JP2020166591A - 在庫管理装置、在庫管理方法、在庫管理プログラム - Google Patents

在庫管理装置、在庫管理方法、在庫管理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】予製分についても在庫を適正に管理でき、利便性の高い在庫管理装置、在庫管理方法及び在庫管理プログラムを提供すること。【解決手段】医薬品の在庫を管理するための在庫管理装置であって、医薬品の入庫情報を取得する入庫情報取得部と、医薬品の出庫情報を取得する出庫情報取得部と、入庫情報取得部で取得される医薬品の入庫量と、出庫情報取得部で取得される医薬品の出庫量との数量の差分を医薬品の品目ごとに算出する差分算出部と、予製剤の予製計画に基づいて、予製剤の調整に必要な医薬品の品目ごとの数量を算出する予製用数量算出部と、差分算出部で算出された医薬品の品目ごとの数量を在庫量として記憶させる第1記憶制御部と、予製用数量算出部で算出された医薬品の品目ごとの数量を予製在庫量として記憶させる第2記憶制御部と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、在庫管理装置、在庫管理方法及び在庫管理プログラムに関し、特に、予製管理が可能な在庫管理装置、在庫管理方法、および在庫管理プログラムに関する。
医療機関はレセプト(診療報酬明細書)を支払機関(受診者が国民健康保険被保険者ならば国民健康保険団体連合会、それ以外の被保険者ならば都道府県の社会保険診療報酬支払基金)へ提出する事で、診療報酬を得ている。従来、明細書の作成には高度な専門知識と複雑な計算が必要であり、医療機関にとっては重い負担となっていたが、レセプトコンピュータ(以下、レセコンともいう)が登場し、始診療報酬点数を計算し、レセプトをオンラインで請求できるようになり、業務負担が大幅に改善されるようになった。
現在では、レセプトを提出するだけの機能に収まらなくなっており、調剤薬局における医薬品の在庫を管理する方法として、レセコンを用いた在庫管理方法が提案されている。しかしながら、従来のレセコンを用いた在庫管理方法では、予製について考慮されていないという問題があった。そこで、特許文献1に提案される発明では、新たに調製された予製剤に関するデータである予製剤調製データを受信する受信手段を備え、前記在庫データは、予製剤の在庫に関するデータである予製剤在庫データを有し、前記記憶手段は、予製剤の構成薬品に関するデータである予製剤構成データを記憶し、前記在庫データ算出手段は、前記受信手段により受信した前記予製剤調製データに基づいて前記在庫データの予製剤在庫データを加算し、前記予製剤調製データ及び前記予製剤構成データに基づいて予製剤を構成する構成薬品の在庫データを減算することが提案されている。
特開2008−293187号公報
しかしながら、特許文献1の提案では、予製分を考慮して医薬品の在庫を管理できるものの予製に使用した医薬品の入力を手動で行わなければならないなど非常に手間のかかるものであり、未だ改善の余地がある。
本発明は、上記課題を鑑みてなされたものであり、予製分についても在庫を適正に管理でき、利便性の高い在庫管理装置、在庫管理方法及び在庫管理プログラムを提供することを目的とする。
上記の課題を解決すべく、本発明の在庫管理装置は、医薬品の在庫を管理するための在庫管理装置であって、医薬品の入庫情報を取得する入庫情報取得部と、医薬品の出庫情報を取得する出庫情報取得部と、入庫情報取得部で取得される医薬品の入庫量と、出庫情報取得部で取得される医薬品の出庫量との数量の差分を医薬品の品目ごとに算出する差分算出部と、予製剤の予製計画に基づいて、予製剤の調整に必要な医薬品の品目ごとの数量を算出する予製用数量算出部と、差分算出部で算出された医薬品の品目ごとの数量を在庫量として記憶させる第1記憶制御部と、予製用数量算出部で算出された医薬品の品目ごとの数量を予製在庫量として記憶させる第2記憶制御部と、を備える。
本発明によれば、予製分についても在庫を適正に管理でき、利便性の高い在庫管理装置、在庫管理方法及び在庫管理プログラムを提供することができる。
実施形態に係る在庫管理システム1の概略構成図である。 実施形態に係るユーザ端末3の構成及び機能の一例を示す図である。 実施形態に係るユーザ端末4の構成及び機能の一例を示す図である。 実施形態に係る在庫管理サーバ5(在庫管理装置)の構成及び機能の一例を示す図である。 実施形態に係る在庫管理システム1の処理を示すフローチャート図である(入庫処理)。 実施形態に係る在庫管理システム1の処理を示すフローチャート図である(発注処理)。
以下、図面を参照して本発明の各実施形態を説明する。なお、以下の説明では、レセプトを作成するためのレセプトコンピュータが出力する調剤実績データを出庫情報として取得する例について説明する。しかし、入出庫情報を取得するための情報は調剤実績データだけに限られない。例えば、医薬品の包装に付された表示体(例えば、文字列、デザイン、GS1コード(例えば、GTIN(JANコード標準タイプ(GTIN−13)、JANコード短縮タイプ(GTIN−8)、北米地域で利用されるU.P.C.(GTIN−12)、集合包装用商品コード(GTIN−14)や合成シンボル、製造番号、使用期限などの情報を含む)を読み取り入出庫情報として利用しても良いし、ユーザが、入出庫情報を入力してもよい。また、その他、電子カルテ、電子お薬手帳などの他、店舗間移動や廃棄、医薬品の卸業者の納品データ(返品データを含む)など、外部のシステムから入出庫情報を取得するようにしてもよい。また、以下では、調剤薬局における在庫管理について説明するが、調剤薬局以外にも病院、診療所、介護老人保健施設、その他の医療を提供する施設など、医薬品を扱う全ての医療機関(医療法で定められた医療提供施設)において適用可能である。
