JP2020166709A - 在室人数推定装置および在室人数推定プログラム - Google Patents

在室人数推定装置および在室人数推定プログラム Download PDF

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尚久 樅山
豊 渡邊
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豊 渡邊
真規 岡田
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真規 岡田
和宏 久野
Kazuhiro Kuno
和宏 久野
恭平 堅田
Kyohei Katada
恭平 堅田
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Abstract

【課題】在室人数を推定できる在室人数推定装置および在室人数推定プログラムを提供すること。【解決手段】CO2センサ20で測定された対象部屋R1のCO2濃度の移動平均を、CO2濃度データ11bに保存する。次に、CO2濃度データ11bにおける最新のCO2濃度と、前回のCO2濃度とを取得してその傾きを算出する。算出された傾きが負である場合は、対象部屋R1内のCO2濃度が減少しているので、対象部屋R1の在室人数が減少している。かかる場合に、数式1のモデル式に基づいて在室人数と、CO2濃度の傾きとを複数推定し、推定された傾きの範囲のうち、傾きメモリ12bの値が属する在室人数を推定する。これにより、対象部屋R1内のCO2濃度が減少している場合に、対象部屋R1の在室者Hの有無だけでなく、その在室人数も推定できる。【選択図】図6

Description

本発明は、室内の二酸化炭素ガス濃度に基づいて在室人数を推定する在室人数推定装置および在室人数推定プログラムに関するものである。
特許文献1には、室内の空気を調和する空気調和装置が開示されている。この空気調和装置は、室内の二酸化炭素ガス濃度を検出するCO2センサ16を備え、CO2センサ16で検出された室内の二酸化炭素ガス濃度が所定値以下である場合に、「不在」と判定する。よって、人体動作を検出する赤外線センサ等を用いることなく、人の不在を的確に判定して、空調能力を抑えた不在モード運転を行うことができる。
特許文献2には、光学センサや監視カメラを用いることなく、人を含む動物の在室の有無を判定可能な方法が開示されている。該判定方法によれば、まず室内に設置されたCO2濃度センサ14により、二酸化炭素ガス濃度を測定する。次に最新の測定値と直前の測定値とに基づいて二酸化炭素ガス濃度の時間変化を算出し、その時間変化を所定の閾値と比較して在室の有無を判定する。即ち、二酸化炭素ガス濃度の時間変化が、所定の正の閾値を上回っている場合には在室と判定し、所定の負の閾値を下回っている場合には不在と判定する。
特開2005−226904号公報 特開2017−016185号公報
しかしながら、上記特許文献1,2は、在室の有無を判定する技術であり、在室人数については推定できないという問題点があった。
本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、在室人数を推定できる在室人数推定装置および在室人数推定プログラムを提供することを目的としている。
この目的を達成するために本発明の在室人数推定装置は、在室者一人単位時間当たりの呼吸量を推定する呼吸量推定手段と、室内の二酸化炭素ガス濃度を測定するCO2センサと、そのCO2センサにより測定された二酸化炭素ガス濃度の時間変化を算出する時間変化算出手段と、その時間変化算出手段により算出された二酸化炭素ガス濃度の時間変化について傾きを算出する傾き算出手段と、その傾き算出手段により算出された傾きが負である場合に、その傾きと、前記呼吸量推定手段により推定された在室者一人単位時間当たりの呼吸量とに基づいて在室人数を推定する人数推定手段とを備えている。
また本発明の在室人数推定プログラムは、在室者一人単位時間当たりの呼吸量を推定する呼吸量推定ステップと、CO2センサが測定した室内の二酸化炭素ガス濃度を取得する取得ステップとその取得ステップにより取得された二酸化炭素ガス濃度の時間変化を算出する時間変化算出ステップと、その時間変化算出ステップにより算出された二酸化炭素ガス濃度の時間変化について傾きを算出する傾き算出ステップと、その傾き算出ステップにより算出された傾きが負である場合に、その傾きと、前記呼吸量推定ステップにより推定された在室者一人単位時間当たりの呼吸量とに基づいて在室人数を推定する人数推定ステップと、をコンピュータに実現させるものである。
本発明の在室人数推定装置または在室人数推定プログラムによれば、まず、CO2センサにより室内の二酸化炭素ガス濃度を測定する。次に、その二酸化炭素ガス濃度の時間変化を算出し、更に、算出された二酸化炭素ガス濃度の時間変化について傾きを算出する。算出された傾きが負の場合、在室人数が減少している。よって、かかる場合は、算出された傾きと、推定された在室者一人単位時間当たりの呼吸量とに基づいて在室人数を推定する。このように本発明によれば、在室の有無だけでなく、在室人数を推定できるという効果がある。
