置検知部29が、前述の要領で、扉11が閉位置にあることを検知している。扉位置検知部29によって扉11が閉位置にあることが検知されると、制御装置35はモータ21の回転を止めてブレーキ23をかける。ブレーキ23をかけることにより、扉11が閉位置で(扉11が閉の状態が)維持される。扉11が閉位置にあるとき、前述のように、ゲート装置1に二輪車Bが近づいて来たか否かを検知器15が検知しており、以降、扉11の開閉に関して上述の作用を繰り返す。
上述のようにゲート装置1が通常時の動作を行っている際に、停電が生じると、開閉装置20への電力の供給もなくなる。開閉装置20への電力の供給がなくなると、誘導電動機であるモータ21の軸の回転がフリーになると共に、モータ21の軸を止めていたブレーキ23の作動が解除される。すると、開閉装置20に作用する外力が、駆動軸22等を回転させる力となる。ゲート装置1において、停電時に開閉装置20に作用する外力は、ばね18の力となる。ブレーキ23の作動が解除されると、引張りばねで構成されているばね18は、縮む方向に力が働く。ばね18が縮むことにより、扉11は、所定の位置に誘導され、半開きの状態となる。扉11が半開きの状態となることにより、無規制なゲート10の通過を抑制しつつ、通過しようとする者(二輪車B)が手動で扉11を開けてゲート10を通過することが可能になる。また、扉11が所定の位置で半開きになっていることで、ゲート10を通過しようとする者に扉11が移動する方向を示唆することができ、意図しない方向の力が扉11及び開閉装置20にかかることに起因する故障を回避することができる。開閉装置20に電力の供給がない状態で、通過者が手動で扉11を開けた場合、通過者の通過後に、扉11は、ばね18の力で、所定の位置で半開きになった状態に戻る。ゲート装置1への電力の供給が回復すると、扉位置検知部29によって扉11が所定の位置にあることを制御装置35が受信する。すると、制御装置35は、扉11を一旦開位置に移動させてから、検知器15が、ゲート10を通過しようとする者(二輪車B)がいないことを検知してから、扉11を閉位置に移動させる。制御装置35は、扉11が閉位置に到達したら、モータ21の回転を止めてブレーキ23をかけ、扉11を閉位置で維持する。
以上で説明したように、本実施の形態に係るゲート装置1によれば、通常時に扉11を開閉する開閉装置20を構成するモータ21及びブレーキ23として、それぞれ誘導電動機及び電磁ブレーキが用いられているので、停電時にモータ21の軸がロックされずに手動で扉11を動かすことができるようになり、ゲート10を通過しようとする者が手動で扉11を開けてゲート10を通過することが可能になる。また、停電時に、扉11が所定の位置で半開きになるので、無規制なゲート10の通過を抑制しつつ、ゲート10を通過しようとする者に扉11が移動する方向を示唆することができる。また、扉11の移動を止めるストッパとして機能する、高減衰ゴムが用いられた閉位置ゴム28h及び開位置ゴム28kを有する位置決め機構28を備えるので、扉11を閉位置で止めたとき及び開位置で止めたときの扉11の跳ね返りを抑制しつつ、扉11の過度な移動を回避することができると共に、扉11が跳ね返った場合に生じ得る、人やその他の物体に扉11が当たることを防ぐことができる。
以上の説明では、ゲート10に関し、2枚の扉11で観音開き状に開閉することとしたが、1枚の扉11で開閉することとしてもよい。
以上の説明では、ゲート装置1が、二輪車Bの有料区画への入場を管理するために設置されるものとしたが、ビルや遊戯施設に対して人が入退場するのを管理するために設置されるものであってもよい。
以上の説明では、中途位置誘導手段がばね18で構成されているとしたが、ばね18に代えて、ブラケット11bの端部及び筐体19のそれぞれに磁石を設けて停電した際に磁力によって扉11を所定の位置に誘導することとしてもよく、あるいは、筐体19に滑車を取り付け、この滑車の外周に掛けられたワイヤ等の索状物の一端をブラケット11bに結合しつつ他端に錘を取り付けて、停電した際に錘に働く重力によって扉11を所定の位置に誘導することとしてもよい。
1 ゲート装置
10 ゲート
11 扉
18 ばね
20 開閉装置
21 モータ
23 ブレーキ
28h 閉位置ゴム
28k 開位置ゴム
28j 取付部材
B 二輪車
P 通路

Claims (4)

  1. 通過体の通路を開閉する扉と;
    前記扉を、前記通路を開けたときの位置である開位置と、前記通路を閉じたときの位置である閉位置と、の間で移動させる開閉装置であって、前記扉を駆動する駆動装置を有する開閉装置と;
    前記駆動装置の動力が失われたときに、前記扉が前記開位置と前記閉位置との間の所定の位置に来るように、前記扉を導く中途位置誘導部とを備える;
    ゲート装置。
  2. 前記駆動装置が誘導電動機で構成され;
    前記開閉装置は、前記扉を前記開位置又は前記閉位置で維持する扉位置維持部を有する;
    請求項1に記載のゲート装置。
  3. 前記開閉装置は、前記閉位置に向けて移動している前記扉に対して前記閉位置を越えて移動することを止める閉位置決め機構及び前記開位置に向けて移動している前記扉に対して前記開位置を越えて移動することを止める開位置決め機構の少なくとも一方を有する;
    請求項1又は請求項2に記載のゲート装置。
  4. 前記閉位置決め機構は、前記扉が前記閉位置に移動してきたときに前記扉に接触して前記扉を受け止める高減衰ゴムが設けられたストッパを含んで構成された;
    請求項3に記載のゲート装置。
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