[実施形態]
初めに、図1を参照して在庫管理システム1の構成について説明する。在庫管理システム1は、レセコン2(レセプトコンピュータ)、ユーザ端末3、ユーザ端末4及び在庫管理サーバ5(在庫管理装置)などを備える。レセコン2、ユーザ端末3及びユーザ端末4は、在庫管理サーバ5(在庫管理装置)とネットワーク6を介して通信可能に接続されている。なお、在庫管理システム1が具備するレセコン2、ユーザ端末3、ユーザ端末4、在庫管理サーバ5のそれぞれの数は任意である。ネットワーク6は、レセコン2、ユーザ端末3及びユーザ端末4が在庫管理サーバ5と通信できればよく、どのような通信網で構成されていてもかまわない。また、ネットワーク6は、図示しないWEBサイトと接続されており、在庫管理サーバ5は、ネットワーク6を介してWEBサイトへアクセスし、種々の情報を取得できるように構成されている。
(レセコン2)
レセコン2は、レセプト(診療報酬明細書)を作成するコンピュータであり、例えば、保険請求の為のレセプト作成、診療内容の入力、窓口会計(患者の支払い料金)の計算、処方箋の発行、処方使用量の管理、お薬手帳、薬剤情報の発行、領収書発行、明細型領収書発行などの機能を有する。レセプトには、患者情報及び処方内容が記載される。患者情報としては、例えば、診察日、保険者番号・保険証の記号番号、患者の名前、生年月日、性別、住所、医療機関、診療科、病名、診療日などの情報が記載され、処方内容としては、例えば、初診(再診)の回数および点数、指導の回数および点数、処方した医薬品の品目、用法および処方量(用量、数量)と点数、処置の回数および点数、検査の回数と点数、合計の請求点数(薬剤一部負担金額)などの情報が記載される。レセコン2は、これらの情報を調剤実績データ(出庫情報)として在庫管理サーバ5へ送信する。
(ユーザ端末3)
ユーザ端末3は、例えば、調剤薬局に勤務するユーザが利用する端末(例えば、スマートフォン、タブレット型PCなど)である。ユーザは、ユーザ端末3を利用して、店舗への医薬品の入出庫処理を行うことができる。ユーザ端末3に入力された医薬品の入庫情報は、調剤薬局の店舗の識別子(以下、店舗IDともいう)とともに在庫管理サーバ5へ送信される。ユーザ端末3の構成及び機能の詳細については後述する。なお、本実施形態では、ユーザ端末3が備えるカメラやバーコードリーダなどの装置(以下、撮像装置ともいう)で医薬品の包装に付された表示体を読み取ることで入出庫情報を入力してもよいし、ユーザが、ユーザ端末3の入力装置を操作して入出庫情報を入力するようにしてもよい。また、医薬品の卸業者の納品データを入庫データとしてもよい(返品データを含む)。この場合、外部より電子データとして提供される入出庫データを取り込むようにしてもよい。ユーザ端末3に入力された入庫情報は、在庫管理サーバ5へ送信される。ユーザ端末3の構成及び機能の詳細については後述する。
(ユーザ端末4)
ユーザ端末4は、ユーザが利用する端末であり、ユーザ端末4が配置された調剤薬局等の医薬品の在庫量などを確認するための端末として機能する。ユーザは、ユーザ端末4で医薬品の在庫量が適正であるかを確認することができ、ユーザ端末4の医薬品の在庫量が適正でない場合、ユーザ端末4にアラートが提示される。なお、本実施形態では、医薬品の在庫は、予製用の在庫量(以下、予製在庫量ともいう)を分別管理する。換言すると、医薬品の在庫量は、予製分の在庫を在庫から減算しないで在庫としてユーザに提示するが、内部的には予製分の在庫自体は分別管理を行っており、予製分を考慮して医薬品の発注を行う。また、ユーザは、ユーザ端末4を利用して、医薬品のうち予製を考慮しない品目の入力を行うことができる。
また、ユーザは、ユーザ端末4を操作して、店舗に必要な医薬品の品目ごとの在庫量(以下、適正在庫量ともいう)を入力することができる。また、ユーザは、ユーザ端末4を操作して、店舗情報(店舗名、住所、連絡先(電話番号、メールアドレスなど)など)を入力することができる。なお、本実施形態では、ユーザ端末3と、ユーザ端末4とを別の端末としているが、ユーザ端末3とユーザ端末4とを同一の端末としてもよい。ユーザ端末4の構成及び機能の詳細については後述する。
(在庫管理サーバ5)
在庫管理サーバ5は、調剤薬局等の各店舗の医薬品の在庫量を管理する。より具体的には、在庫管理サーバ5は、予製用の在庫量を分別管理する。また、在庫管理サーバ5は、実際にユーザが予製を行おうとしたときに、予製を行おうために必要な分の在庫があるか否かを判定し、予製を行うために必要な分の在庫がない場合、報知し必要分の発注を行う。また、在庫管理サーバ5は、予製分を除いた医薬品の品目ごとの在庫量が、適正在庫量の範囲内(適正在庫量との差異の上限と下限を個数で決めてもよいし、%できめてもよい)であるか否かを判定し、在庫管理サーバ5は、判定結果に応じて、アラートを報知する。例えば、在庫量が適正在庫量に対して不足している場合は、在庫量が不足していることを報知したり、不足分の発注を行う。なお、本実施形態では、店舗に必要な在庫量(適正在庫量)をユーザがユーザ端末4を利用して入力する構成となっているが、後述するように、在庫管理サーバ5が、ネットワーク6を介して、レセコン2から送信される調剤実績データから、予製用と予製以外の医薬品の適正在庫量を品目ごとに各々算出するようにしてもよい。
(ユーザ端末3の詳細)
図2(a)は、ユーザ端末3の構成の一例を示す図、図2(b)は、ユーザ端末3の機能の一例を示す図である。図2(a)に示すように、ユーザ端末3は、通信IF300A、記憶装置300B、入力装置300C、表示装置300D、撮像装置300E及びCPU300Fなどがバス(BUS)などを介して接続された構成を備える。