例えば、在室者減少前の在室人数がN人である場合、呼吸量推定手段又はステップにより推定された在室者一人単位時間当たりの呼吸量に基づいて、在室者減少後の在室推定人数毎に、二酸化炭素ガス濃度の時間変化の傾きを新たにそれぞれ算出する。即ち、在室者減少後の在室推定人数が(N−1)人、(N−2)人、・・・、1人、0人である各場合について、二酸化炭素ガス濃度の時間変化の傾きを新たにそれぞれ算出する。この新たに算出された各在室人数毎の傾きと、傾き算出手段またはステップにより算出された傾きとを比較することで、在室人数を推定することができる。なお、在室者減少後の各在室人数毎の傾きは、必ずしもすべて算出する必要はない。
対象部屋および観測室の概略図である。 PCの電気的構成を示すブロック図である。 (a)は、正時テーブルを模式的に示した図であり、(b)は、正時テーブルにおける推定された在室人数毎の傾きの範囲を模式的に示した図である。 (a)は、安定時テーブルを模式的に示した図であり、(b)は、安定時テーブルにおける推定されたCO2濃度の範囲を模式的に示した図である。 (a)は、負時テーブルを模式的に示した図であり、(b)は、負時テーブルにおける推定された傾きの範囲を模式的に示した図である。 メイン処理のフローチャートである。 正時処理のフローチャートである。 負時処理のフローチャートである。 (a)は正の区間および安定区間を経て、負の区間となった場合のCO2濃度の推移を表す図であり、(b)は、正の区間のみを経て負の区間となった場合のCO2濃度の推移を表す図である。
以下、本発明の好ましい実施形態について、添付図面を参照して説明する。まず、図1を参照して、本実施形態におけるPC1の構成を説明する。図1は、対象部屋R1及び観測部屋R2の概略図である。PC1は観測部屋R2に設置され、観測部屋R2とは異なる部屋である対象部屋R1内の二酸化炭素ガス濃度(以下「CO2濃度」と称す)に基づいて、対象部屋R1における在室者Hの人数、即ち在室人数を推定する情報処理装置(在室人数推定装置、コンピュータ)である。
対象部屋R1内には、CO2濃度を測定するCO2センサ20が配設される。CO2センサ20は、測定した対象部屋R1内のCO2濃度を、無線通信を介して観測部屋R2のPC1へ送信する。なお、CO2センサ20においてCO2濃度をPC1へ送信する手段は、無線通信に限られるものではなく、有線LAN等の有線通信やその他の通信手段によって、CO2濃度をPC1へ送信しても良い。
次に、PC1の電気的構成について図2〜図5を参照して説明する。図2は、PC1の電気的構成を示すブロック図である。PC1は、CPU10と、ハードディスク・ドライブ(HDD)11と、RAM12とを有し、これらはバスライン13を介して入出力ポート14にそれぞれ接続されている。入出力ポート14には、更に、CO2センサ20からのCO2濃度を受信する受信機15と、推定された対象部屋R1内の在室人数等を表示するLCD16とが接続されている。
CPU10は、バスライン13により接続された各部を制御する演算装置である。HDD11は、CPU10により実行されるプログラムや固定値データ等を格納した書き換え可能な不揮発性の記憶装置であり、制御プログラム11aと、受信機15から受信されたCO2濃度の移動平均が記憶されるCO2濃度データ11bと、正時テーブル11cと、安定時テーブル11dと、負時テーブル11eとが記憶される。CPU10によって制御プログラム11aが実行されると、図6のメイン処理が実行される。
正時テーブル11cは、対象部屋R1のCO2濃度が上昇している場合において、対象部屋R1の在室人数の推定に用いられるデータテーブルである。図3を参照して正時テーブル11cを説明する。
図3(a)は、正時テーブル11cを模式的に示した図であり、図3(b)は、正時テーブル11cにおける推定された傾きの範囲を模式的に示した図である。図3(a)に示す通り、正時テーブル11cには、対象部屋R1の初期のCO2濃度(ppm)と、在室人数(人)と、在室者Hの1秒当たり及び1人当たりの呼吸量(m3/s・人)と、CO2濃度の傾き(ppm/s)とが記憶される。なお、上記において「m3」は「立方メートル」を表す(以下同様)。
初期CO2濃度には、後述するモデル式でCO2濃度を推定する際の、CO2濃度の初期値が記憶される。詳細は後述するが、本実施形態では在室人数の推定に用いられるCO2濃度として、受信機15から取得されたCO2濃度の移動平均が用いられる。
ここで、対象部屋R1のCO2濃度を推定するモデル式を説明する。数式1は、対象部屋R1のCO2濃度(Croom)を推定するモデル式である。
Figure 2020166709