通信IF300Aは、他の装置(本実施形態では、在庫管理サーバ5)と通信するためのインターフェースである。記憶装置300Bは、例えば、HDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)などの半導体記憶装置である。記憶装置300Bには、店舗ID、在庫管理システム1に必要なプログラムなどが記憶されている。
店舗IDは、店舗ごとに異なる識別子であり、ユーザ端末3から送信される情報に付与される。これにより、在庫管理サーバ5は、受信した情報がどの店舗のユーザ端末3から送信されたものであるかを認識することができる。なお、店舗IDは、IP(Internet Protocol)アドレス、MAC(Media Access Control)アドレスなどを利用してもよく、在庫管理サーバ5が各ユーザ端末3に対して付与するようにしてもよい。
入力装置300Cは、例えば、タッチパネル、キーボード、マウスなどであり、ユーザは、入力装置300Cを操作して、必要な情報を入力したり、撮像装置300Eを利用して医薬品の包装に付された表示体を撮像したりすることができる。
表示装置300Dは、例えば、液晶モニタや有機ELモニタなどである。表示装置300Dは、在庫管理システム1の利用に必要な画面を表示する。
撮像装置300Eは、例えば、CCD(電荷結合素子)イメージセンサやCMOS(相補型MOS)イメージセンサ等の個体撮像素子やバーコードスキャナである。ユーザは、撮像装置300Eを利用して、販売対象である医薬品の包装体に付された表示体を撮像する。上述したように、この表示体には、GTINが含まれており、GTINには、事業者コード、商品アイテムコードなどの情報が含まれている。このため、表示体に含まれるGTINを読み取ることで、どの事業者のどの商品かがわかるようになっている。
また、GTINの特徴として、1つの取引単位に対して1つのGTINが設定される。例えば、2つの異なる商品(単品)や、ある商品の単品とケースのように取引単位として異なるものに、同一のGTINを設定することはできない。つまり、レセコン2から送信される調剤実績データでは、医薬品の品目が同じであれば、包装量の異なる商品であっても同じ識別番号が付与されているため、包装量の異なる商品まで在庫を管理することが難しいが、GTINを読み取り、レセコンから出力される調剤実績データと照合することで、医薬品の品目が同じであって包装量の異なる商品についても在庫の管理が可能となる。
CPU300Fは、ユーザ端末3を制御し、図示しないROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)を備えている。
図2(b)に示すように、ユーザ端末3は、記憶装置制御部301、入力受付部302、表示装置制御部303、撮像装置制御部304、コード読取部305、送信部306及び受信部307などの機能を有する。なお、図2(b)に示す機能は、ユーザ端末3のROM(不図示)に記憶されたプログラムをCPU300Fが実行することにより実現される。
記憶装置制御部301は、記憶装置300Bを制御する。具体的には、記憶装置制御部301は、記憶装置300Bを制御して情報の書き込みや読み出しを行う。
入力受付部302は、入力装置300Cでの入力操作を受け付ける。
表示装置制御部303は、表示装置300Dを制御する。具体的には、表示装置制御部303は、在庫管理システム1の利用に必要な画面などを表示装置300Dに表示させる。
撮像装置制御部304は、撮像装置300Eの撮像を制御する。
コード読取部305は、撮像装置300Eを利用して撮像された医薬品の包装体に付された表示体を読み取る。また、コード読取部305は、読み取った表示体の情報に、読み取った日時の情報を入出庫情報として付与する。
送信部306は、入力受付部302で受け付けられた情報などを在庫管理サーバ5へ送信する。また、送信部306は、コード読取部305で読み取られたGTINや使用期限、製造番号の情報及び読み取った日時の情報を入庫情報として在庫管理サーバ5へ送信する。なお、送信部306は、上記情報を送信する際に記憶装置300Bに記憶されている店舗IDを付与して在庫管理サーバ5へ送信する。
受信部307は、在庫管理サーバ5から送信される情報を受信する。
(ユーザ端末4の詳細)
図3(a)は、ユーザ端末4の構成の一例を示す図、図3(b)は、ユーザ端末4の機能の一例を示す図である。図3(a)に示すように、ユーザ端末4は、通信IF400A、記憶装置400B、入力装置400C、表示装置400D及びCPU400Eがバス(BUS)などを介して接続された構成を備える。
通信IF400Aは、他の装置(本実施形態では、在庫管理サーバ5)と通信するためのインターフェースである。記憶装置400Bは、例えば、HDDやSSDなどの半導体記憶装置である。記憶装置400Bには、店舗ID、在庫管理システム1に必要なプログラムなどが記憶されている。
入力装置400Cは、例えば、マウス、キーボード、タッチパネルなどであり、ユーザは、入力装置400Cを操作して、必要な情報を入力することができる。例えば、ユーザは、入力装置400Cを操作して、医薬品のうち予製を考慮しない品目の入力を行うことができる。また、ユーザは、ユーザは、入力装置400Cを操作して、店舗に必要な医薬品の品目ごとの適正在庫量を入力することができる。
表示装置400Dは、例えば、液晶モニタや有機ELモニタなどである。表示装置400Dは、在庫管理システム1の利用に必要な画面などを表示する。
CPU400Eは、ユーザ端末4を制御し、図示しないROM及びRAMを備えている。
図3(b)に示すように、ユーザ端末4は、記憶装置制御部401、入力受付部402、表示装置制御部403、送信部404及び受信部405などの機能を有する。なお、図3(b)に示す機能は、ユーザ端末4のROM(不図示)に記憶されたプログラムをCPU400Eが実行することにより実現される。