数式1において、Vroomは、対象部屋R1内の体積(m3)を表し、Vinは、対象部屋R1の1秒あたりの流入量(m3/s)を表し、Voutは、対象部屋R1の1秒当たりの流出量(m3/s)を表す。またVmanは、1秒当たり及び在室者H1人当たりの呼吸量(m3/s・人)を表し、Cinitは、室内のCO2濃度の初期値(ppm)を表し、Coutsideは、室外のCO2濃度(ppm)を表し、Cmanは、在室者Hが吐く息のCO2濃度(ppm)を表し、Nは、対象部屋R1の在室人数(人)を表し、tは観測時間(s)を表す。
正時テーブル11cの初期CO2濃度がモデル式におけるCinitに該当し、正時テーブル11cの在室人数がモデル式におけるNに該当し、正時テーブル11cの人の呼吸量がモデル式におけるVmanに該当する。ここでVin,Vout,Coutside及びtには、定数が設定されるので、Cinitに対して、N及びVmanを様々に設定することで、在室人数及び人の呼吸量に応じた対象部屋R1のCO2濃度を推定できる。推定されたCO2濃度と、初期CO2濃度との傾きが算出され、正時テーブル11cの傾きに記憶される。
モデル式におけるNとして用いられる正時テーブル11cの在室人数には、人数が1人から昇順に設定される。また、それぞれの人数に対して、モデル式におけるVmanとして用いられる人の呼吸量が設定される。具体的には、それぞれの在室人数の人の呼吸量としては、0.000150m3/s・人を中心として、前後へ均等に割り振ったものが設定される(例えば、図3(a)に示すように、人の呼吸量を0.000150m3/s・人0.000005m3/s・人ずつ増減させる)。
また人の呼吸量は、推定されたある在室人数における傾きの範囲(例えば図3(a)の在室人数2人におけるNo.43〜No.44の傾きの範囲)が、推定された次の在室人数における傾きの範囲(例えば図3(a)の在室人数3人におけるNo.45〜No.46の傾きの範囲)と重なるように設定される。これは、在室者Hの呼吸量にはそれぞれ個人差があるからである。各在室人数に対して推定された傾きが重なる程度に人の呼吸量を設定することで、呼吸量が大きい人や小さい人が混在した場合でも、それによる在室人数の変動を考慮した、在室人数の推定をすることができる。
更に人の呼吸量の範囲は、在室人数が少ないほど広く設定され、在室人数が多いほど狭く設定される。これは、在室人数が多いほど、呼吸量が大きい人と小さい人とが多く混在することとなるので、在室者Hによって排出される1人当たりの呼吸量が均一化され、即ちCO2濃度に対する、個人毎の呼吸量の影響が小さくなるからである。このように、人の呼吸量の範囲を在室人数が多いほど狭くなるように設定することで、上記した推定された傾きの「重なり」を小さくできるので、在室人数の推定における精度を向上させることができる。
このように、正時テーブル11cにおける推定された傾きの範囲を図示したものが、図3(b)である。これら在室人数毎の正時テーブル11cの傾きの範囲のうち、CO2濃度データ11bの前回のCO2濃度の移動平均と、最新のCO2濃度の移動平均との傾き(以下「測定された傾き」と称す)が属するものの在室人数が、対象部屋R1の在室人数として推定される。
図2に戻る。安定時テーブル11dは、対象部屋R1のCO2濃度の推移が安定している場合において、対象部屋R1の在室人数の推定に用いられるデータテーブルである。図4を参照して安定時テーブル11dを説明する。
図4(a)は、安定時テーブル11dを模式的に示した図であり、図4(b)は、安定時テーブル11dにおける推定されたCO2濃度の範囲を模式的に示した図である。図4(a)に示す通り、安定時テーブル11dには、上記した正時テーブル11cと同様に、初期CO2濃度と、在室人数と、人の呼吸量とが記憶される。更にこれら初期CO2濃度、在室人数および人の呼吸量から、数式1のモデル式によって推定されたCO2濃度(ppm)も記憶される。
本実施形態では、安定時テーブル11dの在室人数にも正時テーブル11cと同様に、人数が1人から昇順に設定される。また、それぞれの在室人数に対して、人の呼吸量が設定され、具体的には、0.000150m3/s・人を中心とし、前後へ均等に割り振る。このとき人の呼吸量は、ある在室人数において推定されるCO2濃度が、次の在室人数において推定されるCO2濃度と重ならないように設定される。これは、対象部屋R1のCO2濃度の推移が安定している状況では、CO2濃度の推移が略変動しないので、在室者Hの一人当たりの呼吸量が明確となるからである。なお、人の呼吸量の範囲は、図3(a)の正時テーブル11bと同様に、在室人数が少ないほど広く設定され、在室人数が多いほど狭く設定される。
このように推定された安定時テーブル11dのCO2濃度の範囲を図示したものが、図4(b)である。これら在室人数毎の安定時テーブル11dのCO2濃度の範囲のうち、CO2濃度データ11bの最新のCO2濃度が属するものの在室人数が、対象部屋R1の在室人数として推定される。特に、最新のCO2濃度の移動平均が475ppmよりも下回った場合は、在室人数が「0人」と推定される。
図2に戻る。負時テーブル11eは、対象部屋R1のCO2濃度が減少している場合において、対象部屋R1の在室人数の推定に用いられるデータテーブルである。図5を参照して負時テーブル11eを説明する。
図5(a)は、負時テーブル11eを模式的に示した図であり、図5(b)は、負時テーブル11eにおける傾きの範囲を模式的に示した図である。図5(a)に示す通り、負時テーブル11eには、初期CO2濃度と、在室人数と、CO2濃度の傾きとが記憶される。
CO2濃度の傾きは、正時テーブル11c(図3(a))と同様に、数式1のモデル式によって推定されたCO2濃度と、初期CO2濃度との傾きが記憶される。CO2濃度を推定する際、モデル式においてVman(人の呼吸量)には主に、直前のCO2濃度が上昇している場合またはCO2濃度が安定している場合の人の呼吸量が用いられる。
具体的には、直前に正時テーブル11c(図3(a))又は安定時テーブル11d(図4(a))から取得した在室人数に該当する、人の呼吸量が用いられる。よって、人の呼吸量、即ちモデル式のVmanが固定値となるので、在室人数毎にCO2濃度が推定され、その傾きが負時テーブル11eに記憶される。
このように推定された負時テーブル11eの傾きの範囲を図示したものが、図5(b)である。これら在室人数毎の負時テーブル11eの傾きの範囲のうち、測定された傾きが属するものの在室人数が、対象部屋R1の在室人数として推定される。特に、測定された傾きが−13.70よりも下回った場合は、在室人数が「0人」と推定される。
図2に戻る。RAM12は、CPU10が制御プログラム11aの実行時に各種のワークデータやフラグ等を書き換え可能に記憶するためのメモリであり、数式1のモデル式によるCO2濃度の推定におけるCO2濃度の初期値(Cinit)が記憶される初期CO2濃度メモリ12aと、上記した測定された傾きが記憶される傾きメモリ12bと、測定された傾きの前回値が記憶される傾き前回値メモリ12cと、推定された在室人数が記憶される在室人数メモリ12dと、人の呼吸量が記憶される呼吸量メモリ12eとがそれぞれ設けられる。
次に、図6〜図9を参照して、PC1のCPU10で実行されるメイン処理を説明する。図6は、メイン処理のフローチャートである。メイン処理はPC1の電源投入直後に実行される。メイン処理はまず、CO2センサ20から受信機15を介して、CO2濃度を取得し、その移動平均をCO2濃度データ11bへ追加する(S1)。
具体的には、CO2濃度はCO2センサ20から5秒ごとに取得されるが、その取得されたCO2濃度の10回分毎に移動平均を算出し、その結果をCO2濃度データ11bへ追加する。なお、CO2濃度を取得する間隔は5秒以上でも5秒以下でも良い。また、CO2濃度の移動平均は、取得された10回分のCO2濃度から算出するものに限られるものではなく、10回分以下のCO2濃度から算出しても良いし、10回分以上のCO2濃度から算出しても良い。
S1の処理の後、CO2濃度データ11bにおけるCO2濃度に基づき、CO2濃度の傾きを算出し、傾きメモリ12bへ保存する(S2)。具体的には、まず、CO2濃度データ11bから最新のCO2濃度と、1つ前(前回)のCO2濃度を取得し、最新のCO2濃度の移動平均と前回のCO2濃度の移動平均との傾きを算出し、傾きメモリ12bへ保存する。
S2の処理の後、傾きメモリ12bの傾きを確認する(S3)。具体的には、S3の処理において、傾きメモリ12bの傾きが0.5ppm/sよりも大きい場合は、傾きが「正」であると判断され、−0.5ppm/sよりも小さい場合は、傾きが「負」であると判断され、−0.5ppm/s以上0.5ppm/s以下である場合は、傾きが「0付近」であると判断される。なお、傾きメモリ12bの傾きが「正」と判断される閾値は0.5ppm/s以上でも0.5ppm/s以下でも良いし、傾きが「負」であると判断される閾値は−0.5ppm/s以上でも−0.5ppm/s以下でも良い。
S3の処理において、傾きメモリ12bの傾きが「正」、即ち傾きが「正の区間」と判断された場合は(S3:正)、正時処理(S4)を行う。図7を参照して正時処理を説明する。
図7は、正時処理のフローチャートである。正時処理はまず、正フラグがオンかどうかを確認する(S20)。正フラグは、傾きメモリ12bの傾きが「正」であると判断されたかどうかを表すフラグである。
S20の処理において、正フラグがオフである場合(S20:No)、即ち傾きメモリ12bの傾きが「正」になって初めてS20の処理が行われる場合は、CO2濃度データ11bから、傾きメモリ12bの傾きが「正」になる直前のCO2濃度の移動平均を取得し、初期CO2濃度メモリ12aに保存する(S21)。
一方で、正フラグがオンである場合は(S20:Yes)、傾きメモリ12bの傾きが、傾き前回値メモリ12cの傾きよりも大きいかを確認する(S22)。傾きメモリ12bの傾きが、傾き前回値メモリ12cの傾きよりも大きい場合は(S22:Yes)、CO2濃度データ11bから、傾きメモリ12bの傾きが、傾き前回値メモリ12cの傾きよりも大きくなる直前のCO2濃度の移動平均を取得して、初期CO2濃度メモリ12aに保存する(S23)。