記憶装置制御部401は、記憶装置400Bを制御する。具体的には、記憶装置制御部401は、記憶装置400Bを制御して情報の書き込みや読み出しを行う。
入力受付部402は、入力装置400Cでの入力操作を受け付ける。入力受付部402は、例えば、ユーザが入力した予製を考慮しない医薬品の品目の情報、店舗に必要な医薬品の品目ごとの適正在庫量の情報などを受け付ける。
表示装置制御部403は、表示装置400Dを制御する。具体的には、表示装置制御部403は、在庫管理システム1の利用に必要な画面などを表示装置400Dに表示させる。
送信部404は、入力受付部402で受け付けられた情報などを在庫管理サーバ5へ送信する。なお、送信部404は、上記情報を送信する際に記憶装置400Bに記憶されている店舗IDを付与して在庫管理サーバ5へ送信する。
受信部405は、在庫管理サーバ5から送信される情報を受信する。
(在庫管理サーバ5の詳細)
図4(a)は、在庫管理サーバ5の構成の一例を示す図、図4(b)は、在庫管理サーバ5の機能の一例を示す図である。図4(a)に示すように、在庫管理サーバ5は、通信IF500A、記憶装置500B及びCPU500Cがバス(BUS)などを介して接続された構成を備える。また、在庫管理サーバ5は、図示しないRTCを備え、日時を計測する。
通信IF500Aは、他の装置(本実施形態では、レセコン2、ユーザ端末3及びユーザ端末4)と通信するためのインターフェースである。
記憶装置500Bは、例えば、HDDやSSDなどの半導体記憶装置である。記憶装置500Bには、店舗情報(店舗名、住所、連絡先など)、入庫情報、出庫情報、在庫情報、適正在庫量などの情報が店舗ごとに店舗IDに関連付けて記憶されている。また、記憶装置500Bには、予製剤の種類ごとに、必要となる医薬品の品目及び数量が関連付けて格納されたデータベースが記憶されている。また、記憶装置500Bには、サーバID、在庫管理プログラムなどが記憶されている。
ここで、在庫情報は、医薬品の品目ごとの在庫量であり、本実施形態では、予製分の医薬品の品目ごとの在庫量(予製在庫量)が分別された状態で記憶装置500Bに記憶されている。また、適正在庫量は、ユーザがユーザ端末4を操作して入力した店舗に必要な医薬品の品目ごとの適正な在庫量である。なお、店舗情報、入庫情報、出庫情報については既に説明したため重複する説明を省略する。
CPU500Cは、在庫管理サーバ5を制御し、図示しないROM及びRAMを備えている。
図4(b)に示すように、在庫管理サーバ5は、受信部501、入庫情報取得部502、出庫情報取得部503、受付部504(第1,第2受付部)、判定部512、アラート報知部513、記憶装置制御部514、発注部515、送信部516、差分算出部517、予製用数量算出部518、予製計画生成部519及び減算部520などの機能を有する。なお、図4(b)に示す機能は、ユーザ端末3のROM(不図示)に記憶された在庫管理プログラムをCPU500Cが実行することにより実現される。
受信部501は、レセコン2、ユーザ端末3及びユーザ端末4から送信される情報を受信する。
入庫情報取得部502は、受信部501で受信した情報から、ユーザ端末3から送信された入庫情報を取得する。取得された入庫情報は、店舗IDに関連付けて記憶装置制御部514により記憶装置500Bに記憶される。
出庫情報取得部503は、受信部501で受信した情報から、レセコン2から送信された出庫情報を取得する。取得された出庫情報は、店舗IDに関連付けて記憶装置制御部514により記憶装置500Bに記憶される。
受付部504(第2受付部)は、受信部501で受信した情報から、医薬品のうち予製を考慮しない品目の情報を受け付ける。
差分算出部517は、入庫情報取得部502で取得される医薬品の入庫量と、出庫情報取得部503で取得される医薬品の出庫量との数量の差分を医薬品の品目ごとに算出する。
予製用数量算出部518は、予製計画生成部519で生成される予製剤の予製計画に基づいて、予製剤の調整に必要な医薬品の品目ごとの数量を算出する。予製用数量算出部518は、予製剤の調整に必要な医薬品の品目ごとの数量を算出する際、記憶装置500Bに記憶されている、予製剤の種類ごとに必要となる医薬品の品目及び数量が関連付けて格納されたデータベースを参照して、予製剤の調整に必要な医薬品の品目ごとの数量を算出する。
予製計画生成部519は、患者の来局予定又は医薬品のうち使用頻度が所定値を超える医薬品の調剤履歴に基づいて予製計画を生成する。
(1)患者の来局予定から予製計画を生成する場合、予製計画生成部519は、調剤実績データに含まれる日付情報、患者情報、及び患者への医薬品の品目ごとの処方量の情報から、患者の来局間隔と該患者への予製剤の処方量との関係を学習する。次いで、予製計画生成部519は、学習した患者の来局間隔と該患者への予製剤の処方量との関係との関係に基づいて、患者の来局予定及び必要な予製剤の分量を予想する。次いで、予製計画生成部519は、予想した来局予定及び必要な予製剤の分量から、いつまでにどれだけの予製剤が必要であるかの予製計画を生成する。
(2)医薬品のうち使用頻度が所定値を超える医薬品の調剤履歴に基づいて予製計画を生成する場合、予製計画生成部519は、調剤実績データに含まれる日付情報及び医薬品の品目ごとの処方量の情報から、予製剤の処方量と間隔(日付)との関係を学習する。次いで、予製計画生成部519は、学習した予製剤の処方量と間隔(日付)との関係に基づいて、必要な予製剤の分量と時期を予想する。次いで、予製計画生成部519は、必要な予製剤の分量と時期から、いつまでにどれだけの予製剤が必要であるかの予製計画を生成する。