S21,S23の処理の後、初期CO2濃度メモリ12aのCO2濃度の移動平均から、数式1のモデル式によってCO2濃度の傾きを推定し、正時テーブル11cに保存する(S24)。具体的には、初期CO2濃度メモリ12aのCO2濃度の移動平均をCO2濃度の初期値(Cinit)とし、かかるCO2濃度の初期値と、在室人数および人の呼吸量とによって数式1のからCO2濃度(Croom)を推定し、推定されたCO2濃度と、CO2濃度の初期値との傾きを正時テーブル11cに保存する。その際の各傾きに対する在室人数および人の呼吸量も、合わせて正時テーブル11cに保存する。
そして、S24の処理の後、正時テーブル11cの傾きのうち、傾きメモリ12bの傾きが属するものの在室人数および人の呼吸量を取得し、それぞれ在室人数メモリ12dおよび呼吸量メモリ12eに保存する(S25)。このとき、図3で上記した通り、ある在室人数における推定された傾きの範囲が、次の在室人数における推定された傾きの範囲と重なるように設定されるので、傾きメモリ12bの傾きによっては、属する在室人数が2つ取得される場合がある。その場合は、取得された在室人数のうち、多い方の人数が在室人数メモリ12dに設定される。これにより、対象部屋R1に在室者Hがいるにもかかわらず、在室人数が0人となる事態を抑制できるので、より確実に対象部屋R1における在室者Hの在室または不在の判定ができる。
傾きメモリ12bの傾きが正である場合の在室人数の推定においては、初期CO2濃度メモリ12aのCO2濃度に対して、在室人数および人の呼吸量を様々に設定した上で、CO2濃度が推定され、その傾きが算出される。
まず、CO2濃度の傾きが正になった直後には(即ちS20:Noの場合)、初期CO2濃度メモリ12aには、傾きメモリ12bの傾きが正になる直前のCO2濃度が設定される。これにより、傾きが正になる以前の、対象部屋R1に対する在室者Hの入室および退出によるCO2濃度が在室人数の推定に影響しないので、傾きメモリ12bの傾きが正になった直後において、在室人数を正確に推定できる。
更に傾きメモリ12bの傾きが、傾き前回値メモリ12cよりも大きくなった場合(即ちS22:Yesの場合)は、初期CO2濃度メモリ12aに対して、傾きメモリ12bの傾きが大きくなる直前のCO2濃度が設定され、それに基づいて在室人数の推定が再実行される。傾きメモリ12bの傾きが大きくなったということは、対象部屋R1に対して更に在室者Hが入室し、CO2濃度の上昇幅が大きくなったと想定される。かかる場合に、傾きメモリ12bの傾きが大きくなる直前のCO2濃度に基づいて、在室人数の推定を再実行することで、変化したCO2濃度の上昇幅に基づいた在室人数の推定をすることができる。
以上より、傾きメモリ12bの傾きが正の場合、即ち対象部屋R1の在室者Hが増加していると想定される場合でも、対象部屋R1の在室の有無だけでなく、在室人数を推定できる。
S22の処理において、傾きメモリ12bの傾きが、傾き前回値メモリ12cの傾き以下である場合は(S22:No)、在室者Hが増加していないと判断できるので、S23,S24の処理をスキップする。S22,S25の処理の後、正フラグをオンにし(S26)、傾きメモリ12bの傾きが「負」であると判断されたかどうかを表す、負フラグをオフにする(S27)。そして、S27の処理の後、正時処理を終了して、図6のメイン処理に戻る。
図6のS3の処理において、傾きメモリ12bの傾きが「0付近」、即ち「安定区間」であると判断された場合は(S2:0付近)、CO2濃度データ11bから最新のCO2濃度を取得し、初期CO2濃度メモリ12aに保存する(S5)。
S5の処理の後、初期CO2濃度メモリ12aのCO2濃度の移動平均から、数式1のモデル式によってCO2濃度の濃度を推定し、安定時テーブル11dに保存する(S6)。具体的には、初期CO2濃度メモリ12aのCO2濃度の移動平均をCO2濃度の初期値(Cinit)とし、かかるCO2濃度の初期値と、在室人数および人の呼吸量とによって数式1のモデル式からCO2濃度(Croom)を推定し、推定されたCO2濃度を安定時テーブル11dに保存する。その際の各傾きに対する在室人数および人の呼吸量も、合わせて安定時テーブル11dに保存する。
そして、S6の処理の後、安定時テーブル11dにおける推定されたCO2濃度のうち、初期CO2濃度メモリ12aのCO2濃度の移動平均が属するものの在室人数および人の呼吸量を取得し、それぞれ在室人数メモリ12dおよび呼吸量メモリ12eに保存する(S7)。S7の処理の後、正フラグ及び負フラグを共にオフにする(S8,S9)。
傾きメモリ12bの傾きが0付近である場合の在室人数の推定においては、初期CO2濃度メモリ12aに対して、最新のCO2濃度が設定される。傾きメモリ12bの傾きが0付近である場合、CO2濃度に大きな変動はないが、CO2濃度が時間的に微小に増減する。そこで、初期CO2濃度メモリ12aに対して最新のCO2濃度が設定することで、CO2濃度の微小な増減を考慮した、正確な在室人数の推定ができる。
S3の処理において、傾きメモリ12bの傾きが「負」である、即ち負の区間と判断された場合は(S3:負)、負時処理(S10)を行う。図8を参照して、負時処理を説明する。
図8は、負時処理のフローチャートである。負時処理はまず、負フラグがオンかどうかを確認する(S40)。S40の処理において、負フラグがオンの場合は(S40:Yes)、傾きメモリ12bの傾きが、傾き前回値メモリ12cの傾きよりも小さいかを確認する(S41)。
傾きメモリ12bの傾きが、傾き前回値メモリ12cの傾きよりも小さい場合は(S41:Yes)、CO2濃度データ11bから、傾きメモリ12bの傾きが、傾き前回値メモリ12cの傾きよりも小さくなる直前のCO2濃度を取得して、初期CO2濃度メモリ12aに保存する(S42)。
負フラグがオンの場合は(S40:Yes)、更に傾きメモリ12bの傾きが「負」になる直前が、安定区間だったかを確認する(S43)。傾きメモリ12bの傾きが「負」になる直前が安定区間だった場合(S43:Yes)、CO2濃度データ11bから、傾きメモリ12bの傾きが0付近から「負」に切り替わる直前のCO2濃度を取得し、初期CO2濃度メモリ12aに保存する(S44)。
一方で、傾きメモリ12bの傾きが「負」になる直前が、安定区間ではない場合(S43:No)は、更に傾きメモリ12bの傾きが「負」になる直前が、正の区間であったかを確認する(S45)。S45の処理において、傾きメモリ12bの傾きが「負」になる直前が、正の区間であった場合は(S45:Yes)、CO2濃度データ11bから、傾きメモリ12bの傾きが負になる直前、即ち傾きメモリ12bの傾きが正から負に切り替わる直前のCO2濃度を取得し、初期CO2濃度メモリ12aに保存する(S46)。
S45の処理において、傾きメモリ12bの傾きが「負」になる直前が、正の区間でも安定区間でもない場合(S45:No)、CO2濃度データ11bから、最新のCO2濃度の移動平均を取得し(S47)、成人の平均的な呼吸量(例えば、0.000150(m3/s・人))を呼吸量メモリ12eに保存する(S48)。
S42,S44,S46,S48の処理の後、初期CO2濃度メモリ12aのCO2濃度の移動平均と、呼吸量メモリ12eの呼吸量とから、数式1のモデル式によってCO2濃度の傾きを推定し、負時テーブル11eに保存する(S49)。具体的には、初期CO2濃度メモリ12aのCO2濃度をCO2濃度の初期値(Cinit)とし、呼吸量メモリ12eの呼吸量を人の呼吸量(Vman)とし、これらと在室人数とによって数式1のモデル式から、CO2濃度(Croom)を推定し、推定されたCO2濃度と、CO2濃度の初期値との傾きを負時テーブル11eに保存する。その際の各傾きに対するCO2濃度の初期値および在室人数も、合わせて負時テーブル11eに保存する。
S49の処理の後、負時テーブル11eの傾きのうち、傾きメモリ12bの傾きが属するものの在室人数を取得し、在室人数メモリ12dに保存する(S50)。
傾きメモリ12bの傾きが負である場合の在室人数の推定においては、初期CO2濃度メモリ12aのCO2濃度に対して、在室人数を様々に設定した上で、CO2濃度が推定され、その傾きが算出される。その傾きの範囲のうち、傾きメモリ12bの傾きが属するものの在室人数が取得され、これによって在室人数が推定される。
S41:Yesの場合のように、傾きメモリ12bの傾きが負であり、更に傾きメモリ12bの傾きが傾き前回値メモリ12cの傾きよりも小さくなった場合は、対象部屋R1から在室者Hの退出し、在室人数が更に減少していることが想定される。かかる場合に、傾きメモリ12bの傾きが更に小さくなった時点でのCO2濃度に基づき、在室人数を再推定する。これにより、対象部屋R1からの在室者Hの退出によって、時々刻々と変化する対象部屋R1のCO2濃度に対応した精度の高い在室人数の推定ができる。
次に、S43〜S48においてモデル式に設定される在室人数および人の呼吸量について、図9を参照して説明する。図9(a)は、正の区間から安定区間を経て、負の区間となった場合の在室人数の推定を表す図であり、図9(b)は、正の区間を経て負の区間となった場合の、在室人数の推定を表す図である。図9(a),図9(b)には共に、横軸には時間、縦軸にはCO2センサ20で計測されたCO2濃度の移動平均が設定されている。
図9(a)においては、CO2濃度が、正の区間と安定区間とを経て、負の区間へ推移している。この場合は、図8におけるS43の処理において、傾きメモリ12bの傾きが「負」になる直前が安定区間だったと判断される(図8のS43:Yes)。かかる場合に、モデル式に設定する人の呼吸量(Vman)には、負の区間の直前の安定区間の時間t1において推定された人の呼吸量、即ち呼吸量メモリ12eの値が設定され、時間t1において推定された在室人数、即ち在室人数メモリ12dの値が設定される。