本実施形態では、予製計画生成部519が患者の来局予定又は医薬品のうち使用頻度が所定値を超える医薬品の調剤履歴に基づいて予製計画を生成しているが、ネットワーク6を介して在庫管理サーバ5に接続された外部機器で生成された予製計画を利用する構成としてもよい。この場合、前記外部機器から送信される予製計画を、在庫管理サーバ5の受付部504(第1受付部)で受け付けて該予製計画を利用することで、ユーザが予製計画を手動で作成してユーザ端末4へ入力する必要がなくなり、利便性が向上する。また、予製用数量算出部518は、予製計画生成部519で生成される予製剤の予製計画の代わりに、ユーザがユーザ端末4を操作して入力した予製計画を利用する構成としてもよい。
減算部520は、差分算出部で算出された医薬品の品目ごとの数量から、予製用数量算出部518で算出された医薬品の品目ごとの数量を減算する。
判定部512は、予製計画に基づいて予製を行う場合に予製分の医薬品の在庫があるか否かを判定する。また、判定部512は、予製分を除いた医薬品の品目ごとの在庫量が適正在庫量の範囲内であるか否かを判定する。より具体的には、判定部512は、予製分を除いた医薬品の品目ごとの在庫量が適正在庫量算出部509で算出された適正在庫量の範囲内であるか(適正在庫量の上限及び下限の範囲内であるか)を判定する。判定部512は、所定の周期で上記判定を行う。
アラート報知部513は、判定部512での判定結果に応じてアラートを報知する。具体的には、判定部512での判定結果が、適正在庫量の範囲内(適正在庫量の上限及び下限の範囲内)でない場合、その旨をアラートとして該当する店舗のユーザ端末4へ送信するように送信部516へ指示する。
例えば、アラート報知部513は、判定部512での判定結果が、予製分の在庫がない場合や、医薬品の品目ごとの予製分を除いた在庫量が適正在庫量の範囲未満である場合、在庫が足りない旨(例えば、「品目○○の在庫量が、○○錠だけ適正在庫量を下回っていましたので、発注しました。」)のアラートを該当する店舗のユーザ端末4へ送信するように送信部516へ指示する。
また、アラート報知部513は、判定部512での判定結果が、各店舗に在庫されている医薬品の使用期限までの期間が所定期間内である場合、その旨をアラートとして該当する店舗のユーザ端末4へ送信するように送信部516へ指示するようにしてもよい。なお、予め登録された連絡先(例えば、メールアドレス等)にもアラートを送信するようにしてもよい。
記憶装置制御部514は、記憶装置500Bを制御する。具体的には、記憶装置制御部514は、記憶装置500Bを制御して情報の書き込みや読み出しを行う。例えば、記憶装置制御部514は、差分算出部517で算出された医薬品の品目ごとの数量を在庫量として記憶させる第1記憶制御部、予製用数量算出部518で算出された医薬品の品目ごとの数量を予製在庫量として記憶させる第2記憶制御部として機能する。
発注部515は、判定部512での判定結果が、判定部512での判定結果が、予製分の在庫がない場合や、医薬品の品目ごとの予製分を除いた在庫量が適正在庫量の範囲未満である場合、予製分を考慮して適正在庫量を下回った品目の医薬品を適正在庫量の上限となるまで発注する発注情報を医薬品の卸業者の端末へ送信するように送信部516へ指示する。また、発注部515は、予製用数量算出部518で算出された医薬品の品目ごとの数量を発注する発注情報を医薬品の卸業者の端末へ送信するように送信部516へ指示する。また、発注部515は、医薬品の卸業者の端末以外に、近隣の調剤薬局等の端末(例えば、ユーザ端末4)に対して発注情報を送信するように送信部516へ指示するようにしてもよい。なお、発注量は、予め医薬品の品目ごとに決めておいてもよい。
送信部516は、算出された各店舗における品目ごとの医薬品の在庫量、アラート報知部513によるアラートを該当するユーザ端末4へ送信する。また、送信部516は、発注部515による医薬品の発注情報を医薬品の卸業者の端末や近隣の調剤薬局等の端末(例えば、ユーザ端末4)へ送信する。
(在庫管理システム1の処理)
以下、図5及び図6を参照して、在庫管理システム1の処理について説明する。
(入庫処理)
初めに、在庫管理システム1の入庫処理について図5を参照して説明する。
(ステップS101)
ユーザは、ユーザ端末3を利用して、入庫した医薬品の包装体を読み取る。具体的には、ユーザ端末3の撮像装置300Eを入庫した医薬品の包装体にかざし、入力装置300Cを操作して包装体に印字又は貼付された表示体を撮像する。ユーザによる撮像操作は入力受付部302で受け付けられ、撮像装置制御部304は、入力受付部302で受け付けられた撮像操作に基づいて、撮像装置300Eを制御して撮影を行う。記憶装置制御部301は、撮影された画像(撮影画像)を記憶装置300Bへ記憶する。
(ステップS102)
ユーザ端末3のコード読取部305は、記憶装置300Bへ記憶された表示体の撮影画像から包装体に収納されている医薬品の品目(薬品名、メーカ名、製造番号など)を読み取る。
(ステップS103)
ユーザ端末3のコード読取部305は、記憶装置300Bへ記憶された表示体の撮影画像から包装体に収納されている医薬品の使用期限を取得する。
(ステップS104)
ユーザ端末3は、撮影回数に基づいて、各医薬品の入庫個数を取得する。なお、ユーザが入力した個数を取得するようにしてもよい。
(ステップS105)
ユーザ端末3の送信部306は、取得した医薬品の品目と個数、製造番号及び使用期限などの入庫情報に店舗IDを付して在庫管理サーバ5へ送信する。なお、ステップS101からS104に代えて手作業で入庫情報を作成するほか、医薬品の卸業者などから電子データとして提供される入庫情報を取得するなどしてもよい。
(ステップS106)
在庫管理サーバ5の受信部501は、ユーザ端末3から送信される入庫情報及び店舗IDを受信する。在庫管理サーバ5の記憶装置制御部514は、受信部501で受信した入庫記録を店舗IDに関連付けて記憶装置500Bへ記憶する。