また、図9(b)においては、CO2濃度が、正の区間を経て、安定区間を経ずに負の区間へ推移している。この場合、図8におけるS45の処理において、傾きメモリ12bの傾きが「負」になる直前が正の区間だったと判断される(図8のS45:Yes)。この場合においても、モデル式に設定する人の呼吸量(Vman)には、負の区間の直前の正の区間の時間t2において推定された人の呼吸量、即ち呼吸量メモリ12eの値が設定され、在室人数の上限値には、時間t2において推定された在室人数、即ち在室人数メモリ12dの値が設定される。
このように、直前の正の区間または安定区間において推定された呼吸量および在室人数の上限値を、負の区間においても引き継ぐことで、過去の状態を加味したより正確な在室人数の推定をすることができる。また、在室人数の上限値が予め定まることで、モデル式の計算回数を最小限に抑えられるので、在室人数の推定を迅速に行うことができる。
一方で、負の区間になる前が正の区間でも、安定区間でもない場合、即ちメイン処理実行開始直後から、CO2濃度が減少している場合は(図8のS45:Noの場合)は、人の呼吸量として、成人の平均的な呼吸量を用い(図8のS48)、在室人数の上限値として、対象部屋R1の最大収容人数(例えば10人)の値が設定される。これにより、負の区間でメイン処理を実行し始めた場合でも、成人の平均的な呼吸量に基づいた在室人数が推定されるので、在室人数がされない事態を防止できる。
以上より、傾きメモリ12bの傾きが負の場合、即ち対象部屋R1の在室者Hが減少していると想定される場合でも、対象部屋R1の在室の有無だけでなく、在室人数を推定できる。
図8に戻る。S41の処理において、傾きメモリ12bの傾きが傾き前回値メモリ12c以上である場合は(S41:No)、S42,S49,S50の処理をスキップする。S41,S51の処理の後、正フラグをオフに、負フラグをオンにそれぞれ設定し(S51,S52)、負時処理を終了して図6のメイン処理に戻る。
図6のS4,S9,S10の処理の後、在室人数メモリ12dの値をLCD16に表示し(S11)、傾き前回値メモリ12cに傾きメモリ12bの傾きを設定する(S12)。S12の処理の後は、S1以下の処理を繰り返す。
以上、実施形態に基づき本発明を説明したが、本発明は上述した実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変更が可能であることは容易に推察できるものである。
上記実施形態では、負の区間の直前が正の区間や安定区間だった場合に、負の区間の在室人数の上限値を、直前の正の区間や安定区間の在室人数とした。しかし、必ずしもこれに限られるものではなく、負の区間の在室人数の上限値を、直前の正の区間や安定区間の在室人数よりも多く設定しても良いし、少なく設定しても良い。例えば、計測されるCO2濃度に応じて、在室人数の上限値を増減させれば良い。これによって、CO2濃度の傾きを推定するモデル式の計算量を必要最小限とすることができる。
上記実施形態では、正の区間において、在室人数を推定する際、正時テーブル11cから複数の在室人数が取得された場合、そのうちの多い方の人数を在室人数として推定した。しかし、必ずしもこれに限られるものではなく、正時テーブル11cから複数の在室人数が取得された場合、そのうちの少ない方の人数を在室人数として推定しても良い。
また、正時テーブル11cの傾きにおいて、重なり合う傾きの範囲に対する、傾きメモリ12bの傾きの位置を確認し、その位置がかかる範囲における中間点以上である場合は、多い方の人数を在室人数として推定し、中間点よりも小さい(低い)場合は、少ない方の人数を在室人数として推定しても良い。
上記実施形態では、図6のS3の処理において、傾きメモリ12bの値の範囲が0付近である場合に、安定区間であると判定した。しかし、必ずしもこれに限られるものではなく、傾きメモリ12bの値の範囲が0付近で、かつ最新のCO2濃度の移動平均が一定幅(例えば400ppm以上、500ppm以下)である場合に安定区間であると判定しても良い。また、最新のCO2濃度の移動平均が一定幅である場合にのみ、安定区間であると判定しても良い。
上記実施形態では、推定された在室人数をLCD16に表示した。しかし、推定された在室人数を出力する方法は、必ずしもこれに限られるものではなく、予め在室人数の下限値(例えば1人)を設定しておき、推定された在室人数が下限値を上回った場合、または下限値を下回った場合に、その旨をLCD16に表示しても良い。また、PC1にランプを接続し、推定された在室人数が上記の下限値を上回った場合にはランプを点灯させ、または下限値を下回った場合には、ランプを消灯させても良い。
また、PC1にスピーカを接続し、在室人数を音声で報知しても良い。更に推定された在室人数が上記の下限値を上回った場合、または下限値を下回った場合に、ブザー音を出力しても良い。かかる場合、出力するブザー音の音色は、下限値を上回った場合と下回った場合とで同一でも良いし、異なっていても良い。
上記実施形態では、PC1を、制御プログラム11aを利用可能な情報処理装置とした。しかし、必ずしもこれに限られるものではなく、例えば、携帯端末を、制御プログラム11aを利用可能な情報処理装置としても良い。また、制御プログラム11aをROM等に記憶し、制御プログラム11aのみを実行する専用装置に、本発明を適応するようにしても良い。かかる専用装置が「在室人数推定装置」とされる。
1 PC(在室人数推定装置、コンピュータ)
11a 制御プログラム(在室人数推定プログラム)
H 在室者
20 CO2センサ
S1 取得ステップ
S2 時間変化算出手段、傾き算出手段、時間変化算出ステップ、傾き算出ステップ
S3 安定区間判断手段
S7,S25 呼吸量推定手段、呼吸量推定ステップ
S7,S25,S50 人数推定手段、人数推定ステップ

Claims (8)

  1. 在室者一人単位時間当たりの呼吸量を推定する呼吸量推定手段と、
    室内の二酸化炭素ガス濃度を測定するCO2センサと、
    そのCO2センサにより測定された二酸化炭素ガス濃度の時間変化を算出する時間変化算出手段と、
    その時間変化算出手段により算出された二酸化炭素ガス濃度の時間変化について傾きを算出する傾き算出手段と、
    その傾き算出手段により算出された傾きが負である場合に、その傾きと、前記呼吸量推定手段により推定された在室者一人単位時間当たりの呼吸量とに基づいて在室人数を推定する人数推定手段とを備えていることを特徴とする在室人数推定装置。
  2. 前記人数推定手段は、前記傾き算出手段により算出された負の傾きが、前回算出された傾きより小さい場合に、前記在室人数の推定を再実行するものであることを特徴とする請求項1記載の在室人数推定装置。
  3. 前記CO2センサにより測定された二酸化炭素ガス濃度の移動平均が一定の幅に収まっている場合および/または前記時間変化算出手段により算出された二酸化炭素ガス濃度の時間変化が一定の幅に収まっている場合に、二酸化炭素ガス濃度に変化のない安定区間にあると判断する安定区間判断手段を備え、
    その安定区間判断手段により判断された安定区間において、前記呼吸量推定手段は、前記安定区間が一定時間以上継続した場合の二酸化炭素ガス濃度から前記在室者一人単位時間当たりの呼吸量を推定するものであることを特徴とする請求項1又は2に記載の在室人数推定装置。
  4. 前記呼吸量推定手段は、前記傾き算出手段により算出された傾きが正である場合に、その傾きから前記在室者一人単位時間当たりの呼吸量を推定するものであることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の在室人数推定装置。
  5. 前記CO2センサにより測定された二酸化炭素ガス濃度の移動平均が一定の幅に収まっている場合および/または前記時間変化算出手段により算出された二酸化炭素ガス濃度の時間変化が一定の幅に収まっている場合に、二酸化炭素ガス濃度に変化のない安定区間にあると判断する安定区間判断手段を備え、
    その安定区間判断手段により判断された安定区間において、前記人数推定手段は、前記安定区間が一定時間以上継続した場合の二酸化炭素ガス濃度から在室人数を推定するものであることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の在室人数推定装置。
  6. 前記人数推定手段は、前記傾き算出手段により算出された傾きが正である場合に、その傾きから在室人数を推定するものであることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の在室人数推定装置。
  7. 前記人数推定手段は、前記傾き算出手段により算出された正の傾きが、前回算出された傾きより大きい場合に、前記在室人数の推定を再実行するものであることを特徴とする請求項6記載の在室人数推定装置。
  8. 在室者一人単位時間当たりの呼吸量を推定する呼吸量推定ステップと、
    CO2センサが測定した室内の二酸化炭素ガス濃度を取得する取得ステップと
    その取得ステップにより取得された二酸化炭素ガス濃度の時間変化を算出する時間変化算出ステップと、
    その時間変化算出ステップにより算出された二酸化炭素ガス濃度の時間変化について傾きを算出する傾き算出ステップと、
    その傾き算出ステップにより算出された傾きが負である場合に、その傾きと、前記呼吸量推定ステップにより推定された在室者一人単位時間当たりの呼吸量とに基づいて在室人数を推定する人数推定ステップと、
    をコンピュータに実現させることを特徴とする在室人数推定プログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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