(発注処理)
次に、在庫管理システム1の発注処理について図6を参照して説明する。なお、図6に示す発注処理は、定期的及び/又は不定期(例えば、新たな入庫情報や出庫情報が取得された際や、受付部504で情報が受け付けられた際など)に実行される。
(ステップS201)
差分算出部517は、入庫情報取得部502で取得される医薬品の入庫量と、出庫情報取得部503で取得される医薬品の出庫量との数量の差分を医薬品の品目ごとに算出する。なお、記憶装置制御部514は、差分算出部517で算出された医薬品の品目ごとの数量を在庫量として記憶装置500Bに記憶させる。
(ステップS202)
予製計画生成部519は、患者の来局予定又は医薬品のうち使用頻度が所定値を超える医薬品の調剤履歴に基づいて予製計画を生成する。なお、予製計画生成部519による予製計画の生成については、既に説明したので重複する説明を省略する。
(ステップS203)
予製用数量算出部518は、予製剤の予製計画に基づいて、予製剤の調整に必要な医薬品の品目ごとの数量を算出する。
(ステップS204)
判定部512は、予製用数量算出部518で算出された予製剤の調整に必要な医薬品の品目ごとの数量分の在庫があるか否かを判定する。判定部512は、予製剤の調整に必要な医薬品の品目ごとの数量分の在庫があると判定した場合(YES)、ステップS205の処理へ移行する。また、判定部512は、予製剤の調整に必要な医薬品の品目ごとの数量分の在庫がないと判定した場合(NO)、ステップS207の処理へ移行する。
(ステップS205)
ステップS204のYESの場合、記憶装置制御部514は、予製分を分部管理するために、予製用数量算出部518で算出された医薬品の品目ごとの数量を予製在庫量として記憶装置500Bに記憶させる。
(ステップS206)
判定部512は、予製分を除いた医薬品の品目ごとの在庫量が適正在庫量の範囲内であるか否かを判定する。より具体的には、判定部512は、減算部520で減算された後の在庫量が適正在庫量の範囲内であるか否かを判定する。判定部512は、予製分を除いた医薬品の品目ごとの在庫量が適正在庫量の範囲内であると判定した場合(YES)、発注処理を終了する。また、判定部512は、予製分を除いた医薬品の品目ごとの在庫量が適正在庫量の範囲内でないと判定した場合(NO)、ステップS207の処理へ移行する。
(ステップS207)
ステップS204又はステップS207のNOの場合、発注部515は、足りない分の医薬品を発注する。なお、発注部515による医薬品の発注については、既に説明したので重複する説明を省略する。なお、医薬品の卸業者の端末以外に、近隣の調剤薬局の端末(例えば、ユーザ端末4)に対して発注情報を送信するようにしてもよい。
(ステップS208)
アラート報知部513は、在庫が足りない旨(例えば、「品目○○の在庫量が、○○錠だけ適正在庫量を下回っていましたので、発注しました。」)のアラートを該当する店舗のユーザ端末4へ送信するように送信部516へ指示する。このアラートは、ユーザ端末4の受信部405で受信され、表示装置制御部403により表示装置400Dに表示される。なお、予め登録された連絡先(例えば、メールアドレス等)にもアラートを送信するようにしてもよい。
以上のように、在庫管理サーバ5は、調剤薬局等における医薬品の在庫を管理するための在庫管理装置である。在庫管理サーバ5は、医薬品の入庫情報を取得する入庫情報取得部502と、医薬品の出庫情報を取得する出庫情報取得部503と、入庫情報取得部502で取得される医薬品の入庫量と、出庫情報取得部503で取得される医薬品の出庫量との数量の差分を医薬品の品目ごとに算出する差分算出部517と、予製剤の予製計画に基づいて、予製剤の調整に必要な医薬品の品目ごとの数量を算出する予製用数量算出部518と、差分算出部517で算出された医薬品の品目ごとの数量を在庫量として記憶させる記憶装置制御部514(第1記憶制御部)と、予製用数量算出部518で算出された前記医薬品の品目ごとの数量を予製在庫量として記憶させる記憶装置制御部514(第2記憶制御部)と、を備えている。このため、予製用の医薬品の在庫を分別管理することができる。この結果、予製分についても医薬品の在庫を適正に管理でき、利便性が向上する。
また、在庫管理サーバ5の予製用数量算出部518は、予製剤の種類ごとに、必要となる医薬品の品目及び数量が関連付けて格納された記憶装置500B(データベース)を参照して、予製剤の調整に必要な前記医薬品の品目ごとの数量を算出する。このため、記憶装置500B(データベース)に格納された医薬品の品目及び数量を変更することで容易に予製剤の種類を増やしたり、予製剤の調整に必要な医薬品の品目及び数量を変更することができる。
また、在庫管理サーバ5は、患者の来局予定から予製計画を生成する予製計画生成部519(第1予製計画生成部)を備えている。このため、ユーザが予製計画を手動で作成してユーザ端末4へ入力する必要がなく、利便性が向上する。
また、在庫管理サーバ5は、医薬品のうち使用頻度が所定値を超える医薬品の調剤履歴に基づいて、予製計画を生成する予製計画生成部519(第2予製計画生成部)を備えている。このため、ユーザが予製計画を手動で作成して、ユーザ端末4へ入力する必要がなく利便性が向上する。
また、在庫管理サーバ5は、予製用数量算出部518で算出された医薬品の品目ごとの数量を発注する発注部515を備えている。このため、予製分の医薬品の発注が確実にされるため利便性が向上する。
また、在庫管理サーバ5は、医薬品の品目を受け付ける受付部504(第2受付部)を備え、予製用数量算出部518は、医薬品のうち受付部で受け付けられた品目について、予製剤の調整に必要な医薬品の品目ごとの数量を算出しない。予製に関係しない医薬品の品目を予め除いておくことにより、演算処理に必要な情報を低減することができる。
[実施形態の変形例]
なお、上記実施形態では、店舗に必要な在庫量(適正在庫量)をユーザがユーザ端末4を利用して入力する構成となっているが、在庫管理サーバ5が、ネットワーク6を介して、レセコン2から送信される調剤実績データから、医薬品の品目ごとの出庫の推移を学習する学習部と、学習部での学習結果に応じて医薬品の品目ごとの需要を予測する需要予測部と、需要予測部で予測した医薬品の品目ごとの需要に応じて、医薬品の適正な在庫量(以下、適正在庫量ともいう)を品目ごとに算出する適正在庫量算出部とを備えるようにしてもよい。
この場合、在庫管理サーバ5の判定部512は、予製分を除いた在庫量が適正在庫量算出部で算出された適正在庫量の範囲内であるか否かを判定し、アラート報知部513は、判定部512での判定結果が、在庫量算出部510で算出された医薬品の品目ごとの在庫量が適正在庫量算出部509で算出された適正在庫量の範囲内でない場合、その旨をアラートとして該当する店舗のユーザ端末4へ送信するように送信部516へ指示する。
また、判定部512での判定結果が、予製分を除いた在庫量が適正在庫量算出部で算出された適正在庫量の範囲未満である場合、アラート報知部513は、在庫が足りない旨(例えば、「品目○○の在庫量が、○○錠だけ適正在庫量を下回っていましたので、発注しました。」)のアラートを該当する店舗のユーザ端末4へ送信するように送信部516へ指示する。発注部515は、判定部512での判定結果が、在庫量算出部510で算出された医薬品の品目ごとの在庫量が適正在庫量算出部509で算出された適正在庫量を下回る場合、適正在庫量を下回った品目の医薬品を適正在庫量の上限となるまで発注する発注情報を医薬品の卸業者の端末へ送信するように送信部516へ指示する。
また、在庫管理サーバ5に予製計画に必要な医薬品の発注をリコメンドする第1通知部を備えるようにしてもよい。第1通知部を備え、予製用数量算出部518で算出された医薬品の品目ごとの数量を発注することをリコメンドすることにより、予製分の医薬品についても、発注を忘れることがなく利便性が向上する。なお、リコメンドの通知から一定期間が過ぎても、ユーザにより発注処理が行われない場合は、発注部515が予製計画に必要な医薬品を発注するようにしてもよい。具体的には、発注部515は、予製用数量算出部518で算出された医薬品の品目ごとの数量を発注する発注情報を医薬品の卸業者の端末へ送信するように送信部516へ指示し、送信部516は、発注部515による医薬品の発注情報を医薬品の卸業者の端末へ送信する。また、予製計画に基づいて、予製剤を準備(調整)することをリコメンドする第2通知部を備えるようにしてもよい。この場合、第2通知部は、予製計画に含まれる予製剤が必要な日時まで、例えば、予め設定された期間前に上記リコメンドを行う。また、第2通知部がリコメンドを通知する時期を予製剤の調整量に応じて変化させてもよい。例えば、予製剤の調整量が多い時には、上記リコメンドの通知時期を設定よりも早くし、予製剤の調整量が少ない時には、上記リコメンドの通知時期を設定よりも遅くするようにしてもよい。
また、在庫管理サーバ5に調剤薬局、医療機関及び医薬品の卸業者の少なくとも1以上の休日情報を取得する休日情報取得部を備えるようにし、予製計画生成部519は、休日情報取得部で取得される休日情報に基づいて、予製計画を生成するようにしてもよい。これにより、調剤薬局等及び医薬品の卸業者の少なくとも一方の休日を考慮して、予製計画を生成することができ、利便性が向上する。なお、休日情報は、ユーザがユーザ端末4へ入力したものを利用するようにしてもよい。
[その他の実施形態]
上記実施形態及び変形例では、入庫情報として、ユーザ端末3の撮像装置で医薬品に付された表示体を読み取った情報を利用しているが、店舗の店員がユーザ端末3の入力装置300Cを操作して入庫情報を入力する構成としてもよい。また、出庫情報として、レセコン2から出力される調剤実績データを利用しているが、店舗の店員がユーザ端末3の入力装置300Cを操作して出庫情報を入力する構成としてもよい。また、電子カルテ、電子お薬手帳などの他、店舗間移動や廃棄、医薬品の卸業者の納品データ(返品データを含む)など、外部のシステムから入出庫情報を取得するようにしてもよい。また、上記実施形態では、調剤薬局における需要予測及び在庫管理について説明したが、調剤薬局以外にも病院、診療所、介護老人保健施設、その他の医療を提供する施設など、医薬品を扱う全ての医療機関(医療法で定められた医療提供施設)において適用可能である。
以上説明したように、本発明によれば、在庫を適正に管理することのできる在庫管理装置、在庫管理方法及び在庫管理プログラムを提供することができる。
1 在庫管理システム
2 レセコン(レセプトコンピュータ)
3 ユーザ端末
300A 通信IF
300B 記憶装置
300C 入力装置
300D 表示装置
300E 撮像装置
300F CPU
301 記憶装置制御部
302 入力受付部
303 表示装置制御部
304 撮像装置制御部
305 コード読取部
306 送信部
307 受信部
4 ユーザ端末
400A 通信IF
400B 記憶装置
400C 入力装置
400D 表示装置
400F CPU
401 記憶装置制御部
402 入力受付部
403 表示装置制御部
404 送信部
405 受信部
5 在庫管理サーバ(在庫管理装置)
500A 通信IF
500B 記憶装置
500C CPU
501 受信部
502 入庫情報取得部
503 出庫情報取得部
504 受付部(第1,第2受付部)
512 判定部(第1,第2判定部)
513 アラート報知部
514 記憶装置制御部
515 発注部
516 送信部
517 差分算出部
518 予製用数量算出部
519 予製計画生成部
520 減算部
6 ネットワーク

Claims (13)

  1. 医薬品の在庫を管理するための在庫管理装置であって、
    前記医薬品の入庫情報を取得する入庫情報取得部と、
    前記医薬品の出庫情報を取得する出庫情報取得部と、
    前記入庫情報取得部で取得される前記医薬品の入庫量と、前記出庫情報取得部で取得される前記医薬品の出庫量との数量の差分を前記医薬品の品目ごとに算出する差分算出部と、
    予製剤の予製計画に基づいて、前記予製剤の調整に必要な前記医薬品の品目ごとの数量を算出する予製用数量算出部と、
    前記差分算出部で算出された医薬品の品目ごとの数量を在庫量として記憶させる第1記憶制御部と、
    前記予製用数量算出部で算出された前記医薬品の品目ごとの数量を予製在庫量として記憶させる第2記憶制御部と、
    を備えることを特徴とする在庫管理装置。
  2. 前記予製用数量算出部は、
    予製剤の種類ごとに、必要となる医薬品の品目及び数量が関連付けて格納されたデータベースを参照して、前記予製剤の調整に必要な前記医薬品の品目ごとの数量を算出することを特徴とする請求項1に記載の在庫管理装置。
  3. 前記患者の来局予定から前記予製計画を生成する第1予製計画生成部を備えることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の在庫管理装置。
  4. 前記医薬品のうち使用頻度が所定値を超える医薬品の調剤履歴に基づいて、前記予製計画を生成する第2予製計画生成部を備えることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の在庫管理装置。
  5. 前記患者の来局予定から生成された前記予製計画又は前記医薬品のうち使用頻度が所定値を超える医薬品の調剤履歴に基づいて生成された前記予製計画を受け付ける第1受付部を備えることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の在庫管理装置。
  6. 前記予製計画に必要な前記医薬品の発注をリコメンドする第1通知部を備え、
    前記第1通知部は、
    前記予製用数量算出部で算出された前記医薬品の品目ごとの数量を発注することをリコメンドすることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の在庫管理装置。
  7. 前記予製計画に基づいて、前記予製剤の準備をリコメンドする第2通知部を備えることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の在庫管理装置。
  8. 前記予製用数量算出部で算出された前記医薬品の品目ごとの数量を発注する発注部を備えることを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の在庫管理装置。
  9. 調剤薬局、医療機関及び医薬品の卸業者の少なくとも1以上の休日情報を取得する休日情報取得部を備え、
    前記第1予製計画生成部は、
    前記休日情報取得部で取得される前記休日情報に基づいて、前記予製計画を生成することを特徴とする請求項3に記載の在庫管理装置。
  10. 調剤薬局、医療機関及び医薬品の卸業者の少なくとも1以上の休日情報を取得する休日情報取得部を備え、
    前記第2予製計画生成部は、
    前記休日情報取得部で取得される前記休日情報に基づいて、前記予製計画を生成することを特徴とする請求項4に記載の在庫管理装置。
  11. 前記医薬品の品目を受け付ける第2受付部を備え、
    前記予製用数量算出部は、
    前記医薬品のうち前記第2受付部で受け付けられた品目について、前記予製剤の調整に必要な前記医薬品の品目ごとの数量を算出しないことを特徴とする請求項1乃至請求項10のいずれかに記載の在庫管理装置。
  12. 医薬品の在庫を管理するための在庫管理方法であって、
    入庫情報取得部が、前記医薬品の入庫情報を取得する工程と、
    出庫情報取得部が、前記医薬品の出庫情報を取得する工程と、
    差分算出部が、前記入庫情報取得部で取得される前記医薬品の入庫量と、前記出庫情報取得部で取得される前記医薬品の出庫量との数量の差分を前記医薬品の品目ごとに算出する工程と、
    予製用数量算出部が、予製剤の予製計画に基づいて、前記予製剤の調整に必要な前記医薬品の品目ごとの数量を算出する工程と、
    第1記憶制御部が、前記差分算出部で算出された医薬品の品目ごとの数量を在庫量として記憶させる工程と、
    第2記憶制御部が、前記予製用数量算出部で算出された前記医薬品の品目ごとの数量を予製在庫量として記憶させる工程と、
    を有することを特徴とする在庫管理方法。
  13. 医薬品の在庫を管理するための在庫管理プログラムであって、
    コンピュータを、
    前記医薬品の入庫情報を取得する入庫情報取得部、
    前記医薬品の出庫情報を取得する出庫情報取得部、
    前記入庫情報取得部で取得される前記医薬品の入庫量と、前記出庫情報取得部で取得される前記医薬品の出庫量との数量の差分を前記医薬品の品目ごとに算出する差分算出部、
    予製剤の予製計画に基づいて、前記予製剤の調整に必要な前記医薬品の品目ごとの数量を算出する予製用数量算出部、
    前記差分算出部で算出された医薬品の品目ごとの数量を在庫量として記憶させる第1記憶制御部、
    前記予製用数量算出部で算出された前記医薬品の品目ごとの数量を予製在庫量として記憶させる第2記憶制御部、
    として機能させることを特徴とする在庫管理プログラム。


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